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Red Hot Chili Peppersの魂に触れる旅!LA聖地巡礼完全ガイド2024

世界中を熱狂の渦に巻き込む唯一無二のロックバンド、Red Hot Chili Peppers。彼らの音楽は、ファンクとロックが激しく交錯するサウンドだけでなく、カリフォルニアの太陽と、時にその裏に潜む影を映し出すリリックによって、私たちの心を掴んで離しません。その詩の世界、サウンドの源流は、彼らが生まれ育ち、今なお活動の拠点とする街、ロサンゼルス(LA)に深く根差しています。この記事では、レッチリの魂が宿る街LAを巡り、彼らの音楽が生まれた場所、インスピレーションの源となった風景を辿る「聖地巡礼」の旅を、徹底的にガイドします。30代、小学生の子供二人を育てる父親である私の視点から、家族連れでも楽しめるプランニングのコツや実践的な情報もふんだんに盛り込みました。単なる観光では味わえない、音楽と人生が交差する特別な旅へ、さあ、一緒に出かけましょう。

LAでの音楽の旅に加えて、映画ファンなら『ラ・ラ・ランド』のロケ地巡りも夢を追う感動的な体験となるでしょう。

目次

なぜLAなのか?レッチリと天使の街の深い関係

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Red Hot Chili Peppersを語るうえで、ロサンゼルスという街を無視することはできません。彼らはこの都市で結成され、そのエネルギーを吸収しながら音楽に昇華させてきました。アンソニー・キーディスの自伝『スカ―・ティッシュ』を読むと、70年代から80年代にかけてのハリウッドの猥雑で危険ながらも創造性に満ちあふれた空気が、彼らの人格形成にどれほど大きな影響を与えたのかがひしひしと伝わってきます。

彼らの楽曲には、LAの地名が頻繁に登場します。たとえば、『Californication』はタイトルが象徴するように、カリフォルニアという土地にまつわる夢や虚構を歌い上げていますし、『Under the Bridge』では、孤独や絶望の中で見出したLAへの絆が描かれています。「Sometimes I feel like my only friend is the city I live in, the city of angels(時に感じるんだ、俺の唯一の友は俺の住むこの街、天使の街だけだ)」という非常に有名なフレーズは、アンソニーがドラッグ依存に苦しんでいた時期の孤独感を表現している一方で、この街に対する深い愛情の裏返しでもあります。この曲のインスピレーションの源となった場所を訪れることも、多くのファンにとって重要な巡礼のひとつです。

さらに、彼らのサウンド自体もLAの多様な文化を色濃く反映しています。ハリウッドのパンクシーンやサウス・セントラルのファンク、ヒップホップ、そしてベニスビーチのスケーターカルチャー。人種や文化が入り混じるメルティング・ポットであるLAだからこそ、彼らのジャンルを超えた音楽は生まれたのです。この街特有の乾いた空気や抜けるような青空、時に暴力的なまでの混沌さ。そのすべてがRed Hot Chili Peppersの音楽に溶け込んでいます。聖地巡礼とは、単にゆかりの地を訪れるだけでなく、彼らが直に感じ取ったLAの空気を肌で感じ、その音楽が生まれた背景を五感で味わう旅でもあるのです。

聖地巡礼プランニング:旅の準備と心構え

壮大な聖地巡礼の旅も、まずは綿密な準備が不可欠です。特に海外、しかも広大なロサンゼルスを巡る場合は、計画が旅の成功を大きく左右するといっても過言ではありません。ここでは、航空券の予約から現地での移動手段まで、具体的で実践的な準備の手順を詳しくご紹介します。

LAへのフライトと宿泊先の選び方

旅のスタートは、日本からロサンゼルスへの航空券を予約することです。航空券の料金は時期によって大きく変動します。特に夏休みや年末年始といった繁忙期は高額になりやすいため、可能であれば春(3月~5月)や秋(9月~11月)といったショルダーシーズンを狙うのがおすすめです。この時期は気候も穏やかで過ごしやすく、観光客も比較的少ないため、聖地巡礼には絶好のタイミングと言えるでしょう。航空券比較サイト(スカイスキャナーやGoogleフライトなど)を活用し、出発の3ヶ月から半年前を目安に価格の動向をチェックし、安いタイミングで購入するのが賢明です。JALやANAなどの日系航空会社の直行便は快適ですが、予算を抑えたい場合は経由便も検討可能です。ただし、小さなお子様連れの場合は、乗り継ぎ時間が短い便や、待ち時間が少ない便を選び、負担の少ないフライトを選ぶことが大切です。ロサンゼルス国際空港(LAX)は大規模な空港なので、到着後の移動方法も事前にシミュレーションしておくと安心です。

続いて宿泊先選びですが、LAは非常に広いため、宿泊エリアの選択が旅の快適さを左右します。聖地巡礼をメインにするなら、ハリウッド周辺が便利です。ウォーク・オブ・フェームや伝説のライブハウス、ギターセンターなど、多くのスポットがこのエリアに集中しています。もう少し落ち着いた場所を希望するなら、サンタモニカが最適です。ビーチに面したリゾート感あふれるエリアで、治安も比較的良く、家族連れに特に人気があります。ダウンタウンLA(DTLA)は再開発が進み、スタイリッシュなホテルやレストランが増えていますが、夜間の一人歩きには注意が必要です。宿泊予約はBooking.comやExpediaなどのホテル予約サイトが便利です。レビューをよく読み、立地や設備、特にレンタカー利用時の駐車場の有無と料金を確認することが重要です。Airbnbでアパートメントに滞在し、現地の生活を体験するのも面白い選択肢でしょう。

聖地巡礼に必要な持ち物&おすすめアプリ

快適な旅を実現するためには、持ち物の準備も欠かせません。以下にLA旅行の必携アイテムをまとめました。

  • パスポートとESTA: パスポートの有効期限を必ず確認しましょう。観光目的で90日以内の滞在であれば、電子渡航認証システム「ESTA」の申請が必須です。ビザ免除プログラムに基づき、出発前にオンラインで手続きを済ませておく必要があります。申請はESTA公式サイトから行い、承認までは最大72時間かかることもあるため、出発の1週間前までには完了させてください。悪質な代行サイトは高額な手数料を請求することがあるため、公式URLを必ず確認しましょう。
  • クレジットカードと現金: アメリカはカード利用が一般的なので、VISAやMastercardのクレジットカードを2枚用意しておくと安心です。現金はチップや小規模な店舗での支払い用に少額(100ドル程度)持っていれば十分です。
  • 国際運転免許証: レンタカー利用時には、日本の運転免許証とともに国際運転免許証が必要です。各地の運転免許センターや警察署で取得可能です。
  • 服装: LAは日中に強い日差しがありますが、朝晩は冷えることがあります。特に海沿いは風が冷たく感じられる場合もあるため、Tシャツなどの軽装に加え、パーカーやカーディガンのような羽織るものを必ず持参しましょう。ライブハウスを訪れる予定があれば、少しおしゃれな服も用意すると良いでしょう。
  • 歩きやすい靴: 聖地巡礼は歩く機会が多いため、履き慣れたスニーカーなどの歩きやすい靴が必須です。
  • 日焼け対策用品: サングラスや帽子、日焼け止めは必携です。カリフォルニアの日差しは日本よりも強烈ですので、しっかり対策しましょう。
  • スマートフォン関連: モバイルバッテリーや変換プラグ(Aタイプ)、現地で使える通信手段の確保が重要です。海外ローミングは料金が高くなるため、Amazonなどで事前にアメリカ用SIMカードを購入するか、Wi-Fiルーターをレンタルするのがおすすめです。
  • おすすめアプリ: Google Mapsはナビゲーションに必須です。配車サービスのUberやLyftは車がない場合に便利なので、出発前に日本でアカウントを作成し、クレジットカード情報を登録しておきましょう。レストラン予約にはYelpやOpenTableが役立ちます。

LAでの移動方法:レンタカーと公共交通

広大なLAを効率的に回るには、移動手段の確保が重要です。最も自由度が高いのはレンタカーの利用です。各聖地は点在しているため、自分のペースで時間を気にせず回れるのが大きなメリットです。特に郊外のスポットやビーチへ行く際に大いに役立ちます。LAX空港には主要レンタカー会社のカウンターが揃っており、日本からオンライン予約するとスムーズです。予約時には保険の内容を必ず確認しましょう。対人・対物賠償保険(LIS)や車両損害補償(LDW/CDW)は必ず加入してください。ただし、LAのフリーウェイは交通量が多く、運転に慣れていないと戸惑うこともあります。また、ハリウッドなどの人気エリアでは駐車料金が高くつくケースも多いことを念頭に置きましょう。

一方で、車の運転に自信がない、費用を抑えたい場合は、公共交通機関のメトロ(鉄道・バス)を利用する手もあります。ハリウッド、ダウンタウン、サンタモニカなど主要観光地はメトロ・レールで結ばれており、チャージ式ICカード「TAPカード」を購入すれば乗降車が簡単です。TAPカードは駅の券売機で購入可能です。ただし、路線網は日本の都市ほど密ではなく、目的地まで歩く距離が長いことも多いので、時間にゆとりを持った計画が必要です。夜間や治安面に不安のあるエリアでは、無理をせずUberやLyftを利用するのが賢明です。特に家族連れの場合は、安全性や快適さを優先し、レンタカー、公共交通、配車サービスを状況に応じて使い分けるのが最善の選択と言えるでしょう。

伝説はここから始まった!バンド初期の聖地を巡る

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Red Hot Chili Peppersの物語は、ロサンゼルスの街角から始まりました。アンソニーとフリーの運命的な出会い、そして初期のライブで感じられた情熱。ここでは、バンドの原点ともいえる場所を訪れ、彼らの若かりし日々の息吹に触れてみましょう。

フェアファックス高校(Fairfax High School)

すべての始まりはここにあります。アンソニー・キーディスとマイケル・“フリー”・バルザリーが出会ったのがフェアファックス高校でした。彼らはここで生涯続く友情を築き、後のバンド結成へとつながっていきます。多くのファンにとって、この場所はまさに聖地の起点といえるでしょう。学校はメルローズ・アベニューに位置し、現在も多くの生徒が通う現役の高校です。

ただし注意が必要です。部外者が無断で校内に立ち入ることは固く禁止されています。あくまで校舎や運動場を外から眺め、彼らが過ごした時代に思いを馳せるだけにとどめましょう。壁への落書きや大声を出すなどの行為は厳禁です。校門前の歩道からの写真撮影は可能ですが、生徒のプライバシーには十分配慮してください。学校の近くでは毎週日曜日に大規模なフリーマーケット「Melrose Trading Post」が開催されます。日曜日に訪れる際は、古着や雑貨を眺めながら当時の若者文化に触れるのもおすすめです。また、この周辺はトレンドの発信地として有名なショップが軒を連ねているため、散策だけでも楽しめます。

ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(Hollywood Walk of Fame)

長年の功績が認められ、2022年3月31日にRed Hot Chili Peppersの名前がこの著名な遊歩道に刻まれました。ハリウッド大通りとヴァイン通りの歩道には、エンターテインメント界の著名人物の名前が刻まれた星形のプレートが埋め込まれています。レッチリの星は、ハリウッド大通り6212番地、老舗レコード店Amoeba Musicの新店舗近くにあります。これは偶然ではなく、バンドと深いつながりを持つスポットのすぐそばです。

ウォーク・オブ・フェームは非常に長く、2700以上の星が埋め込まれているため、目的の星を見つけるのは意外に大変です。公式サイトでは星の位置を検索できるので、訪問前に正確な場所を確認することをおすすめします。日中は世界中からの観光客で混雑するため、写真を綺麗に撮りたい場合は比較的人が少ない早朝の訪問がベストです。地面に埋め込まれているため、他の観光客が映り込まないよう撮影に工夫が必要です。ここを訪れた際は、イヤホンで彼らの音楽を聴きながら、ロサンゼルスのストリートから世界の頂点に駆け上がった彼らの軌跡に想いを馳せてみてください。子どもたちにとっても、お気に入りのキャラクターの星を探したり、コスプレパフォーマーを観たりと、楽しいひとときとなるでしょう。

思い出のライブハウス:The Roxy、Whisky a Go Go

ハリウッドのサンセット大通り沿いの一帯は「サンセット・ストリップ」と呼ばれ、数多くの伝説的なライブハウスが軒を連ねています。レッチリもデビュー初期には、このエリアのクラブで連日のようにギグを重ね、その過激なパフォーマンスで評判を集めました。なかでも特に有名なのが「The Roxy Theatre」と「Whisky a Go Go」です。

これらのライブハウスは現在も営業中で、毎晩さまざまなバンドがライブを行っています。滞在中に気になる公演があれば、ぜひ足を運んでください。ロサンゼルスのライブシーンの熱気を肌で体感できるはずです。チケットは各ライブハウスの公式サイトやTicketmaster、AXSなどの大手販売サイトを通じてオンライン購入が一般的です。人気のイベントは早々に完売するため、早めの購入を心がけましょう。入場時にはID(パスポートなど年齢確認できるもの)の提示が求められることが多く、大きなバッグやプロ仕様のカメラの持ち込みは禁止されている場合が多いため、荷物は最小限にしておくのが賢明です。服装に関する厳しい規定はありませんが、安全面からサンダルではなくつま先を保護する靴で訪れることをおすすめします。彼らが演奏したステージを前に、初期の情熱あふれるサウンドを思い描けば、ファンにとって忘れがたい夜になることでしょう。

名曲が生まれた風景:歌詞とMVの世界へ

レッチリの楽曲の魅力は、歌詞に描かれた風景のリアルさにもあります。アンソニーが歩いた街角や、ジョンがじっと見つめた夕日の光景。ここでは、彼らの名曲に登場する、あるいはその創作の源となった場所を巡ってみましょう。

『Under the Bridge』の「橋」はどこにある?

「Under the bridge downtown, is where I drew some blood…」という象徴的な一節で始まる『Under the Bridge』は、バンドにとって代表的なヒット曲の一つであり、アンソニーの最も個人的な思いを綴った歌でもあります。歌詞に現れる「橋の下」が具体的にどの場所なのかは、長年にわたりファンの間で議論を呼んできました。アンソニー自身も、その場所を神聖な個人的空間として、明言を避けています。

ただ、近年のインタビューや調査によって、有力な説としてダウンタウンLAのマッカーサー・パーク付近にある陸橋が挙げられています。しかし、特定の橋を訪ねるよりも、この周辺の雰囲気そのものを感じることが重要だと言えます。マッカーサー・パークはかつてアンソニーがドラッグの売買などに関わっていた場所であり、彼にとって光と闇が交錯する記憶深い場所です。公園には美しい湖があり、地元の人々が憩う一方でホームレスも多く、治安には注意が必要なエリアでもあります。訪れる際には、明るい日中を選び、単独行動は避けてください。貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、目立つ服装は控えるのが賢明でしょう。この地を歩きながら『Under the Bridge』を聴くと、歌詞に込められたアンソニーの孤独感や、彼を支えたLAという街の存在をより深く実感できるはずです。

『Californication』が描くカリフォルニアの姿

アルバム『Californication』とそのタイトル曲は、カリフォルニアという地が世界に発信する「夢」と、その裏に隠れた虚飾や堕落の側面を鮮やかに描き出しています。この曲の世界観を体感するのにぴったりの場所が、ベニスビーチとサンタモニカです。

ベニスビーチのボードウォークを歩くと、まさに混沌の渦中にいるような感覚に包まれます。筋肉自慢が集う「マッスルビーチ」や、世界的に有名なスケートパーク、ストリートパフォーマー、独特な土産物店、そして医療用マリファナのクリニックまで、多種多様な要素が混ざり合っています。この猥雑で活気に満ちた雰囲気こそ、『Californication』で描かれるカリフォルニアの一面です。子どもたちにとっては、スケーターたちの見事な技を眺めるだけでも大興奮でしょう。一方で隣接するサンタモニカは、より洗練されたリゾートの趣を持っています。サンタモニカ・ピアの先端にある遊園地「パシフィック・パーク」の観覧車は、LAの象徴的な景観の一つ。夕暮れ時にここから望む太平洋の夕日は格別です。ベニスからサンタモニカまでは、ビーチ沿いのサイクリングロードをレンタル自転車で走るのが爽快な体験です。レンタルショップが多くあるので、ぜひチャレンジしてみてください。この二つのビーチの対照的な風景を体感すれば、カリフォルニアの多様な魅力を肌で感じ取ることができるでしょう。

グリフィス天文台からの夜景

『Dani California』のミュージックビデオのロケ地を巡るのも楽しいですが、レッチリが愛したLAの風景の中で外せないのが、グリフィス天文台から望む夜景です。ハリウッドの丘の上に建つこの天文台からは、ダウンタウンの摩天楼からサンタモニカの海岸線まで、まるで光の絨毯のように広がる街並みを一望できます。映画『ラ・ラ・ランド』のロケ地としても知られていますが、それ以前から地元の人々も観光客も愛してやまない定番スポットです。

アンソニーやフリーも、この絶景を何度も眺めてきたことでしょう。彼らの楽曲に漂うダイナミックなスケール感や、時折感じられる都市の孤独感は、こうした圧倒的な景色と無縁ではないでしょう。特に夕暮れから夜にかけてのマジックアワーは、空の色が刻々と変わり、その美しさに息を呑みます。天文台の建物も堂々としており、内部には宇宙に関する展示も楽しめます。入場は無料ですが、プラネタリウムの利用は有料です。非常に人気のあるスポットのため、週末は駐車スペースの確保が難しいことも。公共交通機関のDASHバスを使うか、麓からのハイキングもおすすめです。夜景を眺めながら『Scar Tissue』や『Otherside』といった落ち着いた曲を聴けば、旅の素敵な思い出になること間違いありません。

音楽とアートに浸る:レッチリ関連スポット

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LAは音楽やアートが息づく街でもあります。ここでは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのメンバーたちも愛した、彼らの足跡が残るスポットを巡り、音楽への熱い想いに触れてみましょう。

ギターセンター・ハリウッド店(Guitar Center Hollywood)

サンセット大通り沿いにある大規模な楽器店、ギターセンターの旗艦店は、音楽好きなら必見のスポットです。店内には無数のギターやベース、ドラム、キーボードが所狭しと並び、眺めているだけでも胸が高鳴ります。レッチリのメンバーたちも、この店を頻繁に訪れる常連です。

最大の見どころは、店の入り口前にある「ロックウォーク」です。ここには伝説的なミュージシャンの手形やサインが刻まれたセメントブロックが埋め込まれており、もちろんRed Hot Chili Peppersの4人(アンソニー、フリー、チャド、ジョン)の手形もちゃんと展示されています。自分の手と重ねてみたり、憧れのミュージシャンの手形を探したり、とファンにとっては見逃せない場所です。店内での写真撮影は基本的に許可されていますが、他のお客さんの迷惑にならないように注意しましょう。楽器の試奏も可能ですが、購入の意志がない高価な楽器を長時間弾くのはマナー違反です。フリーのシグネチャーベースやジョンの愛用するストラトキャスターなど、バンドのサウンドに欠かせない楽器を探すのも楽しいでしょう。

アメーバ・ミュージック(Amoeba Music)

ハリウッド大通りに移転したアメーバ・ミュージックは、単なるレコードショップを超えた音楽カルチャーの発信基地です。CDやレコード、DVD、Tシャツ、ポスターといったさまざまな音楽関連グッズが、巨大な倉庫のような店内にぎっしりと並んでいます。フリーが思いがけずインストアライブを行ったこともあり、バンドとのゆかりも深い場所です。

ここでの醍醐味は、まるで宝探しのようにレッチリのレア盤や海賊盤、関連アーティストの作品などを見つけることでしょう。中古品のセクションも充実しており、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。購入したレコードを日本に持ち帰る際には、折れ曲がりを防ぐために、店内で販売されている専用のダンボールケースに入れるか、硬い板などで挟んで保護する工夫が必要です。店内では頻繁に無料ライブやサイン会などのイベントも開かれているので、訪問前に公式サイトでスケジュールをチェックするとよいでしょう。音楽好きなら時間を忘れて過ごせる魅力ある場所です。

フリーが設立した音楽学校「シルバーレイク音楽院」

ベーシストとしてだけでなく、慈善活動家としても知られるフリーは、音楽教育の環境に恵まれない子どもたちのために非営利の音楽学校「シルバーレイク音楽院(Silverlake Conservatory of Music)」を設立しました。ここは、フリーの音楽への情熱と地域社会への愛が形になった場所です。

学校は、趣あるカフェやブティックが点在するシルバーレイク地区に位置しています。普段は生徒向けの施設なので、観光客が中を見学することはできませんが、その存在を知るだけでも価値があります。運営資金を集めるチャリティイベントやコンサートが開催されることもあるため、タイミングが合えば参加してみるのもおすすめです。最新情報は学校の公式サイトで確認できます。また、このエリアは散策にも適しており、美しいシルバーレイク貯水池の周囲をジョギングしたり、個性的なカフェでひと息ついたりしながら、フリーが愛したこのクリエイティブな街の雰囲気を感じてみてください。

聖地巡礼で役立つ実践情報Q&A

旅先では突然のトラブルや疑問がつきものです。ここでは、聖地巡礼の旅をより安心かつスムーズに進めるための具体的なQ&Aをまとめました。「この記事を読めばすぐに行動できる」をコンセプトに、実践的な役立つ情報をお届けします。

チケットが手に入らない!トラブル時の対処法は?

楽しみにしていたライブやイベントのチケットが完売していた場合、どうすればよいでしょうか。まず、ライブチケットについては公式のリセールサイトを活用するのが賢明です。Ticketmasterなどの正規販売プラットフォームには、公式にチケットを再販できるシステムが整っています。価格は定価より高くなることが多いものの、詐欺被害のリスクが最も低い安全な手段です。SNSや非公式サイトでの個人取引は偽チケットや過剰転売の危険が高いため、絶対に利用しないようにしましょう。公演日が近づくと、リセール価格が下がることもあるため、こまめなチェックがポイントです。

観光施設のチケット(例:ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドなど)は、基本的に公式サイトで事前にオンライン予約するのが確実です。当日券は売り切れていたり、長時間の待ち時間が発生することがあります。もし公式サイトで完売していた場合でも、KlookやGetYourGuideといった正規ツアー・アクティビティ予約サイトで取り扱っていることがあるため、確認してみてください。万が一、購入済みのチケットの日程変更やキャンセルを希望する場合は、購入サイトのキャンセルポリシーをよく確認することが重要です。多くの場合、キャンセルには手数料が発生したり返金不可の場合もあるため、予約時に条件をしっかり把握しておくことがトラブル回避につながります。

現地での服装やマナーは?

ロサンゼルスは年間を通じて温暖ですが、服装には注意が必要です。基本的にはカジュアルで問題ありませんが、日中と朝晩の気温差が大きい点が特徴です。夏場でも夜間は肌寒く感じることがあるため、Tシャツの上に羽織れる薄手のジャケットやパーカーを用意するのが必須です。また、強い日差しが一年を通じて続くため、サングラス、帽子、日焼け止めは季節を問わず欠かせません。ライブハウスやクラブに行く場合、ドレスコードはほとんどありませんが、一部の高級レストランやバーでは短パンやサンダルの着用が禁止されていることもあるため、その場の状況に合わせた服装選びを心掛けましょう。

アメリカで戸惑いやすいのがチップの習慣です。レストランでの食事は、合計金額の15%から20%が目安となります。会計時に渡される伝票に「Tip」や「Gratuity」と記載された欄があれば、そこへチップ金額を記入し、合計金額を支払います。クレジットカード支払い時は、最初にカード決済を済ませた後、レシートにチップの額を記入するのが一般的です。ホテルのベッドメイキングには毎朝1~2ドル程度、荷物を運んでもらった際は荷物ひとつにつき1ドル程度を渡すのがマナーです。チップはサービスへの感謝の表れなので、忘れず用意しましょう。

家族連れでも聖地巡礼は楽しめる?

もちろん可能です!私自身も小学生の子どもを連れてロサンゼルスを訪れましたが、工夫すれば家族全員で楽しめる旅になります。レッチリの聖地の中にも、子どもが喜ぶスポットはたくさんあります。たとえば、サンタモニカ・ピアの遊園地、グリフィス天文台のプラネタリウム、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームでキャラクター探しなどは、子どもたちにとって忘れがたい思い出となるでしょう。

計画を立てる際のポイントは、子どものペースに合わせることです。1日中マニアックな聖地だけを詰め込むのではなく、「午前中はパパの好きなレコード店へ、午後はみんなでビーチで遊ぶ」といったメリハリをつけることが重要です。長距離移動は子どもには負担となるため、レンタカーを利用し、車内ではお菓子やおもちゃ、タブレット端末などで飽きさせない工夫をするとよいでしょう。食事も、現地のハンバーガーやピザ、タコスなどは子どもたちに人気です。キッズメニューがあるかどうかは、事前にYelpなどのアプリで確認しておくとスムーズです。聖地巡礼を通じて、子どもにパパやママの好きなものを教えると同時に、異文化に触れる絶好の機会となります。

困ったときはどこに相談すればよい?

旅先でのトラブルは誰にでも起こり得ます。パスポート紛失や事件・事故に巻き込まれた際は、まず在ロサンゼルス日本国総領事館へ連絡しましょう。事前に連絡先や所在地をメモしておくと、緊急時に安心です。観光に関する一般的な情報であれば、ハリウッド&ハイランド内のビジターセンター(観光案内所)が頼りになります。ここでは地図やパンフレットの入手のほか、スタッフにおすすめスポットや交通情報の相談も可能です。

病気やケガが起きた場合は、まずご加入の海外旅行保険のサポートデスクに連絡し、提携病院の紹介を受けるのが最善です。アメリカの医療費は非常に高額なため、必ず海外旅行保険に加入しておきましょう。緊急時(警察、消防、救急車)には迷わず「911」に電話してください。その際は、まず自分の現在位置を正確に伝えることが重要です。これらの連絡先はスマートフォンに登録するだけでなく、紙にも記載して携帯しておくことを強くおすすめします。

旅の終わりに:レッチリの魂を日本へ持ち帰る

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乾いたLAの空気を肌で感じ、彼らが駆け抜けた街のストリートを歩き、その音楽が生まれた風景を目の当たりにすると、Red Hot Chili Peppersの楽曲はこれまでとはまったく違った響きに感じられるはずです。ベニスビーチの波のように揺れるグルーヴィーなベースライン、強烈なカリフォルニアの太陽を連想させるファンキーなギターカッティング、そしてアンソニーが紡ぎ出す言葉は、この街の光と影そのものとして、より一層リアルに心に響き渡るでしょう。

旅の記念として、アメーバ・ミュージックで購入したレコードやライブハウスのTシャツ、メルローズの古着屋で見つけた一点物のバンドTシャツなど、自分だけの宝物を探す時間も格別です。それらを日本に持ち帰ることで、旅の思い出は鮮明に甦り続けます。この聖地巡礼は単なる観光ではなく、愛してやまない音楽のルーツに触れ、その魂を感じ取るための儀式のようなものです。この旅で得た感動とエネルギーは、きっと日常をより豊かに彩る力となるでしょう。そして、次に日本で彼らのライブを観る際には、ステージ上の彼らとLAの風景が重なり合い、誰よりも深くその音楽を理解し、心から楽しめるはずです。さあ、次のアルバムやツアーを待ち望みながら、最高の聖地巡礼プランを練り始めましょう。

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この記事を書いたトラベルライター

小学生の子どもと一緒に旅するパパです。子連れ旅行で役立つコツやおすすめスポット、家族みんなが笑顔になれるプランを提案してます!

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