エネルギッシュな大都市と、どこまでも広がる青い空、そして太陽が織りなす「夢の街」ロサンゼルス。ハリウッドのきらめき、ビバリーヒルズの洗練、サンタモニカの開放感あふれるビーチ、ダウンタウンのアーティスティックな魅力……。訪れるたびに新しい発見と感動が待っている、そんな魅力的な街ですよね。
初めてロサンゼルスを訪れる方も、リピーターの方も、旅の成功を左右する大切な要素の一つが「ホテル選び」です。広大なLAでは、どこに泊まるかによって、旅の利便性や体験の質が大きく変わってきます。滞在を拠点に、どのような旅を楽しみたいのか。家族旅行、カップル旅行、一人旅、ビジネス、テーマパーク巡りなど、旅のスタイルや目的に合わせて、最高のホテルを見つけたいですよね。
この記事では、そんなロサンゼルスのホテル選びに悩むあなたのために、旅のプロである私が、エリアごとの特徴から、旅のスタイルに合わせたおすすめホテル、さらにLAのホテル事情まで、徹底的に深掘りしてご紹介します。あなたのロサンゼルス旅行が、忘れられない素晴らしいものになるよう、心を込めてお届けします！さあ、ロサンゼルスのホテル選びの旅に出かけましょう！
エリア別ホテルガイド：あなたの滞在スタイルをデザインする
ロサンゼルスは非常に広大で、エリアごとにまったく異なる表情を持っています。どこを拠点にするかによって、旅の雰囲気やアクセスできる観光スポットが大きく変わってくるんです。まずは、主要な人気エリアの特徴と、それぞれにおすすめのホテルタイプを見ていきましょう。
ハリウッド：エンターテイメントの中心で泊まる
「映画の都」ハリウッド。ここには、誰もが一度は夢見るスターのきらめきが詰まっています。ウォーク・オブ・フェーム、チャイニーズ・シアター、ハリウッドサインなど、アイコニックな観光スポットが集まるこのエリアに泊まれば、いつでもエンターテイメントの熱気を肌で感じられますよ。観光客向けのホテルが多く、賑やかで夜も楽しめるのが魅力です。
ハリウッドの高級ホテル：華やかな夢の続きを
ハリウッドに滞在するなら、映画の世界観に浸れるようなラグジュアリーホテルを選んでみるのはいかがでしょうか。歴史あるホテルから、モダンで洗練されたホテルまで、非日常を味わえる選択肢が豊富です。
- The Hollywood Roosevelt (ザ・ハリウッド・ルーズベルト)
- 特徴: 1927年創業の歴史あるホテルで、第1回アカデミー賞の会場にもなった由緒正しい場所です。クラシックなスパニッシュ・コロニアル様式の建築と、モダンな内装が融合した独特の魅力があります。敷地内には、デヴィッド・ホックニーがデザインしたプール「Tropicana Pool」があり、夜はライトアップされて幻想的な雰囲気に包まれます。有名バーやレストランも併設され、まさにハリウッドの歴史と華やかさを体現しているホテルと言えるでしょう。客室は、クラシックな雰囲気の「Historic Rooms」から、プールサイドのバンガロー、タワーの広々としたスイートまで多岐にわたり、それぞれが異なる魅力を放ちます。
- おすすめポイント: ハリウッドの歴史に触れながら、ラグジュアリーな滞在を体験したい方にぴったり。ウォーク・オブ・フェームやチャイニーズ・シアターへも徒歩圏内で、観光拠点としても最適です。夜はホテルのバーで、ハリウッドの夜景を眺めながらカクテルを傾けるのも最高の思い出になりますよ。
- 料金帯: 1泊500ドル〜1000ドル以上（時期や部屋タイプによる）
- W Hollywood (W ハリウッド)
- 特徴: 現代的でスタイリッシュなデザインが特徴のWホテル。ハリウッドの中心部に位置し、地下鉄の駅に直結しているため、交通の便も抜群です。ルーフトッププールからは、ハリウッドサインをはじめとするLAの象徴的な景色を一望でき、夜にはDJイベントなども開催され、常に活気に満ちています。客室は、最新の設備とモダンなアートが融合したデザインで、都会的な洗練された空間を提供します。フィットネスセンターやスパも充実しており、都会の喧騒の中でもリフレッシュできるでしょう。
- おすすめポイント: トレンディで最先端のLAを体験したい方におすすめ。夜遊びを楽しみたい方や、おしゃれな雰囲気を重視するカップルにも最適です。アクセスの良さも大きな魅力ですね。
- 料金帯: 1泊400ドル〜800ドル（時期や部屋タイプによる）
ハリウッドのブティックホテル：個性的な滞在を
大手チェーンホテルとは一線を画す、個性的なデザインやサービスが光るブティックホテルも、ハリウッドにはいくつか存在します。独自のコンセプトで、忘れられない滞在を演出してくれるでしょう。
- Mama Shelter Los Angeles (ママ・シェルター ロサンゼルス)
- 特徴: フランス発のスタイリッシュなブティックホテルで、遊び心あふれるデザインとフレンドリーな雰囲気が魅力です。各部屋には、映画のキャラクターが描かれたマスクが飾られていたり、ロサンゼルスの街並みをテーマにしたアートが施されていたりと、ユニークな仕掛けが満載。ルーフトップバーは、ハリウッドのパノラマビューを楽しめる人気のスポットで、カジュアルながらも洗練された空間を提供しています。ホテルのレストランでは、地元の食材を活かした料理が楽しめ、地元の人々にも愛されています。
- おすすめポイント: 他とは違う、ユニークでおしゃれなホテルに泊まりたい方に。コストパフォーマンスも良く、カジュアルながらも質の高いサービスを求める若者やカップルに人気です。
- 料金帯: 1泊250ドル〜500ドル（時期や部屋タイプによる）
ハリウッドの手頃なホテル：賢く拠点を作る
観光に費用をかけたい方や、とにかくアクセスが良い場所で手軽に泊まりたい方には、比較的リーズナブルな選択肢もあります。
- Loews Hollywood Hotel (ロウズ ハリウッド ホテル)
- 特徴: ドルビーシアターに隣接し、ハリウッド＆ハイランドセンター直結という最高のロケーションが魅力の大型ホテルです。設備は充実しており、ルーフトッププールや複数のレストラン、フィットネスセンターなどが揃っています。客室は広々としており、ハリウッドサインや街の景色を楽しめる部屋も多いです。全体的にモダンで快適な空間が提供されています。
- おすすめポイント: ハリウッドの主要観光スポットを効率よく回りたい方に最適。家族旅行やグループ旅行でも安心して利用できる広々とした客室が多いのも魅力です。豪華さを求めつつも、価格帯は高級ホテルの中では比較的良心的です。
- 料金帯: 1泊300ドル〜600ドル（時期や部屋タイプによる）
ビバリーヒルズ：華やかさと洗練を求めるなら
世界的に有名な高級住宅地であり、高級ブティックやレストランが軒を連ねるビバリーヒルズ。ロデオドライブでのショッピング、美しい並木道散策など、優雅で洗練された時間を過ごしたい方に最適なエリアです。滞在するだけでセレブリティ気分を味わえるでしょう。
ビバリーヒルズの高級ホテル：究極のラグジュアリー体験
ビバリーヒルズと言えば、世界中のセレブに愛される最高級ホテルが目白押し。一生に一度の贅沢を味わいたいなら、このエリアのホテルがおすすめです。
- The Beverly Hills Hotel (ザ・ビバリーヒルズ・ホテル)
- 特徴: 「ピンクパレス」の愛称で親しまれ、1912年創業以来、ハリウッド黄金期から現在に至るまで、数々のスターや著名人に愛されてきた伝説のホテルです。アイコニックなピンクとグリーンのファサード、美しいトロピカルガーデンに囲まれた敷地は、まるで別世界。バナナの葉の壁紙が有名な「The Fountain Coffee Room」や、洗練された「Polo Lounge」など、ホテル内のダイニングも有名です。客室やバンガローは、それぞれ異なるデザインで、最高のプライバシーと快適さを提供します。きめ細やかなサービスはまさに究極のラグジュアリー。
- おすすめポイント: まさに「ビバリーヒルズ」を象徴するホテルであり、歴史と格式、そして最高のサービスを求める方に。ハネムーンや記念日旅行など、特別な滞在に最適です。
- 料金帯: 1泊1000ドル〜数千ドル以上（時期や部屋タイプによる）
- Waldorf Astoria Beverly Hills (ウォルドーフ・アストリア ビバリーヒルズ)
- 特徴: 比較的近年オープンしたラグジュアリーホテルで、モダンなデザインと最新の設備が魅力です。ロデオドライブからすぐという最高の立地にありながら、都会の喧騒を忘れさせる静けさも兼ね備えています。ルーフトッププールからは、ビバリーヒルズの街並みからハリウッドヒルズまで、360度のパノラマビューが広がり、夜景も格別です。ミシュランの星を獲得したシェフが監修するレストランもあり、食体験も充実しています。広々とした客室には、最新のテクノロジーが導入され、快適な滞在を約束します。
- おすすめポイント: 新しいラグジュアリーホテルでの滞在を好む方、モダンなデザインと最先端のサービスを求める方に。ショッピングやグルメを存分に楽しみたい方にも最高のロケーションです。
- 料金帯: 1泊800ドル〜2000ドル以上（時期や部屋タイプによる）
ビバリーヒルズの隠れ家ホテル：静かなる贅沢を
華やかなメインストリートから少し離れた場所には、静かで落ち着いた雰囲気の中で贅沢を味わえる隠れ家のようなホテルもあります。
- L’Ermitage Beverly Hills (レミタージュ ビバリーヒルズ)
- 特徴: ビバリーヒルズの中心部から少しだけ離れた静かな場所に位置する、全室スイートの隠れ家的なホテルです。非常にプライベート感が高く、落ち着いた雰囲気の中で最高級のサービスを受けることができます。ルーフトッププールからの眺めも素晴らしく、スパ施設も充実しています。客室は、広々としたリビングエリアと寝室が分かれたレイアウトで、まるで自宅のようにくつろげます。細部にまでこだわった内装と、パーソナルなサービスが魅力です。
- おすすめポイント: 喧騒から離れて、静かにラグジュアリーな時間を過ごしたいカップルや大人旅に最適です。プライバシーを重視し、自宅のような快適さを求める方におすすめします。
- 料金帯: 1泊700ドル〜1500ドル以上（時期や部屋タイプによる）
サンタモニカ：ビーチリゾートでリラックス
太平洋の風を感じながら、のんびりとした時間を過ごしたいなら、サンタモニカが一番。サンタモニカピアやビーチでのアクティビティ、サードストリートプロムナードでのショッピングや大道芸鑑賞など、観光客に人気のスポットが集中しています。ビーチ沿いのホテルに泊まれば、開放感あふれるリゾート気分を満喫できますよ。
サンタモニカのオーシャンフロントホテル：波の音に癒やされて
ビーチの目の前に位置するホテルは、何と言ってもそのロケーションが最大の魅力。客室から広大な太平洋を眺め、波の音を聞きながら目覚める贅沢を味わえます。
- Shutters on the Beach (シャッターズ・オン・ザ・ビーチ)
- 特徴: まさにビーチの「シャッター」を開けたような、最高のオーシャンフロントロケーションを誇るラグジュアリーホテルです。ニューイングランドのビーチハウスを思わせる温かみのあるデザインで、まるで友人宅に招かれたかのような居心地の良さを感じさせます。ホテル内には、数々の受賞歴を持つレストランがあり、新鮮なシーフードや地元の食材を活かした料理を楽しめます。客室は、落ち着いた色調でまとめられ、窓の外には壮大な太平洋が広がります。バルコニー付きの部屋も多く、潮風を感じながらリラックスできます。
- おすすめポイント: ビーチリゾートらしい優雅な滞在を求めるカップルやハネムーナーに最適。波の音を聞きながら、心ゆくまでリラックスしたい方に心からおすすめします。
- 料金帯: 1泊800ドル〜2000ドル以上（時期や部屋タイプによる）
- Hotel Casa del Mar (ホテル・カサ・デル・マール)
- 特徴: シャッターズ・オン・ザ・ビーチの姉妹ホテルで、こちらもオーシャンフロントに位置します。地中海風の壮麗な建築が特徴で、まるで歴史あるイタリアのヴィラに滞在しているかのような気分を味わえます。ホテルの中央には、海を望む壮大なロビーラウンジがあり、アフタヌーンティーやカクテルを楽しむ人々で賑わいます。客室は、豪華なアンティーク家具とモダンな設備が融合したエレガントな空間で、オーシャンビューの部屋からは息をのむような景色が広がります。
- おすすめポイント: ヨーロッパの趣きを感じさせる豪華な空間で、ビーチリゾートを満喫したい方に。シャッターズとはまた異なる、よりクラシカルでロマンチックな雰囲気を好むカップルにおすすめです。
- 料金帯: 1泊700ドル〜1800ドル以上（時期や部屋タイプによる）
サンタモニカのブティックホテル：おしゃれなビーチステイ
大型ホテルとは異なる、個性的な魅力を持つブティックホテルもサンタモニカには点在しています。デザイン性やユニークなコンセプトを重視する方におすすめです。
- Palihouse Santa Monica (パリハウス サンタモニカ)
- 特徴: アールデコ調の美しい建築と、ヴィンテージ感あふれる内装が魅力のブティックホテルです。全室スイートタイプで、広々とした空間とフルキッチンやミニバーが完備されており、長期滞在にも適しています。まるで昔のヨーロッパのアパートメントに滞在しているかのような、シックで落ち着いた雰囲気が漂います。ビーチから少し内陸に入った閑静な住宅街に位置しており、静かに過ごしたい方には最適です。
- おすすめポイント: 長期滞在を検討している方や、自宅のようにくつろぎたい方に。おしゃれな雰囲気の中で、自分らしいビーチステイを楽しみたい大人旅にもぴったりです。
- 料金帯: 1泊400ドル〜800ドル（時期や部屋タイプによる）
サンタモニカの手頃なホテル：気軽にビーチを楽しもう
ビーチアクセスを重視しつつ、予算を抑えたい方には、手頃な価格帯のホテルも選択肢にあります。
- Shore Hotel (ショア・ホテル)
- 特徴: サンタモニカピアから徒歩圏内の好立地にある、モダンでエコフレンドリーなホテルです。客室は明るく開放感があり、多くの部屋からはオーシャンビューを楽しめます。屋外プールやフィットネスセンターも完備されており、カジュアルながらも快適な滞在が可能です。環境への配慮をコンセプトにしており、サステナブルな旅を意識する方にもおすすめです。
- おすすめポイント: ビーチやピア、サードストリートプロムナードへのアクセスを重視しつつ、比較的手頃な価格で快適な滞在をしたい方に。カップルや友人同士の旅行にも良いでしょう。
- 料金帯: 1泊350ドル〜700ドル（時期や部屋タイプによる）
ダウンタウンLA：アーバン体験と文化に触れる
近年、再開発が進み、活気を取り戻しているダウンタウンLA（DTLA）。高層ビルが立ち並び、美術館、劇場、コンサートホールなどの文化施設が集積しています。また、活気あるリトル・トーキョーや歴史あるオルベラ街など、多様な文化に触れることができるエリアでもあります。都会的な雰囲気の中で、アートや食文化を満喫したい方におすすめです。
ダウンタウンLAのデザインホテル：都会のアートを楽しむ
ダウンタウンには、歴史的な建造物をリノベーションしたホテルや、モダンアートを取り入れたデザイン性の高いホテルが多く、宿泊自体がアート体験になります。
- The Ace Hotel Downtown Los Angeles (エースホテル ダウンタウン ロサンゼルス)
- 特徴: 1927年建設の「ユナイテッド・アーティスト・シアター」の建物をリノベーションして作られた、歴史とモダンが融合したデザインホテルです。ゴシック様式の美しい建築はそのままに、内部はスタイリッシュでインダストリアルな雰囲気に改装されています。併設された劇場では、ライブや映画上映も行われ、文化的な体験ができます。ルーフトップバーからは、ダウンタウンのパノラマビューが広がり、夜は特に活気に満ちています。客室は、シンプルながらもセンスの良い家具とアートで彩られ、クリエイティブな雰囲気が漂います。
- おすすめポイント: 芸術や音楽、デザインに興味がある方に。歴史を感じさせる建物で、都会的でクールな滞在を楽しみたい若者やカップルに最適です。
- 料金帯: 1泊280ドル〜600ドル（時期や部屋タイプによる）
- Freehand Los Angeles (フリーハンド ロサンゼルス)
- 特徴: ホテルとホステルの要素を兼ね備えた、ユニークなライフスタイルホテルです。上層階は通常のホテル客室、下層階は相部屋のホステルとなっており、様々な旅行スタイルに対応しています。メキシカンアートからインスパイアされたカラフルでボヘミアンなデザインが特徴で、ホテル全体が活気にあふれています。ルーフトッププールバーはダウンタウンで唯一で、LAのスカイラインを眺めながらドリンクを楽しめます。共有スペースが充実しており、旅人同士の交流も盛んです。
- おすすめポイント: 予算を抑えつつ、おしゃれな雰囲気の中で旅人との交流を楽しみたい方に。一人旅や友人同士の旅行にもおすすめです。ホステルと侮るなかれ、質の高いデザインとサービスが提供されています。
- 料金帯: ホステルは1泊50ドル〜、ホテルは1泊200ドル〜500ドル（時期や部屋タイプによる）
ダウンタウンLAのビジネス・ラグジュアリーホテル：機能性と快適さを両立
ビジネスでの滞在や、ダウンタウンの利便性を活かして快適に観光したい方には、サービスと設備が充実した大型ホテルがおすすめです。
- The Ritz-Carlton, Los Angeles (ザ・リッツ・カールトン ロサンゼルス)
- 特徴: L.A. LIVEエンターテイメント複合施設内に位置し、ステイプルズ・センター（現在のクリプト・ドットコム・アリーナ）やグラミー・ミュージアムに直結する最高のロケーションです。ロサンゼルスのスカイラインを望む高層階に客室があり、豪華な内装とリッツ・カールトンならではのきめ細やかなサービスが魅力です。ルーフトッププールやスパ、高級レストランも充実しており、都会の真ん中で最高級の体験ができます。客室からは、ダウンタウンの活気ある街並みが一望でき、特に夜景は圧巻です。
- おすすめポイント: ビジネスと観光の両方で、最高のサービスと利便性を求める方に。スポーツ観戦やコンサート鑑賞が目的の方にも最適なホテルです。
- 料金帯: 1泊500ドル〜1200ドル以上（時期や部屋タイプによる）
- InterContinental Los Angeles Downtown (インターコンチネンタル ロサンゼルス ダウンタウン)
- 特徴: 北米西海岸で最も高いビル「ウィルシャー・グランド・センター」の上層階に位置する、壮大なスケールのホテルです。73階には、LAで最も高い場所にあるスカイバー「Spire 73」があり、息をのむようなパノラマビューを楽しめます。客室はモダンでスタイリッシュなデザインで、窓からはLAの広大な街並みが眼下に広がります。充実したフィットネスセンターや屋外プールもあり、都会の真ん中でリフレッシュできます。
- おすすめポイント: 高層階からの絶景を楽しみたい方、モダンで最新設備の整ったホテルを好む方に。ダウンタウンの中心で、刺激的なアーバンライフを満喫したい方に最適です。
- 料金帯: 1泊400ドル〜900ドル（時期や部屋タイプによる）
ウエストサイド（ウェストハリウッド、メルローズなど）：トレンディなナイトライフとショッピング
ウェストハリウッドやメルローズエリアは、LAの中でも特にトレンディで洗練された雰囲気が漂う場所です。おしゃれなブティック、ギャラリー、高級レストラン、そしてナイトライフを満喫できるバーやクラブがひしめき合っています。アート、ファッション、グルメ、エンターテイメント、すべてが揃うこのエリアは、流行に敏感な大人たちに人気の高い滞在先です。
ウエストサイドのスタイリッシュホテル：最先端のLAを体感
このエリアのホテルは、どこもデザイン性に優れ、ゲストを刺激的なLAのライフスタイルへと誘います。
- The London West Hollywood at Beverly Hills (ザ・ロンドン ウェストハリウッド アット ビバリーヒルズ)
- 特徴: 全室スイートという贅沢な作りが魅力の、スタイリッシュなラグジュアリーホテルです。広々とした客室は、洗練されたモダンなデザインで統一され、快適な滞在を約束します。ルーフトッププールからは、ハリウッドヒルズやビバリーヒルズ、ダウンタウンまで見渡せる壮大なパノラマビューが広がり、まさにLAの象徴的な景色を独り占めできます。サービスも一流で、細やかな気配りが感じられます。
- おすすめポイント: 広々とした空間で、ゆったりと贅沢な滞在を楽しみたいカップルや、グループ旅行にも最適です。おしゃれな街を拠点に、ショッピングやグルメを満喫したい方におすすめします。
- 料金帯: 1泊600ドル〜1500ドル以上（時期や部屋タイプによる）
- Kimpton Everly Hotel (キンプトン エヴァリー ホテル)
- 特徴: ハリウッドサインを望む高台に位置し、自然光が降り注ぐ明るいロビーが印象的なモダンなホテルです。客室は、シンプルながらも洗練されたデザインで、快適性と機能性を両立させています。特に、ハリウッドサインビューの部屋は人気が高く、特別な体験を提供してくれます。屋外プールやフィットネスセンターも充実しており、リラックスできる空間も確保されています。
- おすすめポイント: ハリウッドの近くでありながら、少し落ち着いた雰囲気で滞在したい方に。ハリウッドサインの眺めを重視する方や、スタイリッシュで快適なホテルを求める方に良いでしょう。
- 料金帯: 1泊350ドル〜750ドル（時期や部屋タイプによる）
ウエストサイドのセレブ御用達ホテル：憧れのLAを味わう
ウェストハリウッドには、数々の有名人が訪れる伝説的なホテルも存在します。ここでなら、あなたもセレブ気分を味わえるかもしれません。
- Chateau Marmont (シャトー・マーモント)
- 特徴: サンセットストリップ沿いに建つ、1929年創業の歴史あるホテルで、数々のハリウッドスターやミュージシャンが滞在し、時には伝説的なエピソードが生まれた場所としても知られています。フレンチシャトーのような外観はそのままに、内部はヴィンテージ感あふれる独特の雰囲気を保っています。プライベート感が高く、秘密めいた魅力に満ちています。パパラッチから身を守りたいセレブが愛用するだけあって、静かで落ち着いた空間が提供されています。
- おすすめポイント: ハリウッドの歴史と伝説に触れたい、特別な体験を求める方に。プライバシーを重視し、ユニークで個性的なホテルを好む方におすすめです。ただし、宿泊には格式とTPOが求められることもあります。
- 料金帯: 1泊600ドル〜1500ドル以上（時期や部屋タイプによる）
アナハイム：ディズニーリゾートを満喫
ロサンゼルス中心部からは少し離れますが、ディズニーランド・パークとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークの2つのパークがあるアナハイムも、人気の滞在エリアです。特に家族旅行やディズニーファンにとっては、ホテル選びがパーク体験を大きく左右します。
アナハイムのディズニー直営ホテル：魔法の世界にどっぷり浸かる
パーク直営ホテルは、何と言ってもそのアクセスとディズニーならではのサービスが最大の魅力。滞在中もずっと魔法の余韻に浸っていたい方におすすめです。
- Disneyland Hotel (ディズニーランド・ホテル)
- 特徴: ディズニーランド・パーク開園と同時に開業した、まさに「夢の始まり」のホテル。パークへのアクセスはモノレールや徒歩で非常に便利です。ホテル内には、ミッキーマウスの手に掴まれたような形のプール「E-Ticket Pool」や、数々のディズニーキャラクターがテーマになったレストランなど、パークの魔法がそのまま広がっています。客室も、ディズニー映画をテーマにしたアートや装飾が施されており、滞在中もずっと夢の世界を楽しめます。
- おすすめポイント: ディズニーファンにとって最高の滞在。パーク開園前のアーリーエントリーなどの特典も利用できるため、パークを存分に楽しみたい家族連れに最適です。
料金帯: 1泊500ドル〜1000ドル以上（時期や部屋タイプによる）
- Disney’s Grand Californian Hotel & Spa (ディズニー・グランド・カリフォルニアン・ホテル＆スパ)
- 特徴: ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークに直結している唯一のホテルで、パークのエントランスから直接アクセスできるという最高の立地が魅力です。アーツ＆クラフツ様式で統一された壮麗な建築と、カリフォルニアの自然をテーマにした内装が特徴です。ロビーの暖炉や、美しい木製の装飾は、まるで国立公園のロッジにいるような温かい雰囲気を醸し出しています。ホテル内には、高級レストランからカジュアルなダイニングまで揃い、スパ施設も充実しています。
- おすすめポイント: カリフォルニア・アドベンチャー・パークをメインに楽しみたい方や、最高級のディズニー体験を求める方に。ホテル滞在そのものも楽しみたいファミリーにおすすめです。
- 料金帯: 1泊600ドル〜1200ドル以上（時期や部屋タイプによる）
アナハイムのグッドネイバーホテル：予算を抑えても快適に
パーク直営ホテルは少し予算オーバーという方でも、パーク周辺には「グッドネイバーホテル」と呼ばれる、提携ホテルが多数あります。シャトルバスサービスがあったり、パークまで徒歩圏内だったりと、利便性の高いホテルが見つかります。
- Hyatt Regency Orange County (ハイアット リージェンシー オレンジカウンティ)
- 特徴: ディズニーリゾートから車で数分の場所に位置する大型ホテルで、パークへのシャトルバスサービスが充実しています。広々とした客室は、ファミリーでの滞在にも最適です。複数の屋外プール、フィットネスセンター、レストランも完備されており、快適な滞在をサポートします。全体的に清潔感があり、ハイアットブランドならではの質の高いサービスが期待できます。
- おすすめポイント: ディズニーリゾートの近くで、コストパフォーマンスの良いホテルを探しているファミリーやグループ旅行に。シャトルバスを利用すれば、パークへのアクセスもスムーズです。
- 料金帯: 1泊250ドル〜500ドル（時期や部屋タイプによる）
- Howard Johnson by Wyndham Anaheim Hotel & Water Playground (ハワード・ジョンソン バイ ウィンダム アナハイム ホテル＆ウォーター プレイグラウンド)
- 特徴: ディズニーランドから徒歩圏内（約10〜15分）という好立地ながら、リーズナブルな価格帯が魅力のホテルです。子供向けのウォータープレイグラウンド「Castaway Cove」があり、パークで遊んだ後もホテルで水遊びを楽しめるため、小さな子供連れのファミリーに特に人気です。客室はシンプルながらも清潔で快適。
- おすすめポイント: ディズニーリゾートへ歩いて行きたいけれど、予算は抑えたいファミリーに最適。子供向けの施設が充実しているので、子供も飽きずに過ごせます。
- 料金帯: 1泊200ドル〜400ドル（時期や部屋タイプによる）
旅のスタイル別おすすめホテル：あなたの理想のLA旅を実現
エリアごとの特徴を掴んだところで、次は「どんな旅にしたいか」という視点から、具体的なホテルを提案していきましょう。あなたの旅の目的にぴったりのホテルが、きっと見つかりますよ！
家族旅行に最適！広々とした部屋と充実設備
お子さん連れの家族旅行では、広さ、設備、安全性、そして子供も楽しめる要素が重要ですよね。キッチン付きの部屋やプール、キッズプログラムが充実しているホテルを選ぶと、みんなが快適に過ごせます。
- The Garland (ザ・ガーランド) / 北ハリウッド
- 特徴: レトロな雰囲気が魅力のブティックホテルで、ハリウッドとユニバーサルスタジオ・ハリウッドの中間に位置しています。ユニバーサルスタジオへは無料のシャトルバスサービスがあり、アクセス抜群。広々としたスイートタイプの客室も多く、家族でゆったりと過ごせます。屋外プールや家族向けのイベント、中庭での映画上映など、ホテル内で楽しめるアクティビティも充実しています。敷地内のレストラン「The Front Yard」は、屋外ダイニングエリアが開放的で、家族みんなで食事を楽しめます。
- おすすめポイント: ユニバーサルスタジオ・ハリウッドへのアクセスを重視し、レトロでおしゃれな雰囲気のホテルに泊まりたいファミリーに。子供も楽しめる施設が充実しており、家族みんなで快適な滞在ができます。
- 料金帯: 1泊300ドル〜600ドル（時期や部屋タイプによる）
- Residence Inn by Marriott Beverly Hills (レジデンス・イン バイ マリオット ビバリーヒルズ)
- 特徴: ビバリーヒルズに位置しながらも、全室スイートでフルキッチン完備という、家族旅行や長期滞在に最適なホテルです。リビングと寝室が分かれているため、プライバシーも保て、自宅のようにくつろげます。無料の朝食ビュッフェや、週に数回開催される夜のレセプション（軽食とドリンク付き）も嬉しいサービス。屋外プールやフィットネスセンターもあります。
- おすすめポイント: ビバリーヒルズという便利な立地で、自炊しながら経済的に滞在したいファミリーに。長期滞在や、小さな子供連れで外食を控えてゆっくり過ごしたい場合にも大変便利です。
- 料金帯: 1泊400ドル〜800ドル（時期や部屋タイプによる）
カップルで過ごすロマンチックな夜
二人きりの時間を大切にしたいカップルには、雰囲気の良いレストランやバーがあるホテル、美しい夜景が見える部屋、そして特別なサービスを提供するホテルがおすすめです。
- Viceroy Santa Monica (ヴァイスロイ サンタモニカ)
- 特徴: サンタモニカのビーチからすぐの場所に位置する、スタイリッシュで洗練されたブティックホテルです。白とグリーンの爽やかなデザインが特徴で、リゾート感あふれる空間が広がります。特に、プライベートカバナを備えた屋外プールエリアは、カップルでくつろぐのに最適。ホテル内のレストランやバーも雰囲気が良く、ロマンチックなディナーやカクテルを楽しめます。客室はモダンで快適、一部の部屋からは海を眺めることも可能です。
- おすすめポイント: ビーチリゾートらしい開放感と、洗練された大人の雰囲気を両立させたいカップルに。サンタモニカでのロマンチックなビーチデートを楽しみたい二人にぴったりです。
- 料金帯: 1泊450ドル〜900ドル（時期や部屋タイプによる）
- The Nomad Hotel Los Angeles (ザ・ノーマッド ホテル ロサンゼルス) / ダウンタウンLA
- 特徴: 1920年代に建てられた歴史ある「ジャンニーニ・プレイス」銀行ビルをリノベーションした、豪華でアールデコ調のデザインが魅力のホテルです。クラシックなエレガンスとモダンな感性が融合した空間は、カップルにとって忘れられないロマンチックな一夜を演出してくれます。ルーフトッププールバーからは、ダウンタウンの美しい夜景を一望でき、特別な時間を過ごせます。客室は、それぞれ異なるデザインで、アンティーク家具や深いバスタブが特徴。
- おすすめポイント: 都会的で洗練された雰囲気の中で、ロマンチックな夜を過ごしたいカップルに。ダウンタウンの文化やグルメを楽しみつつ、特別な非日常感を味わいたい二人に最適です。
- 料金帯: 1泊350ドル〜700ドル（時期や部屋タイプによる）
一人旅でも安心！快適でおしゃれなホテル
一人旅では、安全性はもちろんのこと、気兼ねなく過ごせる居心地の良い空間や、他の旅行者との交流が持てる場所があると嬉しいですよね。
- Palihotel Melrose (パリホテル メルローズ) / メルローズ
- 特徴: メルローズ・アベニューに位置する、フレンチヴィンテージスタイルのブティックホテルです。比較的小規模でアットホームな雰囲気が魅力。客室は、個性的でありながらも落ち着いた内装で、一人でも快適に過ごせます。周辺にはおしゃれなショップやカフェが多く、散策するだけでも楽しいエリアです。ホテルのレストランやバーも、地元の人が集うようなカジュアルでおしゃれな雰囲気で、一人でも入りやすいでしょう。
- おすすめポイント: おしゃれなメルローズエリアを拠点に、ショッピングやカフェ巡りを楽しみたい一人旅に。大型ホテルにはない、温かくパーソナルなサービスを求める方におすすめです。
- 料金帯: 1泊300ドル〜550ドル（時期や部屋タイプによる）
- The Standard, Downtown LA (ザ・スタンダード ダウンタウンLA) / ダウンタウンLA
- 特徴: ポップでモダンなデザインが特徴のホテルで、活気あるルーフトッププールバーはダウンタウンのナイトライフの中心地の一つです。プールサイドではDJが音楽をかけ、夜景を眺めながらカクテルを楽しめます。客室は、シンプルながらもカラフルで遊び心のあるデザイン。全体的にオープンでフレンドリーな雰囲気が漂うため、一人でも気軽に滞在し、雰囲気を楽しむことができます。
- おすすめポイント: ダウンタウンのナイトライフやカルチャーを体験したいアクティブな一人旅に。おしゃれで刺激的なホテルで、新しい出会いも期待したい方にも良いかもしれません。
- 料金帯: 1泊250ドル〜500ドル（時期や部屋タイプによる）
ビジネスユースにも対応！機能性とラグジュアリーを両立
出張と観光を兼ねる場合や、快適なワークスペースを求めるビジネスパーソンには、機能的でありながらもラグジュアリーさを兼ね備えたホテルが最適です。
- The Peninsula Beverly Hills (ザ・ペニンシュラ ビバリーヒルズ)
- 特徴: ロデオドライブからわずか数ブロックという最高の立地にありながら、まるで庭園の中にいるかのような静かで落ち着いた環境が魅力の超高級ホテルです。最高級のサービスとアメニティ、そして最新のビジネス設備が完備されており、出張での滞在にも最適です。客室は広々としており、ワークデスクも充実。屋上プールやスパ、ミシュラン星獲得レストランもあり、仕事の合間のリフレッシュも充実できます。
- おすすめポイント: ビジネスとプライベートの両方で最高のクオリティを求めるエグゼクティブに。ビバリーヒルズの洗練された雰囲気の中で、贅沢な滞在をしたい方に最適です。
- 料金帯: 1泊900ドル〜2000ドル以上（時期や部屋タイプによる）
- JW Marriott Los Angeles L.A. LIVE (JWマリオット ロサンゼルス L.A. LIVE)
- 特徴: ダウンタウンL.A. LIVEのエンターテイメント複合施設内に位置し、会議施設も充実している大型のビジネス向けラグジュアリーホテルです。ステイプルズ・センターやグラミー・ミュージアムに隣接しており、ビジネスミーティング後のエンターテイメントにも困りません。客室はモダンで上品なデザインで、快適なワークスペースも提供。屋上プールや複数のレストラン、バーも充実しており、滞在中も快適に過ごせます。
- おすすめポイント: ダウンタウンでのビジネス出張が多く、会議施設やビジネスアメニティを重視する方に。仕事の合間にエンターテイメントも楽しみたい方にも最適な選択肢です。
- 料金帯: 1泊350ドル〜750ドル（時期や部屋タイプによる）
長期滞在におすすめ！レジデンスタイプホテル
数週間〜数ヶ月といった長期滞在を計画しているなら、キッチンやランドリー設備が充実したレジデンスタイプ、またはサービスアパートメントが便利です。
- AKA Beverly Hills (エーケーエー ビバリーヒルズ)
- 特徴: ビバリーヒルズの中心部に位置する、高級サービスアパートメントです。全室がフルキッチン付きの広々としたスイートタイプで、洗濯乾燥機も完備されているため、まるで自宅にいるかのように快適に過ごせます。屋上にはプールやフィットネスセンター、ラウンジもあり、長期滞在でも飽きさせません。ホテルとアパートメントの良いとこどりをしたようなサービスが受けられます。
- おすすめポイント: ビバリーヒルズでの長期滞在を考えている方や、家族でゆっくりと自炊しながら過ごしたい方に。ビジネスでの長期出張にも適しています。
- 料金帯: 1泊500ドル〜1000ドル以上（時期や部屋タイプによる、長期割引あり）
- The Standard, Hollywood (ザ・スタンダード ハリウッド)
- 特徴: サンセットストリップ沿いの象徴的なホテルで、長期滞在向けのバンガロータイプの部屋も提供しています。バンガローには簡易キッチンが備わっており、プライベート感も高いのが魅力です。ホテル全体は、ミッドセンチュリーモダンなデザインで統一され、プールサイドの活気ある雰囲気や、24時間営業のレストランなど、ユニークな魅力が満載です。長期滞在でも飽きることなく、LAのライフスタイルを満喫できるでしょう。
- おすすめポイント: 長期滞在をしながら、ハリウッドのトレンドやナイトライフも楽しみたい方に。個性的なホテルで、自分らしいLAライフを送りたい方に最適です。
- 料金帯: 1泊350ドル〜700ドル（時期や部屋タイプによる、長期割引あり）
ホテル選びのプロが教える！知っておきたいLAのホテル事情
ロサンゼルスのホテル選びには、日本とは異なるいくつかの特徴や注意点があります。これらを知っておくことで、よりスムーズで快適な滞在を実現できますよ。
ベストシーズンと料金変動
ロサンゼルスは一年を通して温暖で過ごしやすい気候ですが、特に春（3月〜5月）と秋（9月〜11月）は、晴天が多く気候も穏やかで、観光に最適なシーズンとされています。この時期はホテルの料金も高めに設定される傾向があります。
夏（6月〜8月）は非常に暑く、観光客も多いため、人気ホテルの予約は早めが肝心です。冬（12月〜2月）は比較的涼しく、雨が降ることもありますが、クリスマスや年末年始、バレンタインデーなどのイベント期間は料金が高騰します。閑散期を狙うなら、1月後半から2月、またはGW明けの5月後半から6月上旬あたりが比較的お得に宿泊できる可能性があります。
イベントの有無も料金に大きく影響します。アカデミー賞授賞式、グラミー賞、主要なスポーツイベントなどが開催される期間は、周辺ホテルの価格が一気に跳ね上がることがありますので、旅行計画の際にはイベントカレンダーもチェックしておきましょう。
交通手段とホテルの立地
ロサンゼルスは「車社会」と言われるほど広大で、公共交通機関だけでは移動が難しい場所が多いです。ホテルの立地を選ぶ際には、あなたがどのような交通手段を使うかを考慮することが非常に重要です。
- レンタカー利用の場合:
- 行動範囲が広がるため、ダウンタウンやハリウッドなど、特定の観光スポットにこだわる必要はありません。
- ただし、駐車料金が別途かかるホテルが多いので、予約時に確認が必要です（後述の「駐車場事情」も参照）。
- 高速道路へのアクセスが良い立地を選ぶと、移動がスムーズになります。
- 公共交通機関（メトロ、バス）利用の場合:
- ハリウッド、ダウンタウンLA、サンタモニカの一部など、駅やバス停が近くにあるエリアを選ぶと便利です。
- 特にダウンタウンはメトロが充実しており、ユニバーサルスタジオ・ハリウッドやサンタモニカへも乗り換えでアクセス可能です。
- ただし、夜間や人気のない場所での利用は避けるなど、安全性には十分注意が必要です。
- ライドシェア（Uber, Lyft）利用の場合:
- 行きたい場所にダイレクトに行けるため、非常に便利です。
- ただし、何度も利用すると費用がかさむため、旅の予算と相談しながら利用しましょう。
- 空港送迎や長距離移動には特に有効です。
どのエリアに泊まるかによって、主要観光スポットへのアクセス時間が大きく変わるため、あなたの旅の目的（ビーチメイン、テーマパークメイン、街歩きメインなど）に合わせて、最適なエリアを選びましょう。
チップの習慣
アメリカでは、ホテルでのサービスに対してもチップを渡す習慣があります。これは感謝の気持ちを表すもので、強制ではありませんが、サービスの質が良かったと感じたらぜひ渡しましょう。
- ポーター（荷物を運んでくれた場合）: 荷物1つにつき2〜5ドル程度
- ルームサービス: 料金の15〜20%（サービス料が含まれている場合もありますので、伝票を確認）
- ハウスキーピング: 1泊につき2〜5ドル程度。毎日ベッドサイドテーブルに置いておくのが一般的です。長期滞在の場合は、数日に一度まとめて渡しても良いでしょう。
チップは現金で渡すのが一般的です。小額紙幣（1ドル札や5ドル札）を多めに用意しておくと便利ですよ。
リゾートフィーについて
ロサンゼルスのホテルでは、宿泊料金とは別に「リゾートフィー（Resort Fee）」や「アメニティフィー（Amenity Fee）」といった追加料金が徴収されることがあります。これは、Wi-Fi、フィットネスセンター、プール、新聞、ボトルウォーターなどのサービス利用料として、1泊あたり20ドルから50ドル程度がチェックアウト時に加算されるものです。
予約サイトの料金表示には含まれていないことが多いため、予約確定前に必ずホテルのウェブサイトや予約確認メールで「Resort Fee」の有無と金額を確認しておきましょう。特に記載がない場合でも、チェックイン時に説明がある場合があるので注意が必要です。このフィーはほとんどの場合、支払いが義務付けられています。
駐車場事情
レンタカーを利用する場合に最も注意したいのが、ホテルの駐車場事情です。ロサンゼルスのホテルでは、ほとんどの場合、駐車場が有料です。しかも、1泊あたり30ドルから60ドル以上と、非常に高額になる傾向があります。
- バレーパーキング: ホテルスタッフが駐車してくれるサービス。チップも必要になります。
- セルフパーキング: 自分で駐車するタイプ。比較的安価ですが、ダウンタウンなどでは見つけにくいことも。
駐車場の料金はホテルによって大きく異なるため、レンタカーを借りる場合は、必ず予約時に駐車料金の有無と金額を確認しましょう。また、周辺に公共の駐車場があるか、料金はいくらかなども事前に調べておくと安心です。ホテルの立地によっては、駐車場がない、または非常に限られている場合もありますので要注意です。
安全性
ロサンゼルスは観光地として安全な街ですが、日本と同じような感覚でいると危険な目に遭う可能性もゼロではありません。特に以下の点に注意しましょう。
- 夜間の外出: ダウンタウンの一部や、観光客が少ないエリアでの夜間の一人歩きは避けるようにしましょう。明るく人通りの多い場所を選ぶことが大切です。
- 貴重品の管理: ホテル内でも、セーフティボックスを利用するなどして貴重品の管理を徹底しましょう。外出時には、多額の現金を持ち歩かない、ブランド品を過剰に身につけないなどの配慮も大切です。
- ホームレス問題: ロサンゼルスではホームレスが多く、特にダウンタウンの中心部や一部のエリアでは目立つことがあります。彼らが直接危害を加えることは稀ですが、目を合わせない、話しかけられても丁寧に対応しすぐに立ち去るなど、不必要なトラブルを避ける行動を心がけましょう。
- ホテルのセキュリティ: 安全性の高いエリアのホテルを選ぶだけでなく、ホテルの入口が夜間施錠されるか、警備員がいるかなど、セキュリティ面も確認しておくとより安心です。
これらの点に注意し、常識的な行動を心がければ、ロサンゼルスでの滞在を安全に楽しむことができます。
ロサンゼルス観光をさらに楽しむ！周辺情報と移動のヒント
ホテル選びの次は、いよいよ観光です！ロサンゼルスの広大なエリアを効率よく巡るためのヒントと、LAならではの体験をご紹介します。
主要観光スポットへのアクセス
あなたが選んだホテルから、主要な観光スポットへはどうアクセスするのでしょうか？
- ハリウッド周辺:
- ウォーク・オブ・フェーム、チャイニーズ・シアター、ドルビー・シアター: ハリウッドのホテルなら徒歩圏内。
- ハリウッドサイン: グリフィス天文台から眺めるのが一般的。レンタカーかライドシェアが便利。
- ユニバーサルスタジオ・ハリウッド: 地下鉄レッドライン（Bライン）でユニバーサルシティ駅へ。そこから無料シャトルバス。
- ビバリーヒルズ周辺:
- ロデオドライブ: ビバリーヒルズのホテルなら徒歩圏内。
- ゲッティ・センター: ロデオドライブからライドシェアで約20〜30分。公共バスも利用可能だが、乗り換えが必要。
- サンタモニカ周辺:
- サンタモニカ・ピア、サードストリートプロムナード: サンタモニカのホテルなら徒歩圏内。
- ベニスビーチ: サンタモニカから徒歩またはライドシェア、バスで約10〜15分。
- ダウンタウンLA周辺:
- グランド・セントラル・マーケット、ブラッドベリービル、ウォルト・ディズニー・コンサートホール、グラミー・ミュージアム: ダウンタウンのホテルなら徒歩圏内。
- リトル・トーキョー、オルベラ街: ダウンタウンから徒歩または地下鉄。
- アナハイム周辺:
- ディズニーランド・リゾート: 直営ホテルなら徒歩またはモノレール。グッドネイバーホテルからはシャトルバスか徒歩。
これらの主要スポットへのアクセスを考慮し、あなたの旅行計画に最適なエリアとホテルを選びましょう。
レンタカーvs公共交通機関vsライドシェア
ロサンゼルスでの移動手段は、旅の快適さに直結します。
- レンタカー:
- メリット: 行きたい場所に自由に行ける、行動範囲が格段に広がる、買い出しなどに便利。
- デメリット: 駐車料金が高い、渋滞が激しい、駐車スペースを探すのが大変、ガソリン代がかかる、左ハンドル・右側通行に慣れる必要がある。
- こんな人におすすめ: 広いエリアを効率よく周りたい、郊外の観光スポットにも行きたい、荷物が多い家族旅行やグループ旅行。
- 公共交通機関（メトロ、バス）:
- メリット: 比較的安価、渋滞に巻き込まれない（メトロ）、環境に優しい。
- デメリット: 路線によってはカバー範囲が限られる、乗り換えが多い、夜間は本数が減る、場所によっては治安に不安がある。
- こんな人におすすめ: ダウンタウンやハリウッドなど、特定のエリアを中心に観光したい、交通費を抑えたい、一人旅で移動に時間をかけられる。
- ライドシェア（Uber, Lyft）:
- メリット: ドアツードアで移動できる、タクシーより安価な場合が多い、配車が簡単。
- デメリット: 利用回数が増えると費用がかさむ、渋滞の影響を受ける、ピーク時には料金が高騰する（サージプライシング）。
- こんな人におすすめ: 必要に応じて利用したい、夜間の移動、空港送迎、特定の観光スポット間の移動。
あなたの旅の予算、人数、行動計画に合わせて、最適な移動手段を選択しましょう。これらの組み合わせで利用するのも賢い方法です。例えば、日中は公共交通機関で主要スポットを回り、夜はライドシェアでレストランやバーへ向かう、といった形です。
LAならではの体験
せっかくロサンゼルスに来たのなら、その土地ならではの特別な体験も楽しみたいですよね。ホテル選びと合わせて、こんな体験も計画してみてはいかがでしょうか。
- ビーチで夕日を眺める: サンタモニカやマリブのビーチで、太平洋に沈む壮大な夕日を眺めるのは、LA滞在のハイライトの一つです。
- ハリウッドサインをバックに記念撮影: グリフィス天文台からは、ハリウッドサインとLAの街並みが一望できます。天体観測と合わせて訪れるのがおすすめ。
- 映画スタジオツアーに参加: ユニバーサルスタジオ・ハリウッドやワーナーブラザーズ・スタジオツアーでは、実際に映画が作られる現場を見学できます。映画ファンにはたまらない体験です。
- ファーマーズマーケットを散策: グローブやファーマーズマーケットでは、新鮮な食材や地元のグルメを楽しめます。活気ある雰囲気の中で、LAの日常を垣間見ることができますよ。
- セレブ御用達のレストランやバーへ: ビバリーヒルズやウェストハリウッドには、セレブが訪れるような高級レストランやおしゃれなバーがたくさん。ドレスアップして、特別な夜を過ごしてみるのも良いでしょう。
- アートに触れる: ゲッティ・センターやロサンゼルス・カウンティ美術館（LACMA）など、世界的に有名な美術館で、素晴らしい芸術作品に触れることができます。
- スポーツ観戦: ドジャースタジアムでのメジャーリーグ野球、クリプト・ドット・コム・アリーナでのNBA観戦など、本場アメリカのスポーツの熱気を肌で感じるのもLAならではの体験です。
これらの体験は、あなたのロサンゼルス旅行をより豊かで忘れられないものにしてくれるはずです。ホテルを選ぶ際にも、これらのアクティビティへのアクセスを考慮に入れると、より充実した旅になりますよ。
ロサンゼルスは、まさに無限の可能性を秘めた街。この記事が、あなたの理想の旅を実現するためのホテル選びの一助となれば幸いです。夢と感動に満ちた素晴らしいロサンゼルス旅行をお楽しみください！
出典
- [Los Angeles Tourism & Convention Board Official Website](https://www.discoverlosangeles.com/)
- [Booking.com – Los Angeles Hotels](https://www.booking.com/city/us/los-angeles.ja.html)
- [Tripadvisor – Best Hotels in Los Angeles](https://www.tripadvisor.jp/Hotels-g32655-LosAngelesCalifornia-Hotels.html)
