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    チェンマイの森カフェで魅惑の青いお茶を。「ファーン フォレスト カフェ」で過ごす、心潤す癒しの時間

    タイ北部の古都、チェンマイ。かつてラーンナー王国の首都として栄えたこの街は、落ち着いた佇まいの城壁や、きらびやかな寺院が点在する歴史的な魅力と、現代的でおしゃれなカルチャーが融合する不思議な場所です。どこかゆったりとした時間が流れるこの街に惹かれ、私は長期休暇のたびに足を運んでしまいます。

    アパレル企業での目まぐるしい日々から解放され、心と体をリセットする旅。そんな私のチェンマイでの過ごし方の中心は、いつも「カフェ巡り」です。チェンマイは「カフェ天国」と呼ばれるほど、個性豊かなカフェが街の至る所に点在しています。古民家をリノベーションした趣深いカフェ、ミニマルで洗練されたアートギャラリーのようなカフェ、そして、豊かな自然に抱かれた隠れ家のようなカフェ。その日の気分で訪れる場所を選び、お気に入りの一杯と共に時間を過ごすのが、何よりの贅沢なのです。

    数あるチェンマイのカフェの中でも、私の心を掴んで離さない特別な場所があります。それが、今回ご紹介する「ファーン フォレスト カフェ(Fern Forest Cafe)」。その名の通り、まるで緑深い森の中に迷い込んだかのような、幻想的な空間が広がるカフェです。都会の喧騒を忘れさせてくれる木々のざわめきと水の音、そしてそこで出会った魔法のような青いお茶「バタフライピー」。

    この記事では、ファーン フォレスト カフェの魅力と共に、チェンマイの奥深いカフェ文化、そして美しさと健康効果で注目を集めるバタフライピーの世界を、たっぷりとご紹介します。この記事を読み終える頃には、きっとあなたもチェンマイの森へ、癒しの旅に出たくなるはずです。

    この森カフェでの体験を入り口に、古都チェンマイの知られざる魅力をさらに深く探してみてはいかがでしょうか。

    目次

    チェンマイ、カフェの楽園へ

    なぜ多くの人々がチェンマイのカフェに魅了されるのでしょうか。その理由は、この街の歴史や自然環境に深く根ざしています。

    コーヒー豆と王室プロジェクト

    もともとタイ北部は、ケシの栽培が盛んであり、この植物はアヘンの原料として利用されていました。この状況を変え、山岳民族の生活を豊かにするために、故プミポン前国王が推進したのが「ロイヤルプロジェクト」です。ケシの代わりに換金作物としてコーヒーや紅茶、果物の栽培が奨励されました。その結果、チェンマイ周辺の山岳地帯は、高品質なアラビカ種のコーヒー豆の産地へと生まれ変わったのです。

    新鮮で優れた品質のコーヒー豆が地元で手に入る環境が、チェンマイのカフェ文化の発展を大きく後押ししました。自家焙煎にこだわる店や、農園から直接仕入れるカフェなど、ひとつ一つのコーヒーに込められた背景と情熱が、チェンマイのカフェを特別な場所にしています。

    多様な文化が織りなすカフェシーン

    チェンマイには、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まっています。伝統を守る地元の住民、バンコクから新たな挑戦を求めて移り住んできた人々、そして世界各地から訪れるアーティストやデジタルノマド。多様な文化が交わるこの街のカフェは、実に多彩な顔を持っています。

    旧市街を歩くと、チーク材の古民家をリノベーションしたノスタルジックな雰囲気のカフェに出会えます。一方、流行の中心地であるニマンヘミン通りには、コンクリートむき出しの壁に現代アートが飾られたスタイリッシュなカフェが軒を連ねています。さらに郊外に足を伸ばせば、田園風景や山々を望む絶景カフェが訪れる人々を待ち受けています。

    カフェ巡りの準備とポイント

    チェンマイでのカフェ巡りを満喫するためには、少しの準備やポイントを押さえることで、より快適に楽しむことができます。

    まず移動手段ですが、市内の移動には配車アプリ「Grab」がとても便利です。アプリで目的地を指定するだけで料金が確定し、運転手が迎えに来るため、言葉の壁や料金交渉の不安がありません。特に女性の一人旅には、安全面からも強くおすすめです。

    もう少しローカル感を味わいたい場合は、「ソンテウ」と呼ばれる赤い乗り合いトラックを利用するのも良いでしょう。手を挙げて停め、運転手に行き先を伝えて料金を交渉します。相場感が掴みにくいかもしれませんが、チェンマイの日常に触れる貴重な体験となるでしょう。

    カフェ巡りの計画を立てる際は、エリアを絞ることをおすすめします。たとえば「今日は旧市街のカフェを3軒巡る」「明日はニマンヘミン通りを散策する」といったテーマを決めると効率的に回れます。しかしながら、計画通りにいかないのも旅の楽しみの一つ。偶然見つけた路地裏の素敵なカフェにふらっと立ち寄るのもまた良い思い出となるでしょう。

    持ち物としては、強い日差し対策の帽子やサングラス、日焼け止めが必須です。突発的なスコールに備えて、折りたたみ傘や撥水性の羽織物を用意すると安心です。また、カフェでゆっくり過ごすために本やノートを持っていくのもおすすめ。多くのカフェがWi-Fiを完備しており、デジタルデバイスを使った作業も快適に行えます。

    森の隠れ家「ファーン フォレスト カフェ」へ

    数あるチェンマイのカフェのなかでも、私が「楽園」と呼びたくなる場所があります。それが旧市街の北西寄りにひっそりと佇む「ファーン フォレスト カフェ」です。

    都会のオアシスへと続く道のり

    このカフェは、賑やかな通りからひとつ路地に入った静かな場所にあります。白い壁にかけられた控えめな木製の看板が目印。その奥へ歩を進めると、まるで別の世界が広がっていました。

    目に飛び込んでくるのは、圧倒的な緑の絨毯。大小さまざまなシダ植物(Fern)が天蓋のように茂り、柔らかな木漏れ日を地面に落としています。足元には澄んだ水が流れる小川があり、せせらぎの音に混じって遠くの滝の音が心地よいBGMとなって響いてきます。ここにいると、都会の喧騒を一瞬で忘れさせてくれる、まるで魔法のような空間です。

    訪問時の服装に決まったルールはありません。カジュアルな格好で気軽に訪れて構いませんが、緑豊かな庭園ゆえに蚊がいることもあります。特に夕暮れの時間帯に行く際は、肌の露出を控えたり、羽織るものを持参すると安心です。私はいつもオーガニックの虫除けスプレーを携帯しており、自然の香りのものを選ぶことで、カフェの雰囲気を損なわず快適に過ごせます。

    五感が満たされる、森のくつろぎの席

    店内は緑豊かな庭を囲むオープンエアのテラス席と、エアコンが効いた屋内席の二つに分かれています。どちらで過ごすか、毎回迷ってしまいます。

    晴れの日には迷わずテラス席を選びます。シダの葉がそよぐ様子を目で追いながら、水音に耳を澄ます時間は最高の瞑想にもなります。池のなかを悠然と泳ぐ色鮮やかな鯉たちの姿も、心を穏やかにしてくれます。テーブルや椅子には温もりを感じる木製の素材が使われ、自然の中に溶け込むデザインです。常にファッションやデザインに触れている私にとって、この空間の調和はとても心地よく感じられます。

    雨季の一瞬のスコールや、チェンマイの暑さを避けたい日には屋内席がおすすめ。大きなガラス窓越しに庭の緑を眺めることができ、まるで絵画のような風景を楽しめます。静かで落ち着いた雰囲気なので、読書や執筆にも最適です。

    注文から始まる癒しのひととき

    席につくと、スタッフがにこやかにメニューを手渡してくれます。ここでは席でオーダーするスタイルで、写真付きで分かりやすく、英語表記もあるため安心です。ドリンクからフード、デザートまで豊富なラインナップに心が弾みます。

    注文が決まったら近くのスタッフに声をかけてください。タイのカフェでは日本のように大声で呼ぶことは少なく、軽く手を挙げるか、目が合った瞬間に微笑むとスマートに気づいてもらえます。

    もし注文と異なる品が届いたり、注文品がなかなか来なかったりといったトラブルがあっても、慌てず落ち着いて対応しましょう。「Excuse me, I think I ordered a different one.(すみません、別のものを注文したと思います)」と丁寧な英語で伝えれば、快く対応してくれます。タイの方々は穏やかで親切なので、笑顔を忘れずに接すれば、問題はすぐに解決するでしょう。

    支払いは基本的に現金が主流ですが、一定額以上の場合はクレジットカードが使えることもあります。小さなカフェには現金オンリーのところも多いため、チェンマイでは常に適度な現金(タイバーツ)を持ち歩くことをおすすめします。

    魔法の青いお茶、バタフライピーとの出会い

    ファーン フォレスト カフェのメニューには、淹れたての香り高いコーヒーやフレッシュなフルーツスムージーなど、多彩で魅力的なドリンクが揃っています。しかしここに来たら、ぜひ一度は味わってほしいのが、「バタフライピー」を使った特製ドリンクです。

    視覚と味覚で楽しむ、色のマジック

    私がオーダーしたのは「バタフライピー・ライム・ハニーソーダ」。目の前に運ばれてきたグラスには、吸い込まれそうなほど濃く美しい藍色の液体が注がれていました。その神秘的な色彩は、まるで南国の夜空が閉じ込められているかのようです。添えられたライムをそっと搾り入れると、不思議な変化が訪れます。

    藍色の液体はライムの酸と触れた瞬間、鮮やかな紫へとドラマティックに変わっていきます。グラスの中でゆっくりと色が混ざり合う様子はまさに魔法のようで、初めてこの変化を目にしたときの感動は今でも色あせません。

    味わいはというと、ほんのり豆のような香りが漂い、すっきりとした優しい甘みが特徴です。ハーブティー独特のクセはほとんどなく、ライムの爽やかな酸味と蜂蜜のまろやかな甘さが加わることで、非常に飲みやすく仕上がっています。チェンマイの暑さで火照った身体に、じんわりと染み渡る清涼感が心地よい一杯です。

    このカフェでは、バタフライピーを用いたケーキも人気を博しています。青いクリームで飾られたシフォンケーキは、見た目のインパクトだけでなく、控えめな甘さとふわふわの食感が絶妙です。ドリンクとケーキをセットで楽しめば、青の世界を存分に満喫できるでしょう。

    バタフライピーの秘密に迫る

    この鮮やかな青色の正体は、マメ科の植物「バタフライピー」の花びらから抽出されたものです。タイ語では「アンチャン(อัญชัน)」と呼ばれ、古くから食用や染料、伝統的なハーバルケアとして親しまれてきました。

    色の変化は花びらに豊富に含まれる「アントシアニン」というポリフェノールの一種によるものです。アントシアニンはブルーベリーや紫キャベツにも含まれる天然の青紫色素で、アルカリ性では青色、酸性に傾くと赤紫色に変わる性質があります。レモンやライムに含まれるクエン酸を加えると、この美しい色の変化が引き起こされるのです。

    美容と健康に嬉しい青の恵み

    近年バタフライピーが世界的に注目されているのは、その美しい見た目だけが理由ではありません。たっぷり含まれるアントシアニンには強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果も期待されています。細胞の老化を防ぎ、肌のハリや弾力維持に役立つとされているのです。

    さらに、タイでは昔からバタフライピーの抽出液が黒く艶やかな髪を育てると信じられ、シャンプーやコンディショナーにも用いられてきました。目の疲れを癒す効果も知られており、スマホやパソコンを長時間使う現代人にとっては頼もしいハーブと言えるでしょう。こうした健康効果は科学的にも研究が進められており、バタフライピーの生物活性化合物に関するレビュー論文では、その抗酸化作用や健康への寄与について詳しく解説されています。

    ファーン フォレスト カフェで過ごす時間は、単に美味しい飲食を楽しむだけでなく、自然の恵みがもたらす美しさと健康を全身で感じられる、貴重なひとときなのです。

    ファーン フォレスト カフェで過ごす、至福のひととき

    この緑あふれる楽園で、あなたはどのようなひとときを過ごしたいですか?ここでは、私が特に気に入っている過ごし方をいくつかご紹介します。

    朝の光の中でのモーニングタイム

    チェンマイの朝は、涼しくて穏やかな時間が流れています。朝早くにファーン フォレスト カフェを訪れ、木漏れ日が揺れるテラス席で朝食を楽しむのは、まさに贅沢な一日のスタートです。淹れたてのコーヒーの芳しい香りと、焼きたてクロワッサンの香ばしさが、眠っていた感覚をそっと目覚めさせてくれます。新鮮なフルーツを添えたヨーグルトや、ボリューム豊かなイングリッシュブレックファストもぜひお試しください。澄み切った空気の中、鳥のさえずりを聞きながらゆったりとページをめくる読書の時間は、これ以上ない幸福です。

    昼下がりの涼を求めて&デジタルデトックス

    一番日差しが強まる昼下がりは、この森の中のカフェが絶好の避難所となります。緑の葉が日差しをやわらげ、せせらぎの音がまるで体感温度を下げてくれるかのようです。冷たく爽やかなバタフライピーソーダを片手に、デジタル機器から少し距離を置いてみませんか?Wi-Fiは完備していますが、あえて接続を控え、ノートに旅の記録を書き留めたり、庭をぼんやり眺めたり。情報の渦から解き放たれ、自分自身の内面に耳を傾ける時間は、旅をより一層深く豊かなものにしてくれます。

    写真愛好家のための撮影ポイント

    ファーン フォレスト カフェは、どのアングルを切り取っても絵になる、まさにフォトジェニックな空間です。ここで素敵な写真を撮るためのちょっとしたヒントをご紹介します。

    • 光を味方にする: 木漏れ日は最高の自然光。葉の間から差し込む光が被写体に自然な陰影と立体感を生み出します。人物を撮影する際は、逆光気味にすると髪がキラキラと輝き、幻想的な雰囲気を醸し出します。
    • 緑のフレームを利用する: 手前にあるシダの葉を「前ボケ」として活用すれば、写真に奥行き感が生まれます。緑のフレームを囲む中にテーブルのドリンクや人物を配置する構図もおすすめです。
    • 水面の反射を狙う: 池の水面に映る緑や空は絶好の被写体。風がない穏やかな日には、鏡のような美しいリフレクションを撮影できます。
    • 細部に注目: シダの葉脈や苔むした岩、テーブルに落ちた花びらなど、細かいディテールに目を向けると思わぬ発見があります。マクロレンズを使った接写も楽しいでしょう。

    ただし、他のお客さまへの気配りを忘れずに。静かに過ごしている方の迷惑にならないようにし、長時間同じ場所を独占しないよう心がけてください。

    女性ひとり旅でも安心な理由

    チェンマイは治安が比較的良い街ですが、それでもひとり旅だと不安があるものです。そうした中で、ファーン フォレスト カフェは女性ひとりでも安心して過ごせるスポットだと自信をもって言えます。

    まず、カフェは観光客が多いエリアの大通りから少し入った場所にあり、人目があり安全です。店内はいつも多くのお客さんで賑わっており、スタッフの目も行き届いています。スタッフは皆親切でフレンドリーなので、困ったことがあればすぐに頼ることができます。

    貴重品の管理は自己責任で行いましょう。席を離れる際は、スマートフォンや財布、カメラなどをテーブルに置きっぱなしにしないことが大切です。小さなバッグを一つ持ち歩き、貴重品は常に身に着けておくのが基本。これはこのカフェだけでなく、海外旅行全般においても守るべき大切なルールです。

    チェンマイのカフェ文化をさらに深く楽しむ

    ファーン フォレスト カフェでチェンマイのカフェ文化に魅了されたなら、ぜひ他のカフェも訪れてみてください。エリアによって異なる個性を持つカフェを巡ることで、この街の多彩な魅力を感じ取ることができます。

    【ニマンヘミン通りエリア】トレンドの最前線を行く場所

    「チェンマイの代官山」と称されるニマンヘミン通り近辺は、洗練されたブティックやアートギャラリー、そして最先端のカフェが集まる人気エリアです。

    • Ristr8to Lab:世界トップレベルのラテアートで有名なコーヒースポット。コーヒー愛好家なら一度は訪れたい名店で、バリスタたちの華やかな技術を目の前で楽しめます。店内は常に活気に溢れ、コーヒーへの情熱が伝わってきます。
    • SS1254372 Cafe:アートギャラリーを併設したユニークな空間が特徴です。宇宙船をイメージした店内はどこを撮っても写真映えし、ブランチメニューも高い支持を得ています。

    【旧市街エリア】歴史と文化が息づくエリア

    城壁に囲まれた旧市街には、古い建物をリノベーションした趣あるカフェが点在。お寺巡りの合間に立ち寄るのにぴったりの場所です。

    • Akha Ama Coffee:チェンマイのコーヒー文化を理解する上で欠かせない社会的企業が運営するカフェ。タイ北部の少数民族アカ族によって栽培された高品質なオーガニックコーヒーを、公正な価格で提供しています。一杯のコーヒーが生産者の生活支援につながる、心温まるストーリーが魅力です。
    • The Barisotel by The Baristro:ホテルに隣接し、白を基調としたミニマルで洗練されたデザインが印象的なカフェ。自然光が心地よく差し込む空間で、こだわりのコーヒーとスイーツを味わえます。写真愛好家にも特におすすめのスポットです。

    【郊外エリア】豊かな自然に包まれる絶景カフェ

    郊外に足を伸ばせば、チェンマイの雄大な自然を感じられるカフェが点在しています。Grabでのチャーターやレンタルバイクでの訪問がおすすめで、小旅行気分を楽しめます。

    • Brandnew Field Good:広大な田園の中にぽつんと佇むカフェ。竹で編まれた独特な橋を渡ってアクセスします。乾季には黄金色の稲穂が輝き、雨季には鮮やかな緑の絨毯が広がるなど、季節ごとに異なる絶景を満喫できます。
    • Jungle De Cafe:ジップラインなどアクティビティ施設に併設されたカフェで、滝のすぐ脇にあるネット席に寝そべれば、大自然と一体になる感覚が味わえます。冒険好きな方には特におすすめです。

    これらのカフェを訪れる際は、事前に公式サイトやSNSで最新の営業時間を確認することをお勧めします。特に定休日は変更されることもあるため注意が必要です。旅行全般の計画には、タイ国政府観光庁公式サイトで最新のイベント情報や観光名所をチェックするのも良いでしょう。信頼できる情報から旅をより充実させるヒントを得られます。

    旅の記憶を彩る、バタフライピーのお土産

    ファーン フォレスト カフェで出会ったあの美しい青色のお茶。旅の思い出と共に、日本へ持ち帰ってみませんか?チェンマイでは、バタフライピー関連のアイテムを簡単に手に入れることができます。

    どこで買う?何を選ぶ?お土産購入のポイント

    • スーパーマーケット: 「Tops Market」や「Rimping」など、観光客に人気の品揃え豊かなスーパーマーケットでは、乾燥バタフライピーの花(ドライフラワー)や手軽に楽しめるティーバッグが販売されています。品質も安定しているため、お土産として安心して購入できます。
    • 市場(タラート): ワロロット市場などの大規模な市場では、地元の雰囲気を感じながらお土産探しが楽しめます。スーパーマーケットよりも安価に手に入るケースが多いですが、品質にはばらつきがあるため、自分の目でしっかり確認して選びましょう。量り売りで好みの量だけ購入できる点も魅力です。
    • ハーブ製品専門店: チェンマイにはオーガニックハーブ製品を専門に扱うお店も数多くあります。そこでは、お茶だけでなく、バタフライピーを使ったシャンプーやコンディショナー、石鹸、フェイスパックなど、多彩なコスメティック商品も見つけられます。天然由来の成分にこだわった製品は、自分用はもちろん、大切な方へのギフトにも最適です。

    なお、日本への持ち込みに関しては、乾燥ハーブティーであれば基本的に問題ありませんが、植物の生ものや土が付着しているものは植物防疫の関係で持ち込み禁止となっていますのでご注意ください。

    おうちで楽しむ、魔法のティータイム

    持ち帰ったバタフライピーで、旅の余韻をゆったりと味わってみませんか?

    • 基本のバタフライピーティーの淹れ方:
    1. 乾燥したバタフライピーの花を5~6個、ティーポットに入れます。
    2. 熱湯を注ぎ、約5分間蒸らします。
    3. 鮮やかな青色の抽出液ができたらカップに注ぎます。
    • 色の変化を楽しむ:

    お茶にレモン汁やライム汁を数滴加えてみてください。青から紫へと変わるその瞬間は、何度見ても感動的です。お子様のいるご家庭なら、まるで理科の実験のようで楽しさも倍増するでしょう。

    • アレンジレシピ:

    はちみつやシロップで甘みを足したり、炭酸水で割ってソーダにしたり。牛乳やココナッツミルクを混ぜれば、美しいラテも作れます。ゼラチンで固めて、キラキラ輝く青いゼリーにするのもおすすめです。自由な発想で、あなただけのオリジナルドリンクやデザートづくりに挑戦してみてください。

    旅先での感動した瞬間を日常に再現することで、旅の記憶がより鮮明になり、長く心に残る素敵な時間になることでしょう。

    旅が教えてくれる、心の余白

    ファーン フォレスト カフェのシダの葉陰で過ごした、穏やかなひととき。バタフライピーティーのグラスの中でゆっくりと移り変わる、静かな色彩の変化。チェンマイの旅は、いつも私に「心の余白」の大切さを改めて教えてくれます。

    毎日、タスクや時間に追われ、効率や結果ばかりを求められる生活の中で、つい見失いがちな感覚。目的もなくただ空を見上げたり、水の流れる音に耳を澄ませたり、じっくりとお茶の色が変わるのを待つ時間。こうした一見「無意味」に思える時間こそが、心身の凝りをほぐし、新たなアイデアやエネルギーを生み出すために欠かせない、貴重な栄養なのかもしれません。

    チェンマイのカフェは、単に飲み物を提供するだけの場所ではありません。訪れた人に時間と空間を与え、それぞれが自分と向き合うことを許してくれる、深い包容力を持つ場所です。

    この記事を読んで、チェンマイのカフェやファーン フォレスト カフェに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。次の旅の計画を立てる際には、地球の歩き方のような信頼できるガイドブックを片手に、自分だけのカフェ巡りリストを作るのも楽しいかもしれません。

    さて、次の休暇には都会の喧騒を離れ、緑豊かな森の隠れ家へ。一杯の魔法のお茶が、あなたの日常や人生を、ほんの少しだけ色鮮やかに彩ってくれることでしょう。

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    この記事を書いたトラベルライター

    アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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