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神々の島バリ、魂が還る場所へ。究極の楽園を巡る完全ガイド

どこまでも青い海と空、目に鮮やかな緑の渓谷、そして人々の穏やかな微笑み。インドネシアに浮かぶ小さな島、バリは、訪れる人々を魅了してやまない不思議な力を持っています。「神々の島」という言葉がこれほど似合う場所は、世界中を探してもそうはないでしょう。単なるリゾート地という言葉では到底語り尽くせない、奥深い文化とスピリチュアルな空気が、島の隅々にまで満ち溢れています。

ビーチで過ごす気ままな時間、鬱蒼と茂るジャングルでのアドベンチャー、心と体を解き放つヨガやスパ、そして魂を揺さぶる伝統芸術との出会い。バリ島は、訪れる人の数だけ、異なる表情を見せてくれます。ラグジュアリーなヴィラで過ごす夢のような休日も、バックパックひとつでローカルな生活に溶け込む旅も、この島はすべて受け入れてくれるのです。

なぜ、私たちはこれほどまでにバリ島に惹かれるのでしょうか。それはきっと、この島が持つ「生命力」そのものに触れることができるからかもしれません。太陽の光を浴びて輝くライステラス、火山の麓から湧き出る聖なる水、そして、日々の暮らしの中に息づくヒンドゥーの祈り。そのすべてが、私たちの日常で少しだけ疲れた心を優しく癒やし、新たなエネルギーを注ぎ込んでくれるのです。

この記事では、そんなバリ島の尽きない魅力を、エリアごとの特色から、グルメ、文化、アクティビティといったテーマに至るまで、徹底的に掘り下げていきます。初めてバリを訪れる方はもちろん、何度も訪れているリピーターの方にも、新たな発見があるはず。さあ、あなただけの楽園を見つける旅へ、一緒に出かけましょう。このガイドが、あなたの魂を揺さぶる最高の旅の羅針盤となることを願って。

目次

エリア別徹底解説!あなたにぴったりの楽園はどこにある?

バリ島と一言で言っても、その表情はエリアによって驚くほど異なります。賑やかなビーチリゾートから、静寂に包まれた山間部、手付かずの自然が残る秘境まで。あなたの旅の目的やスタイルに合ったエリアを見つけることが、バリ島旅行を成功させるための最初の、そして最も重要なステップです。

南部エリア①(クタ、レギャン、スミニャック、チャングー) – 太陽と活気、流行の最前線

バリ島観光の玄関口、ングラ・ライ国際空港からほど近いこのエリアは、島で最も賑わい、常にエネルギーに満ち溢れています。太陽を求めるツーリスト、波を追いかけるサーファー、そして最新のトレンドを求める人々が世界中から集まり、国際色豊かな雰囲気を醸し出しています。

  • クタ(Kuta)

かつては静かな漁村だったクタは、今やバリ島一の繁華街。クタビーチ沿いには大型ショッピングモールやレストラン、バー、クラブがひしめき合い、夜遅くまで活気が絶えることはありません。サーフィンのメッカとしても知られ、初心者向けのサーフスクールが数多く点在しています。手頃な価格のホテルやロスメン(民宿)も多く、若者やバックパッカーに絶大な人気を誇ります。エネルギッシュな雰囲気に身を任せ、思いっきり遊びたい人には最高の場所ですが、静かな休日を求める人には少し騒がしすぎるかもしれません。

  • レギャン(Legian)

クタの北に隣接するレギャンは、クタの賑わいとスミニャックの洗練された雰囲気を併せ持つエリアです。クタほど騒がしくなく、スミニャックほど気取らない。その絶妙なバランスが魅力で、幅広い層の旅行者に支持されています。ビーチ沿いには中級クラスのホテルが多く、家族連れにも人気。メインストリートにはおしゃれなショップやレストランが並び、散策するだけでも楽しめます。

  • スミニャック(Seminyak)

レギャンのさらに北に位置するスミニャックは、バリ島における「おしゃれ」の代名詞。高級ヴィラやブティックホテルが立ち並び、街並みは洗練された雰囲気に包まれています。メインストリートのオベロイ通り(Jl. Kayu Aya)には、ハイセンスなセレクトショップ、デザイナーズブランドのブティック、そして世界各国の料理を提供するファインダイニングレストランが軒を連ねます。夕暮れ時になると、ビーチ沿いのおしゃれなバーやクラブは、美しいサンセットを眺めながらカクテルを楽しむ人々で賑わいます。贅沢でスタイリッシュな休日を過ごしたいカップルや大人向けのエリアと言えるでしょう。

  • チャングー(Canggu)

スミニャックの北、近年急速に注目を集めているのがチャングーです。かつては一面の田園風景が広がるのどかなエリアでしたが、今ではお洒落なカフェ、ヨガスタジオ、コワーキングスペースなどが次々とオープンし、「デジタルノマド」の聖地とも呼ばれています。スミニャックよりもヒップでリラックスした雰囲気が特徴で、サーフカルチャーとヘルシー志向が融合した独特のコミュニティが形成されています。黒砂のビーチと美しい田園風景が共存する景色もチャングーならでは。流行に敏感で、チルな雰囲気を好む若者たちに絶大な支持を得ています。

南部エリア②(ジンバラン、ヌサドゥア、ウルワツ) – 碧い海と断崖絶壁が織りなす極上リゾート

同じ南部でも、こちらは落ち着いた大人のためのリゾートエリア。穏やかな海、息をのむような絶景、そしてワールドクラスのホスピタリティが、訪れる人々に至福の時を約束します。

  • ジンバラン(Jimbaran)

空港の南に位置するジンバランは、穏やかな波と美しい白砂のビーチが広がるエリア。かつては素朴な漁村でしたが、今ではフォーシーズンズやインターコンチネンタルといった最高級ホテルがビーチ沿いに静かに佇んでいます。ジンバランの代名詞といえば、何と言ってもビーチにずらりと並ぶ「イカン・バカール」(シーフードBBQ)の屋台。夕暮れ時、水平線に沈む夕日を眺めながら、新鮮な魚介類を味わうディナーは、忘れられない思い出になることでしょう。ロマンチックな雰囲気を求めるカップルや、静かに過ごしたいファミリーに最適です。

  • ヌサドゥア(Nusa Dua)

バリ島南東の岬に位置するヌサドゥアは、政府によって開発された一大リゾートコンプレックスです。ゲートで厳重に管理されたエリア内には、広大な敷地を持つ大型の高級リゾートホテルが点在し、手入れの行き届いた美しい庭園やプライベートビーチが広がっています。セキュリティが万全で、物売りなどもいないため、外部の喧騒から完全に切り離された空間で、安心してリゾートライフを満喫できます。ゴルフコースやコンベンションセンターも併設されており、まさに「完璧なリゾート」を求める人々に愛されています。

  • ウルワツ(Uluwatu)

バリ島の最南端、石灰岩の断崖絶壁が続くこのエリアは、ダイナミックで神聖な雰囲気に満ちています。ブルガリやアヤナリゾートなど、崖の上に建てられた絶景の高級ヴィラやホテルが人気で、その眺めはまさに圧巻。サーファーにとっては、世界有数のビッグウェーブが押し寄せる伝説的なサーフポイントとしても知られています。そして、このエリアのハイライトは、断崖の先端に建つ「ウルワatu寺院」。インド洋に沈む夕日を背景に、ここで毎夜開催される伝統舞踊「ケチャダンス」は、バリ島で最もドラマチックな体験の一つです。

中部エリア(ウブド) – 芸術と精神が宿る、バリの魂

もしバリ島に「心臓」があるとするならば、それは間違いなくウブドでしょう。ビーチリゾートの喧騒とは一線を画し、深い緑の渓谷、美しいライステラス(棚田)、そして静かに流れる川に囲まれたこの地は、バリ芸術と文化、そしてスピリチュアリティの中心地です。

ウブドの魅力は多岐にわたります。まず挙げられるのが、その芸術的な雰囲気。街の中心部には、バリ絵画や木彫り、銀細工などのギャラリーや工房が軒を連ね、才能あふれるアーティストたちが日々創作活動に励んでいます。ウブド市場を散策すれば、色とりどりの工芸品や雑貨が並び、お土産探しにも事欠きません。

また、ウブドは「癒やし」の代名詞でもあります。世界中からヨギーニが集まるヨガスタジオが数多く存在し、初心者から上級者まで、レベルに合わせたクラスを気軽に受けることができます。緑豊かな自然の中で行うヨガは、心と体のバランスを取り戻す最高の体験となるでしょう。さらに、質の高いスパも豊富。伝統的なバリニーズマッサージから、フラワーバス、アーユルヴェーダまで、多彩なトリートメントで日々の疲れをリセットできます。

食文化もウブドの大きな魅力の一つ。近年は特に、オーガニック野菜やスーパーフードを使ったヘルシーで美味しいヴィーガン・ベジタリアン料理のレストランが急増し、「イート・プレイ・ラブ」の世界を体現するような食体験が楽しめます。もちろん、伝統的なバリ料理を味わえるワルン(食堂)も健在です。

ウブドを拠点に少し足を延せば、テガラランの壮大なライステラスや、聖なる水が湧き出るティルタ・ウンプル寺院、ゴア・ガジャ(象の洞窟)といったパワースポットにもアクセスできます。自然のエネルギーと、人々の祈りが溶け合うウブドの空気は、訪れる人の内面に深く語りかけ、忘れられない感動を与えてくれるはずです。

北部エリア(ロビナ、ムンドゥック) – 手付かずの自然と出会う、静寂の旅

バリ島の喧騒から離れ、ありのままの自然に抱かれたいと願うなら、北部エリアを目指すべきです。南部とは対照的に、ここは時間がゆっくりと流れる素朴な場所。観光客の姿もまばらで、静かで穏やかな休日を過ごすことができます。

  • ロビナ(Lovina)

北部の中心地であるロビナは、黒砂のビーチが広がる穏やかな海岸線で知られています。波が静かなため、海水浴やシュノーケリングに最適。そして、ロビナ最大の魅力は、早朝の「ドルフィンウォッチングツアー」です。夜明け前の薄明かりの中、伝統的なアウトリガーカヌー(ジュクン)に乗って沖へ出ると、朝日と共に野生のイルカの群れが姿を現します。水面をジャンプするイルカたちの姿は、感動的で心温まる光景です。

  • ムンドゥック(Munduk)

ロビナから内陸に入った高原地帯に位置するのがムンドゥック。ここは、かつてオランダ統治時代に避暑地として栄えた場所で、涼しく快適な気候が特徴です。周辺には、壮大な滝がいくつも点在し、トレッキングコースも整備されています。ギッギッの滝やムンドゥックの滝などを巡るハイキングは、マイナスイオンを全身に浴びる最高のリフレッシュになるでしょう。また、このエリアは高品質なコーヒーやクローブ(丁子)の産地としても有名で、プランテーションを訪れて、栽培から焙煎までの過程を見学することもできます。見晴らしの良いカフェで、眼下に広がる緑の渓谷を眺めながら味わう一杯のコーヒーは格別です。

東部エリア(チャンディダサ、アメッド) – 海中の楽園と聖なる山の麓で

バリ島最高峰のアグン山が雄大にそびえる東部エリアは、ダイバーやシュノーケラーにとっての聖地。観光地化が進んだ南部とは異なり、昔ながらの漁村の風景が色濃く残り、静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。

  • チャンディダサ(Candidasa)

かつては美しいビーチが広がっていましたが、開発の影響で砂浜が侵食されてしまった悲しい歴史を持つリゾート地。しかし、その沖合には素晴らしいダイビングスポットが点在しており、特に近隣のパダンバイ港からボートでアクセスできる「ブルーラグーン」は、手軽に美しいサンゴ礁と熱帯魚を楽しめるシュノーケリングポイントとして人気です。また、バリ先住民族「バリアガ」が暮らすトゥガナン村も近く、独自の文化や建築様式に触れることができます。

  • アメッド(Amed)

チャンディダサからさらに北東へ、海岸線に沿って小さな漁村が点在するエリアがアメッドです。ここは、まさに「ダイバーズパラダイス」。特に有名なのが、第二次世界大戦中に沈んだアメリカの輸送船「リバティ号」が眠るトゥランベン(Tulamben)の沈船ポイント。ビーチからエントリーできる手軽さにもかかわらず、魚影の濃さとサンゴの美しさはワールドクラスです。初心者からベテランまで、世界中のダイバーを魅了し続けています。アグン山を背景に、ジュクンが並ぶ黒砂のビーチの風景は、どこかノスタルジックで心惹かれるものがあります。

離島(レンボンガン島、チュニガン島、ペニダ島) – 冒険心をくすぐる絶景の宝庫

バリ本島の南東に浮かぶ3つの島々は、近年人気が急上昇している注目のエリア。本島とは比較にならないほど透明度の高い海と、手付かずの自然が残る絶景が魅力です。サヌールから高速船で約30分というアクセスの良さも人気の理由。

  • レンボンガン島(Nusa Lembongan)

3島の中で最も観光開発が進んでおり、宿泊施設やレストランも充実しています。美しいビーチでのんびりしたり、マングローブの森をカヌーで探検したり、シュノーケリングでマンタと一緒に泳いだりと、多彩なアクティビティが楽しめます。島の南側にある「デビルズティアーズ(悪魔の涙)」は、荒波が岩に打ち付けて巨大な水しぶきを上げる迫力満点の絶景スポットです。

  • チュニガン島(Nusa Ceningan)

レンボンガン島とは黄色い橋「イエローブリッジ」で結ばれており、バイクや徒歩で簡単に行き来できます。3島の中で最も小さく、のどかな雰囲気が魅力。海藻の養殖が盛んで、干潮時には美しい海藻畑の風景が広がります。崖の上に作られたおしゃれなバー「ブルーラグーン」からの眺めは必見です。

  • ペニダ島(Nusa Penida)

3島の中で最も大きく、最もワイルドな島。道は未舗装の場所が多く、移動は少し大変ですが、その先には想像を絶するほどの絶景が待っています。ティラノサウルスの頭のように見える断崖「クリンキンビーチ」、天然のインフィニティプール「エンジェルズビラボン」、そして穴の空いた巨大な岩「ブロークンビーチ」など、SNSで話題の絶景スポットが目白押しです。アドベンチャーを求める旅人にとって、ペニダ島は最高の舞台となるでしょう。

テーマで深掘りするバリの魅力 – あなたは何を体験する?

エリアごとの特色を掴んだら、次は「何をするか」というテーマでバリ島の魅力をさらに深く探っていきましょう。バリ島は、ただ美しい景色を眺めるだけの場所ではありません。五感をフルに使って体験することで、その真価がわかるのです。

美食の探求 – ワルンの味からファインダイニングまで

旅の喜びの大きな部分を占めるのが「食」。バリ島は、その期待を裏切らない美食の宝庫です。スパイシーで奥深い伝統料理から、世界の最新トレンドを取り入れたフュージョン料理まで、食の選択肢は無限に広がっています。

  • 必食!バリの伝統料理

バリ島に来たら、まずはローカルフードを試さずにはいられません。日本人の口にも合いやすいものが多く、その美味しさに驚くはずです。

  • ナシ・ゴレン(Nasi Goreng): インドネシア風チャーハン。サンバル(チリソース)やケチャップマニス(甘い醤油)で味付けされ、目玉焼きが乗っているのが定番。どこで食べても美味しく、まさに国民食です。
  • ミー・ゴレン(Mie Goreng): インドネシア風焼きそば。ナシ・ゴレンと並ぶ定番メニューで、野菜や鶏肉、シーフードなど具材も豊か。
  • サテ(Sate): 鶏肉や豚肉、ヤギ肉などを串に刺して炭火で焼いたインドネシア風焼き鳥。ピーナッツソースが絶妙なアクセントになります。
  • バビ・グリン(Babi Guling): 豚の丸焼き。様々なスパイスを豚のお腹に詰めてじっくりと焼き上げた、バリ・ヒンドゥーのお祭りに欠かせないご馳走です。皮はパリパリ、肉はジューシーで、一度食べたら忘れられない味。
  • ナシ・チャンプル(Nasi Campur): ご飯の周りに、数種類のおかずを盛り付けた定食スタイルの一皿。店によっておかずの内容が違うので、色々なお店のナシ・チャンプルを試すのも楽しいです。

これらは「ワルン」と呼ばれるローカルな食堂で、驚くほど手頃な価格で味わうことができます。勇気を出して、地元の人で賑わうワルンの扉を開けてみてください。

  • 進化するカフェ&レストランシーン

特にウブドやスミニャック、チャングーでは、カフェ文化が花開いています。緑豊かな田園風景を望むオープンエアのカフェで、自家焙煎のスペシャルティコーヒーや、新鮮なフルーツをたっぷり使ったスムージーボウルを味わう朝は、バリならではの贅沢な時間。 また、世界中から才能あるシェフが集まるバリ島では、食のレベルが年々向上しています。地元の食材を活かしつつ、フレンチやイタリアン、和食などの技法を取り入れた独創的なフュージョン料理を提供するレストランが次々と登場。崖の上の絶景レストランや、ジャングルの隠れ家のようなファインダイニングで過ごすディナーは、特別な夜を演出してくれるでしょう。

文化と芸術の深淵 – 神々の息吹を感じる旅

バリ島が「神々の島」と呼ばれる所以は、その生活の隅々にまで深く根付いたバリ・ヒンドゥーの文化と、そこから生まれた豊かな芸術にあります。寺院を訪れ、伝統舞踊を鑑賞し、工芸品に触れることで、バリの魂の奥深さを感じることができるでしょう。

  • 荘厳なる寺院巡り

バリ島には、大小合わせて2万以上もの寺院があると言われています。その中でも、特に訪れるべき代表的な寺院がいくつかあります。

  • タナロット寺院(Tanah Lot Temple): 海に浮かぶように建つ、バリ島で最も有名な寺院の一つ。干潮時には歩いて渡ることができます。夕暮れ時、オレンジ色に染まる空と寺院のシルエットが織りなす光景は、息をのむほど幻想的です。
  • ウルワツ寺院(Uluwatu Temple): 南部の断崖絶壁に建つ寺院。インド洋を見下ろすダイナミックなロケーションが魅力です。野生の猿が多く生息しているので、持ち物には注意が必要。
  • ティルタ・ウンプル寺院(Tirta Empul Temple): 聖なる泉が湧き出る寺院として知られ、多くのバリ人が沐浴に訪れます。旅行者も沐浴を体験することができ、心身が清められるようなスピリチュアルな体験ができます。
  • ブサキ寺院(Besakih Temple): バリ・ヒンドゥーの総本山とされ、聖なるアグン山の麓に位置する最も重要な寺院。大小30以上の寺院からなる複合寺院で、その規模と荘厳な雰囲気は圧巻です。

寺院を訪れる際は、肌の露出を避けるため、サロン(腰巻)やスレンダン(帯)の着用が義務付けられています。敬虔な祈りの場であることを忘れず、敬意を払って見学しましょう。

  • 魂を揺さぶる伝統舞踊

バリの舞踊は、単なるエンターテイメントではなく、神々への奉納や物語の伝承という重要な役割を担っています。

  • ケチャ(Kecak): 上半身裸の男性たちが「チャッ、チャッ」という独特のリズムを口で刻みながら円陣を組み、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の物語を演じます。特にウルワツ寺院のサンセットケチャは、炎と夕日が一体となる圧倒的な迫力で、必見のパフォーマンスです。
  • レゴン(Legong): きらびやかな衣装と華やかなメイクを施した女性ダンサーが、ガムランの優雅な音色に合わせて舞う宮廷舞踊。指先の動き一つ一つにまで意味が込められた、洗練された美しさが魅力です。
  • バロン(Barong): 善の象徴である聖獣バロンと、悪の象徴である魔女ランダの終わりのない戦いを描いた舞踊劇。コミカルな要素も多く、子供から大人まで楽しめます。

究極の癒やしとデトックス – 心と体をリセットする時間

日々の喧騒とストレスから解放され、心身ともにリフレッシュしたい。そんな願いを叶えてくれるのが、バリ島の「癒やし」の力です。緑豊かな自然、穏やかな空気、そして古代から伝わるヒーリングの知恵が、あなたを深いリラクゼーションへと誘います。

  • 五感を満たすスパ&マッサージ

バリ島は「スパ天国」。街中のリーズナブルなマッサージ店から、高級ホテルのラグジュアリーなスパまで、予算や好みに合わせて様々な選択肢があります。 代表的なのは、オイルを使って全身をゆっくりと揉み解していくバリニーズ・マッサージ。血行を促進し、深いリラクゼーション効果をもたらします。他にも、温めた石を使うホットストーン・マッサージや、ハーブを布で包んだボールを体に当てるハーバルボール、二人掛かりで行う贅沢なフォーハンド・マッサージなど、メニューは多彩。 南国の花々を浮かべたフラワーバスは、見た目にも美しく、心から満たされる至福のひととき。多くのスパで、マッサージとセットになったパッケージが用意されています。渓谷を見下ろす絶景スパや、海の音を聞きながら受けるトリートメントなど、ロケーションにこだわるのもおすすめです。

  • 自然と一体になるヨガリトリート

特にウブドやチャングーは、世界的なヨガの聖地として知られています。初心者向けのドロップインクラスから、数日間にわたる本格的なリトリート(合宿)プログラムまで、内容は様々。 朝靄のかかるライステラスを眺めながら、鳥のさえずりをBGMに深く呼吸する。太陽礼拝で一日の始まりに感謝する。そんな時間は、体の柔軟性を高めるだけでなく、心の静けさを取り戻させてくれます。アシュタンガ、ヴィンヤサ、ハタ、陰ヨガなど、様々なスタイルのヨガが実践されているので、自分に合ったクラスを見つけるのも楽しいでしょう。ヨガを通じて、世界中から集まった仲間と繋がることも、バリ島ならではの貴重な体験です。

アクティブに遊ぶ! – バリの自然を体感するアドベンチャー

美しい海と雄大な山々に恵まれたバリ島は、アクティブ派にとっても楽園です。スリルと興奮を求める冒険が、あなたの旅をより一層忘れがたいものにしてくれるはずです。

  • 波と戯れるサーフィン

バリ島は、一年を通して質の良い波に恵まれたサーファーの憧れの地。南部のクタビーチは、遠浅で波が穏やかなため、初心者やサーフィンスクールに最適です。一方、ウルワツ周辺のポイントは、パワフルで大きな波がブレイクする上級者向けのリーフブレイク。自分のレベルに合ったポイントで、インド洋の波に乗る爽快感を味わってみてください。

  • 海中世界を探検するダイビング&シュノーケリング

バリの海の魅力は、水面の上だけではありません。その水中には、色とりどりのサンゴ礁と豊かな海洋生物が織りなす別世界が広がっています。東部のトゥランベンやアメッド、北西部のムンジャンガン島は、世界的に有名なダイビングスポット。巨大なマンタやマンボウ(モラモラ)といった大物に出会えるチャンスがあるペニダ島やレンボンガン島も人気です。ダイビングのライセンスがなくても、シュノーケリングで十分に楽しめます。パダンバイのブルーラグーンなど、初心者でも気軽に美しい海中景観を堪能できるスポットがたくさんあります。

  • ジャングルを駆け抜けるラフティング&トレッキング

海だけでなく、山の魅力も満喫できるのがバリ島。ウブド近郊を流れるアユン川でのラフティングは、スリル満点の人気アクティビティ。熱帯雨林の渓谷をゴムボートで下りながら、手付かずの自然を全身で感じることができます。 また、バトゥール山やアグン山といった火山へのトレッキングもおすすめです。特に、夜中に出発し、山頂でご来光を待つサンライズトレッキングは、人生観が変わるほどの感動体験。雲海の上に太陽が昇る瞬間、眼下に広がるバリ島のパノラマは、まさに神々からの贈り物です。

旅の準備と実践情報 – 賢く旅して最高の思い出を

バリ島への旅を計画する上で、知っておくと便利な実用情報をまとめました。しっかり準備して、スムーズで快適な旅行を楽しみましょう。

ベストシーズンはいつ?乾季と雨季の特徴

バリ島は熱帯モンスーン気候に属し、一年は大きく「乾季」と「雨季」に分かれます。

  • 乾季(おおむね4月〜10月)

この時期は、晴天が続き、湿度が低く過ごしやすいベストシーズン。空も海も青く澄み渡り、マリンスポーツや観光に最適です。特に7月、8月は世界中から観光客が訪れるハイシーズンとなり、航空券やホテルの料金も高騰します。

  • 雨季(おおむね11月〜3月)

雨季と言っても、日本の梅雨のように一日中雨が降り続くことは稀で、一日に数回、激しいスコールが降るというのが一般的です。雨上がりの緑は一層鮮やかになり、フルーツも旬を迎えます。観光客が比較的少なく、旅費も安くなるため、のんびり過ごしたい人や、スパやヨガなど室内でのアクティビティを中心に考えている人には狙い目のシーズンです。ただし、海の透明度は乾季に比べて落ちることがあります。

アクセスと島内交通の乗りこなし術

バリ島の玄関口は、デンパサールにある「ングラ・ライ国際空港(DPS)」です。日本からの直行便も運航しています。

空港からホテルへの移動や、島内の移動手段はいくつか選択肢があります。

  • タクシー

最も一般的な移動手段。空港にはエアポートタクシーのカウンターがあります。街中で流しのタクシーを拾う際は、メーター制で信頼性の高い「ブルーバード(Blue Bird)グループ」のタクシーを選ぶのが安心です。車体の色が水色で、フロントガラスに「Blue Bird Group」と書かれているのが目印。

  • 配車アプリ(Grab, Gojek)

スマートフォンアプリを使った配車サービス。料金が事前に確定するため、交渉の必要がなく、ぼったくりの心配もありません。タクシーよりも安価な場合が多く、非常に便利です。バイクタクシー(オジェック)も利用でき、渋滞時の移動に重宝します。空港など一部エリアでは利用が制限されている場合があるので注意が必要です。

  • カーチャーター(チャーター車)

日本語が話せるドライバー付きの車を時間単位(例:8時間、10時間など)で貸し切るサービス。行きたい場所を自由に組み合わせることができ、グループや家族での観光に非常に効率的です。荷物の心配もなく、快適に移動できます。

  • バイクレンタル

最も自由でローカルな移動手段ですが、バリの交通事情は非常に複雑で、交通ルールも日本とは異なります。運転には国際運転免許証が必要で、ヘルメットの着用は義務です。事故も多いため、海外での運転に慣れていない方にはあまりお勧めできません。

どこに泊まる?宿泊施設の選び方

バリ島は宿泊施設の選択肢が非常に豊富で、予算や旅のスタイルに合わせて選ぶことができます。

  • ヴィラ

バリ島ならではの贅沢な滞在スタイル。プライベートプールや庭が付いた独立した建物で、究極のプライベート空間を満喫できます。カップルやハネムーン、家族旅行に人気です。スミニャックやウブドに多く、キッチン付きのヴィラで自炊を楽しむこともできます。

  • ホテル

ヌサドゥアの大型リゾートホテルから、クタやスミニャックのビーチフロントホテル、ウブドのブティックホテルまで多種多様。レストランやプール、スパなどの施設が充実しており、手厚いサービスを受けられます。

  • ロスメン(民宿)/ゲストハウス

バリの一般家庭が経営する安価な宿。シンプルな設備ですが、オーナー家族との交流など、ローカルな雰囲気を味わえるのが魅力です。バックパッカーや長期滞在者に人気があります。

持ち物リストと旅の心得

  • 服装: 基本は夏服でOK。Tシャツ、ショートパンツ、ワンピースなどで快適に過ごせます。ただし、寺院訪問や高級レストランでのディナーに備え、肌の露出を抑える長袖の羽織りものや、長い丈のパンツかスカートを一枚持っていくと重宝します。また、ウブドの朝晩や高原地帯は冷え込むことがあるので、薄手のジャケットなどがあると安心です。
  • 日焼け対策: バリの日差しは強烈です。日焼け止め(SPF値の高いもの)、サングラス、帽子は必需品。
  • 虫除け: 特に夕方以降や、山間部では蚊が多くなります。虫除けスプレーや、肌に貼るタイプの虫除けシールなどを準備しましょう。
  • 常備薬: 胃腸薬や頭痛薬、絆創膏など、普段から使い慣れた薬を持参すると安心です。
  • 通貨と両替: 通貨はインドネシアルピア(IDR)。日本円からの両替は、空港や街中の認可された両替所(Money Changer)で行えます。レートは街中の両替所の方が良い傾向にありますが、中には不正を働く悪質な業者もいるので注意が必要です。「No Commission」と書かれた、レートが極端に良い店は避け、清潔でカウンターがしっかりしている店を選びましょう。両替後は必ずその場で金額を確認してください。
  • チップ: バリには基本的にチップの習慣はありませんが、良いサービスを受けた際には心付けとして渡すと喜ばれます。レストランではサービス料が会計に含まれていることが多いです。ホテルのポーターやベッドメイキング、スパのセラピスト、カーチャーターのドライバーなどには、感謝の気持ちとして渡すとスマートです。
  • 宗教的マナー: 道端に置かれている「チャナン」というお供え物は、神様への祈りが込められた大切なものなので、踏まないように注意しましょう。人の頭は神聖な場所とされているため、子供の頭でも撫でてはいけません。寺院では静粛にし、祈りを捧げている人々の邪魔にならないよう配慮が必要です。

あなただけの物語が、ここから始まる

バリ島は、訪れるたびに新しい顔を見せてくれる、まるで万華鏡のような島です。ある人にとっては、サーフボードと共に波と一体になる場所。またある人にとっては、ヨガマットの上で自分自身と向き合う場所。そして、多くの人にとっては、ただただ美しいサンセットを眺め、時の流れを忘れる場所。

この記事で紹介した情報は、広大なバリの魅力のほんの一部に過ぎません。本当の魅力は、あなたの足で歩き、あなたの目で見て、あなたの心で感じたときに、初めて見つかるものだからです。路地裏のワルンで出会った笑顔、ふと聞こえてきたガムランの音色、肌を撫でる南国の風。そんな些細な一つ一つの出来事が、あなただけの特別な物語を紡いでいきます。

計画を立てる時間は、旅の喜びの始まりです。エリアを選び、ホテルを予約し、やりたいことリストを作る。そのワクワクする時間も、旅の大切な一部。そして、いざバリの地に降り立ったら、時には計画を忘れ、心の赴くままに動いてみてください。思いがけない路地での発見や、偶然の出会いこそが、旅を何倍にも豊かにしてくれるスパイスなのです。

神々の息吹と、人々の温かい祈りに満ちたこの島は、いつだって両手を広げてあなたを待っています。日常から少しだけ離れて、魂を解放する旅へ。さあ、次はあなたが、この楽園で自分だけの物語を始める番です。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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