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    恋する島の歩き方。カップルのためのバリ島完全ガイド – 絶景、グルメ、癒しの休日

    「神々の島」と呼ばれるバリ島。エキゾチックな文化と、どこまでも続く美しいビーチ、そして人々の温かい笑顔が迎えてくれるこの島は、世界中のカップルを魅了してやみません。

    アパレルの仕事で世界中を旅する私も、パートナーと過ごす特別な休暇には、決まってバリ島が候補に挙がります。それは、この島が持つ不思議な魅力のせい。ただリゾートで過ごすだけではない、五感を揺さぶる体験と、ふたりの絆を深めてくれる魔法のような時間が、ここには流れているのです。

    おしゃれなカフェで語り合う朝、緑深いライステラスを吹き抜ける風を感じる午後、そして燃えるような夕日に染まる海を眺める夜。そんな、何気ないけれど忘れられない瞬間を、大切な人と分かち合いたい。

    この記事では、そんな願いを叶えるための、カップルに特化したバリ島の過ごし方をご提案します。初めて訪れるふたりも、リピーターのふたりも、きっと新しい発見があるはず。定番の観光地から、まだあまり知られていない隠れ家スポット、ロマンティックなディナー、そして旅をスムーズにするための実用情報まで。さあ、ふたりだけの物語を紡ぐ旅の準備を始めましょう。

    まずはおしゃれでアクティブなバリ島モデルプランを参考に、理想の旅を具体的にイメージしてみてはいかがでしょうか。

    目次

    エリア別に見るバリの素顔|ふたりはどこで何をする?

    バリ島と言っても、その表情はエリアによって大きく異なります。どの場所に滞在するかで、旅のスタイルがガラリと変わるのです。まずは、カップルにおすすめしたい主要なエリアとその魅力を順にご紹介します。ふたりの理想の休日に合わせて、ぜひ拠点を選んでみてください。

    スミニャック|洗練された大人のためのビーチリゾート

    デンパサール国際空港から車で約30分のスミニャックは、バリ島で最もスタイリッシュで洗練されたエリアのひとつ。高級ブティックやデザイナーズショップ、センスあふれるインテリアショップが軒を連ね、南国の代官山のような雰囲気を醸し出しています。ファッション好きなカップルなら、街を歩くだけで心が弾むことでしょう。

    昼はショッピング、夜はグルメとサンセットを満喫

    スミニャックのメイン通りであるジャラン・ラヤ・スミニャックやその周辺の路地には、個性的なお店が数多く点在。地元バリ発のブランドから世界中のセレクトアイテムまで、ここでしか出会えない宝物が待っています。私のお気に入りは、ナチュラル素材を使ったリゾートウェアのショップで、風通しの良いリネンのワンピースや手織りのクラッチバッグは、まさにバリの空気にマッチしています。

    ショッピングで歩き疲れたら、オーシャンビューのカフェでひと息ついて。潮風に吹かれながら飲むフレッシュフルーツジュースは格別の味わいです。

    夜になるとスミニャックの魅力は一層輝きを増します。世界中から食通が集まるハイレベルなレストランが立ち並び、選択肢が豊富に。モダンインドネシアンから本格的なイタリアン、フレンチまで、気分に合わせて自在に選べます。特に夕暮れ時は、ビーチ沿いのレストランやバーが特におすすめ。「ラ・プランチャ」のような、カラフルなビーズクッションが並ぶ砂浜のビーチバーで、カクテルを片手にサンセットを眺める時間は、最高にロマンティックです。

    プライベートプール付きヴィラで贅沢なひとときを

    スミニャックはプライベートプール付きヴィラの多さでも知られています。ホテルもいいですが、せっかくのカップル旅なら、誰にも邪魔されないプライベートな空間で贅沢に過ごしてみてはいかがでしょうか。朝は鳥のさえずりで目覚め、プールサイドでルームサービスの朝食を楽しみ、昼間はプールで涼みながらリラックス、夜は星空の下でふたりだけの時間を過ごす。そんな夢のような休日が、ここスミニャックでは日常のひとコマです。

    ウブド|芸術と渓谷が織りなす癒しの楽園

    バリ島と聞くとビーチリゾートをイメージしがちですが、内陸部に位置するウブドはまったく異なる表情を見せます。深い緑に覆われた渓谷、果てしなく続くライステラス(棚田)、そして静かに息づく芸術文化。心身をリセットし、穏やかな時間を求めるカップルにぴったりの場所です。

    アートと自然に触れる喜び

    ウブドは「芸術の村」として古くから知られ、多くのアーティストが住み着いています。街の中心部にはバリ絵画や彫刻を展示する美術館が点在し、裏通りには小さなギャラリーやアトリエも隠れています。ウブド市場を散策すれば、手作りの工芸品や鮮やかな布製品などのお土産も楽しめます。

    ウブドの最大の魅力は、何と言っても雄大な自然環境。街の中心から少し足を伸ばせば、テガラランのライステラスが目の前に広がります。重なり合う緑の曲線はまさに自然が描く美しい芸術作品。カフェのテラス席でこの絶景を眺めながら過ごす時間は、何ものにも代えがたい贅沢です。ライステラスの中を散策したり、巨大なブランコ「バリスウィング」で空中に身を委ねたりする体験も、心に残る素敵な思い出となるでしょう。

    二人で楽しむ文化体験

    ウブドではバリ文化に深く触れるアクティビティが豊富に用意されています。特にカップルにおすすめなのはシルバーアクセサリー作り。銀細工の盛んなチュルク村などの工房で、職人の指導を受けながら世界に一つだけのリングやペンダントを制作できます。デザインを考えながら共同で作り上げるアクセサリーは、旅の最高の記念品になること間違いなしです。

    そのほかにも、バリ料理のクッキングクラスやガムラン音楽のレッスン、バティック(ろうけつ染め)体験など、興味に応じて選べる多彩なアクティビティが揃っています。

    渓谷沿いのリゾートで心身ともに解き放たれる

    ウブドの宿泊施設はアユン川などの渓谷沿いに建つリゾートが人気です。バルコニーやインフィニティプールから望む緑豊かなパノラマは壮観。朝はヨガで体と心を目覚めさせ、昼はスパで贅沢なトリートメントを受け、夜は虫の音をBGMに静かなディナーを楽しむ。都会の喧騒から離れ、自然と一体になるような滞在が、ふたりの心を穏やかに満たしてくれます。

    ウルワツ|断崖絶壁から望むインド洋の雄大な景色

    バリ島最南端のバドゥン半島に位置するウルワツは、壮大な景観を求めるカップルにぴったりのエリア。石灰岩の断崖絶壁がインド洋に突き出し、荒波が打ち寄せる光景は息をのむ美しさです。世界的に有名なサーフポイントでもありますが、近年では高級リゾートやスタイリッシュなビーチクラブが次々にオープンし、ラグジュアリーな滞在を叶えます。

    聖なる寺院とケチャックダンスの幻想的な舞台

    このエリアのシンボルといえるのが断崖の先端に建つ「ウルワツ寺院」。ヒンドゥー教の重要な聖地のひとつで、海の霊が祀られています。訪問時は服装の規則に注意が必要で、ノースリーブやショートパンツなど露出の多い服装は禁止されています。入り口で無料貸し出しされるサロン(腰巻)とスレンダン(帯)を必ず着用しましょう。また、敷地内には野生の猿が多く、観光客の持ち物(特にメガネや帽子、アクセサリー)を奪うことがあるため、カバンは前に抱え、貴重品の管理を徹底してください。

    ウルワツ寺院で見逃せないのが、夕日と共に開催されるケチャックダンス。上半身裸の男性たちが「チャッ、チャッ」という独特のリズムを声だけで刻みながら、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ物語」を演じます。インド洋に沈む真っ赤な夕日を背景に繰り広げられるその光景は、一生忘れられない感動をもたらします。公演は大変人気のため、良い席を確保したい場合は早めの到着がおすすめです。チケットは寺院入口で購入可能です。

    断崖絶壁のバーで過ごす特別な時間

    ウルワツの断崖沿いには、絶景を独り占めできるバーやビーチクラブが点在しています。特に「ロックバー」や「OMNIA Dayclub Bali(現在はSavaya Bali)」は有名で、インフィニティプールに浸かりながらカクテルを楽しんだり、DJの音楽に身を委ねるなど、非日常のひとときを味わえます。夕暮れ時は混雑が予想されるため、予約するか早めの時間帯に訪れることをおすすめします。ドレスコードが設定されている場合も多いので、ビーチサンダルやラフ過ぎる服装は避け、少しおしゃれをして出かけましょう。

    ふたりの絆を深める特別な体験

    バリ島には、カップル向けのロマンティックなアクティビティが豊富に揃っています。単なる観光にとどまらず、二人で何か特別な体験をすることで、旅の思い出が一層深まるでしょう。

    至福の癒しを味わうカップルスパ体験

    バリ島といえばスパは欠かせません。特にカップルにおすすめなのが、二人一緒の個室で施術を受けられる「カップルスパ」です。プライベートな空間で、隣にパートナーの存在を感じながらリラックスできるマッサージは、格別の癒し効果があります。

    メニューの種類も多彩で、伝統的なバリニーズマッサージをはじめ、アロマオイルを使ったトリートメントやクリームバス(ヘッドスパ)、さらには花びらを浮かべたフラワーバスなど、さまざまな組み合わせを楽しめます。特にフラワーバスは華やかでフォトジェニック。色とりどりの花に囲まれて湯に浸かれば、お姫様気分を堪能できます。

    人気のスパは事前予約が必須です。日本からオンライン予約できる施設も多数ありますが、現地のフリーペーパーやホテルのコンシェルジュに依頼するのも便利です。街中のスパは比較的手頃ですが、渓谷や海を望むロケーションの高級スパで過ごす時間は、特別な思い出として記憶に刻まれるでしょう。

    忘れられない夜を彩るロマンティックディナー

    バリ島の夜は、特別なシチュエーションでのロマンティックなディナーで締めくくりましょう。カップル向けに用意されたレストランが数多くあります。

    ジンバランのビーチで味わうシーフードBBQ

    ジンバランのビーチでは、サンセットの時間帯になると数多くのテーブルが並びます。ここで味わえるのが、新鮮な魚介をその場で焼き上げる「イカン・バカール」。波の音をBGMに、裸足で砂の感触を楽しみつつ、熱々のシーフードを堪能できます。空が夕焼けに染まり、オレンジから紫、やがて深い藍色に移る風景を眺めながらの食事は、バリならではの贅沢なひとときです。

    キャンドルが灯るテーブルはムード満点。お店によってはバリ舞踊のショーやアコースティックの生演奏が楽しめることもあります。人気店は混雑するため、早めに訪れて海沿いの見晴らしの良い席を確保するのがおすすめです。

    ウルワツ近くの洞窟レストラン「The Cave」

    ウルワツ近郊にある「The Cave」は、その名の通り天然の鍾乳洞を活用したユニークなレストランです。数万年かけて形成された洞窟内で味わうコース料理は、まさに非日常の体験。幻想的にライトアップされた空間は、異世界に迷い込んだかのような雰囲気を醸し出します。完全予約制で席数が限られているため、旅の計画が決まったらすぐに予約することをおすすめします。ディナーにはドレスコードがあり、男性は襟付きシャツと長ズボン、女性はエレガントなワンピースなどの装いが望ましいです。

    バリの自然と文化を五感で味わう

    美しい自然と豊かな文化もバリ島の大きな魅力です。二人で体験を共有することで、その感動がさらに深まります。

    レンボンガン島・ペニダ島への日帰りトリップ

    バリ本島からスピードボートで約30分の距離にあるレンボンガン島やペニダ島は、手つかずの自然が色濃く残る場所です。本島とは比べ物にならない透明度の高い海は、シュノーケリングやダイビングに最適。色鮮やかなサンゴ礁と熱帯魚の群れに、思わず歓声をあげたくなるでしょう。

    ペニダ島には、恐竜の頭を思わせる断崖絶壁が広がる「クリンキンビーチ」や、天然のインフィニティプール「エンジェルズビラボン」など、写真映えする絶景スポットが満載です。道中はやや険しいため、動きやすい服装とスニーカーの準備が不可欠。個人での移動はやや難しいため、送迎やアクティビティがセットになった日帰りツアーに参加すると便利で安心です。

    バリ・ヒンドゥーの聖地を巡る

    バリ島の暮らしに深く根付くバリ・ヒンドゥー教の世界に触れる寺院巡りは、知的好奇心を満たしながら心に響く体験となります。ウルワツ寺院や海上に浮かぶようなタナロット寺院、さらに「バリ・ヒンドゥーの総本山」と称されるブサキ寺院など、それぞれに独自の歴史と個性があります。

    寺院訪問時には、肌の露出を控えることがマナーです。サロンは必須アイテムですが、薄手のカーディガンやストールを携帯しておくと日よけとしても役立ちます。神聖な場所を訪れる際は敬意を持ち、静かに参拝しましょう。

    旅の準備と知っておきたいこと|スマートで安全な旅のために

    最高の旅行にするためには、事前準備と現地での情報収集が欠かせません。ここでは、バリ島を訪れるカップルが知っておきたい実用的な情報を、私の体験を交えながら詳しくご紹介します。

    ベストシーズンと服装のポイント

    バリ島は熱帯気候で一年中暖かいですが、大きく「乾季」と「雨季」に分かれます。

    • 乾季(4月~10月頃): 晴れの日が多く、湿度も低めで旅行に最適な時期とされています。カラッとした暑さが心地よく、夕陽が美しく見える確率も高いです。
    • 雨季(11月~3月頃): 短時間の激しいスコールが頻繁に降る時期です。一日中雨が続くことはあまりありませんが、湿気が多く蒸し暑く感じられます。一方でフルーツが旬の季節で、旅行費用が比較的抑えられるという利点もあります。

    服装は日本の夏物で十分対応可能です。通気性の良いコットンやリネン素材がおすすめ。ただし、朝夕の冷え込みや冷房が強めの場所対策として、薄手のカーディガンやパーカー、ストールを一枚持参すると安心です。強い日差し対策には帽子やサングラス、日焼け止めも欠かせません。

    持ち物リスト|これだけあれば安心!

    パスポートや航空券は必携ですが、それ以外にも私が必ず持参し、便利だと感じるものをまとめました。

    • 必須アイテム
    • パスポート(有効期限は入国時点で6ヶ月以上必要)
    • 航空券(eチケットの控え)
    • クレジットカード(VISAかMastercardがおすすめ。AMEXは使えない場所もあるので注意)
    • 海外旅行保険証のコピー
    • 現金(日本円。現地でルピアに両替します)
    • スマートフォンと充電器
    • 医薬品・衛生用品
    • 常備薬(胃腸薬、頭痛薬、酔い止めなど)
    • 絆創膏、消毒液
    • 虫除けスプレー・かゆみ止め(特に自然豊かなウブドなどは必需品)
    • 日焼け止め(SPF50+、PA++++を推奨)
    • ウェットティッシュや除菌ジェル
    • 衣類・ファッション小物
    • 夏服(ワンピース、Tシャツ、ショートパンツなど)
    • 羽織もの(薄手のカーディガンやパーカー)
    • 水着(予備があると、乾かしている間も着替えられて便利)
    • サンダル(街用とビーチ用、2足あると使い分けしやすい)
    • スニーカー(アクティブな日やトレッキング用)
    • 少しフォーマルな服装(ドレスコードのあるレストラン向け)
    • 帽子、サングラス
    • エコバッグ(ショッピングの際に重宝します)
    • その他
    • 変換プラグ(Cタイプ推奨。ただし多くのホテルでは日本のAタイプも使用可能)
    • モバイルバッテリー
    • カメラ
    • 防水ケース(スマートフォンや貴重品の保護用)
    • ジップロック(濡れた水着の収納や小物整理に便利)

    ビザと入国手続きをスムーズにこなす方法

    2024年現在、観光目的で30日以内の滞在の場合、日本パスポート保持者は到着時にVisa on Arrival(VOA)を取得する必要があります。空港のカウンターでも取得可能ですが、長時間並ぶことも多いです。そこでおすすめなのが、事前にオンラインで申請・支払いができる「e-VOA」の利用です。

    申請はインドネシア移民総局公式サイトから行い、パスポートの顔写真ページのスキャンや証明写真が必要となるため、事前に準備しておきましょう。申請から発給までに数日かかることもあるため、出発の1週間前までに済ませておくのがおすすめです。e-VOAを持っていれば、空港で専用レーンを利用でき、入国審査が格段にスムーズになります。

    さらに、入国時には「電子税関申告書(e-CD)」の登録も求められます。こちらも渡航前にオンラインで済ませておくと、到着後にQRコードを提示するだけで手続きが完了します。

    通貨と両替|上手に賢く旅するためのポイント

    バリ島の通貨はインドネシアルピア(IDR)です。ゼロの数が多く最初は戸惑うかもしれませんが、「ゼロを2つ省いて、少しマイナスすると」おおよその日本円換算額になります。(例:100,000ルピア ≒ 約1,000円弱)

    両替は空港、街中の政府認定の両替所(Money Changer)、銀行、ホテルなどで可能です。レートが良いのは市内の両替所ですが、中にはレートを誤魔化したり手数料を不当に取る悪質な業者もいます。「No Commission」と書かれたガラス張りの清潔な店舗を選びましょう。両替の際は必ずその場で金額を確認し、一度に多額を両替せず、何回かに分けて行う方が安全です。

    クレジットカードはホテルや大きなレストラン、ショップで問題なく使えますが、ローカルなワルン(大衆食堂)や市場では現金払いが基本なので、現金とカードを上手に使い分けるのが賢明です。

    島内の移動手段をマスターしよう

    バリ島には鉄道がないため、基本的に車を使った移動になります。

    • タクシー: 最も安心して利用できるのは「ブルーバードタクシー」。水色の車体でメーター制なので安心ですが、似た色のタクシーも多いので、フロントガラスにある「Blue Bird Group」のステッカーを必ず確認しましょう。
    • 配車アプリ(Grab / Gojek): スマホアプリで簡単に配車でき、タクシーより割安な場合が多いです。料金が事前に確定するため交渉不要で安心です。ただし空港など一部エリアでは利用制限があるため、乗車場所を事前に確認してください。
    • カーチャーター: 時間単位(4時間、8時間など)でドライバー付きの車を貸し切るサービスです。行きたいスポットを自由に巡れるので、1日に複数の観光地を回りたいカップルに最適。相場は1日(8時間)で約50万~70万ルピア程度。日本語対応可能なドライバーもおり、ホテルのツアーデスクや現地旅行会社で手配可能です。

    女性が安心して旅を楽しむために|ふたりで気をつけたいポイント

    バリ島は比較的治安が良いものの、観光客を狙った軽犯罪も少なからずあります。楽しい旅にするためには最低限の注意を払うことが大切です。

    • スリ・ひったくりの予防: 人混みを歩くときはバッグは必ず前に抱えるようにし、リュックや斜めがけバッグが安心です。バイクによるひったくりも多いため、歩道を歩く際は車道側にバッグを持たないように注意しましょう。
    • 夜間の外出: 照明の少ない暗い道は、短距離でも歩かずタクシーを利用するのが安全です。
    • 飲み物の管理: 見知らぬ人に勧められた飲み物は飲まないこと。バーなどで席を離れる際は、飲みかけのグラスから目を離さないようにしましょう。
    • 体調管理: 生水は避け、必ずミネラルウォーターを飲みましょう。屋台の氷にも注意が必要です。慣れない食事や暑さで体調を崩しやすいため、無理のないスケジュールを心がけてください。

    万が一パスポートを盗まれるなどトラブルに遭った場合は、まず現地警察に届け出て盗難証明書を受け取り、その後在デンパサール日本国総領事館に連絡しましょう。緊急連絡先はあらかじめスマホなどにメモしておくと安心です。

    ふたりのためのモデルプラン|4泊6日のロマンティックな旅

    これまでご紹介したスポットやアクティビティを組み合わせた、カップル向けのモデルプランを提案します。こちらを参考に、ふたりの好みに合わせてアレンジしてみてください。

    【1日目】スミニャック到着|洗練された街で旅のスタート

    • 午後:デンパサール国際空港に到着。e-VOAを利用してスムーズに入国し、予約済みの送迎車でスミニャックのヴィラへ向かいます。
    • 夕方:ヴィラのプライベートプールで長旅の疲れをゆっくり癒します。
    • 夜:ビーチ沿いのレストラン「ラ・ファヴェーラ」などで、エキゾチックな雰囲気を楽しみながらディナー。

    【2日目】スミニャック満喫|ショッピングと贅沢なサンセット

    • 午前:スミニャックのメインストリートを散策。個性的なブティックやインテリアショップでショッピングを満喫。
    • 昼:オーガニックカフェ「Kynd Community」で、見た目も美しいヴィーガンランチを堪能。
    • 午後:予約しておいたスパでカップルマッサージとフラワーバスを体験。
    • 夕方:ビーチバー「ポテトヘッド・ビーチクラブ」のデイベッドに腰掛け、カクテルを飲みながらインド洋に沈む夕日をゆったり鑑賞。

    【3日目】ウブドへ移動|芸術と自然の癒しに包まれて

    • 午前:カーチャーターを利用し、スミニャックからウブドへ移動。
    • 昼:ウブド到着後、渓谷の眺めが楽しめるレストランでランチ。
    • 午後:テガラランのライステラスを訪れ、絶景カフェでゆったり過ごしたり、バリスウィングに挑戦したりします。
    • 夜:ウブド王宮で伝統的なバリ舞踊を鑑賞。その後、落ち着いたレストランでディナーを。

    【4日目】ウルワツの絶景|聖なる寺院と感動の夜

    • 午前:ウブドでシルバーアクセサリー作りに挑戦。作ったリングをお互いにプレゼント。
    • 昼:ウブド市場で散策しながらお土産探しを楽しむ。
    • 午後:カーチャーターでウルワツへ移動。
    • 夕方:ウルワツ寺院を訪れ、断崖絶壁からの絶景を堪能。日没に合わせてケチャックダンス鑑賞。
    • 夜:ジンバランのビーチへ移動し、シーフードBBQのディナー。波の音と星空の下でロマンティックなひとときを。

    【5日目】出発の朝|バリ最後の時間を満喫

    • 午前:ホテルのプールでリラックスするか、最後のショッピングを楽しむ。
    • 昼:空港近くのカフェでランチタイム。
    • 午後:デンパサール国際空港へ向かい、免税店でお土産をチェックしてから帰国。

    【6日目】日本到着

    旅の思い出を語り合いながら、日常へ戻ります。

    ふたりだけの物語を、この島で

    バリ島で過ごす時間は、単に美しい風景を眺めるだけに留まりません。異国情緒あふれる香り、肌をそっと撫でる南国の風、耳に心地よく響くガムランの調べ、そしてスパイシーで深みのある味わい。これらすべてが五感を刺激し、日常の喧騒を忘れさせてくれます。

    大切な人と手をつなぎながらライステラスを歩いたり、言葉を失うほどの美しい夕日を一緒に見つめたり、初めての体験に共に挑んだり。そんなひとつひとつの瞬間が、ふたりの心に深く刻まれ、かけがえのない思い出として輝き続けることでしょう。

    旅の計画を練る時間もまた格別です。この記事が、あなたと大切な人との特別なバリ島旅行の確かなガイドとなれば幸いです。インドネシア政府観光局の公式サイトなどを参考にしながら、ふたりだけの最高のプランを作り上げてください。

    さあ、恋の島があなたたちを待っています。

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    この記事を書いたトラベルライター

    アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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