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チェンマイ旅行の身軽な味方!スーツケース預かり完全ガイド【コインロッカー・手荷物預かり所】

古都の風情が色濃く残る街並み、おしゃれなカフェが点在する小道、そして活気あふれるナイトバザール。タイ北部の中心都市チェンマイは、一度訪れると誰もがその魅力の虜になってしまう場所です。しかし、そんな素敵な旅のひとときを、重たいスーツケースが台無しにしてしまう瞬間はありませんか?早朝便で到着してホテルのチェックインまで時間が空いてしまったり、最終日のフライトが深夜で、チェックアウト後に荷物をどうしようかと悩んだり。そんな「荷物の悩み」は、旅の快適さを大きく左右する重要な問題です。

でも、ご安心ください。チェンマイには、私たち旅行者の強い味方となってくれる手荷物預かりサービスが充実しているのです。空港やショッピングモール、バスターミナルなど、様々な場所に設置されたサービスを賢く利用すれば、まるで身一つで旅しているかのような軽やかさで、チェンマイの街を心ゆくまで満喫できます。この記事では、アパレル企業で働きながら世界を旅する私が、チェンマイでスーツケースや大きな荷物を預けられる場所を徹底的にリサーチしました。それぞれの場所の特徴から、具体的な預け方、料金、トラブル対処法まで、この記事を読めばすべてがわかる「完全ガイド」です。あなたのチェンマイ旅行が、もっと自由に、もっと快適になるお手伝いができれば嬉しいです。

荷物を預けて身軽になったら、ぜひチェンマイの名物カオソーイの食べ比べに挑戦してみてはいかがでしょうか。

目次

なぜチェンマイで荷物預かりサービスが必要なの?

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「ホテルで預かってもらえば十分では?」と考える方もいるでしょう。確かに、多くのホテルではチェックイン前やチェックアウト後に荷物を預かってくれます。しかし、私たちの旅のスタイルはさらに多様化しており、ホテルのサービスだけでは対応しきれない場面が意外に多いのです。

具体的な利用シーンをイメージしてみましょう

  • 早朝到着や深夜出発のケース

チェンマイ行きの便は、早朝に着いたり深夜に出発したりすることも少なくありません。例えば朝7時にチェンマイ国際空港に着いたとします。ホテルのチェックインは通常14時頃なので、それまでの半日以上、大きなスーツケースを持ちながら旧市街のお寺巡りやカフェの階段を上るのは現実的ではありません。空港で荷物を預けてしまえば、その瞬間から身軽になれます。ソンテウに飛び乗って朝粥を味わい、観光を気軽に始められるのです。逆に深夜便の場合も同様で、昼にホテルをチェックアウトした後、夜22時まで荷物を気にせずディナーやナイトマーケットを楽しめるのは非常に快適です。

  • ホテルの移動日にできる時間を有効活用

チェンマイ滞在中、旧市街の趣あるブティックホテルとニマンヘミン通りの洗練されたデザインホテルの両方に泊まってみたい、そんな方も多いでしょう。移動日のチェックアウトから次のチェックインまでの数時間は「空白の時間」になりがちです。スーツケースを持ち歩いて移動し、それを次のホテルに預けるだけで時間と体力を消耗します。そんな時こそ、中心地のショッピングモールなどにある荷物預かりサービスが便利です。移動途中で荷物を預け、ランチやマッサージを楽しんだ後、身軽な状態で次のホテルへ向かう――このような賢い時間の使い方が可能になります。

  • 近郊へのショートトリップで手ぶらで気軽に

チェンマイを拠点に、美しい山々に囲まれた町パーイへの一泊旅行や、象の保護施設であるエレファント・サンクチュアリへの日帰り旅行をする旅人も多いでしょう。そんな際、すべての荷物を持ち運ぶのは負担です。チェンマイのホテルに大きなスーツケースを置き、必要なものだけをバックパックに詰めて出かけるのが賢明です。ただし、一度ホテルをチェックアウトする場合は、バスターミナルなどの荷物預かり所が非常に役立ちます。大きな荷物を市内に預けておけば、ショートトリップの身軽さが大幅にアップします。

  • お土産を買いすぎてしまったときの一時避難場所

ナイトバザールやサンデーマーケットには、可愛らしい雑貨やトレンディな衣類、美味しいお菓子など魅力的な品が溢れています。つい買いすぎて両手が塞がり、これ以上の観光が難しくなることもあるでしょう。そんなときに一時的に荷物を預ける場所があると、買い物の勢いを途切れさせずにさらに楽しめます。ショッピングモール内の預かりサービスは、まさにそうした場面での心強い味方です。

身軽に旅することの真の価値

荷物を預けるのは単純に「楽になる」だけではありません。身軽になることで、予定になかった路地裏にふらりと立ち寄ったり、気になるお店に気軽に入りやすくなり、旅の思いがけない出会いや楽しみを味わう余裕が生まれます。また、大きな荷物を持っているとどうしてもスリや置き引きのターゲットになりやすいですが、軽装でいることは防犯面の大きな利点にもなります。体力を温存できることで、一日中より長く元気に旅を満喫できるのです。荷物預かりサービスは、旅の質そのものを高める賢い投資と言えるでしょう。

チェンマイの主要な荷物預かりスポット徹底解説

それでは、具体的にチェンマイのどの場所で荷物を預けられるか、主要なスポットを詳しくご紹介します。それぞれの利用方法や料金、注意点についても詳しく解説しますので、ご自身の旅行プランに合った最適な場所を選んでください。

チェンマイ国際空港(CNX):空の玄関口でスマートに荷物を預ける

フライトの直前や直後に利用するなら、空港内の手荷物預かりサービスが最も便利で確実です。チェンマイ国際空港には信頼の置けるサービスカウンターが設置されています。

空港の手荷物預かりサービス「Left Luggage」

チェンマイ国際空港の「Left Luggage」は、国内線・国際線両方のターミナルにあり、到着ロビーに出て案内表示に従えば簡単に見つかります。看板には「Left Luggage」や「Baggage Storage」と記されています。

  • 場所
  • 国内線ターミナル: 1階の到着ロビー出口近くにあります。
  • 国際線ターミナル: こちらも1階の到着ロビーに位置し、どちらのターミナルも非常に分かりやすい場所にあります。
  • 営業時間

基本的に24時間営業していますが、深夜帯はスタッフが不在の場合もあります。利用前に公式サイトや空港カウンターで最新情報を確認することをおすすめします。特に早朝や深夜の利用を予定している場合は、時間に余裕を持って行動しましょう。

  • 料金

預ける荷物の大きさや期間によって料金が異なりますが、一般的なスーツケースなら24時間あたり150〜200バーツ程度が目安です。時間単位での預かりが可能な場合もありますが、多くの場合は24時間単位の課金です。支払はタイバーツの現金かクレジットカードが利用できます。おつりの有無を考慮し、ある程度現金を用意しておくとスムーズです。

  • 利用方法:預け方と受け取り方

手続きはとても簡単です。初めてでも心配いりません。

  • 預ける時
  1. 荷物を持ってカウンターに行きます。
  2. スタッフに「Left Luggage, please.」と伝えます。
  3. パスポートを提示します(本人確認とセキュリティのため必須です)。
  4. 荷物の重さを測定したり、危険物の有無を簡単に確認されます。
  5. 申込用紙に氏名、パスポート番号、連絡先や預ける期間を記入します。
  6. 料金を支払い、引換証となるレシート(預かり証)を受け取ります。このレシートは荷物を受け取る際に必ず必要なので、大切に保管しましょう。スマートフォンで写真を撮っておくとより安心です。
  • 受け取る時
  1. 預けたカウンターに戻ります。
  2. 預かり証をスタッフに提示します。
  3. 荷物を受け取り、中身を確認します。追加料金があればその場で支払います。
  • 持ち物・準備
  • パスポート: 本人確認に必須です。
  • 現金(タイバーツ)またはクレジットカード: 料金支払い用。
  • 預けられないもの

安全確保のため、以下のものは預けできません。

  • 現金、宝石、証券などの貴重品
  • パスポートやビザなどの重要書類
  • ノートパソコン、カメラ、タブレットなどの精密電子機器
  • 可燃物や爆発物といった危険物
  • 生鮮食品、動植物
  • 公序良俗に反するもの

これらは自己管理し、スーツケースに入れて預けないようにしてください。

  • メリットとデメリット
  • メリット: 空港に到着・出発時にすぐに使え、時間や移動の手間を節約できる点。24時間対応でフライトに合わせやすいのも魅力です。セキュリティも万全です。
  • デメリット: 市内観光のために利用すると、一旦空港に戻る必要がありやや不便。また、料金は他の預かりサービスよりやや高めです。

ショッピングモール:お買い物のついでに手ぶらに

チェンマイの大型ショッピングモールには、サービスカウンターで荷物を預かってくれるところがあります。特に空港近くの「セントラル・チェンマイ空港プラザ」は便利です。

セントラル・チェンマイ空港プラザ(Central Chiangmai Airport)

空港から車で約5分の距離に位置し、地元住民や観光客に人気の巨大モールです。フライトまでの時間調整やお土産探しにも最適で、荷物預かりサービスが重宝されています。

  • 場所

G階(グラウンドフロア)のインフォメーションカウンター付近や、スーパーマーケット「Tops Market」のサービスカウンター周辺にあります。場所がわからなければ、近くのスタッフに「Baggage Storage?」または「Where can I leave my luggage?」と尋ねると案内してくれます。

  • 営業時間と料金

ショッピングモールの営業時間に準じ、通常10:00〜21:00頃までです。多くの場合、無料で荷物を預かってくれますが、買い物レシートの提示が必要だったり、預かり時間に制限があったりする場合もあります。利用前に条件を必ず確認し、当日中の受け取りが基本です。

  • 利用の流れ
  1. サービスカウンターで荷物を預けたいと伝えます。
  2. パスポートなど身分証明書の提示を求められることがあります。
  3. 申込書に簡単な記入をし、番号札やレシートを受け取ります。
  4. 指定の時間内に戻り、番号札を渡して荷物を受け取ります。
  • メリットとデメリット
  • メリット: 空港から近くアクセス良好で、多くの場合無料で利用できること。また、モール内で食事や買い物、マッサージも楽しめます。
  • デメリット: 営業時間が限られるため、早朝や夜遅くは使えません。宿泊を伴う預かりには対応していません。あくまで顧客サービスなので空港ほどの厳重なセキュリティは期待できず、貴重品は預けないのが安心です。

セントラル・フェスティバル・チェンマイ(Central Festival Chiangmai)

チェンマイ最大級の近代的なショッピングモールで、市街地の北東部に位置します。こちらも旅行者に人気があり、同様の荷物預かりサービスを実施しています。

  • 場所とサービス内容

インフォメーションカウンターなどで一時預かりサービスを提供し、空港プラザとほぼ同様です。スーパーハイウェイ沿いにあり車でのアクセスも便利。旧市街からはソンテウやGrabで約20分。利用時は現地カウンターで料金や利用時間をしっかり確認してください。

民間の荷物預かり専門サービス:配送も可能なハイテク派

近年、アジアの主要都市で急成長中の、荷物預かりと配送を組み合わせた便利なサービスがチェンマイでも利用できます。

AIRPORTELs(エアポーテルズ)

「AIRPORTELs」は空港、ホテル、ショッピングモールなどを拠点に、一時預かりだけでなく、指定場所への当日配送も行う革新的なサービスです。テクノロジーを活用し、旅のスタイルを大きく変える可能性があります。

  • サービス概要

例えば空港で預けた荷物を市内のホテルへ直接配送でき、到着後すぐ手ぶらで観光に出かけられます。逆にホテルで預けた荷物を空港へ届けてもらうこともできるため、最終日も有効に使えます。

  • チェンマイでの拠点

空港内や主要ショッピングモールにカウンターがあり、最新情報は公式サイトで確認可能です。AIRPORTELs公式サイトでは、場所確認、料金シミュレーション、オンライン予約ができます。

  • 料金

一時預かりは1日あたり100〜150バーツ程度。配送は距離や荷物のサイズ、重さによって異なりますが、市内ホテルから空港まで概ね350バーツ前後が目安です。複数荷物やグループ利用ならタクシーより経済的になる場合もあります。

  • 利用方法
  1. オンライン予約(推奨): 公式サイトやアプリで事前に予約すると当日スムーズです。出発地、目的地、荷物詳細、希望時間などを入力します。
  2. カウンターへ: 予約の有無にかかわらず、指定カウンターに荷物を持ち込み手続きを行います。
  3. 手続き: スタッフが荷物を確認し、配送先情報を最終確認。パスポートで本人確認も実施します。
  4. 支払い: 料金を支払い、荷物追跡用のQRコード付きの控えを受け取ります。
  5. 荷物受け取り: 指定時間・場所で荷物を受け取ります。ホテルの場合はフロントで荷物の到着を確認しましょう。
  • トラブル対応

配送遅延や紛失・破損時に備え、保険制度が設けられています。補償には上限がありますが、安心して利用できる面のひとつです。問題があれば控えのカスタマーサービス連絡先に速やかに連絡してください。

  • メリットとデメリット
  • メリット: 「手ぶら観光」を最上レベルで実現し、時間・体力を大幅に節約。特に子連れ旅行や荷物多い場合に威力を発揮します。
  • デメリット: 他サービスより料金は高め。配送に時間がかかるため、すぐ使いたい物はスーツケースに入れないよう注意が必要です。

バスターミナル:長距離移動時の拠点として便利

チェンマイからチェンライ、パーイ、バンコクなどへ長距離バスで移動する場合は、バスターミナル内の荷物預かり所が便利です。

チェンマイ・アーケード・バスターミナル(Chiang Mai Arcade Bus Terminal)

チェンマイにはターミナル2と3の2つが隣接してあり、このエリアに旅行者向けの荷物預かりカウンターが複数点在します。

  • 場所と特徴

ターミナルのチケットカウンター近くや建物の隅に「Left Luggage」と書かれた小さな窓口があります。空港やショッピングモールに比べローカルな雰囲気。スタッフはタイ語のみの場合も多いですが、身振り手振りで意思疎通可能です。

  • 営業時間と料金

バス運行時間に合わせて早朝から夜遅くまで営業することが多いですが、24時間営業ではありません。料金は非常に安く、荷物1個につき1日30〜50バーツ程度で、他の場所より圧倒的にリーズナブルです。

  • 利用方法

アナログながらシンプルです。荷物を窓口に持参し料金を支払うと荷物にタグを付け、その半券を受け取ります。この半券が預かり証なので必ず無くさないことが重要です。簡単なタイ語「ฝากกระเป๋า(ファーク・グラパオ)=荷物を預ける」を知っていると伝わりやすいでしょう。

  • 注意点

ローカルのサービスなのでセキュリティは自己責任が大前提。荷物は必ず鍵をかけ、貴重品は預けないでください。預かり証を紛失すると荷物を取り戻すのが難しくなります。

  • メリットとデメリット
  • メリット: 圧倒的な低価格と長距離バス利用者には便利な立地が魅力です。
  • デメリット: 市内中心部からやや離れていることと、セキュリティ面に不安があるため高価な物は預けないほうが賢明です。

コインロッカーはある?チェンマイのロッカー事情

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日本では駅や商業施設など、あらゆる場所にコインロッカーが設置されているのが一般的ですが、チェンマイでは状況が少し異なります。結論として、チェンマイ市内で日本のようなセルフサービスのコインロッカーを見つけるのは非常に難しいと言えます。

これまでに紹介してきたように、チェンマイでの荷物預かりは、スタッフが常駐するカウンター形式の「手荷物預かりサービス(Left Luggage)」が主流を占めています。コインロッカーが普及していない明確な理由は不明ですが、人件費が比較的安いことや、セキュリティを人の目で管理する文化が根付いていることなどが背景にあると考えられます。

そのため、「コインロッカーを探す」という考えは一旦置いておき、「手荷物預かりカウンターを利用する」という視点で計画を立てることが、チェンマイ旅行を快適に過ごすためのポイントです。最新の施設や一部のホステルなどではロッカーが設置されている場合もありますが、旅行者が大きなスーツケースを気軽に預けられる場所はほとんどがカウンター形式であると見て間違いありません。この文化の違いを理解しておくことで、現地で戸惑うことなく、スムーズに行動できるでしょう。

賢く利用するためのQ&Aと注意点

これまでにさまざまな荷物預かりスポットをご紹介してきましたが、実際に利用する際に気になる細かい疑問や、安全に利用するための注意点をQ&A形式でまとめました。旅の前にぜひ一読しておくことをおすすめします。

料金の相場はどのくらい?

料金は場所やサービス内容によって異なりますが、目安を把握しておくと便利です。24時間(一日)預けた場合のおおよその料金は以下の通りです。

  • バスターミナル: 最も安価で、1日あたり約30〜50タイバーツ程度。
  • 民間の専門サービス(例:AIRPORTELs): 1日あたり100〜150タイバーツ前後。
  • チェンマイ国際空港: 1日あたり150〜200タイバーツくらい。
  • ショッピングモール: 条件付きで無料〜有料の場合があります。

短時間の一時預かりであれば、ショッピングモールの無料サービスが便利ですが、丸一日や数日預ける場合は料金、利便性、セキュリティを総合的に判断して選ぶことが重要です。ご自身の旅程に合った最適な預かり場所を選びましょう。

貴重品の取り扱いはどうする?

これは最も重要なポイントです。どの荷物預かりサービスを利用する場合でも、貴重品を預ける荷物に入れてはいけません。 これは絶対に守るべきルールです。現金、クレジットカード、パスポート、航空券、スマートフォン、ノートパソコン、カメラ、高価なアクセサリーなどは、常に身に着けるデイバッグなどに入れ、自分で管理してください。多くのサービス利用規約には「貴重品の盗難や紛失に関しては責任を負いません」と明記されています。万が一トラブルがあっても補償の対象外となるため、あくまで衣類やかさばる土産を一時的に預けるためのサービスとして利用し、自己防衛意識を持つことが安全な旅の基本です。

預ける前に必ず行うこと

荷物を預ける際に少しの手間をかけるだけで、トラブルを防げる可能性が高まります。私が旅先で実践しているセルフプロテクションをご紹介します。

  • スーツケースの中身を写真に撮る

荷物を預ける直前に、スーツケースの中身全体をスマートフォンで撮影しておきましょう。万が一紛失や盗難が起きた場合、何が入っていたかを証明する重要な証拠となり、保険申請の際にも役立ちます。

  • 必ず鍵をかける

基本的な対策ですが、必ずスーツケースに鍵をかけてから預けるようにしましょう。ダイヤルロックや南京錠を使い、預かり所のセキュリティだけに頼らず複数の防護策を講じることが安心です。

  • 預かり証(レシート)の写真を保存する

カウンターで受け取る紙の預かり証や番号札は大切な命綱です。紙なので紛失リスクがありますが、受取直後にスマホで鮮明に写真を撮っておくと、原本をなくしても代わりになります。

  • ネームタグに連絡先を記載する

荷物と自分を結びつけるために、名前やメールアドレス、滞在するホテル名などを記したタグをつけておくと、取り違え防止や万が一の連絡に役立ちます。

万一トラブルが起きた場合は?

どんなに注意しても予期せぬトラブルは起こり得ます。冷静な対応ができるよう、事前に対処法を確認しておきましょう。

  • 預かり証を紛失した場合

まずは落ち着いて、預けたカウンターのスタッフに事情を正直に伝えましょう。もし写真があればスムーズに進みます。写真が無くても、パスポート提示のうえ、預けた時間やスーツケースの特徴、中身の概要を詳しく説明すれば、多くの場合本人確認後に受け取りが可能です。誠実に根気強く対応してください。

  • 受け取り時間に遅れそうな場合

営業時間が決まっているショッピングモール等では、遅れそうな時点で早めにカウンターへ電話連絡を入れましょう。多くの場合、レシートに連絡先が記載されています。事情を伝えれば翌営業日まで保管してもらえることもあります。ただし空港やバスターミナルのサービスでは、延長分に追加料金がかかることが一般的です。

  • 荷物の破損や紛失があった場合

荷物を受け取ってすぐに状態を確認し、その場から離れずスタッフに報告することが必須です。あいまいにすると対応が難しくなるため、必ず問題を伝え責任者と話をしてください。解決困難な場合はツーリストポリスに連絡し、ポリスレポート(被害届)の作成手続きを行いましょう。このレポートは海外旅行保険請求時に必要です。こうした事態に備え、海外旅行保険には必ず加入しておくことを強くおすすめします。外務省の海外安全情報サイトでも、その重要性が繰り返し強調されています。

予約は必要?

チェンマイ国際空港やバスターミナル、ショッピングモールのカウンターサービスでは、基本的に予約は不要です。直接訪れて手続きすれば問題ありません。ただし、AIRPORTELsのような荷物配送サービスを利用する場合は、オンラインでの事前予約を強く推奨します。予約すると当日の手続きが格段にスムーズになるほか、プロモーション割引を受けられることもあります。

荷物を預けて楽しむ!チェンマイ身軽旅プラン提案

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さて、荷物預かりサービスの活用法が分かったところで、具体的にどのように旅が快適になるのか、実際のモデルコースを提案いたします。きっと、あなたの旅行プランの参考になるでしょう。

チェックアウト後の半日モデルコース:最後まで思いっきり楽しむ!

最終便が深夜のフライトという、嬉しい反面悩ましい状況。このプランなら、最後の時間までチェンマイを思う存分堪能できます。

  • 12:00 旧市街のホテルをチェックアウトし、スーツケースを持ってソンテウで空港方面へ移動。
  • 12:30 セントラル・チェンマイ空港プラザに到着し、G階のサービスカウンターに大きなスーツケースを預けて完全に身軽に。
  • 13:00 モール内のフードコートやレストランで、最後のタイ料理ランチをゆっくりと堪能。カオソーイの食べ納めもおすすめです。
  • 14:30 ランチの後はモール内を散策。スーパーマーケット「Tops Market」で、友人や家族へのお土産(ドライマンゴーやお菓子、タイの調味料など)をじっくり選びましょう。荷物が重くなっても安心です。
  • 16:00 歩き疲れたら、モールにあるマッサージ店でフットマッサージを受けて旅の疲れを癒やす贅沢な時間を。
  • 18:00 少し早めのディナーを済ませます。空港内のレストランは選択肢が限られるため、ここでしっかり食事をとるのが賢明です。
  • 19:30 預けておいたスーツケースを受け取りましょう。お土産で少し重くなった荷物も、空港まですぐなので負担になりません。
  • 20:00 Grabを呼んでチェンマイ国際空港へ。わずか5分で到着し、ゆとりを持ってチェックインを済ませ、快適な帰国の途へと進みます。

早朝到着!チェックインまでの時間活用術:初日からフル回転で楽しむ

早朝にチェンマイに到着し、眠い目をこすりながらも初日から活発に動きたい人に最適なプランです。

  • 7:00 チェンマイ国際空港に到着後、入国審査を済ませてすぐに到着ロビーの「Left Luggage」カウンターへ直行。スーツケースを預けて身軽になります。
  • 8:00 空港から旧市街へは、エアポートバスやソンテウ、Grabを利用。温かい朝食が恋しくなる時間帯なので、地元の人々に人気のお粥(ジョーク)店で優しい味を楽しみます。
  • 9:30 多くの観光客が動き出す前に、静かな朝の寺院巡りを開始。ワット・チェディ・ルアンの荘厳な仏塔や、ワット・プラシンの美しい本堂を心ゆくまで拝観しましょう。
  • 11:00 少し歩き疲れたら、旧市街の隠れ家的カフェで美味しいチェンマイコーヒーを味わいながら、これからの旅のプランを練るリラックスタイムに。
  • 13:00 ランチは名物のカオソーイを堪能。人気店は行列ができることも多いので、少し早めの時間帯を狙うのがおすすめです。
  • 14:30 ホテルのチェックイン時間に合わせて、旧市街からホテルへ移動し、スムーズにチェックインを完了。この後、空港へ荷物を取りに戻ります。
  • 15:30 Grabで空港へ向かい、預けていたスーツケースを受け取って再度ホテルへ戻ります。少し手間はかかりますが、大きな荷物を持ち歩く負担に比べれば格段に快適です。
  • 17:00 ホテルでひと息ついた後、夕暮れ時の街へ繰り出しましょう。初日からチェンマイの魅力を存分に味わえるはずです。

安全に旅するための、女性目線のワンポイントアドバイス

旅のライターとして、特に女性の皆さまに向けて、安全面について少しだけアドバイスをさせていただきます。荷物を軽く持つことは防犯上のメリットがありますが、気を抜くのは禁物です。ほんの少しの心構えが、トラブルからあなたを守ってくれます。

  • 荷物から目を離す「一瞬」をつくらない

預け荷物のカウンターで手続きをしている間、申込書を書いたり財布からお金を取り出したりする際に、足元に置いたデイバッグに視線が離れがちです。そのわずかな隙を狙う人もいるかもしれません。カウンターに荷物を置くときは、常に身体の一部で触れている状態を保つ、あるいはストラップを手首に巻くなどして、意識的に「一瞬」も目を離さないように工夫しましょう。

  • 「ちょっと見てて」は絶対に避ける

これは世界共通の鉄則ですが、知らない人に「少しの間、荷物を見ていてもらえますか?」と頼むのは絶対に控えましょう。親切そうに見える人でも、相手がどんな人かは分かりません。また、逆にそのような頼みを受けた場合も、きっぱりとお断りする勇気を持つことが大切です。トラブルに巻き込まれるリスクがあるためです。

  • 貴重品は見えない場所に保管する

預かり所のスタッフが目の前にいても、大金や高価なカメラを無防備に見せるのは避けましょう。「ここに価値あるものがある」と公言する必要はありません。支払いの際は、必要最低限の現金を小さな別の財布に入れておき、そこから支払うとスマートで安全です。

  • 夜間の移動は配車アプリを活用する

特に女性が一人で夜遅くに荷物を受け取り、ホテルへ向かう際は不安があります。流しのトゥクトゥクやソンテウを交渉するよりも、Grabなどの配車サービスを利用することをおすすめします。料金が事前に決まっている上、ドライバーや車両の情報が記録されるため、はるかに安心です。チェンマイは比較的治安の良い街ですが、タイ国政府観光庁も注意喚起している通り、基本的な警戒心を忘れないことが重要です。

チェンマイの旅を、もっと自由に、もっと深く

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旅の際の荷物は、ときに私たちの行動を制限する「負担」として感じられることがあります。しかし、チェンマイが提供する便利な手荷物預かりサービスは、その負担から私たちを解放し、まるで鳥のように自由な旅路へと導いてくれます。

スーツケースを預けて身軽になったあなたは、きっと普段より少し遠くまで歩いてみたくなるでしょう。計画外の路地裏に足を踏み入れ、偶然見つけた魅力的な雑貨店に心を躍らせるかもしれません。突然のスコールに遭っても、雨宿りに入ったカフェの居心地がよくてつい長居してしまうこともあるでしょう。こうした予想もしなかった出会いや発見こそが、旅を忘れられない思い出に変えてくれるのです。

チェンマイには、チェンマイ国際空港という近代的な玄関口がある一方で、一歩街の中へ踏み入れると、穏やかな時間が流れる古都の魅力が広がっています。その魅力を余すことなく味わうために、手荷物預かりサービスという賢い選択をぜひご検討ください。この記事が、あなたのチェンマイ滞在を今まで以上に快適で心に残るものにする一助となれば、大変嬉しく思います。さあ、心も体も軽やかに、あなただけのチェンマイの物語を紡ぎに出かけましょう。

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この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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