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『アドレセンス』の世界へ。エミリア=ロマーニャの夏を巡る、きらめきの聖地巡礼ガイド

Netflixを開けば、いつでも会える。太陽が降り注ぐアドリア海を舞台に、ひと夏の恋と成長を瑞々しく描いたイタリアのドラマシリーズ『アドレセンス』(原題: Summertime)。サマーとアレ、そして彼らを取り巻く友人たちの物語に、心を奪われた方も多いのではないでしょうか。画面越しに伝わってくる、あの焦げるような日差し、潮の香り、そして若者たちのきらめき。それは、イタリア北東部に位置するエミリア=ロマーニャ州の、現実の風景の中に息づいています。

アパレルの仕事でヨーロッパの都市を巡ることはあっても、こんなにも「夏」そのものを体感できる場所へ旅立つのは久しぶり。長期休暇を利用して、私は『アドレセンス』の登場人物たちの足跡を辿る旅に出ることにしました。彼らが笑い、悩み、恋をしたあの場所は、一体どんな空気に満ちているのでしょう。この記事では、ドラマのメイン舞台となったラヴェンナ、チェゼナーティコ、リミニなどを巡る聖地巡礼の旅を、具体的なプランニングのヒントや女性目線での安全対策を交えながら、詳しくご紹介していきます。

この記事を読み終える頃には、きっとあなたもエミリア=ロマーニャの夏へ、飛び出したくなっているはず。さあ、一緒にサマーたちの夏を追いかける旅に出かけましょう。

エミリア=ロマーニャの夏を堪能したら、次は時を超えるイタリアの世界遺産を巡る旅へも、ぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

目次

旅の始まりはここから!エミリア=ロマーニャ州へのアクセスガイド

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『アドレセンス』の舞台となるエミリア=ロマーニャ州は、美食の都ボローニャを州都に持ち、アドリア海沿岸には美しいリゾート地が点在する魅力的な地域です。まずは、この輝く夏の舞台へと足を踏み入れるための具体的なアクセス方法からご紹介しましょう。

日本からの玄関口、ボローニャ・グリエルモ・マルコーニ空港について

日本からエミリア=ロマーニャ州へ向かう際、最もアクセスしやすい玄関口は州都ボローニャに位置する「ボローニャ・グリエルモ・マルコーニ空港(BLQ)」です。残念ながら日本発の直行便はありませんが、ヨーロッパや中東の主要都市(フランクフルト、パリ、イスタンブール、ドバイなど)を経由して到着するルートが一般的です。乗り継ぎ時間を含め、フライト時間はおよそ15時間から18時間ほどかかります。

空港からボローニャ中央駅までは、「マルコーニ・エクスプレス」というモノレールが直結しており、わずか7分で到着可能。ここから、本格的な旅のスタートが切れます。

鉄道を使いこなすことがイタリア旅行のポイント

国内の移動には鉄道が非常に便利で快適です。ボローニャ中央駅はイタリア有数のハブ駅で、ここから各地に向かう列車が頻繁に発着しています。『アドレセンス』の舞台であるラヴェンナやリミニへも、この駅から1本の列車で簡単にアクセスできます。

ボローニャからラヴェンナへ

サマーたちの暮らしが息づく歴史ある町ラヴェンナへは、ボローニャ中央駅から「レッジョナーレ(Regionale)」と呼ばれる普通列車で約1時間20分。予約不要で乗車でき、料金も比較的手頃なのが魅力です。

ボローニャからリミニへ

アレたちがバカンスを楽しむ海辺のリゾート、リミニへは高速鉄道「フレッチャロッサ(Frecciarossa)」や「フレッチャビアンカ(Frecciabianca)」を利用すれば約1時間。レッジョナーレだと約1時間30分から2時間程度かかります。

実際にできること:鉄道チケットの購入方法

イタリア国鉄「Trenitalia(トレニタリア)」のチケットは駅の窓口や自動券売機でも購入可能ですが、私が特におすすめするのは公式サイトや公式アプリでの事前購入です。

  • 公式サイト・アプリ利用のメリット:
  • お得な早割: 高速鉄道のチケットは、早期予約で「Super Economy」などの割引運賃を利用できる可能性があります。
  • 混雑回避: 夏のバカンスシーズンは窓口が混雑します。事前に購入すればスムーズに乗車可能です。
  • ペーパーレス対応: 購入チケットはQRコードで発行され、スマートフォン画面を提示するだけで乗車できるため、印刷の手間や紛失の心配がありません。
  • 購入の流れ(簡単なステップ):
  1. Trenitalia公式サイトまたはアプリを開きます。(英語表示も選択可能)
  2. 出発駅(Bologna Centrale)、到着駅(RavennaやRimini)、日時、人数を入力して検索。
  3. 希望の時間帯と運賃クラスを選択。
  4. 乗客情報を入力し、クレジットカードで支払いを完了。
  5. 登録したメールアドレスにQRコード付きのEチケットが届きます。
  • 注意事項:
  • 「レッジョナーレ」のチケットを駅の券売機で購入した場合、乗車前に必ず駅に設置されている緑色もしくは黄色の刻印機で打刻(Validate)を行ってください。打刻忘れは罰金対象となります。オンライン購入の場合は、既に日時指定済みのため打刻は不要です。
  • イタリアでは比較的ストライキ(Sciopero)が起こりやすいため、出発前に運行状況をアプリや公式サイトで確認する習慣をつけると安心です。もし予約した列車が運休した際は、公式サイトやアプリから変更や返金手続きが可能です。代替手段として他の列車への振替やバス利用も検討しましょう。

サマーとアレの物語が生まれた場所 – マリーナ・ディ・ラヴェンナ

ボローニャから列車に揺られてラヴェンナ駅に到着。ここでバスに乗り換え、約20分ほど揺られると松林を抜け、目の前に広がるのはアドリア海の青い海原と果てしなく続く砂浜。ここがドラマ『アドレセンス』の物語の舞台、マリーナ・ディ・ラヴェンナです。ドラマで何度も登場した、ゆったりとして少し気だるい夏の雰囲気が肌で感じられます。

二人が出会ったビーチ「Bagno」を訪れて

イタリアの海岸リゾートには、「Bagno(バーニョ)」と呼ばれる海の家兼プライベートビーチ施設がずらりと並んでいます。ドラマの中でサマーがパラソルを片付けたり、アレやソフィアがゆったり過ごしていたのもこのバーニョ。各施設には個性豊かなレストランやバー、シャワー、更衣室などが備わっており、一日中ゆっくりと過ごせます。

  • バーニョのシステムと楽しみ方:
  • 多くのバーニョは入口でパラソル(Ombrellone)とデッキチェア(Lettino)をレンタルする形を取っており、料金は場所や海からの距離によって変わります。海に近いほど値段は高くなる傾向で、1日あたり20〜30ユーロが目安です。
  • 予約なしでも空いていれば利用可能ですが、週末やピークシーズンは混雑が予想されるため、事前にウェブサイトや電話で予約しておくと安心です。
  • バーニョに併設されたレストランやバーでは冷たいドリンクやランチが楽しめ、特に揚げたてのシーフード「フリット・ミスト」と白ワインの組み合わせは格別です。
  • ビーチでの持ち物リスト:
  • 必須アイテム: 水着、タオル、日焼け止め(SPF50+推奨)、サングラス、帽子。
  • あると便利なもの: ビーチサンダル(砂が熱いことも多い)、羽織りもの(リネンのシャツやパレオ)、本や雑誌、防水ケース付きのスマートフォン、小銭(シャワーが有料のこともあるため)。
  • 服装とマナーについて:
  • ビーチではもちろん水着で過ごして問題ありませんが、バーニョのレストランで食事をする際は水着の上にシャツやワンピースを羽織るのがスマートです。
  • 大音量の音楽や大声での騒ぎは控え、周囲への配慮を忘れずに。イタリアの人々はビーチでの穏やかな時間を大切にしています。

ドラマで実際に使われたバーニョを探して訪れるのも楽しいですが、直感で気に入ったバーニョをひとつ選び、サマーたちのように一日を過ごしてみるのがおすすめです。パラソルの下で読書をしたり、うたた寝したり、ただ青い海を見つめたり。そんな何気ない時間こそが、かけがえのない思い出となるでしょう。

夕暮れの約束、灯台への散歩道

マリーナ・ディ・ラヴェンナの象徴的な景色といえば、港の入り口に伸びる長い堤防と、その先に立つ灯台。シーズン1のサマーとアレが夕暮れ時に語り合った、あのロマンチックな場所です。

昼間の賑わいとは打って変わり、夕暮れ時の堤防は地元の人々が散歩やジョギングを楽しむ静かな雰囲気に包まれます。太陽が水平線に沈みかけるとともに、空と海がオレンジ色に染まっていく光景は息をのむ美しさ。堤防の先端まで歩けば、まるでドラマのワンシーンに入り込んだかのような気分が味わえます。

  • 訪れる際のポイントと安全面について:
  • ベストタイミング: 日没の30分ほど前から訪れるのがおすすめ。季節や天候によって日没時間は変わるので、事前に天気予報アプリなどで確認しておくと良いでしょう。
  • 足元に注意: 堤防は石畳で歩きづらい場所もあるため、ヒールの高い靴は避け、スニーカーやフラットサンダルが安心です。
  • 夜間の注意点: 灯台周辺は街灯が少なく暗くなるため、とくに女性の方は日没後は早めに引き上げるか複数人で行動することをおすすめします。スマートフォンの充電を十分にしておくと安心です。万が一に備えて緊急連絡先(警察: 112)を控えておくと、さらに心強いでしょう。

夕日を浴びながら、サマーとアレがどんな未来を夢見ていたのかを思い描く。そんなセンチメンタルなひとときが、この場所にはふさわしいのです。

レオナルド・ダ・ヴィンチの運河が彩る港町 – チェゼナーティコ

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マリーナ・ディ・ラヴェンナから南へ車で約30分走ると、次に訪れたいのが絵のように美しい港町、チェゼナーティコです。この町の中心を流れる運河は、あのレオナルド・ダ・ヴィンチが設計したことで知られています。運河沿いには色とりどりの建物が立ち並び、歴史ある帆船が静かに浮かぶ光景は、まるでおとぎ話の一場面のようです。

ドラマの中では、ダリオとソフィアがデートを楽しんだり、仲間たちが集まるシーンに登場しました。マリーナ・ディ・ラヴェンナの開放感あふれるリゾートとは異なり、歴史と文化の香りが漂うロマンチックな雰囲気が魅力となっています。

運河沿いの散策と絶品ジェラート

チェゼナーティコでの楽しみの中心は、やはり運河沿いをゆったり散策することです。石畳の道を歩きながら、カフェやブティックに立ち寄ったり、運河を渡る橋の上から写真を撮ったり。どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。

そして、イタリアの夏に欠かせないのがジェラートです。運河沿いには多くのジェラテリアが軒を連ね、それぞれが自慢のフレーバーを豊富に取り揃えています。ドラマのダリオとソフィアのように、お気に入りのジェラートを片手に運河の風景を楽しむ時間は、旅のハイライトになること間違いありません。

  • 読者の皆さんが実際にできること:ジェラートの頼み方
  • イタリアのジェラテリアでは、まずカップ(“Coppetta”)かコーン(“Cono”)のサイズを選び、次にフレーバーの数(2種類 “Due gusti” または 3種類 “Tre gusti”)を伝えたら支払いを済ませ、レシートを持ってカウンターに進むのが一般的です。
  • フレーバーを選ぶ際は、指差しでも問題ありませんが、簡単なイタリア語を覚えておくとよりスムーズです。
  • 「ピスタチオをお願いします」→ “Pistacchio, per favore.”(ピスタッキオ、ペル ファヴォーレ)
  • 「これを試食できますか?」→ “Posso assaggiare questo?”(ポッソ アッサッジャーレ クエスト?)※試食を提供している店もあります。
  • 迷った場合は、旬のフルーツを使ったフレーバーや、お店の名前がついたオリジナル味を選ぶのがおすすめです。

海洋博物館と歴史ある帆船

運河に浮かぶカラフルな帆船は、「Museo della Marineria(海洋博物館)」の展示品の一部です。屋外に展示された船は無料で自由に見学でき、かつてアドリア海で活躍した伝統的な漁船を忠実に再現しています。その美しい姿はチェゼナーティコを象徴するものとなっています。

歴史や船に興味のある方は、ぜひ屋内展示も訪れてみてください。この地域の海運の歴史や船乗りたちの暮らしについて、より深く知ることができます。聖地巡礼だけでなく、その土地の文化に触れることで、旅にさらなる奥行きが加わるでしょう。

アレの情熱が燃える場所 – ミサノ・ワールド・サーキット

プロのバイクレーサーを志すアレにとって、サーキットは彼の情熱の象徴そのものでした。ドラマの中で彼が走り抜けていたのは、リミニ近郊に位置する「ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ」。ここはMotoGPをはじめとする世界的なレースが開催される、モータースポーツの聖地として知られています。

バイクファンでなくても、あの緊張感とスピード感が溢れるシーンの舞台を直接訪れることは、非常に感動的な体験になるでしょう。エンジンの轟音やタイヤの焼ける独特の香り、そして広大なサーキットの迫力は、現地でしか味わえません。

読者が体験できるポイント:サーキット訪問の準備と手順

ミサノ・サーキットでは、レースやイベントが開催されていない日でも、ガイド付きツアーや体験走行プログラムが用意されている場合があります。訪問を計画する際は、まず公式サイトを確認することから始めましょう。

  • 公式サイトで情報収集:
  • ミサノ・ワールド・サーキット公式サイトには、イベントスケジュール、ツアー案内、チケット購入ページなど、訪問に必要な全情報が掲載されています。(イタリア語と英語対応)
  • 訪れたい時期のイベント開催状況を必ずチェックしましょう。大規模なレース開催中は入場券が必要となり、周辺も非常に混み合います。
  • ガイドツアーに参加すれば、普段は立ち入れないピットや表彰台といったサーキットの裏側を見学できるチャンスがあります。
  • チケット購入と準備:
  • チケットは公式サイトでオンライン購入するのが最も確実です。案内に従い日時や人数を指定し、クレジットカードで支払います。
  • 当日は、購入時に発行されるEチケットをスマートフォンの画面で提示するか、プリントアウトして持参してください。
  • 服装規定と持ち込み制限:
  • 服装: サーキットは広範囲で歩くことが多いため、動きやすい服装とスニーカーなど歩きやすい靴を選びましょう。特に夏季は日差しを遮る場所が少ないため、帽子やサングラス、日焼け止めの準備も欠かせません。
  • 持ち込み: 大きなレース開催時にはセキュリティチェックが厳しくなります。ガラス瓶や缶、大きなバッグ、危険物などは持ち込み禁止となることが多いため、公式サイトの「Regulations(規則)」ページで事前に禁止品目を確認しておきましょう。
  • トラブル時の対応:
  • 天候などの理由でイベントが中止や変更となった場合の対応は、主催者やチケット購入時の規約によって異なります。最新情報は公式サイトで随時発表されるので、訪問前に頻繁にチェックすることをおすすめします。返金や代替日の案内の有無についても、規定を必ず確認してください。

アレが味わっていたプレッシャーや高揚感を少しでも感じられれば、ドラマの世界がさらにリアルに心に響くはずです。

古都の煌めきと日常の風景 – ラヴェンナ

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ビーチリゾートの喧騒から離れ、サマーたちの暮らしが息づく街、ラヴェンナの旧市街にも足を伸ばしてみましょう。ここはかつて西ローマ帝国や東ゴート王国の首都として栄えた古都で、初期キリスト教建築とその内部を彩るビザンチンモザイクの名作が街のあちこちに点在しています。8つの建造物はユネスコの世界遺産にも登録されています。

ドラマの中では、サマーが自転車で石畳の道を駆け抜けたり、友人たちと語らう広場の風景など、日常の何気ないシーンの背景としてこの美しい街並みが映し出されます。

世界遺産のモザイクを堪能する

ラヴェンナを訪れる際には、その圧倒的な美しさのモザイクはぜひ見逃せません。特に「サン・ヴィターレ聖堂」と「ガッラ・プラキディア廟堂」のモザイクは圧巻で、金色やカラフルなガラスの破片が1500年以上の時を超えて神秘的に輝いています。光の当たり具合によって表情を変えるその輝きをじっと見つめていると、まるで時間が止まったかのような不思議な感覚に包まれます。

  • 実際にできる観光ポイントとチケット情報
  • ラヴェンナの主要な世界遺産(サン・ヴィターレ聖堂、ガッラ・プラキディア廟堂、ネオニアーノ洗礼堂など5か所)は、1枚の共通チケットで観覧できます。個別に入場券を買うよりもお得で、時間の節約にもなります。
  • チケットはラヴェンナ観光公式サイトや現地のチケットオフィスで購入可能です。特に観光シーズンは混雑するため、オンラインで事前購入するのがおすすめです。ガッラ・プラキディア廟堂は入場時間指定の予約が必要な場合もあるので、事前にウェブサイトで確認しましょう。
  • 服装の注意点: 教会や聖堂を訪れる際は、神聖な場所への敬意として肩や膝が露出する服装(タンクトップやショートパンツなど)は避けてください。夏でも薄手のカーディガンやストールを一枚持っていくと、さっと羽織れて便利です。これはラヴェンナだけでなく、イタリアの教会を訪れる際の基本的なマナーとなっています。

サマーたちが歩いた石畳の通りを散策

世界遺産巡りのあとは、特に行き先を決めずに旧市街の路地をゆったり散策してみるのもおすすめです。サマーがいつもイヤホンで音楽を聴きながら歩いていたように。自転車をレンタルして、風を感じながら街をめぐるのもまた魅力的です。

迷い込んだ小さな路地裏で見つけたカフェ、地元の人たちで賑わう市場、美しい中庭。そんな思いがけない出会いこそが旅の醍醐味です。ドラマの登場人物たちの日常を思い浮かべながら、自分だけのラヴェンナの風景を探してみてください。

聖地巡礼を120%楽しむための実践的アドバイス

ここまで具体的なロケーションを巡ってきましたが、最後に旅全体をより快適かつ安全に過ごすための実践的なアドバイスをいくつかご紹介します。特に女性の一人旅や友人同士の旅行を計画されている方は、ぜひ参考にしてください。

おすすめの滞在タイプとホテル選び

巡礼地の拠点をどこに設定するかで、旅行のスタイルが大きく変わります。

  • ビーチリゾート滞在型(マリーナ・ディ・ラヴェンナ、リミニなど):
  • メリット: 一日中海を楽しめ、ゆったりとバカンス気分を味わいたい方にぴったりです。
  • デメリット: 観光地へのアクセスがやや時間を要する場合があります。
  • 都市滞在型(ラヴェンナ、ボローニャなど):
  • メリット: 交通が便利で聖地へのアクセスが簡単。レストランやショップも充実しています。
  • デメリット: 毎日ビーチの雰囲気を感じることはできません。

どちらも魅力的な選択肢ですが、鉄道移動を主体に考えるなら、ラヴェンナやリミニの駅近くに宿を取ると、ビーチも観光も効率的に楽しめるでしょう。ホテルの予約時には、レビューサイトで立地やセキュリティ面の口コミをしっかり確認することをおすすめします。

女性旅行者のための安全対策

イタリアは比較的安全な国ですが、観光客を狙った軽犯罪は依然として存在します。楽しい旅行を損なわないためにも、最低限の防犯意識を常に持つことが大切です。

  • スリ・置き引き対策:
  • バッグ選び: ジッパー付きでしっかり閉まるバッグを選びましょう。できれば前で抱えるショルダーバッグやボディバッグが理想的です。リュックは人混みでは前に抱えるようにしてください。
  • 貴重品管理: パスポートや多額の現金、予備のクレジットカードはホテルのセーフティボックスに預けてください。持ち歩く現金は必要最低限にし、クレジットカードと分けて携帯しましょう。
  • 注意が必要な場所: 駅やバス内、混雑した市場や観光スポットなど、人が多く集まる場所に特に注意。歩きスマホは狙われやすいので控えましょう。
  • 夜間の行動について:
  • リゾート地は夜も活気がありますが、路地に入ると暗く人通りが減ることがあります。夜の単独行動はできるだけ避け、明るい通りや人通りの多い道を歩いてください。
  • 不審な人物に声をかけられても、冷静に対応し無視してその場を離れることが賢明です。
  • 緊急連絡先:
  • 万が一に備え、以下の連絡先を控えておくと安心です。
  • 警察(カラビニエリ): 112
  • 救急・消防: 113
  • 在イタリア日本国大使館(ローマ)/在ミラノ日本国総領事館: エミリア=ロマーニャ州はミラノ総領事館の管轄です。パスポートの紛失や盗難などの際に相談できます。公式サイトで事前に連絡先を確認しておきましょう。

旅の準備と持ち物リスト(完全版)

快適な旅は準備が肝心です。必需品からあると便利なものまで、経験をもとにまとめました。

  • 必須アイテム:
  • パスポート(有効期限の確認を忘れずに)
  • 航空券(eチケット)
  • ユーロ現金とクレジットカード(複数枚持つと安心)
  • 海外旅行保険証
  • スマートフォンと充電器
  • 衣類・ファッション:
  • 夏向けの服(Tシャツ、ワンピースなど)
  • 水着
  • 薄手の羽織りもの(カーディガンやリネンシャツなど。日焼け防止や冷房対策、教会訪問時に便利)
  • 歩きやすい靴(スニーカーやフラットサンダル)
  • おしゃれなサンダルやワンピース(ディナー用)
  • サングラスや帽子
  • あると便利なもの:
  • 変換プラグ(イタリアはCタイプ)
  • モバイルバッテリー
  • 常備薬(胃腸薬、頭痛薬、酔い止めなど)
  • 日焼け止めやアフターサンケア用品
  • 虫除けスプレー(特に水辺での使用に)
  • エコバッグ(イタリアのスーパーは袋が有料です)
  • ウェットティッシュや除菌ジェル
  • 簡単な日本語の旅行会話集

アパレル業界に携わる私からのアドバイスとしては、イタリアの夏の強い日差しには、通気性が良く見た目も爽やかな上質なリネンやコットン素材の服が最適です。少しドレッシーなワンピースを一着用意しておくと、運河沿いの素敵なレストランでのディナーにも対応できますよ。

『アドレセンス』が描く、一瞬の夏を追いかけて

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マリーナ・ディ・ラヴェンナの海辺に寄せる波のさざめき。チェゼナーティコの運河を柔らかく照らす夕陽。ラヴェンナの石畳に息づく悠久の歴史。そして、サーキットに響き渡るエンジンの轟き。聖地巡礼の旅とは、ドラマの一場面をなぞるだけでなく、五感を通じてその場所の空気を体感し、自分自身の物語を紡ぎ出す過程なのです。

サマー、アレ、ダリオ、ソフィア、エド。彼らが過ごした夏は、喜びと悲しみ、出会いと別れに満ちたかけがえのない時間でした。『アドレセンス』というタイトルが示すように、それは誰もが経験する、甘くてほろ苦い青春のひとときです。

この旅で出会う風景は、きっとあなたの心の中に眠る、かつての夏の記憶を鮮やかに呼び起こすでしょう。そして、それらが新たな思い出として、色鮮やかに刻まれていくに違いありません。

さあ、パスポートを手にしてください。 あなた自身の『アドレセンス』を見つける旅が、いま始まろうとしています。エミリア=ロマーニャの輝く太陽が、あなたを待っています。

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この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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