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瀬戸内のアートとレモンに恋して。しまなみ海道の宝石、生口島を巡る旅

抜けるような青い空と、穏やかにきらめく海。いくつもの島が連なる瀬戸内海の風景は、いつ訪れても心を解きほぐしてくれます。こんにちは、旅ライターの亜美です。普段はアパレル企業で慌ただしい日々を送っていますが、長期休暇を見つけては国内外の美しい街角を巡っています。

今回私が訪れたのは、広島県尾道市に属する「生口島(いくちじま)」。しまなみ海道のちょうど真ん中に位置するこの島は、サイクリストの聖地として有名ですが、その魅力はそれだけではありません。島全体がアートに彩られ、爽やかなレモンの香りに満ちた、まさに五感を刺激する宝石のような場所なのです。

アートと自然、そして美食が見事に融合した生口島。今回は、この島の魅力を余すところなく味わい尽くすための、少しだけ贅沢で、心に残る旅のプランをご提案します。さあ、日常を少しだけ忘れて、心ときめく島時間へと出発しましょう。

そして、この島での発見の旅をさらに広げたくなったら、広島の歴史や美食、絶景を巡る旅もおすすめです。

目次

まずは旅の始まり、生口島へ

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旅の始まりとは、目的地へ至る道のりそのものです。生口島へのアクセス方法は多彩で、それ自体がひとつの楽しみとなるほど魅力的です。

しまなみ海道を渡る、胸が高鳴るアプローチ

生口島は、本州の尾道と四国の今治を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」のほぼ中央に位置しており、本州側・四国側どちらからもアクセスが非常に便利です。

  • 車やバスでのアクセス

尾道方面からは、新尾道大橋を通り、向島、因島を経て生口島北ICまたは生口島南ICで降ります。高速バスも充実しており、福山駅、尾道駅、今治駅から生口島(瀬戸田)行きのバスが運行しています。大きな荷物がある場合や、天候を気にせずに移動したい方にぴったりの手段です。あらかじめ時刻表を確認し、計画的に行動するとスムーズに動けます。

  • 船でのアクセス

海の風情を味わいたいなら、フェリーの利用もおすすめです。広島県の三原港から生口島の瀬戸田港へ高速船やフェリーが運航しており、潮風を感じながら島々を眺める船旅は、旅の始まりへの期待感を一層高めてくれます。特に夕暮れ時の船上から眺める瀬戸内の景色は、息をのむほどの美しさです。

一押しはサイクリング!自由な島旅を楽しもう

そして、しまなみ海道といえばやはりサイクリング。世界中のサイクリストが憧れるこのルートを、自分のペースで走る爽快感は格別です。生口島は比較的平坦な地形が多く、初心者でも安心して走ることができます。

旅のパートナー、レンタサイクルを借りよう

しまなみ海道では、手ぶらで訪れても本格的なサイクリングが楽しめるよう、レンタサイクルの体制が非常に整っています。

  • どこで借りられる?

尾道駅や今治駅周辺のターミナルはもちろん、各島にもレンタサイクルの施設が設置されています。生口島内では瀬戸田港近くの「瀬戸田町観光案内所」や「瀬戸田サンセットビーチ」がレンタサイクルの貸出ポイントです。

  • 便利な乗り捨てシステム

しまなみ海道のレンタサイクルの大きな魅力は「乗り捨て」が可能な点です。例えば、尾道で借りて生口島で返却したり、生口島で借りて隣の大三島で返却したりと、旅のスケジュールに合わせて自由に使えます。ただし、電動アシスト自転車など一部の車種は乗り捨て不可の場合があるため、借りる際には必ず確認しましょう。

  • レンタサイクル借用の流れ
  1. ターミナルへ向かう: 最寄りのレンタサイクルターミナルを訪れます。予約なしでも借りられるケースが多いですが、週末や繁忙期は混雑するため、ウェブ予約をしておくと安心です。特にクロスバイクや電動アシスト自転車は人気が高いので、予約推奨です。
  2. 申込用紙の記入: 受付で氏名や連絡先など必要事項を記入します。
  3. 料金の支払い: 利用料金及び乗り捨て希望時の保証料を支払います。料金は自転車の種類によって異なりますが、一般的なシティサイクルは1日約2,000円、保証料は1,100円です(同一ターミナル返却なら保証料は返金されます)。
  4. 自転車の選定: スタッフに身長を伝えると、適切なサイズの自転車を選んでもらえます。サドルの高さ調節やブレーキの確認も忘れずに。
  5. 出発: 無料で借りられるヘルメットを装着し、準備完了。島旅を満喫しましょう!

詳しい情報は、しまなみジャパン公式サイトで最新の料金や営業時間などを確認してください。

サイクリングに向けた準備と持ち物

快適なサイクリングを楽しむためには、服装や持ち物にも少し気を配りましょう。

  • 服装: 動きやすく、汗をよく吸う素材がおすすめです。風を切って走るため、春・秋は軽めのウインドブレーカーが重宝します。アパレル業界に身を置く私としては、機能性とファッション性を兼ね備えたスポーツウェアに、普段着のシャツを羽織るコーデを推奨します。パンツは伸縮性のある素材が理想的で、スカートの場合は下にレギンスを合わせると安心です。
  • 持ち物リスト:
  • 日焼け止め: 瀬戸内の強い日差しを防ぐため、こまめに塗り直しましょう。
  • サングラス: 紫外線対策だけでなく、走行中の虫や埃から目を守る効果もあります。
  • 帽子: ヘルメットの下にかぶれる、つばが短めのキャップが便利です。
  • 水分補給用の飲み物: 熱中症対策にはこまめな水分補給が欠かせません。ペットボトルホルダー付き自転車も多いです。
  • タオル: 汗を拭くほか、首に巻いて日よけにも使えます。
  • リュックサック: 両手が自由になるリュックが最適。荷物はできるだけ軽量で必要最低限にしましょう。
  • 現金(小銭): 自動販売機や小規模店舗ではカードが使えない場合が多いため、少額の現金を用意すると便利です。

準備が整ったら、いよいよ生口島のアートとグルメを巡る旅に出発しましょう。

アートに浸る生口島:島全体が美術館!

生口島の魅力のひとつに、島内に点在する数々のアート作品があります。息をのむ絶景から、思わず笑みがこぼれるユニークな作品まで、五感すべてを使ってアートを満喫できるスポットが揃っています。

未来心の丘(みらいしんのおか) – 純白の大理石が織りなす幻想的な世界

生口島を訪れる際にぜひ足を運びたいのが「未来心の丘」です。瀬戸田の町を見下ろす高台に位置し、耕三寺博物館の敷地内に広がるこの場所は、まるで地中海のリゾートや別の惑星に迷い込んだかのような非日常的な空間が広がっています。

約5,000平方メートルにわたる敷地には、イタリア・カッラーラ産の3,000トンもの大理石が使われており、白亜の庭園が創り上げられています。世界で活躍する彫刻家・杭谷一東(くえたに いっとう)氏によるこの作品は、訪れる人の心を揺さぶります。

青空と白い大理石の鮮やかな対比は、どの角度から見ても絵になる絶景です。大小さまざまなモニュメントが点在し、その中心にはそびえ立つ「光明の塔」が輝きます。丘の上から望む瀬戸内海の多島美はまさに壮観で、時間を忘れてこの美しい景色に魅了されることでしょう。

【未来心の丘を楽しむためのポイント】

  • チケットについて: 未来心の丘は「耕三寺博物館」敷地内にあるため、まず耕三寺博物館の入場券を購入する必要があります。2024年5月時点で大人料金は1,400円です。入口の券売機でチケットを購入し、境内を抜けて丘への入口へ向かいましょう。
  • 服装のアドバイス:
  • サングラスは必携! 白い大理石の反射は非常に強烈なため、目を守るためにもサングラスを忘れずに持参してください。
  • 歩きやすい靴で訪問を。 丘は階段や坂道が多いため、スニーカーなど歩きやすい靴が適しています。
  • 白い服装がおすすめ。 ファッション好きの方には「オールホワイトコーデ」が特におすすめ。白い大理石と一体化したような幻想的な写真が撮れます。また、逆にビビッドなカラーの服装で白との対比を楽しむのも素敵です。
  • 撮影ルール: 多くのエリアで撮影可能ですが、三脚の使用が禁止されている場所もあります。混雑時はほかの来場者の迷惑にならないよう配慮を心がけましょう。美しさを独り占めしたい気持ちはあっても、譲り合いの精神が大切です。
  • カフェでひと休み: 丘の上には大理石で造られたカフェ「カフェ・クオーレ」があります。美しい景色を眺めながら味わうコーヒーやイタリアンジェラートは格別。歩き疲れたら、ここで優雅にひと息つくのもおすすめです。

耕三寺博物館 – 母への想いが生んだ豪華絢爛な寺院建築

未来心の丘へ向かう前に、敷地入口の耕三寺をゆっくり見学することも忘れずに。実業家・耕三寺耕三が亡き母への感謝を込めて建立したこの寺院は、その豪華絢爛さから「西の日光」とも呼ばれています。

境内には日光東照宮の陽明門を模した「孝養門」や、京都の平等院鳳凰堂を手本にした「本堂」など、日本の有名な寺社建築のレプリカが並びます。どの建物も極彩色に彩られ、細部まで緻密に彫刻が施されており、建立者の母への深い愛情と情熱が感じられます。

特に見どころなのが「千仏洞地獄峡」。全長350メートルの洞窟内には地獄や極楽の世界が再現されており、少しひんやりとした空間を進むと無数の石仏が現れ、神秘的で少しスリルのある体験が味わえます。

耕三寺は単なる寺院にとどまらず、美術品を収蔵する博物館の顔も持ちます。近代日本の絵画や仏教美術など貴重なコレクションが揃い、未来心の丘のモダンなアートと耕三寺の伝統的な建築美とのコントラストを楽しめるのも魅力のひとつです。詳細は耕三寺博物館公式サイトをご覧ください。

島ごと美術館 – サイクリングロード沿いに点在する17のアート作品

生口島のもうひとつのアート体験が「島ごと美術館」です。島南部の約10キロにわたるサイクリングロード沿いに17点の現代アートが屋外展示されている壮大なプロジェクトで、自転車で巡ると突然ユニークな彫刻が姿を現します。

これらの作品は、国内外のアーティストたちが生口島の自然や風景から着想を得て制作したものです。

  • 『空をみる人』(眞板雅文 作)

瀬戸田サンセットビーチ近くに立つ人が空を見上げる姿を表現した作品。青空を背景にすると、まるで本当に誰かが佇んで物思いにふけっているように見えます。

  • 『CATS DANCE』(タン・ダ・ウ 作)

色とりどりの猫たちが輪になって踊っているかのような楽しい彫刻。つい自転車を停めて一緒に踊りたくなる魅力があります。

  • 『ベルベデールせとだ』(クリスチャン・ル・スール 作)

みかん畑が広がる丘の上に聳える、巨大な赤い鳥あるいは柑橘の皮を思わせる不思議な形状のオブジェ。この場所から望む瀬戸内海の景観も素晴らしいです。

これらの作品はサイクリングの目印となるだけでなく、絶好の休憩スポットにもなっています。アートマップを片手に宝探し気分で巡る楽しさは、生口島ならではの魅力。マップは瀬戸田町観光案内所などで入手可能です。全作品を見て回るのに半日ほどかかりますが、自分のペースで気に入った作品を選んで訪れるのもおすすめ。風を感じながら美しい景色とアートとの偶然の出会いを楽しんでみてください。

レモンの香りに包まれて:国産レモン発祥の地を味わい尽くす

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生口島は、アートの島であると同時に「レモンの島」としても知られています。実はこの島は国産レモンの発祥地であり、年間を通じて温暖な気候がレモンの栽培に最適です。島内を歩くと、至るところにレモン畑が広がっています。そして、その恵みは島のグルメやお土産にも豊富に活かされています。

しおまち商店街 – 懐かしさと新たな魅力が融合する場

瀬戸田港のすぐそばに延びる「しおまち商店街」は島の中心エリアであり、グルメ探索の出発点です。どこか昭和の懐かしい風情が漂うアーケード街ですが、近年ではスタイリッシュなカフェやショップも増えており、新旧が入り混じった独特の魅力を楽しめます。

ここは外せない!しおまち商店街のテイクアウトグルメ

  • 岡哲商店のコロッケ

地元住民にも愛される老舗の精肉店が誇る名物品。揚げたてのコロッケは外側がカリッと、中はほくほくで甘みのあるじゃがいもが口いっぱいに広がります。サイクリングの合間にちょうど良い小腹満たしにぴったりです。一個70円というリーズナブルな価格も魅力で、多い日には1,000個以上売れるのも納得の味わいです。

  • ドルチェ 本店のジェラート

しまなみ海道を訪れる多くの人が立ち寄る人気ジェラート店。新鮮な瀬戸内のフルーツをふんだんに使っているのが人気の秘訣です。例えば「瀬戸田のデコみかん」や「瀬戸田のレモン」といった柑橘類はもちろん、「伯方の塩」や「いちじく」など、ここならではのフレーバーも揃っています。迷ったらダブルやトリプルを選んで、気になる味を全て楽しむのがおすすめ。海を眺めながら味わうジェラートは、至福のデザートタイムを約束してくれます。

生口島グルメ探訪 – レモンだけではない島の恵み

散策を楽しんだ後は、島の味をじっくり堪能してみましょう。

  • 爽快感あふれるレモン鍋

生口島に訪れたらぜひ試してほしいのが、ご当地グルメの「レモン鍋」です。鶏ガラや魚介ベースの出汁に、スライスレモンをたっぷり浮かべていただきます。火を通すことでレモンの酸味が丸くなり、爽やかな香りが食欲を刺激。豚肉や鶏肉、瀬戸内の新鮮な魚介との相性も抜群です。レモンは皮ごと食べられるのでビタミンもしっかり摂取できます。島内の旅館や食事処で提供されていますが、予約が必要な場合が多いため、事前に確認することをおすすめします。

  • 瀬戸内の海の幸、タコ料理

潮の流れが速い瀬戸内海で育ったタコは身が引き締まり、旨味が濃厚なことが特徴です。生口島では新鮮なタコを使った料理が楽しめます。定番は、タコの旨味がご飯に染み込んだ「たこ飯」。他にも天ぷらや刺身も絶品です。地元の食堂「ちどり」などでは多彩なタコ料理が味わえます。

  • 島時間を満喫するカフェ巡り

近年、生口島では古民家をリノベーションしたセンスの良いカフェが増えています。

  • SOIL Setoda: 瀬戸田港近くの複合施設内にあり、自家焙煎のスペシャルティコーヒーや地元食材を使った軽食を提供。洗練された空間でゆったり過ごせます。
  • 汐待亭: しおまち商店街に位置し、築140年の古民家を改装したカフェ。歴史ある趣きを感じる空間で、サイクリスト向けの定食や自家製レモンスカッシュなどがいただけます。旅人たちの交流の場としても人気です。

お土産選びも旅の楽しみのひとつ

旅の思い出を形に残すお土産選びも欠かせません。生口島ならやはりレモンを使った商品が特におすすめです。

  • 定番のレモンケーキ

しっとりとした生地にレモン風味のアイシングがかかり、昔ながらの優しい味わいが魅力。島内さまざまなお店がオリジナルのレモンケーキを作っているため、食べ比べてみるのも楽しいでしょう。

  • 万能調味料のレモンカード

レモン果汁に卵、バター、砂糖を合わせたクリーム状のスプレッド。パンやヨーグルトに添えるだけで爽やかなデザートが簡単に楽しめます。

  • 島ごころ SETODAのレモンケーキ

少し贅沢なお土産を求めるならこちら。瀬戸田レモンをたっぷり使い、香り高く上品な味わいが特徴で、大切な方への贈り物にぴったりです。

  • 地元産レモンそのもの

シーズン中であれば、無農薬または減農薬で栽培された新鮮なレモンを直売所などで購入可能。防カビ剤を使っていないため、皮ごと安心して使えるのがうれしいポイントです。

生口島での過ごし方 – プランニングガイド

見どころが盛りだくさんの生口島。どのように巡るか計画を立てることも、旅の楽しみのひとつです。ここでは具体的なモデルコースや島をより深く味わうためのポイントをご紹介します。

モデルコース例 — 1日で満喫するアートとグルメの旅

日帰りで生口島の魅力を凝縮して楽しむなら、以下のプランがおすすめです。

  • 午前9:00 瀬戸田港に到着し、レンタサイクルを借りる

まずは瀬戸田町観光案内所で自転車をレンタル。アートマップやグルメマップを手に入れて、気分を盛り上げましょう。

  • 午前10:00 耕三寺博物館と未来心の丘を訪問

旅のハイライトとも言える純白のアート空間へ。午前中の光が差し込む未来心の丘は特に美しく、写真撮影にも最適です。じっくりと1時間半から2時間ほどかけて見学しましょう。

  • 午後12:00 しおまち商店街でランチと散策

お腹が空いたら商店街へ。岡哲商店のコロッケをつまみつつ、待ち望んだ食堂でたこ飯ランチを堪能。食後は懐かしい雰囲気の街並みをゆっくり散策しましょう。

  • 午後2:00 ドルチェで至福のジェラートタイム

デザートは別腹。ドルチェ本店で瀬戸内産フルーツのジェラートを味わいます。海沿いのベンチに腰かけて、のんびりといただくのがおすすめです。

  • 午後3:00 「島ごと美術館」を自転車で巡る

島の南側を海沿いにサイクリングしながら、お気に入りのアート作品を探します。潮風を感じる心地よいひとときです。

  • 午後4:30 瀬戸田サンセットビーチで休憩

サイクリングの締めくくりは、白砂が美しいサンセットビーチ。名前の通り夕日の名所ですが、少し早めの時間に訪れても輝く海景色に癒されます。

  • 午後5:30 瀬戸田港で自転車を返却し、帰路へ

楽しかった生口島の旅もおしまい。お土産を買い求め、思い出を胸にフェリーやバスに乗り込みましょう。

宿泊のすすめ — 島に泊まってこそ味わえる景色

もし時間に余裕があれば、ぜひ生口島での宿泊をご検討ください。昼間の賑やかさが嘘のように静かな夜の島、観光客がいない早朝の澄んだ空気、そして満天の星空。これらは泊まった人だけが体験できる特別な時間です。

近年、生口島には個性的な宿泊施設が増えています。

  • Azumi Setoda: 伝統的な旅館を現代風にアレンジした洗練された空間が魅力。静けさの中でワンランク上の島時間を過ごしたい方におすすめ。
  • yubune: Azumi Setodaに併設された銭湯付きの宿。よりカジュアルに滞在し、地域との交流を楽しめます。
  • ゲストハウス: 島内にはサイクリスト向けの手頃なゲストハウスも点在。旅人同士の出会いも旅の楽しみのひとつになるでしょう。

朝は鳥のさえずりで目覚め、誰もいないビーチを散歩する。そんな贅沢な時間を味わえば、生口島への愛着がさらに深まるはずです。

旅の安全とトラブルシューティング:安心して楽しむための女性目線アドバイス

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楽しい旅は安全があって初めて成り立ちます。特に一人旅や女性同士での旅行では、事前の準備と心構えが重要です。ここでは、生口島を安心して満喫するためのポイントをご紹介します。

しまなみ海道のルールとマナーを知っておこう

サイクリングは爽快ですが、まずはルールを守ることが安全の基本です。

  • 左側通行を守る: サイクリングロードには進行方向を示す青い「ブルーライン」が引かれています。これに従い、必ず左側を走行しましょう。
  • 速度は控えめに: 絶景に夢中になってスピードを出しすぎると危険です。特に下り坂やカーブでは十分に減速してください。
  • ゴミは持ち帰る: 美しい景色を守るため、ゴミは必ず持ち帰るのがマナーです。
  • 農地への立ち入りは禁止: 道端に美味しそうな柑橘があっても、農家の方が手間をかけて育てたものです。無断で畑に入ったり収穫したりするのは固く禁じられています。購入するなら直売所が安心です。

万一の備えに

万が一のトラブルに備え、対応方法を知っておくと安心です。

  • パンクしたら?

しまなみ海道のレンタサイクルは、パンクなど軽微なトラブルに対応してくれることが多いです。まずは借りたレンタサイクルターミナルに電話して状況を伝えましょう。場所によってはスタッフが現地まで駆けつけてくれる場合もあります。また、有料でレスキューサービスを提供する事業者もあります。借りる際にトラブル時の連絡先やサポート範囲を確認しておくと安心です。

  • 体調が悪くなったら?

旅先で急な体調不良に陥ると不安です。瀬戸田には診療所や薬局があるため、あらかじめ場所を地図アプリなどでチェックしておくとよいでしょう。無理をせず、早めに休息をとることが重要です。緊急時には躊躇せず119番へ連絡してください。

  • フェリーやバスが欠航した場合は?

台風や悪天候によって、船やバスの運休・欠航が生じることがあります。出発前には必ず交通機関の公式サイトで最新の運行状況を確認しましょう。尾道観光協会「おのなび」などで交通情報をまとめて確認できる場合もあります。予約した便が欠航した際の返金ポリシーや代替手段については、各交通会社の規定を事前に確認しておくと慌てずに対処できます。

  • 女性のための防犯ポイント

生口島は比較的治安が良いですが、油断は禁物です。

  • 貴重品の管理: カフェで席を確保する際、スマートフォンや財布を席に置いたまま離れるのは避けましょう。貴重品は常に身につけるか、目の届く場所に置くのが安全です。
  • 荷物に注意: サイクリング中、前カゴに置いた荷物が段差で飛び出したりひったくりに遭う恐れがあります。リュックサックを背負うのが最も安心です。
  • 夜道の一人歩き: 夜は人通りが少なくなるため、宿泊先からの外出時はできるだけ明るい道を選んで歩きましょう。

もっと深く、生口島を知る:次の旅へと繋がるヒント

一度訪れれば、その魅力に心を奪われてしまう生口島。ここでは、リピーターの方やより深い体験を求める方に向けたヒントをご紹介します。

レモン狩り体験 - 自分の手で摘み取る黄金の果実

国産レモンの旬は秋から春にかけて。この時期になると、島内の一部農園でレモン狩りが楽しめます。たわわに実るレモンの木々に囲まれ、爽やかな香りを胸いっぱいに感じるひとときはまさに至福です。農家の方からおいしいレモンの見分け方を教わりながら、自ら収穫する体験はきっと忘れられない思い出になるでしょう。

  • 【読者が実際にできること】体験の準備

レモン狩りは基本的に予約が必須です。また、開催期間も限られています。「瀬戸田レモン」などのキーワードで検索し、体験可能な農園の公式サイトで予約方法や料金を確認しましょう。服装は枝で肌を傷つけないよう、長袖・長ズボンがおすすめです。軍手やハサミは農園で貸し出していることが多いですが、念のため事前に問い合わせておくと安心です。

瀬戸田サンセットビーチで味わう、魔法のひととき

「日本の水浴場88選」にも選ばれるこの美しいビーチは、夏になると海水浴客で賑わいます。しかし、本当の魅力はその名の通り、夕暮れ時にこそ感じられます。空と海がオレンジ色に染まり、島々のシルエットが浮かび上がる光景は息を呑むほど美しいものです。時間の流れを忘れ、静かに沈む夕日を見つめる贅沢なひとときがここでは叶います。

キャンプ場やレストラン、シャワー設備も完備されているため、一日中ゆったりと過ごせます。サイクリングの終点にこの魔法のような時間を旅程に加えてみてはいかがでしょうか。

四季折々の魅力

生口島は訪れる季節ごとに異なる風景で迎えてくれます。

  • 春(3月〜5月): 柑橘の花が一斉に咲き、島全体が甘く爽やかな香りに包まれます。サイクリングにも絶好の季節です。
  • 夏(6月〜8月): 輝く太陽の下で海水浴やマリンスポーツを満喫できるアクティブな季節。ドルチェのジェラートも一段と美味しく感じられます。
  • 秋(9月〜11月): 気温が落ち着き、再びサイクリングに最適な季節。みかん狩りも楽しめます。
  • 冬(12月〜2月): 国産レモンの旬を迎え、島に活気が戻ります。空気が澄んで星空がいっそう美しく輝く時期。冬ならではのレモン鍋で体を温めるのもおすすめです。

心に残る、瀬戸内の記憶

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しまなみ海道の中央に輝く宝石、生口島。 自転車をこげば、頬を優しく撫でる潮風が日常の喧騒を忘れさせてくれます。 角を曲がると、思いがけないアートが心を弾ませてくれるでしょう。 一口味わえば、レモンの爽やかな香りが全身に活力をもたらしてくれます。

この島は、ただ美しいだけでなく、訪れる人の五感を穏やかに刺激し、元気を与えてくれる不思議な力を持っています。それはきっと、穏やかな瀬戸内の自然と、この島を愛する人々の温かな営みが絶妙なバランスで調和しているからに違いありません。

真っ白な大理石の上に広がる、どこまでも続く青空と海。 商店街のおばちゃんが「気をつけてね」と手渡してくれた、揚げたてのコロッケの温もり。 夕暮れのビーチを包み込む、やわらかなオレンジ色の光。

旅を終えた今も、ふとした瞬間に生口島での思い出が鮮やかに蘇ります。 この記事を読んでくださったあなたも、次の休日には自分だけの宝物を探しに生口島を訪れてみてはいかがでしょうか。きっと忘れがたい素敵な時間が待っていることでしょう。

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この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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