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シンガポール愛煙家ガイド完全版!タバコの値段、喫煙ルール、お酒と楽しむスポットまで徹底解説

「アジアの優等生」と称されるシンガポール。そのクリーンで未来的な街並みは、一度訪れると誰もが魅了されてしまいます。しかし、その美しさの裏には、世界でもトップクラスに厳しいルールが存在することも事実。特に愛煙家の方々にとっては、「シンガポールはタバコに厳しそう…」「どこで吸えるのか全然わからない」「罰金が怖い」といった不安がつきまとうのではないでしょうか。

こんにちは、ライターの勇気です。私もカナダでのワーキングホリデー時代、厳しい喫煙ルールに戸惑った経験があります。ですが、事前にルールをしっかり理解しておけば、何も恐れることはありません。むしろ、ルールがあるからこそ保たれる快適さの中で、特別な一服を楽しむことができるのです。

この記事では、シンガポール旅行を計画している愛煙家の皆さんのために、気になるタバコの値段から、絶対に知っておくべき持ち込みのルール、喫煙場所の見つけ方、そしてお酒と共にタバコを楽しめる貴重なスポットまで、私の経験も交えながら徹底的に解説していきます。この記事を読み終える頃には、シンガポールでの一服が不安から楽しみに変わっているはずです。さあ、スマートな愛煙家として、美しい都市国家シンガポールを心ゆくまで満喫するための準備を始めましょう。

シンガポールでの喫煙をより深く理解するには、罰金や現地での調達法など、愛煙家が知るべき詳細なルールについてまとめた完全ガイドもご覧ください。

目次

まずは知っておきたい!シンガポールのタバコ基本情報

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シンガポールの喫煙事情について話す際、最初に押さえておくべき基本的なポイントがあります。それは、価格、パッケージの特徴、そして電子タバコの取り扱いです。日本とは全く異なるシンガポールのタバコ文化の入り口を、一緒に覗いてみましょう。

驚愕の価格!シンガポールでタバコはいくらするのか?

シンガポールに到着し、コンビニでタバコの値段を見たときのショックは今でも忘れられません。見慣れた銘柄の隣に表示された価格は、目を疑うほどの高さでした。ある程度の覚悟はしていたものの、それを大きく上回る値段に驚かされました。

具体的には、2024年現在、マールボロやメビウスなどの主要な輸入ブランドは、1箱20本入りで約15シンガポールドル(SGD)前後で販売されています。日本円に換算すると約1,700円(1SGD=115円換算)となり、日本の3倍以上に相当します。この価格の高さを実感できるのではないでしょうか。

では、なぜこんなに値段が高いのでしょうか?それはシンガポール政府が国民の健康を守る目的で課している非常に高額な「タバコ税」が原因です。政府は喫煙率を引き下げることを国の重要課題としており、そのためにこの重税を導入しています。価格を高くすることで、特に若者の喫煙開始を防ぎ、既存の喫煙者に禁煙を促す狙いがあるのです。

タバコの購入場所としては、日本同様にセブン-イレブンやCheersといったコンビニが便利です。また、FairPriceやCold Storageなど大手のスーパーマーケットでも取り扱いがあります。ただし、自動販売機は設置されていません。購入の際はレジで店員に銘柄を伝えて対面で受け取る形となります。その際、年齢確認のためパスポートなど身分証明書(ID)の提示を求められることが多いです。シンガポールではタバコの購入と喫煙可能年齢が21歳からと定められており、このルールは非常に厳格に適用されています。旅行者にも例外はありませんので、タバコ購入時にはパスポートのコピーなどを携帯しておくとスムーズです。

衝撃的な写真…シンガポールのタバコパッケージ

価格に続き、驚かされるのがタバコのパッケージデザインです。シンガポールで販売される全てのタバコ箱には、「グラフィック・ヘルス・ワーニング」と呼ばれる、健康被害を視覚的に訴える強烈な写真が法律で義務付けられています。箱の大部分が、喫煙で引き起こされる疾病(肺がん、喉頭がん、壊疽など)を写した生々しいカラー写真で覆われています。日本の文字主体の警告文とは比べ物にならないほどのインパクトです。

この制度は、消費者に喫煙の危険を直接的かつ継続的に警告するために設けられました。魅力的なデザインやブランドイメージでタバコをかっこよく見せることを防ぎ、健康リスクの告知を最優先にしています。私自身、初めてこのパッケージを目にした時は、思わず手を引っ込めてしまいました。普段愛用している銘柄でも、このデザインの箱で渡されると、一瞬ためらってしまうほど強烈なメッセージを感じました。愛煙家には少し気が滅入るデザインかもしれませんが、これもシンガポールの禁煙に対する強い姿勢の表れと言えるでしょう。

VAPEや電子タバコは持ち込みも使用も禁止!

近年、日本や他国で利用者が増えているVAPE(ベイプ)や加熱式タバコ(IQOS、glo、PloomTECHなど)は、紙巻きタバコの代替として人気があります。しかし、シンガポールではこれらの製品は「模倣タバコ製品(imitation tobacco products)」とみなされ、法律で全面的に禁止されています。特に旅行者が注意すべき重要なポイントです。

禁止されているのは使用だけでなく、国内への持ち込み、所持、購入、販売のすべてです。空港の税関で発覚した場合、没収されるだけでなく、高額な罰金が科せられる可能性があります。罰金の額は数千シンガポールドルに及ぶこともあり、「知らなかった」では済みません。街中で使っているところを発見された場合も同様の厳罰が待っています。

「スーツケースの奥に隠せば大丈夫」といった甘い考えは絶対に避けてください。シンガポールの税関は非常に厳しく、X線検査などですぐに発見されます。もしVAPEや加熱式タバコを普段使っているなら、シンガポール滞在中は日本に置いてくることを強くお勧めします。現地では紙巻きタバコを利用するか、一時的に禁煙にチャレンジするか、どちらかの選択を迫られるでしょう。この規制はとても厳格ですので、軽率に持ち込まないよう十分に注意してください。詳細はシンガポール保健科学庁(HSA)の公式サイトでも確認可能です。

【最重要】タバコの持ち込みルールと罰金について

シンガポール旅行を計画する愛煙家が最も注意を要し、正確に把握しておかなければならないのが、タバコの持ち込み規則です。多くの国では「免税範囲」が設けられており、一定量までは税金を支払わずに持ち込めますが、シンガポールではこの常識は通用しません。ここでの規則を軽く見てしまうと、本来楽しいはずの旅行が、空港到着時点で悪夢に変わる可能性が高いのです。

免税なし!シンガポールでは1本目から課税対象

驚くべきことに、シンガポールにはタバコの免税範囲という制度が一切存在しません。つまり、1本であろうと開封済みの1箱であろうと、国内に持ち込むすべてのタバコは課税対象となります。この事実を知らずに、日本からカートン単位でタバコを持ち込もうとするのは非常に危険です。

特に重要なのが「SDPC」というキーワードです。これは「Singapore Duty-Paid Cigarette」の略で、シンガポールで正式に税金を払ったタバコであることを示すスタンプです。現地で販売されているすべてのタバコの箱には、このSDPCマークが印刷されています。逆に、このマークが付いていないタバコ(つまり海外から持ち込んだもの)を国内で所持していること自体が違法とみなされる恐れがあります。街中で警察に職務質問を受け、所持しているタバコにSDPCマークがなければ、密輸品所持と判断され罰金が科せられるケースも報告されています。

この規則は、国内のタバコ税収を確保し、安価な外国産タバコの流入を防ぐための厳格な措置です。旅行者であってもこのルールの例外にはなりません。「少しだけなら大丈夫だろう」という甘い考えは捨て、シンガポール入国時にはすべてのタバコが課税対象であることをしっかり理解しておきましょう。

無申告で持ち込んだ場合の厳罰とは?

もしこれらの規則を破り、無申告でタバコを持ち込んだ場合、何が起こるのでしょうか。答えは非常に厳しい処置が待ち受けています。

シンガポールのチャンギ国際空港の税関は、世界でもトップクラスの厳しさを誇ります。入国者の荷物はX線検査などで厳重にチェックされており、無申告のタバコ所持は高確率で発覚します。無申告が見つかると、基本的に高額な罰金が科せられます。その額はSDPCマークのないタバコ1箱(20本)あたり200シンガポールドル(約23,000円)にものぼります。1カートン(10箱)持ち込めば単純計算で2,000シンガポールドル(約230,000円)となり、旅行予算を大幅に超えてしまう恐れがあります。これはあくまでも最低の罰金で、持ち込み量や状況によってはさらに重い罰則が科せられる可能性もあります。

悪質と見なされた場合、例えば大量持ち込みや虚偽申告があれば、罰金だけで済まず逮捕・起訴され、裁判にかけられることもあります。楽しいはずの海外旅行でこのようなトラブルに遭遇するのは避けたいところです。

問題を回避するためには、ルールに基づき正しく申告することが唯一の方法です。タバコを持ち込む際は、飛行機を降りた後、税関検査場では緑色のレーン(Nothing to Declare/申告なし)を避け、必ず赤色のレーン(Goods to Declare/申告あり)に進んでください。そこで税関職員に所持しているタバコを全て提示し、規定の関税および物品サービス税(GST)を支払います。このプロセスを経て初めて、合法的にシンガポール国内へタバコを持ち込むことが可能となります。詳しい手続きや最新の税率は、旅行前に必ずシンガポール税関(Singapore Customs)公式サイトで確認することをおすすめします。

愛煙家がシンガポール旅行で心掛けるべきポイント

ここまで読んで、「手続きが煩雑そうだし、リスクも大きい」と感じる方も多いかと思います。その感覚は間違っていません。結論として、シンガポールを訪れる愛煙家にとって、もっとも安全で賢明かつ精神的にも楽な選択肢は、「日本からタバコを一切持ち込まず、現地で購入する」ことです。価格は決して安くありませんが、罰金のリスクや申告の手間と比較すれば、それを必要経費と割り切るのが得策です。

とはいえ、どうしても特定の銘柄にこだわりがあり、日本から持ち込みたい方もいるでしょう。その場合は、以下の手順を厳守してください。これがトラブル回避のために欠かせない行動指針です。

ステップ1:事前準備

持ち込むタバコの本数や箱数を正確に把握し、メモしておくと申告がスムーズです。また、納税用のシンガポールドルやクレジットカードも忘れず用意しましょう。

ステップ2:入国カードでの申告

シンガポール入国には「SG Arrival Card」という電子入国カードの事前提出が必須で、そのフォームには税関申告欄があります。持ち込む場合は正直に「Yes」を選び、申告の意志を示してください。

ステップ3:税関での行動

チャンギ空港到着後、入国審査を通過したら荷物を受け取り税関に向かいます。ここで緑色のレーン(申告なし)に進むことは絶対に避け、必ず赤色のレーン(申告あり)へ進んでください。

ステップ4:税金の支払い

税関職員にパスポートと持ち込むタバコを全て提示します。職員が本数を確認し税額を計算しますので、現金またはクレジットカードで支払いを行いましょう。支払い後、納税証明となるレシートを受け取ります。このレシートは、万が一街中で職務質問を受けた際にも、合法的に持ち込んだ証明になるため、滞在中はタバコとともに大切に保管してください。

この一連の流れを正確に守ることで、あなたは法令を順守したこととなり、心配は不要です。たった少しの手間を惜しんだことで高額な罰金を科せられる最悪の事態を防ぐためにも、必ず「正直な申告」という対応を徹底しましょう。

どこで吸える?シンガポールの喫煙場所(スモーキングエリア)徹底ガイド

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タバコを無事に手に入れるか持ち込めたとしても、次に直面するのは「どこで吸うか」という問題です。シンガポールでは喫煙可能な場所が非常に厳しく制限されており、適当な場所での喫煙は即座に罰金対象となります。しかし、諦める必要はありません。ルールを正しく理解し、指定の場所を見つけさえすれば、快適に一服することが可能です。ここでは、具体的な喫煙場所の探し方と、絶対に避けるべきエリアについて詳しくご紹介します。

原則として「屋内は全面禁煙」と覚えておく

シンガポールの喫煙規則の基本は、「屋根のある場所はほぼすべて禁煙」であることです。まずはこの点をしっかり認識しましょう。具体的には、次のような場所がこれに当たります。

  • ショッピングモールや百貨店、オフィスビル
  • レストラン、カフェ、バー、フードコートの屋内席
  • MRT(地下鉄)やバスなど公共交通機関の車内および駅構内
  • 空港ターミナルビル内(出国後の指定喫煙室を除く)
  • 美術館、博物館、映画館などの公共施設

特に注意したいのは、「屋根のある場所」の範囲が非常に広いことです。バス停の屋根付きシェルターや建物の軒下、屋根のある歩道橋や連絡通路もすべて禁煙区域に含まれます。雨に濡れながらの一服といった光景はシンガポールでは見られません。この基本ルールを理解しておくだけで、不注意な違反を大幅に減らせます。

喫煙が認められている場所の探し方

では、どこならタバコを吸っても良いのでしょうか。答えは明快で、「灰皿が設置された屋外の指定エリア」を見つけることです。シンガポールでは、喫煙可能区域が明確に区切られています。

指定喫煙エリア(Designated Smoking Area:DSA)

特にオフィス街やショッピングエリア周辺には、「Designated Smoking Area(DSA)」と呼ばれる喫煙用の特定スペースがあります。多くは地面が黄色い線で四角く囲まれ、その中に大きなゴミ箱兼灰皿が設置されています。人々がこの黄色い枠内で喫煙しているため、遠くからでも見つけやすいでしょう。例えば、観光客で賑わうオーチャードロード周辺には、歩道から少し離れた場所にこうしたDSAが点在しており、喫煙者にとっては貴重なオアシスのような存在です。迷ったときは、まずこの黄色い枠を探すのが最も確実です。

屋外の開放的な場所

法律上、屋根がなく禁煙標識がない屋外のオープンスペースでは喫煙が可能ですが、注意が必要です。たとえば、公園は基本的に禁煙ですが、管理者が指定した喫煙所が設けられている場合があります。また、「建物の出入り口から5メートル以内」は屋外であっても禁煙の区域に含まれます。ビルの玄関先での喫煙も禁止です。そのため、「屋外ならどこでも大丈夫」と考えるのは避け、「灰皿の有無」を最終的な判断基準にすることが望ましいです。禁煙標識がなく、かつ灰皿がある場所なら安心して吸えます。

Googleマップの活用法

少し応用ですが、スマートフォンのGoogleマップで「Smoking area Singapore」や「Smoking corner」と検索する方法もあります。登録ユーザーによる喫煙所情報が表示されることもありますが、公式情報とは限らず、古いデータや既に撤去された場所が含まれる可能性もあるため、あくまで参考程度に留めてください。最終的には現地で灰皿の有無を自分の目で確かめるのが確実です。

ここは絶対にNG!違反時は重い罰金が科される場所一覧

シンガポールでは、禁煙区域での喫煙に対する罰則が非常に厳しく設定されています。違反すると、初犯でも200シンガポールドルから、最大で1,000シンガポールドルの罰金が科されることもあります。知らずに吸ったでは済まされませんので、以下の場所での喫煙は絶対に避けてください。

まず前述の通り、バス停やタクシー乗り場を含む公共交通機関施設はすべて禁煙です。屋根のある歩道や高架下の通路、建物をつなぐ連絡橋も同様に吸うことは禁止されています。病院や学校、大学などの教育機関の敷地内も屋外であっても厳禁です。また見落としがちな集合住宅(HDBと呼ばれる公団住宅など)の共用部分、廊下や階段、エレベーター前のホールも禁煙区域に含まれています。

これらの規制は、シンガポール国家環境庁(NEA)が厳しく監督しており、私服の監視員が街中を巡回し違反者を取り締まります。旅行者だからといって例外はなく、楽しい旅の思い出を罰金で台無しにしないためにも、疑わしい場所では絶対に喫煙しない姿勢を徹底してください。必ず指定の喫煙エリア(DSA)や灰皿のある場所を見つけて一服するようにしましょう。

愛煙家が心置きなくお酒を楽しめる場所はここだ!

旅行の楽しみのひとつとして、現地の美味しい料理と共にお酒を味わいながら、ゆったりとした時間を過ごすことが挙げられます。愛煙家にとっては、そこにタバコが加わればまさに至福の瞬間となるでしょう。しかし、「屋内全面禁煙」が基本となっているシンガポールでは、お酒を楽しみつつタバコを吸える場所を見つけるのは簡単ではありません。しかし、あきらめるにはまだ早いです。数は限られているものの、愛煙家が気兼ねなく一服しながらグラスを傾けられる貴重なスポットも存在します。ここでは、そんな愛煙家にとっての憩いの場の探し方をご紹介します。

ホーカーセンターの屋外席を活用する

シンガポールの食文化を語る際に欠かせないのが「ホーカーセンター」です。手頃な価格で地元の美味しい料理が味わえる屋台村で、地元の人々や観光客でいつも賑わっています。このホーカーセンターの中には、屋外にテーブル席が設けられている場所もあり、ここがポイントです。

多くのホーカーセンターでは、屋外の一部のエリアを喫煙可能ゾーンとして指定しています。テーブルに灰皿がある、もしくはエリアの端に共用の大きな灰皿が設置されている場合、その場所では飲食をしながらの喫煙が許されています。例えば、ラオパサ・フェスティバル・マーケットの夜のサテストリートや、マクスウェル・フードセンター、ニュートン・フードセンターなどの大型ホーカーセンターでは、こうした屋外の喫煙席を見つけることが比較的容易です。

タイガービールなどのローカルビールを片手に、チキンライスやサテ、ホッケンミーといった絶品料理を楽しんだ後、ゆったりと一服。熱気あふれる東南アジアの夜風を感じながら過ごすこのひとときは、まさにシンガポールならではの体験です。ただし、すべてのホーカーセンターや屋外席が喫煙可能なわけではありません。必ず灰皿の有無を確認し、周囲の様子を観察してから喫煙することが大切です。ルールを守ってこそ、最高の時間を存分に味わうことができます。

テラス席や屋外席のあるパブ・バーを利用する

もう少し落ち着いた雰囲気の中でお酒とタバコを楽しみたい場合は、テラス席や屋外席(アルフレスコダイニング)を備えたパブやバーを探すとよいでしょう。特にシンガポール川沿いのクラーク・キーやボート・キー、緑豊かなデンプシー・ヒルなどのエリアには、開放的な屋外スペースを持つ飲食店が多数あります。

こうしたお店の多くは、屋外のテラス席を喫煙可能区域として指定しています。美しい夜景を眺めながらカクテルを楽しみ、仲間と会話を交わしつつ一服する──そんなスタイリッシュな夜の過ごし方が可能です。ただし、全てのテラス席が喫煙可とは限らず、一部の区画のみ喫煙エリアに指定されているケースもあります。席に着く前に、店員に「Can I smoke at the terrace seat?(テラス席でタバコを吸ってもいいですか?)」と確認するのが最も確実かつスマートな方法です。

お店探しの際は、レストラン予約サイトやGoogleマップで「Outdoor seating」や「Alfresco dining」といったキーワードを使って検索すると効率的です。気になる店舗が見つかったら、公式サイトや口コミで喫煙ルールをチェックしておくと安心です。少しの手間で、理想的な夜を過ごせる場所がきっと見つかるでしょう。

ホテルの喫煙可能な部屋やバルコニーを利用する

誰にも邪魔されず、プライベートな空間でゆったりとタバコを楽しみたい方には、喫煙可能な客室(スモーキングルーム)があるホテルを選ぶのが最後の手段です。ただし近年の禁煙化の潮流はシンガポールのホテル業界にも影響を及ぼしており、全館禁煙を謳うホテルが急増しています。そのため、喫煙可能な部屋を利用できるホテルの数は年々減少し、探すのも容易ではなくなっています。

ホテル予約の際は、予約サイトの絞り込み機能で「喫煙可」オプションを指定して検索することが欠かせません。候補のホテルが見つかったら、予約を完了する前に必ず直接ホテルへ問い合わせて、「喫煙可能な部屋を確実に利用できるか」確認することを強くおすすめします。予約サイトの情報が更新されていなかったり、リクエスト扱いで確約されていなかったりする場合があるためです。

また、バルコニー付きの部屋でも注意が必要です。バルコニーがあってもそこでの喫煙を禁止しているホテルが多く、例えプライベート空間であっても火災報知器が作動したり他の宿泊客から苦情が出たりした場合は、高額な清掃費用や罰金が科される可能性があります。油断せずに、必ず事前にホテルの規則を確認することが快適な滞在の鍵となります。

シンガポール喫煙トラブルQ&Aと実践的アドバイス

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いくら気をつけていても、慣れない土地では予想外のトラブルや疑問が生まれることがあります。ここでは、シンガポールで喫煙する際によく直面するシチュエーションへの対処法や、快適に過ごすための具体的なアドバイスをQ&A形式でご紹介します。旅立つ前に、ぜひ一読しておいてください。

Q. もし誤って禁煙エリアで喫煙してしまったらどうすればいい?

A. まずは慌てず冷静になることが重要です。禁煙エリアだと気づいたら、速やかにタバコの火を消して、その場を静かに離れましょう。周囲から指摘される前に自ら気づいて対処すれば、大きな問題になることはまずありません。

もし火をつけた直後に、巡回中の係員や警察官に見つかってしまった場合は、抵抗せず言い訳も控え、素直に謝り指示に従ってください。英語で「I’m very sorry, I’m a tourist and I didn’t know this was a non-smoking area.(申し訳ありません、観光客でここが禁煙区域だとは知りませんでした)」と、悪意がなかったことを正直に伝えるのがポイントです。場合によっては厳重注意で済むこともありますが、基本的には罰金が科せられる可能性が高いことを覚えておきましょう。いずれにせよ、落ち着いて丁寧な対応を心がけることが最も大切です。

Q. タバコの吸い殻のポイ捨ては絶対に禁止?

A. はい、絶対に禁止です。シンガポールが「Fine City(罰金の街)」と呼ばれるゆえんの一つが、ポイ捨てに対する厳しい規制にあります。タバコの吸い殻を放置する行為は環境美化の観点から非常に重い違反とされ、初回の違反でも高額な罰金(300シンガポールドル=約3万4,500円)が科される可能性があります。これは喫煙可能場所以外での喫煙より重い罰則です。

このリスクを避けるため、愛煙家の旅行者は「携帯灰皿」を持参することが必須と言っても過言ではありません。日本では100円ショップなどで手軽に入手できますので、必ずひとつスーツケースに入れておくことを強くおすすめします。喫煙場所が見つからなくても携帯灰皿があれば吸い殻処理に困らず、きれいな街並みを守る旅行者のマナーとしても重要です。無用な罰金を防ぐためにも、携帯灰皿の用意をお忘れなく。

愛煙家がシンガポール旅行を快適に過ごすための持ち物リスト

シンガポールの滞在をより快適に、スムーズにするために、愛煙家の視点から揃えておくと便利なアイテムをご紹介します。パッキングの際にご参考ください。

  • 携帯灰皿:前述の通り、必須アイテムです。ポイ捨てによる高額罰金を回避するための心強いアイテムとなります。
  • ライター・マッチ:現地でも手に入りますが、使い慣れたものがあると安心です。ただし、航空機持ち込みルール(ライターは1人1個まで、預け入れ荷物には入れられない場合があるなど)を必ず確認してください。
  • 身分証明書(パスポートのコピーなど):現地でタバコ購入時に年齢確認を求められることが多いため、顔写真と生年月日がわかるページのコピーやスマホ内の写真データを携帯しておくと便利です。パスポートの原本を常に持ち歩くのが不安な方には特におすすめです。
  • 消臭スプレー:喫煙可能エリアが限られているため、一度にまとめて喫うこともあるかもしれません。服に付いたにおいが気になる際に重宝します。

喫煙所以外での「ちょっと一服」は諦める覚悟が必要

最後に、最も重要な心構えをお伝えします。日本でよくある「ちょっと路地裏で一服」「誰もいないからここで一息」といった感覚は、シンガポールでは通用しないという点を理解しておくことです。喫煙は、きちんと定められた場所でのみ許される特別な行為と考えるべきです。

次の喫煙所まで長く歩くこともありますし、食事やコーヒーブレイクの直後にすぐ一服できないこともあるでしょう。その「我慢の時間」こそが、シンガポール旅行の一部だと認識し、受け入れる覚悟を持つことがストレス軽減の鍵となります。喫煙ルールを守ることは単に法律遵守の意味だけでなく、その国の文化や価値観を尊重する旅行者としての最低限のマナーです。このマナーを守ってこそ、はじめてシンガポールを真に楽しむことができるのです。

それでもシンガポールは魅力的!愛煙家が楽しむための心構え

これまでシンガポールの厳格な喫煙規制について詳しく説明してきましたが、決して「愛煙家はシンガポールに行くべきではない」と伝えたいわけではありません。むしろ、その逆です。これらの規則は一見、窮屈に感じるかもしれませんが、そのおかげでシンガポールの街は非常に清潔で、空気が澄んでおり、誰もが快適に過ごせる環境が保たれています。その快適さを実際に体験すれば、ルールの意図が自然と理解できるでしょう。

厳しいルールを理解しきちんと守った上で、限られた喫煙のオアシスを見つけた際の一服は、普段の何気ない煙草とは比べ物にならないほど格別な味わいをもたらします。喫煙所を探して街を歩くうちに、一般のガイドブックには載らないような地元の隠れた路地や美しい風景に出会えることもあるでしょう。そう考えれば、喫煙所探しも旅のユニークなアクセントとなり得ます。

シンガポールには、タバコの不便さを補って余りある魅力が満ち溢れています。マリーナベイ・サンズからの息を呑むような夜景、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで繰り広げられる幻想的な光のショー、多民族国家ならではの豊富で多彩なグルメ、そして近代的な都市と自然が見事に調和した独特の景観。これらすべてがあなたを待ち受けています。

愛煙家のあなたがシンガポール旅行を最大限楽しむためのポイントは、ルールを「障害」と見なすのではなく、「郷に入れば郷に従え」の心構えで受け入れ、スマートに振る舞うことです。ルールを守る知的でマナーある旅行者として、この美しく魅力的な都市国家を心ゆくまで堪能してください。きっと、忘れられない素晴らしい旅になることでしょう。

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この記事を書いたトラベルライター

カナダでのワーホリ経験をベースに、海外就職やビザ取得のリアルを発信しています。成功も失敗もぜんぶ話します!不安な方に寄り添うのがモットー。

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