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「世界で最も美しい街」へ。西オーストラリアの宝石、パースで心呼吸する旅

どこまでも続く青い空と、インド洋から吹く乾いた風。都会の洗練と、雄大な自然が溶け合う場所。それが、オーストラリアの西海岸に輝く都市、パースです。

「世界で最も孤立した都市」なんて呼ばれることもあるけれど、それはむしろ、独自の文化と手つかずの自然を育むための、特別なゆりかごだったのかもしれません。アパレルの仕事で世界中の都市を巡る私ですが、パースほど心と身体が解放される場所は、そう多くはありません。

ファッションやアートのインスピレーションを探す旅も、ただただ日常を忘れてリラックスする旅も、この街は完璧に叶えてくれます。今回は、私が愛してやまないパースの魅力を、隅々までご紹介しますね。次の休暇の計画に、胸が高鳴ること間違いなしです。

さあ、まずはこの街がどこにあるのか、地図を広げてみましょう。

目次

なぜ今、パースなのか?旅人を魅了する5つの理由

シドニーやメルボルンといった東海岸のスター都市に比べ、パースはどこか控えめな印象を持つかもしれません。でも、その穏やかな表情の裏には、旅慣れた人をも虜にする、計り知れない魅力が隠されています。私がパースに惹きつけられる理由を、まずは5つのポイントからお話しさせてください。

太陽に愛された街!年間を通じて過ごしやすい気候

パースの最大の魅力は、なんといってもその気候です。年間を通じて晴天の日が多く、「オーストラリアで最も日照時間が長い州都」と言われるほど。からりとした地中海性気候で、夏は暑くても湿度が低く、冬も比較的温暖。いつ訪れても、太陽の光を全身に浴びながらアクティブに過ごせるのが嬉しいポイントです。

特に春(9月~11月)は、ワイルドフラワーが咲き誇り、街中が色鮮やかに彩られる最高のシーズン。気温も快適で、街歩きにも自然散策にも最適です。夏(12月~2月)はビーチで過ごすのが最高ですし、秋(3月~5月)は穏やかな気候とワイナリー巡りが楽しめ、冬(6月~8月)は少し肌寒いですが、室内で楽しめる美術館やカフェ巡りが心地よい季節。あなたの旅のスタイルに合わせて、いつでも最高の表情を見せてくれます。

都市と自然の完璧なハーモニー

パースの街づくりは、まるで芸術作品のよう。高層ビルが立ち並ぶCBD(中心業務地区)のすぐ隣には、広大なキングス・パークが広がり、街の中心を雄大なスワン川がゆったりと流れています。電車に乗ればわずか30分で、インド洋のターコイズブルーの海が広がる美しいビーチにたどり着けるのです。

この「都会の便利さ」と「手つかずの自然」の近接性が、パースのライフスタイルを特別なものにしています。朝は都会の洗練されたカフェでブランチを楽しみ、午後はビーチでサーフィン、夜はキングス・パークから街の夜景を眺める…そんな夢のような一日が、ここでは日常なのです。このバランス感覚こそ、私がパースを愛する大きな理由の一つです。

感性を刺激するアートとカルチャーシーン

歴史ある港町フリーマントルに行けば、まるで時間が止まったかのようなレトロな街並みの中に、個性的なギャラリーやブティック、ストリートアートが点在しています。パース中心部でも、路地裏を歩けば突如として現れる巨大な壁画に心を奪われることも。

パース・カルチャー・センターには、西オーストラリア州立美術館や、先住民アボリジニの文化から現代までを網羅した素晴らしい博物館「WA Museum Boola Bardip」が集結しており、知的好奇心を存分に満たしてくれます。歴史的建造物をリノベーションしたお洒落なカフェやレストランも多く、街全体がまるで一つの美術館のよう。歩いているだけで、ファッションやデザインの新しいインスピレーションが湧いてきます。

“食の都”としての新たな顔

かつては静かな街というイメージだったパースですが、近年、その食文化は目覚ましい発展を遂げています。インド洋で獲れる新鮮なシーフードはもちろんのこと、パース近郊にはスワン・バレーやマーガレット・リバーといったオーストラリアを代表するワインの銘醸地が広がっています。

ワイナリーでテイスティングを楽しみ、併設されたレストランで地元の食材を活かした料理に舌鼓を打つのは、まさに至福のひととき。また、パースはカフェ文化が非常に盛んで、どこに入ってもクオリティの高いコーヒーと、見た目も美しいブランチメニューに出会えます。多国籍なレストランが集まるノースブリッジ地区など、世界中の味を楽しめるのも魅力です。

ここでしか出会えない、唯一無二の体験

パースを旅の拠点にすれば、信じられないような絶景や、愛らしい動物たちとの出会いが待っています。「世界一幸せな動物」と呼ばれるクオッカが暮らすロットネスト島、まるで月面のような奇岩群が広がるピナクルズ、息をのむほど美しいピンク色の湖ハット・ラグーン。これらはすべて、パースから日帰り、あるいは1泊2日で訪れることができるのです。

大自然が創り出したアートともいえるこれらの風景は、写真で見るのとは比べ物にならないほどの感動を与えてくれます。日常から遠く離れた場所で、地球の神秘に触れる体験は、きっとあなたの価値観を少しだけ変えてくれるはずです。

パース中心部(CBD)を歩く!都会のオアシス探訪

旅の始まりは、まずパースの中心部から。コンパクトにまとまったCBDは、歩いて散策するのにぴったりです。近代的なビルと歴史的な建築物が織りなす街並みを、気ままに歩いてみましょう。

ショッピング天国!マレーストリート&ヘイストリート

パースのショッピングの中心は、歩行者天国になっているマレー・ストリート・モール(Murray Street Mall)とヘイ・ストリート・モール(Hay Street Mall)です。オーストラリアの二大デパート「Myer」と「David Jones」をはじめ、国際的なブランド、オーストラリア発のファッションブランド、コスメショップ、雑貨店などがずらりと軒を連ねています。

私が必ずチェックするのは、「Gorman」や「Country Road」といったオーストラリアならではのブランド。色使いが鮮やかだったり、上質な天然素材を使っていたりと、日本では見つからないデザインに出会えます。また、モールから一本入った路地裏には、ロンドン・コート(London Court)のような、チューダー朝様式の美しいアーケードも。まるで中世のヨーロッパに迷い込んだかのような雰囲気で、ウィンドウショッピングだけでも楽しめます。

歴史とモダンが交差する場所、エリザベス・キー

スワン川のほとりに広がるエリザベス・キー(Elizabeth Quay)は、パースの新しい顔ともいえるウォーターフロントエリアです。近代的なデザインの橋や遊歩道が整備され、市民や観光客の憩いの場となっています。

ここでの見どころは、白鳥の羽をイメージしたデザインが美しいベルタワー(The Bell Tower)。中には歴史的な18個の鐘が納められており、決まった時間になると美しい音色を響かせます。展望デッキからは、スワン川とパース市街の素晴らしい景色を360度見渡すことができます。

周辺にはお洒落なレストランやバーも多く、川沿いのテラス席でカクテルを片手に夕暮れ時を過ごすのは最高の贅沢。ここからフェリーに乗って、サウス・パースやフリーマントルへ向かうこともできます。川からの眺めはまた格別ですよ。

緑豊かな憩いの場、キングス・パーク&植物園

パース市民がこよなく愛する場所、それがキングス・パーク&植物園(Kings Park and Botanic Garden)です。CBDの西側に位置する丘の上に広がるこの公園は、なんとニューヨークのセントラルパークよりも大きい、約400ヘクタールもの広さを誇ります。

園内には、西オーストラリア固有の植物を中心に3,000種以上が集められており、特に春(9月~11月)にはワイルドフラワー・フェスティバルが開催され、園内は色とりどりの花で埋め尽くされます。園内の散策路はきれいに整備されていて、ウォーキングやジョギングを楽しむ地元の人々の姿も多く見られます。

キングス・パークで体験したいこと

  • フェデレーション・ウォークウェイ(Federation Walkway)

ユーカリの木の梢の上を歩くような体験ができる、ガラスと鋼鉄でできた吊り橋です。高さ16メートルの場所から森を見下ろし、鳥のさえずりを聞きながらの空中散歩は、忘れられない思い出になります。

  • サンセット/夜景鑑賞

キングス・パークは、パース市街とスワン川を一望できる絶好のビュースポット。特に、夕日が街をオレンジ色に染め、やがて高層ビルの明かりが灯り始める時間は格別です。芝生に座って、刻一刻と変わる空の色を眺めているだけで、心が洗われるようです。

  • ワイルドフラワーに囲まれてピクニック

デリで美味しいサンドイッチやチーズ、ワインを調達して、キングス・パークでピクニックはいかがでしょう。広大な芝生エリアや、木陰のベンチなど、お気に入りの場所を見つけて、パースの心地よい日差しと風を感じながらのランチは、最高の贅沢です。

パースの文化の中心地、パース・カルチャー・センター

ノースブリッジ地区の一角にあるパース・カルチャー・センター(Perth Cultural Centre)は、アートや歴史好きにはたまらないエリアです。

  • 西オーストラリア州立美術館(Art Gallery of Western Australia)

国内外の幅広いアート作品を所蔵していますが、特に注目すべきは、アボリジニ・アートのコレクションです。大地や神話、動物たちが描かれた作品は、力強く、神秘的。オーストラリアの先住民文化の奥深さに触れることができます。

  • 西オーストラリア博物館 Boola Bardip(WA Museum Boola Bardip)

「多くの物語」を意味する先住民の言葉を冠したこの博物館は、数年間の大規模な改修を経て生まれ変わりました。西オーストラリアの自然史、文化、歴史を、最新のテクノロジーを駆使した魅力的な展示で紹介しています。特に、巨大なシロナガスクジラの骨格標本は圧巻の一言。一日いても飽きないほどの充実度です。

  • 西オーストラリア州立図書館(State Library of Western Australia)

静かでモダンな空間は、旅の途中で少し休憩したり、調べものをしたりするのに最適。無料Wi-Fiも完備されており、地元の人々の日常を垣間見ることができる場所でもあります。

これらの施設はすべて隣接しているので、一日かけてゆっくりと文化的な探訪を楽しむことができます。

少し足を延ばして。パース近郊のおすすめエリア

パースの魅力は、CBDだけにとどまりません。電車やバス、フェリーを使えば、それぞれに個性豊かなエリアへ簡単にアクセスできます。

時が止まった港町、フリーマントル(Fremantle)

パース駅から電車で約30分。スワン川がインド洋に注ぐ河口に位置する港町、フリーマントルは、私がいちばん好きな場所かもしれません。「フレオ(Freo)」の愛称で親しまれるこの街は、19世紀の面影を残すビクトリア朝様式の建物が立ち並び、まるで映画のセットの中に迷い込んだかのよう。自由で、アーティスティックな空気が街全体に流れています。

フリーマントル・マーケットの活気に触れる

金曜日から日曜日まで(祝日の月曜日も)開催されるフリーマントル・マーケット(Fremantle Markets)は、この街の心臓部。1897年から続く歴史ある市場には、150以上のお店がひしめき合っています。新鮮な野菜や果物、チーズ、パンといった食料品から、ハンドメイドのアクセサリー、オーガニックのコスメ、ユニークなアート作品まで、ありとあらゆるものが揃います。

マーケット内のフードコートで、様々な国のストリートフードを味わうのも楽しみの一つ。活気あふれる人々の声と、美味しい食べ物の香りに包まれて、歩いているだけでワクワクしてきます。お土産探しにもぴったりの場所です。

カプチーノ通りでカフェ巡り

サウス・テラス(South Terrace)は、通称「カプチーノ・ストリップ(Cappuccino Strip)」と呼ばれ、その名の通り、オープンテラスのカフェがずらりと並んでいます。第二次世界大戦後に移住してきたイタリア系移民が、この街に豊かなコーヒー文化をもたらしました。

お気に入りのカフェを見つけて、道行く人々を眺めながら、本場の美味しいカプチーノを味わう時間は、フリーマントルならではの優雅な過ごし方。夜にはレストランやバーに変身し、さらに賑わいを増します。

歴史を感じるフリーマントル刑務所

少しユニークな体験をしたいなら、世界遺産にも登録されている旧フリーマントル刑務所(Fremantle Prison)へ。1850年代にイギリスからの囚人によって建てられ、1991年まで実際に使用されていました。

昼間のツアーでは、独房や絞首台などを見学し、囚人たちの過酷な生活に思いを馳せることができます。度胸があるなら、夜のトーチライトツアー(Torchlight Tour)に参加してみては?ガイドが語る脱獄囚の話や幽霊の逸話は、背筋が凍るほどのスリルと興奮を味わえます。

港町の風景とフィッシュ&チップス

フリーマントルに来たら、新鮮なシーフードを楽しまない手はありません。フィッシング・ボート・ハーバー(Fishing Boat Harbour)には、有名なシーフードレストランがいくつもあります。中でも定番は、揚げたての魚とポテトを豪快にいただくフィッシュ&チップス。潮風を感じながら食べる熱々のフィッシュ&チップスは、格別の美味しさです。夕暮れ時には、インド洋に沈む美しい夕日を眺めながら、ロマンチックなディナーも楽しめます。

ビーチ好きならココ!コテスロー・ビーチ(Cottesloe Beach)

パースの数あるビーチの中でも、特に象徴的な存在がコテスロー・ビーチです。パースとフリーマントルの中間に位置し、電車で簡単にアクセスできます。真っ白な砂浜、透き通ったターコイズブルーの海、そして松の木が並ぶ美しい風景は、まさに絵葉書のよう。

地元の人々はここでサーフィンや海水浴、日光浴を楽しんだり、ビーチ沿いの芝生でピクニックをしたりと、思い思いの時間を過ごしています。ビーチの目の前には、ランドマーク的存在のインディアナ・ティーハウス(Indiana Teahouse)という美しい建物があり、レストランやカフェとして利用できます。ここから眺めるインド洋に沈む夕日は、言葉を失うほどの美しさです。

毎年3月には、野外彫刻展「スカルプチャー・バイ・ザ・シー(Sculpture by the Sea)」が開催され、ビーチが巨大な美術館に変わります。国内外のアーティストによる独創的な作品が砂浜に展示され、アートと自然が融合したユニークな光景を楽しむことができます。

ワイン好きの楽園、スワン・バレー(Swan Valley)

パースから車でわずか25分。こんなにも都心に近い場所に、オーストラリア最古の歴史を持つワイン産地、スワン・バレーが広がっていることに驚かされます。40以上のワイナリーが点在し、その多くがセラードア(試飲・直売所)を併設しています。

ツアーに参加するのも良いですし、レンタカーやUberを利用して、自分のペースでワイナリーを巡るのもおすすめです。シラーズやシュナン・ブラン、ヴェルデーリョといった品種が有名で、各ワイナリーで個性豊かなワインをテイスティングできます。

スワン・バレーの魅力はワインだけではありません。地ビールを醸造するブリュワリー、チョコレートやチーズの専門店、蜂蜜の直売所、新鮮な農産物を売る露店など、美味しいものがたくさん。グルメ好きにはたまらない、五感を満たす一日を過ごせる場所です。

パース発!忘れられない日帰り絶景トリップ

パースの旅の醍醐味は、少し足を延ばした先にある、手つかずの大自然との出会いです。日常を忘れさせてくれる、圧倒的なスケールの絶景があなたを待っています。

“世界一幸せな動物”に会いに行く、ロットネスト島(Rottnest Island)

パースに来たなら、絶対に訪れてほしいのがロットネスト島です。「ロット(Rotto)」の愛称で親しまれるこの島は、パースまたはフリーマントルからフェリーでアクセスできる、まさに楽園のような場所。

この島の最大のアイドルは、なんといってもクオッカ(Quokka)。口角が上がっているため、いつも笑っているように見えることから「世界一幸せな動物」と呼ばれています。警戒心が薄く、人懐っこいため、地面にしゃがんでカメラを構えていると、ひょっこり近づいてきてくれることも。彼らとのセルフィーは、最高の旅の思い出になるはずです。ただし、彼らは野生動物。触ったり、餌をあげたりするのは厳禁なので、ルールはしっかり守りましょう。

島内は一般車両の乗り入れが禁止されているため、主な移動手段は自転車です。アップダウンのある道ですが、自転車を漕ぎながら、次々と現れる絶景のビーチを巡るのは最高の体験。63ものビーチと20の湾があり、どこも信じられないほど水が澄んでいます。シュノーケリングセットをレンタルすれば、カラフルな魚たちと一緒に泳ぐこともできますよ。

奇岩群が創り出す月面世界、ピナクルズ(The Pinnacles)

パースから北へ車で約2時間。ナンバン国立公園(Nambung National Park)の中に、突如として異世界のような風景が広がります。それが、ピナクルズです。

黄色い砂漠から、無数の石灰岩の柱が天に向かって突き出している光景は、まるで月面か、古代遺跡のよう。これらの奇岩は、数万年前に貝殻などが堆積してできた石灰岩が、風雨によって侵食されて形成されたものだと言われています。

公園内は車でドライブしながら見て回ることも、整備された遊歩道を歩いて散策することも可能です。特におすすめの時間帯は、太陽が傾き始める午後遅くからサンセットにかけて。岩の影が長く伸び、砂漠全体が黄金色に染まる光景は、幻想的で息をのむほど美しいです。多くの日帰りツアーでは、近くにあるランセリン砂丘(Lancelin Sand Dunes)でのサンドボーディング体験もセットになっているので、アクティブに楽しみたい方にはそちらもおすすめです。

ピンクの湖に心奪われる、ハット・ラグーン(Hutt Lagoon)

インスタグラムなどのSNSで話題沸騰のピンク・レイク。西オーストラリアにはいくつかピンク・レイクがありますが、パースから日帰りで訪れることが可能なのが、ハット・ラグーンです。

パースからは車で北に約6時間と少し距離がありますが、その価値は十分にあります。湖水が鮮やかなピンク色に見えるのは、塩分濃度の高い環境を好む「ドナリエラ」という藻類が、β-カロテンを大量に生成するため。天候や時間帯、季節によって、そのピンク色の濃淡はストロベリーミルクのような淡い色から、燃えるようなマゼンタ色まで、様々に変化します。

地上から見るのも美しいですが、この絶景を最大限に楽しむなら、ジェラルトン(Geraldton)という近くの町からセスナ機に乗って空から眺める遊覧飛行が断然おすすめ。青いインド洋と、鮮やかなピンク色の湖が織りなすコントラストは、まさに神様が創ったアート。一生忘れられない光景が、あなたの目に焼き付くはずです。オーストラリア政府観光局のウェブサイトにも、ピナクルズやピンク・レイクへのアクセス方法や見どころが詳しく紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

おしゃれ女子必見!パースのグルメ&カフェシーン

旅の楽しみといえば、やっぱり美味しいごはん。パースは近年、グルメシーンが急速に進化している注目の都市です。洗練された空間で、地元の新鮮な食材を味わう時間は、旅をより豊かなものにしてくれます。

絶対外せない!ブランチカルチャーを体験

オーストラリアの都市を語る上で欠かせないのが、ブランチ文化です。パースも例外ではなく、街の至る所にお洒落でクリエイティブなカフェが点在しています。週末の朝は、多くの人々がお気に入りのカフェで、美味しいコーヒーと手の込んだブランチを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごします。

アボカドトーストやエッグベネディクトといった定番メニューも、お店ごとに独創的なアレンジが加えられていて、どこで食べようか迷ってしまうほど。私がよく訪れるのは、サビアコ(Subiaco)やマウント・ローリー(Mount Lawley)といった、お洒落なブティックや雑貨店が集まるエリア。街歩きの途中で、素敵なカフェを見つけたら、ぜひ立ち寄ってみてください。こだわりのスペシャルティコーヒーを片手に、パースの日常に溶け込むひとときは、最高の思い出になります。

新鮮なシーフードを味わい尽くす

インド洋に面したパースは、シーフードの宝庫。フリーマントルのフィッシング・ボート・ハーバーで食べるカジュアルなフィッシュ&チップスも最高ですが、CBDやその近郊には、少しドレスアップして訪れたい、洗練されたシーフードレストランもたくさんあります。

新鮮な生牡蠣に始まり、ロブスターやエビ、地元の魚を使ったグリルなど、素材の味を活かしたシンプルな料理が楽しめます。スワン川沿いやビーチフロントのレストランを選べば、美しい景色と共に、ロマンチックなディナータイムを過ごすことができます。西オーストラリア産の白ワインとのペアリングは、まさに至福の組み合わせです。

多国籍な味が楽しめる、ノースブリッジ地区

パースのナイトライフの中心地であり、食の多様性を象徴するのがノースブリッジ(Northbridge)地区です。ここはパースのチャイナタウンがある場所でもあり、本格的な中華料理やベトナム料理、タイ料理など、安くて美味しいアジアングルメが豊富に揃っています。

近年では、モダンな多国籍料理を提供するレストランや、ユニークなカクテルが楽しめるお洒落なバー、ライブミュージックが聴けるパブなどが次々とオープンし、夜遅くまで多くの人々で賑わっています。昼間とはまた違う、エネルギッシュなパースの顔を体験したいなら、ぜひディナーに訪れてみてください。

旅のTIPS!知っておきたいパースの基本情報

快適で安全な旅にするために、基本的な情報を押さえておきましょう。特に女性の一人旅や友人との旅行では、事前の準備が大切です。

パースへのアクセス

日本からパースへは、現在、成田空港から全日本空輸(ANA)の直行便が運航しており、約10時間でアクセスできます。シドニーやメルボルン、あるいはシンガポールや香港などを経由する便も多数あります。

パース国際空港から市内中心部(CBD)までは約12km。最も新しく便利な交通手段は、2022年に開通したエアポートライン(Airport Line)という電車です。空港ターミナルから直結しており、約20分でPerth駅に到着します。その他、路線バスのルート380番、タクシーやUberなどの配車サービスも利用できます。

市内の交通事情

パースCBD内の移動に非常に便利なのが、無料のCATバス(Central Area Transit)です。レッド、ブルー、イエロー、グリーン、パープルの5つのルートがあり、主要な観光スポットやショッピングエリアを網羅しています。バス停で待っていれば、誰でも無料で乗車できるので、ぜひ活用してください。Transperthの公式サイトで最新のルートマップや運行時間を確認できます。

CBD以外のエリアへ移動する場合は、Transperthが運営する電車、バス、フェリーを利用します。スマートライダー(SmartRider)という交通系ICカードを購入すると、切符を毎回買うよりも割引になり、乗り降りがスムーズでおすすめです。

ベストシーズンはいつ?

年間を通じて過ごしやすいパースですが、旅の目的によってベストシーズンは異なります。

  • 春(9月~11月): ワイルドフラワーが咲き誇る、最も美しい季節。気温も20℃前後で非常に快適。街歩き、自然散策、すべてにおいて最高のシーズンです。キングス・パークのワイルドフラワー・フェスティバルは必見。
  • 夏(12月~2月): 日差しが強く、気温は30℃を超える日も多いですが、湿度が低くカラッとしています。ビーチでの海水浴やマリンスポーツを楽しむには最高の季節。日差し対策は万全に。
  • 秋(3月~5月): 暑さが和らぎ、穏やかで過ごしやすい日が続きます。スワン・バレーのワイナリーではブドウの収穫が行われ、活気に満ちています。
  • 冬(6月~8月): 雨季にあたり、少し肌寒い日が多くなります。気温は15℃前後。美術館や博物館、カフェ巡りなど、室内で楽しめるアクティビティが中心になります。

女性のための安全対策(治安情報)

パースはオーストラリアの他の都市と同様、比較的治安が良い場所です。日中は安心して街歩きを楽しむことができます。しかし、どの国を旅するときでも、基本的な注意は必要です。

  • 夜間の一人歩き: CBDや主要な観光地は夜でも明るく人通りがありますが、裏道や公園などは避けるようにしましょう。特にノースブリッジ地区は、夜は多くのバーやクラブで賑わいますが、酔っ払いなども多くなるため、深夜の一人歩きは注意が必要です。移動する際は、大通りを歩く、タクシーやUberを利用するなどの対策を心がけてください。
  • 貴重品の管理: スリや置き引きは、人が多い場所では常に注意が必要です。バッグは口がしっかりと閉まるものを選び、身体の前に抱えるように持つのが基本です。レストランやカフェで席に荷物を置いたまま離れない、ビーチで貴重品を放置しないなど、基本的なことを徹底しましょう。
  • ビーチでの注意: ビーチで泳ぐ際は、荷物の管理に気をつけましょう。貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、必要最低限のものだけを持っていくのが賢明です。また、オーストラリアの海は潮の流れが速い場所や、危険な生物がいる場合もあります。必ずライフセーバーがいる遊泳区域(赤と黄色の旗の間)で泳ぐようにしてください。オーストラリア政府の渡航情報サイトSmartravellerでは、最新の安全情報が提供されていますので、渡航前に確認することをおすすめします。

基本的なことに気をつけていれば、パースは女性一人でも安心して楽しめる、フレンドリーな街です。困ったことがあれば、地元の人々は親切に助けてくれますよ。

パースで紡ぐ、あなただけの物語

どこまでも広がる青い空と、インド洋からの心地よい風。 歴史が息づく港町の石畳と、高層ビルの間に咲くワイルドフラワー。 人懐っこいクオッカの笑顔と、大地から突き出すピナクルズの神秘。

パースという街は、訪れる人の数だけ、異なる物語を紡いでくれます。 ある人にとっては、日常を忘れて心身をリセットする癒しの場所。 またある人にとっては、新しいアートやカルチャーに触れ、感性を磨くインスピレーションの源。 そして、またある人にとっては、地球の壮大さを肌で感じる、冒険の始まりの地となるでしょう。

都会の快適さと、手つかずの自然。その完璧なバランスの中で、人々はゆったりとした自分たちの時間を生きています。忙しい毎日から少しだけ離れて、心と身体を深く呼吸させてあげる。そんな旅が、ここパースでは叶います。

次の長期休暇は、西オーストラリアの太陽の下で、新しい自分に出会う旅に出てみませんか? きっと、あなたの人生の特別な一ページに、忘れられない輝きを添えてくれるはずです。

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この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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