中国の主要航空会社の一つである中国東方航空で、大規模な運航障害が発生しました。北京、南京、深圳、西安などの主要都市を発着する便を中心に、少なくとも13便が欠航、541便が遅延し、多くの旅行者が空港で足止めされる事態となっています。
深刻化する運航の乱れ
今回の運航障害は、中国国内の広範囲にわたって影響を及ぼしています。中国東方航空の発表によると、現地時間の早朝から遅延や欠航が相次ぎ、特に北京大興国際空港(PKX)、南京禄口国際空港(NKG)、深圳宝安国際空港(SZX)、西安咸陽国際空港(XIY)といった主要ハブ空港で混乱が目立っています。
欠航便は13便と報告されていますが、それ以上に深刻なのが遅延便の数です。541便という数は、同社の1日の運航便数から見ても極めて多く、影響は国内線のみならず、国際線の乗り継ぎ客にも及んでいる可能性があります。空港の出発ロビーや搭乗ゲートでは、最新情報を求める乗客で混雑しており、航空会社は対応に追われています。
背景にある複数の要因
このような大規模な運航障害の背景には、複数の要因が考えられます。
広範囲にわたる悪天候
現在、中国の多くの地域で悪天候が報告されており、特に夏季は豪雨や雷雨が頻発します。航空機の安全な運航に支障をきたす悪天候が、複数の主要空港で同時に発生したことが、今回のような大規模遅延の引き金になった可能性が最も高いと見られています。
航空交通管制の制限
中国では、軍事演習などの理由で空域が一時的に制限されることがあり、これが民間航空機の運航計画に影響を与えるケースも少なくありません。広範囲での管制指示が、今回の遅延に拍車をかけた可能性も否定できません。
機材繰りの問題
一つの便の遅延や欠航は、その後のフライトで使用される予定だった機材や乗務員のスケジュールに影響を与え、「玉突き」式に遅延を拡大させます。ハブ空港での初期の遅延が、航空会社のネットワーク全体に波及したと考えられます。
今後の予測と旅行者への影響
運航正常化には時間を要する見込み
天候が回復したとしても、一度乱れた運航スケジュールを正常に戻すには、通常1日から数日を要します。遅延した便の乗客を後続便に振り分ける作業や、機材と乗務員を再配置するのに時間がかかるため、混乱はしばらく続くと予測されます。
国際線への波及と日本への影響
中国東方航空は、日本各地の空港へも多数の便を就航させています。今回の国内線の混乱が、日本路線の機材繰りや乗務員スケジュールに影響を及ぼし、遅延や欠航が発生する可能性も考えられます。特に、上海や北京などを経由して日本と欧米を結ぶ便を利用する旅行者は注意が必要です。
旅行者が今すべきこと
中国東方航空を利用して旅行を計画している方は、まず航空会社の公式ウェブサイトやアプリで最新の運航情報を確認してください。空港へ向かう前に、ご自身のフライトがスケジュール通りに運航されるかを確認することが重要です。
また、このような事態は、海外旅行保険の重要性を再認識させます。フライトの遅延や欠航によって発生した宿泊費や食事代をカバーする補償が付帯しているか、事前に確認しておくことをお勧めします。
simvoyageでは、引き続き最新情報をお届けしてまいります。

