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週末シカゴはこう遊ぶ!アート、グルメ、絶景を巡る最強コスパ1泊2日モデルプラン

摩天楼がそびえ立ち、ブルースの音色が響き渡る街、シカゴ。「風の街(Windy City)」の愛称で知られるこの場所は、ただ高層ビルが並ぶだけの都市ではありません。最先端のアート、胃袋を掴んで離さないソウルフード、そして五大湖ミシガン湖がもたらす開放的な風景。訪れる人すべての五感を刺激する、魅力のるつぼなんです。

「でも、アメリカの大都市って、旅費が高そう…」なんて心配、していませんか?

わかります。特に私たち若者世代にとって、予算は旅の計画を左右する超重要マター。でも、安心してください。ここシカゴは、賢く立ち回れば驚くほどお得に、そしてディープに楽しめる街。高級レストランやブランドショップだけがシカゴのすべてじゃない。無料の絶景スポット、地元民に愛されるB級グルメ、心を揺さぶるパブリックアート。お金をかけなくても、最高の思い出は作れるんです。

この記事では、旅サイトライターの私、大西みゆが、限られた予算と時間の中でシカゴを最大限に楽しむための「最強コスパ1泊2日モデルプラン」を徹底ガイドします!定番スポットはもちろん、ガイドブックには載っていないようなローカルな楽しみ方や、思わずショート動画を撮りたくなるようなフォトジェニックな場所まで、私の足で集めたリアルな情報だけを詰め込みました。

さあ、次の週末はスーツケースに夢とスニーカーを詰めて、シカゴへ飛び出してみませんか?まずは、この街の全体像を地図で掴んでおきましょう!

目次

旅の前に知っておきたい!シカゴ旅の基本&予算を抑えるコツ

旅の満足度は、準備で決まると言っても過言ではありません。まずはシカゴ旅を成功させるための基本情報と、知っているだけで旅のクオリティがぐっと上がる節約術を伝授します。これさえ押さえれば、あなたも立派なシカゴ・トラベルマスター!

ベストシーズンはいつ?気候と服装ガイド

シカゴの気候は、はっきり言って「ツンデレ」です。冬は極寒、夏は快適。そのコントラストがまた、この街の魅力でもあります。

  • 春(4月〜5月)

長い冬が終わり、街が色づき始める季節。日中は過ごしやすいですが、朝晩はまだ冷え込むことも。気温差に対応できるよう、薄手のダウンやパーカーなど、重ね着できる服装が必須です。街のチューリップが一斉に咲き誇る様は、本当に美しいですよ。

  • 夏(6月〜8月)

最高の季節!まさにベストシーズンです。気温は25〜30度ほどで、湿気も少なくカラッとしていて過ごしやすい。ミシガン湖畔のビーチで日光浴をしたり、公園で無料の野外コンサートを楽しんだり、街歩きには最適の季節。服装は日本の夏と同じTシャツ、ショートパンツでOK。ただし、屋内は冷房がガンガンに効いていることが多いので、羽織るものは一枚持っていくのが鉄則です。

  • 秋(9月〜10月)

夏のにぎわいが少し落ち着き、過ごしやすい気候が続くセカンド・ベストシーズン。紅葉も美しく、ロマンチックな雰囲気が漂います。9月はまだ夏のような日もありますが、10月になるとぐっと秋が深まります。ジャケットやセーターで調整しましょう。

  • 冬(11月〜3月)

「風の街」の本領が発揮される季節。ミシガン湖から吹き付ける風は、体感温度を容赦なく下げてきます。マイナス10度、20度になることも珍しくありません。この時期に訪れるなら、完全防備が必要。ヒートテック、厚手のセーター、ダウンジャケット、帽子、手袋、マフラー、滑りにくいブーツは必須アイテム。ただし、クリスマスシーズンのイルミネーションは格別ですし、美術館などを室内でじっくり楽しむには良い季節かもしれません。旅費もぐっと安くなります。

シカゴ市内の交通事情をマスターせよ!

シカゴ観光の強い味方が、CTA(Chicago Transit Authority)が運営する公共交通機関です。特に「L」(エル)と呼ばれる高架鉄道とバスを使いこなせば、主要な観光スポットはほぼ網羅できます。

  • ‘L’(エル)

ダウンタウンの中心部「ループ」をぐるりと囲むように走る高架鉄道。これがシカゴの象徴的な風景の一つです。色分けされた路線が市内各所に延びており、観光客にとって非常にわかりやすい。オヘア国際空港(ブルーライン)やミッドウェイ国際空港(オレンジライン)からもダウンタウンまで一本でアクセス可能です。高架を走る車窓から眺める摩天楼の景色は、それ自体がアトラクション!ぜひ体験してみてください。

  • バス

‘L’がカバーしきれないエリアを網の目のように結んでいます。乗りこなせれば行動範囲がぐっと広がります。Googleマップの経路検索を使えば、どのバス停から何番のバスに乗ればいいか一目瞭然なので、臆せず挑戦してみましょう。

  • Ventra(ヴェントラ)カード

シカゴ版SuicaやPASMOのような交通系ICカード。駅の券売機で購入でき、これ一枚で’L’もバスもスムーズに乗車できます。毎回切符を買う手間が省けるだけでなく、運賃も少しお得に。チャージして使うこともできますし、観光客に便利なのが乗り放題パスです。1日券、3日券、7日券などがあり、自分の滞在期間に合わせて選べます。1日に何度も乗り降りする予定なら、乗り放題パスが断然お得!アプリ版もあるので、スマホで完結させたい人はダウンロードしておくと便利です。

  • Divvy(ディビー)

市内各所に設置されたシェアサイクルサービス。天気の良い日には、自転車で街を駆け抜けるのも最高に気持ちいいです。特にミシガン湖沿いのレイクフロント・トレイルをサイクリングするのは、シカゴならではの体験。1回ごとの利用も、1日パスもあります。

これが最強の節約術!シカゴを賢く遊びつくす

さあ、ここからが本番!予算重視の旅で最も重要な、お金をかけずに楽しむための具体的なテクニックを紹介します。

  • 観光パスを使いこなす(CityPASS vs Go Chicago Card)

複数の有料観光スポットを巡る予定なら、観光周遊パスの購入を検討しましょう。代表的なのは「CityPASS」と「Go Chicago Card」です。

  • CityPASS: 5つの人気施設(シェッド水族館、スカイデッキ・シカゴは必須。残りの3つは、フィールド博物館、シカゴ美術館、科学産業博物館、360 CHICAGO、アドラープラネタリウム、シカゴ建築リバークルーズの中から選択)の入場券がセットになったパス。一つ一つチケットを買うより約50%もお得になります。行く場所が決まっているなら、こちらがシンプルで使いやすいです。
  • Go Chicago Card: こちらは「All-Inclusive Pass」と「Explorer Pass」の2種類。All-Inclusiveは日数(1日、2日、3日、5日)を選び、その期間中、対象施設が入り放題になるパス。Explorerは施設数(2〜7施設)を選んで購入するパス。CityPASSよりも対象施設が多く、マイナーなツアーなども含まれているのが特徴。自分のプランに合わせて柔軟に選びたい人向けです。

どちらのパスも、公式サイトでセールを行っていることがあるので、旅行前に必ずチェックしましょう。

  • ミュージアムの無料デーを狙え!

シカゴの多くの美術館・博物館は、イリノイ州の住民向けに無料開放日を設けていますが、施設によっては観光客でも無料になったり、特定の時間帯だけ無料になったりすることがあります。例えば、シカゴ美術館は時期によって特定の曜日・時間帯にイリノイ州住民以外も無料になるキャンペーンを行うことがあります。また、シカゴ現代美術館(MCA)は毎週火曜日が誰でも入場無料(寄付歓迎)です。旅行の日程と無料デーが合えば、これ以上ない節約になります。各施設の公式サイトで最新情報を確認するのを忘れずに!

  • ハッピーアワーは若者のミカタ

夕方の早い時間帯(だいたい16時〜18時頃)に、多くのレストランやバーで「ハッピーアワー」が開催されます。この時間帯は、ビールやカクテル、ワインなどのドリンク類や、おつまみメニューが通常よりぐっと安くなるんです。夕食を少し早めに、ハッピーアワーで済ませてしまうのも賢い選択。観光で歩き疲れた足を休めつつ、お得に美味しいものを楽しめる最高の時間です。

  • スーパーマーケットを遊び場に

食費を抑える最強の場所、それはスーパーマーケットです。特に「Trader Joe’s」や「Mariano’s」、「Whole Foods Market」などは、デリコーナーが充実していて、美味しいサラダやサンドイッチ、ホットフードが量り売りで手に入ります。これを買って、公園やミシガン湖畔でピクニックすれば、レストランで食べるよりずっと安上がりで、しかも最高のロケーション!地元の人がどんなものを食べているのか覗くのも楽しいですよ。

宿泊エリアはどこが正解?コスパ重視の宿選び

宿泊費は旅の予算の大部分を占める要素。エリア選びと宿のタイプが重要です。

  • リバー・ノース (River North)

レストランやバー、ギャラリーが集まる賑やかなエリア。ダウンタウンの中心にも近く、どこへ行くにもアクセス抜群。少し高めのホテルが多いですが、セールの時期を狙えばお得なプランが見つかることも。利便性重視ならここ。

  • ザ・ループ (The Loop)

シカゴのビジネスと観光の中心地。ミレニアム・パークやシカゴ美術館など主要スポットが徒歩圏内。’L’の駅も集中しています。週末はビジネス客が減るため、意外とホテル代が安くなる穴場の時期もあります。

  • リンカーン・パーク (Lincoln Park)

ダウンタウンから少し北に位置する、緑豊かで落ち着いた住宅街。無料の動物園や公園があり、のんびり過ごしたい人におすすめ。おしゃれなブティックやカフェも多いです。ダウンタウンまで’L’で15分ほど。少し中心から離れるだけで、宿泊費はぐっと抑えられます。

  • ウィッカー・パーク / バックタウン (Wicker Park / Bucktown)

古着屋やレコードショップ、個性的なバーが集まる、シカゴのサブカルチャー発信地。若者に人気のエリアで、おしゃれな雰囲気が好きな人にはたまりません。Airbnbで見つける個性的な部屋や、小規模なブティックホテルが狙い目。

  • コスパ最強の選択肢:ホステル

一人旅や友人との旅行なら、ホステルが断然おすすめ。「HI Chicago Hostel」はループ地区にあり、立地も安全性も抜群。ドミトリーなら一泊数千円から宿泊可能です。世界中から集まる旅人との交流も、ホステルならではの醍醐味です。

【1泊2日モデルプラン】これさえ読めば完璧!シカゴ満喫コース

さあ、いよいよ具体的なプランの紹介です!アート、グルメ、絶景、音楽…シカゴの魅力をぎゅっと凝縮した、王道の1泊2日コース。もちろん、随所にコストを抑えるヒントを散りばめています。これをベースに、自分流にアレンジしてみてくださいね。

1日目:アートと摩天楼に圧倒される王道コース

初日はシカゴの「顔」ともいえる王道スポットを巡ります。歩きやすいスニーカーは必須!Ventraの1日券を買っておくとスムーズです。

午前:ミレニアム・パークで朝の光を浴びる

シカゴ旅のスタートは、ここをおいて他にありません。ダウンタウンに広がる都会のオアシス、ミレニアム・パーク。朝の清々しい空気の中、散歩するだけで最高の気分になれます。

  • クラウド・ゲート(ザ・ビーン)

まずは、シカゴのアイコン、アニッシュ・カプーア作のパブリックアート「クラウド・ゲート」へ。通称「ザ・ビーン(The Bean)」の名前で親しまれています。鏡のように磨き上げられたステンレスの表面には、シカゴの摩天楼と空、そして自分自身の姿が歪んで映り込み、見る角度によって表情をくるくると変えます。近づいたり離れたり、下をくぐってみたり。この不思議なアートの前では、誰もが子供のようにはしゃいでしまいます。朝早い時間は人も少なく、自分だけのユニークな写真を撮るチャンス!ここで撮った写真は、間違いなく旅の一番の思い出になります。

  • クラウン・ファウンテン

スペインの芸術家、ジャウメ・プレンサによるユニークな噴水。2つの巨大なガラスの塔に、シカゴ市民1000人の顔が次々と映し出され、口の部分から水が噴き出すという斬新なアートです。夏場は、子供たちが歓声をあげて水遊びをする、市民の憩いの場。映し出される人々の多様な表情を眺めているだけで、なんだか心が温かくなります。

  • ジェイ・プリツカー・パビリオン

建築界の巨匠、フランク・ゲーリーが設計した野外音楽堂。まるで巨大な銀色のリボンが風に舞っているかのような、ダイナミックで美しいデザインは圧巻です。夏の間は、ここで無料のクラシックコンサートや映画上映会が頻繁に開催されます。芝生に座って、音楽と摩天楼のコラボレーションを楽しむ…なんて贅沢な体験が無料でできるなんて、シカゴ、最高すぎませんか?

昼:シカゴ美術館でアートの海へダイブ

ミレニアム・パークのすぐ隣に位置するのが、アメリカ三大美術館の一つに数えられるシカゴ美術館です。あまりの所蔵品の多さに、すべてを見ようとすると丸一日かかってしまうほど。なので、ここは「絶対に見たい作品」を絞って効率よく巡るのがポイント。

  • 印象派・ポスト印象派コレクションは必見!

シカゴ美術館が世界に誇るのが、フランス国外では最大級の印象派・ポスト印象派コレクションです。クロード・モネの「積みわら」連作や「睡蓮」、ピエール=オーギュスト・ルノワールの「ぶらんこ」、フィンセント・ファン・ゴッホの「アルルの寝室」。教科書で見たことのある名画が、ずらりと並んでいます。特にジョルジュ・スーラの点描画の傑作「グランド・ジャット島の日曜日の午後」は、その巨大さと緻密さに息をのむはず。絵の前に立って、無数の色の点が集まって一つの情景を生み出している奇跡を、ぜひその目で確かめてください。

  • アメリカン・アートも見逃せない

もう一つ、ぜひ見てほしいのがアメリカン・アートのセクション。特にエドワード・ホッパーの「ナイトホークス」。都会の深夜のダイナーに集う人々の孤独と哀愁を描いたこの作品は、シカゴ美術館の象徴的存在です。グラント・ウッドの「アメリカン・ゴシック」と並んで、アメリカ美術を語る上で欠かせない二大巨頭。この2作品の前では、いつも多くの人が足を止めて見入っています。

【節約ポイント】 イリノイ州の学生は無料、シカゴのティーンは無料など、様々な割引があります。また、先述の通り、時期によっては無料開放の時間帯が設けられることもあるので、公式サイトを事前にチェック!

午後:リバーウォークで建築クルーズ or ぶらり散歩

シカゴの街並みを特別なものにしているのが、ダウンタウンを流れるシカゴ川と、その両岸に林立する個性的な高層ビル群です。この「建築の博物館」とも称される景観を堪能するには、2つの方法があります。

  • 選択肢A:シカゴ建築リバークルーズ(予算に余裕があれば)

もし予算に少し余裕があるなら、建築リバークルーズは絶対に体験してほしいアクティビティです。ボートに乗って川を進みながら、専門のガイドが次々と現れるビルディングの歴史やデザイン、建築家たちのエピソードを解説してくれます。下から見上げる摩天楼の迫力は、地上から見るのとは全く別物。シカゴがなぜ「近代建築の聖地」と呼ばれるのか、その理由を肌で感じることができる、約90分の素晴らしい体験です。CityPASSやGo Chicago Cardの対象にもなっているので、パスを使うなら迷わず選びましょう。

  • 選択肢B:リバーウォークをぶらり散歩(最強コスパプラン)

「クルーズはちょっと高いな…」という人には、リバーウォークの散策がおすすめです。川沿いに整備された遊歩道は、カフェやバーが点在するおしゃれな空間。クルーズ船が行き交うのを眺めながら、自分のペースで建築ウォッチングが楽しめます。特に、マリーナ・シティ(トウモロコシの愛称で知られるツインタワー)や、リグレー・ビルディング、トリビューン・タワーといった歴史的建築物が間近に見えるエリアは最高の散歩コース。お金をかけずに、クルーズと同じくらい(いや、それ以上に?)シカゴらしい景色を堪能できます。

夜:本場のディープディッシュピザに挑戦!

シカゴに来たからには、これを食べずには帰れません。そう、ディープディッシュピザです!まるでケーキのような分厚い生地の器に、これでもかという量のチーズと具材、そして一番上にトマトソースが乗っているのが特徴。ナイフとフォークで食べるのがシカゴ流です。

  • 有名店はどこ?

シカゴには数多くのディープディッシュピザの名店があり、地元民の間でも「どこが一番か」論争が絶えません。代表的なお店をいくつか紹介します。

  • Giordano’s (ジョルダーノス): チーズの量がとにかくすごい!ピザを持ち上げるとチーズがとろ〜り伸びる様子は、まさに動画映え。観光客に最も人気のあるお店の一つです。
  • Lou Malnati’s Pizzeria (ルー・マルナティーズ): バターを練り込んだサクサクのクラスト(生地)が特徴。ソーセージのパティを丸ごと敷き詰めたピザは絶品。地元民からの支持が厚い名店です。
  • Pequod’s Pizza (ピークォッズ・ピザ): ここの特徴は、生地のフチにチーズを乗せて焼き上げる「カラメライズド・クラスト」。カリカリに焦げたチーズの香ばしさがたまらない、個性派ディープディッシュ。熱狂的なファンが多いお店です。

【攻略のヒント】 人気店はどこも夕食時は大行列。焼き上がりにも45分〜1時間ほどかかります。時間に余裕を持つか、少し早めの時間(17時頃)に行くのがおすすめ。また、一人旅の場合は、一番小さいサイズでも食べきれない可能性が高いです。多くの店でランチタイムには一切れから注文できる「パーソナルサイズ」を提供しているので、昼に訪れるのも賢い選択です。

夜更け:ブルースの聖地で音楽に酔いしれる

お腹が満たされたら、シカゴの夜はまだまだこれから。この街は、ブルースミュージックが育った聖地です。ダウンタウンから少し足を延ばして、本場のライブハウスの扉を開けてみましょう。

  • Kingston Mines (キングストン・マインズ):

リンカーン・パーク地区にある、シカゴで最も有名で歴史のあるブルースクラブの一つ。2つのステージがあり、バンドが交互に演奏を続けるので、音楽が途切れることがありません。朝の4時、5時まで営業しているので、時間を忘れてブルースの世界に浸れます。客層も幅広く、観光客も多いので、初めてでも安心して楽しめます。

  • Buddy Guy’s Legends (バディ・ガイズ・レジェンズ):

伝説のブルースギタリスト、バディ・ガイがオーナーを務めるお店。運が良ければ、彼自身の演奏が聴けることも!ブルース好きにはたまらない聖地です。サウス・ループ地区にあり、ダウンタウンからのアクセスも良好。

ライブハウスは、だいたい10〜20ドル程度のカバーチャージ(入場料)がかかりますが、その価値は十分にあります。CDやサブスクで聴くのとは全く違う、魂を揺さぶる生演奏の迫力。シカゴの夜の締めくくりに、これ以上の体験はありません。

2日目:街の個性を深掘りするローカル体験コース

2日目は、ダウンタウンの喧騒から少し離れて、シカゴの持つ多様なカルチャーに触れる一日にしましょう。よりローカルな視点で街を歩けば、きっと新しい発見があるはずです。

午前:ウィッカー・パークでおしゃれな朝を

‘L’のブルーラインに乗って、Damen駅かDivision駅で下車。そこは、シカゴのブルックリンとも呼ばれる、ヒップなエリア「ウィッカー・パーク」です。

  • 古着屋&レコードショップ巡り

このエリアの魅力は、なんといっても個性的な個人商店の数々。ヴィンテージショップや古着屋が軒を連ね、宝探し気分でショッピングが楽しめます。「Myopic Books」のような巨大な古本屋や、「Reckless Records」のような伝説的なレコードショップを覗いてみるのも面白い。思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。

  • カフェでローカルな朝食を

ウィッカー・パークには、おしゃれなカフェがたくさん。チェーン店ではない、こだわりのコーヒーを出すお店で、朝の時間をゆっくり過ごすのは最高の贅沢です。ペイストリーやベーグルを片手に、窓の外を行き交う人々を眺めているだけで、まるで自分もこの街の住人になったかのような気分に。ショート動画を撮るなら、ラテアートやおしゃれな店の内装が狙い目です。

昼:リンカーン・パークでのんびりピクニック

午前中のおしゃれな街歩きの後は、自然豊かなリンカーン・パークでのんびり過ごしましょう。ダウンタウンの北に広がるこの巨大な公園は、市民の憩いの場であり、観光客にとっても魅力的なスポットが満載です。

  • リンカーン・パーク動物園

なんと、この動物園は入場無料!無料で楽しめる施設としては、世界でもトップクラスのクオリティを誇ります。ライオンやゴリラ、ペンギンなど、多種多様な動物たちに会うことができます。特に、熱帯雨林を再現したドームや、アフリカの動物たちが暮らすエリアは見ごたえ十分。気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントです。

  • リンカーン・パーク・コンサバトリー(温室)

動物園のすぐ隣にある、ヴィクトリア朝時代の美しいガラス張りの温室。こちらも入場無料です。一歩足を踏み入れると、そこは熱帯の植物が生い茂る別世界。ヤシの木やシダ、蘭の花々が咲き誇り、都会の真ん中にいることを忘れさせてくれます。雨の日や寒い日でも楽しめる、癒やしのスポットです。

  • 最強コスパランチはピクニック!

公園に来る前に、スーパー「Trader Joe’s」や「Mariano’s」に立ち寄って、サンドイッチやサラダ、フルーツ、ドリンクを調達しておきましょう。公園内の芝生にシートを広げて、青空の下で食べるランチは格別!レストランで食べるよりもずっと安く、しかも開放感は抜群です。これぞ、賢い旅人のランチスタイル。

午後:360 CHICAGO or スカイデッキ、どっちを選ぶ?

シカゴに来たからには、やはり摩天楼の上からの絶景も見ておきたいところ。シカゴには2つの有名な展望台があります。どちらも素晴らしい景色が望めますが、それぞれに特徴があるので、好みで選びましょう。

  • 360 CHICAGO(ジョン・ハンコック・センター)

ダウンタウンの少し北、マグニフィセント・マイルにそびえ立つ黒い台形のビル。ここの魅力は、なんといってもミシガン湖の眺め。眼下に広がる青い湖と、どこまでも続く水平線、そして北側に連なるビーチのラインは、息をのむほどの美しさです。 そして、この展望台の目玉が「TILT」というアトラクション(別料金)。壁に手をついて立つと、窓ごと前方約30度に傾き、まるで宙に浮いているかのようなスリルが味わえます。高所恐怖症でなければ、ぜひ挑戦を!

  • スカイデッキ・シカゴ(ウィリス・タワー)

西半球で最も高いビルの一つ、ウィリス・タワー(旧シアーズ・タワー)にある展望台。こちらはダウンタウンのど真ん中に位置するため、周囲を高層ビル群に囲まれた、まさに「摩天楼のど真ん中」からの景色が楽しめます。 ここの名物は、全面ガラス張りの箱がビルの外に突き出した「The Ledge」。足元に広がる103階下の景色は、足がすくむほどの迫力です。ここで撮る写真は、間違いなく自慢の一枚になります。

【どちらを選ぶ?】

  • 湖の景色を重視するなら → 360 CHICAGO
  • 高層ビル群の迫力を感じたいなら → スカイデッキ・シカゴ
  • スリルを求めるなら → どちらもアリ!

夕暮れ時に合わせて訪れると、昼間の景色、夕焼けに染まる空、そして夜景へと移り変わるマジックアワーを堪能できるので、時間が合えば狙ってみてください。

夕方:シカゴ・シアターのネオンに魅せられて

日が落ちてきたら、ループ地区のランドマーク「シカゴ・シアター」へ。1921年に建てられた歴史ある劇場で、その豪華絢爛なバロック様式の建築もさることながら、夜になると輝きを放つ垂直の「C-H-I-C-A-G-O」のサインが有名です。このきらびやかなネオンサインは、映画やドラマにも頻繁に登場する、シカゴの夜の象徴。劇場の中に入らなくても、この看板の前で写真を撮るだけで、シカゴに来た実感が湧いてきます。ネオンが灯る瞬間は、思わず声が出るほど感動的ですよ。

夜:空港へ向かう前に、最後のシカゴグルメ

楽しかったシカゴ旅も、いよいよ終盤。空港へ向かう前に、最後の腹ごしらえをしましょう。ディープディッシュピザだけがシカゴグルメではありません。手軽に食べられる、安くて美味しいB級グルメもたくさんあります。

  • シカゴ・ホットドッグ

ケシの実(ポピーシード)がまぶされたフワフワのパンに、牛肉100%のソーセージ。そこに、イエローマスタード、刻みオニオン、鮮やかな緑色のレリッシュ、トマト、ピクルス、スポーツペッパー、セロリソルトをトッピングするのが正式なスタイル。「ケチャップは絶対にかけるな!」というのが地元民の暗黙のルールです。具沢山で、これ一つで満足できる一品。

  • イタリアン・ビーフ・サンドイッチ

薄切りにしたローストビーフを、スパイスの効いたスープ(グレービー)に浸し、イタリアンロールに挟んだサンドイッチ。好みで、ソテーしたピーマンや、ピリ辛の唐辛子のピクルス「ジャルディニエーラ」をトッピングします。パンごとスープに浸す「ウェット」か、スープを上からかける「ドライ」かを選べるお店も。手がベトベトになるのも気にせず、かぶりつくのが最高です。

これらのB級グルメを食べるなら、「Portillo’s (ポルティージョズ)」がおすすめ。ホットドッグもイタリアンビーフも両方楽しめる、地元で大人気のチェーン店です。レトロな内装も可愛くて、最後の食事にぴったり。

【予算&テーマ別】もっとディープに!シカゴの歩き方アレンジ案

モデルプランでシカゴの基本を押さえたら、次はあなたの興味に合わせて旅をカスタマイズ!ここでは、様々なテーマに合わせたアレンジプランを提案します。

徹底的にコストカット!無料&格安で楽しむシカゴ

「1円でも安く、でも最高に楽しく!」をモットーにするあなたへ。シカゴには、お金をかけずに楽しめる魅力的なスポットがたくさんあります。

  • シカゴ・カルチュラル・センター

ミレニアム・パークの向かいにある、元々はシカゴ初の公立図書館だった豪華な建物。入場無料で、誰でも自由に入ることができます。ここの見どころは、世界最大級といわれるティファニー製のステンドグラスのドーム。息をのむほどの美しさで、これが無料で見られるなんて信じられないほど。館内では無料のコンサートやアート展示も頻繁に行われているので、ふらっと立ち寄るだけでも楽しめます。

  • 夏のミレニアム・パークを使い倒す

夏に訪れるなら、ミレニアム・パークのイベントカレンダーは要チェック。ジェイ・プリツカー・パビリオンでは、ブルース・フェスティバルやジャズ・フェスティバル、クラシックコンサート、野外映画上映会など、質の高いイベントがほぼ毎日のように無料で開かれています。レジャーシートとスナックを持参して、芝生の上でエンターテイメントを堪能しましょう。

  • ミシガン湖のビーチでチルアウト

大都会のすぐそばに美しいビーチがあるのも、シカゴの大きな魅力。夏には、ノース・アベニュー・ビーチやオーク・ストリート・ビーチが、水着姿の若者たちで賑わいます。泳いだり、日光浴をしたり、ビーチバレーをしたり。摩天楼を背景にビーチで過ごす時間は、他では味わえない特別な体験です。もちろん、ビーチへの入場は無料!

  • パブリック・アート巡り

シカゴは街全体が美術館。ループ地区を歩けば、有名なパブリック・アートに次々と出会えます。デイリー・プラザにあるパブロ・ピカソ作の巨大な彫刻(通称:シカゴ・ピカソ)、連邦センタープラザにあるアレクサンダー・カルダー作の真っ赤な「フラミンゴ」、チェース・タワー・プラザにあるマルク・シャガールのモザイク壁画「四季」など、すべて無料で見ることができます。アートを巡りながら街を散策するだけで、充実した一日が過ごせます。

グルメ好き必見!食べ歩き天国シカゴ

ディープディッシュピザだけじゃない!食いしん坊のあなたのための、シカゴグルメ深掘りガイド。

  • B級グルメの王様たち

モデルプランで紹介したホットドッグやイタリアンビーフの他にも、シカゴには名物グルメがたくさん。中でも有名なのが「Garrett Popcorn Shops (ギャレット・ポップコーン)」。濃厚なキャラメルクリスプと、塩気の効いたチーズコーンをミックスした「シカゴミックス」は、甘じょっぱさが後を引く悪魔的な美味しさ。お土産にも最適です。

  • ファーマーズマーケットを極める

地元の人々の食生活を垣間見るなら、ファーマーズマーケットが一番。特に、リンカーン・パークで夏から秋にかけて開催される「Green City Market」は、シカゴ最大級で、トップシェフたちも買い付けに来るほど質の高い食材が集まります。新鮮なフルーツや焼きたてのパン、地元産のチーズなどを試食しながら歩くだけでも楽しい。マーケットで買った食材でピクニック、なんていうのも最高のプランです。

  • 多国籍料理の冒険へ

シカゴは移民の街。様々な国の本格的な料理が、驚くほどリーズナブルに楽しめます。

  • ピルゼン地区 (Pilsen): ‘L’のピンクラインに乗って18th St駅で下車すれば、そこはカラフルな壁画とメキシコ文化が息づくリトル・メキシコ。本場のタコスやタマーレを出すお店がひしめき合っています。安くて美味しくて、活気あふれる雰囲気にテンションが上がること間違いなし。
  • アーガイル駅周辺 (Argyle): ‘L’のレッドライン、Argyle駅周辺は「ニュー・サイゴン」と呼ばれるベトナム人街。絶品のフォーやバインミー(ベトナム風サンドイッチ)が驚きの安さで食べられます。
  • ドーナツ戦争を体感せよ!

アメリカ人のソウルフード、ドーナツ。シカゴでは近年、グルメドーナツの人気が爆発しており、「ドーナツ戦争」とまで言われるほど、ハイレベルなお店が競い合っています。昔ながらのシンプルなドーナツを売る路地裏の名店「Doughnut Vault」、メープルベーコンなど独創的なフレーバーが人気の「Stan’s Donuts & Coffee」、ポテト粉を使ったもっちり生地が特徴の「Do-Rite Donuts & Chicken」など。お気に入りの一品を見つけるために、ドーナツの食べ比べツアーはいかが?

アート&カルチャーにどっぷり浸る旅

シカゴの真髄は、その豊かな芸術文化にあります。アートや建築が好きなあなたなら、こんな過ごし方もおすすめです。

  • ミュージアム・キャンパスを制覇

ミシガン湖畔の南側には、3つの巨大な博物館が隣接する「ミュージアム・キャンパス」があります。

  • フィールド博物館: 世界最大級のティラノサウルスの全身骨格「スー」で有名な自然史博物館。古代エジプトのコレクションも圧巻です。
  • シェッド水族館: 五大湖からアマゾンの熱帯雨林、サンゴ礁の海まで、世界中の水生生物に出会える巨大水族館。ベルーガやイルカのショーも人気です。
  • アドラープラネタリウム: アメリカで最初にできたプラネタリウム。宇宙の神秘に触れることができます。湖畔に突き出たロケーションからの、ダウンタウンの眺めはまさに絶景。
  • ストリートアートを探しに

美術館の中だけでなく、街角のアートにも注目。サウス・ループ地区の「ウォバッシュ・アーツ・コリドー (Wabash Arts Corridor)」では、建物の壁面をキャンバスにした巨大な壁画(ミューラル)が次々と現れ、歩いているだけでワクワクします。また、メキシコ系のコミュニティ、ピルゼン地区の壁画は、彼らの文化や歴史、政治的なメッセージが込められており、非常にパワフルで見ごたえがあります。

  • フランク・ロイド・ライト建築の聖地へ

近代建築の三大巨匠の一人、フランク・ロイド・ライト。彼がキャリアの初期に活動の拠点としたのが、シカゴ郊外のオークパークです。ここには、彼の自邸兼スタジオや、彼が設計した住宅が数多く残されており、街全体が建築博物館のよう。ダウンタウンから’L’のグリーンラインで30分ほど。建築好きなら、半日かけてでも訪れる価値があります。

インスタグラマー必見!ショート動画映えスポット集

旅の思い出を、もっとクリエイティブに残したいあなたへ。シカゴには、ショート動画のネタになるようなフォトジェニック&ムービージェニックなスポットが溢れています。

  • ザ・ビーンの映り込みマジック

定番ですが、やはり外せません。ビーンに映る摩天楼を背景に、ジャンプしたり、面白いポーズをとったり。下から煽るように撮って、空とビルが歪む不思議な映像を狙うのも面白い。タイムラプスで、人々がビーンの周りに集まっては去っていく様子を撮るのもおすすめです。

  • ‘L’の車窓からループを撮る

高架鉄道’L’のループ線(ブラウンラインかパープルラインがおすすめ)に乗って、進行方向一番前の窓から撮影。高層ビルの谷間を縫うように走る電車からの景色は、まるでSF映画のワンシーン。カーブに差し掛かるところで、曲がっていく線路と車体を一緒に収めるのがポイントです。

  • シカゴ・リバーウォークの夜景タイムラプス

夕暮れから夜にかけて、リバーウォークに三脚を立ててタイムラプス撮影。だんだんと空の色が変わり、ビルに明かりが灯り、川をクルーズ船の光が流れていく様子は、幻想的で最高の映像になります。

  • ウィッカー・パークのウォールアート前でダンス

ウィッカー・パークやピルゼン地区のカラフルな壁画の前は、最高のステージ。お気に入りの音楽に合わせて、短いダンス動画を撮ってみては?背景がポップなので、シンプルな動きでもすごく映えます。

  • 360 CHICAGOのTILT体験

これはもう、撮るしかありません!窓が傾く瞬間の、友達や自分のリアルな絶叫リアクションを撮れば、バズること間違いなし。スローモーションで撮ると、恐怖と興奮がより伝わる映像になります。

シカゴの風を感じて、あなただけの物語を

摩天楼を見上げる首が痛くなるほどの感動。魂を揺さぶるブルースのグルーヴ。口いっぱいに頬張るディープディッシュピザの幸福感。そして、ミシガン湖から吹く心地よい風。

シカゴは、訪れるたびに新しい顔を見せてくれる、奥深い街です。この記事で紹介したのは、数ある魅力のほんの一片にすぎません。あなたの興味や好奇心が、このモデルプランを何倍も面白い、オリジナルな旅に変えてくれるはずです。

決められたルートをなぞるだけが旅じゃない。路地裏に迷い込んでみたり、地元の人におすすめの店を聞いてみたり、予定を変更して公園で昼寝してみたり。そんな偶然の出会いや発見こそが、旅を忘れられないものにしてくれます。

さあ、次はあなたがシカゴの物語の主役です。 この街のエネルギーを全身で受け止めて、あなただけの色で、最高の週末を描いてください。きっと、一生忘れられない思い出が、あなたを待っています。

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この記事を書いたトラベルライター

「お金がなくても旅はできる!」を信条に、1万円以下で海外を楽しむ術をSNSで発信中。Z世代らしく、旅と節約を両立させる方法を模索してます。

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