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【アメリカ旅行の医療完全ガイド】もしもの時の病院のかかり方・薬局の使い方を徹底解説!

こんにちは!世界中の街角を旅するライターの亜美です。

きらめくネオンのニューヨーク、広大な自然が広がるグランドキャニオン、陽気な空気が流れるカリフォルニアのビーチ。アメリカ旅行を計画している時って、本当に心躍りますよね。最新のファッションやアートに触れたり、美味しいものを食べたり、考えるだけでワクワクが止まりません。

でも、その一方で少しだけ頭をよぎる不安…。「もし、慣れない土地で急に体調を崩してしまったら?」「怪我をしたらどうしよう?」そんな風に思ったことはありませんか?

何を隠そう、アメリカは日本と医療システムが大きく異なる国。特に医療費の高さは桁違いで、しっかり準備をしておかないと、せっかくの楽しい旅行が大変な思い出に変わってしまう可能性も…。

でも、安心してください。この記事では、アメリカ旅行を安心して最大限に楽しむために、渡航前に知っておくべき医療の基本から、万が一の時の病院のかかり方、薬局の使い方まで、ステップバイステップで詳しく解説していきます。女性目線での注意点や、持っていくと便利な持ち物リストも盛り込みました。この記事を読んでしっかり備えれば、いざという時も落ち着いて行動できるはず。さあ、不安を解消して、最高のアメリカ旅行の準備を始めましょう!

また、アメリカ旅行の計画を立てる際には、シアトルからカリフォルニアへのアクセス方法も合わせて確認しておくと、移動の不安が減り、より安心して旅を楽しめるでしょう。

目次

アメリカ旅行前に知っておくべき医療の基本

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まず最初に、アメリカの医療について理解しておくべき最重要ポイントからお伝えします。それは、日本とアメリカの「違い」です。この違いを把握することが、すべての準備の基盤となります。

日本との決定的な差異:医療費の高さと保険制度の違い

アメリカの医療について語る際に避けて通れないのが、「医療費の高さ」です。日本では国民皆保険制度のおかげで、医療費の自己負担は基本的に3割程度です。さらに、高額療養費制度があるため、重い病気や大きな怪我をしても支払う額には上限が設けられています。一方アメリカには、日本のような国民皆保険制度が存在しません。医療は完全にビジネスとして運営されており、診療費は病院側が自由に設定できるため、非常に高額になるのです。

具体的にどれほど高いかというと、以下のような話を耳にしたことはありませんか?

  • 軽い風邪の診察だけでも、数万円から十数万円にのぼることがある
  • 救急車を呼べば、基本料金だけで10万円以上かかる
  • 盲腸(虫垂炎)の手術・入院で、数百万円もの費用が発生する
  • 骨折の手術や入院では、1,000万円を超えるケースも珍しくない

これらは決して誇張された話ではなく、実際に起こり得る現実です。アメリカで保険未加入のまま医療を受けることは、経済的に非常に大きなリスクを伴います。だからこそ、強くお伝えしたいのです。「アメリカ渡航時には、海外旅行保険の加入が絶対に必要です!」と。

出発前に検討すべき海外旅行保険の選び方

「海外旅行保険が必要なのはわかったけれど、種類が多すぎてどれを選んでいいかわからない」という方も多いでしょう。保険選びの際にはいくつか重要なポイントがあるため、安さだけで決めると、いざという時に補償が足りない場合もあるため、しっかり確認することが大切です。

治療・救援費用は無制限が安心

最重要な項目が「治療・救援費用」の補償です。これは現地で病気やけがをした場合の治療費用や入院費、さらに家族が現地へ駆けつけるための渡航費や日本への医療搬送費用などをカバーします。前述の通り、アメリカの医療費は際限がありません。大きな手術や長期入院が必要になったときに備えて、治療・救援費用は「無制限」のものを選ぶことを強くおすすめします。最低でも3,000万円以上は確保し、可能なら無制限が理想的です。

キャッシュレス・メディカル・サービスの対応

このサービスは、保険会社が提携している病院で受診する際に、一旦自己負担せずに(キャッシュレスで)治療を受けられるシステムです。この仕組みがない場合、自分で高額な治療費を一時的に全額支払い、帰国後に保険会社へ請求しなくてはなりません。数百万円もの費用を現地で手出しするのは現実的ではありません。保険会社が直接病院に支払う「キャッシュレス対応」は、非常に重要なポイントです。

日本語サポートデスクの有無

慣れない土地で体調を崩すと、誰でも不安になります。そんな時、24時間365日対応の日本語サポートデスクがある保険は心強い存在です。病院予約、医療通訳手配、保険金請求の案内など、あらゆるシーンで頼りになります。特に英語に不安がある方は、日本語サポートが充実した保険を選ぶことをおすすめします。

クレジットカード付帯保険だけでは不十分な場合も多い

多くのクレジットカードには海外旅行保険が自動付帯していますが、その補償内容を正しく理解していますか?多くの場合、治療費用の補償額は200万~300万円程度で、アメリカの高い医療費をカバーしきれないことが多いです。また、「利用付帯」と呼ばれる条件があり、そのカードで旅行費用を支払わないと保険が適用されないケースもあります。クレジットカード付帯保険はあくまでサポート的な位置づけと考え、補償内容が充実した別の保険加入を強くおすすめします。

【準備編】アメリカに持ち込む薬のルールと持ち物リスト

普段から常用している薬があれば、旅行先でも安心感がありますよね。ただし、海外に薬を持ち込む際にはいくつかのルールが存在します。思わぬトラブルを避けるためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう。

日本から薬を持参する際のポイント

持病があり日頃から薬を服用している場合は、特に注意が必要です。アメリカに処方薬を持ち込む際は、それが自己の治療目的であることや違法薬物でないことを証明できる準備が求められます。

英文の処方箋や診断書の用意

かかりつけの医師に英文での処方箋または診断書を発行してもらいましょう。そこには病名、薬の名称、服用方法や用量が明記されます。万が一、現地の税関職員に問い合わせられたり、薬を紛失して現地の医師の診察が必要になった場合にも、この書類が非常に役立ちます。医師には「海外旅行用の英文処方箋をお願いします」と伝えれば対応してくれるはずです。

持参できる薬の量と容器について

持ち込める薬の量は一般的に、旅行期間中に必要な数、通常は90日分以内に制限されています。薬はできるだけ元の容器やパッケージのまま持参するのが望ましいです。ピルケースなどに移し替えると、薬の種類が分かりづらくなり、疑問を持たれることがあります。処方時の袋や説明書も持ち歩くと安心です。詳しくは厚生労働省検疫所 FORTHの公式サイトをご覧になることをおすすめします。

市販薬の持ち込みについて

続いて、市販薬に関してです。風邪薬や頭痛薬など、普段から使い慣れた市販薬は旅の備えとして持っていきたいものですよね。基本的には、個人が使用する範囲内の常識的な量であれば、問題なく持ち込めます。

ただし、成分によっては注意が必要です。例えば、一部の睡眠薬や咳止めに含まれる成分は、アメリカで規制対象となっている場合があります。大量に持ち込むと疑われる恐れもあるため、必要最低限の量を元のパッケージのまま持っていくようにしましょう。なるべく成分表が英語で記載されているものを選ぶと、説明がしやすくなります。

旅の救急箱におすすめの市販薬リスト

どの薬を持参するか迷ったら、以下のリストを参考に自身の「トラベル救急箱」を用意してみてください。アメリカの薬は日本人にとっては成分が強すぎたり、体に合わなかったりすることも多いため、普段から使い慣れた薬を持っていくのが安心です。

  • 解熱鎮痛剤:頭痛や歯痛、生理痛、急な発熱時に使用。普段飲み慣れているものを。
  • 総合感冒薬:喉の痛み、鼻水、咳など風邪の初期症状に。
  • 胃腸薬:食べ過ぎや胃もたれ、慣れない食事による胃の不快感に備えて。
  • 下痢止めや整腸剤:環境の変化や水あたりによるお腹のトラブルに。
  • 酔い止め薬:飛行機、長距離バス、船などの移動の際に。
  • 抗ヒスタミン薬(アレルギー用薬):アレルギー性鼻炎や急なじんましんに対応。
  • 絆創膏、消毒液、ガーゼ:靴擦れや軽い傷の手当てに便利です。
  • 湿布薬や塗り薬:歩き疲れや筋肉痛に役立ちます。
  • 目薬:機内やホテルの乾燥対策に。
  • 虫よけ剤やかゆみ止め:特に自然豊かな場所に訪れる際に必須です。

女性の場合は、いつも使っている生理用品も欠かせません。現地で購入可能ですが、日本製の品質や使い心地に慣れていることが多いので、日数分を準備しておくと安心です。

医療関係の持ち物チェックリスト

出発前に、以下のアイテムがバッグに用意されているか最終確認しましょう。

  • 海外旅行保険の証書:原本に加え、スマートフォンでの写真保存やコピーを複数箇所に保管しておくと紛失時も慌てません。
  • 保険会社の日本語サポート連絡先:すぐ電話できるようスマホに登録しておきましょう。
  • 英文の処方箋・薬剤証明書:処方薬を持参する場合は必須です。
  • 持病に関する英文のメモ:アレルギーや病名などをまとめておくと、緊急時に便利です。
  • 常備薬:上述のリストを参考に、自分に必要なものを揃えましょう。
  • 日本の健康保険証:コピーでも良いので携帯しておくと、帰国後の手続きに役立つことがあります。

【実践編】アメリカで体調を崩したら?病院のかかり方ステップガイド

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万全の準備をしていても、旅先での疲労や環境の変化によって体調を崩すことがあります。そんな時、どのように対処すればよいのでしょうか。慌てず冷静に対応するための具体的な手順を見ていきましょう。

まずはどこに連絡する?最初の一歩

アメリカで「病院に行きたい」と思った場合、最初にかけるべき連絡先があります。直接病院に駆け込んだり救急車を呼んだりするのではありません。答えは「加入している海外旅行保険の日本語サポートデスク」です。

意識不明や大量出血などの緊急を要する状況でない限り、まずは保険会社に連絡しましょう。24時間対応している日本語デスクに電話すると、オペレーターが症状や状況を詳しく聞き取り、以下の対応を全て日本語でサポートしてくれます。

  • 今いる場所から最も近く、保険が利用できる提携病院を探してくれる
  • 病院の予約手配
  • 必要に応じて、電話による医療通訳の手配
  • 病院への行き方の案内

体調が悪い時に自分で英語で病院を検索し、予約の電話をするのは大変な負担です。保険会社に任せるだけで、心身への負担が大幅に軽減されます。連絡先は保険証書に必ず記載されています。旅行中はいつでも確認できるようにしておくことが非常に重要です。

病院の種類と選び方

保険会社に連絡すると、症状に合った適切な医療機関を案内してくれます。参考までに、アメリカで主に利用される医療機関の種類について知っておくと理解が深まるでしょう。

Urgent Care(アージェント・ケア)

「救急車レベルの緊急ではないが、できるだけ早く診察を受けたい」という場合に適した施設です。風邪やインフルエンザ、軽い腹痛、捻挫、切り傷など、緊急度の低い症状に対応しています。予約不要でウォークイン(直接訪問)できるところが多く、待ち時間も比較的短め、ER(救急外来)よりも費用が安価です。旅行者が最も利用することが多い医療機関と言えます。

Primary Care Physician (PCP) / General Practitioner (GP)

一般的に「かかりつけ医」や「総合診療医」と呼ばれる医師です。アメリカの多くの人はまずPCPに相談し、必要に応じて専門医を紹介してもらいます。ただし通常は予約が必要で、初診を受け付けていない場合も多いため、短期旅行者が利用することはあまりありません。

Specialist(専門医)

眼科、皮膚科、婦人科、整形外科などの専門分野の医師です。多くの場合、PCPからの紹介状がなければ診察を受けられません。保険会社のサポートデスクに相談すれば、紹介状なしで受診できる専門医を案内してもらえる場合もあります。

Emergency Room (ER) / Hospital(救急外来/病院)

生命に関わる重篤な状態や、緊急度の高い怪我に利用される施設です。例えば激しい胸痛、呼吸困難、意識障害、大事故による怪我などが該当します。ERは24時間体制ですが、命に別状がないと判断されると長時間待たされることもあります。費用もアージェント・ケアなどと比べ格段に高額です。救急車を呼ぶ場合は「911」に電話しますが、こちらも非常に高額な費用がかかるため、「タクシーで行ける程度の症状なら救急車は使わない」という認識がアメリカでは一般的です。

病院での診察の流れ

保険会社が手配した病院に到着した後、具体的にどのような流れで診察が進むのかを理解しておくと、安心して対応できます。

受付(Check-in)

まず受付でパスポート(身分証明書)と海外旅行保険証書を提示します。キャッシュレス対応の病院なら、この時点で保険会社に連絡し確認が行われます。その後、問診票(Patient Intake Form)が渡され、名前や住所などの個人情報に加え、現在の症状や既往歴、アレルギーの有無などを記入します。英語での記入が難しい場合は翻訳アプリを使ったり、わかる範囲で記入し、後で医師に口頭で説明しましょう。

待合室での待機

名前が呼ばれるまで待合室で待ちます。ERなどの場合、症状の緊急度に応じて呼ばれる順番が前後することがあります。

診察(Consultation)

診察室に案内されたら、最初に看護師が問診や体温・血圧測定などを行うことが多いです。その後、医師による診察が始まります。症状をできるだけ正確に伝えることが重要です。あらかじめ伝えたいことを英語でメモしておくとスムーズに進みます。

【役立つ症状の伝え方英語フレーズ】

  • I have a fever.(熱があります)
  • I have a headache.(頭が痛いです)
  • I have a sore throat.(喉が痛いです)
  • I feel nauseous.(吐き気がします)
  • I have diarrhea.(下痢をしています)
  • It hurts here.(ここが痛いです)※痛む場所を指し示しながら

検査・処置

必要に応じて血液検査やレントゲン撮影、傷の処置などが行われます。

診断・処方箋

医師から診断結果が伝えられ、薬が必要なら処方箋(Prescription)が発行されます。アメリカでは電子処方箋(e-prescription)が普及しており、処方箋を薬局に直接送信します。どの薬局で受け取りたいか尋ねられるので、滞在先の近くの薬局を伝えましょう。

会計(Check-out)

キャッシュレス・メディカル・サービスが利用できる場合、窓口での支払いは基本的にありません。ただし保険適用外の費用が発生した場合は、その分を支払う必要があります。必ず領収書(Receipt)と診療明細書(Medical Statement)を受け取り、大切に保管してください。後で確認が必要になることがあるため重要です。

【実践編】アメリカの薬局(ファーマシー)活用術

病院で処方箋を受け取ったり、軽度の症状で市販薬を購入したりするとき、次に訪れるのは薬局です。アメリカの薬局は「Pharmacy」または「Drugstore」と呼ばれ、私たちの暮らしに欠かせない便利な存在です。

薬はどこで買える?薬局の種類について

アメリカの薬局は日本のドラッグストアに似ている点も多いものの、いくつかのタイプに分かれています。

大手ドラッグストアチェーン

有名どころでは、CVS Pharmacy, Walgreens, Rite Aidなどがあります。街中のあちこちに店舗があるため利用しやすく、24時間営業の店舗も多いので旅行者にも便利です。処方箋受付カウンター(Pharmacy Counter)はもちろん、一般用医薬品、ビタミン剤、化粧品、日用品、さらにはスナックやドリンク類まで幅広く取り扱っています。まさに日本のドラッグストアとコンビニエンスストアの良いとこ取りのイメージです。

スーパーマーケットに併設された薬局

Walmart, Target, Costco, Krogerなどの大手スーパー内にも調剤薬局が設けられています。日用品や食料品の買い物ついでに薬を受け取れるのでとても便利です。価格も大手ドラッグストアチェーンより抑えられている場合があります。

処方箋(Prescription)が必要な薬の購入方法

病院で発行された処方箋を持って薬局へ向かいます。電子処方箋の場合は、病院があらかじめ薬局に処方データを送信しています。

処方箋カウンターへ

店内の奥にある「Pharmacy」という表示のカウンターに行きます。紙の処方箋を持参している場合はここで薬剤師に渡します。電子処方箋なら、自分の名前と生年月日を伝えれば手続きができます。

保険証や身分証明書の提示

海外旅行保険が処方薬に適用されることもあるため、保険証書とパスポートを提示しましょう。薬剤師が保険会社に連絡を取り、補償範囲の確認を行ってくれます。

薬の受け取りと服薬指導

薬の調剤には少し時間がかかります。混雑具合や在庫状況によっては15分程度から1時間以上かかる場合もあります。準備ができると名前が呼ばれ、薬剤師から服用方法や副作用について説明(カウンセリング)があります。疑問があれば遠慮せずに質問しましょう。支払いを済ませたら薬を受け取ります。

処方箋なしで購入できる市販薬(Over-the-Counter / OTC)

病院へ行くほどでもない軽度の症状なら、市販薬(OTC薬)で対処できますが、いくつか注意点もあります。

日本の薬と比べての違い

アメリカのOTC薬は、日本人にとっては成分が強めだったり、一錠あたりの成分量が多いことがあります。パッケージに記載の用法・用量(Dosage)を必ず守り、子ども用と大人用を混同しないよう注意が必要です。特にアセトアミノフェン(Acetaminophen)やイブプロフェン(Ibuprofen)などの成分は過剰に摂ると肝臓に負担をかけることがあります。心配なときは薬剤師に相談するのが安心です。

代表的なOTC薬ブランド

お店の棚に並ぶ多数の薬の中からどれを選べばよいか迷いやすいですが、以下のブランドを知っておくと参考になります。

  • 鎮痛・解熱薬:Tylenol(タイレノール/アセトアミノフェン系)、Advil(アドビル/イブプロフェン系)、Aleve(アリーブ/ナプロキセン系)
  • 総合風邪薬:DayQuil/NyQuil(デイクイル/ナイクイル)、Theraflu(セラフル)
  • アレルギー薬:Benadryl(ベナドリル)、Zyrtec(ジルテック)、Claritin(クラリチン)
  • 胃腸薬:Pepto-Bismol(ペプトビズモル)、Tums(タムズ)、Imodium(イモジウム/下痢止め)

薬剤師(Pharmacist)に相談しよう

OTC薬を選ぶ際に最も確実なのは、店内カウンターにいる薬剤師に相談することです。薬剤師は医薬品の専門家なので、体の症状を伝えれば適切な薬を教えてくれます。処方箋がなくても気軽に相談できる心強い存在です。

【読者が実際に使える薬剤師への相談フレーズ】

“Excuse me, I’m looking for some medicine for a cold.”

(すみません、風邪薬を探しているのですが)

“Could you recommend something for a headache?”

(頭痛に効く薬をおすすめしてもらえますか?)

“Do you have anything for an upset stomach?”

(胃の不調に効くものはありますか?)

“Is this safe for children?”

(これは子どもにも使えますか?)

このような簡単な英語で十分です。自分の症状に合った薬を専門家に選んでもらいましょう。

トラブルシューティング:こんな時はどうする?

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万全の準備をしていても、思いがけないトラブルが発生することがあります。いざという時に慌てないために、ケースごとの対処法をあらかじめ把握しておきましょう。

保険が利用できないと言われた場合は?

契約しているはずの提携病院で「この保険は適用できない」と告げられたり、キャッシュレス対応を断られたりすることがまれにあります。病院スタッフが保険の取り扱いに不慣れなケースが考えられます。そのような場合、慌てずにすぐ保険会社の日本語対応サポートデスクに連絡しましょう。状況を説明し、オペレーターに病院側のスタッフと直接やりとりしてもらうことが最も確実な解決策です。それでも解決しない場合は、一旦全額自己負担で医療費を支払い、帰国後に保険金を請求することになります。その際には、必ず「診断書(Medical Certificate)」「領収書(Receipt)」を受け取ってください。これがなければ請求手続きを進められません。

言葉が通じなくて不安な時は?

医師の説明が専門的過ぎて理解できなかったり、自分の症状をうまく伝えられなかったりすることがあります。言葉の壁は医療現場で大きな不安要素となるでしょう。そんな状況のときも、まずは保険会社のサポートデスクに連絡してください。ほとんどの保険会社は、電話を通した三者間通話による通訳サービスを提供しています。このサービスを利用すれば、リアルタイムで日本語の会話が可能になります。加えて、最近はスマホの翻訳アプリも非常に高性能なので、補助的に活用するのもおすすめです。なお、在アメリカ合衆国日本国大使館の公式サイトには、医療に関する情報や通訳サービスに関する案内が掲載されていることもあるため、ブックマークしておくと安心です。

薬の副作用が現れたら?

処方された薬や購入した市販薬を服用した後に発疹や気分不良が起きた場合は、すぐに服用をやめてください。その上で、診察を受けた医師や薬を扱った薬局の薬剤師に連絡し、指示を仰ぎましょう。症状が重篤であったり、呼吸困難などの緊急を要する兆候が見られたら、ためらわずに911へ電話して救急車を呼ぶか、最寄りのER(救急外来)へ直行してください。

帰国後の手続きも忘れずに!

無事に帰国しても、旅が完全に終わるわけではありません。現地で医療費を立て替えた場合には、重要な手続きが残っています。

海外旅行保険の請求手続き

現地で自己負担した医療費は、帰国後に保険会社へ請求することで返金を受けられます。一般的に、帰国後30日以内に手続きを行う必要があります。保険会社の公式サイトから請求用書類をダウンロードし、必要事項を記入しましょう。その際、現地で受け取った以下の書類の提出が求められます。

  • 保険金請求書
  • 医師の診断書
  • 治療費の明細書
  • 領収書
  • パスポートのコピー(出入国スタンプが押されているページを含む)

これらの書類は多くの場合、原本の提出が必要となるため、紛失しないよう十分に注意してください。書類提出後、審査を経て指定した口座に保険金が振り込まれます。

日本の公的医療保険(健康保険・国民健康保険)による海外療養費制度

海外旅行保険に加入していなかった場合や保険の補償範囲を超えた費用が発生した場合に、最後のセーフティネットとなるのが日本の公的医療保険です。海外で支払った医療費の一部を払い戻す「海外療養費制度」が利用できます。

ただし、いくつか注意点があります。まず、払い戻される金額は日本国内で同じ治療を受けた場合の基準額で計算されます。そのため、医療費が高額なアメリカなどで支払った金額が全額返金されるわけではありません。自己負担は、日本での一般的な負担割合(おおむね3割)を差し引いた額になります。

申請には、海外の医療機関で発行された「診療内容明細書」や「領収明細書」、およびそれらの日本語翻訳など、多数の書類が必要です。手続きが複雑なため、まずはご自身が加入している健康保険組合や市町村の役所のウェブサイトで詳細を確認し、相談することをおすすめします。

安心してアメリカ旅行を楽しむための最終チェック

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これまでアメリカの医療環境について詳しくご説明してきました。少し難しく感じられたかもしれませんが、重要なのは「事前の準備」と「困った時には保険会社に相談する」の二点です。

最後に出発前にもう一度、大切なポイントを確認しましょう。

  • 補償内容が充実した海外旅行保険に加入しましたか?治療費や救援費用が無制限で、キャッシュレス対応の保険を選んでいますね。
  • 保険証書はすぐに取り出せる場所に保管していますか?スマートフォンに証書の写真やコピーも用意していますか?
  • 保険会社の24時間対応の日本語サポートデスクの電話番号をスマートフォンに登録しましたか?
  • 常用している薬は旅行期間分しっかり用意していますか?処方薬がある場合は、英文の薬剤証明書も忘れずに携帯してください。
  • あなただけの「トラベル用救急箱」はスーツケースに入れましたか?

これらの準備が整っていれば、アメリカの医療システムを怖がる必要はありません。備えがあればこそ安心できます。万が一の際に備えた知識と準備が、あなたの旅をより自由に、心から楽しむための大切な支えとなるでしょう。さあ、不安なく素敵なアメリカの旅へ出発しましょう!

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この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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