ターキッシュ・エアラインズは、パンデミックによる運休を経て、イスタンブールとセーシェルを結ぶ定期便を2026年6月1
トルコを代表するターキッシュ・エアラインズは、インド洋に浮かぶ「最後の楽園」セーシェルへの定期便を、2026年6月16日より再開することを発表しました。新型コロナウイルスのパンデミックにより運休を余儀なくされていましたが、世界的な旅行需要の力強い回復を受け、待望の再就航が決定しました。
運航再開の概要とスケジュール
イスタンブールとセーシェルのマヘ国際空港を結ぶこの路線は、火曜日、木曜日、土曜日の週3往復で運航されます。詳細なフライトスケジュールは今後発表される予定ですが、これによりヨーロッパ、アジア、アフリカ各都市からのアクセスが大幅に向上します。
- 航空会社: ターキッシュ・エアラインズ
- 路線: イスタンブール (IST) – セーシェル (SEZ)
- 運航再開日: 2026年6月16日
- 運航曜日: 火曜日、木曜日、土曜日(週3往復)
再開の背景:世界的な旅行需要の回復とハブ戦略
今回の運航再開は、パンデミック後の航空業界の目覚ましい回復を象徴する動きです。国際航空運送協会(IATA)によると、世界の航空旅客需要は2023年時点でパンデミック前の2019年比94.1%まで回復しており、完全正常化は目前に迫っています。この力強い回復基調が、リゾート路線復活の大きな後押しとなりました。
また、この路線はターキッシュ・エアラインズのグローバル戦略においても重要な意味を持ちます。同社は世界最多の国・都市へ就航するネットワークを誇り、イスタンブール空港を巨大なハブとして機能させています。ヨーロッパ各国やアジア、アフリカの主要都市からイスタンブールを経由することで、旅行者はスムーズにセーシェルへ向かうことが可能になります。特に、直行便が少ない地域からの乗り継ぎ需要を効率的に取り込む狙いがあります。
予測される影響:セーシェル観光の活性化と旅行者の選択肢拡大
セーシェル観光への追い風
この直行便の再開は、セーシェルの観光産業にとって大きな起爆剤となることが期待されます。セーシェルにとって観光業は国の経済を支える基幹産業であり、GDPの大部分を占めています。
パンデミック前の2019年には約38万人の観光客が訪れましたが、パンデミックで大きな打撃を受けました。その後、徐々に回復し、2023年には約35万人が訪れるなど、回復傾向にあります。今回のターキッシュ・エアラインズの再就航は、主要市場であるヨーロッパからの観光客誘致をさらに加速させるでしょう。特に、これまでアクセスが不便だった東欧や中東からの新たな旅行者層を開拓する可能性も秘めています。
旅行者へのメリット
日本からの旅行者にとっても、今回の再開は朗報です。これまでセーシェルへは中東系の航空会社を利用するのが一般的でしたが、イスタンブール経由という新たな選択肢が加わります。スターアライアンスに加盟しているターキッシュ・エアラインズを利用することで、マイルの積算や利用の幅も広がります。
イスタンブールでの乗り継ぎ時間を利用して、東西文化が交差する魅力的な都市を観光に組み込むといった、周遊旅行のプランニングもより一層楽しくなることでしょう。
今回の運航再開は、航空会社と観光地の双方にとって、ポスト・コロナ時代の新たな成長に向けた重要な一歩と言えます。エメラルドグリーンの海と手つかずの自然が待つセーシェルへの旅が、より身近なものになります。

