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    台湾、台風接近で国内線が大規模運休 – マンダリン航空とユニエアが全便欠航、旅行者への影響は?

    台風「ポードル」の接近に伴い、台湾の航空各社は安全確保のため、運航計画に大幅な変更を加えています。特に国内線を中心に影響が広がっており、チャイナエアライン傘下のマンダリン航空と、エバー航空傘下のユニエアは、13日に運航を予定していた国内線をすべて欠航すると発表しました。夏の旅行シーズンに台湾を訪れている、また訪問を予定している多くの旅行者に影響が及ぶ事態となっています。

    目次

    台風接近に伴う予防的措置としての全便運休

    台湾中央気象局の発表によると、台風「ポードル」は勢力を強めながら台湾に接近しており、13日には全土が暴風域に入る可能性が指摘されています。これを受け、乗客と乗員の安全を最優先する観点から、マンダリン航空とユニエアは13日の国内線全便の運休を決定しました。

    両社は台湾の国内線において主要な航空会社であり、台北(松山空港)や台中、高雄といった本島の主要都市と、澎湖、金門、馬祖などの離島を結ぶ路線を多数運航しています。特に離島へのアクセスは航空便への依存度が高く、今回の全便運休は、ビジネスや観光でこれらの島々を訪れる予定だった数千人規模の旅行者の足に直接的な影響を与えるとみられます。

    背景:台風の通り道となる台湾の地理的特性

    台湾は地理的に、夏から秋にかけて発生する台風の通り道に位置しています。例年7月から9月にかけては台風シーズンとされ、航空便や海上交通の乱れは決して珍しいことではありません。

    台湾の航空会社は、こうした気象条件に対応するための厳格な運航基準とプロトコルを有しています。台風の進路や勢力を精密に予測し、基準を超える悪天候が予想される場合には、早い段階で予防的な欠航措置を講じるのが一般的です。これは、万が一の事態を避けるための極めて重要な安全対策と位置づけられています。今回の措置も、過去の経験とデータに基づいた判断と言えるでしょう。

    今後の見通しと旅行者が取るべき行動

    今後の運航については、台風の進路と速度、そして通過後の天候回復状況に左右されます。航空各社は、14日以降の運航についても、気象情報を注視しながら判断するとしており、状況によっては欠航期間が延長されたり、国際線の一部にも影響が拡大したりする可能性があります。

    運航が再開された後も、欠航便からの振替を希望する乗客で空港カウンターが大変混雑することが予想されます。

    旅行者へのアドバイス

    • 最新情報の確認: ご利用予定の航空会社の公式ウェブサイトや公式SNSアカウントを定期的に確認し、最新の運航情報を入手してください。フライトの遅延、欠航、スケジュール変更に関する情報が随時更新されます。
    • フライトの変更・払い戻し: 航空券の変更や払い戻しに関する手続きや規定を、各社のウェブサイトで確認してください。多くの場合、天候不良による欠航では手数料なしでの変更や全額払い戻しが可能です。
    • 旅行保険の確認: 加入している海外旅行保険の補償内容を確認しましょう。航空便の遅延や欠航によって生じた追加の宿泊費などが補償対象となる場合があります。
    • 代替交通手段の検討: もし旅程の変更が難しい場合は、高速鉄道(台湾高鉄)やバスなど、他の交通機関の運行状況も併せて確認することをお勧めします。ただし、台風の規模によっては陸路の交通機関にも影響が出る可能性があるため、注意が必要です。

    simvoyageでは、引き続き現地の最新情報に注視し、旅行者の皆様に役立つ情報をお届けしてまいります。台湾に滞在中の方、また渡航を予定されている方は、ご自身の安全を第一に行動してください。

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    この記事を書いたトラベルライター

    SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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