新しい空の玄関口へ、大規模再開発が本格化
サンディエゴ国際空港(SAN)が、未来の空の玄関口を目指す大規模な再開発プロジェクト「New T1」を本格化させています。これに伴い、ターミナル1への主要アクセス道路が閉鎖され、空港を利用する旅行者に大きな影響が出ています。これからサンディエゴへの旅行や同空港の利用を計画している方は、交通状況の変化に十分注意が必要です。
背景にある巨大プロジェクト「The New Terminal 1」
今回の道路閉鎖は、サンディエゴ郡史上最大規模のインフラプロジェクトと称される「The New Terminal 1」建設の一環です。総工費34億ドル(約5,000億円)を投じ、築50年を超える老朽化したターミナル1を全面的に建て替えることを目的としています。
このプロジェクトは、利用者に最先端で快適な旅行体験を提供するとともに、増え続ける航空需要に対応するためのものです。工事は段階的に進められ、第1フェーズは2025年、プロジェクト全体の完成は2028年を予定しています。
プロジェクトが目指すもの
- ゲート数の増加: 現在の19ゲートから30ゲートへと大幅に拡張され、より多くの航空便に対応可能になります。
- 旅客体験の向上: セキュリティチェックや手荷物受取システムが効率化され、待ち時間が短縮されます。また、レストランやショップ、ラウンジなども充実し、快適な空間が提供されます。
- 持続可能性: 環境負荷を低減するため、雨水利用システムや自然光を最大限に活用する設計が取り入れられ、国際的な環境性能評価「LEED」のゴールド認証を目指しています。
旅行者が知るべき具体的な影響と対策
ターミナル1の再開発に伴い、同ターミナルへのアクセス道路が閉鎖されたことで、空港周辺では交通渋滞が深刻化しています。特に、自家用車やタクシー、ライドシェアサービスを利用してターミナル1で乗降する際には、大幅な遅延が予想されます。
空港が推奨する対策
- 時間に十分な余裕を持つ: 空港側は、フライト出発時刻の少なくとも2時間半前には空港に到着することを強く推奨しています。
- 公共交通機関の活用: 渋滞を避けるため、公共交通機関の利用が最も効果的です。サンディエゴ・トロリーの駅から空港までを結ぶ無料シャトルバス「Trolley to Terminal」や、ダウンタウンと空港を結ぶMTS(Metropolitan Transit System)のバスルート992「Flyer」が便利です。
- ターミナル2で乗降する: ターミナル1を利用する場合でも、比較的混雑の少ないターミナル2で乗降し、ターミナル間を結ぶ無料シャトルバス「Terminal Loop Shuttle」で移動する方法も有効な選択肢です。
- 最新情報を確認する: 出発前には必ずサンディエゴ空港の公式ウェブサイトや公式SNSアカウントで、最新の交通情報や工事の進捗状況を確認してください。
新ターミナルへの期待と未来への展望
一時的な不便は避けられませんが、このプロジェクトはサンディエゴの未来にとって重要な投資です。建設期間中には15,000人から20,000人もの雇用を創出し、地域経済に大きく貢献すると見込まれています。
2028年に新しいターミナル1が全面開業すれば、サンディエゴ国際空港は南カリフォルニアを代表する国際的なハブ空港として、その地位をさらに高めることになるでしょう。利用者は、よりスムーズで、快適かつ環境に配慮された最新鋭の施設で、空の旅をスタートできるようになります。
まとめ
サンディエゴ国際空港の「New T1」プロジェクトは、未来の快適な旅行体験に向けた大きな一歩です。当面の間、空港を利用する旅行者は交通の混乱に備え、時間に余裕を持った行動と公共交通機関の利用を心がけることが重要です。事前の情報収集を怠らず、スマートな計画でスムーズな旅行を実現しましょう。

