概要:日本の活火山・桜島が活発化
2025年11月18日夕方、日本の九州南部に位置する鹿児島県の桜島で、大規模な噴火が発生しました。気象庁によると、爆発的な噴火により噴煙は火口から上空5,500メートルにまで達し、国際的なニュースとして報じられています。
この噴火により、鹿児島市内をはじめとする広範囲で降灰が予想されており、現地を訪れている、また訪問を計画している旅行者にも注意が呼びかけられています。
噴火の詳細と現在の状況
気象庁の発表
気象庁は今回の噴火を受け、噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(高齢者等避難)に引き上げました。これは、居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生する可能性が高まっていることを示すものです。
発表された主な情報は以下の通りです。
- 噴煙高度: 昭和火口から上空5,500メートル
- 大きな噴石の飛散: 火口から約2.5キロメートルの範囲
- 火砕流: 火口から1.8キロメートルまで到達
現在のところ、この噴火による人的被害の報告は入っていませんが、今後の火山活動の推移に最大限の警戒が必要です。
背景:世界有数の活火山「桜島」
桜島は、鹿児島市の中心部からわずか4キロメートルほどの錦江湾に浮かぶ火山で、世界で最も活発な火山の一つとして知られています。地元住民は日常的な小規模の噴火と共存してきましたが、歴史的には大規模な噴火も記録されています。
特に1914年(大正3年)に発生した「大正大噴火」では、大量の溶岩が流出し、対岸の大隅半島と陸続きになりました。今回の噴火は、この大正大噴火以来の規模になる可能性も専門家から指摘されており、予断を許さない状況です。
旅行者への影響
今回の噴火は、鹿児島への旅行に大きな影響を与える可能性があります。
交通機関
- 航空便: 火山灰は航空機のジェットエンジンに深刻な損傷を与えるため、鹿児島空港を発着する航空便に欠航や遅延が多数発生しています。各航空会社のウェブサイトで最新の運航情報を必ず確認してください。
- 鉄道・道路: 降灰の状況によっては、視界不良やスリップ事故防止のため、九州新幹線や在来線、高速道路にも速度規制や一部通行止めなどの影響が出る可能性があります。
- フェリー: 桜島と鹿児島市内を結ぶ桜島フェリーは、一時運航を見合わせています。再開については公式サイトで確認が必要です。
観光への影響
- 桜島島内: 噴火警戒レベル4への引き上げに伴い、桜島島内の一部の地域には避難指示が出されており、観光施設はすべて閉鎖されています。島内への立ち入りは極めて危険です。
- 鹿児島市内: 市内でも降灰が観測されており、屋外での活動には注意が必要です。視界が悪くなるほか、火山灰が目や喉に入る可能性があります。
今後の見通しと安全確保のために
専門家は、今回の噴火がさらなる大規模噴火の前兆である可能性も否定できないとして、火山活動を注意深く監視しています。今後数日間は、同規模またはそれ以上の噴火が発生する恐れがあります。
旅行者が取るべき行動
- 最新情報の入手: 気象庁、鹿児島県や鹿児島市のウェブサイト、利用する交通機関の公式サイト、滞在先のホテルなどから、常に最新の情報を入手してください。
- 健康管理: 降灰が予想される地域では、不要不急の外出は避けてください。外出する際は、マスクやゴーグルを着用し、火山灰を吸い込んだり目に入れたりしないように注意しましょう。コンタクトレンズの使用は避け、メガネの着用が推奨されます。
- 計画の見直し: 鹿児島への旅行を計画している方は、延期や目的地の変更も視野に入れて検討することをお勧めします。すでに現地に滞在している方は、自治体や宿泊施設からの指示に従い、安全を最優先に行動してください。

