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三国志の世界へタイムスリップ!映画『レッドクリフ』のロケ地を巡る、究極の歴史紀行

世界中の都市を飛び回り、数々の絶景を目にしてきましたが、これほどまでに魂を揺さぶられる風景に出会ったことは多くありません。ジョン・ウー監督が壮大なスケールで描き出した映画『レッドクリフ』。その物語の舞台となった地は、我々を瞬時にして英雄たちの時代へと誘う、圧倒的な力を持っていました。今回は、単なる映画の聖地巡礼に留まらない、悠久の歴史と大自然が織りなす中国の秘境を巡る旅へとご案内します。スクリーンに映し出されたあの感動を、今度はご自身の五感で体験してみませんか?出張の合間を縫って訪れた、あの壮大な水上戦が繰り広げられた湖、そして英雄たちが駆けた大地。この記事が、あなたの知的好奇心と冒険心を刺激する、次なる旅の羅針盤となることを願っています。

三国志の英雄たちの時代に思いを馳せた後は、現代の煌めきを求めてマカオのカジノで優雅なひとときを過ごす旅もいかがでしょうか。

目次

壮大な水上戦の舞台 – 河北省「易水湖」

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映画『レッドクリフ』を語る際に、決して外せないシーンがあります。それは、周瑜率いる連合軍と曹操軍が激しくぶつかった壮大な水上戦です。数多くの船が炎に包まれ、英雄たちの知略と勇気が火花を散らしたあの場面は、河北省の「易水湖(えきすいこ)」で撮影されました。史実の赤壁、すなわち長江とは異なる場所ですが、ジョン・ウー監督が求めた幻想的かつ広大な景観がここに広がっていました。

易水湖とは? — 桂林の山水画を想起させる絶景

易水湖は北京から南西へ車でおよそ3時間の場所にある人造湖です。しかし、「人造湖」という言葉から受ける無機質なイメージとは全く異なり、周囲には奇岩が連なり、その山々が湖面に映える様子は「北の桂林」と称えられるほど美しいものです。静寂に包まれた広大な湖面と、まるで水墨画のようにそびえる山々とのコントラストは、映画の中に描かれた古代中国の神秘的な雰囲気を見事に再現しています。

なぜ実際の赤壁ではなく易水湖が選ばれたのか。その一因として、長江の三峡ダムの建設により史実の赤壁周辺の景観が大きく変貌したことが挙げられます。監督が追い求めたのは、歴史的な正確さよりも、観客を三国志の時代へと引き込む圧倒的な映像美でした。易水湖は時に穏やかで時に荒々しい表情を見せる自然が、CGでは再現困難なリアリティと迫力を生み出したのです。

易水湖で味わう『レッドクリフ』の世界観

もし易水湖を訪れる機会があれば、ぜひ体験してほしいのが遊覧船ツアーです。湖上を滑るように進む船に身を任せれば、自らが連合軍の水軍を率いる周瑜になったか、あるいは風を読み戦略を練る諸葛亮になったかのような錯覚に陥ります。湖面を渡る風を受けながら360度の大パノラマを見渡していると、まるで遠方から曹操軍の大艦隊が姿を現すのを身構えて待っているかのような気分にさせられます。

ツアーの目玉は、映画撮影に使われた大規模なセット群です。特に「曹操軍水上要塞」のセットは圧巻の迫力。時間の経過による風化は進んでいるものの、その巨大な楼閣や桟橋の残骸からは、映画の壮大なスケール感が今なお伝わってきます。ここで写真を撮れば、まるで映画の一場面のような一枚が撮れるでしょう。私が訪れた際も、多くの観光客が思い思いのポーズで記念撮影を楽しんでいました。

また、湖の周辺にはハイキングコースも整備されており、少し高台へ登ると湖全体を見渡せる絶景パノラマが広がります。とりわけ夕暮れ時は、空と湖面が茜色に染まり、その美しさに息をのむほどです。この光景の前に立つと、英雄たちが天下統一を夢見てこの国の未来を案じた心情に、わずかに寄り添えるような気がしてきます。

【実践ガイド】易水湖への行き方と観光ポイント

この壮大なロケ地へ実際に足を運ぶための、具体的な情報をお伝えします。海外での移動は事前準備が成功の鍵を握ります。

アクセス

一番便利なのは北京を起点とするルートです。主に以下の方法があります。

チャーター車: 最も快適で効率的な手段です。北京のホテルから直接、日本語ガイド付きのチャーター車を手配すれば、言葉の心配なく好きな時間に好きな場所へ移動できます。料金はやや高めですが、複数人の旅行なら十分検討に値します。特に時間の制約があるビジネス旅行者におすすめします。相場は1日1500元~2500元(約3万円~5万円)程度です。

高速鉄道+タクシー: コストを抑えたい場合に便利です。北京西駅から高速鉄道で「高碑店東駅」または「保定東駅」へ(約30分~1時間)。そこからタクシーをチャーターして易水湖へ(約1.5時間~2時間)。タクシー料金は交渉が必要な場合が多いため、目的地名とおおよその相場(300元~400元程度)を紙に書いて見せるとスムーズです。

長距離バス: 最安ですが、時間と労力がかかります。北京の主要バスターミナルから易県行きのバスに乗り、そこからタクシーで易水湖へ向かいます。中国語に自信のない方にはあまり推奨できません。

チケット購入

易水湖風景区の入場券は基本的に現地の窓口で購入します。料金は季節によって変動しますが、入場券と遊覧船セットで200元前後が一般的です。中国の主要観光地では外国人観光客にパスポート提示を求めることがあるため、必ず持参しましょう。近年ではCtrip(Trip.com)などのオンライン予約サイトで事前にチケットを購入できるケースも増えています。事前予約すれば窓口での手続きが不要となり、スムーズに入場できます。

持ち物と準備

快適に観光を楽しむために、以下の準備をおすすめします。

  • 歩きやすい靴: 遊覧船の乗降後に散策する場所や展望台へ向かう道は舗装されていない箇所もあるため、スニーカーなど履き慣れた靴が最適です。
  • 日焼け対策: 湖面は日陰がほぼないため、帽子やサングラス、日焼け止めが必須です。
  • 羽織るもの: 季節を問わず風が強く体感温度が低くなることが多いので、特に春秋は薄手のジャケットやカーディガンを持参すると安心です。
  • 虫よけスプレー: 夏季は湖周辺に虫が多いため、肌の露出が多い場合は対策をしておくとよいでしょう。
  • カメラ・モバイルバッテリー: 絶景が続くためバッテリー切れに注意。モバイルバッテリーの持参をおすすめします。
  • 現金: 売店などではキャッシュレス決済が使えない場合もあるため、少額の人民元現金を用意しておくと安心です。

注意事項とルール

美しい自然を未来に残すため、以下のルールは守りましょう。

  • ドローン飛行禁止: 多くの観光地と同様に、無許可でのドローン操作は禁止されています。
  • ゴミのポイ捨て厳禁: ゴミは必ず持ち帰りましょう。ゴミ箱が見当たらない場合も同様です。
  • 遊泳禁止: 指定の場所以外での湖での遊泳は危険なため禁止されています。

陸上戦と陣営の再現 – 河北影視城

水上戦と並び、『レッドクリフ』の大きな見どころの一つである陸上の激戦シーンや、魏・蜀・呉それぞれの陣営が再現されている場所が「河北影視城(かほくえいしじょう)」です。ここは中国最大級の映画撮影基地(オープンセット)であり、三国志の時代だけでなく、さまざまな時代の中国の様子が凝縮されています。

中国最大級の映画撮影基地の全体像

河北影視城は、河北省の省都・石家荘市郊外に位置します。広大な敷地の中には、明・清時代の宮殿や民国期のレトロな街並み、そして我々の注目する古代の城郭や陣営などが、実物さながらに造られています。一歩足を踏み入れると、まさに映画の世界に入り込んだかのよう。セットとはいえ、どれも非常に精巧に作られており、時代を超えたタイムスリップ感を味わえます。

『レッドクリフ』の他にも、『西遊記』やチャン・イーモウ監督の『王妃の紋章』など、有名な映画やテレビドラマの撮影にも多く使われてきました。運が良ければ、何かの作品の撮影現場に遭遇することもあるかもしれません。ここはまさに中国のエンターテインメント業界を支える夢の工場と言えるでしょう。

訪れるべき『レッドクリフ』の撮影スポット

河北影視城に行った際は、映画の映像を思い浮かべながら各スポットを巡るのが一番の楽しみ方です。特に以下の場所は見逃せません。

曹操軍の大陣営: 映画冒頭に登場し、圧倒的な兵力を誇った曹操軍の陣地。巨大な門や櫓(やぐら)の前に立つと、曹操の大望を身近に感じられます。

連合軍の陣営: 周瑜や諸葛亮が策略を練った、質実剛健な雰囲気の陣営も忠実に再現されています。諸葛亮が「十万本の矢」を用意したシーンを思い浮かべながら歩くと、感動もひとしおです。

古の街並み: 孫尚香がお忍びで偵察に訪れた市街地のシーンが撮影されたエリア。活気あふれる当時の人々の暮らしが感じられる賑やかな街並みが広がっています。土産店や飲食店も営業しており、散策だけでも楽しめます。

何より魅力的なのは、これらのセットを自由に歩き回れる点です。柵の外から見るだけでなく、建物内部に入ったり城壁に登ったりも可能(立ち入り禁止の表示がある場所を除く)。また、園内には衣装レンタルショップがあり、三国時代の武将や姫の衣装を借りて写真撮影ができるのも嬉しいポイントです。旅の素敵な思い出になるでしょう。私もつい童心に返って武将の鎧を試着してしまいました。

【実践ガイド】河北影視城を最大限に楽しむためのポイント

広い敷地を効率よく、かつ充実して楽しむための実用的な情報をお伝えします。

アクセス方法

石家荘正定国際空港や石家荘駅からはタクシーがもっとも便利です。所要時間は市内から約40分~1時間程度、料金はおよそ100元~150元が目安です。タクシーに乗る際は、行き先を書いた「河北影视城」の漢字メモを見せるとスムーズです。易水湖方面から直接向かう場合はタクシーのチャーターが必要ですが、距離があるため料金は高め(約2時間半、600元~)となります。

入場券と園内マップ

入場券は入口のチケット売り場で購入でき、料金は約70元です。園内が非常に広いため、必ず入口で園内マップを手に入れましょう。中国語版が基本ですが、地図を見るだけでおおよその配置は理解できます。事前に公式サイトからマップをダウンロードし、行きたい場所に印をつけておくのも効果的です。

行動の手順

おすすめの周遊方法は、まず園内を走る電動カートに乗って全体像を把握し、その後気になるエリアを徒歩でじっくり巡ることです。『レッドクリフ』の舞台となったセットは「三国城」と呼ばれるエリアに集約されていますので、ここを中心に回ると良いでしょう。

  • 半日プラン: 「三国城」エリアを重点的に見学。曹操軍陣営や連合軍陣営、小道具の展示などを中心に回ります。
  • 一日プラン: 午前中は「三国城」でじっくり観賞し、午後は明清代の宮殿エリアや民国期の街並みなど、他時代のセットを巡るプラン。多彩な時代の中国建築が比較でき、非常に興味深い体験となります。

注意点

  • 歩きやすい靴: 広大な敷地を歩くため、履き慣れた靴での来園が必須です。
  • 飲食施設: 園内にはレストランや売店が点在していますが、数は限られています。昼食をとる際は事前にマップで場所を確認しておくと安心です。軽食や飲み物を持参するのもおすすめです。
  • 撮影状況: 撮影が行われている場合は、一部エリアが立ち入り禁止になることがあります。これはやむを得ませんが、その代わり撮影の舞台裏を見るチャンスかもしれません。スタッフの指示には必ず従いましょう。
  • 公式情報: 訪れる前には、河北影視城の公式サイトで開園時間や最新イベント情報を確認することを推奨します。中国語サイトですが、ブラウザの翻訳機能を使えば概要を把握できます。

もう一つの撮影候補地 – 湖北省「赤壁古戦場」

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これまで映画の「ロケ地」を巡ってきましたが、三国志ファンとしては、やはり物語の舞台となった「史実の現場」にも訪れたいものです。映画の撮影は行われていませんが、湖北省には「赤壁古戦場」として整備された場所があり、歴史の息遣いをより直に感じ取ることができます。

歴史が息づく本物の「赤壁」

赤壁古戦場は長江中流域に位置しています。ここを訪れるとまず目を引くのが、長江に面した崖に刻まれた巨大な「赤壁」という二文字です。伝承によれば、赤壁の戦いで勝利した周瑜が自ら剣で刻んだとされています。この文字を目の前に長江の流れを眺めると、1800年以上前にこの場所で天下を左右する戦いが繰り広げられたという事実に、思わず身震いするほどの感動が込み上げてきます。

映画のロケ地である易水湖の、どちらかと言えば静かで絵画のような風景とは対照的に、こちらの長江は雄大で力強い流れが印象的です。川幅も広大で、このスケールだからこそ曹操軍の数十万ともいわれる大軍が展開できたのだと納得させられます。映画の映像と史実の舞台、その両方を知ることで、『レッドクリフ』の物語への理解が一層深まることでしょう。

歴史探訪の旅 - 赤壁古戦場でできること

赤壁古戦場は見どころが豊富です。

  • 赤壁博物館: まずはここで赤壁の戦いにまつわる歴史的背景や出土した武器・防具などを見学しましょう。戦いの全体像を把握してから各施設を巡ると、感動がより一層深まります。
  • 周瑜像: 連合軍を勝利に導いた名将・周瑜の大きな石像は、絶好の撮影スポットです。その勇ましい姿を前にすると、映画で描かれた彼の知略やリーダーシップに思いを馳せたくなります。
  • 拝風台: 諸葛亮が東南の風を祈ったと伝えられる場所で、高台からは長江を一望できます。ここで本当に彼が天に祈りを捧げたのかと思いを馳せると、歴史のロマンに浸ることができます。
  • 鳳雛・龐統の隠れ家: 龐統が「連環の計」を曹操に進言する前に隠れ住んでいたとされる場所も再現されています。

映画で描かれなかったエピソードや、より深い歴史の側面に触れられるのが、この古戦場訪問の最大の魅力です。

【実践ガイド】赤壁古戦場への旅

史実の舞台へ行くには、映画のロケ地とは異なる準備が必要です。

アクセス方法

湖北省の省都・武漢が拠点になります。武漢から赤壁市までは高速鉄道で約30分と非常に便利です。赤壁北駅に着いたら、そこから古戦場まではタクシーでおよそ40分ほどかかります。タクシー利用時は料金交渉を忘れずに。往復チャーターの交渉をしておくと、帰りの交通手段の不安が軽減されます。

準備

歴史的な史跡を訪れる際は、少しだけ事前準備をすると旅が何倍も充実します。

  • 歴史の予習: 赤壁の戦いに関する書籍やドキュメンタリーを見ておくと、各スポットの意味がより深く理解できます。『三国志演義』だけでなく、正史『三国志』にも目を通すと、より広い視野で楽しめます。
  • 翻訳アプリ: 地方では北京や上海ほど英語が通じにくいので、オフラインでも使える翻訳アプリをスマートフォンに入れておくと便利です。
  • 日本語ガイド: より詳しい解説を希望する方は、武漢で日本語ガイドを手配すると良いでしょう。専門的な解説を聞きながら巡ることで、新たな発見が多々あります。

トラブル時の対処法

見知らぬ土地でのトラブルは避けられませんが、事前準備でリスクはかなり減らせます。

  • 交通機関の遅延: 中国の国内便や高速鉄道は天候などで遅延することがあります。スケジュールに余裕を持ち、万一の場合の代替ルート(他の便やバスなど)も調べておくと安心です。返金や変更手続きは購入先やアプリで行いますが、外国人には手続きが複雑な場合もあるため、時間に余裕を持つのが賢明です。
  • 体調不良: 在中国日本国大使館・総領事館のサイトには、日本語対応や外国人受け入れ可能な病院のリストが掲載されています。渡航前に確認し、連絡先を控えておくことをおすすめします。海外旅行保険への加入も必須です。
  • パスポート紛失: 万一パスポートをなくした場合は、直ちに現地の公安局(警察)へ届け出て紛失証明書を取得します。その後、最寄りの日本国大使館・総領事館で「帰国用渡航書」の発行を受ける必要があります。パスポートのコピーや顔写真を予め用意しておくと、手続きがスムーズに進みます。

『レッドクリフ』ロケ地巡りのための旅程プランニング

ここまでご紹介してきた魅力的なスポットを、どのように巡れば効率的かつ満足度の高い旅行になるのか。私が実際に旅程を組むとしたら、という視点でモデルコースをご提案します。

健司おすすめ!北京発 3泊4日モデルコース

限られた時間の中で、ロケ地を効率よく回るプランです。

1日目: 北京首都国際空港または大興国際空港に到着後、フライトの疲れを考慮し市内のホテルにチェックイン。夜は北京ダックなど北京の名物料理を堪能し、翌日からの旅に備えます。

2日目: 朝、事前に手配したチャーター車で北京を出発し、まず河北影視城へ向かいます(所要約4時間)。昼食をはさみ、午後は「三国城」エリアを中心にじっくり楽しみます。その後、易水湖近くのホテルへ移動し宿泊。湖畔の静かな夜を満喫します。

3日目: 午前は易水湖の観光からスタート。遊覧船に乗り、水上要塞のセットや「北の桂林」と称される美しい絶景を十分に満喫します。午後は北京に向けて出発し、夕方に戻った後はショッピングやマッサージで旅の疲れを癒します。

4日目: 午前中は故宮博物院や天安門広場など、北京の主要観光スポットを駆け足で巡るか、お土産探しに充てます。午後のフライトで帰国の途につきます。

より深く歴史に浸る 5泊6日 探訪コース

ロケ地だけでなく史実の舞台も訪れたい熱心なファン向けの充実プランです。

1〜2日目: 3泊4日コースの1日目と2日目同様に、河北影視城と易水湖を訪れます。

3日目: 午前中に易水湖観光を終え、最寄りの高速鉄道駅から北京へ。北京で国内線に乗り換え、湖北省・武漢へ飛びます。武漢到着後、ホテルにチェックイン。

4日目: 終日、赤壁古戦場を巡ります。手配済みのガイド付き車両で武漢から日帰り訪問。長江の壮大な流れと崖に刻まれた「赤壁」の文字を前に、歴史のロマンに浸りましょう。夜は武漢名物の熱乾麺などを味わいます。

5日目: 午前は武漢市内を観光。黄鶴楼など、三国志ゆかりの地を訪れても良いでしょう。午後は武漢から空路で北京へ戻るか、直接日本への帰国便に搭乗します。

6日目: 北京経由の場合は、この日に帰国となります。

旅の費用と予算の目安

旅のスタイルによって費用は大きく異なりますが、参考の一例としてご覧ください。

  • スタンダードプラン(3泊4日): 航空券(約10万円~)、宿泊費(3泊で約2万円~)、交通費(公共交通機関利用で約1万円~)、食費・入場料など(約3万円~)。合計で一人あたり約16万円から。
  • ラグジュアリープラン(5泊6日): 航空券(ビジネスクラス利用で約30万円~)、宿泊費(5つ星ホテルで約15万円~)、交通費(チャーター車と国内線利用で約10万円~)、食費・入場料など(約10万円~)。合計で一人あたり約65万円から。

中国ではAlipayやWeChat Payなどのキャッシュレス決済が広く普及しています。日本のクレジットカードと事前に連携しておくと非常に便利です。ただし、一部店舗やタクシーでは現金のみ対応という場合もあるため、1万円程度の日本円を両替し、少額の人民元を常に携帯することを強くお勧めします。

旅をより豊かにするヒントと注意点

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最後に、中国へ初めて渡航する方が安心して旅を楽しめるように、基本的な情報と心構えについてお伝えします。

中国旅行の基本情報

ビザ: 2024年現在、日本の一般的な旅券所持者に対するビザ免除措置は停止中です。観光目的であっても、必ず事前にビザの申請と取得が必要となります。状況は変わりやすいため、渡航前には必ず駐日中華人民共和国大使館の公式ウェブサイトで最新の情報を確認してください。手続きに時間がかかることもあるため、早めに計画を立てることをおすすめします。

インターネット環境: 中国国内ではGoogle、X(旧Twitter)、Facebook、LINEなどの海外サービスへのアクセスが制限されています。これらのサービスを利用したい場合は、VPN(Virtual Private Network)機能付きの海外用Wi-Fiルーターを日本でレンタルするか、ご自身のスマートフォンにVPNアプリを事前にインストールする必要があります。これがないと、日本との連絡や情報収集が非常に難しくなるため、必須の準備といえるでしょう。

安全と健康管理

食事と水: 水道水は絶対に飲まないようにしましょう。飲料水は必ず市販のミネラルウォーターを購入してください。食事は清潔で賑わっているレストランを選ぶのが基本です。屋台の料理は魅力的ですが、衛生状態を良く見極めて利用することが重要です。

海外旅行保険: クレジットカードに付帯する保険だけでは十分でない場合もあります。治療費用の補償額が大きいものや、キャッシュレスで治療を受けられるタイプなど、ご自身のニーズにあった保険に別途加入しておくことを強くお勧めします。

英雄たちの物語に思いを馳せて

映画『レッドクリフ』のロケ地を巡る旅は、ただ美しい景色を眺めるだけの観光とは異なります。それは、風のささやきに英雄たちの鬨の声を重ね、静かな湖面に知略の火花を映し出す、時空を超えた対話の旅なのです。易水湖の壮大な自然は、天下統一という壮大な夢を抱かせ、一方で河北影視城の緻密なセットは、物語の登場人物たちの息遣いを間近に感じさせてくれます。

さらに、史実の舞台である赤壁古戦場に立つと、長江の悠久の流れの中に1800年という時の重みと、今なお語り継がれる人間ドラマの普遍性を強く感じ取ることでしょう。この旅は、あなたの知的好奇心を刺激し、歴史という壮大な物語への扉をひらく体験となるはずです。

あのスクリーンの中で繰り広げられた戦いを、今度はあなた自身が主人公となって追体験してみませんか。しっかりと準備を整えれば、きっと忘れられない感動と興奮が待っていることでしょう。この紀行録が、あなたの新たな冒険への確かな一歩となることを心より願っています。

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この記事を書いたトラベルライター

外資系コンサルやってます。出張ついでに世界を旅し、空港ラウンジや会食スポットを攻略中。戦略的に旅をしたいビジネスパーソンに向けて、実用情報をシェアしてます!

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