アニメやゲームの世界に描かれた場所を、実際に訪れてみる。そんな「聖地巡礼」という旅のスタイルが、今や幅広い世代に広がっています。私たち夫婦も、子育てが一段落し、時間にゆとりができた今だからこそ、新しい旅の形を求めていました。ヨーロッパの街角を気ままに歩く長期滞在も素敵ですが、日本の、それも今まで知らなかった魅力に触れる旅もまた、格別なものです。今回私たちが選んだのは、静岡県沼津市。ここは、大人気アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台として、国内外から多くのファンが訪れる特別な場所です。
「アニメの聖地巡礼なんて、若い人たちの楽しみでしょう?」最初はそう思われるかもしれません。私たちもそうでした。しかし、沼津を訪れてみると、その考えは心地よく裏切られます。駿河湾のきらめき、潮の香り、雄大な富士山の姿。そして、アニメの物語を大切に育む、地元の人々の温かさ。そこには、世代を超えて心に響く、美しい日本の原風景と、人と人との優しい繋がりがありました。
この旅は、単にアニメのシーンをなぞるだけではありません。作品が描いた青春の輝きに心を寄せながら、沼津という街が持つ本来の魅力を、五感で味わう豊かな時間です。この記事では、私たちと同じ50代以上の世代の方々が、無理なく、そして心から楽しめる沼津の聖地巡礼プランをご提案します。ゆとりあるスケジュールで、美味しいものをいただき、美しい景色に癒される。そんな、大人のための聖地巡礼へ、ご一緒に出かけてみませんか。
そんな大人のための聖地巡礼に続く旅として、推し活の合間に見つける癒やしと、歴史ある清流の街・三島への旅もおすすめです。
物語の舞台、沼津へようこそ

そもそも、『ラブライブ!サンシャイン!!』とはどのような物語なのでしょうか。本作は静岡県沼津市の海辺にある小さな町、内浦(うちうら)を舞台にしています。そこに位置する「浦の星女学院」という小規模な高校で、9人の女子高生が「Aqours(アクア)」というスクールアイドルグループを結成。学校の廃校危機を救うため、そして自分たちの輝きを見つけるべく、夢に向かって奮闘する青春ストーリーが展開されます。
この物語の大きな魅力のひとつは、その緻密に作り込まれた舞台設定です。アニメに登場する風景の多くが、実際の沼津の街並みや自然を驚くほど忠実に描写しているのです。主人公たちが駆け抜けた海岸線、練習に励んだ神社の石段、語り合ったバス停など、すべてが沼津の日常風景と見事に重なっています。
そのため、実際に沼津を訪れる体験は、まるでアニメの世界へ入り込んだかのような特別な感動を味わえます。画面の中で見ていた風景が目の前に広がる高揚感は、作品のファンならではの貴重な体験と言えるでしょう。
しかし、沼津が「聖地」と称される理由は、それだけに留まりません。何より素晴らしいのは、地域全体が作品とそのファンを温かく歓迎している点です。商店街にはキャラクターのイラストが飾られ、バスには専用のラッピングが施され、地元の菓子店ではコラボ商品も生み出されています。街を散策すれば、あちこちで作品への深い愛情を感じ取ることができます。
それは決して単なる商業的な取り組みだけではありません。店舗の方々が気さくにファンと交流し、ファン同士も自然に親しく語り合う光景が日常的に見受けられます。沼津は単なる「物語の舞台」ではなく、作品を通じて街の人々やファン同士がつながり、新たな物語を紡ぎ続ける「生きた聖地」なのです。アニメに詳しくなかった私たちでさえ、その温かな空気に触れるうちに、自然と心がほどけていくのを感じました。
大人のための沼津聖地巡礼モデルコース(1泊2日ゆとりプラン)
それでは、具体的に沼津をどのように巡るのが良いのでしょうか。体力に自信がない方でも無理なく楽しめるよう、公共交通機関を活用し、休憩を多めに取り入れた1泊2日のゆったりとしたモデルコースをご紹介します。もちろん、これはあくまで一例に過ぎませんので、ご自身の興味やペースに合わせて自由にカスタマイズしてください。
1日目:沼津の入口と港町の賑わいを満喫する
旅のスタートは沼津駅から
今回の旅は、東海道新幹線の三島駅からJR東海道本線に乗り換えて1駅、沼津駅でスタートします。駅に降り立つとすぐ改札口付近でAqoursのメンバーのイラストがお出迎えしてくれ、ここが聖地であることをいっそう実感させてくれます。
まず向かったのは、駅ビル「アントレ」内に位置する沼津市観光案内所です。旅の初めに現地の公式な情報を収集することは非常に重要です。この案内所では、聖地巡礼に便利な「沼津まちあるきまっぷ」を入手可能で、どのエリアにどのようなスポットが点在しているかを一目で把握でき、とても重宝しました。スタッフの皆さんも親切で、おすすめのルートやバスの乗り方など丁寧に教えてくださいます。電子機器が苦手な方もここで直接相談すれば安心です。
観光案内所は、単に旅のプランを立てるだけでなく、不測のトラブルが起きた際の相談窓口としての役割もあります。場所を把握しておくだけでも、心に余裕が生まれるでしょう。
沼津港で味わう海の幸と物語の風景
沼津駅で準備を整えたら、路線バスに乗って沼津港へ向かいます。南口のバスロータリーから沼津港方面へ向かうバスが頻繁に出ており、所要時間は約15分。交通系ICカード(SuicaやPASMOなど)が利用でき、小銭の用意も不要です。
沼津港は国内有数の水揚げ量を誇る活気あふれる港で、新鮮な海産物を求める多くの観光客で賑わっています。潮の香りが心地よく、カモメのさえずりを聞きながら歩くのも楽しいスポットです。
最初に目に入るのは、巨大な水門「びゅうお」です。津波から港を守る目的で作られたこの水門は、高さ約30メートルの位置に展望施設を備えています。劇中でも印象的なシーンで登場する場所で、エレベーターで上ると360度のパノラマが待っています。駿河湾の青い海、愛鷹山の緑、晴れた日には遠くに富士山の雄大な姿も望め、夫婦でゆったりと景色を楽しみつつ、この街で育まれた物語に思いを馳せました。入場料は大人100円とリーズナブル。ぜひ訪れてみてください。
昼食はもちろん沼津港ならではの海の幸を堪能しましょう。港周辺には数え切れないほどの飲食店が軒を連ね、どこに入るか迷うほどです。特に「沼津 みなと新鮮館」という施設には多くのお店が集まっており、色々と比較した上で選べます。私たちは落ち着いた雰囲気の海鮮料理店に入り、新鮮な地魚のお刺身とアジフライを味わいました。肉厚でふっくらしたアジフライはまさに絶品で、旅の醍醐味はその土地の美味しいものを食べることだと改めて実感しました。
劇中に登場する「丸勘」というお店はファンにとって特別な場所ですが、人気のため混雑することも多いです。時間に余裕がなかったり、落ち着いて食事を楽しみたい場合は、あまりこだわらず直感で「ここだ」と思ったお店に入るのが良いでしょう。
食後は、港の散策を続けましょう。個性的な展示で知られる「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」もおすすめです。世界で唯一、冷凍保存されたシーラカンスを鑑賞できる貴重な施設で、深海生物の不思議な姿は大人の好奇心も刺激します。
また、少し変わったご当地グルメとして「沼津バーガー」も有名です。特に深海魚メギスを使った「深海魚バーガー」は意外にあっさりして美味しいと評判で、小腹が空いたときのおやつにぴったりです。
仲見世商店街と市内に点在する聖地を歩く
沼津港を満喫した後は、再びバスで沼津駅方面へ戻ります。午後は駅から続く「沼津仲見世商店街」とその周辺をゆったり散策しましょう。
この商店街は昔ながらのアーケード街ですが、『ラブライブ!サンシャイン!!』の聖地として活気に満ちています。多くのお店がAqoursのメンバーを応援しており、店先にはキャラクターのパネルやポスターが飾られ、まるで作品のギャラリーのようです。
散策の楽しみの一つに、キャラクターがデザインされたマンホールの蓋を探すことがあります。市内各所に点在し、ひとつひとつ見つけて撮影するのも良い記念になります。ただし、夢中になるあまり周囲への注意が疎かにならないようご注意を。特にスマートフォンを見ながらの「歩きスマホ」は非常に危険です。足元や周囲の人や車に十分気を配って楽しんでください。
商店街にはファンにとって重要なスポットも多く、例えば老舗の書店「マルサン書店」や写真館「つじ写真館」などは、劇中に登場するだけでなく、実際にファンとの交流も大切にしている店舗です。私たちも店主と少しお話しましたが、作品やファンへの温かい想いが伝わり、心が和みました。
ただし、これらは生活の場でもある個人商店です。訪問の際は商品を1つでも購入するなど、感謝の気持ちを示すのがマナーです。また店内での撮影は必ず許可を得てから行いましょう。
一日歩いて疲れたら、商店街の喫茶店で一休みするのもおすすめです。レトロな雰囲気の喫茶店で味わうコーヒーは格別の味わいです。
この日の宿泊は、交通の便を考慮して沼津駅周辺のホテルにしました。駅周辺にはビジネスホテルからシティホテルまで多彩な宿泊施設があり、早めに予約しておくことをおすすめします。
2日目:Aqoursの故郷・内浦へ風光明媚な海辺を巡る
2日目は物語の主要舞台である内浦地区へ足を伸ばします。沼津市街地とは異なる、のどかで美しい風景が広がっています。
バスに揺られて巡る美しい海岸線
内浦地区へは、沼津駅南口バスロータリー8番乗り場から東海バスの「木負(きしょう)」や「江梨(へだ)」方面行きに乗車します。目的地により降車バス停は異なりますが、まずは物語の中心地に近い「三津(みと)」バス停を目指すとよいでしょう。所要時間はおよそ40分です。
この路線は駿河湾沿いを走るため、車窓からの景色が抜群。キラキラと輝く海の向こうに淡島が浮かび、空気が澄んでいれば富士山も望めます。アニメで何度も描かれた風景を実際に見ると、期待が一層膨らみます。
運賃は距離によって変動しますが、Suicaなど交通系ICカードが使えます。内浦地区を1日で多く巡る場合は、「東海バスフリーきっぷ『沼津・内浦・西浦エリア』」の購入も検討しましょう。沼津駅前の東海バス案内所で販売されており、ご自身のプランに合わせてお得に利用できます。詳しくは東海バス公式サイトをご確認ください。
Aqoursが輝いた舞台、伊豆・三津シーパラダイス
最初の訪問先は「伊豆・三津シーパラダイス」。日本初のバンドウイルカ飼育施設であり、アニメ2期でAqoursが重要なライブを行った場所として特別な意味を持ちます。
イルカやアシカのショーは迫力満点で、大人も子どもも楽しめます。特に海を背にしたショースタジアムは開放感が抜群。Aqoursメンバーがここでパフォーマンスしたと思うと、自然に目に熱がこもります。
館内には作品とのコラボ展示も点在し、ファンサービスが行き届いています。水族館としての魅力に加え、聖地としての価値が一層この場所を特別にしています。
チケットは当日窓口購入可能ですが、混雑する時期もあるため、公式サイトで営業時間やイベント情報、割引の有無を事前にチェックすると安心です。
物語の原点、淡島とあわしまマリンパークの記憶
三津シーパラダイス近くからは、陸から約300メートル離れた淡島へ渡る船が出ています。この小さな島は、劇中で小原鞠莉の実家ホテルがあるほか、Aqoursのトレーニングの場として重要な舞台です。
かつて淡島には「あわしまマリンパーク」という水族館がありましたが、2024年初頭に閉園しました。そのためかつてのように気軽に島を訪れて散策することは難しくなっています。
しかし、船着き場付近から淡島を眺めるだけでも、作品の世界観を感じることができます。特徴的な淡島ホテルの建物やロープウェイの支柱など、アニメで馴染んだ風景が広がります。閉園は寂しいものの、この美しい景色の中で紡がれた物語はファンの心に生き続けています。訪問を計画する際は、最新の情報を必ずご確認ください。
内浦の日常に溶け込む、温かな聖地たち
内浦の魅力は大きな観光施設だけではありません。日常の何気ない風景の中にも、物語のかけらが散りばめられています。
三津シーパラダイスから少し歩いたところにある「三の浦総合案内所」は、ファンによる交流の拠点です。小さな施設ながらファンの寄贈によるイラストやグッズが多く展示され、作品への愛情に満ちています。自由に書き込める「巡礼ノート」には、世界中から訪れた人々の熱い想いが綴られています。
案内所から海岸線を歩くと、Aqoursメンバーの通う「浦の星女学院」のモデルとなった「沼津市立長井崎中学校」が見えてきます。高台に立つ校舎から見渡す景色はきっと素晴らしいでしょう。
ここで最も重要な注意点をお伝えします。この中学校は現役の学校で、生徒たちが学んでいます。無断で校舎や敷地内に立ち入ることは決して許されません。 不法侵入となり、学校関係者や地域住民に大きな迷惑をかけてしまいます。門の外から静かに外観を眺めるにとどめ、生徒のプライバシーと安全を尊重してください。聖地として存在し続けるためには、訪れる私たち一人ひとりがマナーを守ることが何よりも重要です。
散策で甘いものが恋しくなったら、和菓子店「松月」へ足を運んでみましょう。ここも劇中に登場するお店で、「みかんどら焼き」が名物です。しっとりとした生地にみかんの爽やかな餡が絶妙にマッチし、旅の疲れをやさしく癒してくれます。お土産としても喜ばれます。
内浦は歩くだけでアニメのワンシーンがふいに思い浮かぶような場所です。主人公たちが腰かけ語り合った海辺の堤防、毎日通ったであろうバス停。特定のスポットを目指すだけでなく、潮風を感じながら気ままにゆったり歩くことで、その自然な時間こそが旅のかけがえのない思い出になるかもしれません。
快適な聖地巡礼のための旅の準備と心得

充実した旅にするためには、事前の準備と現地での心構えが不可欠です。とくにシニア世代の旅行では、無理のない計画と十分な備えが重要になります。
持ち物リストと服装のポイント
沼津の内浦地区は坂道が多く、バス停から目的地まで歩くことも珍しくありません。快適に旅を楽しむために必要な持ち物や服装の注意点をまとめました。
- 歩きやすい靴:必須アイテムです。普段から履き慣れている、クッション性の高いスニーカーなどが最適です。新品の靴は靴擦れの原因になることがあるため避けましょう。
- 季節に応じた服装:夏は強い日差しと海からの照り返しがあります。帽子やサングラス、日焼け止め、そして羽織れる薄手の長袖シャツがあると便利です。冬は海風が想像以上に冷たく体温を奪うため、風を通さないアウターやマフラー、手袋など、しっかり防寒対策をしましょう。
- 雨具:天候は急変しやすいため、折りたたみ傘や軽量のレインウェアをバッグに入れておくと安心です。
- モバイルバッテリー:スマートフォンで地図を確認したり写真を撮ったりすると電池が早く減ります。緊急時に連絡が取れなくなることを避けるため、モバイルバッテリーは必携です。
- カメラ:スマートフォンでも十分きれいな写真は撮れますが、こだわりの一枚を残したい方は愛用のカメラを持参すると良いでしょう。沼津の風景はどこを切り取っても絵になる場所です。
- 水分補給用の飲み物:特に夏場は熱中症予防のためこまめな水分摂取が重要です。自動販売機がすぐに見つからない場合もあるため、水筒やペットボトルを携帯すると安心です。
- 交通系ICカードと現金:バスや一部の施設ではICカードが便利ですが、個人商店などでは現金しか使えないこともあります。両方を準備しておくのが安心です。
- 健康保険証とお薬手帳:体調不良に備えて健康保険証は必ず携帯しましょう。持病のある方は常備薬やお薬手帳も忘れずに持ってください。
聖地巡礼のマナーと守るべきこと
多くの人に愛される聖地をこれからも心地よく訪れられるよう、旅行者一人ひとりが守るべきマナーがあります。
- 私有地への無断立ち入りは厳禁:学校はもちろん、個人の住宅や畑も同様です。柵がなくても他人の土地であることを理解し、絶対に立ち入らないでください。
- 地域住民の生活を尊重する:観光地であっても地元の人々にとっては生活の場です。早朝や夜間に大声を出したり、道を塞いで長時間の撮影をしたりするのは控えましょう。住民とすれ違う際には、笑顔で挨拶を交わす余裕を持ちたいものです。
- ゴミは持ち帰る:美しい風景を守るため、ゴミは指定のゴミ箱に捨てるか必ず持ち帰りましょう。
- 写真撮影時の配慮:他の観光客や地元の方が写り込まないように注意しましょう。お店や商品の撮影は必ず一声かけて許可を得てから行うのがマナーです。
- 交通ルールの遵守:道路での撮影は車や自転車、歩行者の通行を妨げないよう、安全を十分に確認してください。見通しの悪いカーブなどでの撮影は非常に危険です。
聖地巡礼は、アニメの世界と現実の世界が交わる特別な体験です。そのため現実に暮らす人々への敬意と感謝の気持ちを忘れずに過ごしましょう。これらのマナーを守ることこそ、作品と沼津の街に対する何よりの感謝の表れとなります。
シニア世代の安心な旅のために:沼津の治安と医療情報
旅先で気になるポイントのひとつに、現地の治安や万一体調を崩した際の医療体制があります。特に私たちの世代にとっては、安心して旅行を楽しむための大切な要素です。
沼津の治安について
沼津市は基本的に治安が良好で、安心して訪れることができる街です。日中は観光客で賑わっており、危険を感じる場面はあまりないでしょう。地元の人々も親切で、道に迷った際にも快くサポートしてくれます。
とはいえ、どの場所でも基本的な注意は必要です。夜遅くに人通りの少ない道を一人で歩くのは避ける、レストランやバスの車内で貴重品を入れたバッグを席に置いたまま離れないなど、基本的な防犯意識は常に持ち続けましょう。特に、聖地巡礼に夢中になっているときは、手荷物の管理が疎かにならないよう注意が必要です。
万一の際の医療機関
旅先で急に体調を崩すことは誰にでも起こりうることです。そんな時に備えて、あらかじめ現地の医療機関の情報を把握しておくと、心の負担がぐっと軽減されます。
沼津市では、休日や夜間の急な病気やけがに対応できる救急医療体制が整っています。
- 沼津市急患診療所:夜間(午後7時から午後10時)に内科と小児科の急患に対応しています。所在地は沼津市米山町で、沼津駅からタクシーで約10分の距離です。
- 休日当番医:日曜・祝日の日中には、市内の医療機関が交代で診療を担当しています。当番医の情報は沼津市のウェブサイトや宿泊先のホテルで確認可能です。
症状が重い場合や、どの医療機関に行くべきかわからない場合は、迷わず救急車(119番)を呼びましょう。その際には、現在の場所、症状、名前などを落ち着いて伝えることが重要です。
より詳しい情報や最新の当番医の情報は、沼津市公式ウェブサイトの休日・夜間救急医療案内ページでご確認いただけます。旅行前に一度目を通しておくことで、いざという時にも慌てず対応できるでしょう。
また、安心して旅行を楽しむために、国内旅行保険への加入も検討すると良いでしょう。持病のある方は、かかりつけ医に旅行の相談をして、必要な薬は余裕をもって準備しておくことをおすすめします。備えあれば憂いなし。万全の準備が心からの旅の満足につながります。
Aqoursが繋いだ、街と人との温かい物語

2日間の沼津の旅を終えて、私たちの心に最も深く刻まれたのは、美しい景色や美味しい料理以上に、この町に流れる温かな空気感でした。
沼津の聖地巡礼は、単なるアニメに登場したスポットを巡るスタンプラリーではありません。それは、一つの作品をきっかけに街と人々が繋がり、新たな文化が育まれていく、その過程を体感する旅であると感じました。
商店街の店主さんが、ファンとの交流の思い出を嬉しそうに話してくださったこと。バスの運転手さんが、聖地を訪れる乗客に優しく声をかけていたこと。三の浦総合案内所で出会った若いファンが、作品の魅力を熱心に語ってくれたこと。その一つひとつが忘れがたい思い出として心に残っています。
『ラブライブ!サンシャイン!!』という物語は、地方の小さな町で自分たちの場所を守るため、夢を諦めずに輝こうとする少女たちの姿を描いています。その物語が、現実の沼津という街で地元の人々を巻き込み、訪れる人々に感動をもたらし、地域の活性化につながっているのです。これは現代における一つの奇跡ともいえる出来事かもしれません。
アニメやゲームなどのカルチャーは、かつて若者だけのものという印象がありました。しかし、優れた物語は世代を超えて人々の心に響きます。そして、その物語が愛され、現実の街と深く結びつくことで、他に類を見ない魅力的な観光資源が生まれるのです。
今回の旅を通じて、私たちは聖地巡礼という新たな旅の楽しみ方を知りました。それは、ガイドブックに載る名所を巡るのとは異なり、よりパーソナルで心に残る体験でした。もし新しい旅のきっかけを求めているなら、ぜひ沼津を訪れてみてください。作品を知らなくても、この街の温もりにきっと心惹かれるはずです。そして、少しでも興味が湧いたなら、旅の前にほんの少しだけでもAqoursの物語に触れてみることをおすすめします。そうすれば、あなたの沼津の旅はより色鮮やかで感動的なものになるでしょう。
最新のイベントやコラボレーション情報は、『ラブライブ!サンシャイン!!』公式サイトで随時更新されています。旅の計画を立てる際にぜひチェックしてみてください。キラキラと輝く駿河湾のほとりで、あなた自身の素敵な物語が待っています。

