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空の旅が劇的に変わる!大韓航空グループ、高速Wi-Fi「スターリンク」を2026年後半より導入

2026年、空の上の過ごし方が革命的に変わるかもしれません。大韓航空とそのグループ会社であるジンエアー、エアプサン、エアソウルなどを含む5社は、SpaceX社が提供する衛星ブロードバンドサービス「スターリンク(Starlink)」を機内Wi-Fiとして導入する契約を締結しました。2026年後半から順次サービスが開始される予定で、これにより、旅行者は上空でも地上と変わらない快適なインターネット接続を体験できるようになります。

目次

桁違いの速度と安定性へ – スターリンクがもたらす変化

これまで多くの航空会社が提供してきた機内Wi-Fiは、静止軌道(GEO)衛星を利用したもので、通信速度の遅さや接続の不安定さ、そして高額な料金が課題でした。動画のストリーミングは困難で、SNSの画像を読み込むのにも時間がかかるのが実情でした。

しかし、スターリンクは高度550kmという低軌道(LEO)に数千機の小型衛星を配置することで、この常識を覆します。

  • 圧倒的な通信速度: スターリンクは航空機一機あたり最大350Mbpsの通信速度を提供します。これは、高画質の映画をストリーミングしたり、ビデオ会議に参加したり、大容量のファイルをダウンロードするのにも十分な速度です。
  • 低遅延: 地上からの距離が近いため、通信の遅延(レイテンシー)が大幅に短縮されます。これにより、オンラインゲームやリアルタイムでのコミュニケーションもストレスなく行えるようになります。
  • グローバルなカバレッジ: 太平洋や北極圏上空といった、これまで通信が不安定だった地域でも、途切れることのない安定した接続が期待できます。

この技術革新は、単に「インターネットが使える」というレベルから、「地上と同じようにインターネットを自由に活用できる」という次元へと、機内での体験を大きく引き上げるものです。

導入の背景と航空業界の大きな潮流

大韓航空グループがこのタイミングでスターリンク導入に踏み切った背景には、いくつかの要因が考えられます。

顧客体験の向上と競争力の強化

近年、世界の主要航空会社の間でスターリンク導入の動きが加速しています。すでにカタール航空やハワイアン航空、ニュージーランド航空などが導入を発表しており、日本でもJALが国内線での無料サービスを開始し、大きな話題となりました。 大韓航空グループは、アシアナ航空との統合を控え、世界有数のメガキャリアへと飛躍する過程にあります。その中で、最先端の機内サービスを提供することは、特に競争の激しい北米や欧州路線において、他社との差別化を図り、顧客満足度を高める上で不可欠な戦略と言えるでしょう。

運航の効率化と安全性向上

快適なインターネット環境は、乗客だけでなく運航クルーにとっても大きなメリットがあります。リアルタイムでの気象情報の取得や、地上スタッフとの円滑なコミュニケーションは、運航の効率化と安全性の向上に直接つながります。また、機体の状態をリアルタイムで地上に送信することで、予知保全にも役立てることが可能です。

未来の空の旅はどう変わるか?

この導入が旅行者に与える影響は計り知れません。

  • フライト時間の有効活用: 長時間のフライトはもはや「退屈な時間」ではなくなります。リモートワーカーは上空で仕事をこなし、学生はオンライン講義を受け、誰もが好きな映画やドラマを好きなだけ楽しむことができます。フライトが移動時間から「自由に使える時間」へと変化するのです。
  • 新たなサービスの可能性: 安定した高速通信が可能になることで、航空会社は新たな機内サービスを展開するかもしれません。例えば、機内から直接免税品をオンラインで購入し、到着空港で受け取るといったサービスも考えられます。
  • 価格設定への注目: JALが国内線で無料提供に踏み切ったように、今後、高速Wi-Fiが「無料の標準サービス」となる可能性があります。大韓航空グループがどのような料金体系を導入するかは、今後の業界のトレンドを占う上で大きな注目点となるでしょう。

2026年後半、大韓航空グループの翼に乗る頃には、空の上での過ごし方は一変しているはずです。フライトの概念そのものを変えるこの大きな一歩は、私たちの旅をより豊かで快適なものにしてくれるに違いありません。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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