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Jet2.com、2026-27年冬のアイスランド直行便を大幅拡充 – オーロラ観光需要に応える戦略

英国の大手レジャー航空会社Jet2.comおよびパッケージツアー専門のJet2CityBreaksは、2026年から2027年にかけての冬期アイスランドプログラムを発表しました。英国の11空港から過去最大規模となる直行便を運航するこの計画は、パンデミック後も根強い人気を誇るアイスランド、特にオーロラ観光への旺盛な需要に応える戦略的な一手として注目されています。

目次

過去最大規模のプログラム、その背景とは

今回の発表の核心は、その「規模」にあります。Jet2.comは、英国の主要都市だけでなく地方都市を含む合計11の空港(ロンドン・スタンステッド、マンチェスター、バーミンガム、ブリストル、エディンバラ、グラスゴーなど)からアイスランドのケプラヴィーク国際空港への直行便を運航します。プログラムの提供期間は2026年10月から2027年4月までと、オーロラ観測のベストシーズンを完全にカバーしています。

この大規模な拡充の背景には、アイスランド観光への持続的な高い需要があります。特に英国は、アイスランドにとって極めて重要な市場です。アイスランド政府観光局の統計によれば、英国は常に訪問者数で上位を占めており、例えば2024年8月のデータでは、米国、ドイツに次ぐ第3位の市場となっています。

Jet2.comのCEO、スティーブ・ヒーピー氏は「アイスランドへの強い需要に応え、お客様に比類なき選択肢と柔軟性を提供できることを嬉しく思う」とコメントしており、市場の期待を的確に捉えた供給拡大であることがうかがえます。フライト単体だけでなく、ホテルや送迎、人気ツアーを組み合わせたパッケージ(ATOL保護付き)も提供することで、手軽に旅行を計画したいというニーズにも応えています。

予測される未来と旅行者への影響

旅行者の選択肢が劇的に拡大

この度のフライト拡充は、旅行者にとって多くのメリットをもたらします。

まず、英国各地からのアクセシビリティが飛躍的に向上します。これまでロンドンなどの主要ハブ空港まで移動する必要があった地方在住の旅行者も、最寄りの空港から手軽にアイスランドへ向かうことが可能になります。

次に、供給座席数の増加は、価格競争を促す可能性があります。大手LCCであるJet2.comが大規模なプログラムを展開することで、他の航空会社も価格戦略を見直す可能性があり、結果として旅行者はより手頃な価格でアイスランドへの航空券を手に入れられるチャンスが広がるかもしれません。

さらに、Jet2CityBreaksが提供するパッケージツアーは、ゴールデンサークル、ブルーラグーン、そしてノーザンライツ(オーロラ)鑑賞といった定番の人気アクティビティを網羅しています。旅行計画の手間を省き、安心して旅を楽しみたい層にとって、これは大きな魅力となるでしょう。

アイスランド観光の新たなステージ

一方、アイスランドの観光業界にとっても、この動きは大きな影響を与えます。英国からの安定した観光客の流入は、特に冬季の観光収入を押し上げ、地域経済に貢献することが期待されます。

しかし、同時にオーバーツーリズムへの懸念も浮上します。特定の人気スポットに観光客が集中することで、自然環境への負荷や地域住民の生活への影響が問題となる可能性があります。今回のフライト拡充を機に、アイスランド観光業界は、訪問客を地方へ分散させたり、エコツーリズムを推進したりするなど、持続可能な観光(サステイナブル・ツーリズム)への取り組みを一層強化していくことが求められるでしょう。

Jet2.comによるこの大胆な投資は、アイスランドが冬の旅行先として確固たる地位を築いていることを証明しています。2026年の冬、氷と火の国への旅は、これまで以上に多くの人々にとって身近で魅力的な選択肢となりそうです。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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