2026年4月1日より、インド入国時の紙の入国カードが廃止され、電子版「e-Arrival Card」の事前提出が義務化されます
simvoyageをご利用の皆様、こんにちは!国際旅行ニュース担当です。 今回は、インドへの渡航を計画しているすべての方に知っておいていただきたい重要なルール変更についてお届けします。
2026年4月1日より、インド入国時に必要だった紙の入国カードが完全に廃止され、電子版の「e-Arrival Card」への事前提出が義務化されました。これにより、インドへの入国手続きが大きく変わります。この記事では、変更の背景から具体的な手続き、旅行者が注意すべき点まで詳しく解説します。
何が変わった?「e-Arrival Card」の概要
これまで、インドへ向かう航空機内などで配布される紙の入国カードに手書きで情報を記入し、入国審査官に提出する必要がありましたが、このプロセスが完全にオンライン化されました。
対象者と提出期限
この新しいルールは、国籍を問わず、インドに入国するすべての外国人に適用されます。
- 提出期限: インド到着時刻の72時間前から到着時刻まで
出発の3日前から申請が可能ですが、直前だと慌ただしくなるため、出発の前日までに済ませておくことをお勧めします。
必要な手続き
手続きはシンプルですが、渡航前の必須タスクとなります。
- 専用ウェブサイトで情報入力: インド政府が指定する専用ウェブサイトにアクセスし、パスポート情報、ビザ情報、搭乗する便名、インドでの滞在先などの必要情報を入力します。
- PDFを保存・準備: 提出が完了すると、確認用のPDFファイルが生成されます。これをスマートフォンやタブレットにダウンロードし、オフラインでも表示できるように保存してください。念のため印刷しておくのも良いでしょう。
- 入国審査で提示: インド到着後、入国審査カウンターでパスポートやビザと共に、このPDFファイルを提示します。
なぜ今?インドが入国手続きを電子化した背景
この大きな変更の裏には、インド政府が国を挙げて推進する政策と、より効率的な出入国管理を目指す狙いがあります。
政府主導のデジタル化政策「Digital India」
今回の電子化は、インド政府が2015年から推進している「Digital India(デジタル・インディア)」政策の一環です。行政サービスの電子化を通じて、国民生活の利便性向上と行政の透明化、効率化を目指すこの国家プロジェクトが、出入国管理の分野にも適用された形です。
年間1,000万人超の旅行者を受け入れるための効率化
インドは世界中から多くの観光客やビジネス客が訪れる国です。新型コロナウイルスの影響前、2019年には約1,093万人の外国人観光客がインドを訪れました。これほど多くの渡航者の情報を手作業で処理するには限界があり、入国審査の長蛇の列は長年の課題でした。 事前にデジタルで情報を収集・照合することで、審査プロセスを大幅にスピードアップさせ、旅行者の待ち時間を短縮する狙いがあります。
ペーパーレス化とデータ管理の高度化
紙媒体の使用をなくすことは、環境負荷の軽減に繋がります。また、手書きによる記入ミスや読み間違いを防ぎ、収集したデータを正確かつ安全に管理・分析できるというメリットもあります。これにより、セキュリティの強化も期待されています。
旅行者への影響と今後の予測
この変更は、私たち旅行者にとってどのような影響があるのでしょうか。メリットと注意点をまとめました。
メリット:よりスムーズな入国体験へ
最大のメリットは、利便性の向上です。
- 機内でゆっくり過ごせる: これまで機内で慌てて記入していたカード作成の手間がなくなり、フライト時間をよりリラックスして過ごせます。
- 入国審査の待ち時間短縮: 事前に情報がシステムに登録されるため、入国審査カウンターでの手続きが簡素化され、待ち時間の短縮が期待されます。
注意点:事前準備を怠るとトラブルの原因に
一方で、いくつか注意すべき点もあります。
- 「72時間以内」のルールを厳守: 申請が早すぎても遅すぎても受け付けられません。出発前のタスクとしてカレンダーに登録するなど、忘れない工夫が必要です。
- インターネット環境が必須: 出発前にオンラインで手続きを完了させる必要があるため、安定したインターネット環境を確保してください。
- 入力情報の正確性: パスポート番号や氏名のスペルミスなど、入力内容に誤りがあると入国時に問題となる可能性があります。提出前に必ず複数回確認しましょう。
- PDFの準備を忘れずに: スマートフォンの充電切れやインターネット接続不良に備え、PDFファイルをオフライン保存するだけでなく、紙に印刷して持参することを強く推奨します。
インド旅行の新しい常識 – 旅の準備はウェブサイトから
インドの入国カード電子化は、デジタル化を推進するインドの姿勢を象徴する変化であり、旅行者にとってはよりスムーズで近代的な入国体験への第一歩と言えるでしょう。
これからのインド旅行では、「出発72時間前になったらe-Arrival Cardを提出する」ことが新しい常識となります。simvoyageでは、今後も皆様の快適で安全な旅をサポートするため、最新の情報をお届けしてまいります。渡航前には、必ずインド内務省入国管理局などの公式サイトで最新情報を確認し、万全の準備で旅を楽しんでください。

