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タイ王室の静なるリゾート、ホアヒンへ。空港からのアクセス完全ガイド&おすすめ観光スポット

バンコクの喧騒から南へ約200km。そこには、タイ王室が愛した由緒あるリゾート地「ホアヒン」が、穏やかな時を刻んでいます。かつては静かな漁村だったこの街は、ラーマ7世が夏の離宮を建てて以来、王室の保養地として発展してきました。その品格ある空気感は今も健在で、パタヤのような賑やかさとは一線を画す、落ち着いた大人のためのデスティネーションとして世界中の旅人を魅了しています。

どこまでも続く白い砂浜、歴史を感じさせる美しい建築物、そしてアーティストたちが集うクリエイティブなナイトマーケット。洗練されたリゾートライフと、古き良きタイの風情が心地よく溶け合う街、ホアヒン。今回の旅では、そんなホアヒンへの玄関口となる「ホアヒン空港」からのアクセス方法を徹底解説するとともに、ファッションやアートを愛する私の視点から、心ときめく観光スポットをご紹介します。この記事を読めば、あなたのホアヒン旅行がもっとスムーズに、もっと特別なものになるはずです。

さあ、静かな海辺の街で、日常を忘れる優雅な休日を始めませんか?

その際はぜひ、夜のホアヒンを彩るタマリンドマーケットにも足を運び、地元のアートや食文化に触れてみてください。

目次

小さくても便利!ホアヒン空港(HHQ)の基本情報

ホアヒンへの旅は、ホアヒン空港(Hua Hin Airport/IATAコード:HHQ)からスタートします。正式名称は「ホアヒン・チャアム国際空港」ですが、その名前とは裏腹に、非常にコンパクトでどこか地域に根ざした温かみを感じる空港です。バンコクのスワンナプーム国際空港やドンムアン空港のような大規模ハブ空港を想像していると、その小ささに驚かされるでしょう。しかし、この規模の小ささこそがホアヒン空港の大きな魅力となっています。

飛行機を降りてから到着ロビーに着くまでにかかる時間はわずか数分で、荷物の受け取りもスムーズです。長旅の疲れをほとんど感じることなく、すぐにホアヒンのリゾートムードに浸ることができます。

現在、ホアヒン空港で運航されている定期便は、主にタイ・エアアジアが運航する国内線(例:チェンマイ線)や、一部国際線(マレーシア・クアラルンプール線など)が中心です。ただし、航空便のスケジュールは頻繁に変わるため、旅行の計画時には必ず航空会社の公式サイトで最新のフライト情報を確認することをおすすめします。日本からの直行便はないため、多くの旅行者はバンコク経由で陸路にてホアヒンへ向かうか、バンコクやチェンマイから国内線に乗り継いでこの空港を利用します。

空港内は極めてシンプルで、チェックインカウンターがいくつか、また小規模なカフェや手荷物受取所が設けられています。ATMや両替所もありますが店舗数は少ないため、ある程度の現金はバンコクなどで用意しておくと安心です。派手な施設は期待できませんが、リゾートの玄関口として必要最低限の機能はしっかりと備わっています。この無駄のないシンプルさが、穏やかでゆったりとしたホアヒンでの滞在の始まりを予感させてくれるようです。

【徹底比較】ホアヒン空港から市内中心部へのアクセス方法

ホアヒン空港は市街地の中心から北へ約7kmの場所にあり、アクセスが比較的便利です。空港からホアヒン時計塔やナイトマーケットのある中心部までは車でおよそ15分から20分程度。この短時間の移動が旅の負担を軽減してくれるのも嬉しいポイントです。

空港からの主な移動手段は、「空港タクシー」と「配車アプリ(Grab)」の二択です。それぞれの特色を理解した上で、ご自身の旅のスタイルに合う方法を選びましょう。

安心の定額料金!空港タクシー

空港到着後、最も手軽でわかりやすいのが空港手配の定額制タクシーです。到着ロビーに出るとすぐにタクシーカウンターが見つかるので、そこで目的地を伝え料金を支払う仕組みとなっています。

実際にあなたができること

  • 利用の流れ:
  1. 飛行機を降りて荷物を受け取ったら、「TAXI SERVICE」と書かれた到着ロビーのカウンターへ向かいます。
  2. スタッフに宿泊先のホテル名や住所を伝えましょう。予約確認書やタイ語で書かれたメモを提示するとやり取りがスムーズです。ほとんど英語は通じますが、タイ語表記があるとドライバーも迷わず、お互いに安心感が増します。
  3. 言われた料金をその場で支払います。ホアヒン中心部までは2024年現在、おおよそ200〜300バーツ程度が目安です。料金は目的地ごとの定額制なので、メーターや追加料金の心配がなく、タイのタクシーに不慣れな方も安心できるのが大きなメリットです。
  4. 支払い後に受け取るクーポンやレシートを持ってドライバーに案内されます。荷物を預け、指定された車に乗り込むだけです。
  • 準備しておきたいもの:
  • タイバーツの現金: 支払いは現金が基本です。空港内のATMでキャッシングするか両替所で両替を済ませておくとスムーズです。
  • ホテルの情報メモ: 英語とタイ語で書かれたホテル名・住所・電話番号のメモ。スマホの画面でも良いですが、万が一のバッテリー切れに備え紙に印刷しておくと安心です。
  • 万が一のトラブル時:
  • 不当な高額料金を提示された場合は、その場を離れて空港のインフォメーションスタッフに相談しましょう。ホアヒン空港は小規模で目が行き届きやすく、悪質なトラブルは比較的少ないです。
  • 荷物をトランクに入れる際は、自分の荷物が確実に収納されたかを確認してから車に乗り込みましょう。

この空港タクシーはシンプルで料金も明確。ホアヒン初訪問者や長時間のフライトで疲れている方に特におすすめです。

気軽に使える!配車アプリ(Grab)

東南アジア旅行の定番となった配車アプリ「Grab」。ホアヒンでも大活躍しています。スマホひとつで車を呼び、料金は事前に確定しアプリ内で支払えるため、言葉や料金交渉のストレスから解放されるのが魅力です。

実際にあなたができること

  • 事前準備:
  • アプリのダウンロードと登録: 日本出発前にGrabアプリをスマホにインストールし、アカウント登録を済ませておきましょう。クレジットカードを登録すればキャッシュレス決済が可能で便利です。現地到着後、SIMカードやWi-Fiに接続すればすぐに使えます。
  • 通信環境の確保: Grab利用にはインターネット環境が必須です。現地SIMカード購入や日本からのWi-Fiレンタル、海外ローミング利用などで通信手段を用意しましょう。空港の無料Wi-Fiもありますが不安定な場合もあるため、自分で通信環境を準備すると安心です。
  • 利用手順:
  1. 空港到着後、Grabアプリを起動します。
  2. 宿泊先のホテル名を行き先(Destination)に英語で入力します。候補が表示されるため正しい住所を選択してください。
  3. ピックアップ地点はGPSで現在地が設定されていますが、「Hua Hin Airport – Arrival Terminal」など具体的な場所を指定するとドライバーもわかりやすくスムーズです。
  4. 車種(JustGrabやGrabCarなど)を選ぶと料金が確定表示されるので確認後、「Book」を押して配車をリクエストします。
  5. 近隣のドライバーがマッチングされると、ドライバーの名前、顔写真、車種、ナンバープレートが表示され、到着までの時間もリアルタイムで確認可能です。
  6. 指定されたピックアップ地点でアプリに表示されたナンバープレートの車を待ち、到着したらドライバーに名前を伝えて乗車します。
  7. 目的地に着くと、登録したクレジットカードで自動決済されます。現金払い設定の場合はドライバーに直接料金を払います。降車後は任意でドライバーの評価画面が表示され、チップもアプリ内から送れます。
  • トラブル時の対処法:
  • ドライバーが見当たらない場合: アプリのチャットや通話機能で連絡を取りましょう。簡単な英語や定型文で「I’m at the exit gate.(出口にいます)」など伝えれば大丈夫です。
  • 誤請求があった場合: アプリ料金と異なる請求を受けた時は、Grabのヘルプセンターに報告できます。しっかりとしたサポート体制があるため、不当請求に対しては返金などの対応が期待できます。

Grabは自分のペースで移動したい方や費用を抑えたい方にぴったり。空港タクシーと料金を比較し、より安い方を選ぶのも賢い選択といえるでしょう。

現地らしい体験を楽しみたいなら?トゥクトゥクやソンテウの利用は可能?

タイの象徴的な三輪タクシー「トゥクトゥク」や荷台を改造した乗り合いバス「ソンテウ」に乗りたいと思う方もいるかもしれません。ただし、ホアヒン空港の周辺にこれらが待機していることはほとんどありません。

トゥクトゥクやソンテウは主に市内中心部での移動に利用されるため、空港からはまずタクシーやGrabで移動し、ホテルチェックイン後に街歩きとして使うのが一般的です。

市内には緑色の車体が目印のソンテウが定められたルートを巡っており、料金は1回あたり10~20バーツと非常にリーズナブルです。乗車時に手を挙げて停め、降車したい場所が近くなったらブザーを押す仕組み。地元の人たちと一緒に揺られる体験は旅の良い思い出になるでしょう。ただしルートの把握が必要なので、少し慣れた方向けの移動手段です。

トゥクトゥクは近距離の移動に適していますが、料金は全て交渉制です。乗る前に必ず行き先と料金をドライバーに確認し、納得した上で乗車しましょう。相場が分からないうちは、多少高めの提示を受けることもあるため、ホテルなどで事前に料金相場を聞いておくと安心です。

バンコクからホアヒンへ!空港以外のアクセス方法

前述のとおり、日本からホアヒンへの直行便は運航されていないため、多くの旅行者はバンコクを経由してホアヒンを訪れます。スワンナプーム国際空港(BKK)やドンムアン空港(DMK)に到着した後、陸路でホアヒンへ移動するのが一般的な方法です。ここでは、代表的な3つのアクセス手段をご紹介します。

快適さとスピードを重視するなら!貸切タクシー・チャーター車

家族連れやグループでの旅行、または荷物が多い場合に最もおすすめなのが、貸切タクシーやチャーター車の利用です。

バンコクの空港に到着した際、事前に予約しておいたドライバーがネームボードを持って出迎え、そのままホテルまで直行します。乗り換えの手間や重い荷物の持ち運びの負担がなく、まさにストレスのない移動手段と言えます。

所要時間は交通状況によりますが、およそ3時間程度です。料金は車種により異なり、セダンタイプで2,000~2,500バーツ、ミニバンタイプは2,500~3,000バーツ前後が相場となっています。一見料金は高めに思えるかもしれませんが、3~4名で利用すれば一人当たりのコストはバスとほぼ変わらず、その快適さを考慮すれば非常に費用対効果の高い選択肢と言えるでしょう。

読者の皆様が実際にできること

  • 準備と行動のポイント:
  • 事前予約が基本: KlookやKKdayなどの旅行予約サイトや、現地の旅行代理店を利用して早めに予約しておくのが一般的です。予約時には利用日時、フライト番号や到着時刻、乗車人数、荷物の数、さらにホアヒン内の宿泊先(ホテル名・住所)を正確に伝えましょう。
  • 予約内容の確認: 予約完了後にバウチャー(予約確認書)が送付されます。そこにはドライバーとの待ち合わせ場所(例:スワンナプーム空港到着階の〇番ゲート付近)や緊急連絡先が記されています。必ず内容を確認し、スクリーンショットを保存するか印刷して持参してください。
  • トラブル対処法:
  • ドライバーが見つからない場合: 空港の到着ロビーは混雑していることが多いです。指定された場所にドライバーがいなければ、慌てずバウチャー記載の緊急連絡先に連絡しましょう。多くの会社では英語対応可能なスタッフがいます。タイで使える電話番号(SIMカード)があると安心です。

コストパフォーマンス抜群!長距離バス

費用を節約したい個人旅行者やバックパッカーに非常に人気なのが長距離バスです。中でもスワンナプーム国際空港からホアヒン市内まで直行する「RRCバス(Roong Reuang Coach)」は、安くて快適と評判です。

このバスはエアコン付きの大型車両で、リクライニングシートを備えています。約3~4時間の移動を快適に行うことができます。片道325バーツ(2024年時点)と非常にリーズナブルで、終点のホアヒン・バスターミナルからはソンテウやトゥクトゥク、Grabを使って市内中心部のホテルへ移動可能です。

読者の皆様が実際にできること

  • 行動手順:
  1. チケット購入: チケットはスワンナプーム空港1階の8番ゲート付近にあるRRCバスカウンターで購入できます。ただし人気の時間帯は満席になることも多いため、RRCバス公式サイトで事前にオンライン予約することを強くお勧めします。オンライン予約なら確実に座席が確保でき、窓口で並ぶ手間も省けます。
  2. バス乗り場へ: チケット入手後、またはオンライン予約のバウチャー提示でチェックインを済ませたら、カウンターのすぐ外にある乗り場へ向かいましょう。案内表示もあるため迷うことは少ないです。
  3. 乗車時の注意: 大きなスーツケースなどは乗車時にスタッフがバス下部トランクに預かってくれます。預けた際は引換証(クレームタグ)を渡されるため、紛失しないよう大切に保管してください。
  • 準備・持ち物リスト:
  • オンライン予約の確認書: バウチャーは印刷するかスマホに保存して持参しましょう。
  • 羽織るもの: タイの長距離バスは冷房が強く効いていることが多いため、カーディガンやパーカー、ストールなど体温調節できるものを持っておくことをおすすめします。

風情あふれる列車の旅

時間にゆとりを持ち、のんびりとタイの景色を楽しみたい方には、タイ国鉄(SRT)を利用した鉄道の旅がぴったりです。

バンコクのクルンテープ・アピワット中央駅(旧フアランポーン駅発の列車も一部あり)から南本線に乗車し、ホアヒン駅を目指します。列車の種類(特急、急行、普通)によって所要時間は異なり、4~6時間程度かかります。時間通りに運行されないことも頻繁ですが、揺れに身を任せ、車窓から流れる田園風景や地元の暮らしを眺めるひとときは格別の旅情を味わえます。

さらに、ホアヒン駅は「タイで最も美しい駅」のひとつと称される観光スポット。赤とクリーム色の木造駅舎は可愛らしく、降りた途端に旅の疲れも癒やされることでしょう。

読者の皆様が実際にできること

  • 行動の手順:
  • チケット購入: 駅窓口で当日購入も可能ですが、座席を確実に確保したい場合は事前予約が賢明です。タイ国鉄(SRT)公式予約サイト「D-Ticket」では英語対応でオンライン予約と決済が可能です。乗車日、出発駅(Krung Thep Aphiwatなど)、目的地(Hua Hin)を選択し、希望する列車や座席クラスを選んで購入します。パスポート情報の入力が必要なため、あらかじめご用意ください。
  • 駅での手続き: 当日は時間に余裕をもって駅に向かい、大型の電光掲示板で自分の乗車列車が何番線から発車するかを確認し、ホームへ進みます。
  • 準備と注意点:
  • 時間に余裕を持つ: タイ国鉄は遅延が頻発するため、移動日はその後の予定を詰め込みすぎず余裕を持ったスケジュールにすることが重要です。
  • 食料と飲み物: 長時間の乗車になるので、駅売店や車内販売で飲み物や軽食を購入しておくと便利です。

ホアヒン空港を拠点に巡る!珠玉の観光スポット5選

無事ホアヒンに到着したら、さあ街歩きに出かけましょう。ここでは、王室の歴史やアート、そして美しい自然が見事に調和した、ホアヒンならではの魅力的なスポットを厳選して5ヶ所ご紹介します。

まるでおとぎ話の舞台!ホアヒン駅

まず訪れるべきは、ホアヒンの象徴的存在である「ホアヒン駅」。1911年に開業したこの駅は、タイの伝統的な建築様式と西洋ヴィクトリアン様式が融合した優雅な佇まいを誇ります。鮮やかな赤とクリームイエローの色合いは青空の下で映え、まるで絵本から飛び出してきたかのような雰囲気です。

特に注目したいのがホームにある王室専用待合室。もともとサナームチャン宮殿にあった建物を移築したもので、精巧なチーク材の彫刻が施された建築は一見の価値があります。この待合室の前で記念写真を撮るのがホアヒン観光の定番となっています。

現在も現役の駅として列車が発着し、地元の人々の日常と観光客の賑わいが交錯する独特の空気が感じられます。線路沿いをゆったり歩きながら、ノスタルジックな雰囲気を楽しんでみてください。

旅のポイント

  • マナーと安全: 写真撮影に夢中になりすぎて長時間線路内に立ち入るのは非常に危険です。列車の接近に常に注意を払い、公共交通機関の施設であることを念頭に安全に見学しましょう。
  • おすすめの撮影時間: 日中の明るい光も美しいですが、夕暮れのやわらかい光に照らされる駅舎も格別です。駅の明かりが灯り始めるマジックアワーは幻想的な写真を撮る絶好のタイミングです。

ノスタルジックな海辺散歩道 ホアヒン・ビーチ

王室のリゾート地として発展したホアヒンの中心に広がるのが、全長約5キロにわたる「ホアヒン・ビーチ」。細かく白い砂浜が美しく続き、波も穏やかです。ビーチにはカラフルなパラソルが並び、人々が思い思いにくつろいでいます。

ここの名物は、砂浜での「乗馬体験」。優雅に馬の背に揺られながら海岸線を散歩する姿は、ホアヒンならではの光景です。潮風を感じつついつもとは違う視点で海を眺める体験は、心に残る思い出になるでしょう。

ビーチ沿いにはおしゃれなカフェやシーフードレストランが立ち並び、海を眺めながら新鮮な魚介を味わったり、冷たいドリンクで喉を潤したりと、何もしない贅沢を満喫できます。

実際にできること

  • 準備:
  • 日焼け対策をしっかりと: タイの日差しは強烈なので、SPF50+の日焼け止め、つば広帽子、サングラス、UVカットの羽織りものは必須。特に砂浜での照り返しも強いため、油断は禁物です。
  • 行動の手順:
  • 乗馬体験の料金交渉: 砂浜には馬を引くスタッフがおり、気軽に声をかけてきます。料金は交渉制が一般的で、最初は高めに提示されることが多いので、「30分で〇〇バーツ?」など具体的な時間と価格を伝えて交渉しましょう。複数のスタッフに聞いて相場を把握するのも良いです。

アート&グルメの楽園 シカダ・マーケット

週末の滞在なら絶対に訪れたいのが「シカダ・マーケット(Cicada Market)」。毎週金・土・日曜の夜だけ開催されるこのマーケットは、一般的なナイトマーケットとは異なり、アートやクリエイティブな文化が息づく空間です。

緑豊かな公園内に、若手アーティストやデザイナーが手掛けたオリジナルグッズのブースが並びます。手作りアクセサリー、個性的なイラストが描かれたTシャツ、美しい絵画や写真など、洗練された作品が揃っています。お土産探しにはもちろん、純粋に見て歩くだけでも創造性が刺激されます。

マーケット内にはライブステージや屋外劇場もあり、エンターテインメントが充実。そしてグルメも豊富で、フードコートではタイ料理をはじめシーフードBBQやパスタ、スイーツまで世界各国の味が楽しめます。

実際にできること

  • 準備と持ち物:
  • 現金: フードコートではクーポン制を採用しており、入口でクーポンを購入してから各店舗で支払います。ある程度の現金を携帯しておきましょう。
  • 歩きやすい靴: 会場は広く見どころも多いので、長時間歩いても疲れにくい靴がオススメです。
  • 利用手順:
  1. フードコート入場時に「Coupon」と記されたカウンターで、希望の金額のクーポンを購入します(100バーツ、200バーツなど)。
  2. 好きな屋台で料理を注文し、クーポンで支払います。
  3. 食事後、余ったクーポンは購入カウンターで手数料なしで現金に換金可能なので安心です。
  • 安全対策:
  • スリに注意: 週末は大変混雑します。リュックは前に抱え、ショルダーバッグは身体の前で持つなど貴重品管理を徹底しましょう。特に商品に夢中な時や食事中が狙われやすいので要注意です。

愛と希望の象徴 マルカッタイヤワン宮殿

ホアヒンから少し北へ進みチャアムとの中間に位置するのが、「マルカッタイヤワン宮殿(Maruekhathaiyawan Palace)」。ラーマ6世が愛する王妃に想いを込めて建てた、ロマンチックな海辺の宮殿で、その美しさは息をのむほどです。

チーク材で造られた高床式建築が16棟の棟で構成され、長い回廊で結ばれています。海風が通り抜ける設計で、パステルグリーン、ブラウン、クリーム色で彩られた繊細な装飾はどこを切り取っても絵になります。館内を見学すれば、王室の人々がここで過ごした優雅で穏やかな時間を想像できるでしょう。

タイ国政府観光庁のサイトでも紹介されている通り、ここはタイの歴史と建築美が感じられる貴重なスポットです。

実際にできること

  • 服装のルール遵守:
  • 神聖な王室の所有地のため、服装規定は厳格です。タンクトップ、キャミソール、ショートパンツ、ミニスカート、ダメージジーンズなど露出の多い服装は入場不可。
  • 準備: 肩と膝を隠せる服装が必須。女性は袖のあるトップスにロングスカートか長ズボン、男性はTシャツに長ズボンが基本です。規定に合わない場合も、入口でサロン(巻きスカート)を有料レンタル可能ですが、デザインやサイズが限られるため事前に用意していくのがスマート。薄手のカーディガンやストールを持参すれば日除けにもなり便利です。
  • 見学時のマナー:
  • 建物内は土足厳禁です。入口で靴を脱いで備え付けの袋に入れ、靴を持ち歩きます。床を傷つけないよう、静かに見学しましょう。

絶景とパワースポット カオタキアップ(モンキーマウンテン)

ホアヒン・ビーチの南端に突き出る小高い丘が「カオタキアップ」。名前は「箸の丘」を意味しますが、野生の猿が多く棲んでいるため「モンキーマウンテン」の愛称で親しまれています。

丘の麓から続く階段を登りつめると、頂上に寺院があり、そこからはホアヒンの海岸線が一望できる素晴らしいパノラマビューが待っています。青い海と空、緩やかなカーブを描くビーチの対比はまさに絶景。心地よい風を感じながら、その景観を眺めるだけで心が洗われるようです。

ただし、ここに生息する猿には注意が必要です。人に慣れているものの、食べ物を持っているとすぐ寄ってきて、時にはひったくろうとすることもあります。

実際にできること

  • 猿との接し方(禁止事項):
  • 食べ物を見せたり与えたりしない: これが最も大切なルールです。食べ物の入ったビニール袋やバッグは猿の標的になりやすいため、カバンの中にしっかり収納しましょう。
  • 目をじっと合わせない: 猿にとって目を見つめる行為は威嚇と受け取られることがあるため、刺激しないよう視線をそらすのが賢明です。
  • 持ち物はしっかり管理: スマホやカメラ、帽子なども奪われる可能性があります。ストラップは手首にかけるなど、常に体から離さないよう注意しましょう。
  • 服装と持ち物:
  • 頂上までは階段を登るので動きやすい服装と歩きやすい靴(スニーカーなど)がベストです。
  • 寺院敷地内に入る際は過度な露出を避け、敬意を払った服装を心がけましょう。

ホアヒン旅行を120%楽しむためのTIPS

あなたのホアヒン滞在がより快適で忘れがたいものになるよう、いくつか実用的な情報をお届けします。

ベストシーズンと服装のポイント

ホアヒンを訪れる理想的な時期は、乾季にあたる11月から2月ごろです。この期間は降雨が少なく、湿度も控えめで、過ごしやすい気候が続きます。

服装については、日中は日本の夏服で十分対応可能です。通気性の良いコットンやリネンのワンピース、Tシャツにショートパンツといったリゾートスタイルが活躍します。ただし、宮殿や寺院を訪れる場合は肩や膝を隠せる羽織り物やロングパンツ、ロングスカートを必ず一着は持参しましょう。サッと羽織れるリネンシャツや薄手のカーディガンは、ショッピングモールの強い冷房対策にも役立ち重宝します。

また、朝晩は少し涼しく感じることがあるため、一枚羽織るものがあると安心です。ファッションを楽しみたい方は、昼間は鮮やかなカラーのリゾートドレス、夜は落ち着いた色味のシックなサマードレスでディナーに出かけるなど、シーンに合わせたコーディネートを計画するのも旅の醍醐味のひとつです。

市内の移動手段を賢く利用しよう

ホアヒン市内の移動方法にはいくつかの選択肢があります。

  • ソンテウ: 市内を網羅する緑色の乗り合いバスで、決まったルートを巡回しています。料金は10〜20バーツと非常にリーズナブル。乗りたい場所で手を挙げ、降車したいときはブザーを押すだけの簡単操作。現地の生活を身近に感じられるので、ローカル感を味わいたい方におすすめです。
  • Grab: アプリから手軽に呼べるため、目的地が明確な場合や夜間の移動に安全かつ便利です。
  • トゥクトゥク: 近距離の移動に適していますが、乗車前に必ず料金交渉を済ませてください。
  • レンタルバイク・レンタカー: より自由に行動したい方にはレンタルも選択肢のひとつです。ただし、タイでの運転には国際運転免許証が必須であり、交通ルールは日本と異なり、交通量も多いため運転には十分注意が必要です。必ず海外旅行保険に加入し、万一の事故に備えましょう。

旅を安全に楽しむための注意点

ホアヒンはタイ国内でも比較的治安が良いリゾート地ですが、海外であることを忘れず基本的な安全対策を徹底しましょう。

  • スリ・置き引き対策: ナイトマーケットやビーチなど人が多く集まる場所では、手荷物から目を離さないことが大切です。バッグは口がしっかり閉じるものを選び、体の前で持つ習慣をつけましょう。レストランで席を確保するために荷物を置きっぱなしにするのは避けてください。
  • 夜間の行動: 夜遅くに女性一人で外出するのは控えましょう。移動が必要な際はGrabなどの安全な交通手段を利用することをおすすめします。
  • トラブル時の対応: 万が一パスポートを紛失や盗難に遭った場合、まず最寄りの警察署でポリスレポート(紛失・盗難証明書)を作成してもらい、その後バンコクにある在タイ日本国大使館で再発行手続きまたは「帰国のための渡航書」の発給申請を行います。大使館の連絡先や所在地は事前に控えておくと、緊急時に役立ちます。

静かな海辺の街で、心と体をリセットする旅へ

王室に愛された気品と、穏やかに流れる時間が魅力のホアヒン。煌びやかなリゾートホテルから、地元の活気に満ちたマーケット、そして歴史を静かに語る美しい建築物まで、この街には多彩な魅力が息づいています。それはまるで、丁寧に織り上げられた上質な生地のように、多様な要素が見事に調和しているかのようです。

バンコクのような活気あふれる刺激も素敵ですが、時には日常のスイッチを切り、ただただ心地よい風に吹かれながら波の音に耳を傾ける時間も大切ではないでしょうか。ホアヒンは、そうした自身と向き合い、心身をゆったりとリセットするのにふさわしい場所です。

今回ご紹介した空港からのアクセス方法や観光スポット、旅のヒントが、あなたのホアヒン旅行の計画において確かな道しるべとなれば嬉しいです。この記事を手に、ぜひあなただけの特別な物語を、この静かなリゾートで紡いでみてください。きっと新たなインスピレーションと、明日への活力を見つけられることでしょう。

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この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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