「いつか、海外旅行に行ってみたい。」
パスポートを手に、まだ見ぬ景色や文化に胸を躍らせる。そんな初めての海外旅行は、人生で忘れられない特別な体験になるはずです。でも、期待と同じくらい、不安も大きいのではないでしょうか。「どの国が安全なの?」「言葉が通じなくても大丈夫?」「何を準備すればいいの?」…そんなたくさんの「?」が頭に浮かびますよね。
こんにちは。アパレル企業で働きながら、長期休暇のたびにスーツケース一つで世界を旅している、旅ライターの亜美です。私自身、初めて一人で飛行機に乗った日のドキドキを今でも鮮明に覚えています。だからこそ、初めての海外旅行を控えたあなたの不安な気持ちが、痛いほどわかるのです。
この記事では、これまで数十カ国を旅してきた私が、特に「初めての海外旅行」という視点で、心からおすすめできる国をランキング形式でご紹介します。ただ観光地を並べるだけではありません。治安の良さはもちろん、女性一人でも安心して楽しめるか、公共交通機関は使いやすいか、そして何より、心ときめく「おしゃれ」な体験ができるか、という視点を大切に選びました。
さらに、それぞれの国について、具体的な準備リストや航空券の取り方、現地での注意点、そして万が一のトラブル対処法まで、あなたが「この記事を読めば、もう次のステップに進める!」と思えるように、実践的な情報をぎゅっと詰め込みました。この記事が、あなたの記念すべき初海外旅行を最高のものにするための、信頼できる羅針盤となることを願っています。
さあ、一緒に旅の扉を開きましょう。
旅先での不安を和らげるには、現地で日本の味が恋しくなった時のために、世界の「日系コンビニ」に関するガイドを事前にチェックしておくのもおすすめです。
海外旅行の出発前に!共通の準備と手続きを徹底解説

ランキングを紹介する前に、どの国を訪れる際にも必要となる海外旅行の基本的な準備について触れておきます。ここをきちんと押さえておけば、旅行中の安心感が大きく向上しますよ。
パスポートの取得とチェック – 旅行に欠かせない重要アイテム
海外旅行の身分証明となるのがパスポートです。まだ所持していない場合は、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で手続きを行いましょう。申請から受け取りまでには通常1週間から10日ほどかかります。大型連休前は特に混雑することが多いため、旅行を決めたら早めに申請するのが賢明です。
すでにパスポートを持っている方も、必ず確認していただきたいのが「残存有効期間」です。多くの国は入国時に「パスポートの有効期間が3ヶ月以上」あるいは「6ヶ月以上」残っていることを条件にしています。訪問予定の国の要件をあらかじめ確認し、期間が不足している場合は更新手続きを行いましょう。また、査証(ビザ)欄が少なくなっている場合は、増補や切替発給の申請を検討することもおすすめです。
航空券・ホテルの手配術 – 賢くお得に旅をスタート
旅の基本となる航空券と宿泊先の手配によって、予算や快適度が大きく変わります。
航空券の選び方
まずは「スカイスキャナー」や「Googleフライト」などの比較サイトを利用してみてください。出発地・目的地・日程を入力するだけで、多数の航空会社の料金を簡単に比較できます。特に日程に柔軟性がある場合は「最安月」を検索することで、思わぬお得な時期を見つけられることも。
航空会社には、JALやANAなどの「FSC(フルサービスキャリア)」とPeachやJetstarのような「LCC(ローコストキャリア)」があります。FSCは預け荷物や機内食が料金に含まれていることが多く、LCCはそれらをオプション化し基本料金を抑えているのが特徴です。短距離で荷物が少なければLCC、長距離で快適さを重視するならFSCを選ぶなど、旅のスタイルに応じて選択しましょう。予約時には預け荷物の重量制限や機内持ち込み手荷物のサイズにも注意が必要です。比較サイトで候補を絞った後は、航空会社の公式サイトからの予約も検討すると、セール情報や公式限定特典が得られる場合があります。
ホテルの選定ポイント
ホテル予約は「Booking.com」「Agoda」「Expedia」などの予約サイトが便利です。私の場合、ホテル選びで重視しているのは立地、セキュリティ、口コミの3点です。
- 立地: 観光スポットへのアクセスが良好か、最寄駅からの距離を確認します。特に夜遅くに戻る場合は、駅からホテルまでの道が明るく安全かどうかをGoogleマップのストリートビューでチェックすることもあります。
- セキュリティ: 特に女性一人旅やグループ旅行では重要です。24時間対応のフロントや客室内にセーフティーボックスがあるかどうかを確認しましょう。
- 口コミ: 実際に宿泊した人のレビューは役立ちます。「写真より部屋が狭かった」「シャワーの水圧が弱い」などのリアルな情報から「スタッフが親切だった」といった良い評価まで、広く目を通しましょう。良い意見だけでなく悪い声もチェックして、自分にとって許容可能かどうかを判断するポイントです。
海外旅行保険の必要性 – 答えは「絶対に加入すべき」
「短期間だから大丈夫だろう」と考えがちな海外旅行保険ですが、必ず加入してください。旅先では急な病気やケガ、スマホの盗難、スーツケースの破損など、予想外のトラブルが起こる可能性があります。
日本の健康保険は海外では適用されず、現地の医療費は非常に高額になる場合があります。例として、アメリカで盲腸手術を受けた場合、数百万円の費用がかかることもあります。数千円の保険料をケチって、大きな経済的負担を負うのは避けたいところです。
クレジットカードに付帯する保険もありますが、補償内容が十分かどうかを必ず確認しましょう。特に治療費の補償上限が低い場合や、利用付帯(旅行代金をそのカードで支払わなければ保険が適用されない)になっていることがありますので、注意が必要です。不安な場合は、別途保険会社の海外旅行保険に加入することをお勧めします。ネットから簡単に申し込めます。
お金の準備 – 両替とクレジットカードの活用法
現地で使う資金の準備も忘れずに。現金、クレジットカード、タッチ決済など、多様な選択肢があります。
- 現金: 全額を現金で持ち歩くのは危険ですが、屋台や小規模店舗、チップの支払いには現金が必要な場合があります。必要最低限の金額を、日本の空港・現地の空港・市内の両替所などで換金しましょう。一般的に、日本の銀行や空港よりも現地の空港や市街の両替所の方がレートが良いことが多いものの、場所によって差があるため複数の店を比較するのがおすすめです。
- クレジットカード: 海外旅行の必須アイテムです。大量の現金携帯リスクが軽減でき、世界中で広く利用可能です。VISAやMastercardは利用可能な店舗が多いため、最低1枚は持参すると安心です。JCBは日本ブランドのため、使用できる場所が限定される場合があります。複数枚用意する場合は別々の場所に分けて保管し、紛失や盗難時のリスク分散を図りましょう。
- 海外キャッシング: クレジットカードで現地ATMから現地通貨を引き出す方法です。両替所を探す手間が省け、比較的レートが良いケースも多いため私もよく利用します。ただし利息が発生するため、帰国後は速やかに繰り上げ返済の手続きをすることをおすすめします。
通信環境の確保 – 現地でも快適にスマホを使うために
道に迷った際の地図アプリ、食事処探し、家族や友人との連絡手段として、スマートフォンは旅行の重要アイテムです。海外で快適にネットを使う方法は以下の通りです。
- 海外用Wi-Fiルーターレンタル: 日本の空港で受け取り・返却が可能で、設定も簡単です。複数人でシェアできる利点がありますが、持ち運びや充電管理が必要です。
- 海外用SIMカード: 現地でSIMカードを購入し自分のスマホに挿す方法。比較的安価ですが、SIMロック解除済みの端末が必要で、設定に多少の手間がかかる場合があります。
- eSIM: 物理的なカード不要で、オンラインで契約や設定が完了する新しい形態。対応機種は限定的ですが、手軽で人気が高まっています。渡航前に日本で設定すれば、現地到着直後からネット接続が可能です。
- 携帯電話会社の海外ローミング: 手続きが簡単な一方で料金が高めになりがちです。利用前に料金プランをしっかり確認しましょう。
スマホの機種や旅行のスタイルに合わせて、最適な方法を選んでくださいね。
第5位 イタリア – 芸術と美食に心酔する、憧れの国
さあ、いよいよランキングの発表です!第5位は、ファッション、アート、歴史、そしてグルメと、女性の「好き」がぎゅっと詰まった国・イタリアです。初めての海外旅行でヨーロッパに挑戦するのは少し勇気がいるかもしれませんが、その感動は計り知れません。
なぜイタリアは初めての海外旅行にぴったりなのか?
イタリアの魅力は、まるで街全体が美術館のように圧倒的な美しさを誇るところです。ローマの古代遺跡、フィレンツェのルネサンス美術、ヴェネツィアの水の都、どこを切り取っても絵になる風景ばかり。アパレルに勤める私にとっては、ミラノの洗練されたファッションに触れるだけでも感性が刺激される特別な場所です。
また、イタリア料理は日本人にも馴染みがあり、パスタやピザ、ジェラートなど、どれを食べても「美味しい!」と自然に声が出てしまいます。現地のトラットリア(庶民的な食堂)で味わう手打ちパスタは、忘れがたい思い出になるでしょう。
公共交通機関も発達していて、都市間の移動には高速鉄道「フレッチャロッサ」がとても便利。事前に予約をすれば、快適かつスピーディーにイタリアを巡ることができます。
イタリア旅行モデルプラン(ローマ・フィレンツェ 5泊7日)
- 1日目: 日本からローマへ到着。ホテルにチェックイン後、夜はライトアップされたトレビの泉を訪れ、コインを投げて再訪を願いましょう。
- 2日目: ローマ観光。コロッセオやフォロ・ロマーノで古代ローマの歴史を感じ、午後はバチカン市国へ。サン・ピエトロ大聖堂の荘厳さに圧倒されます。
- 3日目: ローマの街を散策。スペイン広場でジェラートを楽しみ、コンドッティ通りでウィンドウショッピングも満喫。午後は高速鉄道でフィレンツェへ移動。
- 4日目: フィレンツェ観光。ウフィツィ美術館でボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」を鑑賞し、ドゥオーモ(花の聖母大聖堂)のクーポラに登り、赤い屋根が広がる絶景を満喫します。
- 5日目: フィレンツェのサン・ロレンツォ市場で革製品を探したり、新鮮な食材を眺めたり。アルノ川にかかるヴェッキオ橋の夕暮れは格別です。
- 6日目: フィレンツェの空港から帰国の途へ。
- 7日目: 日本に到着。
【実践編】イタリア旅行の準備と注意点
航空券とホテルの手配
日本からイタリアへは、ローマのフィウミチーノ空港(FCO)かミラノのマルペンサ空港(MXP)への直行便や乗り継ぎ便が一般的です。料金はシーズンによりますが、往復で約15万円からが目安。早めに予約すれば、比較的お得なチケットが見つかりやすいです。
ホテルは観光に便利なローマのテルミニ駅周辺や、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅周辺がおすすめ。ただし、駅近くは治安が気になる場合もあるため、口コミをよく確認してから選びましょう。
持ち物リスト – 忘れてはいけない必需品
- 歩きやすい靴: イタリアの石畳は歩きにくいので、ヒールは避けスニーカーやフラットシューズが必須です。
- 変換プラグ(Cタイプ): 日本の電化製品を使うには必ず必要です。
- エコバッグ: スーパーなどでレジ袋が有料なことが多いため、おしゃれなエコバッグを持参しましょう。
- ウェットティッシュ・除菌ジェル: 公共のトイレには便座がない場合もあり、清潔さが気になることも。持っていると安心です。
服装とマナー
教会や大聖堂に入る際は、服装の規定に注意しましょう。ノースリーブやショートパンツなど肌の露出が多いと入場を断られることがあります。夏でも、肩や膝を隠せるストールやカーディガンを一枚用意しておくと安心です。
レストランでは席料(コペルト)がかかるのが一般的です。サービス料が含まれている場合が多いためチップは必須ではありませんが、サービスに満足したら小銭をテーブルにそっと置くのがスマートです。
治安と安全対策
イタリアで最も気をつけたいのはスリや置き引きです。特に観光客で賑わう駅や地下鉄、有名な観光地では注意が必要です。外務省の海外安全ホームページでの注意喚起も参考にしましょう。
- バッグは必ず体の前で持つ。 リュックは前に背負う「前リュック」が基本です。
- スマートフォンをテーブルに置かない。 話に夢中の間に盗まれるケースが多いので注意しましょう。
- 話しかけてくる人に不用意に対応しない。 ミサンガを勝手に結びつけてきたり、署名を求めてくるグループはスリの手口です。はっきりと断り、その場を離れましょう。
トラブル発生時の対応
万一、パスポートを紛失・盗難にあった場合は、まず近くの警察署で「紛失・盗難証明書(Denuncia di furto/smarrimento)」を取得します。その後、ローマやミラノの日本大使館・総領事館に連絡し、「帰国のための渡航書」を申請しましょう。手続きには戸籍謄本または抄本(あるいはコピー)や写真が必要なので、事前にコピーやデータをスマートフォンに保存しておくと手続きがスムーズです。
第4位 タイ – 微笑みの国で心と体をリフレッシュ

第4位にランクインしたのは、エキゾチックな雰囲気と人々の温かい笑顔が魅力の国、タイです。日本からの飛行時間は約6~7時間と比較的短く、また物価も安いため、限られた予算でも贅沢な体験ができる点が大きな魅力となっています。
なぜタイが初めての海外旅行に最適なのか?
タイの魅力は、その多彩な顔ぶれにあります。首都バンコクでは、煌びやかな寺院とモダンな高層ビルが隣り合わせに存在し、活気あるナイトマーケットや絶品グルメが五感を刺激します。一方で、プーケットやサムイ島といったリゾート地に足を伸ばせば、美しいビーチでゆったりとした時間を満喫することも可能です。
さらに、タイ料理の美味しさは格別で、スパイシーなトムヤムクン、甘辛いパッタイ、新鮮なマンゴーともち米のデザート「カオニャオ・マムアン」など、本場ならではの味に一度触れればやみつきになること間違いなし。女性に嬉しい格安スパやマッサージも充実しており、旅の疲れを優しく癒やしてくれます。
タイ旅行のモデルプラン(バンコク 3泊5日)
- 1日目: 日本からバンコクへ到着。スワンナプーム国際空港から市街地まではエアポート・レール・リンクが便利。ホテルにチェックイン後は、アジアティーク・ザ・リバーフロントでディナーとショッピングを楽しみます。
- 2日目: バンコクの三大寺院を巡ります。ワット・プラケオ(エメラルド寺院)、ワット・ポー(涅槃寺)、そしてチャオプラヤー川を渡ってワット・アルン(暁の寺)へ訪問。夜は活気あるナイトマーケットでローカルフードにチャレンジ。
- 3日目: 午前中はウィークエンドマーケットで有名なチャトゥチャック・マーケット(週末限定)で掘り出し物を探し、午後は街中のスパで伝統的なタイ古式マッサージを体験して旅の疲れを癒します。夜はルーフトップバーからバンコクの夜景を眺めながらカクテルを楽しみましょう。
- 4日目: お土産のショッピングや気になっていたカフェ巡りなど自由時間を満喫し、夕方に空港へ向かい深夜便で帰国します。
- 5日目: 日本に到着。
【実践編】タイ旅行の準備と注意点
航空券とホテルの予約
バンコクにはスワンナプーム国際空港(BKK)とドンムアン空港(DMK)の二つの空港があります。フルサービスキャリア(FSC)は主にBKKを利用し、格安航空会社(LCC)はDMKに就航することが多いです。航空券の相場は往復で5万円から12万円ほど。LCCを利用すればさらに費用を抑えられます。
ホテルはアクセスの良いBTS(スカイトレイン)駅の近くがおすすめ。特にサイアム、アソーク、そしてプロンポン周辺はショッピングモールや飲食店が充実していて便利です。リーズナブルな価格帯でもプール付きの快適なホテルが多数あるのもタイの魅力の一つです。
持ち物リスト — 忘れずに準備したいもの
- 虫除けスプレーやかゆみ止め薬: 蚊が多いため、デング熱予防のためにも必携です。現地でも購入可能です。
- 日焼け止め、サングラス、帽子: 年間を通じて強い日差しが降り注ぐため、紫外線対策はしっかり行いましょう。
- 羽織れるもの: 室内はエアコンがかなり効いている場合があるため、薄手のカーディガンなどがあると便利です。
- トイレットペーパー: 公共のトイレやローカルな場所では備え付けのトイレットペーパーがないことが多いので、ポケットティッシュや流せるタイプのティッシュを携帯しましょう。
服装とマナーについて
タイは仏教国であり、王室に対する敬意も非常に深い国です。寺院を訪れる際は、肩や膝を隠す服装がマナーとなっています。入り口でパレオの貸し出しがある場合もありますが、自分で用意していくと安心です。
また、人の頭は精霊が宿る神聖な場所とされているため、子どもの頭を無闇に撫でることは避けましょう。足は不浄とされており、人に足を向けたり足で物を指したりする行為は失礼にあたります。
治安と安全対策
バンコクは比較的安全な都市ですが、観光客を狙った軽犯罪には注意が必要です。特にトゥクトゥクやタクシーでの料金トラブルに注意しましょう。乗車前に料金の交渉をするか、メーター使用を必ずお願いしてください。配車アプリ「Grab」を利用すると事前に料金や行き先が確定するため、安心して利用できます。
夜の歓楽街など危険な雰囲気の場所には近付かないようにし、知らない人から「お寺は今日は休みだ」などと不審な話を持ちかけられた際は不用意に信用しないよう警戒心を持ちましょう。
万が一のトラブルに備えて
体調を崩してしまった場合、バンコクには日本語が通じる病院や外国人向けの質の高い私立病院が充実しています。特にバムルンラード国際病院やサミティベート病院は評判が良いです。ただし医療費は高額なので、必ず海外旅行保険に加入しておくことが必要です。保険会社の提携病院であればキャッシュレスで診療を受けられることもあります。旅行前に保険の適用範囲や連絡先をしっかり確認しておくと、緊急時に慌てず対応できます。
第3位 シンガポール – 未来都市でクリーン&セーフティな旅を
第3位に選ばれたのは、清潔で安全な環境と多様な文化が共存する魅力的な都市国家、シンガポールです。小さい国ですが見どころが豊富で、初めての海外旅行でも非常に快適に過ごせることが特徴です。
なぜシンガポールは初めての海外旅行に適しているの?
シンガポールを推奨する最大の理由は、その圧倒的な治安の良さと街の清潔さにあります。街にはほとんどゴミが落ちておらず、女性が夜間に一人で歩いても安心できるほど安全です。厳しい法規制(例:チューインガムの持ち込み禁止やポイ捨てに対する高額な罰金など)がこの清潔で安全な環境の維持に寄与しています。
また、公用語の一つが英語であるため、多くの場所で英語が通じる点も安心材料の一つです。交通網はMRT(地下鉄)が主要エリアを網羅しており、非常に分かりやすく、観光客でも簡単に利用できます。
さらに、多民族国家ならではの文化の多彩さも大きな魅力です。チャイナタウン、リトルインディア、アラブストリートなどのエリアごとに異なる雰囲気を楽しめ、一度の旅でまるで複数の国を巡っているかのような感覚に浸れます。ホーカーズと呼ばれる屋台村では、様々な国の料理が手頃な価格で味わえるのも嬉しいポイントです。
シンガポール旅行のモデルプラン(3泊4日)
- 1日目: 日本からシンガポール・チャンギ国際空港に到着。MRTで市内へ向かいホテルにチェックイン。夕方からはマリーナベイ・サンズの展望台「スカイパーク」へ登り、美しい夜景を堪能。夜はガーデンズ・バイ・ザ・ベイで開催される光と音のショー「ガーデン・ラプソディ」に感動。
- 2日目: 午前はセントーサ島で、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールを満喫したり、ビーチでのんびり過ごしたり。午後は市内に戻りチャイナタウンを散策。佛牙寺龍華院を見学し、マックスウェル・フードセンターで名物のチキンライスを味わう。
- 3日目: リトルインディアで色鮮やかな街並みとスパイスの香りを楽しみ、スリ・ヴィーラマカリアマン寺院の荘厳な姿に感動。午後はアラブストリートへ移動し、エキゾチックな雑貨店を巡ったり、壮麗なサルタン・モスクを眺めたり。夜はクラーク・キーで川沿いのレストランにてディナー。
- 4日目: 早めにチャンギ国際空港へ向かい、空港内の巨大な屋内庭園「ジュエル」を散策。世界トップクラスの空港施設でショッピングや食事を楽しみつつ帰国の途に就く。
【実践編】シンガポール旅行の準備と注意点
航空券と宿泊の手配
日本からシンガポールへは多数の直行便が運航しており、所要時間は約7時間です。航空券の価格帯は往復で6万円から15万円程度が目安。サービスに定評のあるシンガポール航空のほか、格安航空会社のスクートも運航しています。
宿泊費は東南アジアの他国と比べるとやや高め。予算重視ならチャイナタウンやリトルインディア周辺、特別な体験を望むならマリーナベイ周辺がおすすめです。利便性を考慮する場合は、MRTの駅近のホテルを選ぶのが賢明です。
持ち物リスト – 忘れてはいけないアイテム!
- 折りたたみ傘: 熱帯気候のため突然のスコールに遭うことが多いです。晴雨兼用の傘が便利。
- 上着: ショッピングモールやMRT車内の冷房が強いため、屋外との気温差で体調を崩しやすく、薄手のカーディガンは必須。
- クレジットカードのタッチ決済機能: シンガポールではMRT改札でカードをかざすだけで乗車できる「SimplyGo」システムがあります。切符購入の手間が省けるので、対応カードを持っているか確認しておきましょう。
禁止事項と注意ルール
シンガポールは厳格な法律があることで有名です。旅行者も例外ではないため、以下の規則は必ず守ってください。
- チューインガムの持ち込みおよび国内販売は禁止されています。
- ゴミのポイ捨てや公共エリアでの喫煙に対しては高額な罰金が科せられます。 喫煙は指定場所のみで可能です。
- MRTの車内での飲食は禁止されており、違反すると罰金となります。
- 横断歩道ではない場所での道路横断も罰金が科される場合があります。
治安と安全対策
前述の通り治安は非常に良好ですが、置き引きといった軽犯罪が完全にないわけではありません。貴重品の管理は十分に注意しましょう。特にフードコートやホーカーズで席を確保するために荷物を置く「チョップ」という習慣がありますが、スマートフォンや財布などの貴重品の放置は避けてください。
トラブル発生時の対応方法
もしトラブルに巻き込まれた場合、警察への緊急連絡は「999」です。パスポートを紛失した場合は、まず警察署またはオンラインでポリスレポートを作成します。その後、在シンガポール日本国大使館で「帰国のための渡航書」を申請する流れです。在シンガポール日本国大使館公式サイトには詳しい手続きや連絡先が記載されているため、渡航前にブックマークしておくことをおすすめします。
第2位 ハワイ(アメリカ) – 日本人に優しい永遠の楽園

第2位にランクインしたのは、多くの日本人にとって「海外旅行」と聞いて真っ先に思い浮かぶ場所、ハワイです。澄み渡る青い海、真っ白な砂浜、爽やかな風──これらすべてが、私たちを温かく迎え入れてくれます。
なぜハワイは初めての海外旅行に適しているのか?
特にオアフ島のワイキキ周辺は、日本語が通じるスポットが多いのが大きな魅力です。レストランのメニューに日本語表記があったり、スタッフが日本語を話せたりするため、言葉の壁をほとんど感じずに過ごせます。この安心感は初めて海外へ行く人にとって非常に貴重なポイントです。
さらに、日本人観光客が多いため、サービスがきめ細やかであることも安心材料。治安もアメリカ本土の他の都市に比べて良好で、日中ならワイキキの街を安全に散策できます。美しいビーチでゆったり過ごすのもよし、ショッピングを満喫するのもよし、ダイヤモンドヘッドでハイキングに挑戦するのもよしと、多彩な楽しみ方ができるのも魅力的です。
ハワイ旅行のモデルプラン(オアフ島 4泊6日)
- 1日目: 日本からホノルルへ。現地時間の朝に到着。空港からホテルに向かい、荷物を預けたらすぐにワイキキの街へ繰り出しましょう。ワイキキビーチを散策したり、ロイヤル・ハワイアン・センターでショッピングを楽しんだりして過ごします。
- 2日目: 早朝からダイヤモンドヘッドの登頂にチャレンジ。頂上から見渡すワイキキの絶景は感動的です。午後はアラモアナセンターでたっぷりショッピング。夜はハワイアンミュージックのライブを楽しめるレストランでディナーを堪能。
- 3日目: オプショナルツアーでノースショアへ。人気のガーリックシュリンプランチを堪能し、ウミガメに会えるラニアケアビーチを訪問。ハレイワの町では地元の雰囲気を満喫します。
- 4日目: The Busやトロリーに乗ってカイルアタウンへ。全米No.1に選ばれたカイルアビーチやラニカイビーチの絶景に癒やされます。評判のパンケーキカフェでブランチも楽しみましょう。
- 5日目: 帰国の便までお土産の買い足しやホテルのプールでゆったり過ごします。ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港から日本へ帰国。
- 6日目: 日本に到着。
【実践編】ハワイ旅行の準備と注意点
ESTA(電子渡航認証システム)の申請
ハワイはアメリカの一部であり、観光目的で90日以内の滞在ならビザは不要ですが、代わりにESTA(エスタ)の申請が必須です。これはオンラインで申請する電子渡航認証システムで、出発の72時間前までに申請しておくのが推奨されています。偽サイトも多く存在するため、必ず公式サイトから手続きを行いましょう。一度承認されると2年間有効です。
航空券とホテルの予約
日本からホノルル行きの直行便は多くの航空会社が運航しており、選択肢も豊富です。航空券の往復料金はおよそ10万円から20万円が目安ですが、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などのピークシーズンは価格が上がります。
ホテルは主にワイキキに集中しており、ビーチフロントの高級リゾートから手頃なコンドミニアムまで多様です。予算や目的に応じて選ぶと良いでしょう。多くのホテルではリゾートフィーが宿泊費とは別にかかるため、予約時に総額を確認することが重要です。
持ち物リスト – 忘れずに持っていくべきもの
- 水着、ビーチサンダル: ハワイの海を楽しむためには必須アイテムです。
- 日焼け止め(サンゴ礁に優しいタイプ): ハワイではサンゴ礁に有害な成分を含む日焼け止めの使用や販売が禁止されています。「Reef Safe」や「Non-Nano」と表記されたものを選びましょう。
- クレジットカード: アメリカはカード社会で、小さなお店でもカード決済が可能な場合が多いです。チップの支払いもカードで行えます。
- ESTAの控え: 印刷するか、スマートフォンのスクリーンショットを保存しておくと安心です。
チップの習慣
アメリカ文化に慣れていないと戸惑いがちなチップですが、レストランでは料金の15%~20%、ホテルのベッドメイキングには1日1~2ドル、タクシーは料金の約15%が目安です。感謝の気持ちを込めて忘れずに渡しましょう。なお、レシートに「Gratuity」や「Tip」などのサービス料がすでに含まれていることもあるので、二重払いにならないよう注意が必要です。
治安と安全への配慮
ワイキキは比較的安全なエリアですが、それでも海外であることを念頭に置いて行動しましょう。夜遅くに一人でビーチや裏路地を歩くのは避けたほうが無難です。また、車上荒らしの被害もあるため、レンタカーを利用する際は車内に貴重品を置かないようにしましょう。特にアラワイ運河周辺やダウンタウンの一部エリアは夜間の警戒が必要です。
緊急時の対応方法
何かトラブルが起きた際は、警察や消防、救急すべて「911」に連絡してください。日本語対応を希望する場合はその旨を伝えれば通訳サービスを手配してくれます。パスポートを紛失した場合は、まず警察でポリスレポートを作成し、その後ホノルルにある日本国総領事館に連絡してください。医療機関を受診する際は、日本語対応のある「ドクターズ・オン・コール」などの旅行者向けクリニックを利用すると安心です。海外旅行保険はこうした場面で非常に心強い味方となります。
第1位 台湾 – 安心、美味しい、優しい!最高のデビュー旅
そして、栄えある第1位に輝いたのは…台湾です!日本から飛行機でわずか3~4時間と近く、週末に+1日を加えるだけで十分楽しめる気軽さがあります。どこか懐かしく温かみのある雰囲気が、初めての海外旅行に不安を抱く人の心を優しく和らげてくれます。
なぜ台湾が初めての海外旅行に最適なのか?
台湾を第1位に選んだ理由は、以下の5つの「安心感」があるからです。
- 治安の良さ: 台湾は世界的にも治安の良い国として知られています。現地の人々は穏やかで親切です。夜市なども基本的な注意(スリ対策など)をしっかりしていれば、女性ひとりでも安心して楽しめます。
- 親日的な国民性: 台湾の多くの方たちは日本に対して非常に好意的です。日本語を話せる年配の方も多く、街なかには日本語の看板が数多く見られます。困った時には片言の日本語や英語、ジェスチャーで助けてくれる温かさに何度も触れました。
- 美味しい食文化: 小籠包、魯肉飯(ルーローファン)、牛肉麺、マンゴーかき氷など、台湾のグルメは日本人の味覚に合うものばかり。リーズナブルで美味しいB級グルメの宝庫である夜市は、絶対に外せない体験です。
- 便利な交通手段: 台北市内はMRT(地下鉄)が網羅的に走っており、ほとんどの主要観光地へMRTでアクセス可能です。料金も安価で、日本の地下鉄と似た乗り方なので迷うことはほとんどありません。
- 近距離&低コスト: 日本からの近さは短期間の休みでも旅行を立てやすい大きな強みです。航空券も比較的リーズナブルで、現地の物価も日本より低いため、予算に優しい旅が実現できます。
台湾旅行のモデルプラン(台北 2泊3日)
- 1日目: 日本から台北へ。空港は桃園国際空港からMRTで市内へ移動。ホテルにチェックイン後、まずは世界的に有名な小籠包の名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」でランチ。午後は龍山寺で参拝し、その周辺のレトロな街並みを散策。夜は士林夜市で巨大フライドチキンや胡椒餅を食べ歩きます。
- 2日目: 午前は衛兵交代式が見られる中正紀念堂へ。その後、永康街(ヨンカンジェ)でおしゃれな雑貨店やカフェを巡り、ひと息つきます。午後はMRTで少し足を伸ばし、映画『千と千尋の神隠し』のモデルとも言われる九份へ。赤提灯の灯るノスタルジックな夕景は必見です。
- 3日目: 朝食は地元の食堂で豆乳ベースのスープ「鹹豆漿(シェントウジャン)」を味わいます。お土産にパイナップルケーキなどを購入して空港へ。短い滞在でも充実感あふれる旅を終え、帰国します。
【実践編】台湾旅行の準備と注意点
航空券とホテルの手配
台北には桃園国際空港(TPE)と松山空港(TSA)があり、松山空港は市の中心部に近くアクセスが非常に便利です。LCCを含む多くの便が運航しており、セールを活用すれば往復2万円台からチケットを獲得できることも。航空券の相場は約4万円~8万円ほどです。
ホテルは台北駅周辺、中山駅周辺、西門町周辺が特に便利で人気があります。中山エリアはおしゃれなカフェやショップが多く、女性にもおすすめの地域です。台湾観光局公式サイトでエリアごとの特徴も紹介されているので、ぜひ参考にしてください。
持ち物リスト – 必ず忘れずに!
- 悠遊カード(EasyCard): 日本のSuicaやICOCAに似た交通系ICカード。MRTやバス、コンビニでの支払いにも使えて非常に便利です。駅の券売機やコンビニで購入・チャージ可能。
- モバイルバッテリー: 地図アプリの利用や写真撮影でスマートフォンの電池は意外と早く減ります。大容量のものを用意しておくと安心です。
- エコバッグ: 台湾でもレジ袋は有料です。夜市での食べ歩きやショッピングに役立ちます。
- 筆談用ノートとペン: 言葉が通じにくい時に漢字を書くと意味が伝わる場合が多いです。「我要去這個地方(この場所に行きたい)」などを書いて地図を見せると円滑にコミュニケーションが取れます。
服装とマナー
台湾は年間を通じて気温が温暖ですが、夏は蒸し暑く、冬は意外と冷え込みます。夏は通気性の良い服装、冬は重ね着がしやすい服装が適しています。室内は冷房が効いているため、一年中、羽織ものがあると便利です。
食事の際は、よそってもらったご飯のお椀は手に持って食べるのがエチケットです。日本のようにテーブルに置いたまま食べるのはあまり好まれません。
治安と安全対策
治安は良好ですが油断は禁物です。夜市など混雑した場所ではスリに注意し、バッグは前に抱えるように持ち、貴重品は内ポケットなど安全な場所に収納しましょう。
交通マナーは日本とは異なり、バイクの数が非常に多く、歩行者優先の意識はあまり強くありません。横断歩道を渡る際は青信号でも左右をしっかり確認する習慣を身につけてください。
万が一トラブルがあった時の対応
警察への緊急連絡は「110」、救急・消防は「119」で日本と同じです。日本語での相談が希望の場合は、「旅遊服務中心(トラベルサービスセンター)」や24時間対応の観光ホットライン「0800-011-765」に連絡すると、日本語で対応してもらえることがあります。
パスポートを紛失した際は、まず警察に届け出て「紛失証明」を発行してもらいます。その後、台北にある「日本台湾交流協会」で必要な手続きを行います。ここは大使館や領事館に相当する機関です。手続きに必要な書類などは事前にウェブサイトで確認しておくと安心です。
新しい世界への一歩を踏み出そう

初めての海外旅行におすすめの5つの国をご紹介しましたが、いかがでしたか。ランキング形式にしましたが、それぞれの国が持つ独自の魅力はどれもかけがえのないものです。大切なのは、あなた自身が「ここに行きたい!」と心から感じる場所を選ぶことです。
海外旅行は、美しい景色を楽しんだり美味しい料理を味わったりするだけではありません。日本とは異なる文化や価値観に触れることで、これまで当たり前だと思っていたことが実は違っていたと気づく瞬間があります。言葉がうまく伝わらず戸惑う場面や、ちょっとしたトラブルも、振り返れば笑い話になり、あなたを少しずつ強く、そして豊かな人間へと成長させてくれるでしょう。
本記事で紹介した準備や手続き、安全対策は、あなたの旅をスムーズかつ安全に進めるための重要なポイントです。これらをしっかり整えたら、あとは思い切り楽しむ気持ちを大切にしてください。パスポートと少しの勇気を携えて、新たな世界への第一歩を踏み出してみましょう。
きっと、想像を超える感動と輝かしい思い出があなたを待っています。あなたの初めての海外旅行が、人生の中で最も輝くページのひとつになることを心より願っています。

