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ダヴィンチ・コードの足跡を辿る旅。パリ・ロンドン・スコットランドの謎を巡る

世界中を熱狂の渦に巻き込んだダン・ブラウンの小説、そしてトム・ハンクス主演で映画化された『ダヴィンチ・コード』。ハーヴァード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授が、パリのルーヴル美術館で発見された不可解な殺人事件をきっかけに、歴史を揺るがす巨大な謎へと迫っていくサスペンスフルな物語です。

この物語の魅力は、スリリングな展開もさることながら、実在する歴史的な建造物や芸術作品に隠された暗号を解き明かしていく知的な興奮にあります。スクリーンに映し出された荘厳な教会、壮麗な美術館、神秘的な礼拝堂の数々。物語に没入した方なら、一度は「この場所を実際に訪れてみたい」と感じたのではないでしょうか。

今回は、そんな『ダヴィンチ・コード』の物語の舞台となった地を巡る、まさに知的好奇心を満たすための旅をご提案します。フランス・パリから始まり、イギリス・ロンドン、そしてスコットランドへ。ラングドン教授とソフィー・ヌヴーの足跡を辿りながら、歴史と芸術に秘められた謎をあなた自身の目で確かめてみませんか。この記事は、単なるロケ地紹介ではありません。チケットの予約方法から現地のマナー、移動手段まで、あなたが実際に旅を計画し、実行するための具体的な情報を網羅した、ワンランク上の旅のコンプリートガイドです。さあ、知的な冒険の旅へ出発しましょう。

旅の準備にあたっては、現地の喫煙ルールなど基本的なマナーも事前に確認しておくと安心です。例えば、オランダの喫煙事情とマナーについてのガイドも参考になるでしょう。

目次

パリ編:芸術と謎が交錯する始まりの地

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物語の始まりは芸術の都パリ。深夜のルーヴル美術館で見つかった館長の不可解な遺体が、壮大な謎解きの連鎖の幕を開けます。ラングドン教授が初めて降り立ったこの街で、私たちも物語の核心へと足を踏み入れてみましょう。

物語の出発点、ルーヴル美術館

世界有数の規模を誇るルーヴル美術館。この物語の冒頭で、ガラスのピラミッドが象徴的なこの場所で事件が発生します。館長ジャック・ソニエールが遺した謎めいたメッセージと、レオナルド・ダ・ヴィンチの『ウィトルウィウス的人体図』を模して安置された異様な遺体。ここからラングドンとソフィーは、緊迫した追跡劇に巻き込まれていきます。

ルーヴル美術館は単なる撮影地にとどまらず、物語の鍵となる多くの芸術作品を所蔵しています。彼らが暗号解読のために駆け回った「グランド・ギャラリー」、そしてソニエールが最後の手がかりを託したレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作『モナ・リザ』と『岩窟の聖母』。これらの名作を実際に目の前にすれば、映画のワンシーンが鮮やかに思い出されることでしょう。

ガラスのピラミッドから差し込む光を感じつつ、ラングドンたちが走り抜けた回廊を歩いてみてください。何世紀にもわたる人類の知恵が集積されたこの場所で、自身の謎解きを始めるのも一興です。

ルーヴル美術館訪問のための実践的アドバイス

世界中から多くの観光客が訪れるルーヴル美術館を快適に巡るには、綿密な準備が不可欠です。質の高い旅を望むなら、計画的に時間を使うことを心掛けましょう。

チケットはオンライン事前予約が必須

現在、ルーヴル美術館はほぼ完全予約制で運営されています。当日券もありますが、長い行列は必至で、売り切れのリスクも高いです。必ずルーヴル美術館公式サイトから事前にチケットを手配しましょう。予約は数ヶ月前から可能で、30分ごとに入場時間が指定できます。予約完了後に送付されるEチケット(QRコード)をスマホに保存するか、印刷して持参してください。入場時にこのQRコードを提示すれば、スムーズに入館が可能です。

持ち込み禁止品と服装の注意点

館内への大型荷物(55cm x 35cm x 20cm以上)は持ち込み禁止となっています。ピラミッド下のクロークに預けられますが、混雑することもあるため、できるだけ軽装で訪れるのが賢明です。服装に厳格な決まりはありませんが、館内は広大で大理石の床は思いのほか足に負担がかかるため、歩き慣れた快適な靴を履くことをおすすめします。

禁止事項とマナーについて

ほとんどの展示エリアでの写真撮影は許可されていますが、『モナ・リザ』の前など特定の場はフラッシュの使用が厳しく禁止されています。また、自撮り棒の使用も多数のエリアで禁じられているため、注意してください。作品に触れることは決して許されません。館内での飲食は指定されたカフェやレストランに限られ、鑑賞は静かに行うのが大人のマナーです。

トラブル発生時の対応

万が一、予約した日時に行けなくなった場合、基本的にチケットの払い戻しや変更は認められていません。ただし、交通機関の大幅な遅延などやむを得ない事情があれば、現地のインフォメーションデスクに相談してみると良いでしょう。証明がある場合は対応してもらえる可能性もありますが、基本的には時間厳守で余裕を持った計画を立てることが重要です。

ローズラインの謎、サン=シュルピス教会

ラングドンとソフィーが次に足を運んだのは、パリ左岸に佇む荘厳なサン=シュルピス教会です。映画ではアルビノの修道士シラスが「要石」の手掛かりを探して祭壇下の石板を破壊する衝撃的なシーンの舞台となりました。

物語の重要な鍵は、教会内を南北に走る真鍮の線「ローズライン(パリ子午線)」にあります。シラスはここが聖杯の所在を示す重要な目印だと信じていました。実際に訪れると、床に埋め込まれた真鍮のラインと、その先にそびえるオベリスクを確認できます。このオベリスクは、冬至の日に先端に日光が差し込むよう設計された天文学的な装置です。映画の虚構と実際の歴史が交じり合うこの場所は、訪問者に独特の感動をもたらします。

ただし、教会側は『ダ・ヴィンチ・コード』の物語がフィクションであることを明確に示しており、その説明文も設置されています。これも踏まえ、物語と現実の違いを自身の目で確かめるのが、この教会巡りの醍醐味と言えるでしょう。

サン=シュルピス教会への訪問ガイド

ここは現在も礼拝が行われる宗教施設です。礼儀正しい振る舞いが求められます。

服装とマナーの注意点

サン=シュルピス教会は無料で入場可能ですが、祈りの場であることを念頭に置くべきです。訪問時は過度の肌の露出(タンクトップやショートパンツなど)は避け、特に夏季は肩を覆うショールを携帯すると安心です。教会内では帽子を脱ぎ、大声を控え、静かに行動しましょう。携帯電話はマナーモードに設定してください。

ミサの時間帯は避ける

ミサや冠婚葬祭が行われている際は、一般の見学者の出入りが制限されたり、鑑賞が難しい場合があります。祈る人々の邪魔にならぬよう、公式サイトなどでミサのスケジュールを確認し、その時間帯を避けて訪問するのが賢明です。建物内の撮影は許されていますが、ミサ中や祈祷中の方に向けてカメラを向けることは絶対に避けてください。

ローズラインの見つけ方

教会に入ってすぐ足元を見れば、真鍮のラインは容易に見つかるでしょう。多くの観光客がそのラインに沿って歩いているためわかりやすいはずです。ラインの行く先にあるオベリスクも見逃さないようにしましょう。映画の世界観に浸りつつ、教会の荘厳な空気感もぜひ肌で感じてください。

ティービング卿の隠れ家、シャトー・ド・ヴィレット

パリ郊外に静かにたたずむ壮麗な城館、シャトー・ド・ヴィレット。ここは聖杯研究の権威で、物語の重要な人物リー・ティービング卿の邸宅として登場します。ラングドンとソフィーは追跡者から逃れ、この場所で初めて聖杯伝説の核心に触れます。

「プチ・ヴェルサイユ」とも称されるこのシャトーは17世紀の著名な建築家によって設計されており、左右対称の美しい庭園と洗練された内装は、まさに知識人にふさわしい風格を漂わせています。映画では、ここでティービング卿がクリプテックスの謎についてラングドンたちと語り合う重要シーンが撮影されました。

現在は高級ホテルやプライベートイベントの会場として使用されており、自由に入れる場所ではありません。しかし外観を眺めるだけでも、物語の世界に紛れ込んだかのような感覚を味わえるでしょう。

シャトー・ド・ヴィレット訪問のポイント

私有施設のため、訪問時には十分な配慮が必要です。

見学・宿泊は完全予約制

シャトー・ド・ヴィレットは一般観光施設ではないため、予約なしでの入場はできません。内部見学や宿泊を希望する場合は、必ず公式サイトから事前に問い合わせや予約を行ってください。貸切イベントが多いため訪問を計画する際は、かなり早めの連絡が推奨されます。宿泊できれば、ティービング卿になったかのような贅沢な一日を過ごせるかもしれません。

アクセスについて

パリ中心部から車で約45分の場所にあり、公共交通機関の利便性は低いです。そのため、タクシーや配車サービスの利用、もしくはレンタカーの手配が現実的な選択肢となります。日帰り旅行の計画に適しています。

プライバシーを尊重すること

外から見学するだけの場合でも、私有地であることを忘れずに。敷地内への無断立ち入りや、宿泊客のプライバシーを妨げる行為は厳禁です。節度ある行動を心掛けましょう。

ロンドン編:聖杯伝説の核心へと迫る

物語はフランスからイギリス海峡を越え、舞台をロンドンへと移します。ティービング卿のプライベートジェットで到着したこの街で、ラングドンたちはテンプル騎士団の謎と聖杯の最終的な隠し場所を示す暗号に挑みます。ここからは、歴史の重みを感じさせるロンドンの街並みを巡る展開となります。

テンプル騎士団の環状礼拝堂、テンプル教会

ロンドンの法曹院(Inns of Court)の一角にひっそりと佇むテンプル教会は、かつて絶大な権力を誇ったテンプル騎士団が築いた、イングランドで最も重要な史跡の一つです。映画では、ラングドンたちが「A knight a pope interred(一人の騎士、法王が埋葬せり)」という暗号を解読するためにここを訪れました。

この教会の大きな特徴は、聖地エルサレムの聖墳墓教会を模して造られた円形の本堂「ラウンド」です。床にはテンプル騎士の石像が横たわり、その神秘的で厳かな雰囲気は映画の描写そのまま。ラングドンたちがここで必死にヒントを探し、新たな謎に直面するシーンは物語の転機として印象深いものとなっています。実際に足を運ぶと、彼らの緊張感や焦りがひしひしと伝わってくるようです。

ロンドンの喧騒から切り離された静けさの中で、中世の騎士たちの息遣いを感じながら暗号解読に挑むのも一興でしょう。

訪問のための実用ガイド:テンプル教会

この教会は立地がやや特殊で、開館時間も不規則なため事前の情報収集が不可欠です。

開館時間の確認は必須

テンプル教会は現在も法曹院の礼拝堂として使われており、結婚式やプライベートイベントでよく閉まっています。また、一般公開されている曜日や時間も非常に限られています。訪問を計画する際は、旅行の数日前と当日の朝に必ず公式サイトで最新の開館情報をチェックしてください。せっかく訪ねても閉まっているという事態を避けるため、これが最も重要なポイントです。

入場料とマナー

少額の入場料が必要で、支払い方法が現金かカードかも事前に確認しておくとスムーズです。内部での写真撮影は、他の訪問者に迷惑をかけない範囲で許可されることが多いですが、フラッシュは控えましょう。宗教施設であるため、静かに見学することが求められます。

アクセスが少々分かりにくい

最寄り駅は「Temple」駅ですが、教会は法曹院の敷地内にあり入口が分かりにくいかもしれません。フリート・ストリート沿いの門から中庭へ入る形なので、地図アプリを活用して時間に余裕を持って向かうことをおすすめします。迷路のような路地を歩くのも、ロンドンらしい体験のひとつです。

ニュートンの墓が示す場所、ウェストミンスター寺院

次の暗号が示したのは、「法王が埋葬した騎士」の墓でした。ラングドンたちはその人物が、万有引力の法則を発見した科学者アイザック・ニュートンだと突き止め、彼の墓所があるウェストミンスター寺院へと向かいます。

英国王室の戴冠式やロイヤルウェディングで知られるこの寺院は、イギリスの歴史を象徴する場所です。歴代の王や女王、それにニュートンをはじめ数多くの偉人がここに眠っています。ゴシック建築の傑作とも称される壮麗な内部はまさに圧巻で、高い天井から差し込むステンドグラスの光が荘厳な雰囲気を一層引き立てています。

映画では、ラングドンとソフィーがニュートンの墓の前で最後の暗号解読を試みる緊迫した場面が描かれました。しかし実際には、『ダ・ヴィンチ・コード』の撮影でウェストミンスター寺院の内部は許可が下りず、後述するリンカーン大聖堂で撮影が行われています。それでも、物語の重要な舞台であることに変わりはありません。本物のニュートンの墓を前に、彼らが探し求めた「orb(球体)」とは何だったのか、思いを馳せるのも楽しみのひとつです。

訪問のための実用ガイド:ウェストミンスター寺院

ロンドン屈指の観光名所だけに、混雑対策は必須です。

チケット予約とロンドン・パスの活用

ウェストミンスター寺院も公式サイトでの事前予約が強く推奨されます。特に観光シーズンは非常に混雑し、予約なしだと入場に数時間待つことも珍しくありません。時間を有効活用したいなら予約は必須です。また、ロンドン市内の多くの観光地に入場可能な「ロンドン・パス」を使うのも有効です。パス所持者は専用入口を利用でき、優先的に入場できるケースもあります。旅の計画に応じて検討してみてください。

服装規定と見学マナー

英国国教会の教会であるため、肌の露出が多い服装は避け、敬意を持って訪れることが求められます。内部での写真撮影は原則禁止で、厳格に守られておりスタッフによる監視もあります。目に焼き付けることに集中し、その場の神聖な空気を全身で感じてください。

オーディオガイドの利用を

入場料には日本語対応のオーディオガイドが含まれており、これを活用すれば寺院の歴史や各見どころ、眠る偉人たちのエピソードを深く理解できます。単に見るだけでなく、その背景を知ることで一層場所の価値を感じ取れるでしょう。

製作の裏側、リンカーン大聖堂

先述の通り、ウェストミンスター寺院内部の撮影は、ロンドンから北へ約200kmの距離にあるリンカーン大聖堂で行われました。ウェストミンスター寺院が撮影許可を出さなかったため、制作陣はこの壮麗な大聖堂を代役に選んだのです。

リンカーン大聖堂は古くからイングランドで最も高い建造物であり、そのゴシック建築の美しさは圧倒的。特に星形ヴォールトの天井を持つ「チャプターハウス」は、ニュートンの墓のシーンの撮影に重要な場所でした。映画セットが組まれ、トム・ハンクスたちがここで演技したと思うと感慨深いものがあります。

ロンドンから少し足を延ばせば観られる、映画製作の裏側に触れられる貴重なスポットです。ウェストミンスター寺院とは異なる、重厚で静謐な魅力を持つこの大聖堂は訪れる価値が十分にあります。『ダ・ヴィンチ・コード』のファンであれば、ぜひ旅程に加えてみてください。

訪問のための実用ガイド:リンカーン大聖堂

日帰り旅行として計画するのが一般的です。

ロンドンからの行き方

ロンドンのキングス・クロス駅からリンカーン行きの電車が出ており、所要時間はおよそ2時間。鉄道会社のウェブサイトで事前予約すると割引が受けられることが多いです。リンカーン駅からは美しい石畳の坂道「Steep Hill」を登って大聖堂へ向かいます。徒歩約20分ですが坂が急なので歩きやすい靴は必須です。

見学情報

リンカーン大聖堂も訪問前に公式サイトで開館時間やイベントの有無を確認することをおすすめします。入場は寄付制が多いものの、案内付きツアー(屋根裏ツアーなど特別なものもあります)は別料金です。撮影が行われたチャプターハウスの場所をスタッフに尋ねてみるのも良いでしょう。

リンカーンの街も楽しもう

大聖堂近くには、ウィリアム征服王が築いたリンカーン城もあります。歴史的なマグナ・カルタの現存4部のうちの一つが保管されていることで知られています。折角訪れるなら大聖堂だけでなく、中世の名残が色濃く残るこの美しい街並みの散策もぜひ堪能してください。

スコットランド編:旅の終着点、ロスリンの秘密

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物語はついに最終章を迎えます。ロンドンで手に入れた最後の手掛かりをもとに、ラングドンとソフィーはスコットランドの首都エディンバラ近郊に位置する謎多きロスリン礼拝堂へと足を運びます。こここそ、何世紀にもわたり隠されてきた聖杯の秘密が眠る場所だったのです。

聖杯伝説の終着地、ロスリン礼拝堂

エディンバラの街から南へ数キロほどのところに、静かに佇むロスリン礼拝堂があります。15世紀に建立されたこの礼拝堂は、規模こそ小さいものの、その内部を埋め尽くす膨大な数の彫刻で世界的に知られています。

天井や柱、壁に至るまで、聖書の物語やケルト神話のシンボル、テンプル騎士団やフリーメイソンにゆかりのある模様、さらには当時はヨーロッパに存在しなかった新大陸由来のトウモロコシやアロエなどの植物まで、多種多様なモチーフが精巧に彫り込まれています。その神秘的な装飾は、古くから多くの研究者や神秘主義者の想像力を掻き立ててきました。

映画では、この礼拝堂の地下に聖杯が秘められているとされ、クライマックスではソフィー・ヌヴーの驚くべき出自も明かされる舞台となりました。特に有名な「職人の柱(The Apprentice Pillar)」は、緻密な彫刻とそこにまつわる伝説で、この礼拝堂の象徴的な存在です。実際にこの空間を訪れると、石に刻まれた数々の物語に囲まれ、まるで異世界へ迷い込んだかのような不思議な感覚が味わえます。ここが壮大な謎解きの旅の終着点にふさわしい場所であることを、肌で実感できるでしょう。

実際に訪れる際のポイント:ロスリン礼拝堂

観光地として人気が高いため、事前準備をしておくことで快適な訪問が保証されます。

エディンバラからのアクセス

エディンバラ中心部からは、ロージアンバスの37番に乗れば乗り換えなしで約40~50分でロスリン礼拝堂の最寄りまで行けます。バスは頻繁に運行しており、アクセスは非常に便利です。往復チケットや一日乗車券を購入するとお得に利用できます。

チケットの事前予約を強くおすすめ

ロスリン礼拝堂は内部のスペースが限られているため、入場者数が制限されています。特に観光シーズンは、予約なしでは入場が難しい場合が非常に多いです。必ず公式サイトで日時指定のチケットを事前に予約してください。予約が埋まってしまう日も多いので、旅程が決まり次第早めの予約を推奨します。

内部での写真撮影は禁止

礼拝堂内部の繊細な彫刻を守るため、写真やビデオの撮影は全面的に禁止されています。このルールは厳格に守られているため、必ず従いましょう。その代わり、定期的にスタッフによる無料のガイドツアーが実施されており、彫刻に秘められた意味や礼拝堂にまつわる逸話を詳しく聞くことができます。ぜひ参加して、記憶に深く刻みつけてください。

ビジターセンターも充実

礼拝堂に隣接するビジターセンターには、礼拝堂の歴史を紹介する展示のほか、カフェやギフトショップが設けられています。見学の前後に立ち寄れば、ロスリン礼拝堂の謎についてより深く知ることができるでしょう。カフェから望む礼拝堂や周辺の渓谷の景観も格別です。

ダヴィンチ・コード巡礼の旅、実践TIPS

パリからロンドン、そしてスコットランドへ。この壮大な旅を成功に導くための具体的な計画のポイントと準備についてご紹介します。

モデルプランのご提案

効率的かつ充実した旅を実現するための例です。ご自身の興味やスケジュールに合わせて調整してください。

  • 5泊6日 弾丸巡礼プラン
  • 1日目:パリに到着後、ルーヴル美術館を訪問。
  • 2日目:パリ市内観光(サン=シュルピス教会など)。午後にユーロスターでロンドンへ移動。
  • 3日目:ロンドン市内観光(テンプル教会、ウェストミンスター寺院)。
  • 4日目:早朝のフライトまたは鉄道でエディンバラへ移動。午後はロスリン礼拝堂を見学。
  • 5日目:エディンバラ市内観光の後、午後の便で帰国。
  • 6日目:日本に到着。

タイトなスケジュールながら主要スポットを網羅可能です。移動が多いため、体力に自信のある方におすすめです。

  • 8泊9日 ゆったり満喫プラン
  • 1〜3日目:パリ滞在。ルーヴル美術館やサン=シュルピス教会はもちろん、シャトー・ド・ヴィレットへの日帰り旅行やオルセー美術館なども堪能。
  • 4日目:ユーロスターでロンドンへ移動。
  • 5〜6日目:ロンドン滞在。テンプル教会、ウェストミンスター寺院に加え、リンカーンへの日帰り旅行も計画。
  • 7日目:寝台列車「カレドニアン・スリーパー」または飛行機でエディンバラへ。
  • 8日目:エディンバラ滞在。ロスリン礼拝堂やエディンバラ城などゆっくり観光。
  • 9日目:帰国の途に就く。

各都市の魅力をじっくり味わいながら、物語の世界に深く浸ることができるプランです。

旅の準備と持ち物チェックリスト

快適に過ごすため、忘れ物がないか事前に確認しましょう。

  • 必携アイテム
  • パスポートおよび各種電子チケットの控え(航空券、列車、美術館など)
  • クレジットカードと少量の現地通貨(ユーロとポンド)
  • スマートフォンとモバイルバッテリー
  • 電源変換プラグ(フランスはC/SEタイプ、イギリスはBFタイプで異なるため注意)
  • 歩きやすい靴(石畳や美術館内の歩行が想像以上に疲れるので必須)
  • 折りたたみ傘(特にイギリスは天候が急変しやすいです)
  • あると便利なもの
  • 小説『ダ・ヴィンチ・コード』や映画のデータ:移動中や見学前に振り返ることで感動が増します。
  • 双眼鏡:教会や礼拝堂の高い場所にある細かな彫刻を観察するのに便利。
  • エコバッグ:ヨーロッパでは買い物袋が有料の場合が多いです。
  • ジャケットやショール:教会訪問時の礼儀として、また冷房対策にも役立ちます。

トラブル対処法

旅の途中でのトラブルに備え、落ち着いて対応できるポイントをご紹介します。

美術館や教会のチケットが売り切れた場合

人気のスポットではよくあることです。公式サイトをこまめにチェックし、キャンセルが出て予約が戻ることもあります。現地の観光案内所では別枠のチケットがある場合や、ガイドツアーに参加できるケースもあります。もし入場が叶わなくても、建物の外観や周辺を散策しながら歴史を感じ取るだけでも十分価値があります。

交通の遅延やストライキに遭遇した場合

ヨーロッパでは鉄道の遅延やストライキが珍しくありません。ユーロスターや各鉄道会社の公式アプリを事前にダウンロードしておくと、リアルタイムで運行状況を確認できます。大幅な遅延で乗り継ぎが困難な際は、駅の窓口で代替便の手配を相談しましょう。ストライキが予告されている場合は、バスや飛行機など他の移動手段を早めに手配することが重要です。

謎解きの先に待つ、あなただけの物語

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映画『ダヴィンチ・コード』のロケ地を巡る旅は、単なる聖地巡礼にとどまりません。これはフィクションを入り口にして、ヨーロッパの壮麗な歴史や深遠な芸術、そして建築の美しさに触れる、非常に知的な冒険です。

ルーヴルの回廊でダ・ヴィンチの微笑みに思いを馳せ、サン=シュルピスの静寂な空間で自身の信仰に問いかけ、テンプル教会の石畳に刻まれた騎士団の誇りを感じ取る。そしてロスリン礼拝堂にある神秘的な彫刻に包まれ、物語の終着点にたどり着いたとき、スクリーンや本のページからでは味わえない、圧倒的な感動と興奮が胸に迫ることでしょう。

この旅で提供した情報は、あくまであなたの冒険のための地図に過ぎません。実際にその場所を訪れ、五感で感じ、思考を巡らせることで、地図には記されていないあなただけの発見が必ずあるはずです。ラングドン教授のように鋭い洞察力を発揮するもよし、ソフィーのように自身のルーツを探し求める気持ちで、この謎に満ちた世界を歩んでみてください。

旅を終えた時、あなた自身が『ダヴィンチ・コード』の物語に新たな登場人物として加わっているかもしれません。さあ、歴史の謎解きに挑む、あなただけの旅を始めましょう。

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この記事を書いたトラベルライター

外資系コンサルやってます。出張ついでに世界を旅し、空港ラウンジや会食スポットを攻略中。戦略的に旅をしたいビジネスパーソンに向けて、実用情報をシェアしてます!

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