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ボーイング777-9、GE9Xエンジンに新たな問題発覚 – 2027年のデビューに影響は?

次世代の空の旅を担うとして期待されているボーイング社の最新鋭大型旅客機「777-9」。その心臓部であるGEエアロスペース社製の「GE9X」エンジンに、新たな耐久性の問題が見つかったことが明らかになりました。2027年に予定されている航空会社への初納入への影響が懸念されますが、ボーイング社は現時点で計画に変更はないとの見方を示しています。

目次

発覚したエンジンの問題とボーイング社の見解

今回明らかになったのは、777-9型機に搭載される世界最大のジェットエンジン「GE9X」に関する耐久性の問題です。ボーイング社およびGEエアロスペース社は問題の具体的な内容については詳細を公表していませんが、開発・試験プロセスの中で発見されたものとみられます。

このニュースに対し、ボーイング社は「問題は認識しているが、777-9型機の初納入が2027年になるというスケジュールに影響を与えるものではない」とコメントしており、問題解決に自信を覗かせています。しかし、過去にも開発の遅延が繰り返されてきた経緯から、航空業界関係者は今後の動向を注意深く見守っています。

背景:遅延が続く巨大プロジェクト「777X」

ボーイング777Xプログラム(777-9および小型版の777-8)は、現行の人気機種777シリーズの後継機として開発が進められています。特に777-9は、その巨大さから大きな注目を集めています。

ボーイング777-9の主な特徴

  • 世界最大の双発旅客機: 2基のエンジンで飛行する旅客機としては世界最大となります。
  • 座席数: 航空会社の仕様によりますが、標準的な2クラス構成で約426席を設置可能です。
  • 航続距離: 約13,500kmと、東京からニューヨークやロンドンまで直行できる性能を誇ります。
  • 革新的な主翼: 空港での運用を考慮し、翼端が折り畳めるユニークな構造(翼幅は飛行時71.8m、地上走行時64.8m)を採用しています。

この巨大な機体を動かすのが、ギネス世界記録にも認定された史上最もパワフルなジェットエンジン「GE9X」です。従来のエンジンに比べ燃費効率が10%向上するとされ、環境性能と経済性を両立する次世代のキーテクノロジーとされています。

しかし、この巨大プロジェクトは当初の2020年初納入予定から大幅に遅延しています。これまでの遅延には、エンジン開発の問題、新型コロナウイルスのパンデミックによる航空需要の低迷、そして米連邦航空局(FAA)による型式証明の審査厳格化などが複合的に影響してきました。

今後の影響と予測される未来

旅行者への直接的な影響は?

ボーイング社の発表通り2027年に納入が開始されれば、旅行者がこの新しい飛行機に乗れるようになるのは2027年後半から2028年にかけてとなるでしょう。今回の問題がスケジュールに影響しない限り、旅行計画への直接的なインパクトは現時点では限定的です。

航空会社の機材計画への影響

777-9は、エミレーツ航空、カタール航空、ルフトハンザドイツ航空、シンガポール航空、そして日本のANAなど、世界の名だたる航空会社から450機以上の注文を受けています。これらの航空会社は、燃費効率の悪いボーイング747やエアバスA380といった旧世代の大型4発機の後継として777-9を位置付けており、その導入を心待ちにしています。

万が一、今回の問題解決が長引き、さらなる納入遅延が発生した場合、航空各社は機材更新計画の見直しを迫られる可能性があります。古い機体をより長く運用することは、燃料費やメンテナンスコストの増加につながり、経営への負担となりかねません。

航空業界の未来

ボーイングとGEは、安全性を最優先に問題の解決にあたることを強調しています。規制当局の厳しい目をクリアし、無事に777-9が世界の空にデビューできるかは、今後の大型旅客機市場の勢力図を左右する重要な要素です。

私たち旅行者にとっては、より快適で効率的な空の旅を実現してくれる新型機の登場は大きな楽しみです。simvoyageは、今後もボーイング777-9の開発動向に注目し、最新情報をお届けしていきます。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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