MENU

円安でも海外へ!年末年始の航空予約、ANAハワイ線は過去最多を記録

記録的な円安が続く中でも、海外で年末年始を過ごそうという人々の意欲は衰えていないようです。全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)が発表した年末年始期間(2023年12月28日~2024年1月3日)の予約状況によると、国際線の予約が大幅に増加。特にANAのハワイ線は過去最多の予約数を記録し、海外旅行需要の本格的な回復を鮮明に示しています。

目次

根強い人気を証明、ANAハワイ線が過去最多の予約数

ANAの発表によると、年末年始期間のハワイ線の予約数は約2万5800人に達し、前年比で141.5%と大きく伸長。これは過去最多の記録となります。提供座席数も、世界最大の旅客機エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」を3機体制で投入することで過去最多の約3万席を確保しており、旺盛な需要に応えています。

背景:なぜハワイが選ばれるのか

ハワイは日本人にとって依然として特別なデスティネーションです。コロナ禍で海外渡航が制限されていた期間を経て、「せっかくなら定番の安心できる場所へ行きたい」という心理が働いていると考えられます。また、ANAによるA380の積極的な投入は、その快適性や特別感から旅行者の意欲を刺激し、座席供給の増加が予約増に直結した形です。

JAL国際線も好調、欧米などの長距離路線が牽引

JALの国際線全体の予約数も好調に推移しています。予約数は約19万7000人(前年比140.2%)、予約率は81.8%に達しました。特に、ヨーロッパ、北米、東南アジア方面といった長距離・中距離路線の回復が顕著で、旅行先が近距離アジアだけでなく、より遠方へと多様化していることがうかがえます。

ただし、コロナ禍前である2019年度と比較すると予約数は約7割(68.6%)に留まっており、完全回復にはまだ道半ばであることも事実です。

需要回復の背景と今後の予測

背景:水際対策撤廃と旅行マインドの変化

2023年4月末に新型コロナウイルスに関する水際対策が完全に撤廃されたことが、海外旅行への心理的なハードルを大きく下げました。円安という逆風はありながらも、燃油サーチャージが一時より落ち着きを見せていることや、3年以上にわたる渡航制限の反動(リベンジトラベル)が、人々の足を海外へと向かわせています。

予測される未来と旅行業界への影響

この年末年始の予約状況は、2024年以降の海外旅行市場の本格的な回復を示す力強い兆候と言えるでしょう。

  • 旅行需要の継続的な回復: 2024年は、回復が遅れていた中国本土や他のアジア路線への需要もさらに高まり、国際線全体の旅客数はコロナ禍前の水準にさらに近づくと予測されます。
  • 航空会社の戦略: 好調な需要を受け、航空各社は国際線の増便や運休路線の再開をさらに加速させる可能性があります。これにより、旅行先の選択肢が増え、競争による航空券価格の安定化も期待されます。
  • 旅行者の動向: 円安を前提とした旅行スタイルが定着する可能性があります。航空券やホテルは早期に予約して費用を抑えつつ、現地での消費は計画的に行うといった、賢い旅行計画がより一層重視されるようになるでしょう。

今回の年末年始の活況は、人々がいかに海外での体験を待ち望んでいたかを物語っています。経済的な課題はありつつも、それを乗り越えてでも得たい価値が海外旅行にはある、ということが改めて示された結果と言えそうです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

目次