抜けるような青い空、どこまでも続くエメラルドグリーンの海、そして、頬をなでる常夏の風。日本からわずか3時間半のフライトでたどり着ける、夢のようなリゾート地、グアム。その中でも、旅の拠点として、そしてグアムの魅力が凝縮された場所として圧倒的な存在感を放つのが、ここ「タモン」地区です。
きらめくタモン湾に沿って、美しい白砂のビーチが弧を描き、その背後にはワールドクラスのホテルや免税店、個性豊かなレストランが宝石のように立ち並びます。初めてグアムを訪れる人はもちろん、何度も足を運ぶリピーターでさえも、その尽きることのない魅力に心を奪われてしまうでしょう。それはまるで、楽園の鼓動が聞こえてくるような、活気に満ち溢れた場所。
この記事では、そんなタモンの魅力を余すところなくお伝えするために、旅サイトのプロライターが総力を挙げて徹底取材しました。定番の観光スポットから、知る人ぞ知る穴場のグルメ、最新のショッピング情報、そして快適な滞在を約束するホテル選びまで、あなたのグアム旅行を何倍にも楽しく、そして忘れられないものにするための情報を詰め込んでいます。さあ、ページをめくるように、タモンの輝かしい世界へと一緒に旅立ちましょう。
タモンが旅人を惹きつけてやまない理由
世界中から多くの観光客が訪れるタモン。なぜ、この場所はこれほどまでに人々を魅了するのでしょうか。その答えは、訪れる者すべてを温かく迎え入れる、いくつもの魅力的な要素が奇跡のように融合しているからに他なりません。
空港からわずか10分！圧倒的なアクセスの良さ
グアム旅行の素晴らしさは、飛行機を降りた瞬間から始まります。グアム国際空港（A.B.ウォン・パット国際空港）からタモンの中心地までは、車でわずか10分から15分ほど。この驚異的なアクセスの良さが、タモンを選ぶ最大の理由の一つです。
長時間のフライトで疲れた体に鞭打って、さらに何時間もかけて目的地へ移動する…そんなストレスとは無縁の世界。タクシーに乗れば、窓の外に広がる南国の景色に心躍らせているうちにあっという間にホテルに到着します。スーツケースを部屋に置いたら、水着に着替えてすぐにビーチへ飛び出すことだって可能です。
特に、短い休暇を利用して訪れる弾丸トラベラーにとって、この「時間の節約」は計り知れない価値を持ちます。到着日も、そして帰国日も、ギリギリまでグアムの空気を満喫できる。このアドバンテージが、旅の満足度を格段に引き上げてくれるのです。空港とリゾート地がこれほど近接している場所は、世界的に見ても稀有であり、タモンが「手軽に行ける海外リゾート」の代名詞たる所以と言えるでしょう。
息をのむほど美しい「タモンビーチ」の魅力
タモンの象徴であり、魂とも言えるのが、その名を冠した「タモンビーチ」です。約2kmにわたって続く純白のパウダーサンドと、遠浅で波の穏やかなエメラルドグリーンの海のコントラストは、まさに絵画のような美しさ。このビーチを一目見れば、誰もが楽園の存在を確信するはずです。
タモン湾はサンゴ礁のリーフに囲まれているため、外洋の荒波が直接打ち付けることがありません。そのため、湾内はまるで巨大な天然のプールのよう。小さなお子様連れのファミリーでも安心して海水浴を楽しむことができます。透明度の高い海に足を踏み入れれば、色とりどりの熱帯魚たちが足元をかすめていく姿を見ることも珍しくありません。
ビーチでの過ごし方は人それぞれ。ビーチチェアに寝そべって読書にふけるもよし、カクテル片手にサンセットを待つもよし。アクティブに過ごしたいなら、シュノーケリングやカヤック、スタンドアップパドルボード（SUP）などのマリンスポーツに挑戦するのもおすすめです。ビーチ沿いにはホテルが林立しているため、レンタルショップやアクティビティの受付カウンターもすぐに見つかります。この利便性の高さもタモンビーチの大きな魅力。思い立った時に、すぐさま楽園の海と一体になれるのです。
ショッピング天国！免税店からローカルマーケットまで
タモンは、美しい自然だけでなく、刺激的なショッピング体験ができる場所でもあります。メインストリートである「ホテルロード（Pale San Vitores Road）」沿いには、きらびやかなショッピング施設が軒を連ね、昼夜を問わず買い物客で賑わっています。
その中心的存在が、グアム最大の免税店「Tギャラリア by DFS」。世界の一流ブランドのブティックがずらりと並び、化粧品や香水、お酒、タバコなどが免税価格で手に入ります。最新のコレクションをチェックしたり、日本未発売の限定品を探したりする時間は、まさに至福のひととき。
隣接する「ザ・プラザ・ショッピングセンター」は、ハイブランドに加えて、洗練されたセレクトショップやお洒落なカフェが集まるスポット。少し落ち着いた雰囲気で、こだわりの一品を探したい方におすすめです。
一方で、もっとカジュアルにショッピングを楽しみたいなら「JPスーパーストア」へ。ファッションアイテムから、ユニークな雑貨、ばらまき用にぴったりなチョコレートやクッキーまで、ありとあらゆるものが揃う巨大なセレクトショップです。見ているだけでも楽しくなるような商品構成で、お土産探しの強い味方になってくれるでしょう。
これら大型施設の他にも、24時間営業の「ABCストア」があちこちにあり、飲み物や軽食、日焼け止め、ちょっとしたお土産などをいつでも購入可能。タモンは、買い物好きの願望をあらゆる角度から満たしてくれる、まさにショッピング天国なのです。
心ゆくまで遊び尽くす！タモンのおすすめアクティビティ
タモンの魅力は、ビーチでただのんびりするだけではありません。アドレナリンが沸き立つような体験から、家族みんなで楽しめるエンターテイメントまで、多彩なアクティビティがあなたを待っています。ここでは、タモン滞在をさらにエキサイティングにするおすすめの遊び方をご紹介します。
透明度抜群の海を満喫！マリンスポーツのすすめ
せっかくタモンに来たのなら、その美しい海を全身で感じない手はありません。初心者から上級者まで、誰もが楽しめるマリンスポーツが豊富に揃っています。
手軽に海中散歩、シュノーケリング
タモン湾は、シュノーケリングの絶好のポイント。特に、ビーチの南端に位置する「イパオビーチパーク」は、グアム屈指のシュノーケリングスポットとして知られています。ここは海洋保護区に指定されており、驚くほど多くのサンゴと熱帯魚が生息しています。岸から少し泳ぐだけで、そこはもう天然の水族館。青や黄色のスズメダイの群れ、ユーモラスな顔つきのハコフグ、運が良ければウミガメに出会えることも。特別な技術は必要なく、マスクとシュノーケル、フィンさえあれば誰でも気軽に竜宮城のような世界を覗くことができます。
海上をスイスイ進む、SUP＆カヤック
穏やかなタモン湾は、スタンドアップパドルボード（SUP）やカヤックにも最適です。自分のペースで水面を漕ぎ進み、海の上からビーチやホテル群を眺める体験は格別。普段とは違う視点から見るタモンの景色は、新たな発見に満ちています。ボードの上でバランスをとるSUPは、体幹を鍛えるエクササイズにもなり、ヘルシーなリゾート体験を求める方にも人気です。カップルや友人と二人乗りのカヤックで力を合わせて進むのも楽しい思い出になるでしょう。
空から絶景を独り占め、パラセーリング
もう少しスリリングな体験をしたいなら、パラセーリングに挑戦してみてはいかがでしょうか。専用のボートに引かれ、パラシュートで大空へ舞い上がれば、眼下には言葉を失うほどの絶景が広がります。コバルトブルーの海とサンゴ礁のコントラスト、ミニチュアのようなホテル群、そしてどこまでも続く水平線。鳥になったような気分で、タモンのすべてを一度に見渡せるこのアクティビティは、一生の思い出になること間違いなしです。
ライセンス不要の感動体験、体験ダイビング
「ダイビングに興味はあるけれど、ライセンスがない…」という方でも、タモンの海の世界を深く知ることができます。それが「体験ダイビング」です。経験豊富なインストラクターが丁寧に指導してくれるので、初めての方でも安心。呼吸の練習をしっかり行った後、インストラクターに導かれてゆっくりと水中へ。無重力のような浮遊感と、目の前を通り過ぎていく魚たちの群れ。シュノーケリングでは味わえない、海との一体感に感動を覚えるはずです。
陸上でも楽しみは無限大！エンターテイメントスポット
タモンの楽しみは海だけではありません。陸上にも、あなたの旅を彩るエキサイティングな施設が満載です。
家族で大はしゃぎ！ターザ・ウォーターパーク
ホテルロードの中心に位置する「ターザ・ウォーターパーク」は、子供から大人まで一日中楽しめる水の楽園。絶叫系のウォータースライダーから、ゆったりと流れるプール、小さな子供向けのキッズエリアまで、多彩なアトラクションが揃っています。特に、暗闇の中を滑り降りる「ブラックホール」や、ほぼ垂直に落下するスリル満点の「スピードシュート」は人気。流れるプールでのんびり浮いているだけでも、南国の太陽の下で最高の気分を味わえます。PIC（パシフィック・アイランド・クラブ）グアムに宿泊すれば、このウォーターパークが利用し放題になるのも大きな魅力です。
海底散歩気分を味わう、アンダーウォーターワールド
天候に左右されずにグアムの海を楽しみたいなら、「アンダーウォーターワールド」がおすすめです。ここは、全長100メートルにも及ぶトンネル型水族館。頭上や左右をサメやエイ、巨大なハタなどが悠々と泳ぐ姿は圧巻です。まるで自分が海底を歩いているかのような没入感を味わえます。夜には、この水槽を眺めながら食事ができる「ディナーアンダーザシー」というロマンチックなプランも。特別な夜を演出したいカップルにぴったりのスポットです。
華麗な夜を演出する、マジックショー
グアムの夜のエンターテイメントとして、マジックショーは欠かせません。タモンには、世界レベルのイリュージョニストが出演するショーが複数あります。大掛かりな仕掛けを使ったイリュージョンから、観客を巻き込んだコミカルなマジックまで、その内容は実に多彩。言葉の壁を越えて楽しめるパフォーマンスは、ディナーの後のひとときに最適です。驚きと笑いに満ちた時間は、旅の良いスパイスとなってくれるでしょう。
究極のスリル体験、スリングショット＆タガダ・ディスコ
タモンの夜、ひときわ異彩を放つのが、遊園地「タガダ・グアム・アミューズメントパーク」にある絶叫アトラクションです。中でも有名なのが「スリングショット」。巨大なパチンコのように、人間を上空へと打ち上げるこのアトラクションは、見ているだけでも足がすくむほど。打ち上げられた瞬間の強烈なGと、最高到達点からのタモンの夜景は、体験した者にしかわからない特別なものです。隣にある、回転しながら激しく揺れる「タガダ・ディスコ」も、叫ばずにはいられないスリルが味わえます。旅の思い出に、強烈なインパクトを残したいチャレンジャーはぜひ。
グアムの美食を堪能！タモンで味わうべきグルメ体験
旅の醍醐味といえば、やはり「食」。タモンは、グアムの伝統的なチャモロ料理から、アメリカンな豪快グルメ、そしてオーシャンビューの絶景レストランまで、食の喜びをあらゆる形で提供してくれる美食の宝庫です。あなたの舌と心を満たす、とっておきのグルメスポットへご案内しましょう。
一度は食べたい！絶品チャモロ料理
グアムを訪れたなら、まず味わってほしいのが、先住民チャモロ人の伝統料理「チャモロ料理」です。スペインやアメリカ、アジアの食文化の影響を受けながら独自に発展したその味わいは、甘さ、酸味、辛さが絶妙に融合した、どこか懐かしくも新しい味。日本人の口にもよく合います。
チャモロ料理の代表格と名店
チャモロ料理の基本は、アチョーテというベニノキの種で炊き込んだオレンジ色の「レッドライス」。これに、肉や魚介を豪快に炭火で焼き上げた「BBQ」、そしてココナッツミルクとレモンで魚介や肉をマリネした「ケラグエン」を添えるのが定番のスタイルです。
この王道のチャモロ料理を、洗練されたスタイルで味わえるのが、タモンで絶大な人気を誇る「プロア（PROA）」です。予約必須のこのレストランの名物は、3種類の肉（ショートリブ、スペアリブ、チキン）がセットになった「ヒバチスタイルBBQトリオ」。特製の甘辛いタレで香ばしく焼き上げられた肉は、柔らかくジューシーで、レッドライスとの相性も抜群。一度食べたら忘れられない味です。
もっとローカルな雰囲気で、気軽にチャモロBBQを楽しみたいなら、「ジャマイカン・グリル（Jamaican Grill）」もおすすめ。ジャークスパイスで味付けされたスパイシーなチキンやリブが人気で、陽気なレゲエが流れる店内で、手づかみで豪快に味わうのが流儀です。
オーシャンビューで至福のひとときを。絶景レストラン
タモンの素晴らしいロケーションを最大限に活かすなら、オーシャンビューのレストランは外せません。特に、空と海がオレンジ色に染まるサンセットの時間は、何物にも代えがたい魔法のようなひととき。食事の美味しさを何倍にも引き立ててくれます。
夕日と波音をBGMに
タモンビーチの南端、ガンビーチに位置する「ザ・ビーチ レストラン＆バー（The Beach Restaurant & Bar）」は、グアムで最高のサンセットスポットと名高い場所。砂浜に設置されたテーブル席に座れば、目の前は遮るもののない大海原。燃えるような夕日を眺めながら、新鮮なシーフードやBBQ、そしてトロピカルカクテルを味わう時間は、まさに至福。夜にはファイヤーダンスショーも行われ、リゾート気分を最高潮に盛り上げてくれます。
ホテル・ニッコー・グアム内にある「ナナズカフェ（Nana’s Cafe）」も、ビーチフロントの絶好のロケーション。テラス席からはタモン湾を一望でき、ランチタイムには青い海を、ディナータイムには美しい夕日と星空を楽しめます。シーフード料理に定評があり、特に豪快なロブスターやカニ料理は、特別な日のディナーにぴったりです。
アメリカンな豪快ステーキ＆ハンバーガー
アメリカ準州であるグアムでは、本場さながらのダイナミックなアメリカンフードも楽しめます。分厚く、ジューシーなステーキや、肉汁あふれるグルメバーガーは、旅のエネルギーをチャージしてくれること間違いなし。
肉好きを唸らせる名店の味
グアムでステーキといえば、必ず名前が挙がるのが「ローン・スター・ステーキハウス（Lone Star Steakhouse）」。テキサスをテーマにしたウエスタンな雰囲気の店内で味わう、リブアイやTボーンステーキは圧巻のボリュームと美味しさです。焼き加減も絶妙で、肉本来の旨味を存分に堪能できます。無料で提供される、ほんのり甘いパンも隠れた人気者です。
ハンバーガー好きなら、「メスクラ・ドス（Meskla Dos）」は必訪。地元民が選ぶベストバーガーに何度も輝いているこの店では、注文を受けてから焼き上げるパティを使った、創作的なグルメバーガーが味わえます。アボカドやベーコン、フライドオニオンなどをトッピングしたバーガーは、見た目のインパクトもさることながら、その味のバランスも秀逸。一口頬張れば、肉汁とソースが口いっぱいに広がります。
気軽に立ち寄れる！カフェ＆スイーツ
観光やショッピングの合間には、お洒落なカフェで一息つきたいもの。タモンには、南国らしいスイーツや美味しいコーヒーが楽しめるカフェも充実しています。
南国気分を盛り上げる甘い誘惑
グアムの朝食やブランチの定番といえば、ふわふわのパンケーキ。「エッグスンシングス（Eggs ‘n’ Things）」は、ハワイ発の有名店ですが、グアムでも大人気。山盛りのホイップクリームが乗ったパンケーキは、見た目のインパクト大ですが、クリームが軽いので意外とぺろりと食べられてしまいます。
ヘルシー志向の方には、アサイーボウルがおすすめ。「インフュージョン・コーヒー＆ティー（Infusion Coffee & Tea）」では、新鮮なフルーツとグラノーラがたっぷり乗った、美味しいアサイーボウルが楽しめます。ここは地元産のコーヒー豆を使ったこだわりのコーヒーや、クレープなどの軽食も充実しており、ローカルにも愛される憩いの場です。
暑い日中に食べたくなるのが、ひんやり冷たいシェイブアイス（かき氷）。「ハファ・アダイ・トーキョー・マート（Hafa Adai Tokyo Mart）」の店先にある「T.G.I.Fridays」のスタンドなどで、カラフルなシロップがかかったシェイブアイスを見かけたら、ぜひ試してみてください。火照った体をクールダウンさせてくれる、シンプルながらも最高のデザートです。
ショッピング魂に火をつけろ！タモンのお買い物スポット完全網羅
タモンでのショッピングは、単なる買い物ではありません。それは、非日常の空間で心ときめくアイテムと出会う、エンターテイメントなのです。世界の一流ブランドから、グアムならではのユニークなお土産まで、あなたの物欲を刺激する魅力的なスポットを巡ってみましょう。
ラグジュアリーブランドが集結「Tギャラリア by DFS」
タモンのショッピングシーンを語る上で、決して外すことのできない中心的存在、それが「Tギャラリア by DFS」です。ホテルロードに堂々と構えるこの巨大な免税店は、まさにラグジュアリーの殿堂。一歩足を踏み入れれば、洗練された空間と華やかな雰囲気に、誰もが心を奪われるでしょう。
広大な店内は、主にビューティー、ファッション＆ウォッチ、そしてフード＆ギフトのエリアに分かれています。ビューティーエリアには、世界中の有名コスメブランドのカウンターがずらり。日本未発売の限定カラーや、お得なトラベルセットなど、ここでしか手に入らないアイテムも多く、コスメ好きにはたまらない空間です。フレグランスの品揃えも圧巻で、様々な香りを試しながらお気に入りを見つけるのも楽しい時間。
ファッション＆ウォッチのエリアには、ルイ・ヴィトン、グッチ、プラダ、ティファニーといった誰もが憧れるハイブランドのブティックが軒を連ねます。グアムはアメリカ準州でありながら、独自の関税法により、アメリカ本土よりもさらに安くブランド品が手に入ることがあります。憧れのバッグや時計を、お得に手に入れるチャンスかもしれません。
そして、お土産探しに最適なのがフード＆ギフトのエリア。定番のゴディバやホノルル・クッキー・カンパニーのチョコレートやクッキーはもちろん、グアム産のラム酒や、チャモロスパイスなど、ローカル色豊かな商品も揃っています。高級感のあるパッケージのものが多く、大切な人へのお土産選びにも最適です。
セレクトショップが光る「ザ・プラザ・ショッピングセンター」
Tギャラリアの向かいに位置する「ザ・プラザ・ショッピングセンター」は、また少し違った魅力を持つショッピングスポットです。こちらもグッチやロレックスなどのハイブランドが入っていますが、注目すべきは個性豊かなセレクトショップの存在。
サーフブランドの「ロキシー」や「クイックシルバー」、ハワイ発のライフスタイルブランド「ハッピーハレイワ」など、リゾートファッションにぴったりのアイテムが見つかるお店が充実しています。また、オーストラリア発のオーガニックコスメ「ジュリーク」の路面店があるのも特徴。
ショッピングに疲れたら、お洒落なカフェで一休みできるのも嬉しいポイント。ABCストアも併設されており、日用品からお土産まで手軽に購入できます。Tギャラリアの王道感とは一味違う、洗練された「掘り出し物」が見つかるかもしれない、散策が楽しいショッピングモールです。
バラマキ土産の宝庫「JPスーパーストア」
友人や同僚へのお土産をまとめて探すなら、「JPスーパーストア」が圧倒的におすすめです。タモン・サンズ・プラザの向かいにあるこのお店は、コンビニエンスストアとお土産物屋、そしてセレクトショップが融合したような、ユニークで巨大な空間。
店内には、Tシャツやワンピース、水着などのアパレルから、コスメ、お菓子、雑貨、文房具まで、ありとあらゆる商品が所狭しと並んでいます。「I♡GUAM」のロゴが入った定番グッズはもちろん、センスの良いデザインのオリジナル商品も多く、見ているだけでも飽きません。
特に充実しているのが、お菓子のコーナー。マカダミアナッツチョコレートの種類は驚くほど豊富で、様々なブランドのものを比較検討できます。グアム名物のチャモロクッキーや、カラフルなパッケージのアメリカンなお菓子など、ばらまき土産に最適なアイテムが必ず見つかるはず。レスポートサックやUGGなど、人気ブランドのコーナーもあり、幅広いニーズに応えてくれます。若者からファミリーまで、誰もが楽しめるおもちゃ箱のようなお店です。
24時間営業が嬉しい「ABCストア」と「Kマート」
タモン滞在中に、最もお世話になると言っても過言ではないのが「ABCストア」です。ホテルロード沿いに数メートルおきにあるのではないかと思うほど、至る所に点在しており、その利便性は絶大。24時間営業（一部店舗を除く）なので、早朝でも深夜でも、必要なものをいつでも手に入れることができます。
飲み物やお酒、サンドイッチやおにぎりなどの軽食、スナック菓子はもちろん、日焼け止めや薬、ビーチサンダル、水着、そしてお土産まで、その品揃えは「ないものはない」と言えるほど。滞在中に「あ、あれを忘れた！」となっても、ABCストアに駆け込めば大抵のものは解決します。デリコーナーのスパムむすびは、小腹が空いた時の定番として、多くの旅行者に愛されています。
少し足を延ばして、よりローカルなショッピングを体験したいなら、「Kマート」へ行ってみましょう。タモン中心部から少し離れた丘の上にありますが、赤いシャトルバスでもアクセス可能です。ここは、地元の人々も日常的に利用する巨大なスーパーマーケット。広大な店内には、食料品から日用品、衣料品、おもちゃ、家電、カー用品まで、生活に必要なものがすべて揃っています。
観光客にとっての魅力は、アメリカンサイズの巨大な食品や、日本では見かけない珍しいお菓子や調味料が、非常にお得な価格で手に入ること。ばらまき土産用のお菓子を箱買いしたり、BBQ用のスパイスやソースを探したりするのにも最適です。ローカルの生活を垣間見ることができる、一種の観光スポットとしても楽しめる場所です。
旅の拠点に最適！タモンのおすすめホテル選び
最高のグアム旅行を実現するためには、旅の拠点となるホテル選びが非常に重要です。タモンには、贅を尽くしたラグジュアリーホテルから、家族みんなで楽しめるリゾート、そしてコストパフォーマンスに優れたホテルまで、多種多様な宿泊施設が揃っています。あなたの旅のスタイルにぴったりの一軒が、きっと見つかるはずです。
贅沢な滞在を約束するラグジュアリーホテル
特別な記念日や、自分へのご褒美旅行なら、思い切ってラグジュアリーホテルに滞在してみてはいかがでしょうか。上質なサービスと洗練された空間が、あなたのバカンスをより一層輝かせてくれます。
ザ・ツバキタワー (The Tsubaki Tower)
比較的新しいこのホテルは、グアムのラグジュアリーシーンに新たな基準を打ち立てました。全室オーシャンフロントで、広々としたバルコニーからはガンビーチの絶景を一望できます。特筆すべきは、まるで海と一体になったかのようなインフィニティプール。ここで過ごす時間は、まさに至福のひとときです。館内のレストランやバーもハイレベルで、ホテルから一歩も出なくても、満ち足りた一日を過ごすことができるでしょう。
デュシタニ グアム リゾート (Dusit Thani Guam Resort)
タイ発の高級ホテルブランドが手掛けるこのホテルは、タイのおもてなし「ホスピタリティ」とグアムの陽気さが融合したユニークな空間。タモンの中心に位置し、ショッピングにも便利なロケーションです。30階建ての建物はタモンで最も高く、客室からの眺めは圧巻。本格的なタイ料理レストラン「ソイ」や、受賞歴のある「テワランスパ」など、ここでしか体験できない魅力に溢れています。
ハイアット リージェンシー グアム (Hyatt Regency Guam)
広大な敷地に美しいガーデンと複数のプールを持つ、伝統と格式のあるホテル。タモンビーチに面しており、プライベート感のあるビーチアクセスが魅力です。客室は落ち着いた内装で、ゆったりと寛ぐことができます。クラブラウンジのサービスも充実しており、ワンランク上の滞在を求める方におすすめ。安定したクオリティとサービスで、多くのリピーターに愛され続けています。
ファミリーに優しい！キッズフレンドリーなホテル
小さなお子様連れの家族旅行では、子供が飽きずに楽しめるかどうかがホテル選びの重要なポイントになります。キッズプログラムや子供向け施設が充実したホテルを選べば、大人も子供も、みんながハッピーな滞在になります。
パシフィック アイランド クラブ(PIC)グアム (Pacific Islands Club Guam)
「泊まる・遊ぶ・食べる」がすべて詰まった、究極のオールインクルーシブリゾート。PICの最大の魅力は、敷地内にある巨大なウォーターパークです。様々なスライダーやプールはもちろん、「泳げる水族館」やカヤック、ウィンドサーフィンなど、70種類以上のアクティビティが宿泊料金に含まれており、遊び放題。専任のスタッフ「クラブメイツ」が子供たちの遊び相手になってくれるキッズクラブも充実しており、子供を預けて大人の時間を楽しむことも可能です。家族旅行なら、まず第一候補に挙がるホテルと言えるでしょう。
ホテル・ニッコー・グアム (Hotel Nikko Guam)
タモン湾の北端に位置し、全室オーシャンフロントの絶景が自慢の日系ホテル。きめ細やかなサービスには定評があり、日本人スタッフも常駐しているため、海外旅行に不慣れな方でも安心して滞在できます。ビーチサイドには長いウォータースライダーがあり、子供たちに大人気。立地面では中心部から少し離れていますが、その分プライベート感があり、静かに過ごしたいファミリーにおすすめです。
コスパ重視派におすすめのホテル
「ホテル代は抑えて、その分アクティビティやショッピングにお金を使いたい！」という賢い旅行者には、コストパフォーマンスに優れたホテルがおすすめです。リーズナブルでも、立地や快適さを兼ね備えたホテルはたくさんあります。
グアム プラザ リゾート＆スパ (Guam Plaza Resort & Spa)
JPスーパーストアに直結し、Tギャラリアも目の前という、ショッピングにこれ以上ないほど便利な立地が魅力。ウォーターパーク「ターザ」も併設しており、宿泊者は割引料金で利用できます。客室はシンプルでコンパクトですが、清潔に保たれており、快適に過ごせます。「とにかく立地が最優先！」という方には、最高の選択肢となるでしょう。
ホリデイ リゾート＆スパ グアム (Holiday Resort & Spa Guam)
タモン中心部のビーチサイドに位置しながら、比較的リーズナブルな価格設定が嬉しいホテル。目の前には美しいビーチが広がり、オーシャンビューの客室も選べます。館内には韓国料理やカリフォルニア料理のレストラン、スパなど施設も充実。必要なものがコンパクトにまとまっており、無駄なく快適なリゾートステイを楽しみたい方におすすめです。
知っているとさらに楽しい！タモン滞在のTIPS
最後に、あなたのタモンでの滞在をよりスムーズで、より快適なものにするための、ちょっとしたヒントや情報をお伝えします。知っているといないとでは、旅の楽しさが大きく変わってくるかもしれません。
便利な交通手段「赤いシャトルバス」を使いこなす
タモンでの移動に、最も便利なのが「赤いシャトルバス（Lam Lam Tours & Transportation）」です。タモンの主要ホテル、ショッピングセンター、そしてKマートやマイクロネシアモールといった少し離れたスポットまで、主要な観光地を網羅する路線が運行されています。
バスは比較的頻繁に来るので、時刻表を気にせずとも気軽に利用できます。チケットは、1回乗車券のほか、1日券、2日券、5日券といった乗り放題パスがあり、滞在日数や行動予定に合わせて選ぶのがお得。チケットはバスの運転手から直接購入することもできますが、主要ホテルのツアーデスクやTギャラリアのチケットカウンターなどで事前に購入しておくとスムーズです。開放的な窓からタモンの街並みを眺めながら移動する時間は、それ自体が楽しい観光体験の一つになるでしょう。
グアムの気候とベストシーズン
グアムは年間を通して気温の変化が少なく、平均気温が約27〜28度という常夏の島です。しかし、季節は大きく二つに分かれています。
- 乾季（11月〜5月）: 降水量が少なく、湿度も比較的低いため、カラッとした過ごしやすい日が続きます。観光には最高のシーズンと言えるでしょう。空の青さと海の透明度が最も美しくなる時期です。
- 雨季（6月〜10月）: 湿度が高くなり、スコール（短時間の激しい雨）が頻繁に降るようになります。一日中雨が降り続くことは稀で、ザッと降ってはすぐに晴れ間が広がるのが特徴です。雨季はフルーツが美味しい季節でもあります。また、台風シーズンでもあるため、旅行の際は天気予報のチェックが欠かせません。
服装は、基本的に日本の夏と同じ格好でOK。Tシャツ、短パン、ワンピースなどで快適に過ごせます。ただし、店内やバスの中は冷房がかなり強く効いていることが多いので、薄手のカーディガンやパーカーなど、羽織るものを一枚持っていくと非常に重宝します。
安全に楽しむための注意点
楽園のようなタモンですが、海外であることに変わりはありません。楽しい旅を台無しにしないために、いくつか注意点を心に留めておきましょう。
- 日焼け対策は万全に: グアムの日差しは日本の何倍も強烈です。短時間でも油断すると、火傷のようなひどい日焼けをしてしまいます。SPF値の高い日焼け止めをこまめに塗り直すのはもちろん、帽子、サングラス、ラッシュガードなどを活用して、肌を守りましょう。
- 貴重品の管理: ビーチやプールサイドでは、荷物から目を離さないようにしましょう。ホテルの部屋には必ずセーフティボックスがあるので、パスポートや多額の現金はそこに預けておくのが賢明です。外出時は、必要最低限の現金とクレジットカードだけを持ち歩くようにしましょう。
- 海の安全: タモン湾は穏やかですが、場所によっては離岸流（リップカレント）が発生することがあります。沖に向かって強い流れが発生する現象で、これに逆らって泳ぐと体力を消耗して危険です。もし流されたと感じたら、慌てずに岸と平行に泳ぎ、流れから脱出するようにしましょう。遊泳禁止のフラッグが出ている場所では、絶対に泳がないでください。
- 夜間の外出: タモンの中心部は夜も賑やかですが、一本路地を入ると暗く人通りが少ない場所もあります。特に女性だけのグループや一人歩きは、できるだけ明るく人通りの多い道を選ぶようにしましょう。
タモンがあなたに贈る、忘れられない楽園の記憶
コバルトブルーの海がどこまでも広がり、ヤシの木が風にそよぐ。そんなポストカードのような景色が、タモンでは日常です。しかし、この場所の本当の魅力は、その美しい風景の奥深くにあります。
朝、焼きたてのパンケーキでエネルギーをチャージし、太陽の光を浴びながら透明な海で魚たちと戯れる。昼下がりには、最新のファッションやコスメが並ぶきらびやかなショップで心ゆくまで買い物を楽しみ、少し疲れたらお洒落なカフェで南国フルーツのスムージーを味わう。そして、一日の終わりには、水平線に沈む壮大な夕日を眺めながら、豪快なBBQに舌鼓を打つ。
タモンは、訪れる人々のあらゆる「したい」を叶えてくれる、魔法の舞台装置のような街です。アクティブに過ごしたい冒険家も、のんびりと癒されたいリラクゼーション派も、ショッピングに情熱を燃やすファッショニスタも、美味しいものを探求する美食家も。誰もが、自分だけの最高の過ごし方を見つけられる懐の深さがあります。
この街を歩けば、陽気なチャモロの人々の「Hafa Adai!（こんにちは！）」という温かい挨拶に迎えられ、自然と笑みがこぼれるでしょう。世界中から集まった旅人たちの楽しそうな笑い声が、街の活気あるBGMとなります。
タモンがあなたに贈ってくれるのは、ただの「楽しい思い出」だけではありません。それは、日常の喧騒を忘れさせてくれる穏やかな時間であり、心と体を解き放つ開放感であり、そして明日への活力を与えてくれる、色褪せることのない楽園の記憶なのです。
次の休みは、あなただけのタモンの物語を紡ぎに、この輝かしい楽園へ旅立ってみませんか？
