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    楽園グアムの心臓部!タムニング完全攻略ガイド〜ショッピング・グルメ・アクティビティのすべて〜

    どこまでも続く青い空、エメラルドグリーンに輝く海、そして陽気な人々が迎えてくれる常夏の楽園、グアム。日本からわずか3時間半のフライトでたどり着けるこの島は、多くの人々にとって特別なリゾート地であり続けています。そのグアム観光の拠点として、近年ますます注目を集めているのが「タムニング(Tamuning)」地区です。

    「グアムといえばタモンでしょ?」そう思う方も多いかもしれません。確かに、きらびやかなホテルが立ち並び、免税店が軒を連ねるタモンはグアムの華やかな顔です。しかし、そのすぐ隣に位置するタムニングは、グアムの「素顔」と「活気」が同居する、まさに島の心臓部ともいえるエリア。巨大なショッピングセンター、ローカルに愛される絶品グルメ、そして穏やかで美しいビーチまで、旅のあらゆる楽しみが凝縮されています。

    この記事では、旅サイトのプロライターである私が、タムニングの魅力を徹底的に掘り下げてご紹介します。観光客向けの華やかさだけでなく、地元の人々の生活が垣間見えるリアルなグアムを体験したい。そんな少し欲張りなあなたのための、タムニング完全攻略ガイドです。この記事を読み終える頃には、あなたの次のグアム旅行の計画は、タムニングを中心に回り始めていることでしょう。さあ、一緒にディープなグアムの旅へ出かけましょう。

    目次

    タムニングってどんなところ?グアム観光のハブを知る

    まずは、タムニングがどのような場所なのか、その全体像を掴んでいきましょう。地理的な位置づけや交通の便、そして隣接するタモン地区との違いを知ることで、旅のプランがぐっと立てやすくなります。

    地理とアクセス:旅の始まりと拠点に最適なロケーション

    タムニングの最大の魅力の一つは、その圧倒的な利便性にあります。グアムの空の玄関口である「アントニオ・B・ウォン・パット国際空港」は、実はこのタムニング地区の東側に位置しています。つまり、飛行機を降りて空港から一歩外へ出れば、そこはもうタムニングなのです。ホテルや目的地によっては、車でわずか5分から10分ほどで到着できるでしょう。長旅の疲れも最小限に、すぐにグアムの空気を満喫できるのは嬉しいポイントです。

    そして、グアムのメインストリートであるホテル・ロードが走るタモン地区とは、西側で隣接しています。タムニングの中心部からタモンの中心部までは、車で10分とかからない距離。赤いシャトルバスなどの公共交通機関も頻繁に行き来しており、両地区間の移動は非常にスムーズです。

    この立地こそが、タムニングを「グアム観光のハブ」たらしめている理由です。空港に近く、タモンにも近い。それでいて、島の南北へ足を延ばす際の起点にもなりやすい。レンタカーを借りてアクティブに動きたい旅人にとって、タムニングはまさに最高のベースキャンプとなるのです。主要な道路であるマリン・コア・ドライブ(Marine Corps Drive)が地区を貫いており、この道を走れば島内の主要スポットへ迷うことなくアクセスできます。

    タムニングの魅力とは?タモンとの違い

    では、華やかなリゾート地であるタモンと、このタムニングは具体的にどう違うのでしょうか。その違いを理解することが、タムニングを深く楽しむための鍵となります。

    タモンが「観光客のための洗練されたリゾートエリア」だとすれば、タムニングは「ローカルの生活と商業が息づくリアルなグアム」といえるでしょう。タモンには高級ブランドのブティックやラグジュアリーホテルが集中していますが、タムニングにはグアム・プレミア・アウトレット(GPO)やKマートといった、地元の人々も日常的に利用する大型商業施設が点在しています。そのため、街を歩いていると、観光客だけでなく、買い物や食事を楽しむローカルファミリーの姿を多く見かけることができます。この「暮らしている」感覚が、タムニングの独特の魅力を生み出しているのです。

    物価にも違いが見られます。一般的に、タモン地区のレストランやショップは観光客向けの価格設定であることが多いですが、タムニングにはよりリーズナブルな価格で食事や買い物ができる場所が豊富にあります。特に食に関しては、ローカルに愛される安くて美味しいプレートランチの店や、ボリューム満点のチャモロ料理レストランなど、食通の心をくすぐる選択肢が広がっています。

    もちろん、タムニングにリゾートの要素がないわけではありません。タモン湾の南端に位置するイパオ・ビーチ・パークは、タモン中心部のビーチよりも透明度が高いと評判で、シュノーケリングの聖地として知られています。また、シェラトンやヒルトンといった大型リゾートホテルもタムニング地区に属しており、落ち着いた環境でリゾートステイを楽しみたい層から絶大な支持を得ています。

    つまりタムニングは、リゾートとしての快適さと、ローカルな活気、そしてショッピングの利便性という、グアムの魅力の「いいとこ取り」をしたエリアなのです。タモンで華やかなリゾート気分を味わい、タムニングでリアルなグアムの日常と熱気に触れる。この二つのエリアを自在に行き来することで、あなたのグアム旅行はより多層的で思い出深いものになるはずです。

    ショッピング天国タムニング!絶対外せないスポット巡り

    タムニングを語る上で、ショッピングの魅力は絶対に外せません。ブランド品のアウトレットから、巨大なスーパーマーケット、ローカル御用達の倉庫型ストアまで、買い物好きの心を鷲掴みにするスポットが目白押しです。ここでは、タムニングを訪れたら必ず立ち寄りたい、代表的なショッピングスポットを徹底解説します。

    グアム・プレミア・アウトレット (GPO)

    タムニングショッピングの代名詞ともいえるのが、この「グアム・プレミア・アウトレット」、通称GPOです。グアム唯一の本格的なアウトレットモールであり、島内外から多くの買い物客が訪れる一大ショッピング拠点となっています。

    宝探しならここ!ロス・ドレス・フォー・レス (Ross Dress for Less)

    GPOの核となるテナントであり、多くの人がこれを目当てにやって来るのが「ロス・ドレス・フォー・レス」です。ここは、全米に展開する巨大なオフプライスストア。有名ブランドの衣料品、靴、バッグ、アクセサリー、さらには生活雑貨やインテリア用品まで、ありとあらゆる商品が驚くほどの低価格で山積みされています。

    店内に一歩足を踏み入れると、その膨大な商品量と熱気に圧倒されることでしょう。整然と陳列されているというよりは、宝の山が埋まっているといった雰囲気。ハンガーにぎっしりと掛けられた服のラックから、自分のサイズに合うお気に入りの一着を探し出す作業は、まさにトレジャーハンティングそのものです。カルバン・クラインのジーンズが20ドル台、ナイキのスニーカーが信じられない価格で…なんていう出会いが日常茶飯事。時間を忘れて夢中になってしまうこと間違いなしです。訪れるタイミングによって商品のラインナップがガラリと変わるため、滞在中に何度か足を運んでみるのもおすすめです。

    人気ブランドのアウトレットが集結

    GPOにはロス以外にも、魅力的なブランドのアウトレット店が多数入っています。

    • トミー・ヒルフィガー (Tommy Hilfiger): 定番のポロシャツやTシャツ、ジーンズなどがアウトレット価格で手に入ります。アメリカンカジュアルの王道ブランドは、お土産にも自分用にも最適です。
    • カルバン・クライン (Calvin Klein): シンプルで洗練されたデザインが人気のブランド。特にアンダーウェアやジーンズの品揃えは豊富で、日本で買うよりもかなりお得に感じられるでしょう。
    • ゲス (GUESS): ファッション性の高いアパレルやバッグ、アクセサリーが揃います。少しエッジの効いたアイテムを探しているなら、ぜひチェックしてみてください。

    これらの店舗では、頻繁に追加の割引セールやクーポンプロモーションが行われています。モール内のインフォメーションセンターでクーポンブックをもらったり、各店舗の入り口にあるセールの案内を見逃さないようにしましょう。

    フードコートも充実

    ショッピングに疲れたら、GPOの中央にあるフードコートで一休み。ここもまたタムニングの魅力が詰まった場所です。中華の「パンダ・エクスプレス」、タコスの「タコベル」、シナモンロールの「シナボン」といったアメリカでお馴染みのチェーン店から、プレートランチを提供するローカルフードの店まで、多彩な選択肢が並びます。リーズナブルな価格で手軽にエネルギーチャージができるので、ショッピングの合間のランチや休憩に最適。多くのローカルファミリーも利用しており、活気あふれる雰囲気を味わうことができます。

    Kマート (Kmart)

    タムニングのもう一つの巨大ショッピングスポットが、24時間営業の大型スーパーマーケット「Kマート」です。GPOがファッション中心のアウトレットなら、Kマートは食料品から日用品、衣料品、おもちゃ、そしてお土産まで、文字通り「ないものは無い」と言われるほどの品揃えを誇る、旅行者にとっての最強の味方です。

    お土産探しはここで完結!

    グアム旅行のお土産探しに悩んだら、まずはKマートへ向かいましょう。ここ一か所で、ほとんどすべてのお土産が揃ってしまいます。

    • チョコレート・マカダミアナッツ: グアム土産の定番中の定番。箱入りの高級なものから、ばらまきに便利な小袋タイプまで、ブランドも種類も豊富に揃っています。セールになっていることも多いので要チェック。
    • グアム限定グッズ: 「I ♡ GUAM」のロゴが入ったTシャツやマグカップ、キーホルダーといったベタなお土産から、グアムのビールやチャモロソースといった食品まで、グアムらしさを感じられるアイテムが見つかります。
    • アメリカンなスナック菓子: カラフルで巨大なパッケージのスナック菓子やシリアルは、見ているだけでも楽しくなります。日本では見かけないフレーバーのポテトチップスや、大容量のクッキーなどは、自分用にもお土産にも喜ばれることでしょう。
    • コスメ・サプリメント: OPIのネイルラッカーや、アメリカブランドのコスメ、そして大容量のサプリメントなども驚きの価格で販売されています。

    生活用品も何でも揃う

    長期滞在者や、旅先で急に必要になったものを探すのにもKマートは非常に便利です。水着やビーチサンダル、シュノーケリングセット、日焼け止め、虫よけスプレーといったビーチ用品はもちろん、子供用のおもちゃやベビー用品、薬なども充実しています。滞在中に「あれを忘れた!」となっても、Kマートに行けば大抵のものは解決します。

    K-Cafeのピザは必食

    Kマートの入り口近くには「リトル・シーザーズ」というピザショップを併設したフードコート「K-Cafe」があります。ここの焼きたてのピザは、安くて大きくて美味しいとローカルにも大人気。ホールで買っても10ドル前後という驚きの価格で、数人でシェアするのにぴったりです。ショッピングの合間に小腹が空いたら、一切れからでも買えるスライスピザを試してみてください。そのボリュームとアメリカンな味わいに、きっと満足するはずです。

    コスト・ユー・レス (Cost-U-Less)

    もう少しディープなローカルショッピングを体験したいなら、「コスト・ユー・レス」に足を運んでみましょう。ここは、日本のコストコのような会員制の倉庫型スーパーマーケットですが、大きな違いは「会員登録が不要」であること。誰でも気軽に利用することができます。

    店内には、巨大なダンボール箱のまま商品が積み上げられており、その光景は圧巻。スナック菓子もドリンクも、日本では考えられないような業務用サイズで販売されています。大人数へのお土産や、パーティー用の食材を調達するには最適な場所です。特に、大袋に入ったジャーキーやナッツ類は、小分けにして配るばらまき土産として非常に優秀。

    また、BBQ用の大きな肉の塊や、新鮮な野菜、フルーツなども豊富に揃っています。コンドミニアムタイプのホテルに滞在して自炊を楽しむ予定なら、ぜひここで食材を調達してみてください。ローカルの人々がカートいっぱいに買い物をしている姿を見るのも、また一つの文化体験となるでしょう。

    食の宝庫タムニング!ローカルグルメから人気レストランまで

    タムニングは、グアムの食文化を語る上で欠かせない、まさにグルメの激戦区です。伝統的なチャモロ料理から、アメリカンな豪快グルメ、多国籍なダイニングまで、あらゆる食の欲求を満たしてくれる名店がひしめき合っています。ここでは、タムニングを訪れたら絶対に味わってほしい、選りすぐりのレストランをご紹介します。

    チャモロ料理を味わう

    グアムに来たからには、先住民であるチャモロ人の伝統料理「チャモロ料理」をぜひ味わってみてください。醤油やレモン、唐辛子などを使った甘辛く、少し酸味のある味付けは、日本人の口にもよく合います。

    プロア (Proa) タムニング店

    グアムで「最高のレストランはどこ?」と聞けば、多くの人がその名を挙げるであろう超人気店が「プロア」です。タモンにも店舗がありますが、ここタムニング店が本店。常にローカルと観光客で賑わっており、予約なしでは長時間待つことも覚悟しなければならないほどの人気を誇ります。

    プロアの代名詞といえば、何といってもBBQプレートです。特に「ヒバチスタイル・トリオBBQ(Hibachi-Style Trio BBQ)」は、ショートリブ、スペアリブ、チキンの3種類が一度に楽しめる、まさに店の看板メニュー。炭火で香ばしく焼き上げられた肉は、外はカリッと、中は驚くほどジューシー。秘伝のタレが染み込んだその味わいは、一度食べたら忘れられません。付け合わせのレッドライス(アチョーテの実で炊いたオレンジ色のライス)との相性も抜群です。

    また、デザートも見逃せません。タロイモを使ったチーズケーキや、マンゴーのパンナコッタなど、南国らしい独創的なスイーツが揃っています。予約は必須ですが、その価値は十分にあります。グアムでの特別なディナーに、ぜひ訪れてみてください。

    メスクラ・ドス (Meskla Dos)

    「グアムで一番美味しいハンバーガーが食べたい!」そんなあなたにおすすめしたいのが、「メスクラ・ドス」です。Kマートのすぐ向かいという便利な立地にあり、ランチタイムには行列ができるほどの人気店。カジュアルな雰囲気で、気軽に立ち寄れるのも魅力です。

    ここのハンバーガーは、とにかく規格外のボリュームとオリジナリティが特徴。一番人気は「ウハング・シュリンプ・バーガー(Uhang Shrimp Burger)」。プリプリのエビがぎっしりと詰まったパティに、クリーミーなタルタルソースがたっぷり。一口頬張れば、エビの旨味と香りが口いっぱいに広がります。もう一つの看板メニューが、グリルしたチーズサンドでビーフパティを挟んだ「マグア・ラヒ・バーガー(Maga’Lahi Burger)」。その背徳的なビジュアルと味わいは、ハンバーガー好きにはたまりません。

    どのバーガーも巨大なので、サイドのフライドポテトと合わせれば、男性でもお腹いっぱいになること間違いなし。グアムの太陽の下で、豪快にハンバーガーにかぶりつく。そんな最高の体験が、ここメスクラ・ドスで待っています。

    キングス・レストラン (King’s Restaurant)

    24時間営業で、いつでも温かい食事を提供してくれる。そんな地元民の胃袋を支える存在が「キングス・レストラン」です。GPOの敷地内と、タムニングの中心部の2か所に店舗を構える、アメリカンスタイルのファミリーレストランです。

    メニューは非常に多彩で、朝食のパンケーキやオムレツから、ランチのハンバーガーやサンドイッチ、そしてディナーのステーキやチャモロ料理まで、何でも揃っています。中でもローカルに人気なのが、フライドチキンやロコモコ、そしてチャモロ・ソーセージ・フライド・ライスといった、ローカルフードの数々。気取らない雰囲気の中で、グアムの家庭の味を気軽に楽しむことができます。深夜便で到着した日の夜食や、早朝便で出発する前の朝食など、時間を選ばず利用できる頼れる存在です。

    多国籍なダイニング体験

    タムニングには、チャモロ料理以外にも世界各国の美味しい料理を楽しめるレストランがたくさんあります。

    カプリチョーザ (Capricciosa)

    日本でもおなじみのイタリアンレストラン「カプリチョーザ」ですが、グアム店は一味違います。その理由は、圧倒的なボリューム感。日本の店舗と同じ感覚で注文すると、テーブルに乗りきらないほどの料理が運ばれてきて驚くことでしょう。

    特に有名なのが「イカとツナのサラダ」や、看板メニューの「米茄子のシチリア風」、そして真っ黒なソースがインパクト大な「イカスミのスパゲッティ」です。どれもシェアすることが前提の量なので、グループで訪れて色々な料理を楽しむのがおすすめ。味は日本でもお馴染みの安定した美味しさ。チャモロ料理やアメリカンフードに少し疲れた時に訪れると、ほっとする味わいです。

    ジャマイカン・グリル (Jamaican Grill)

    スパイシーでエキゾチックな味わいを求めるなら、「ジャマイカン・グリル」へ。タムニングとタモンの間に位置し、レゲエが流れる陽気な雰囲気の店内で、本格的なジャマイカ料理が楽しめます。

    看板メニューは、独特のスパイス「ジャーク」に漬け込んで香ばしくグリルした「ジャークチキン」と「ジャークポークリブ」。ピリッとした辛さとハーブの複雑な香りが食欲をそそり、一度食べるとやみつきになります。付け合わせのレッドライス&ビーンズや、フェスティバルと呼ばれる甘い揚げパンも、メインの料理と相性抜群。いつもとは少し違う、刺激的な食事を楽しみたい日にぴったりの一軒です。

    青い海と空を満喫!タムニングのビーチ&アクティビティ

    タムニングの魅力はショッピングとグルメだけではありません。グアムの代名詞である美しい海を満喫できる、最高のビーチやアクティビティスポットも揃っています。

    イパオ・ビーチ・パーク (Ypao Beach Park)

    タモン湾の最も南に位置する「イパオ・ビーチ・パーク」は、グアムで最も美しいビーチの一つとして知られています。ホテルが立ち並ぶタモン中心部のビーチとは異なり、広々とした公園が隣接しており、より開放的で落ち着いた雰囲気が漂います。

    グアム随一のシュノーケリング天国

    イパオビーチの最大の魅力は、その驚異的な海の透明度と豊かなサンゴ礁です。ビーチからほんの数メートル泳ぐだけで、色とりどりの熱帯魚が乱舞する、まるで水族館のような世界が広がっています。ここはグアム政府によって海洋保護区に指定されているため、魚たちが人をあまり恐れず、間近で観察することができます。

    ライフガードも常駐しており、波も穏やかなので、子供から大人まで安心してシュノーケリングを楽しめます。シュノーケルセットは持参するか、近くのレンタルショップで借りることができます。パンのかけらなどを持っていくと、驚くほどたくさんの魚が集まってきますよ。グアムの海の美しさを最も手軽に、そして深く体感できる場所、それがイパオビーチなのです。

    ローカルに愛される憩いの場

    ビーチに隣接する芝生の公園は、地元の人々にとっての憩いの場。週末になると、多くのローカルファミリーがBBQを楽しんだり、ピクニックをしたり、のんびりと過ごしています。屋根付きのパビリオンやシャワー、トイレも完備されており、一日中快適に過ごすことができます。観光客だけでなく、地元の人々の休日の過ごし方を垣間見ることができるのも、イパオビーチならではの魅力です。

    ガン・ビーチ (Gun Beach)

    タモン湾の北端、ホテル・ニッコー・グアムのさらに先に位置するのが「ガン・ビーチ」です。タモン中心部から少し離れているため、よりプライベート感があり、静かに過ごしたい人におすすめのビーチです。

    その名の通り、ビーチの脇にある崖には、第二次世界大戦中に旧日本軍が使用していた大砲(Gun)が今も残されており、歴史的な側面も持っています。美しいビーチと戦争の遺物が共存する光景は、グアムの複雑な歴史を物語っており、感慨深いものがあります。

    ガン・ビーチは、サンセットの名所としても非常に有名です。水平線に沈む夕日を眺めながら、隣接するビーチバー「The Beach Bar & Grill」でカクテルを傾ける時間は、まさに至福のひととき。昼間の賑やかなビーチとはまた違う、ロマンチックで落ち着いたグアムの表情を見せてくれます。

    アルパン・ビーチ・クラブ (Alupang Beach Club – ABC)

    「せっかくグアムに来たのだから、マリンスポーツを思いっきり楽しみたい!」そんなアクティブなあなたには、「アルパン・ビーチ・クラブ」、通称ABCがおすすめです。タムニングのアガニア湾に面したこの施設は、グアム最大級のマリンアクティビティの拠点です。

    ジェットスキー、パラセーリング、バナナボートといった定番アクティビティはもちろんのこと、イルカウォッチングツアーや、シュノーケリング、カヤックなど、多種多様なプログラムが用意されています。送迎、アクティビティ、そしてランチがセットになったパッケージプランが人気で、手ぶらで訪れても一日中遊び尽くすことができます。

    特にイルカウォッチングは、グアムの美しい沖合で野生のイルカの群れに出会える感動的な体験。子供から大人まで楽しめる、ファミリーにも大人気のアクティビティです。ABCを利用すれば、グアムの海の魅力を余すところなく満喫できるでしょう。

    タムニング滞在を120%楽しむためのモデルプラン&TIPS

    さて、これまでタムニングの様々な魅力をご紹介してきましたが、最後に、これらのスポットを効率よく、そして最大限に楽しむための具体的なプランと、知っておくと便利な情報をお伝えします。これを読めば、あなたのタムニング滞在はさらに充実したものになるはずです。

    提案:欲張り1日モデルコース

    もしタムニングで丸一日過ごせるなら、こんなプランはいかがでしょうか。ショッピング、グルメ、ビーチのすべてを詰め込んだ、欲張りなモデルコースです。

    • 午前 (9:00〜12:00):イパオビーチで最高の海を体験

    朝一番、日差しがまだ柔らかいうちにイパオビーチへ。透明度抜群の海でシュノーケリングを心ゆくまで楽しみましょう。色とりどりの魚たちに囲まれる時間は、最高の思い出になるはず。

    • 昼食 (12:30〜13:30):メスクラ・ドスで絶品バーガー

    海でたっぷり遊んでお腹が空いたら、Kマート向かいの「メスクラ・ドス」へ直行。名物のウハング・シュリンプ・バーガーやマグア・ラヒ・バーガーを豪快に頬張り、エネルギーをフルチャージします。

    • 午後 (14:00〜18:00):GPOでショッピング三昧

    午後はタムニングショッピングのハイライト、GPOへ。まずは「ロス・ドレス・フォー・レス」で宝探しに没頭。その後、トミー・ヒルフィガーやカルバン・クラインなど、お目当てのブランドのアウトレットを巡ります。お得な掘り出し物を見つける楽しさを満喫してください。

    • 夕食 (19:00〜20:30):プロアで至高のチャモロBBQ

    ディナーは、予約しておいた「プロア」へ。グアム最高峰と名高いトリオBBQプレートを堪能します。香ばしい肉の香りと、活気あふれる店の雰囲気が、最高のディナーを演出してくれます。

    • 夜 (21:00〜):Kマートで締めのお土産探し

    一日の締めくくりは、24時間営業の「Kマート」へ。ばらまき用のお土産や、買い忘れたものをチェック。アメリカンなスナックやドリンクを買い込んで、ホテルの部屋で夜食を楽しむのも良いでしょう。

    これはあくまで一例です。あなたの興味に合わせて、ビーチの時間を延ばしたり、ショッピングに特化したりと、自由にカスタマイズしてみてください。タムニングには、それを受け入れてくれる懐の深さがあります。

    交通手段の賢い選び方

    タムニングと周辺エリアを移動するには、いくつかの方法があります。それぞれの特徴を理解し、自分の旅のスタイルに合ったものを選びましょう。

    • 赤いシャトルバス: 観光客にとって最もポピュラーな交通手段。タモンとタムニングの主要スポット(GPO、Kマートなど)を結ぶルートがあり、乗り放題パスを購入すれば非常にお得です。時刻表を事前にチェックしておくと、スムーズに移動できます。
    • レンタカー: 最も自由度の高い移動手段。タムニングを拠点に、島の南部や北部の景勝地まで足を延ばしたいと考えているなら、レンタカーが断然おすすめです。グアムの道は比較的シンプルで運転しやすく、主要なホテルや空港で手軽に借りることができます。日本の運転免許証で運転可能ですが、国際運転免許証も携帯しておくとより安心です。
    • 配車アプリ: グアムには「Stroll Guam」という、Uberのような配車サービスアプリがあります。タクシーよりも料金が明確で、アプリ上で手軽に車を呼べるため非常に便利。短距離の移動や、シャトルバスが走っていない場所へ行く際に重宝します。

    知っておくと便利な豆知識

    最後に、グアム・タムニングでの滞在をより快適にするための小さなヒントをいくつかご紹介します。

    • チップの習慣: グアムはアメリカなので、チップの文化があります。レストランでは会計の15%〜20%が目安。伝票に「Service Charge」や「Gratuity」が含まれている場合は、基本的に不要です。タクシーやホテルのベルマンにも、サービスの対価として1〜2ドル程度のチップを渡すのがスマートです。
    • 強烈な日差し対策: グアムの日差しは日本の数倍強いと言われています。日焼け止め(SPF50+推奨)、帽子、サングラスは必須アイテム。特にビーチや屋外で長時間過ごす際は、こまめに日焼け止めを塗り直し、水分補給を忘れないようにしましょう。
    • 突然のスコール: 熱帯気候のグアムでは、晴れていたかと思うと突然激しい雨(スコール)が降ることがあります。すぐに止むことがほとんどですが、折りたたみ傘を一本持っていると安心です。
    • 支払い方法: 通貨はUSドル。クレジットカードが広く普及しており、ほとんどのレストランやショップで利用可能です。現金は、チップや屋台などでの支払いのために、少額紙幣をある程度用意しておくと便利でしょう。

    タムニングは、訪れるたびに新しい発見がある、奥深い魅力に満ちた場所です。華やかなリゾートの顔と、活気あふれるローカルの日常が交差するこの街で、あなただけの特別なグアムの思い出を作ってみませんか。次の旅はぜひ、楽園の心臓部・タムニングへ。きっと、これまで知らなかったグアムの素顔に出会えるはずです。

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    この記事を書いたトラベルライター

    SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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