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    グアムの太陽を独り占め!家族みんなで笑いあう、楽園ビーチの選び方と最高の過ごし方

    抜けるような青い空、どこまでも続くエメラルドグリーンの海、そして頬をなでる優しい貿易風。日本からわずか3時間半のフライトでたどり着ける常夏の楽園、グアム。その魅力は、なんといっても家族みんなが心から笑顔になれる、懐の深いビーチの存在です。

    子供たちの歓声がさざ波の音と重なり、パパとママは日頃の疲れを癒しながら、その光景に目を細める。そんな、夢に描いたような休日が、ここグアムにはあります。アパレル企業で働きながら長期休暇のたびに世界を旅する私が、数あるデスティネーションの中から、なぜファミリー旅行にグアムを強くおすすめするのか。それは、アクセスの良さや治安の安心感はもちろんのこと、それぞれの家族のスタイルに寄り添ってくれる、多彩なビーチの選択肢があるからです。

    この記事では、にぎやかなリゾート感を満喫できる王道ビーチから、まるでプライベートリゾートのような静かな穴場まで、グアムのファミリー向けビーチを徹底的に解説します。アクティビティの楽しみ方はもちろん、女性目線での日焼け対策や安全管理、さらには「これさえ読めば大丈夫!」と安心できる持ち物リストや現地でのルールまで。あなたの家族にとって最高の思い出作りをお手伝いするための、知恵と情報をすべて詰め込みました。

    さあ、地図を広げて、次の家族旅行の計画を始めましょう。この記事が、あなたの家族の物語に、きらめく1ページを加えてくれることを願って。

    ビーチで過ごす時間だけでなく、グアムの絶品グルメや紺碧の海を巡るドライブ旅を通して、忘れられない思い出をさらに彩るヒントも発見できるでしょう。

    目次

    なぜグアムはファミリー旅行の聖地なの?3つの理由

    世界中には数多くのリゾート地がありますが、子連れのファミリーが「また訪れたい!」と口を揃える場所には必ずその理由があります。グアムが「ファミリー旅行の聖地」と称されるのは、子どもも大人も快適に過ごせる3つの大きな魅力があるからです。

    理由1:抜群のアクセスの良さ

    まず第一に、日本からのアクセスの良さが大きな強みです。成田や関空、名古屋など主要都市からの直行便が運航されており、フライト時間はおよそ3時間半から4時間と短時間。これは、子どもが「まだ着かないの?」とぐずり出す前に到着できる絶妙な距離感です。映画を1本見るか、少しお昼寝をする間に着いてしまう手軽さは、長距離の移動が負担になりやすい小さな子連れ旅行にとって大きな魅力といえます。

    さらに嬉しいのは、時差がわずか1時間であること。日本が午前9時なら、グアムは午前10時とほぼ同じ時間帯です。体内時計を大きく乱すことなく、到着したその日から元気に活動を開始できるのは大きな利点です。旅先での時差ボケは大人だけでなく子どもにも大きなストレスとなりますが、グアムなら生活リズムを崩さずに楽しめるため、家族全員が最高のコンディションで過ごせる理想的な旅先なのです。

    理由2:安心できる治安と日本語対応の充実

    海外旅行で最も気になるポイントのひとつが現地の治安です。グアムはアメリカの準州でありながら比較的治安が良いことで知られています。特に観光客が集まるタモン地区は、夜間でも人通りが絶えず、リゾート特有の穏やかで開放的な雰囲気が漂っています。とはいえ、海外であることに変わりはないため、貴重品管理など最低限の注意は必要ですが、過度に神経質になることなくリラックスして過ごせることがファミリーには大きな安心材料となっています。

    また、英語が苦手なパパやママにとって心強いのが日本語の通じやすさです。ホテルやレストラン、ショッピングセンターなどほとんどの観光施設で日本語メニューが用意されていたり、日本語を話せるスタッフが常駐していたりします。万が一、子どもが体調を崩した場合にも日本語対応可能なクリニックがあるので安心です。言葉の壁を感じることなく、ストレスフリーに旅を楽しめる環境は、グアムが長年にわたり日本のファミリーから支持され続けている大きな理由の一つとなっています。

    理由3:子どもたちの楽園!穏やかで透明度の高い海

    グアムのビーチがファミリーに最適である最大の理由は、その地形にあります。中心地であるタモン湾は、沖合に広がるサンゴ礁が天然の防波堤として機能しており、外洋からの大きな波を防いでいます。そのため、ビーチは非常に波が穏やかで、遠浅の地形がずっと続くのです。

    大人の膝ほどの深さの水面下では、小さな熱帯魚が泳ぎ回り、海の透明度の高さに驚かされるはずです。まるで広大な天然プールのような環境で、まだ泳ぎが得意でない小さな子どもでも安心して水遊びに没頭できます。ライフジャケットを着てプカプカ浮かんだり、砂浜でお城を作ったり。子どもたちの好奇心を無限に広げる、安全で美しい海――これがグアムが約束する、最高の家族時間なのです。

    目的別!グアムのおすすめファミリービーチ徹底比較

    ひと口に「グアムのビーチ」と言っても、その特徴は多種多様です。ホテルの目の前で気軽に楽しめるビーチがある一方で、車を走らせてわざわざ訪れたい秘境のようなビーチも存在します。ここでは、ご家族それぞれの「理想の休日」にぴったり合うビーチを見つけられるよう、目的別に個性豊かな4つのビーチを詳しくご紹介します。

    【定番で便利度No.1】タモンビーチ(Tumon Beach)

    「グアム」といえば多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、このタモンビーチでしょう。高級リゾートホテルが軒を連ね、グアム観光の中心地とも言える場所です。果てしなく続く白い砂浜と、美しいグラデーションを描く遠浅の海は、まさに楽園の象徴でもあります。

    ビーチの特徴は?

    タモンビーチの最大の魅力は、その抜群の利便性にあります。ほとんどのリゾートホテルから水着のまま歩いてアクセスができるため、「少し海で遊んで疲れたらすぐに部屋に戻ってシャワー」という贅沢な過ごし方が叶います。ビーチ沿いにはレストランやカフェ、ショッピングモールが密集しており、遊び、食事、買い物のすべてがこのエリア内で完結します。

    波はほとんどなく、サンゴ礁に守られた穏やかなタモン湾に面しているため、透明度も高いです。少し沖に出れば色とりどりの熱帯魚に出会うことも可能。観光客が多く常に活気にあふれているため、にぎやかなリゾート気分を味わいたい家族連れには最適な場所です。

    アクティビティと楽しみ方

    タモンビーチではマリンアクティビティが非常に充実しています。ホテルのビーチカウンターや沿岸のレンタルショップでカヤックやスタンドアップパドルボード(SUP)、ペダルボートなどを気軽に借りられます。パパがカヤックを漕ぎ、子どもたちが歓声をあげるという微笑ましい光景があちこちで見られます。

    シュノーケリングも人気ですが、魚の多さでは後述するイパオビーチに軍配が上がります。タモンビーチでは、まず浅瀬で水に慣れてから水中を覗くのがおすすめです。

    また、ビーチでのんびり過ごすのも十分楽しいです。パラソルとデッキチェアをレンタルし、子どもが砂遊びをする様子を見守りながら読書をしたり、冷たいドリンクを片手にお昼寝をしたり。日が暮れる頃には、水平線に沈む夕日が空と海をオレンジ色に染め上げる感動的なサンセットショーも待っています。この美しい時間を家族で共有すれば、忘れられない思い出になるでしょう。

    タモンビーチのポイント【読者がすぐ行動できる】

    • ルール&マナー: 多くの場所はホテルのプライベートビーチですが、砂浜自体は公共のものです。ただしホテル管理のパラソルやチェアは宿泊者専用が多いため、使用前にルールを確認しましょう。公共エリアは自由に使えますが、ゴミは必ず持ち帰ることが大前提。美しいビーチを未来に残すための大切なマナーです。
    • 準備&持ち物: ホテル直結なので、水着とタオル、日焼け対策グッズがあればほぼ十分。帽子やサングラス、羽織るラッシュガードは欠かせません。子どもの砂遊びセットは現地購入も可能ですが、慣れたものを持参するとすぐ遊べます。
    • アクセス: タモン地区のホテルならほとんど徒歩圏内です。少し離れたホテルからは「赤いシャトルバス」が便利で、主要ホテルやショッピングセンターを結びます。1回乗車券や乗り放題パスがあり、ベビーカーも折りたためば乗車可能で小さな子連れも安心です。

    【静かで透明度抜群】イパオビーチ(Ypao Beach Park)

    「せっかくグアムに来たのなら、もっと多くの魚を見たい!」そんなアクティブな家族には、タモン湾南端のイパオビーチが特におすすめです。海洋保護区に指定され、グアム屈指のシュノーケリングスポットとしても知られています。

    ビーチの特徴は?

    イパオビーチはタモン中心地からやや離れており、ホテルが密集するエリアとは異なる、落ち着いた穏やかな雰囲気が魅力です。観光客に加え、週末には地元の家族がバーベキューを楽しむ姿も見られ、グアムの日常の一端を垣間見ることができます。

    広々とした芝生エリアやヤシの木陰、シャワー、トイレ、更衣室などの設備も充実しており、遊んだ後は芝生でピクニックや木陰のベンチでゆったり休憩が可能です。

    何より特筆すべきは海の透明度と魚の多さ。岸から数メートル泳ぐだけで、原生の水族館のような光景が広がります。青や黄色のスズメダイ類、縞模様のロクセンスズメダイ、細長いヤガラなど色鮮やかな魚がすぐそばまで寄ってきます。

    アクティビティと楽しみ方

    イパオビーチではシュノーケリングがメインの楽しみです。ライフジャケットがあれば泳ぎの苦手な人や子どもも安心して水中観察ができます。サンゴ礁が点在しているので、足元に気をつけながらゆっくり魚を追いかけてみてください。夢中になるうちに時間を忘れますが、日焼け止めや水分補給を忘れずに。

    混雑を避け最高のコンディションを味わいたければ、潮が引き人が少ない午前中早めの時間帯が狙い目です。太陽光が真上から差し込むため、透明度がいっそう高まり幻想的な風景が広がります。

    疲れたらビーチパークでのんびり過ごすのも良いでしょう。持参したお弁当や近隣コンビニのスパムむすびを芝生で味わえばピクニックランチにぴったり。さらに、有料のBBQピットもあり、事前予約すれば青空の下で本格的なバーベキューも楽しめます。

    イパオビーチのポイント【読者がすぐ行動できる】

    • ルール&マナー: 海洋保護区のため、サンゴを踏んだり折ったり、魚に餌を与える、ゴミを残すことは厳禁です。美しい自然を守る意識を家族で共有しましょう。
    • 準備&持ち物: タモン中心部とは異なり、レンタルショップは少ないためシュノーケルセットやライフジャケットは事前にタモンのショップで借りるか持参しましょう。サンゴや岩から足を守るマリンシューズも必須です。飲食物は訪問前にスーパーなどで買っておくのが賢明です。
    • アクセス: 赤いシャトルバスなら「イパオパーク/GVB前」で下車すれば目の前。レンタカーなら無料駐車場が広々として便利です。タモンの中心からタクシーで約10分の距離です。

    【プライベート感満載】ココ・パーム・ガーデン・ビーチ(Coco Palm Garden Beach)

    「せっかくの旅行、喧騒から離れゆったり特別なひとときを過ごしたい」という家族には、有料のプライベートビーチがうってつけです。特にグアム北部に位置するココ・パーム・ガーデン・ビーチは、充実した設備と手厚いサービスで、至福の一日を約束してくれます。

    ビーチの特徴は?

    ココ・パーム・ガーデン・ビーチは、オプショナルツアーの参加で訪れることが一般的。入場者数が制限されているため、混雑とは無縁で、のんびりとした時間が流れています。完璧に手入れされた美しいビーチや清潔な施設、そして何よりもスタッフの温かなもてなしが訪れる人の心を満たします。

    ビーチにはデッキチェアやパラソルのほか、カバナ(屋根付き休憩スペース)やハンモックもあり、南国リゾートの理想的な景色が広がります。必要なものはすべて揃っており、手ぶらで訪れて一日中快適に過ごせるのが大きな魅力です。

    アクティビティと楽しみ方

    ツアー料金にはシュノーケルセットやカヤック、ライフジャケットのレンタル代が含まれていることが多く、器具の心配なく好きな時にマリンスポーツを思う存分楽しめます。経験豊かなスタッフが常駐し、シュノーケリング初心者の子どもにも優しく使い方を教えてくれるので安心です。

    ビーチバレーや魚の餌付け体験、ヤシの葉編み教室、ジャングル探検のネイチャーウォークなど、海以外のアクティビティも充実。子どもたちが飽きることなく一日中笑顔で過ごせる工夫が満載です。

    ツアーのハイライトのひとつがランチビュッフェ。グアムのローカル料理を取り入れた豊富なメニューが食べ放題で、大人も子どもも満足度大。青い海を眺めながら味わう食事は特別感満載です。

    ココ・パーム・ガーデン・ビーチのポイント【読者がすぐ行動できる】

    • 予約&参加の流れ: 日本出発前に旅行会社や現地オプショナルツアーサイトで予約するとスムーズです。料金にはホテル送迎、ランチ、アクティビティレンタル料が含まれるプランが一般的。含まれるサービスや別料金の項目(例:ロッカー代)を事前に確認しましょう。
    • 準備&持ち物: 基本は水着とタオル、着替えがあれば問題なし。日焼け止め、帽子、サングラスも忘れずに。岩場を歩く場合もあるためマリンシューズがあると安心。貴重品は最小限にしてロッカーを活用しましょう。支払いはほぼカード対応ですが、小銭を持っているとチップに便利です。
    • トラブル時の備え: 天候不良でツアー中止の可能性もあります。返金規定や振替が可能かなどキャンセルポリシーは予約時に必ず確認しましょう。予約確認書や連絡先はすぐに取り出せる場所に保管してください。

    【地元感あふれる大自然】リティディアン・ビーチ(Ritidian Beach)

    自然のままの美しいビーチを体験したい冒険心豊かな家族には、グアム最北端にあるリティディアン・ビーチがぴったりです。ただし、ここは他のビーチとは全く性質が異なり、訪問には十分な準備と心構えが必要です。

    ビーチの特徴は?

    リティディアン・ビーチは「グアム国立野生生物保護区」に属し、アメリカ合衆国魚類野生生物局の管理下にあります。そのため商業的な開発は一切されておらず、自然そのままの姿が保たれています。極めて細かい白砂と、紺碧のターコイズブルーの海のコントラストは、まさに息をのむほど美しい絶景です。

    ただし美しさと同時に危険も伴います。潮の流れが速く複雑なため、遊泳は公式には推奨されていません。監視員も救助設備もなく、海に入る際はすべて自己責任であることを強く意識してください。

    アクティビティと楽しみ方

    リティディアン・ビーチは泳ぐよりも、その壮大な景観を五感で味わうことを目的に訪れる場所です。無人のビーチを散歩したり、ビーチコーミングで綺麗な貝殻を探したり、波の音を聴きながらゆったり過ごすのが醍醐味。まるで地球の果てに来たかのような、静寂でプライベートな時間が得られます。

    子どもは広大な砂浜を自由に走り回ったり大きな砂山を作ったり、自然と触れ合う絶好の遊び場に。都会の喧騒を離れ、自然そのものと向き合う貴重な体験となるでしょう。写真好きのご家族には、どのアングルもまるで絵葉書のような最高の撮影スポットです。

    リティディアン・ビーチのポイント【読者がすぐ行動できる】

    • 禁止行為とルール: 保護区内のため、動植物やサンゴ、貝殻などの持ち帰りは禁止です。遊泳に関しては特に注意が必要で、大人でも膝がつく程度の浅瀬に留めてください。離岸流(リップカレント)が強いため、一気に沖に流される危険があります。訪問前にU.S. Fish & Wildlife Serviceのグアム国立野生生物保護区公式サイトで開園日時や閉鎖情報を必ず確認しましょう。天候によっては予告なく閉鎖される場合もあります。
    • 準備&持ち物: 売店やレストラン、トイレ、シャワーなどの施設は一切無いため、飲食物、日焼け止め、帽子、パラソルなどの日除けグッズ、救急セットなどを十分準備してください。未舗装の悪路も続くため、運転に慣れた方が車を運転したほうが安全です。レンタカーは必須アイテムです。
    • アクセス: タモン中心部から車で約40〜50分。道が分かりにくく携帯の電波も届きにくいエリアのため、事前に地図データをダウンロードするなど、オフラインでも道案内が確認できる体制を整えておきましょう。

    ビーチだけじゃない!グアムのファミリー向けアクティビティ

    グアムの魅力は、美しいビーチだけにとどまりません。海の世界をより深く知ることができたり、グアム独自の文化に触れたりできる、家族全員で楽しめるアクティビティが豊富に揃っています。ビーチで遊ぶ合間に、ぜひこれらの体験を取り入れてみてはいかがでしょうか。

    手軽に海中世界を満喫「アンダーウォーターワールド」

    タモンの中心部、プレジャーアイランドに位置するグアム唯一の水族館です。ここで特に注目したいのは、全長100メートルにも及ぶ海底トンネル。頭上をサメや巨大なエイ、ウミガメが悠々と泳ぐ姿は、まさに圧巻の光景です。海中を散歩しているかのような感覚は、小さなお子さまにとっても忘れられない思い出となるでしょう。雨天時や強い日差しを避けたい午後の訪問にも最適です。 チケットは現地窓口で購入可能ですが、公式ウェブサイトなどを通じて事前にオンラインで購入すると割引が適用され、スムーズに入場できる場合もあります。

    イルカに会いに出かけよう!「イルカウォッチングツアー」

    グアムの沖合には野生のハシナガイルカが多数生息しており、遭遇率は90%以上ともいわれています。ボートに乗ってイルカたちがジャンプやスピンを披露する様子を間近に観察できるツアーは、子どもから大人まで大盛り上がり間違いなしです。ツアーによっては、イルカウォッチングの後にシュノーケリングやバナナボートも楽しめるプランも用意されています。 多くのツアーではホテル送迎付きで、半日程度で満喫可能です。船酔いしやすい方は、あらかじめ酔い止め薬を服用しておくのが安心です。また、予約の際には子どもの年齢制限やライフジャケットのサイズなどを確認しておくと安心です。

    グアムの文化に触れる「チャモロ・ビレッジ・ナイトマーケット」

    毎週水曜日の夜、首都ハガニアのチャモロ・ビレッジで開催されるナイトマーケットは、グアムの地元の活気を肌で感じられる絶好のチャンスです。BBQの香ばしい香りが漂う会場には、チャモロ料理の屋台やココナッツジュース、民芸品の店がずらりと並びます。ステージでは伝統的なチャモロダンスのパフォーマンスも行われ、まるでお祭りのような賑わいを見せます。 タモン地区からはシャトルバスや各種ツアーでアクセスするのが一般的です。混雑が予想されるため、小さなお子さまとはぐれないよう手をつないで歩くなど注意が必要です。支払いは基本的に現金のため、ドルを多めに準備しておくと安心です。

    女性目線の安心・安全TIPS!グアムのビーチで気をつけること

    せっかくの楽しい旅行だからこそ、トラブルに遭わず、最後まで笑顔で過ごしたいものです。特に子ども連れの旅では、安全面の配慮が何より重要です。ここでは、私が旅先でいつも実践している、女性ならではの視点を加えた安心で安全な旅のポイントをご紹介します。

    紫外線対策は「念入りすぎる」くらいがちょうどいい

    グアムの日差しを軽く見てはいけません。日本の数倍にもなると言われる強烈な紫外線は、少しの油断で肌を真っ赤にしてしまいます。日焼けは単なる肌の色変化ではなく、火傷と同じ状態。ひどいと水ぶくれや発熱を引き起こし、せっかくの旅行が台無しになることもあります。

    • 日焼け止め: SPF50+、PA++++のウォータープルーフタイプを選び、外出前に全身にしっかり塗りましょう。海やプールに入った後や汗をかいた後はもちろん、2〜3時間ごとにこまめに塗り直すのがポイントです。特に焼けやすい鼻、頬、肩、耳、足の甲は念入りに。近年はサンゴ礁に優しい「リーフセーフ」処方の日焼け止めも多いので、ぜひ検討してみてください。
    • 物理的な防御: 日焼け止めだけに頼らず、「着る」「被る」「かける」を組み合わせるのが最も効果的です。長袖のラッシュガードは日焼け予防だけでなく体温低下も防ぐ優れもの。UVカット機能の帽子や目を守るサングラスも必須です。子どもには、首まで覆えるフラップ付き帽子をおすすめします。
    • 時間帯を工夫する: 紫外線が最も強い午前10時から午後2時ごろは、長時間のビーチ滞在を避け、食事やショッピング、お昼寝の時間にあてるなど、行動スケジュールを調整するのが賢明です。気象庁のウェブサイトでは「UVインデックス」など紫外線の強さに関する情報が詳しく紹介されています。旅行前に現地の紫外線情報を確認する習慣をつけると安心です。

    スリ・置き引きから荷物を守る完璧なガード法

    グアムは比較的治安の良い場所ですが、観光客を狙った置き引きなどの軽犯罪もゼロではありません。特に無防備になりがちなビーチでの注意が必要です。

    • 貴重品の管理: パスポートや多額の現金、高価なアクセサリーはホテルのセーフティボックスに預けておきましょう。ビーチには、その日の使用分だけの少額の現金を持参するのが基本です。
    • 荷物は肌身離さず: 家族全員で海に入って荷物をビーチに放置する行為は非常に危険です。どなたか一人は必ず荷物近くに残るように、パパとママで交代しながら海に入るなど工夫してください。
    • 便利グッズの活用: どうしても全員で海に入りたい場合は、防水スマホケースや貴重品を収納できる防水ポーチを首から下げて持ち歩くと安心です。さらに、パラソルの支柱に固定できるワイヤーロック付きの「ビーチ用セーフティボックス」といった防犯アイテムも市販されています。

    トラブル時の対応手順

    万が一、盗難に遭った際は慌てず落ち着いて行動しましょう。まずは最寄りの交番(ポリスボックス)やツーリストポリスに届け出て、「盗難証明書(ポリスレポート)」を発行してもらいます。この書類は海外旅行保険の請求に必要です。クレジットカードを盗まれた場合は、すぐにカード会社の緊急連絡先に電話し、カードの利用停止を依頼してください。出発前に保険会社とカード会社の連絡先をメモし、パスポートのコピーとは別の場所に保管しておくと、いざというとき慌てずに済みます。

    海の危険生物にご注意を

    美しいグアムの海にも注意すべき生物がいます。正しい知識を持って無用なトラブルを防ぎましょう。

    • 注意したい生物:
    • クラゲ: 種類によっては刺されると激しい痛みがあります。見かけても絶対に触らないでください。
    • ガンガゼ: 長く鋭い毒針をもつウニの一種で、岩場などに多く生息しています。踏むとトゲが深く刺さる危険があります。
    • ミノカサゴ: 美しい見た目ですが、ヒレに強力な毒を持っているため、決して近づかないことが大切です。
    • 予防策と応急措置:
    • マリンシューズを履く: 海の中の怪我を防ぐ最も効果的な方法はマリンシューズの着用です。サンゴや岩、危険生物から足を守ってくれる必須アイテムで、ビーチサンダルよりもかかとまでしっかりホールドするタイプがおすすめです。
    • 不用意に触らない: 子どもには、海中で岩やサンゴをむやみに触ったり、見慣れない生物を素手で触るのを避けるようしっかり教えましょう。
    • もし刺されたら: クラゲに刺された場合は真水ではなく海水で洗い、トゲが残っていればカードなどで優しく取り除きます。ガンガゼのトゲが刺さった場合は無理に抜こうとせず、熱めのお湯(火傷しない程度)に浸けると痛みが和らぎます。どちらの場合も、痛みや腫れがひどい、体調が悪化する場合はすぐに病院へ。ライフガードがいるビーチなら、まず彼らに助けを求めてください。

    これさえあれば完璧!グアムファミリー旅行・持ち物チェックリスト

    旅の準備は楽しみな時間であると同時に、「何か忘れていないだろうか…」と不安を感じることもあります。特に子連れの場合は荷物が多くなりがちです。そこで、グアム旅行を快適に過ごすための持ち物リストをご用意しました。パッキングの際の参考にしてくださいね。

    • 貴重品・書類関係
    • パスポート(有効期限を必ずチェック)
    • ESTA(電子渡航認証システム)の申請控え(グアムは44日以内の滞在なら通常不要ですが、念のため確認を)
    • 航空券(eチケット)の控え
    • ホテルの予約確認書
    • 現金(米ドル)とクレジットカード
    • 海外旅行保険証
    • 日本の運転免許証や国際運転免許証(レンタカー利用時)
    • 各種証明書のコピーや写真データ(紛失時の備えとして)
    • ビーチ&プール関連グッズ
    • 水着(乾きにくいため、一人あたり2着以上あると便利)
    • ラッシュガード(長袖タイプがおすすめ)
    • マリンシューズ(大人・子供用)
    • ビーチタオル(ホテルで貸し出しがある場合も)
    • 防水スマートフォンケースや防水バッグ
    • 日焼け止め(顔用、体用、スプレータイプなど複数用意すると安心)
    • アフターサンケア用品(アロエジェルなど)
    • 帽子(UVカット機能付きで、風で飛ばないよう顎紐付きが安心)
    • サングラス
    • 浮き輪やアームヘルパーなど子供用遊具
    • 砂遊びセット
    • ゴーグル
    • 衣類
    • Tシャツ、ワンピース、ショートパンツなど夏服
    • 薄手のカーディガンやパーカー(冷房対策に必須)
    • パジャマ
    • 下着や靴下
    • サンダル、スニーカー
    • フォーマル寄りの服(必要に応じて、レストラン用)
    • 洗面・衛生用品
    • 歯ブラシ、歯磨き粉
    • 日常使っているスキンケア用品やメイク用品
    • シャンプー、コンディショナー(ホテルのものが合わない場合用)
    • ウェットティッシュや除菌ジェル
    • ティッシュペーパー
    • 生理用品
    • 爪切り、綿棒
    • 携帯用洗濯洗剤や洗濯バサミ(水着の乾燥に便利)
    • 医薬品
    • 常備薬(胃腸薬、頭痛薬、風邪薬など)
    • 絆創膏や消毒液
    • 虫よけスプレー、かゆみ止め
    • 子供用の薬(解熱剤、体温計など)
    • 酔い止め(船に乗る予定がある場合)
    • あると便利なアイテム
    • エコバッグ(買い物に役立ちます)
    • ジップロックなど密閉袋(濡れたものを入れたり、小物の整理に便利)
    • モバイルバッテリー
    • カメラやビデオカメラ
    • 子供のお気に入りのおもちゃや絵本
    • 筆記用具

    グアムの風を感じる、最高の家族旅行計画

    これまでに、グアムのファミリー向けビーチの魅力や具体的な楽しみ方、そして安心して旅行をするための準備まで、多岐にわたる情報をお伝えしてきました。地図を片手に「このビーチではシュノーケリングを楽しもう」「この日はサンセットを眺めながらディナーを楽しもう」と家族で相談する時間そのものが、旅のスタートであり、かけがえのない思い出になることでしょう。

    タモンビーチの賑わい、イパオビーチの豊かな生態系、ココ・パーム・ガーデン・ビーチの特別な雰囲気、そしてリティディアン・ビーチの圧倒的な自然の美しさ。それぞれのビーチが見せる全く異なる魅力。あなたのご家族は、どのビーチでどんな物語を紡ぎたいですか?

    計画を立てることは、未来の楽しみを予約することにほかなりません。スーツケースに荷物を詰め込むとき、子どもたちの期待に輝く瞳を思い浮かべてみてください。グアムの太陽のもとで、日焼けした肌に心地よい風を感じながら、家族全員が笑い合う。そんな素敵な瞬間が、もう間もなくあなたを待っています。

    さあ、次の休日はグアムの澄んだ海で、家族の笑顔に出会いに行きませんか?最新の観光情報やイベントについては、グアム政府観光局の公式サイトもぜひご覧ください。あなたの旅が、まるで輝く宝物のような時間となることを心より願っています。

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    この記事を書いたトラベルライター

    アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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