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天空の楽園、パーム・ジュメイラ完全攻略ガイド|ドバイが誇る奇跡の人工島で過ごす、究極のバカンス

息をのむようなアラビア湾のターコイズブルーの海に、優雅に枝を広げる一本のヤシの木。これは自然が作り出した芸術ではありません。人間の野心とテクノロジーが、砂漠の地に描き出した壮大な夢の結晶、それこそがドバイの「パーム・ジュメイラ」です。宇宙からでもその姿を認識できるという、世界最大の人工島。そこは、ただのリゾート地という言葉では到底表現しきれない、ラグジュアリーの概念を再定義する特別な場所なのです。

煌びやかな超高級ホテルが軒を連ね、世界的なスターシェフが腕を競う美食の舞台が広がり、アドレナリンが沸騰するようなウォーターパークが待ち受ける。静寂に包まれたプライベートビーチで過ごす穏やかな時間も、華やかな噴水ショーに心躍る夜も、すべてがここにあります。パーム・ジュメイラは、訪れる者すべてに、日常を忘れさせる魔法をかけてくれるでしょう。

この記事では、旅のプロフェッショナルである私が、パーム・ジュメイラの魅力を余すところなく解き明かしていきます。アクセス方法から、目的別に選びたい珠玉のホテル、絶対に見逃せないアクティビティ、そして食通をも唸らせるグルメ情報まで。あなたの次の旅が、人生で最も輝かしい記憶の一つとなるよう、心を込めてご案内します。さあ、天空から舞い降りた楽園への扉を、一緒に開けてみましょう。

目次

パーム・ジュメイラとは? – 宇宙からも見える奇跡の島

パーム・ジュメイラを語る上で、まず触れなければならないのは、その驚くべき成り立ちです。21世紀の幕開けと共に、ドバイは石油依存型経済からの脱却を目指し、観光業を国家の柱とする壮大なプロジェクトを次々と打ち出しました。その中でも、ひときわ異彩を放ち、世界の度肝を抜いたのが「パーム・アイランド計画」です。

この計画の第一弾として2001年に着工されたのが、パーム・ジュメイラ。その名の通り、ヤシの木(パーム・ツリー)を模した形状をしています。幹にあたる部分、16本の葉にあたる部分、そしてそれら全体を三日月形の防波堤が取り囲むという、独創的かつ緻密なデザイン。驚くべきことに、この巨大な島はコンクリートを一切使わず、海底から浚渫(しゅんせつ)した砂と岩のみで造成されているのです。その総量は、実に9400万立方メートル。これは、地球を3周できるほどの高さ3メートルの壁を築ける量に匹敵すると言われています。

GPS衛星を駆使した精密な測量技術と、途方もない労力を費やし、2008年頃にその全貌を現しました。このプロジェクトは、単に土地を増やすという目的だけではありませんでした。直線的な海岸線しかなかったドバイに、この複雑な形状の人工島を造ることで、海岸線の長さを一気に72kmも伸ばすことに成功したのです。これにより、数多くのビーチフロントの不動産、つまり高級ヴィラやリゾートホテルを建設するスペースが生み出され、世界中の富裕層や観光客を惹きつける磁力となったのです。

パーム・ジュメイラは、もはや単なる観光地ではありません。それは、不可能を可能にするドバイの精神「Dubai Can-Do Spirit」の象徴であり、人類の創造力が自然と融合した、現代のピラミッドとも言える存在。上空から、あるいは展望台からその全景を眺めたとき、誰もがそのスケールと美しさに言葉を失うことでしょう。

パーム・ジュメイラへのアクセス方法 – 楽園への扉を開くには

夢の島への第一歩は、スムーズなアクセスから始まります。ドバイの交通網は非常に発達しており、目的に合わせて様々な方法でパーム・ジュメイラへ向かうことができます。

ドバイ国際空港(DXB)から

世界のハブ空港であるドバイ国際空港からパーム・ジュメイラまでは、約30kmから40kmほどの距離。移動時間は交通状況によりますが、30分から1時間弱が目安です。

最も簡単で快適なのは、タクシーまたは配車アプリ(Uberやドバイ発のCareem)を利用する方法です。空港の到着ロビーを出れば、すぐに公式のタクシー乗り場があります。クリーム色の車体が目印のドバイタクシーは、メーター制で料金も明瞭。安心して利用できます。配車アプリを使えば、料金が事前に確定し、キャッシュレスで支払いができるため、さらに手軽かもしれません。特に大きな荷物を持っている場合や、家族連れには最適な選択肢と言えるでしょう。

公共交通機関を乗り継いで冒険気分を味わいたい方は、ドバイメトロを利用することも可能です。空港ターミナル1または3からレッドラインに乗車し、「Sobha Realty」駅または「Al Khail」駅で下車。そこからドバイ・トラムに乗り換え、「Palm Jumeirah」駅へ。さらに、そこからパーム・ジュメイラ内を走る「パーム・モノレール」の始発駅「Gateway」駅に接続しています。時間はかかりますが、ドバイの街並みを眺めながら移動でき、交通費を大きく抑えられるのが魅力です。

ドバイ市内から

ドバイ・マリーナやJBR(ジュメイラ・ビーチ・レジデンス)といった人気エリアに滞在している場合、パーム・ジュメイラは目と鼻の先です。この場合もタクシーや配車アプリが最も便利で、10分から20分ほどで到着します。

ダウンタウン・ドバイ(ブルジュ・ハリファ周辺)やオールド・ドバイから向かう場合も、タクシーが効率的です。ただし、夕方のラッシュアワーなどは主要道路がかなり混雑するため、時間に余裕を持った計画を立てることをお勧めします。

島内の移動の要!パーム・モノレール

パーム・ジュメイラの観光において、絶対に外せない交通手段が「パーム・モノレール」です。これは、島の付け根(幹)から先端部までを一直線に結ぶ、まさに島の大動脈。車窓からは、左右に広がる高級ヴィラ群や、遠くに見えるドバイ・マリーナの摩天楼、そしてアラビア湾の絶景を存分に楽しむことができます。これは単なる移動手段ではなく、それ自体が一つのアトラクションと言えるでしょう。

始発は、本土側にある「Gateway」駅。ここから「Al Ittihad Park」駅、「Nakheel Mall」駅と続き、終点はかつて「The Pointe」駅でしたが、現在はアトランティス・ザ・パームのすぐ手前にある「Atlantis Aquaventure」駅が主要な終着点となっています。

特に「Nakheel Mall」駅は、ショッピングモールや展望台「The View at The Palm」へのアクセスに直結しており、多くの観光客が利用します。そして「Atlantis Aquaventure」駅で降りれば、目の前にはあの象徴的なホテル、アトランティス・ザ・パームがそびえ立っています。

乗車券は各駅の券売機や窓口で購入可能。往復券や一日乗車券などもあるので、計画に合わせて選ぶのが良いでしょう。ドバイの公共交通カード「Nol Card」も利用できますが、システムが異なるため、別途チャージが必要な点には注意が必要です。

究極のラグジュアリー体験 – パーム・ジュメイラが誇る珠玉のホテル

パーム・ジュメイラは、世界で最もラグジュアリーなホテルが密集するエリアの一つです。ここでは、単に宿泊するだけでなく、ホテルそのものが旅の目的となり得ます。あなたの理想のバカンスに合わせて、最高の舞台を選んでみてください。

アトランティス・ザ・パーム – 海の伝説が息づくエンターテイメントの城

パーム・ジュメイラの三日月形の先端、その中央に王冠のように君臨するのが「アトランティス・ザ・パーム」です。このホテルは、もはやドバイの象徴の一つと言っても過言ではありません。失われた大陸アトランティスの伝説をテーマにした壮大な建築は、遠くからでも目を引き、訪れる者の冒険心をかき立てます。

ホテルに一歩足を踏み入れると、そこはもう海の世界。巨大な水槽が至る所に設置され、優雅に泳ぐ魚たちの群れがゲストを迎えます。客室は広々としており、アラビア湾またはパーム・ジュメイラの素晴らしい景色を望むことができます。中でも世界的に有名なのが「アンダーウォーター・スイート」。ベッドルームやバスルームの窓が、そのまま巨大水槽「アンバサダー・ラグーン」に面しており、約65,000匹もの海洋生物たちが泳ぐ姿を眺めながら眠りにつくという、唯一無二の体験が可能です。

しかし、アトランティス・ザ・パームの魅力は客室だけにとどまりません。併設されている「アクアベンチャー・ウォーターパーク」と「ザ・ロスト・チェンバーズ水族館」は、宿泊者でなくとも訪れる価値のある巨大アトラクションです。世界トップクラスのウォータースライダーで絶叫し、古代遺跡のような幻想的な水族館で神秘的な海の生き物たちと出会う。一日中いても飽きることのない、まさにエンターテイメントの城なのです。

ダイニングも圧巻のラインナップ。日本料理の巨匠、ノブ・マツヒサ氏が手がける「Nobu」や、セレブリティシェフ、ゴードン・ラムゼイの「Bread Street Kitchen & Bar」、そして水槽の目の前で食事ができる水中レストラン「Ossiano」など、世界レベルの美食体験が約束されています。

アトランティス・ザ・パームは、家族連れ、カップル、友人同士、あらゆる旅行者にとって最高の思い出を作ってくれる、究極のデスティネーション・リゾートです。

アトランティス・ザ・ロイヤル – 新時代のラグジュアリーを定義する建築の至宝

アトランティス・ザ・パームの隣に、まるで未来の建築物のようにそびえ立つのが、2023年に華々しく開業した「アトランティス・ザ・ロイヤル」です。巨大なジェンガのブロックを積み上げたかのような斬新なデザインは、見る角度によって表情を変え、建築好きならずとも心を奪われることでしょう。オープニングイベントではビヨンセがプライベートライブを行ったことでも世界的な話題となりました。

このホテルが目指すのは、「ウルトラ・ラグジュアリー」。従来の高級ホテルの概念を覆す、全く新しい体験を提供します。全客室がスイート仕様とも言えるほどの広さと豪華さを誇り、その多くにプライベートバルコニーやテラスが備わっています。インテリアは洗練の極み。アメニティにはエルメスやグラフといった最高級ブランドのものが採用されるなど、細部にまでこだわりが貫かれています。

アトランティス・ザ・ロイヤルの象徴とも言えるのが、地上90メートルの高さに架けられたスカイブリッジに位置するインフィニティプール「クラウド22」です。ここから眺めるパーム・ジュメイラとドバイのスカイラインは、まさに天空のオアシス。DJが奏でる音楽に身を委ねながらカクテルを片手に過ごす時間は、何物にも代えがたい贅沢なひとときとなるはずです。

また、このホテルは美食の殿堂でもあります。ヘストン・ブルメンタール、ホセ・アンドレス、アリアナ・バンディといった、世界に名だたる8人ものセレブリティシェフが手がけるレストランが集結。ミシュランの星を獲得した店も複数あり、その日の気分で世界最高峰の味を巡ることができます。

アトランティス・ザ・ロイヤルは、最先端のデザイン、比類なきサービス、そしてワールドクラスの食体験を求める、洗練された大人のための聖域。ドバイのラグジュアリーシーンに新たな基準を打ち立てた、今最も注目すべきホテルです。

One&Only ザ・パーム – 静寂に包まれたアラビアの隠れ家

パーム・ジュメイラの喧騒から少し離れ、究極のプライベートと静寂を求めるなら「One&Only ザ・パーム」以上の選択肢はありません。三日月形の西端にひっそりと佇むこのリゾートは、ムーア様式とアンダルシア建築が美しく融合した、まるでアラビアの宮殿のような空間です。

緑豊かな庭園、きらめく噴水、そして静かに波が寄せるプライベートビーチ。ここでは時間がゆっくりと流れているかのような錯覚に陥ります。客室は低層のマナーハウス、またはビーチフロントのプライベートヴィラから選ぶことができ、そのすべてが広大で、プライバシーが完全に確保されています。専属のバトラーがきめ細やかなサービスを提供し、ゲスト一人ひとりの要望に応えてくれる、真のパーソナルな滞在が約束されています。

このリゾートのハイライトの一つが、ミシュラン3つ星シェフ、ヤニック・アレノ氏が監修する食の体験です。メインダイニングの「ZEST」に加え、水上レストラン「101 Dining Lounge and Marina」では、ドバイの摩天楼を眺めながら地中海料理を。そして、彼の名を冠したファインダイニング「STAY by Yannick Alléno」では、フランス料理の伝統と革新が織りなす、芸術的な一皿を堪能できます。

One&Only ザ・パームは、派手さや賑やかさではなく、本質的な豊かさと落ち着きを愛する人々のための隠れ家(サンクチュアリ)。ハネムーンや記念日など、大切な人とのかけがえのない時間を過ごすのに、これほどふさわしい場所はないでしょう。

その他の注目ホテル

パーム・ジュメイラには、他にも個性豊かな素晴らしいホテルが数多く存在します。

  • ウォルドーフ・アストリア・ドバイ・パーム・ジュメイラ: クラシックなエレガンスと、伝説的な「ウォルドーフ・サービス」で知られる名門。広大なプライベートビーチと落ち着いた雰囲気が魅力です。
  • フェアモント・ザ・パーム: アラビア風のデザインが美しい、家族連れにも人気の高いホテル。キッズクラブが充実しており、多彩なレストランも揃っています。
  • アナンタラ・ザ・パーム・ドバイ・リゾート: アジアのホスピタリティが息づく、タイ風のリゾート。水上ヴィラがあるのが特徴で、まるでモルディブにいるかのような気分を味わえます。
  • W ドバイ – ザ・パーム: スタイリッシュで遊び心あふれるデザインが特徴のホテル。活気あるプールパーティーやおしゃれなバーなど、エネルギッシュな滞在を求める若者やカップルに人気です。

五感を刺激する!パーム・ジュメイラの必見アクティビティ&スポット

豪華なホテルでの滞在はもちろんですが、パーム・ジュメイラには島全体に魅力的なスポットが点在しています。ぜひ足を延ばして、この奇跡の島の多様な顔を発見してください。

ザ・ビュー・アット・ザ・パーム – 360度の絶景をその目に焼き付けて

「パーム・ジュメイラを訪れたなら、まずここへ行くべきだ」。そう断言できるのが、パーム・タワーの52階、地上240メートルの高さにある展望台「ザ・ビュー・アット・ザ・パーム」です。

エレベーターを降り、展望デッキに足を踏み入れた瞬間、誰もが息をのむでしょう。眼下に広がるのは、まさに「地図で見た、あの景色」。ヤシの木の幹が伸び、16枚の葉が広がり、三日月形の防波堤がそれを優しく包み込む。パーム・ジュメイラの完璧な全体像を、遮るものなく360度見渡すことができるのです。

アトランティス・ザ・パームの威容、葉の上に並ぶ豪華なヴィラの数々、そしてその向こうにはドバイ・マリーナの近未来的な高層ビル群や、世界最大の観覧車アイン・ドバイ、七つ星ホテル、ブルジュ・アル・アラブまでが一望できます。

特におすすめの時間帯は、太陽がアラビア湾に沈みゆくサンセットの時間帯。空がオレンジから紫へと刻一刻と色を変え、やがて街の灯りが宝石のようにきらめき始める光景は、あまりにも幻想的で、忘れられない思い出となるはずです。

チケットは事前にオンラインで購入しておくのがスムーズ。少し追加料金を払えば、54階にある屋外展望スペース「The Next Level」へもアクセスでき、ガラス越しではない、より開放的な景色を楽しむことも可能です。

アクアベンチャー・ウォーターパーク – 世界最大級!水の冒険へ出発

アドレナリンを求めるなら、アトランティス・ザ・パームに併設された「アクアベンチャー・ウォーターパーク」へ向かいましょう。ここは、世界最大のウォーターパークとしてギネス世界記録にも認定されている、水の楽園です。

その規模はまさに圧巻。100を超えるウォータースライダーとアトラクションが、広大な敷地内にひしめき合っています。パークの象徴とも言えるのが、古代メソポタミアのジッグラトを模した塔から滑り降りるスライダー群。中でも「リープ・オブ・フェイス」は、ほぼ垂直の角度で落下し、最後はサメやエイが泳ぐ水槽の中の透明なトンネルを駆け抜けるという、スリル満点のアトラクションです。

他にも、グループで楽しめる巨大な浮き輪に乗る「アクアコンダ」や、暗闇の中を滑り抜けるスライダー、そしてゆったりと流れる全長1.6kmの流れるプールなど、絶叫系が苦手な人や小さなお子様でも楽しめるエリアが充実しています。プライベートビーチも併設されており、遊び疲れたらビーチサイドでリラックスすることもできます。

一日中いても遊び尽くせないほどのボリュームなので、訪れる際は時間に余裕を持つことをお勧めします。チケットはホテル宿泊者は無料、外部からのビジターは有料となります。こちらもオンラインでの事前購入が便利です。

ザ・ポインテ – 噴水ショーと美食が織りなす水辺のエンターテイメント

パーム・ジュメイラの先端部、アトランティス・ザ・パームを対岸に望む絶好のロケーションにあるのが、水辺のダイニング&エンターテイメント施設「ザ・ポインテ」です。

ここでの最大の目玉は、夜になると開催される世界最大の噴水ショー「ザ・パーム・ファウンテン」。14,000平方メートルの広大な海上に設置された噴水が、音楽に合わせて最高105メートルの高さまで舞い上がります。3,000個以上のLEDライトが水をカラフルに照らし出し、洋楽からアラビックポップスまで、多彩な音楽とシンクロして繰り広げられるショーは、圧巻の一言。対岸にそびえるアトランティス・ザ・パームがショーの壮大な背景となり、他では見ることのできない幻想的な光景を生み出します。

ショーは日没後から深夜まで、30分おきに開催されます。ザ・ポインテには、この噴水ショーを眺めながら食事ができるレストランやカフェが数多く軒を連ねており、テラス席を予約して、ディナーと共にこのスペクタクルを楽しむのが最高の過ごし方です。カジュアルなカフェから本格的なレストランまで選択肢も豊富なので、予算や気分に合わせて店を選ぶことができます。

ナキール・モール – ショッピングからエンターテイメントまで

パーム・ジュメイラの幹の中心部、パーム・タワーの麓に位置するのが「ナキール・モール」です。ドバイ・モールやモール・オブ・ジ・エミレーツのような超巨大モールではありませんが、島内でのショッピングや食事に非常に便利な存在です。

ファッション、コスメ、雑貨など約300の店舗に加え、イギリス系の高級スーパー「ウェイトローズ」も入っているため、ホテル滞在中に必要なものを買い足したり、お土産を探したりするのに最適です。フードコートや様々なジャンルのレストラン、カフェも充実しており、気軽に食事を済ませたい時にも重宝します。

また、映画館「ヴォックス・シネマズ」や、子供向けのプレイエリアなども完備。展望台「ザ・ビュー・アット・ザ・パーム」へのエントランスもこのモール内にあり、パーム・モノレールの「Nakheel Mall」駅と直結しているため、観光の拠点としても非常にアクセスしやすいスポットです。

食通も唸る美食の饗宴 – パーム・ジュメイラのグルメシーン

パーム・ジュメイラは、世界中のフーディー(食通)たちが目的地として選ぶ、美食のアイランドでもあります。ミシュランの星に輝くファインダイニングから、絶景が自慢のカジュアルレストランまで、ありとあらゆる食の選択肢がここに集結しています。

世界のスターシェフが集う場所

ドバイのグルメシーンを牽引するパーム・ジュメイラには、世界に名だたるスターシェフたちがこぞって自身のレストランをオープンさせています。予約必須の、記憶に残るディナーを体験してみてはいかがでしょうか。

  • ノブ (Nobu) / アトランティス・ザ・パーム: もはや説明不要、日本料理にペルーのテイストを加えた独自のスタイルで世界を席巻するノブ・マツヒ氏のレストラン。アトランティス・ザ・ロイヤルの開業に伴い、現在はその22階に移転。素晴らしい景色と共に、ブラックコッドの味噌焼きなどのシグネチャーディッシュを味わえます。
  • オシアノ (Ossiano) / アトランティス・ザ・パーム: アンバサダー・ラグーンの巨大水槽を目の前に望む、幻想的な水中レストラン。数万匹の魚たちが優雅に泳ぐ姿を眺めながら、ミシュランの星を獲得した革新的なシーフード料理を堪能できます。プロポーズの場所としても人気が高く、まさに一生に一度の食体験となるでしょう。
  • ステイ (STAY by Yannick Alléno) / One&Only ザ・パーム: フランス料理界の巨匠、ヤニック・アレノ氏が手がけるミシュラン二つ星レストラン。クラシックなフランス料理を現代的に再解釈した、エレガントで繊細な料理が味わえます。豪華なシャンデリアが輝くドラマティックな空間で、最高級の食体験を。
  • ディナー・バイ・ヘストン・ブルメンタール (Dinner by Heston Blumenthal) / アトランティス・ザ・ロイヤル: イギリスの鬼才、ヘストン・ブルメンタール氏によるミシュラン星付きレストラン。14世紀の英国料理のレシピを現代の調理技術で再現するというユニークなコンセプトが特徴。彼の代表作である「ミート・フルーツ」(鶏レバーのパテをマンダリンオレンジそっくりに仕立てた料理)は必食です。

絶景と共に味わうカジュアルダイニング

ファインダイニングだけでなく、もっと気軽に絶景と食事を楽しめる場所も豊富です。 ザ・ポインテには、レバノン料理、イタリアン、シーフード、ステーキハウスなど、世界各国の料理を提供するレストランが並び、噴水ショーを特等席で楽しめます。

また、島内にはお洒落なビーチクラブも点在しています。「カイマ・ビーチ (Kyma Beach)」や「サナーサン (SĀN Beach)」などでは、地中海のビーチリゾートのような雰囲気の中、ライブDJの音楽を聴きながら、ランチやカクテルを楽しむことができます。日中はデイベッドで日光浴、夜はライトアップされた幻想的な空間でディナーと、一日中過ごせるのが魅力です。

記憶に残る特別な食体験

パーム・ジュメイラでの食事は、単に味覚を満たすだけではありません。その空間、景色、雰囲気が一体となって、忘れられない記憶を刻んでくれます。夕暮れ時にルーフトップバーでカクテルを傾け、ドバイのスカイラインが黄金色に染まるのを眺める。あるいは、水中のレストランで、まるで海の住人になったかのような気分でディナーを楽しむ。こうした体験こそが、パーム・ジュメイラのグルメシーンの真骨頂と言えるでしょう。

パーム・ジュメイラを120%楽しむためのヒント

最後に、あなたのパーム・ジュメイラでの滞在をさらに快適で充実したものにするための、実践的なアドバイスをお伝えします。

ベストシーズンはいつ?

ドバイを訪れるのに最も快適なシーズンは、気候が穏やかな10月から4月にかけてです。日中の気温は20度台から30度前半で、湿度も低く、屋外でのアクティビティや観光に最適です。この時期は観光のハイシーズンにあたり、ホテルの料金は高めになります。

一方、5月から9月は夏にあたり、気温は40度を超え、湿度も非常に高くなります。屋外を長時間歩き回るのは困難ですが、この時期はホテルの料金が大幅に下がるというメリットがあります。ドバイの施設はどこも冷房が完璧に効いているため、ホテルでの滞在やインドア施設を中心に楽しむと割り切れば、お得にラグジュアリーな体験ができるチャンスでもあります。

服装とマナー

パーム・ジュメイラは国際的なリゾート地であり、ビーチやプールサイドでは水着やリゾートウェアで全く問題ありません。ただし、ドバイはイスラム文化を尊重する土地であることも忘れてはなりません。

モールやレストランなど、公共の屋内施設に入る際は、肩や膝が隠れるような服装が望ましいです。特に高級レストランではドレスコードが設けられている場合が多く、男性は襟付きのシャツや長ズボン、女性はエレガントなドレスやパンツスタイルが求められます。タンクトップや短パン、ビーチサンダルでの入店は断られる可能性があるので注意しましょう。

また、日差しが非常に強いため、帽子、サングラス、日焼け止めは必須アイテムです。薄手のカーディガンやストールを一枚持っていると、強力な冷房対策や、肌の露出を抑えたい時に重宝します。

予約は必須?

はい、強くお勧めします。特に、この記事で紹介したような人気のファインダイニングや、展望台「ザ・ビュー・アット・ザ・パーム」、週末のビーチクラブなどは、事前予約が必須と考えた方が良いでしょう。特に金曜日と土曜日はイスラム圏の週末にあたり、地元住民や近隣諸国からの観光客で大変混み合います。旅の計画を立てる段階で、行きたいレストランやアクティビティの予約を済ませておくと、現地でがっかりすることなく、スムーズに楽しむことができます。

知っておくと便利な豆知識

  • 週末: ドバイの週末は金曜日と土曜日です。多くのレストランで金曜日に「ブランチ」(食べ飲み放題の豪華なランチビュッフェ)が開催され、大変な賑わいを見せます。
  • ラマダン: イスラム教の断食月「ラマダン」の期間中は、イスラム教徒は日の出から日没まで飲食を断ちます。この期間、観光客は日中に公共の場で飲食をすることが制限されます(ホテルの敷地内や指定されたレストランは除く)。一方で、日没後の「イフタール」と呼ばれる食事は、街中が祝祭的な雰囲気に包まれ、特別なビュッフェが各所で提供されるなど、この時期ならではの文化体験ができます。
  • チップ: ドバイにはチップの習慣があります。レストランでは料金にサービス料が含まれている場合もありますが、良いサービスを受けたと感じたら、請求額の10%〜15%程度を上乗せして支払うのがスマートです。タクシーではお釣りの小銭を渡す程度で良いでしょう。

次の旅は、天空の楽園へ

パーム・ジュメイラ。それは、砂と海水から生まれ、人間の想像力によって命を吹き込まれた、現代の奇跡です。きらびやかなラグジュアリーの裏側には、未来を切り拓こうとする人々の情熱と、不可能を可能にしてきた技術の歴史が息づいています。

ここで過ごす時間は、単なるバカンスではありません。目の前に広がる非日常の風景は、私たちに新しいインスピレーションを与え、日常の悩みがいかに小さいものであるかを教えてくれるかもしれません。世界最高峰のサービスに触れ、五感を刺激する美食に舌鼓を打ち、天空からの絶景に心を奪われる。その一つ一つの体験が、あなたの価値観を豊かにし、人生の新たな1ページを彩るはずです。

もしあなたが、日常から解き放たれる完璧な逃避行を夢見ているのなら。もしあなたが、人間の創造力の限界に触れる旅を求めているのなら。次の休暇は、地図の上だけでなく、あなたの記憶に永遠に刻まれるこの奇跡の島へ、ぜひ訪れてみてください。パーム・ジュメイラは、両手を広げ、あなたを待っています。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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