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ザ・ロイヤルファミリーのロケ地巡り完全ガイド!英国競馬と貴族の邸宅を巡る旅

ドラマティックな人間模様と、英国王室の知られざる内幕を描き、世界中のファンを魅了した『ザ・ロイヤルファミリー』。その壮麗な世界観は、エリザベス女王の治世という歴史的事実と、巧みなフィクションが織りなす芸術作品です。女王の公務、家族との葛藤、そして彼女が心から愛したサラブレッドの世界。この物語に心を奪われたなら、一度はその舞台となった場所を訪れてみたいと思いませんか?

こんにちは、世界30か国以上を旅してきたライターのさくらえみです。今回は、ドラマの世界から一歩踏み出し、英国の歴史と文化の真髄に触れる「ザ・ロイヤルファミリー」のロケ地巡りの旅へとご案内します。女王が愛した競馬場の熱気、バッキンガム宮殿として撮影された荘厳な貴族の館。この記事を読めば、あなたもドラマの登場人物になったかのような特別な旅を計画できるはずです。さあ、英国の優雅なる伝統を巡る旅へ、一緒に出かけましょう。

英国の華麗なる歴史と貴族文化をさらに深く堪能したい方は、『ブリジャートン家』のロケ地を巡る聖地巡礼もぜひご検討ください。

目次

ドラマの世界観と女王の愛した競馬

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『ザ・ロイヤルファミリー』が多くの人々の心を掴んで離さない理由の一つは、公的な立場のエリザベス女王と、一人の人間としての彼女の姿を丁寧に描写している点にあります。その人間味が最も色濃く表れていたのは、彼女の競馬とサラブレッドに対する深い愛情でした。

女王にとって競馬は、単なる趣味や遊びではありませんでした。それは幼少期から受け継がれてきた家族の伝統であり、公務の緊張を解きほぐす心の安らぎの場であり、何よりも真剣な情熱を注ぐ対象だったのです。ドラマの中では、女王が牧場を訪れて愛馬の血統や状態について専門家と熱心に語り合うシーンが印象的に描かれています。彼女はオーナーとして、またブリーダーとして、サラブレッドという生き物の美しさや力強さ、その血統が紡ぐ物語に深く心惹かれていました。

このドラマのロケ地を巡る旅は、単に美しい自然や建物を見るだけではありません。女王が守り続けてきた伝統、貴族社会の社交文化、そして英国民が熱狂する競馬の世界、そのすべてを肌で感じられる、まさに「体験する」旅なのです。緑の芝生を駆け抜ける馬の蹄音、華麗な帽子を纏った観客席のざわめき、歴史の重みを感じる荘厳な邸宅の静けさ。その五感すべてで、ドラマの世界の奥深さに触れることができるでしょう。

ロケ地を訪れることで、物語の背景を知り、ドラマをより深く理解するきっかけとなります。なぜこの場所が選ばれたのか、その地が持つ歴史的な意味合いは何か。そうした知識を得ることで、画面の向こうに広がる世界が一層立体的で鮮やかに心に刻まれていくはずです。

女王の愛した舞台:英国競馬場の世界へ

英国では、競馬が「キング・オブ・スポーツ」として特別な存在感を放っています。単なるギャンブルやスポーツの枠を超え、階級に関係なく人々を熱狂させる国民的エンターテインメントであり、特に上流階級にとっては重要な社交の場としての役割を果たしてきました。ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』でも、女王が競馬場で一喜一憂する姿が、彼女の人間らしさを象徴するシーンとして描かれています。ここでは、その舞台となり英国競馬文化の核を成す二つの競馬場をご紹介します。

華やかな社交の頂点:アスコット競馬場

ロンドン郊外にあるアスコット競馬場は、英国王室が所有する唯一の競馬場であり、300年以上の歴史を誇る、まさに英国競馬の聖地です。特に毎年6月に行われる「ロイヤルアスコット」は、女王が開催期間中毎日欠かさず出席したことで知られ、世界で最も格式高く華麗なレースミーティングとして名高いイベントです。ドラマでも、このロイヤルアスコットの煌びやかな雰囲気が忠実に再現されていました。

この競馬場の魅力は、トップレベルのレースが行われることはもちろん、その厳格なドレスコードに象徴される社交文化にあります。観戦エリアは複数の「エンクロージャー」に分かれており、最も格式高い「ロイヤルエンクロージャー」は王室関係者や招待客限定となっています。しかし格式で次位の「クイーンアンエンクロージャー」でも十分にその雰囲気を体感できます。男性はスーツにネクタイ、女性はフォーマルなドレスと帽子の着用が義務付けられ、会場はまるで王室のガーデンパーティーのような華やぎに満ちています。

【読者が実際にできること】ロイヤルアスコット観戦ガイド

一度は体験したいロイヤルアスコットですが、その高い格式のため参加方法に不安を感じる方も多いでしょう。ここでは具体的な参加手順を解説します。

  • チケットの購入方法

チケットは、[アスコット競馬場の公式サイト](https://www.ascot.com/royal-ascot)でオンライン購入するのが確実かつ簡単です。人気のため特に週末や注目レースの日は早期に完売することが多く、開催スケジュール発表後すぐにチェックし早めの予約をおすすめします。 主な席種は以下の通りです。

  • クイーンアンエンクロージャー (Queen Anne Enclosure): 最も一般的な観戦エリアで、ゴール前のスタンド席から間近にレースを楽しめ、パドックへの立ち入りも可能です。ロイヤルアスコットの雰囲気を味わうならここが第一候補です。
  • ヴィレッジエンクロージャー (Village Enclosure): コースの内側に位置し、よりカジュアルでフェスティバル感覚を楽しめます。ライブミュージック等の催しも行われます。
  • ウィンザーエンクロージャー (Windsor Enclosure): 価格帯が最も手頃で、ドレスコードも比較的緩やか。ピクニック気分で訪れることも可能です。

購入手続きは英語ですが、開催日、エンクロージャー、枚数を選択しクレジットカード情報を入力する流れは日本のサイトと大差ありません。購入後はEチケットがメールで届くため、印刷またはスマホに保存しておきましょう。

  • 最重要のルール:ドレスコード

ロイヤルアスコットでの体験を最高のものにするため、ドレスコードの厳守は欠かせません。特にクイーンアンエンクロージャーでは細かい規定があるため、必ず事前に公式サイトの「Dress Code」ページを確認してください。

  • 女性:
  • ドレスやスカート: 膝丈以上(膝より上でも可)で肩紐の幅は1インチ(約2.5cm)以上。ストラップレス、オフショルダー、ホルターネックは不可。
  • パンツスーツ: フルレングスで色や素材を統一しているものが望ましいです。
  • 帽子: 必須です。直径4インチ(約10cm)以上の土台がある帽子、またはヘッドピースの着用が必要。ファシネーター(小さな髪飾り)は許可されません。この日は多くの女性が個性的な帽子でファッションを競います。
  • 男性:
  • スーツ: ジャケットとスラックスがセットのフルスーツ、色は黒、グレー、ネイビーが基本。
  • シャツとネクタイ: 襟付きのシャツにネクタイ(蝶ネクタイやアスコットタイも可)が必須。
  • 靴: 革靴でスニーカーやサンダルは禁止。

ウィンザーエンクロージャーはドレスコードが比較的緩やかですが、それでもスマートカジュアルが推奨されており、Tシャツやジーンズ、スポーツウェアは避けましょう。

  • 準備と持ち物

当日スムーズに楽しむためには以下を準備してください。

  • 必携品: チケット(印刷またはスマホ保存)、身分証明書(年齢確認用)、クレジットカードと少額の現金(馬券購入や飲食用)
  • あると便利なもの: 双眼鏡(遠くの馬を捉えるのに役立つ)、日焼け止め、サングラス、扇子(晴天時に重宝)、折りたたみ傘(英国は天候が変わりやすい)、モバイルバッテリー
  • 持ち込み禁止品: アルコール飲料やピクニック用飲食物は一部エリアを除き持ち込み禁止。大きなバッグやリュックも制限されることが多いため、荷物はコンパクトにまとめてください。詳細は公式サイトでご確認を。
  • 当日の流れと楽しみ方

ロンドンのウォータールー駅から電車で約1時間。アスコット駅から競馬場までは徒歩約10分です。

  1. 入場: 到着後は手荷物検査とチケット確認を受けます。
  2. パドック観察: まずはパドックへ。出走前の馬たちを間近で見られます。毛艶や歩き方、落ち着き具合を観察し応援馬を選ぶ楽しみがあります。
  3. 馬券購入: 馬券は「Betting Ring」にいるブックメーカーまたは「Tote」という窓口で入手可能。単勝や複勝など簡単な購入方法から始めるのがおすすめ。少額で楽しめますのでぜひ挑戦を。
  4. レース観戦: スタンド席で疾走するサラブレッドと観客の熱狂を間近に体感。迫力満点です。
  5. 飲食: 会場内にはシャンパンバーやレストラン多数。英国名物「ピムス」というリキュールベースのカクテルを片手に観戦するのも粋な楽しみです。
  • トラブル時の対処法

チケット紛失やEチケットが表示できない場合は、入場ゲート近くのチケットオフィスへ。予約確認メールやクレジットカード明細、身分証明書を提示すれば再発行などの対応が受けられる可能性があります。なお悪天候によるレース中止時の返金ポリシーは公式サイトに掲載されているため、事前に確認しておくと安心です。

競馬の聖地:ニューマーケット競馬場

アスコットが「社交の舞台」であるのに対し、サフォーク州のニューマーケットは「競馬そのものの故郷」として知られます。チャールズ2世の時代以来、英国競馬の中心地として栄え、現在もジョッキークラブの本拠地となっています。ここはサラブレッドの生産、調教、レースが一体化した競馬の街そのもの。ドラマで女王がブリーダーとして牧場を訪れるシーンは、このニューマーケットに息づく競馬文化を象徴しています。

ニューマーケットには「ローリーマイルコース」と「ジュライコース」という二つの競馬場があり、シーズンによって使い分けられています。また、街の近郊には多数の有名牧場(スタッド)や調教場が点在していて、早朝になると何百頭もの競走馬が広大な調教コース(ギャロップ)を駆け回る幻想的な光景が広がります。

【読者が実際にできること】ニューマーケット競馬観戦と牧場見学ツアー

競馬好きや馬ファンには夢の地、ニューマーケット。レース観戦のみならず、サラブレッドが誕生してから競走馬になるまでの過程を体感できます。

  • 競馬開催日の観戦

ニューマーケットのレース観戦はアスコットに比べてややカジュアルな雰囲気です。チケットは公式サイトから購入でき、ドレスコードはスマートカジュアルが基本。家族向けイベントが併催されることも多いので、公式のイベントカレンダーを必ずチェックしましょう。

  • ナショナル・スタッド(国立牧場)の見学

女王もたびたび訪問したとされる「The National Stud」では、ガイド付き見学ツアーが開催されています。ここでは伝説的な種牡馬から、未来のスター候補でもある可愛らしい子馬たちまでを間近に観察可能です。

  • 予約方法: 見学はツアー形式で、公式サイトから事前予約が必要です。人気のため早めに計画を立てましょう。
  • ツアー内容: 専門ガイドがサラブレッドの歴史や生産工程を詳しく解説。敷地内を歩きながら、繁殖牝馬やその年に生まれた子馬がのんびり過ごす様子を見学します。
  • 見学時の注意点: 馬は繊細な動物です。ガイドの指示を守り、無断で馬に触れたり大声を出したり、フラッシュ撮影をするのは禁止。静かに尊重の心をもって見学しましょう。
  • 調教見学ツアー

ニューマーケットの真骨頂を味わうなら、早朝の調教見学が最適です。現地の「Discover Newmarket」などの団体が主催する公式ツアーに参加すれば、普段立ち入れない調教場へ案内され、朝日を浴びて何百頭もの馬が駆け抜ける圧巻の光景を目の当たりにできます。こちらも事前予約が必要です。

  • ニューマーケットへのアクセス

ロンドン・リバプール・ストリート駅やキングス・クロス駅から電車を乗り継ぎ約1.5~2時間。ケンブリッジからはバスやタクシーの利用も可能です。見どころが多いため、時間に余裕があればケンブリッジなどに宿泊し、1日をかけてゆっくり巡るのがおすすめです。

貴族の館と壮麗な城:ドラマを彩る邸宅ロケ地

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『ザ・ロイヤルファミリー』のもうひとつの主役は、バッキンガム宮殿やウィンザー城といった王室の居城ですが、実際の撮影はこれらの場所で行えません。そのため、英国各地に点在する壮麗なカントリーハウス(貴族の邸宅)がロケ地として使われました。これらの邸宅は単なるセットではなく、何世紀にもわたる歴史を持ち、英国の建築美や芸術、貴族文化の精髄を体現する生きた博物館と言えます。

バッキンガム宮殿の象徴:ハットフィールド・ハウス

ロンドンの北、ハートフォードシャーに位置するハットフィールド・ハウスは、『ザ・ロイヤルファミリー』においてバッキンガム宮殿の内部として最も多く使われたロケ地のひとつです。特に、大理石の床と精緻な彫刻が施された「マーブル・ホール」は、女王と首相の謁見シーンや晩餐会の場面など、度々登場しました。

この邸宅は、エリザベス1世が幼少期に過ごし、女王即位の知らせを受けた場所としても知られ、英国史において非常に重要な地です。17世紀初頭に建てられたジャコビアン様式の建築は格別で、館内に足を踏み入れるとまるで時代を遡るような感覚にとらわれます。豪華なタペストリーや歴史的肖像画、そして息を呑む美しい天井画が揃い、ドラマで描かれた王室の格式と威厳が現実のものとして感じられます。

【読者が体験できること】ハットフィールド・ハウス訪問ガイド

ロンドンから日帰りで気軽に訪れることができるハットフィールド・ハウスは、ロケ地巡りの第一歩としてぴったりの場所です。

  • 見学情報とチケット購入

ハットフィールド・ハウスの邸宅と庭園は、おもに春から秋にかけて一般公開されています。冬季は閉館していることが多いため、訪問前に必ず[公式サイト](https://www.hatfield-house.co.uk/)で開館日や時間を確認してください。チケットはオンラインで事前購入をおすすめします。当日券もありますが、混雑時には入場制限がかかることもあります。邸宅、庭園、公園のセットチケットと個別チケットが選択可能です。

  • 見どころとドラマの名場面

館内をめぐりながら、ドラマのシーンを思い浮かべるのが楽しみの一つです。

  • マーブル・ホール (The Marble Hall): チェッカーボード柄の大理石床が印象的な大広間で、多くの重要シーンがここで撮影されました。
  • ロング・ギャラリー (The Long Gallery): 長さ約55メートル、金箔が施された華やかな天井を持つ廊下。チャールズ皇太子とダイアナ妃の会話シーンを思い出します。
  • グランド・ステアケース (The Grand Staircase): 精巧な木彫りの大階段で、登場人物が行き交う様子が目に浮かびます。

邸宅だけでなく広大な庭園の散策もぜひ。エリザベス1世が即位を知ったとされるオークの古跡は、歴史好きなら必見のスポットです。

  • アクセス方法

ロンドンのキングス・クロス駅からGreat NorthernまたはThameslinkの電車でハットフィールド駅へ約20〜30分。駅から競馬場のゲートまでは徒歩圏内でアクセスも便利です。

  • 見学時の注意事項

多くの歴史的建造物同様、邸宅内部での写真撮影は禁止されている場合が多いです。大きな荷物やリュックサックはクロークに預ける必要があり、大切な調度品や美術品保護のため、飲食は指定のカフェテリア以外では控えましょう。これらのルールを守り、敬意を持って見学してください。

華麗なる芸術の殿堂:ウィルトン・ハウス

イングランド南西部・ウィルトシャー州にあるウィルトン・ハウスも、バッキンガム宮殿の豪華な内装を再現する上で欠かせないロケ地でした。ペンブルック伯爵家が450年以上にわたり居城としてきたこの邸宅は、美術品コレクションや17世紀の建築家イニゴー・ジョーンズによるステート・ルーム(公式諸間)で特に有名です。

中でも「ダブル・キューブ・ルーム」はその壮麗さが際立っています。部屋の長さが幅の2倍、高さが幅と同じという完璧な比率を持ち、壁一面にはヴァン・ダイクが描いたペンブルック家の巨大な家族肖像画が並びます。この豪華な空間は、『ザ・ロイヤルファミリー』だけでなく、『ブリジャートン家』や『高慢と偏見』など、多くの映画やドラマの撮影にも選ばれてきました。ドラマの中では女王が海外要人と面会するシーンや格式高いレセプションの場面で華麗に使われています。

【読者が体験できること】ウィルトン・ハウス訪問のポイント

ハットフィールド・ハウスに比べるとややアクセスは難しいですが、その価値は十分にあります。英国の雄大な歴史と芸術に触れる特別な体験を楽しめます。

  • 見学情報とアクセスの注意点

ウィルトン・ハウスの一般公開はハットフィールド・ハウスよりも期間が短く、主にイースターから夏の終わりまでです。プライベートイベント等で急に閉館することもあるため、訪問前に公式サイトの開館カレンダーをこまめに確認することが重要です。最寄り駅はソールズベリー駅で、ロンドン・ウォータールー駅から電車で約1時間半。駅からはバスまたはタクシーで約15分かかります。

  • 多彩なロケ地としての魅力

先述の通り、ウィルトン・ハウスは数多くの映像作品のロケ地です。もし他の英国ドラマや映画のファンであれば、「あのシーンもここで撮影されたのか!」といった発見が楽しめるはず。館内にはロケ地マップが用意されていることもあるので、ぜひ活用してください。

  • 周辺観光のおすすめ

ウィルトン・ハウス訪問の際は、ソールズベリーの街もあわせて観光すると良いでしょう。イギリスで最も高い尖塔を誇るソールズベリー大聖堂は必見で、現存するマグナ・カルタの写本のうち最も保存状態が良いものが展示されています。さらに足を伸ばせば世界遺産のストーンヘンジも近く、古代から近世までの英国の歴史を一日で辿る壮大な旅が可能です。

ロケ地巡りをさらに楽しむためのヒント

『ザ・ロイヤルファミリー』の世界観を味わう旅を、一層快適で心に残るものにするための実践的なアドバイスをいくつかお伝えします。

モデルプランのご提案:ロンドン拠点3泊5日

ロンドンを拠点とすることで、効率よく主要なロケ地を巡ることが可能です。下記は一例ですので、旅の計画の参考にご活用ください。

  • 1日目:ロンドン到着と市内散策

ヒースロー空港からロンドン中心部へ向かいます。ホテルにチェックインしたら、時差ぼけ対策も兼ねて、まずはバッキンガム宮殿の外観を訪ねてみましょう。ドラマでお馴染みの衛兵交代式(開催時期によります)の時間に合わせて出かけるのもおすすめです。夜はウェスト・エンドでの観劇を楽しむのも良いでしょう。

  • 2日目:華やかな競馬の世界へ(アスコット or ニューマーケット)

レース開催日に合わせて、アスコット競馬場またはニューマーケットへ日帰りで出かけましょう。ロイヤルアスコットのシーズンならば、装いを整えてアスコットへ。一方、それ以外の時期であれば、競馬の聖地・ニューマーケットで牧場見学ツアーに参加するのも特別な経験になります。電車の時刻やツアーの予約は事前に確実にチェックしておきましょう。

  • 3日目:貴族の邸宅を訪れる(ハットフィールド・ハウス)

ロンドン・キングス・クロス駅から電車で約30分の距離にあるハットフィールド・ハウスを訪れます。午前中は邸宅と庭園をゆっくり見学し、その後、館内のカフェで優雅なランチを楽しむのはいかがでしょうか。午後はロンドンに戻り、ナショナル・ギャラリーや大英博物館で、ウィルトン・ハウスで見た美術品や歴史的遺物に触れるのも素敵な過ごし方です。

  • 4日目:英国の歴史に触れる(ウィルトン・ハウスとソールズベリー)

早起きしてウォータールー駅からソールズベリーへ向かいます。ソールズベリー大聖堂を見学した後、バスやタクシーでウィルトン・ハウスへ。芸術の館を堪能したら、再びソールズベリーの街を散策しましょう。歴史的な街並みが残る美しい町で、パブでの夕食も旅の良い思い出となるはずです。夕方か夜にロンドンへ戻ります。

  • 5日目:帰国の準備

出発まで時間に余裕があれば、お土産探しやお気に入りの公園での散歩を楽しみ、旅の余韻に浸りつつ帰国の途に就きます。

旅の準備と総合的な注意点

  • 最適なシーズン

ロケ地巡りの最適期は、カントリーハウスが公開され、気候も穏やかな春から秋(おおよそ4月~9月)が挙げられます。特に6月のロイヤルアスコットの開催時期は旅のピークとなりますが、航空券や宿泊料金の上昇、混雑も予想されるため、早めの予約が不可欠です。

  • 交通手段

イギリス国内の移動には鉄道が非常に便利です。長距離移動や複数都市を巡る際は、「ブリットレイルパス」のような乗り放題パスが経済的な場合があります。一方で、区間ごとに移動する際は、ナショナル・レールの公式サイトなどから早期予約できる「アドバンス」チケットがお得です。駅から離れたカントリーハウスへの移動は、バス路線やタクシー乗り場を事前に確認しておくと移動がスムーズです。

  • 海外旅行保険

病気や怪我、盗難などのトラブルに備え、必ず海外旅行保険に加入しましょう。イギリスの医療費は高額になる恐れがあります。クレジットカード付帯の保険を利用する場合は、補償内容や利用条件を事前に十分に確認することが重要です。万が一の際に速やかに対応できるよう、保険会社の緊急連絡先も控えておくと安心です。詳細は[外務省の海外安全ホームページ](https://www.anzen.mofa.go.jp/)でもご覧いただけます。

  • 持ち物リスト(総合版)

基本的な旅行グッズに加えて、以下の持ち物があると便利です。

  • 服装: 競馬観戦用のフォーマルな装い、歩きやすい靴(石畳や広大な庭園の散策に)、温度調節が可能な羽織もの、防水ジャケットや折り畳み傘(英国は天候が変わりやすいため)。
  • 電子機器: スマートフォン、モバイルバッテリー、電源変換プラグ(イギリスはBFタイプ)。
  • その他: クレジットカード(タッチ決済対応が便利)、少量のポンド現金、エコバッグ(スーパーのビニール袋は有料です)。

英国文化の深淵に触れる旅へ

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『ザ・ロイヤルファミリー』のロケ地を巡る旅は、単なるドラマのシーンを追いかけるだけの体験にとどまりません。そこには、アスコットの緑の芝生の上で繰り広げられる情熱と興奮、何世紀にもわたって歴史を静かに語り継ぐ貴族の館の回廊、そしてサラブレッドが駆け抜ける広大な牧草地に宿る、英国の文化そのものに触れる旅が広がっています。

エリザベス女王が大切に守り育んだ伝統の世界は、時に厳格なルールや格式を重んじる側面があるものの、その内側には美を尊び、歴史を受け継ぎ、情熱を燃やす人々の姿が息づいています。手に馬券を握り締めてレースの行方を見守る緊張感、手入れの行き届いた庭園でゆったりと紅茶を味わう穏やかなひととき、そして偉大な芸術品に囲まれて歴史の重みを感じる瞬間。こうした一つひとつが、あなたの旅を忘れがたい特別なものへと彩ってくれるでしょう。

スクリーンの中で憧れていた世界は、飛行機に乗ればすぐにでも訪れることができる、手の届く現実です。この記事が、あなたの次なる旅への扉を開く小さな鍵となれば幸いです。さあ、パスポートを手に取り、あなただけの物語を紡ぐ旅路へと踏み出してみませんか。英国の優雅で深遠な世界が、あなたを待っています。

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この記事を書いたトラベルライター

旅行代理店で数千人の旅をお手伝いしてきました!今はライターとして、初めての海外に挑戦する方に向けたわかりやすい旅ガイドを発信しています。

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