ビートルズの故郷、そして熱狂的なサッカーの街として世界中の旅人を魅了し続けるリバプール。マージー川のほとりに広がるこの歴史ある港町は、文化と音楽、そしてスポーツのエネルギーに満ち溢れています。初めて訪れる方も、リピーターの方も、リバプールでの滞在を最高に思い出深いものにするためには、ホテル選びが何よりも重要です。
私も旅のプロとして、これまで数えきれないほどの街を訪れ、様々なホテルに滞在してきました。その経験から言えるのは、ホテルの選択一つで旅の満足度が大きく変わるということ。特にリバプールのような多様な魅力を持つ街では、自分の旅のスタイルや目的にぴったりのホテルを見つけることが成功の鍵となります。
この記事では、私が厳選したリバプールのおすすめホテルを、予算やロケーション、旅のテーマ別に徹底的に掘り下げてご紹介していきます。歴史的な名ホテルから、スタイリッシュなブティックホテル、家族旅行にぴったりのホテル、さらにはサッカー観戦に最適なホテルまで、幅広くピックアップしました。また、ホテル選びのコツや予約のヒント、現地での滞在をより豊かにするためのアドバイスも惜しみなくお伝えします。
さあ、リバプールでの夢のような滞在を計画する準備はできましたか? このガイドを片手に、あなたのリバプール旅行が忘れられないものになるよう、全力でサポートさせていただきます!
リバプールの魅力とホテル選びの基本

リバプールは、ただ美しい港町というだけではありません。そこには深く刻まれた歴史があり、世界を揺るがした音楽があり、そして人々を熱狂させるスポーツがあります。ホテルを選ぶ前に、まずはこの街の奥深い魅力と、あなたの旅の目的を明確にすることから始めましょう。
音楽とサッカーの聖地、リバプール
リバプールと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、やはりザ・ビートルズではないでしょうか。彼らが音楽の歴史を塗り替えたキャバーン・クラブから、幼少期を過ごした家々、数々の名曲のインスピレーション源となった場所まで、街の至るところでビートルズの足跡を辿ることができます。ファンにとってはまさに聖地巡礼の旅となるでしょう。
そしてもう一つ、リバプールを語る上で欠かせないのがサッカーです。プレミアリーグの強豪「リバプールFC」と「エヴァートンFC」という二つの名門クラブが本拠地を構え、特に試合のある日は街全体が熱狂の渦に包まれます。アンフィールド・スタジアムやグディソン・パークでの試合観戦は、忘れられない体験となること間違いなしです。
もちろん、リバプールの魅力はそれだけではありません。ユネスコ世界遺産にも登録されていた(登録抹消されましたが、その歴史的価値は変わりません)アルバート・ドックは、美しい赤レンガ倉庫群が並び、テート・リバプールやマージーサイド海洋博物館といった文化施設が集まる、観光の中心地です。また、歴史的な建築物が多く残る市内中心部には、ショッピングやグルメを楽しめるスポットが充実しています。
目的別!後悔しないホテル選びのコツ
旅の目的によって、ホテル選びの基準は大きく変わってきます。ここでは、いくつか具体的な目的を想定し、それぞれに合ったホテル選びのコツをご紹介します。
ビートルズゆかりの地を巡る旅
もしあなたの旅のメインがビートルズ聖地巡礼なら、キャバーン・クラブやビートルズ・ストーリーといった主要なスポットへのアクセスが良いホテルを選ぶのが賢明です。市内中心部、特にマシュー・ストリート周辺やアルバート・ドック周辺のホテルは、徒歩圏内に多くのスポットがあり、効率的に観光を進めることができます。ビートルズの世界観をテーマにしたホテルに滞在すれば、旅の気分も一層盛り上がるでしょう。
サッカー観戦がメインの旅
アンフィールド・スタジアムでのリバプールFCの試合観戦が旅のハイライトなら、スタジアムへのアクセスを重視するべきです。スタジアム周辺にもいくつかホテルはありますが、試合開催日は価格が高騰し、すぐに満室になる傾向があります。市内中心部からバスやタクシーで移動しやすいロケーションのホテルを選び、試合日以外は観光を楽しむという選択肢もアリです。交通手段の確保も事前に計画しておきましょう。
歴史・文化・アートを満喫する旅
アルバート・ドック周辺やピアヘッド地区には、美術館や博物館、歴史的建造物が集中しています。これらの文化施設巡りを楽しむなら、ドックランズ地区のホテルが理想的です。美しい港の景色を眺めながら滞在できるホテルも多く、夜景も素晴らしいでしょう。ゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。
ショッピングやナイトライフを楽しむ旅
ショッピングモールやデパート、個性的なブティックが並ぶ市内中心部は、買い物好きにはたまらないエリアです。また、夜遅くまで営業しているバーやレストランも多く、ナイトライフを満喫したい方にも最適です。このエリアのホテルに泊まれば、時間を気にせず街歩きや食事を楽しめます。
家族旅行・グループ旅行
お子様連れの家族旅行や友人とのグループ旅行の場合、部屋の広さやエキストラベッドの有無、コネクティングルームの可否、キッチン付きのアパートメントタイプなどが重要なポイントになります。また、ランドリーサービスやキッズフレンドリーな設備、朝食の種類なども確認しておくと良いでしょう。中心部から少し離れた静かなエリアで、広めの部屋を選ぶのも一つの手です。
主要エリアを知ろう:どこに泊まるのがベスト?
リバプールのホテルは、大きくいくつかのエリアに分かれています。それぞれのエリアが持つ雰囲気や観光スポットへのアクセス、交通の利便性などを理解することで、あなたの旅に最適な拠点を見つけることができます。
アルバート・ドック周辺(歴史と観光の中心)
- 特徴: 赤レンガの倉庫群が印象的な歴史的な港湾地区で、ユネスコ世界遺産にも登録されていました。現在はモダンなショップ、レストラン、バー、カフェ、美術館(テート・リバプール、マージーサイド海洋博物館)、ビートルズ・ストーリーなどが集まる観光の中心地となっています。マージー川を望む美しい景観も魅力です。
- メリット: 主要な観光スポットに徒歩でアクセスでき、美しい景色と歴史的な雰囲気を満喫できます。夜はライトアップされ、ロマンチックな散歩も楽しめます。
- デメリット: 観光客が多く、ホテルの価格は比較的高めです。また、夜は静かになるため、賑やかなナイトライフを求める方には少し物足りないかもしれません。
- こんな方におすすめ: 初めてリバプールを訪れる方、文化・アート・歴史に関心のある方、美しい景観を楽しみたい方、ロマンチックな滞在を求めるカップル。
市内中心部(ショッピングと利便性)
- 特徴: リバプール・ワン(大規模ショッピングモール)を中心に、デパートやブティック、レストラン、バーがひしめく活気あふれるエリアです。キャバーン・クラブがあるマシュー・ストリートや、リバプール大聖堂、メトロポリタン大聖堂へもアクセスしやすいロケーションです。
- メリット: ショッピングやグルメ、ナイトライフを満喫するのに最適です。主要な交通機関へのアクセスも良く、どこへ行くにも便利です。ビートルズ関連のスポットも徒歩圏内に多くあります。
- デメリット: 週末やイベント時には非常に賑やかになり、騒音が気になる場合もあります。観光シーズンはホテルが混み合い、価格も上昇する傾向があります。
- こんな方におすすめ: ショッピングを楽しみたい方、ナイトライフを満喫したい方、効率的に観光したい方、ビートルズファン。
クォーターズ(ボヘミアンな魅力)
- 特徴: ボールド・ストリートやシーロウ・ストリート周辺に広がるエリアで、独立系のブティック、ヴィンテージショップ、多国籍レストラン、個性的なカフェやバーが多く集まります。リバプールのクリエイティブな一面を感じられる、活気がありながらもどこか落ち着いた雰囲気のエリアです。
- メリット: 地元の人々の暮らしに触れることができ、ユニークなショップや飲食店を開拓する楽しみがあります。中心部からも比較的近く、歩いて観光を楽しめます。
- デメリット: ホテルの数は中心部ほど多くなく、選択肢が限られる場合があります。一部のエリアは夜遅くまで賑やかなこともあります。
- こんな方におすすめ: 個性的な旅を楽しみたい方、ローカルな雰囲気を味わいたい方、グルメ志向の方、何度もリバプールを訪れているリピーター。
リバプール・ライム・ストリート駅周辺(交通の要衝)
- 特徴: リバプールの主要な鉄道駅であるライム・ストリート駅に隣接するエリアです。ロンドンなど他の都市からのアクセスが非常に便利で、公共交通機関のハブとなっています。エンパイア劇場などもあり、文化的なイベントも楽しめます。
- メリット: 列車でリバプールに到着する方や、日帰りで周辺都市へ足を延ばす予定の方には最高のロケーションです。比較的リーズナブルなホテルから高級ホテルまで、幅広い選択肢があります。
- デメリット: 駅周辺のため、人通りが多く、やや騒がしいと感じる方もいるかもしれません。観光スポットまでは少し歩くか、公共交通機関を利用する必要があります。
- こんな方におすすめ: 他の都市からの移動が多い方、交通の便を最優先する方、ビジネス利用の方。
アンフィールド周辺(サッカーファン必見)
- 特徴: リバプールFCの本拠地、アンフィールド・スタジアムがあるエリアです。スタジアムツアーやリバプールFCのミュージアムを訪れることができます。試合のある日は街中がレッズ(リバプールFCの愛称)一色に染まります。
- メリット: サッカーファンにとっては夢のような滞在が叶います。試合日の移動ストレスを最小限に抑えられます。
- デメリット: スタジアム周辺はホテルが少なく、試合開催日は特に予約が困難で高額になります。また、観光スポットからは離れているため、移動に時間がかかります。試合のない日は比較的静かです。
- こんな方におすすめ: 熱狂的なリバプールFCファン、試合観戦が旅の最大の目的の方。
このように、リバプールの各エリアにはそれぞれ異なる魅力があります。あなたの旅の目的やスタイルに合わせて、最適な滞在エリアを選んでみてください。
【タイプ別】リバプールおすすめホテル徹底ガイド

それでは、いよいよ具体的なホテルのご紹介です。ここでは、私が厳選したリバプールのホテルを、様々なタイプに分けて詳しく解説していきます。それぞれのホテルの特徴、おすすめポイント、周辺情報などを参考に、あなたの理想の滞在を見つけてください。
歴史とラグジュアリーを堪能!特別な滞在を叶える高級ホテル
せっかくリバプールを訪れるなら、歴史を感じさせる上質な空間で、贅沢な時間を過ごしたい。そんな方のために、ワンランク上の滞在を約束する高級ホテルをピックアップしました。
ザ・タイタニック・ホテル・リバプール (The Titanic Hotel Liverpool)
- 特徴: リバプールのスタンリー・ドックにあるこのホテルは、その名の通り、タイタニック号の出港にも関連する歴史的な倉庫を改装して造られました。インダストリアルな歴史的建造物の外観を保ちつつ、内装はモダンで洗練されたデザイン。広々とした客室は、高天井と大きな窓が特徴で、ドックの美しい景色を望めます。地下には豪華なスパ施設「マヤ・ブルー・ウェルネス」があり、プールやサウナでリラックスできます。
- おすすめポイント: 歴史的建造物とモダンデザインの融合が素晴らしいです。広々とした空間でゆったりと過ごしたい方、ドックのロマンチックな雰囲気を楽しみたい方に最適。ホテル内のレストラン「スタンリーズ・バー・アンド・グリルト」では、地元産の食材を使った料理を堪能できます。市内中心部からは少し離れていますが、無料シャトルバスサービスがあり、アクセスも便利です。
- 周辺情報: ホテルの目の前はスタンリー・ドックで、歴史的な船舶や倉庫を眺めながら散歩を楽しめます。アルバート・ドックまではシャトルバスまたはタクシーで約10分ほどです。
- 勇気の視点: 歴史的な背景を持つ建物に泊まるのは、その街の物語に触れるようで、私自身もワーホリ時代に各地を旅する中で好んで選んでいました。ここはまさにそんな体験ができるホテルです。
マルメゾン・リバプール (Malmaison Liverpool)
- 特徴: リバプール市内のピアヘッド地区、マージー川沿いに位置するスタイリッシュなブティックホテルです。モダンなデザインとダークトーンを基調とした内装が特徴で、大人の隠れ家といった雰囲気。多くの客室からはマージー川と iconic な「スリー・グレイシズ(Three Graces)」と呼ばれる建物群(ロイヤル・リバプール・ビルディング、キュナード・ビルディング、ポート・オブ・リバプール・ビルディング)を望むことができ、その景色は圧巻です。
- おすすめポイント: ピアヘッドという最高のロケーションで、マージー川の美しい景色と歴史的な建築物を同時に楽しめます。デザイン性の高い客室と、ホテル内のバー「マラバー」の活気ある雰囲気も魅力。朝食は評判が高く、地元食材を活かした美味しい料理が並びます。ショッピングエリアやアルバート・ドックへのアクセスも良好です。
- 周辺情報: フェリー乗り場「マージー・フェリー」はすぐそこ。アルバート・ドックやテート・リバプールへも徒歩圏内です。市内中心部のショッピングエリアへも歩いてアクセスできます。
- 勇気の視点: 街の中心でありながら、水辺の落ち着きも感じられるロケーションは本当に贅沢。夜景を見ながらの一杯は、旅の疲れを癒してくれるでしょう。
ザ・ホープ・ストリート・ホテル (The Hope Street Hotel)
- 特徴: リバプールの文化的な中心地、ホープ・ストリートに位置する、独立系のブティックホテルです。ホテルはかつて大学の建物として使われていた歴史的な建造物を改装しており、美しい石造りのファサードが目を引きます。内装はシンプルながらも洗練されており、温かみのある木材と自然光が調和した心地よい空間が広がっています。最上階にはルーフトップテラスとレストランがあり、街を一望できます。
- おすすめポイント: リバプール大聖堂とメトロポリタン大聖堂という二つの壮大な大聖堂の中間に位置し、文化的な散策に最適です。ホテルの各部屋は広々としており、特にスイートは独立したリビングエリアやキッチネットを備えています。ルーフトップレストラン「ザ・ロフト」での食事は、素晴らしい景色と共に忘れられない体験となるでしょう。スパ施設も充実しています。
- 周辺情報: リバプール・フィルハーモニック・ホールやリバプール大学、ジョン・ムーアズ大学といった学術・文化施設が周辺に集中しています。市内中心部へも徒歩15分ほどでアクセス可能です。
- 勇気の視点: 街の文化の中心に位置するホテルは、その街の「知性」に触れるような気がして好きです。美術館や博物館巡りの合間にホテルでゆっくり過ごす、そんな贅沢な旅にはぴったりだと思います。
快適さと手頃さを両立!バランス重視の中級ホテル
予算は抑えたいけれど、快適さやサービスの質は譲れない。そんな賢い旅行者におすすめの、コストパフォーマンスに優れた中級ホテルをご紹介します。
ホテル・インディゴ・リバプール (Hotel Indigo Liverpool)
- 特徴: IHG系列のデザインホテルで、リバプールの中心部に位置しています。各ホテルがその土地の文化や歴史をテーマにデザインされているのが特徴で、リバプールではもちろん、音楽や港町の要素がモダンアートとして取り入れられています。客室はスタイリッシュで明るく、快適な滞在を提供します。
- おすすめポイント: ジョン・レノンの生誕地であるマージーサイド州ということを意識した、音楽にインスパイアされたインテリアが魅力です。ホテル内のレストラン「マルコ・ピエール・ホワイト・ステーキハウス・バー・アンド・グリル」では、有名シェフ監修の料理を楽しめます。主要な観光スポットやショッピングエリアへのアクセスが非常に良く、活動的な旅行者には理想的な立地です。
- 周辺情報: マシュー・ストリートやキャバーン・クラブへは徒歩数分。リバプール・ワンやアルバート・ドックへも徒歩でアクセス可能です。
- 勇気の視点: 個性がありながらも、チェーンホテルならではの安定したサービスが受けられるのは大きな安心材料ですよね。私も旅先でどこに泊まるか迷ったら、こういったタイプのホテルを選びがちです。
レオナルド・ホテル・リバプール (Leonardo Hotel Liverpool, 旧Jury’s Inn Liverpool)
- 特徴: アルバート・ドックの入り口に位置する大規模なホテルです。観光地へのアクセスが抜群で、ビジネスにも観光にも利用しやすいモダンなホテルです。客室はシンプルで機能的ですが、清潔感があり、必要なアメニティは一通り揃っています。
- おすすめポイント: アルバート・ドックに隣接しており、「ビートルズ・ストーリー」やテート・リバプールへは文字通り目と鼻の先。マージー川の景色を望む客室もあり、朝食は種類豊富なビュッフェ形式で満足度が高いです。大規模ホテルならではの安定したサービスと、リーズナブルな価格設定が魅力です。
- 周辺情報: アルバート・ドックの各施設はもちろん、マージー・フェリー乗り場や市内中心部のショッピングエリアへも徒歩圏内です。
- 勇気の視点: 観光に特化した旅であれば、主要な見どころにすぐ行けるというのは非常に大きなメリット。朝から晩まで動き回りたいアクティブな方におすすめです。
インサイド・バイ・メリア・リバプール (INNSiDE by Meliá Liverpool)
- 特徴: 市内中心部、リバプール・ジョン・レノン・エアポートからの直通バスの停留所からも近い位置にあります。スペインのホテルチェーン「メリア」が手掛けるライフスタイルホテルで、明るくモダンなデザインと、開放感のあるロビー空間が特徴です。多くの客室からは街のパノラマビューを楽しむことができます。
- おすすめポイント: 比較的新しいホテルで、設備が充実しています。客室は広めで、大きな窓から差し込む光が心地よいです。ホテル内のレストラン「Gino D’Acampo Old Hall Street」では、イタリア料理をベースにしたメニューを提供しています。最上階のルーフトップバーからは、リバプールのスカイラインを一望でき、特に夜景は素晴らしいです。
- 周辺情報: リバプール・ワンやキャバーン・クラブへも徒歩圏内。リバプール・ライム・ストリート駅へも比較的近いので、交通の便も良いです。
- 勇気の視点: 新しくて清潔なホテルは、旅の快適さを大きく左右します。特にヨーロッパの古い街では、設備の整ったモダンなホテルは貴重な存在。ルーフトップバーからの眺めも魅力的ですね。
賢く滞在!コストを抑えつつ満足度も高いバジェットホテル
旅の予算は抑えたいけれど、清潔感や安全性は譲れない。そんな賢い旅行者のための、リーズナブルながらも快適な滞在を約束するホテルをご紹介します。
プレミアイン・リバプール・ワン (Premier Inn Liverpool ONE)
- 特徴: イギリス国内で絶大な人気を誇る大手バジェットホテルチェーン。リバプール・ワンという最高のロケーションにあり、清潔で機能的な客室と、安定したサービスが魅力です。「良い眠り」をコンセプトにしており、快適なベッドが評判です。
- おすすめポイント: 中心部の一等地にもかかわらず、手頃な価格で滞在できるのが最大の魅力です。ホテルの下の階には自社レストラン「テーブルテーブル」があり、朝食からディナーまで利用できます。無料Wi-Fiも完備されており、基本的な滞在に必要なものはすべて揃っています。
- 周辺情報: ショッピングモール「リバプール・ワン」に直結しているため、買い物や食事に困ることはありません。アルバート・ドックやキャバーン・クラブへも徒歩圏内です。
- 勇気の視点: プレミアインは私もイギリス国内を旅する際に何度か利用しました。派手さはないけれど、確実に快適な夜を過ごせる安心感が魅力です。立地の良さも相まって、これ以上ないコストパフォーマンスだと思います。
イビス・リバプール・センター・アルバート・ドック (ibis Liverpool Centre Albert Dock – Canning Place)
- 特徴: 世界的に展開するアコーグループのバジェットホテル。アルバート・ドックからすぐの場所に位置し、シンプルで現代的なデザインの客室を提供しています。24時間対応のフロントデスクとフレンドリーなスタッフが魅力です。
- おすすめポイント: アルバート・ドックという主要観光地へのアクセスが抜群でありながら、非常にリーズナブルな価格で宿泊できます。客室はコンパクトながらも機能的で、無料Wi-Fi、薄型テレビなどが備わっています。ホテル内のバーでは軽食も楽しめます。
- 周辺情報: ビートルズ・ストーリー、テート・リバプール、マージーサイド海洋博物館など、主要な観光スポットは全て徒歩圏内です。マージー・フェリー乗り場も近く、ウォーターフロントの散策にも最適です。
- 勇気の視点: 立地と価格のバランスが非常に優れています。日中は観光に全力投球して、夜はホテルでゆっくり休みたい、そんなアクティブな旅行者にはぴったりでしょう。
トラベルロッジ・リバプール・セントラル (Travelodge Liverpool Central)
- 特徴: プレミアインと並ぶイギリスの主要なバジェットホテルチェーン。リバプールの中心部に複数展開していますが、特に「Liverpool Central」はアクセスが良いです。シンプルで清潔な客室が特徴で、最低限の設備でコストを抑えたい方に適しています。
- おすすめポイント: リバプール・ライム・ストリート駅や主要なバス停から非常に近く、交通の便は抜群です。中心部の主要な観光スポットへも徒歩でアクセスできます。無料Wi-Fiは有料オプションの場合もありますが、基本的な宿泊費用を抑えたい方には良い選択肢です。
- 周辺情報: ライム・ストリート駅周辺には、エンパイア劇場などのエンターテイメント施設や、多様な飲食店があります。リバプール・ワンやアルバート・ドックへも歩いて行けます。
- 勇気の視点: 飾り気はないけれど、寝るだけなら十分。とにかく宿泊費を抑えて、その分を観光や食事に回したいというバックパッカー気質の旅行者には重宝する選択肢です。私もワーホリ時代はこういうホテルを賢く使っていました。
家族旅行に最適!お子様連れでも安心のホテル
お子様連れの家族旅行では、部屋の広さや設備、周辺環境が特に重要になります。ここでは、ファミリーフレンドリーなホテルをいくつかご紹介します。
アディージョ・アクセス・リバプール・シティ・センター (Adagio Access Liverpool City Centre)
- 特徴: アパートメントホテル形式で、キッチン設備が整っているのが最大の魅力です。市内中心部に位置し、モダンなデザインの広々としたスタジオやアパートメントを提供しています。長期滞在にも適しています。
- おすすめポイント: 自炊ができるので、外食費を抑えたい家族旅行には非常に便利です。お子さんの食事に合わせたメニューを作ることも可能です。広々としたリビングスペースは、家族団らんの時間に最適。ランドリー設備も整っており、荷物を減らしたい長期旅行者にも嬉しいポイントです。
- 周辺情報: リバプール・ライム・ストリート駅から近く、スーパーマーケットも徒歩圏内にあります。リバプール・ワンやアルバート・ドックへも歩いてアクセスできます。
- 勇気の視点: 家族旅行での自炊は、本当に助かりますよね。特に小さなお子さんがいると、慣れない外国の食事ばかりだと大変なこともあります。地元のスーパーで食材を調達して、旅先で「我が家の味」を再現するのも楽しい思い出になりますよ。
ノボテル・リバプール・センター (Novotel Liverpool Centre)
- 特徴: 市内中心部のリバプール・ワン近くに位置する、アコーグループの中級ホテルです。モダンでスタイリッシュな客室と、家族向けの設備が充実しています。屋内プールも完備されており、お子様連れに人気です。
- おすすめポイント: 16歳以下の子供は、親と同室の場合、無料で宿泊できます(最大2名まで)。また、朝食も無料という家族に優しいサービスが特徴です。屋内プールは、天候に左右されずにリフレッシュできる嬉しい設備。ホテル内のレストランやバーも充実しています。
- 周辺情報: リバプール・ワンのショッピングや映画館、レストランがすぐそばにあります。アルバート・ドックへも徒歩でアクセス可能です。
- 勇気の視点: 子供の宿泊費や朝食が無料というのは、家族旅行の予算を大きく助けてくれますよね。プールがあるのも、移動で疲れたお子さんの気分転換にぴったりです。
デザインにこだわるあなたへ!個性が光るブティックホテル
型にはまらない、個性的なデザインやコンセプトを持つホテルに泊まりたい。そんな感度の高い旅行者のために、リバプールで特に魅力的なブティックホテルをご紹介します。
ザ・ハード・デイズ・ナイト・ホテル (The Hard Days Night Hotel)
- 特徴: 世界で唯一、公式に認定されたビートルズをテーマにしたホテルです。アルバート・ドックとキャバーン・クラブの中間、マシュー・ストリートのすぐ近くに位置しています。歴史的な建造物を改装したホテルで、各部屋にはビートルズ関連のアートワークが飾られ、ファンにはたまらない空間となっています。
- おすすめポイント: ビートルズの世界観にどっぷり浸れることが最大の魅力です。ホテル全体がまるでミュージアムのようで、ロビーや廊下、客室の細部に至るまで、ビートルズへの愛が溢れています。ホテル内のバー「バーフォー」では、カクテルを楽しみながらビートルズの曲を聴くことができます。
- 周辺情報: キャバーン・クラブやビートルズ・ストーリー、リバプール・ワンなど、主要な観光スポットは全て徒歩圏内です。まさにビートルズファンの聖地巡礼の拠点に最適です。
- 勇気の視点: テーマ性のあるホテルは、旅の思い出を一層特別なものにしてくれます。私もカナダのワーホリ中に、地元をテーマにした小さなホテルに泊まって、その街の歴史を深く知ることができました。ビートルズファンなら、ここに泊まらない手はないでしょう。
30・セント・ジェームズ・ストリート (30 James Street – Home of the Titanic)
- 特徴: タイタニック号を所有していたホワイト・スター・ライン社の旧本社ビルを改装した、豪華なブティックホテルです。建物の歴史的な趣を色濃く残しつつ、客室は豪華でエレガントな内装が特徴です。多くの部屋はテーマ性を持っており、タイタニック号の船室を思わせるデザインです。
- おすすめポイント: まさにタイタニック号の世界観を体験できるホテルです。ルーフトップテラスからは、マージー川とアルバート・ドックの壮大な景色を一望できます。ホテル内のレストラン「ザ・カーパスィア」では、本格的な英国料理を楽しめます。歴史好きにはたまらないでしょう。
- 周辺情報: ピアヘッド地区に位置し、マージー・フェリー乗り場やアルバート・ドックへも徒歩圏内です。市内中心部のショッピングエリアへもアクセスしやすいです。
- 勇気の視点: 歴史的な建物に泊まること自体が、旅の目的の一つになり得ます。特にタイタニック号というロマンと悲劇を秘めた物語に触れることができるのは、ここでしかできない特別な体験でしょう。
サッカーファン必見!アンフィールド近くのホテル
リバプールFCの熱狂的なファンなら、アンフィールド・スタジアムの近くに泊まって、試合日の興奮を最大限に味わいたいですよね。スタジアム周辺のホテルは数が少ないですが、いくつかご紹介します。
ザ・サグ・ハウス (The Sandon Hotel)
- 特徴: アンフィールド・スタジアムから徒歩圏内にある、歴史あるパブ兼ホテルです。リバプールFCの試合日には、ファンで賑わう活気ある雰囲気が特徴。客室はシンプルで清潔感があり、サッカー観戦に特化した滞在に最適です。
- おすすめポイント: アンフィールドまで歩いてすぐという、サッカーファンにとっては最高のロケーションです。試合前にはパブでファンと一緒に盛り上がり、試合後も興奮をそのままホテルに持ち帰ることができます。ホスピタリティあふれるアットホームな雰囲気が魅力です。
- 周辺情報: アンフィールド・スタジアムは目の前。リバプールFCの公式ショップやミュージアムもすぐ近くです。市内中心部へはバスでアクセスする必要があります。
- 勇気の視点: サッカー観戦がメインの旅なら、この距離感は本当にありがたいです。試合日の移動のストレスから解放され、熱狂的な雰囲気に全身で浸れるのは、まさに聖地巡礼の醍醐味ですよね。私もワーホリ中にスポーツ観戦を経験しましたが、スタジアム近くのホテルは本当に便利でした。
ダービー・ルームズ (The Derby Rooms)
- 特徴: アンフィールド・スタジアムからさらに近い、アパートメントタイプの宿泊施設です。広々とした空間で、グループでの滞在にも適しています。自炊可能なキッチンも完備されており、長期滞在にも便利です。
- おすすめポイント: アンフィールド・スタジアムから本当に目と鼻の先にあるため、試合観戦にはこれ以上ないロケーションです。グループで宿泊すれば、宿泊費を抑えながらも快適に過ごせます。自炊できるので、試合のない日はゆっくりと食事を楽しむこともできます。
- 周辺情報: スタジアム周辺は地元の住宅街が中心ですが、いくつかのパブや小さな商店があります。市内中心部へはバスやタクシーでの移動が必要です。
- 勇気の視点: 友人とのサッカー旅行なら、こういうアパートメントタイプは最高ですよね。みんなで試合の興奮を語り合いながらビールを飲む…想像しただけでワクワクします。共同生活を通じて、旅の思い出も深まることでしょう。
ホテル予約の達人になる!知っておきたい裏技と注意点

ホテル選びが終わったら、いよいよ予約です。しかし、ただ予約するだけではもったいない! 賢く、お得に、そして安心して予約するためのコツを、旅のプロである私がお伝えします。
繁忙期と閑散期:ベストな予約タイミングを見極める
リバプールのホテル料金は、季節やイベントによって大きく変動します。
- 繁忙期:
- 夏期(6月~8月): ヨーロッパ全体の旅行シーズンであり、天候も安定しているため観光客が集中します。
- 主要なサッカーの試合日: リバプールFCやエヴァートンFCのホームゲームの日、特にダービーマッチや重要なカップ戦などは、ホテルが異常なまでに高騰し、満室になります。事前に試合日程を確認し、早めの予約が必須です。
- ビートルズ・ウィーク(8月下旬): ビートルズ関連のイベントが集中する時期で、世界中からファンが集まります。この時期も非常に混み合います。
- 年末年始: クリスマスや新年を祝うイベントが開催されるため、宿泊費が高くなる傾向があります。
- 閑散期:
- 冬期(11月~2月、年末年始を除く): 比較的観光客が少なく、ホテルの料金も落ち着きます。ただし、天候は不安定で寒い日が多いです。
- 学期中: 学生の休み期間外は、家族連れなどが減るため、料金が安くなることがあります。
予約のタイミング: 繁忙期に旅行を計画している場合は、半年前から1年前には予約を始めることを強くお勧めします。特にサッカーの試合日は、チケットとホテルの両方を早めに確保しないと、希望通りの滞在は非常に難しくなります。閑散期であれば、比較的直前でも空室は見つかりますが、選択肢を広げるためにも、少なくとも2~3ヶ月前には予約を済ませておくと良いでしょう。
予約サイトの活用術と賢い比較方法
ホテル予約には、様々なオンライン旅行代理店(OTA)やホテルの公式サイトがあります。これらを賢く使いこなすことが、お得な滞在への近道です。
複数のOTAを比較する
Booking.com、Expedia、Agoda、Hotels.comなど、主要なOTAはそれぞれ独自のプロモーションや割引を提供しています。一つのサイトだけで判断せず、複数のサイトで同じホテルの料金を比較することをお勧めします。比較サイト(トリバゴ、カヤックなど)を利用すると、一度に複数のOTAの料金を確認できて便利です。
ホテル公式サイトもチェック
意外と見落としがちなのが、ホテルの公式サイトです。OTAよりも公式サイトの方が安い料金を提供している場合や、公式サイト限定の特典(無料朝食、レイトチェックアウト、ポイントプログラムなど)がある場合があります。また、公式サイトから直接予約することで、万が一のトラブル時にもスムーズに対応してもらいやすいというメリットもあります。
ロイヤリティプログラムを活用する
もし特定のホテルチェーン(マリオット、ヒルトン、IHGなど)のロイヤリティプログラムに参加しているなら、ポイントの獲得やエリート会員特典(アップグレード、ラウンジ利用など)を受けるために、公式サイトからの予約を検討しましょう。
フィルター機能を活用する
予約サイトのフィルター機能は非常に強力です。価格帯、星の数、評価、設備(無料Wi-Fi、プール、駐車場など)、テーマ(家族向け、ビジネス向けなど)、そして何より「ロケーション」で絞り込むことで、あなたの希望に合ったホテルを効率的に見つけることができます。
隠れた料金に注意
表示価格が全てではありません。税金やサービス料が別途かかる場合があります。予約の最終確認画面で、合計金額をしっかり確認しましょう。また、リゾートフィーなど、現地で別途徴収される料金がないかどうかも、事前に確認しておくことが大切です。
キャンセルポリシーと保険の重要性
旅には予期せぬトラブルがつきものです。直前での予定変更や、体調不良、悪天候など、様々な理由で旅行を中止せざるを得ない状況に陥ることもあります。そんな時のために、キャンセルポリシーの確認と旅行保険への加入は非常に重要です。
キャンセルポリシーを熟読する
ホテルや予約サイトによって、キャンセルポリシーは大きく異なります。
- 無料キャンセル可能期間: いつまでなら無料でキャンセルできるのか。
- 返金不可プラン: 料金は安いけれど、一切キャンセルできないプラン。
- 一部返金プラン: 特定の期日以降は一部しか返金されないプラン。
これらの条件を予約時に必ず確認し、自分の旅行計画に合ったものを選びましょう。柔軟な予定を立てたいなら、多少高くても無料キャンセル可能なプランを選ぶのが賢明です。
旅行保険への加入を検討する
海外旅行保険は、医療費だけでなく、旅行キャンセル費用や携行品損害、飛行機の遅延など、様々なリスクに対応してくれます。特に高額なホテルを予約する場合や、キャンセルができないプランを選んだ場合は、旅行キャンセル費用補償が含まれる保険に加入しておくことで、万が一の事態にも安心です。私もワーホリ中に一度、予期せぬ体調不良で旅程を変更せざるを得なくなった経験があり、その際に旅行保険のありがたみを痛感しました。
知っておくと便利なホテルのサービス
ホテルはただ寝るだけの場所ではありません。様々なサービスを賢く利用することで、旅の快適さが格段に向上します。
- コンシェルジュサービス: 観光スポットの情報、レストランの予約、タクシーの手配、演劇のチケット手配など、何でも相談できる頼れる存在です。
- 荷物預かりサービス: チェックイン前やチェックアウト後に荷物を預かってもらえれば、身軽に観光できます。多くのホテルで無料提供されています。
- 無料Wi-Fi: 今や必須のサービス。しかし、速度や安定性はホテルによって異なります。予約前に確認しておきましょう。
- 朝食サービス: ホテルで朝食が提供される場合、朝食付きプランを選ぶか、現地で追加するかを検討しましょう。ホテルの朝食は、旅先の食文化に触れる良い機会でもあります。
- ランドリーサービス: 長期滞在や汚れた衣類を洗濯したい場合に便利です。セルフサービスのコインランドリーが併設されているホテルもあります。
- フィットネスセンター・プール: 旅の途中で運動したい方や、お子様連れには嬉しい設備です。
- シャトルサービス: 空港送迎や、主要観光地への無料シャトルバスを提供しているホテルもあります。特に中心部から離れたホテルでは、交通手段として非常に重宝します。
これらのサービスを上手に活用して、より快適でスムーズなリバプール滞在を実現してください。
リバプール滞在をさらに満喫するためのアドバイス

ホテル選びや予約の準備が整ったら、あとは現地での滞在を心ゆくまで楽しむだけです。最後に、旅のプロである私から、リバプールでの時間を最大限に満喫するためのヒントと、旅慣れた私が実際に学んだこと、予期せぬトラブルへの備えについてお伝えします。
市内の交通手段をマスターしよう
リバプールの主要な観光スポットは市内中心部に集中しており、多くの場所へは徒歩でアクセス可能です。しかし、少し離れた場所へ行く場合や、疲れている時には、公共交通機関を賢く利用しましょう。
ウォーキング
アルバート・ドック、リバプール・ワン、キャバーン・クラブ、ピアヘッドといった主要なエリアは、全て徒歩圏内です。マージー川沿いを散策するのも気持ちが良いですし、街の雰囲気を肌で感じるにはウォーキングが一番です。
バス
リバプール市内の移動に最も便利なのがバスです。特に、サッカーのアンフィールド・スタジアムへ行く際や、リバプール大聖堂、メトロポリタン大聖堂などの丘の上に位置する場所へは、バスの利用がおすすめです。
- チケット: バス車内で直接運転手から購入できます(現金または非接触型カード)。数日間の乗り放題パス「Merseytravel Saveaway」もお得な場合があります。
- 主要なバス会社: Arriva North West と Stagecoach Merseyside & South Lancashire が主な運行会社です。
電車(マージーレイル)
マージーレイルは、リバプール市内とその近郊を結ぶ鉄道ネットワークです。主に、中心部の地下駅(セントラル駅、ジェームズ・ストリート駅、ライム・ストリート駅)から郊外へ向かう際に利用します。
- アンフィールド・スタジアムへのアクセス: 電車だけではスタジアムまで行けません。ライム・ストリート駅からバスに乗り換えるか、タクシーを利用するのが一般的です。
マージー・フェリー
マージー川を渡るフェリーは、単なる交通手段というだけでなく、リバプールの象徴的な観光アトラクションでもあります。「フェリー・クロス・ザ・マージー」の歌で有名なように、川からの眺めは格別です。
- ルート: ピアヘッドからウッドサイド(バーケンヘッド)やシーコム(ウォラジー)へ向かう便があります。
- おすすめ: 観光クルーズとしても人気があり、リバプールのスカイラインや歴史的な建造物を水上から眺めることができます。
タクシー/配車アプリ
より便利でプライベートな移動手段として、タクシーやUber、Boltといった配車アプリも利用できます。特に夜間や荷物が多い時、複数人での移動には便利です。料金はバスや電車よりも高くなりますが、時間を節約できます。
- ブラックキャブ: ロンドンと同様に、リバプールでも伝統的なブラックキャブ(タクシー)が走っています。流しのタクシーを拾うこともできます。
食事、ショッピング、エンターテイメント情報
リバプールは、美味しい料理、個性的なショップ、そして世界レベルのエンターテイメントが揃う魅力的な街です。
グルメ
- スカウス (Scouse): リバプールの名物料理で、牛肉や羊肉、野菜を煮込んだシチューです。寒い日にはぴったりの温かい家庭料理です。ぜひ地元のパブで試してみてください。
- アルバート・ドック: オシャレなレストランやカフェが多く、マージー川の景色を眺めながら食事を楽しめます。地元のシーフードもおすすめです。
- ボールド・ストリート (Bold Street): 多国籍料理のレストランが軒を連ねるグルメストリートです。インド料理、タイ料理、ベトナム料理など、様々な国の味を楽しめます。
- キャバーン・クォーター: マシュー・ストリート周辺には、ビートルズをテーマにしたパブや、ライブ音楽を楽しめるバーが多くあります。
ショッピング
- リバプール・ワン (Liverpool ONE): 市内中心部に位置する広大なオープンエアのショッピングモールです。有名ブランドから地元のお店まで、200以上のショップが集まっています。
- ボールド・ストリート (Bold Street): 独立系のブティック、ヴィンテージショップ、ユニークな雑貨店などが並ぶ、個性的なショッピングエリアです。お土産探しにも最適です。
- マシュー・ストリート (Mathew Street): ビートルズ関連のグッズを扱うショップが集中しています。お土産探しに立ち寄ってみるのも良いでしょう。
エンターテイメント
- ライブハウス: キャバーン・クラブはもちろん、その他にも多くのライブハウスやパブで毎晩のようにライブ演奏が楽しめます。
- 劇場: エンパイア劇場やエブリマン劇場など、歴史ある劇場ではミュージカルや演劇が上演されています。
- M&S Bank Arena: 大規模なコンサートやスポーツイベントが開催されるアリーナです。訪問中に何かイベントがないか、事前にチェックしてみるのも良いでしょう。
- 美術館・博物館: テート・リバプール、マージーサイド海洋博物館、ワールド・ミュージアムなど、文化施設も充実しており、雨の日でも楽しめます。リバプール博物館群の公式サイトで情報を確認できます。
私が実際に旅で学んだこと:予期せぬトラブルへの備え
旅慣れた私でも、予期せぬトラブルに遭遇することはあります。カナダでのワーキングホリデーの経験から、海外での生活立ち上げに関する情報を発信している私だからこそ、皆さんに伝えたいことがあります。それは、「備えあれば憂いなし」ということです。
大切な書類はコピーとデータで複数保管
パスポート、ビザ、航空券、ホテルの予約確認書など、重要な書類は必ずコピーを取り、スーツケースと手荷物に分けて保管しましょう。さらに、スマートフォンのクラウドストレージ(Google Drive, Dropboxなど)にもスキャンしたデータを保存しておくと、紛失時にも安心です。私は実際に、海外でパスポートを紛失しかけたことがあり、この備えに救われた経験があります。
現金とカードを分散して持つ
すべての現金を同じ財布に入れていたり、全てのカードを同じ場所に保管するのはリスクが高いです。現金は少額を普段使いの財布に入れ、残りはホテルのセーフティボックスや、別のバッグに分散して保管しましょう。クレジットカードも複数枚持っていき、分けて保管することをおすすめします。万が一、盗難に遭っても、別の手段があれば焦らず対応できます。
通信手段の確保
現地でのインターネット接続は非常に重要です。海外ローミング、eSIM、現地のSIMカード、モバイルWi-Fiルーターなど、様々な選択肢がありますが、どれか一つは必ず準備しておきましょう。道に迷った時、緊急連絡が必要な時、情報収集したい時など、スマホが使えると安心感が全く違います。私がカナダでワーホリを始めたばかりの頃、現地でのSIMカードの調達に苦労し、最初の数日はインターネットなしで過ごす羽目になった経験から、これは声を大にして言いたいです。
現地の緊急連絡先を控えておく
滞在するホテルの連絡先、大使館・領事館の連絡先、旅行保険会社の緊急連絡先、現地の警察・救急車の電話番号(イギリスでは999)などを、スマホだけでなく紙にも控えておきましょう。スマホのバッテリー切れや紛失時にも役立ちます。
体調管理は万全に
旅先での体調不良は、せっかくの旅行を台無しにしてしまいます。慣れない環境、時差ボケ、移動の疲れなど、体に負担がかかることも多いです。無理なスケジュールは避け、十分な睡眠と栄養を摂りましょう。常備薬は必ず持参し、何かあった時に対応できるよう、簡単な英語での症状の説明を練習しておくのも良いでしょう。
リバプールは本当に素晴らしい街です。この記事でご紹介したホテル情報や旅のアドバイスが、あなたのリバプール旅行をより一層、記憶に残るものにする一助となれば幸いです。心ゆくまで、この魅力的な街のエネルギーを感じ、忘れられない思い出をたくさん作ってきてくださいね!
The Beatles Storyの公式ウェブサイトで、ビートルズの歴史を辿りましょう。


