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【2026年最新】アムステルダム・スキポール空港(AMS)の喫煙所完全ガイド|全面禁煙化以降の対応策+持込ルール

この記事の内容 約8分で読めます

アムステルダム・スキポール国際空港(AMS)は、2020年4月以降、屋内喫煙エリアが全て閉鎖され、制限エリア内に喫煙所は一切ない。唯一の喫煙場所は保安検査前の屋外「Jan Dellaertplein広場」のみだ。トランジット利用者は一度入国しないと喫煙できず、乗継時間が短い場合は喫煙を諦める必要がある。電子タバコも同様で、違反には高額な罰金が科されるため、事前の確認が不可欠だ。

アムステルダム・スキポール国際空港(AMS)はオランダ最大の空港で、KLMオランダ航空・エアフランスのハブ。年間7,000万人以上が利用する欧州主要ハブの一つで、日本からはJAL、KLMの直行便が発着する。欧州内・北米・アフリカ・アジアへの乗継拠点としても重要だ。

結論から言うと、AMSは喫煙者にとって極めて厳しい空港だ。2020年4月1日、オランダ最高裁の判決により空港の屋内喫煙エリアがすべて閉鎖された。それまであった喫煙キャビンやKLM Crown Loungeの喫煙ルームも一斉撤廃され、現在は制限エリア内(出国審査・保安検査通過後)に喫煙場所が一切存在しない。LHRやSYDと同じパターンで、出国してしまうと機内に乗るまで吸えない仕組みだ。唯一の喫煙ポイントは保安検査前の屋外Jan Dellaertplein広場(Schiphol Plazaの外)のみ。このガイドでは、2026年最新のAMSの喫煙ルールを、限られた喫煙オプションから持ち込み、トランジット対応まで一通り押さえていく。

目次

早見表|アムステルダム・スキポール空港(AMS)の喫煙ルール2026

項目ルール
ターミナル建物内2020年4月以降、屋内喫煙エリア全閉鎖
制限エリア内(出国後)喫煙所なし、機内まで我慢
制限エリア外の喫煙場所Schiphol Plaza外のJan Dellaertplein広場(屋外)
KLM Crown Lounge喫煙ルーム2020年閉鎖済み
到着階の喫煙建物外の指定エリアのみ
ターミナル構造単一ターミナル、Lounge 1〜4で区分
Lounge 1シェンゲンエリア内便
Lounge 2/3大陸間便(日本便含む)
紙巻きタバコ持込(EU域外)200本まで免税
葉巻持込50本まで免税
シガリロ100本
刻みタバコ250gまで
1箱(20本)の価格€10〜12(約1,700〜2,000円)
違反時の罰金禁煙場所喫煙:€95〜€600
喫煙年齢18歳以上(オランダ)

2020年4月のオランダ最高裁判決と全面禁煙化

AMSはかつて欧州の中でも喫煙者にやさしい空港の一つだった。Lounge 1(シェンゲン圏)、Lounge 2、Lounge 3(大陸間便)の各エリアに密閉型の喫煙キャビンが配置されており、KLM Crown Loungeにも喫煙ルームがあった。だが2020年4月1日、オランダ最高裁判所は「ホスピタリティ業界全体の喫煙ゾーン閉鎖」を判決として下し、AMSも例外なく対象になった。

判決の根拠は「公共スペースで非喫煙者が受動喫煙にさらされない権利」だった。これにより、レストラン、バー、空港、駅などすべての公共施設で屋内喫煙エリアの設置が違法となった。AMSは判決を受けてすぐに喫煙キャビンを撤去し、現在まで再開の予定はない。

AMSは2020年以前は「制限エリア内に喫煙キャビンが多数ある喫煙者にやさしい空港」として知られていました。だが現在は全閉鎖され、状況は完全に逆転しています。古い情報を信じて行くと痛い目を見ます。

唯一の喫煙場所|Jan Dellaertplein広場

2026年現在、AMSで喫煙できる唯一の場所は「Jan Dellaertplein」(ヤン・デラールトプレイン)と呼ばれる広場だ。Schiphol Plaza(空港のメインホール)の外、保安検査前のエリアにある屋外スペースで、灰皿付きのベンチが設置されている。

アクセス方法

到着後、入国審査と荷物受取を済ませてSchiphol Plazaに出ると、メインの広場「Jan Dellaertplein」が見える。ここの指定エリアで喫煙可能だ。出発時はチェックインカウンターから外に出て同じ広場へ行く。屋根付きエリアもあり、雨の多いオランダの気候でも比較的快適に使える。

トランジット利用時の問題

AMSの最大の問題はここにある。Jan Dellaertplein広場は制限エリア外のため、トランジット中の旅行者は一度入国してから戻るしか吸う方法がない。再入国時の保安検査・パスポートコントロールを再度通過する必要があるため、最低でも乗継時間の3〜4割を手続きに使うつもりで動きたい。

つまり乗継時間が4時間未満の場合、屋外喫煙のためにいったん入国するのは現実的でない。短時間トランジットの喫煙者は、機内に乗るまで我慢するか、出発前のフライトで十分吸っておくしかない。

スキポール空港のターミナル構造

AMSは単一ターミナル構造で、内部がLounge 1、Lounge 2、Lounge 3、Lounge 4の4つの「Lounge(搭乗待合エリア)」に区分されている。各Loungeに搭乗ピア(ゲートエリア)が伸びており、フライトに応じて移動する形だ。

Lounge 1(シェンゲンエリア内便)

シェンゲン協定加盟国(フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど)への出発便が発着するLounge。喫煙キャビンは2020年に閉鎖されており、現在は喫煙場所なし。

Lounge 2(大陸間便)

シェンゲン圏外(日本、北米、アフリカ、アジアなど)への大陸間便が発着するLounge。日本便(JAL、KLM)はLounge 2またはLounge 3から出発する。Lounge 2と3はHolland Boulevardで連絡されており、徒歩で移動可能。喫煙キャビンはすべて2020年に閉鎖。

Lounge 3(大陸間便)

もう一つの大陸間便Lounge。Lounge 2と並んで、長距離国際線の出発エリアとして機能する。KLM Crown Lounge(プライオリティパスでも入室可)もこのエリアにあるが、内部の喫煙ルームは2020年に閉鎖されている。

Lounge 4(地域便)

主に欧州地域便用のLounge。LCC(Easyjet、Transaviaなど)の利用が中心。こちらも喫煙場所なし。

トランジット対応戦略

AMSの制限エリア内に喫煙場所がない以上、トランジット中の喫煙者は戦略的に動く必要がある。

乗継時間2〜3時間:吸えないと割り切る

2〜3時間の短いレイオーバーでは、保安検査を出て再度通過するのは時間的に厳しい。前のフライトの到着前に十分吸い、次のフライト機内に乗るまで我慢するしかない。日本→AMS→欧州各都市の乗継ぎなら、日本での出発前と現地到着後にしっかり吸うパターンが現実的だ。

乗継時間4〜6時間:いったん入国して屋外喫煙

4〜6時間のレイオーバーなら、いったん入国してJan Dellaertplein広場で吸うのも現実的。日本人はオランダ(シェンゲンエリア)のビザ免除対象で、最大90日まで滞在可能。再入国時の保安検査・出国審査に2時間程度を見込む必要があり、実質的な喫煙時間は1〜2時間程度になる。

乗継時間7時間以上:アムステルダム市内ショートトリップ

7時間以上の長時間レイオーバーなら、いったん入国してアムステルダム市内に出る選択肢がある。AMSから市内中央駅(Amsterdam Centraal)まで、Intercity・Sprinter(オランダ鉄道)で約15〜20分(€5.50)。市内のカフェ(オランダはカフェのテラス席で吸える店が多い)で、ゆったり時間を過ごせる。アムステルダム名物の運河沿いを散策するのも気分転換になる。

オランダへのタバコの持ち込みルール

EU域外(日本など)からオランダへの持ち込みは、紙巻きタバコ200本(1カートン)、葉巻50本、シガリロ100本、刻みタバコ250gまでが免税枠。複数種類を組み合わせる場合は按分計算で、合計100%以内なら免税になる。

免税枠を超える場合は赤ライン(Goods to Declare)で申告し、関税を支払う必要がある。オランダのタバコ価格は1箱€10〜12(約1,700〜2,000円)で、ドイツ(€8〜10)よりやや高い。長期滞在なら免税枠の200本フル活用は合理的な選択になる。

持ち込み年齢は18歳以上(オランダの喫煙年齢)。オランダ全般の喫煙ルールについてはオランダ喫煙ガイド|ルール、価格、罰金まで完全解説を参照してほしい。

電子タバコ・加熱式タバコの取り扱い

オランダは電子タバコ(VAPE)と加熱式タバコ(IQOS、glo、Ploom Xなど)の販売を合法化している。AMSの税関でも所持確認は厳しくない。免税店でVAPE製品を購入することも可能だ。

使用については紙巻きタバコと同じルールが適用される。屋内全面禁煙の対象で、AMSの制限エリア内(および保安検査後)でVAPEを使うのも違反対象。Jan Dellaertplein広場のみで使えると思っておきたい。フライト中も電子タバコ・加熱式タバコの使用は航空会社規定で禁止されている。

違反時の罰金

オランダの公共場所喫煙違反は、現場で即時罰金通知が交付される。観光客でも例外なく適用される。

  • 禁煙場所での喫煙:€95〜€600
  • 施設管理者の禁煙義務違反:最大€4,500
  • 無申告タバコ持込(200本超):超過分への関税+罰金、没収
  • 未成年(18歳未満)への販売:販売者に罰金、最大€4,500

罰金は現場で警察官または取締官から通知書の形で交付される。指定期日内の支払いが求められる。AMSの空港警察は英語対応も可能だ。

AMSのラウンジでの喫煙事情

AMSのエアラインラウンジ(KLM Crown Lounge、Aspire Lounge、Plaza Premium Lounge、各エアライン提携ラウンジなど)はすべて屋内全面禁煙。シャワーやビジネスコーナー、ダイニングエリアでも喫煙はできない。プライオリティパス、LoungeKey、各種クレジットカード特典で利用できるラウンジも例外なく禁煙だ。

2020年以前はKLM Crown Loungeに屋内喫煙ルームがあったが、最高裁判決を受けて閉鎖された。現在はラウンジを出てJan Dellaertplein広場まで戻るしかなく、再入国時の手続きが必要になる。プライオリティパス会員でも喫煙時の往復負担は同じだ。

空港から市内への移動とタバコ

AMSからアムステルダム中央駅への移動手段は、Intercity・Sprinter(オランダ鉄道、所要15〜20分・€5.50)、Connexxion 397バス(所要約30分・€7.75)、Schiphol Hotel Shuttle(特定ホテル向け)、タクシー(所要25〜45分・€50〜70)、Uberの5パターン。

これらの移動手段はすべて車内・列車内が全面禁煙だ。オランダ鉄道は電子タバコ含めて全面禁止で、違反すると€95以上の罰金。タクシーやUberも車内禁煙が原則。空港から市内まで「移動中は吸えない」と思っておこう。

よくある質問

Q. 制限エリア内で本当に1か所も吸えないの?

本当にゼロ。2020年4月の最高裁判決でAMSのすべての屋内喫煙施設が閉鎖された。Lounge 1〜4の喫煙キャビン、KLM Crown Loungeの喫煙ルーム、すべて撤廃済み。再開の予定もない。

Q. KLM便で日本に帰る前、最後にいつ吸う?

出国審査と保安検査を通過する前に、Jan Dellaertplein広場で十分吸ってから手続きに進むのがベスト。日本までの直行便は10時間以上の長距離フライトなので、出発前の喫煙計画が重要になる。

Q. 4時間レイオーバーでアムステルダム市内に行ける?

厳しい。Intercityで片道15〜20分、市内滞在は1時間程度。再入国の保安検査・パスポートコントロールを考慮すると現実的でない。6時間以上のレイオーバーなら、市内中央駅周辺やダム広場まで足を延ばす選択肢がある。

Q. 制限エリア内でこっそり吸ったらバレる?

確実にバレる。AMSは煙感知器が高密度で、警察と警備員のパトロールも頻繁。最大€600の罰金に加え、悪質な場合はオランダの再入国にも影響する可能性がある。絶対にやめておこう。

Q. 免税店でタバコは買える?

制限エリア内の免税店(Schiphol Tax Free)でタバコを購入できる。価格は街中のスーパーとほぼ同じ程度。日本へのお土産用なら200本までの免税枠を活用するのがおすすめだ。

Q. ライターは機内に何個まで持ち込める?

機内持込は1個までが原則。ターボライターやプラズマライターは持込不可で、通常のフリント式ライターのみ認められている。預け入れ荷物に入れることは火災リスクの観点で禁止されている。

AMS利用時の喫煙者向けアクションプラン

到着時のおすすめ流れは、まず入国審査で持ち込みタバコを必要に応じて申告し、荷物受取を済ませてからSchiphol Plazaに出てJan Dellaertplein広場で一服。それからIntercityでアムステルダム中央駅へ向かうパターンだ。両替やSIM購入もこのタイミングで済ませる。

出発時は、空港到着後すぐにJan Dellaertplein広場で一服してから、チェックインカウンターへ向かう。チェックイン後はもう一度広場に戻って吸い、それから保安検査と出国審査を通過する。出国後は機内に乗るまで吸えないので、長距離フライトを控えている人は出発前の喫煙が生命線になる。

長時間レイオーバー(7時間以上)なら、いったん入国してアムステルダム市内に出るのが快適。15〜20分でCentraal駅まで行けるので、市内のカフェのテラス席でオランダのコーヒーと一緒に喫煙、運河沿い散策、ダム広場、王宮、アンネの家周辺など、半日観光を楽しめる。再入国の手続きに最低2時間確保することを忘れずに。

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まとめ|AMSの喫煙ルール2026のチェックポイント

  • 2020年4月以降、屋内喫煙エリア全閉鎖(オランダ最高裁判決)
  • 制限エリア内(出国後)に喫煙所一切なし、機内まで我慢
  • 唯一の喫煙場所はSchiphol Plaza外のJan Dellaertplein広場(屋外)
  • KLM Crown Loungeの喫煙ルームも閉鎖済み
  • 単一ターミナル、Lounge 1〜4で区分(Lounge 2/3が大陸間便)
  • 紙巻きタバコ200本、葉巻50本、刻み250gまで免税
  • 1箱€10〜12(約1,700〜2,000円)
  • 違反は€95〜€600の罰金
  • Intercity鉄道、バス、タクシーすべて全面禁煙
  • 長時間レイオーバーはアムステルダム市内観光も可(ビザ免除90日)
  • 短時間トランジットは喫煙不可と割り切る

AMSは2020年以前は喫煙者にやさしい空港だったが、最高裁判決で状況が完全に逆転した。LHRやSYDと同じく「制限エリア内で吸えない」厳格空港の仲間入り。重要なのは「Jan Dellaertplein広場のみが救い」「短時間トランジットは諦める」「長時間レイオーバーなら市内観光も視野」という3点。事前にルールを把握すれば、KLMハブ空港でも快適に旅できる。

AMSからアムステルダム市内への移動中、Intercityのルート確認やUber配車、両替計算、翻訳アプリ、緊急時連絡など、スマホの通信環境が命綱になる。到着直後から使える Coral eSIM なら、AMSの到着ロビーで既にネット接続が完了している。Jan Dellaertplein広場の位置を地図で瞬時に確認しつつ、制限エリア内では我慢する戦略でも安心の旅を実現できる。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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