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    ランタンの魔法にかけられて。ベトナム・ホイアンで過ごす、ノスタルジックな休日

    「あ、この景色、推しに見せたい…」

    目の前に広がる無数のランタンが灯る幻想的な夜景に、思わずスマホを握りしめて呟いていました。どうも、沙耶です。普段は都内で働くごく普通のOLですが、ひとたび休みとなれば、愛するK-POPアイドルのために国内外を飛び回るのが私の生きがい。そんな私が今回、心を鷲掴みにされてしまったのが、ベトナム中部に位置する港町「ホイアン」です。

    黄色い壁の古い建物が連なる街並み、夜になると一斉に灯る色とりどりのランタン、そしてどこか懐かしい空気感。まるで映画のセットに迷い込んだかのようなこの街は、ユネスコ世界遺産にも登録されている特別な場所。

    忙しい日常からエスケープしたいアラサー女子の心を満たす「癒し」と、推し活で鍛えられた私のアンテナがビビッと反応する「映え」が、奇跡的なバランスで共存しているんです。最新のおしゃれカフェから、自分だけの特別な一着が作れるオーダーメイド、ローカルフードの食べ歩きまで、ホイアンの魅力は尽きることがありません。

    今回は、そんな私が実際に歩いて、食べて、体験して見つけたホイアンの魅力を、余すところなくお届けします。次の休暇は、ランタンの灯りに導かれて、忘れられない旅に出かけてみませんか?

    目次

    ホイアンってどんな街?- 時が止まったかのようなノスタルジックな世界へ

    旅の計画を立てる前に、まずホイアンという場所がどのような魅力を持っているのか、その本質に少しだけ踏み込んでみましょう。この街の歴史や背景に触れることで、単に「美しい場所」というだけではない、深みのある魅力を感じ取れるはずです。

    世界が認める「生きた博物館」

    ホイアンの旧市街は、1999年に「ホイアンの古い町並み」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。その理由は、15世紀から19世紀にかけて国際貿易港として栄えた姿が、奇跡的なまでに良好に保存されているからです。

    街を歩くと、多様な文化が融合した独特の建築様式に気づきます。中国風の寺院や集会所、フランス植民地時代を思わせるコロニアル建築、そして日本の影響を受けた木造家屋が立ち並びます。これらの建物は、黄色を基調とした壁と深い茶色の瓦屋根で統一され、不思議な調和を生み出しています。まるで街全体が「生きた博物館」のようです。戦火による破壊を免れたことで、まるで時代をさかのぼったかのような体験ができるのが、ホイアンの最大の魅力と言えるでしょう。

    日本との意外なつながり

    実はホイアンは、かつて朱印船貿易の拠点として多くの日本人が訪れ、「日本人町」が形成されるほど日本との縁が深い街でした。旧市街の中心にある「来遠橋(らいえんばし)」は、当時日本人によって建てられたと伝えられ、現在も「日本橋」という名前で親しまれています。橋の内部にはお寺があり、街の象徴として人々の暮らしを見守り続けています。

    遠く離れたベトナムの地で、400年以上も前に日本の先人たちが築いたものに触れると、不思議な縁を感じるものです。街のあちこちに残る漢字の看板や、日本の古い街並みを彷彿とさせる風景からは、親しみが湧くこと間違いありません。

    ランタンが灯す魔法のひととき

    そしてホイアンの魅力の一つが、夜に灯るランタンの光です。日が暮れて街が薄暗くなり始めると、軒先に吊るされた何百、何千ものランタンが一斉に灯されます。赤や青、黄色や緑など多彩な色合いの柔らかな光が古い建物を照らし、トゥボン川の水面に揺れる光景は息を飲む美しさです。

    この幻想的な光景は、毎月旧暦の14日に開催される「ランタン祭り」の夜に最も華やかになります。街全体の電気が消され、ランタンと月明かりだけで照らされる特別な夜。この日を狙って旅のスケジュールを立てられれば、素晴らしい体験になるでしょう。もちろん、ランタン祭りの夜でなくとも、毎晩ホイアンはランタンの灯りで彩られ、訪れる人々の心を惹きつけます。このロマンチックな雰囲気は、女子旅やカップルはもちろん、一人旅の私にとっても忘れがたい思い出を与えてくれます。

    ホイアンでしたい10のこと – “映え”と”癒し”を巡る旅

    承知しました。以下のように表現を全体的に微調整したリライト案をお届けします。

    さて、ホイアンの基本的な魅力を把握したところで、いよいよ本題です!私が実際に体験して「これは絶対にやるべき!」と強く感じた、とびきりの楽しみ方を10個、熱を込めてご紹介します。これを読めば、あなたの旅が何倍も鮮やかで充実したものになるはずですよ。

    ① ランタンの灯りが織りなす海を歩く – 旧市街ナイトウォーク

    ホイアンの夜はただの夜ではありません。まるで魔法がかかったかのような特別な時間です。日が沈みきり、空が濃い藍色に染まるころ、旧市街は全く別の表情を見せ始めます。

    まずはトゥボン川沿いをゆっくり散策してみましょう。向こう岸にあるアンホイ島へ続く「アンホイ橋」周辺は夜の最も賑わう場所です。橋の上から眺める旧市街の景色は、水面に映るランタンが揺れ輝き、まるで宝石箱をひっくり返したかのよう。観光客で賑わっていますが、その喧騒までもが旅の背景音のように感じられます。

    一方で、少し路地裏に入ると人通りが急に減り、ランタンの灯りだけが浮かび上がる幻想的な空間が広がります。黄色い壁に映るランタンの影、時折聞こえてくるベトナム伝統音楽の旋律。五感のすべてで、ノスタルジックな雰囲気を堪能できます。

    写真を撮る際は、少し絞りを緩め(F値を小さく)て背景のランタンを玉ボケにすると、まるでプロが撮ったような一枚に。お気に入りのぬいぐるみやアクリルスタンドと一緒に撮れば、素敵な思い出になること間違いなし!私も推しのアクスタを伴い、この幻想的な夜景を写真に収めました。これぞオタク活動の醍醐味ですね。

    ② 世界にひとつの服を – アオザイやワンピースのオーダーメイド体験

    ホイアンに来たら是非挑戦してほしいのが、オーダーメイド。旧市街には数えきれないほどのテイラー(仕立て屋)が軒を連ね、驚くほどリーズナブルな価格で自分だけの服を作ってもらえます。

    定番はベトナムの民族衣装アオザイ。伝統的なデザインも素敵ですが、私のおすすめはモダンなワンピースやセットアップ。どちらもセンス良く着こなせます。

    店内に入ると、壁一面に並ぶ生地サンプルに圧倒されます。シルク、コットン、リネンと多彩で、色や柄の種類も豊富。選ぶ時間からワクワクが止まりません。デザインは店のカタログや雑誌から選んでもいいですし、スマホの写真を見せて「これみたいに!」と伝えてもOK。採寸は細部まで丁寧に行い、体にピッタリ合うよう調整してくれます。

    価格はデザインや生地によりますが、シンプルなワンピースなら約3,000円〜6,000円、アオザイでも1万円前後で作れるところが多いです。驚くべきは仕上がりの速さで、朝注文すれば早ければ夕方、遅くとも翌日には完成。まさに職人技といえます。

    私はくすみピンクのリネン生地で、ちょっとしたパーティーにも着られそうなワンピースをオーダー。自分の体に完璧にフィットする服は、着心地も見た目も格別。既製品では味わえない満足感があります。旅の記念に、世界でただ一着の特別な服を作ってみては?

    ③ トゥボン川のボートトリップ – ロマンティックな灯籠流し体験

    ホイアンの夜のもう一つの醍醐味が、トゥボン川でのボートトリップと灯籠流しです。川沿いを歩いていると、たくさんの船頭さんから「ボートいかが?」と声がかかります。

    小さな木製手漕ぎボートに乗ってゆったりと川を進むひとときは、格別の体験。水上から見るランタンの街並みは陸とは異なる趣があり、静かな水面にパドルで水をかく音だけが響き、まるで別世界にいるよう。

    多くのボートでは灯籠をサービスしてくれます(有料の場合もあるので事前に要確認)。紙と竹で作られた小さな灯籠に火をともし、願いを込めてそっと水面に浮かべるのが習わし。私も「次のツアーで神席を祈願!」と心の中でこっそり願いました(笑)。

    灯籠がゆらゆらと川を流れる光景は非常にロマンティック。ボート料金は交渉制で、だいたい20分程度の乗船で15万〜20万ドン(約900〜1,200円)が相場。高く感じたら値切ってみるのがコツです。この幻想的な体験は、心に残る旅の思い出になるはず。

    ④ ベトナム最新トレンドカフェ巡り – おしゃれなホイアンスポット

    K-POP推し活を通じて韓国のカフェ巡りが趣味な私にとって、旅先でのカフェチェックは大切なミッション。ホイアンはそのセンサーを刺激する、雰囲気抜群のカフェが満載です。旧市街の歴史的建物をリノベーションしたお店が多く、どこも素敵。

    Faifo Coffee(ファイフォ・コーヒー)

    旧市街の中心にある「Faifo Coffee」は外せません。屋上テラスから望む景色が絶品。眼下に広がるホイアンの黄色い街並みと瓦屋根の風景は、インスタでも「#hoian」で必ず見かける有名スポットです。 人気店ゆえ、特に夕暮れ時は席取り合戦に。狙い目は午前中の早い時間帯。名物ベトナムコーヒーを片手に絶景を独り占めできる贅沢な時間が過ごせます。撮影時はローアングルから空を大きく映し込むと、街並みの広がりがより美しく映りますよ。

    The Deck House An Bang Beach(ザ・デック・ハウス・アンバン・ビーチ)

    旧市街の喧騒を離れてリゾート気分を味わいたいなら、「The Deck House」がオススメ。自転車で約20分、アンバンビーチ沿いにある白と青を基調としたビーチクラブです。 目の前に広がる真っ白な砂浜と青い海を眺めつつ、デイベッドに寝転がってフレッシュなスムージーを楽しめば、まるでセレブ気分。チルアウトした心地よい音楽と共に、時間を忘れる贅沢なひとときが過ごせます。観光で歩き疲れた足のリフレッシュにも最適です。

    Reaching Out Tea House(リーチング・アウト・ティーハウス)

    静かな空間でリラックスしたいなら「Reaching Out Tea House」がピッタリ。ここは「沈黙の茶屋」として知られ、聴覚障がいのスタッフが切り盛りしています。 店内では私語を控え、オーダーはメモや鉛筆、木製ブロックで。最初は戸惑いますが、静寂の心地よさにすぐ慣れます。丁寧に淹れたお茶と美しいベトナム伝統菓子を味わいながら、鳥のさえずりや風の音に耳を傾ける……情報過多の現代を離れ、心がほぐれる貴重な時間です。旅の途中にこんな体験を取り入れるのもおすすめです。

    ⑤ ベトナム料理を極める – クッキングクラスに挑戦

    旅の楽しみのひとつ、グルメ。ホイアンには美味しい店が豊富ですが、自分でベトナム料理を作ってみるクッキングクラスも格別の楽しさがあります。

    多くのクラスは、最初にガイドと市場へ食材の買い出しからスタート。活気ある地元市場には、日本では見かけないハーブや野菜、果物が勢ぞろい。ガイドが詳しく説明してくれ、ベトナムの食文化を肌で感じられます。

    その後キッチンスタジオへ移動し調理開始。私が参加したクラスでは、ホイアン名物の米粉麺「カオラウ」やベトナム風お好み焼き「バインセオ」、生春巻きなどの定番料理を4〜5品作りました。先生が手順を見せながら優しく教えてくれるため、料理初心者でも安心です。

    自分で作った熱々のベトナム料理は特別な味。レシピももらえるので、日本に帰ってからも旅の味を再現できます。「推しにふるまう手料理を作る妄想をしながら…」なんて楽しみもありました(笑)。

    ⑥ ちょっと足を伸ばして – アンバンビーチでチルアウト

    旧市街の魅力も充分ですが、ホイアン訪問時はぜひ足をのばしてほしいのが「アンバンビーチ」。旧市街からタクシーやGrabで約10分、自転車ならのんびりサイクリングで20〜30分です。

    欧米人観光客に人気のこのビーチは、ダナンのような開発型リゾートとは異なり、素朴で落ち着いた雰囲気が魅力。延々と続く白い砂浜と穏やかな波。ビーチ沿いにはお洒落なレストランやバーが点在し、パラソルやデッキチェアを借りて終日のんびり過ごすことが可能です。

    おすすめの過ごし方は、午前中に旧市街散策し、日差しが強まる午後はビーチへ移動してゆったり。海を眺めながら冷えたビールやココナッツジュースを飲み、読書や昼寝を楽しむ。これぞ贅沢な時間の使い方。夕暮れ時には美しいオレンジ色に染まる空と海のサンセットも堪能できます。歴史ある街並みと美しいビーチ、両方を楽しめるのがホイアンの魅力です。

    ⑦ お土産探しが止まらない – センスが光る雑貨店めぐり

    旅の終盤の楽しみ、お土産選び。ホイアンには定番ランタン以外にも、女性の心を掴む可愛らしい雑貨が豊富。ありきたりではなく、センス光る一品を見つけたいですよね。

    Sunday in Hoi An

    まるで日本のセレクトショップのように洗練された雑貨が並ぶ店。ナチュラル素材のカゴバッグや手作り陶器、オーガニックコスメ、スパイスなど質の良いアイテムが揃います。包装もスタイリッシュで、友人への贈り物にも最適。見て回るだけで幸せになれる、私のお気に入りスポットです。

    Metiseko

    フランス人デザイナーが手がけるアパレルブランドで、オーガニックシルクやコットンを使った逸品が魅力。ホイアンの自然や文化から着想を得たオリジナルプリントが上品で素敵。ワンピースやスカーフなど日本でも普段使いしやすいアイテムがみつかります。価格はやや高めですが、自分へのご褒美に長く愛用できる一着を選ぶのも良いですね。

    ホイアン市場

    よりローカルな雰囲気を味わいながらお土産を探すなら、旧市街の中心に位置するホイアン市場へ。カラフルな陶器、シナモンやスターアニスなどのスパイス、ベトナムコーヒー豆が手ごろな価格で手に入ります。お店の人との値段交渉も旅の醍醐味。バラマキ用のお菓子やインスタントフォーの購入にも好適です。

    ⑧ 推し活にもぴったり? – 手作りランタンのワークショップ

    ホイアンの象徴、ランタン。買うだけでなく、自分で作る体験はいかがでしょう。旧市街のあちこちでランタン作りのワークショップが開催されています。

    竹製の骨組みに好きな色の布を貼って形にしていく作業で、不器用な私でもスタッフの丁寧なサポートで約2時間で完成。ここでオタク魂が燃えました!布地を選ぶとき、思わず推しのメンバーカラーを選んでしまい、世界に一つの「推し色ランタン」を作ることに成功。

    完成したランタンはコンパクトに折りたため、持ち帰れます。帰宅後、旅の思い出と共に飾れば部屋にホイアンの空気が蘇り、推しグッズ置き場に置くのも最高。見るたびにホイアンの楽しい思い出と推しへの愛が蘇る最高の記念品です。

    ⑨ これぞ本場!ホイアン三大名物グルメ制覇

    食いしん坊の皆さん、お待ちかね!ホイアンには「三大名物」と呼ばれる、この地ならではの絶品ローカル料理があります。せっかくならぜひ全部味わうべきです。

    カオラウ (Cao Lầu)

    ホイアンの代表的名物、カオラウ。コシのある太い米粉麺に、甘辛く味付けした豚肉、もやしや香草、そしてパリパリの揚げライスペーパーを載せ、少量のタレと絡めて食べる汁なし麺です。独特の食感は「バーレー井戸」の水を使用しているからと言われます。醤油ベースの甘辛いタレが食欲をそそり、一度食べたら病みつきになる味。人気店「Morning Glory Original」で食べるのがオススメです。

    ホワイトローズ (Bánh Bao Bánh Vạc)

    白い薔薇の形に似ていることから名付けられた「ホワイトローズ」。米粉の薄皮でエビのすり身を包み蒸した水餃子のような料理です。ぷるぷるもちもちの皮とあっさり餡の組み合わせが絶妙。フライドオニオンの香ばしさがアクセントに。元祖「ホワイト・ローズ・レストラン」が旧市街にあり、多くの店がここから仕入れているそう。ぜひ本家の味を味わってみて。

    揚げワンタン (Hoành Thánh Chiên)

    パリパリに揚げたワンタンの皮の上に、トマトやエビ、豚肉を煮込んだ甘酸っぱいあんがかかった一品。サクサクの皮ととろりとしたあんのコントラストが絶妙で、軽食やビールのつまみにもぴったり。見た目も華やかでテーブルにあるだけで気分が上がります。ホイアンを代表する味としてぜひお試しを。

    ⑩ フォトジェニックの極み – 旧市街の映えるスポット巡り

    最後に、ホイアン散策を何倍も楽しくするおすすめフォトスポットをご紹介。街のどこを切り取っても絵になりますが、中でも特に見逃せない場所を厳選しました。

    黄色い壁とブーゲンビリア

    ホイアンの街並みの象徴といえばマスタードイエローの壁。この壁を背景にするだけで写真が一気に洗練されたものに。特におすすめは、壁を鮮やかに彩るピンクや紫のブーゲンビリアとの組み合わせ。コントラストが抜群で、まさに最強コンビ。お気に入りの壁を見つけて、モデル気分でポーズを決めてください。

    日本橋(来遠橋)

    ホイアンの象徴で、ベトナム紙幣にも描かれる「日本橋」。瓦屋根の趣ある木造の橋は、昼間も素敵ですが、夜にランタンで照らされた姿は格別。橋を渡るだけでなく、少し離れた場所から全景を写真に収めるのがおすすめです。

    福建會館

    旧市街に点在する中国系集会所の中でも最大規模かつ豪華なのが「福建會館」。航海の安全を祈願して建てられた寺院で、ピンク色の壁や精巧な彫刻、渦巻状の巨大線香など、異国情緒あふれるフォトジェニックなポイントが豊富。特に入口のピンクの門は絶好の撮影スポット。アオザイを借りて写真を撮れば、最高の旅の思い出になること請け合いです。

    以上、内容はそのままに、表現を全体的に微調整しました。ご参考になれば幸いです。

    ホイアン旅行の準備と知っ得情報

    魅力的なホイアンですが、旅を存分に楽しむためには事前準備が欠かせません。ここでは、アクセスの方法や最適なシーズンなど、知っておくと役立つ情報をまとめました。

    アクセス方法 – ダナンからの移動が便利

    日本からホイアンへ直行便は運航していません。多くの旅人は、中部ベトナムの玄関口である「ダナン国際空港」を利用します。ダナンとホイアンは約30キロ離れており、空港からの移動手段はいくつかあります。

    • タクシーまたはGrab: 最も手軽で快適な方法です。空港のタクシースタンドを利用するか、配車アプリ「Grab」を使えば料金交渉の心配がなく安心です。所要時間はおよそ40〜50分、料金は40万〜50万ドン(約2,400円〜3,000円)が目安となります。
    • シャトルバス: 複数の旅行会社がダナン空港や市内のホテルとホイアンを結ぶシャトルバスを運行しています。料金は1人あたり12万〜15万ドン(約720円〜900円)ほどでお得ですが、事前予約が必要なことが多いです。
    • 路線バス: 最も経済的な手段ですが、大きな荷物を持つ人にはやや不便かもしれません。ダナンのバスターミナルからホイアンへ向かう黄色いバスが運行しています。

    私は今回、空港からGrabを利用しました。目的地をアプリで設定するだけでドライバーとやり取りする必要がなく、料金も事前に確定していてとてもスムーズでした。

    最適なシーズンはいつ?

    ホイアンには大きく分けて乾季と雨季が存在します。

    • 乾季(2月〜7月頃): 雨が少なく晴れの日が多いため、観光に最適です。特に2月〜4月は気温も快適でベストシーズンと言えます。強い日差しがあるので、帽子やサングラス、日焼け止めの準備が必要です。
    • 雨季(8月〜1月頃): スコールのような突然の雨だけでなく、一日中降り続く日もあります。特に10月と11月は台風シーズンにあたり、トゥボン川の氾濫で旧市街が浸水することもあるため注意が必要です。

    また、毎月旧暦14日(満月の日)には「ランタン祭り」が開催されます。この夜は街の照明が消され、ランタンの灯りだけで幻想的に彩られます。この日に合わせて旅行を計画するのもおすすめです。詳細はベトナム観光総局の公式サイトでご確認ください。

    ホテル選びのポイント

    ホイアンで宿泊する場合、大きく分けて「旧市街エリア」と「ビーチエリア」の2つのエリアがあります。それぞれの魅力を踏まえて、自分の旅のスタイルに合った場所を選びましょう。

    • 旧市街エリア: 世界遺産の歴史的な街並みの中で滞在できるのが最大の魅力です。夜はランタンが灯る街を散策したり、早朝の静かな町並みを歩いたりしてホイアンの雰囲気を存分に味わえます。周囲にはレストランやショップも多く利便性は非常に高いです。ただし、歴史的建物を改装したホテルも多いため、現代的な設備を重視する方には少し物足りない場合もあります。
    • ビーチエリア(アンバンビーチ周辺): リゾート気分を味わいたい方にぴったりです。美しいビーチが目の前に広がり、ゆったり過ごせます。旧市街まではタクシーや自転車で手軽にアクセス可能。プール付きのヴィラタイプのホテルも多く、ゆったりした滞在に適しています。

    今回私は、旧市街から徒歩約5分のプール付きブティックホテルに泊まりました。日中は旧市街を観光し、暑くなったらホテルに戻ってプールで涼むという過ごし方がとても快適でした。

    現地での移動手段

    ホイアン旧市街は時間帯により車両の乗り入れが制限されており、基本的に徒歩での散策が中心となります。街自体が小さいため、主な観光スポットは歩いて十分回れます。

    • 徒歩: 旧市街の散策にはこれが最適です。気の向くままに路地に入ったり、気になる店を覗いたり、自分のペースで街の魅力を楽しめます。
    • 自転車: 多くのホテルで無料または格安でレンタル可能です。アンバンビーチまでサイクリングしたり、郊外の田園風景を訪れたりと、行動範囲が広がります。
    • シクロ: ベトナム名物の自転車タクシーです。歩き疲れたときに、ゆったりと街を眺めながら移動するのも楽しい体験です。乗る際は必ず料金交渉を行いましょう。
    • Grab: 旧市街の外や少し離れた場所への移動にはGrabが便利です。車だけでなくバイクタクシー(Grab Bike)も利用でき、一人旅なら安価で手軽に移動できます。

    旅の彩りをプラスする、沙耶的おすすめTIPS

    最後に、旅をさらに楽しむためのちょっとしたコツや最新情報をお届けします。これを知れば、あなたもホイアン通になれるかもしれませんよ!

    K-Beautyに続く?注目のベトナムコスメ「V-Beauty」

    K-POPファンとして韓国コスメ(K-Beauty)には目がない私ですが、近頃はベトナム生まれのオーガニックコスメ(V-Beauty)が徐々に注目を集めているのをご存知でしょうか?ココナッツオイルやコーヒー、ウコンなど、ベトナムの豊かな自然素材を活かして作られたコスメは、品質が高くお土産にもぴったりです。

    特におすすめなのがヴィーガンコスメブランド「Cocoon(コクーン)」。ダクラック産のコーヒーを使ったボディスクラブや、カカオバター配合のリップマスクなど、ユニークで質の良いアイテムが豊富に揃っています。シンプルでおしゃれなパッケージも魅力。ダナンのスーパーマーケットやドラッグストアで手に入るほか、ホイアンからの帰りにダナン空港で探してみるのもおすすめです。

    SIMカード?eSIM?Wi-Fi?ベトナムでの通信環境を整えよう

    旅先でのインターネット環境は、今や欠かせないもの。地図アプリを使ったり、お店の情報を調べたりするのはもちろん、推しの最新情報をチェックしたり、旅の素敵な写真をSNSにアップしたり…私のようなオタクにとっては一瞬たりとも手放せません。

    ベトナムでの通信手段は主に次の3つです。

    • レンタルWi-Fiルーター: 日本で借りて持参する方法。複数人でシェアできるのがメリットですが、常に持ち歩く必要があり、充電も気にかけなければなりません。
    • 現地SIMカード: ダナン空港の到着ロビーなどで購入可能。安価で大容量プランが多いのが魅力。ただし、SIMフリーのスマホが必要です。
    • eSIM: 最近主流となりつつある方法。物理的なSIMカードを差し替える手間がなく、日本にいる間にプランを購入・設定しておけば、ベトナムに着いた瞬間からネット接続が可能です。SIMカードを紛失する心配もなく、手軽で本当におすすめです。

    私は今回eSIMを使いましたが、設定も簡単でホイアンでも快適に使えました。推しの緊急生配信が始まっても安心です(笑)。

    安全に楽しむためのちょっとした注意点

    ホイアンは比較的治安の良い街ですが、油断は禁物。楽しい旅にするためにも、以下のポイントには気をつけてください。

    • スリ・ひったくり: 混雑した場所では財布やバッグを体の前に抱えるなど、貴重品の管理をしっかりしましょう。特にナイトマーケットのような賑やかな場所では注意が必要です。
    • 強引な勧誘: トゥボン川沿いではボートの誘いがかなりしつこい場合があります。はっきりと「No, thank you」と断る勇気を持ちましょう。一度断ってもついてくる時は無視して歩き続けるのが最善です。
    • ぼったくり: タクシーやシクロを利用する際は、必ず事前に料金を確認・交渉しましょう。メーター制のタクシーでも、信頼できる大手会社(VinasunやMai Linhなど)を選ぶと安心です。

    基本を守っていれば、安心して楽しい旅ができます。過度に心配しすぎず、しかし危機管理は怠らずに、ホイアンの時間を満喫してくださいね。

    ホイアン発の日帰りトリップのすすめ

    滞在に余裕があれば、ホイアンを起点に周辺の観光スポットへ足を伸ばしてみるのもいいでしょう。

    • ミーソン遺跡: 4世紀から13世紀にかけて繁栄したチャンパ王国の聖地。レンガ造りの祠堂が森の中に静かに佇む姿は神秘的で、ホイアンとはまた違う魅力を持つ世界遺産です。JICAの資料によると、ベトナム戦争で大きな被害を被った歴史もあります。
    • 五行山(マーブルマウンテン): ダナンとホイアンの中間にある大理石の5つの連山。洞窟や寺院が点在し、ちょっとした冒険気分を味わえます。頂上からの景色も絶景です。

    ホイアンの街歩きに、こうしたアクティビティを加えれば、旅の満足度が一層アップしますよ。

    ランタンの灯が優しく心を照らし、どこか懐かしさを感じさせる風景に、日々の疲れも癒される街・ホイアン。そこでは、歴史と文化が息づく静かな時間と、新たな発見に満ちた刺激的な時間が共存していました。

    旅を終えて東京に戻った今でも、目を閉じるとあの黄色い街並みやトゥボン川に揺れる無数の光が浮かんできます。そしてこう思うのです。「もう一度あの魔法を浴びに、ホイアンへ帰りたい」と。

    この記事があなたの次の旅のヒントになれば、これ以上の喜びはありません。どうぞ、あなただけの特別な物語を探しに、ホイアンを訪れてみてくださいね。

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    この記事を書いたトラベルライター

    K-POPオタク歴10年の会社員。月イチで韓国に渡り、推しのMVロケ地や最新カフェを巡ってます!ソウルの裏スポットからおすすめコスメまで、全力で紹介中。

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