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    ホアヒンの魅力を凝縮!ブルーポート・ホアヒンを120%楽しむ完全ガイド【周辺観光スポットも徹底解説】

    タイ王室の避暑地として知られ、穏やかで洗練された空気が流れるリゾート地、ホアヒン。バンコクの喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごしたいと願う多くの旅人を魅了し続けるこの街に、ひときవ際立つ青と白の美しい建物があります。それが「ブルーポート・ホアヒン・リゾート・モール」です。

    単なるショッピングモールという言葉だけでは語り尽くせない、食、エンターテイメント、そしてリラクゼーションのすべてが詰まったこの場所は、ホアヒン滞在の拠点として、また新たな魅力を発見する出発点として、絶対に外せないスポットと言えるでしょう。世界30か国以上を旅してきた私も、これほどリゾート地の雰囲気と都会の利便性が見事に融合した施設にはなかなか出会えません。

    この記事では、そんなブルーポート・ホアヒンの魅力を余すところなくお伝えします。フロアごとの徹底ガイドはもちろん、映画館でのユニークな体験、おすすめのグルメ、そしてブルーポートを起点に楽しめる周辺の観光スポットまで、初心者の方でも安心してホアヒンを満喫できるよう、具体的で実践的な情報をたっぷりと盛り込みました。

    さあ、この記事を片手に、あなただけの特別なホアヒンの旅を計画してみませんか?

    目次

    ブルーポート・ホアヒンとは?

    まずは、この魅力的な施設の基本情報から押さえておきましょう。ブルーポート・ホアヒンは単なるショッピングセンターではありません。「リゾート・モール」というコンセプトが示すように、訪れる人々にリゾート地ならではの開放感と特別な体験を提供している場所です。

    ホアヒンに輝く青い宝石、ブルーポートの基本情報

    2016年に開業したブルーポートは、その名前の通り、海を連想させる青とリゾートの爽やかさを感じさせる白を基調とした美しい建物が特徴です。館内に一歩足を踏み入れると、まるで地中海の高級リゾートにいるかのような錯覚を覚えます。吹き抜けの開放的な空間には柔らかな自然光が差し込み、ショッピングや食事の時間をより一層心地よく彩ってくれます。

    アクセス方法:あなたの旅のスタイルに合わせて

    ホアヒンの中心地に位置し、主要なホテルやビーチからのアクセスも非常に便利です。

    • ソンテウ(乗り合いタクシー): ホアヒン観光で最もポピュラーな交通手段が緑色のソンテウです。あらかじめ決まったルートを巡回しており、ブルーポートの前も停車します。乗り方は簡単で、走ってくるソンテウに手を挙げて止め、乗車。降りたい場所が近づいたら車内のブザーを押します。降車後に運転手へ料金(通常10~15バーツ程度)を支払います。リーズナブルな料金で現地の雰囲気を体験できるので、ぜひお試しください。
    • トゥクトゥク: タイを代表する三輪タクシーです。ソンテウとは異なり貸切なので、グループや荷物が多い場合に便利です。乗る前に必ず料金交渉を行い、「ブルーポートまでいくら?」と尋ね、合意した上で乗車するのがトラブル回避のポイントです。
    • Grab(配車アプリ): スマートフォンをお持ちなら、Grabアプリの利用が最も簡単で安心です。目的地をアプリで指定すれば料金が事前に確定し、ドライバーとのやりとりも最小限に済みます。特に夜間や土地に詳しくないエリアへの移動で重宝します。日本にいる間にアプリをダウンロードし、クレジットカード情報を登録しておくと、現地での利用が一層スムーズになります。

    営業時間と公式サイト

    ブルーポートの営業時間は基本的に毎日午前10時から午後9時まで(スーパーマーケットは午前9時から営業)。ただし、映画館や一部レストランは営業時間が異なる場合があります。

    訪問前には公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。イベント情報なども掲載されているので、チェックしてみてください。

    出発前にGrabアプリのインストールと、小銭(ソンテウ用)の用意をしておくと、ブルーポートへの移動が格段にスムーズになります。

    ブルーポート徹底解剖!フロア別ガイド

    広大なブルーポートを効率的に満喫するために、各フロアの特徴と注目スポットを詳しくご案内します。事前に各エリアの配置を把握しておけば、限られた時間の中でも目的の場所にスムーズに辿り着くことができます。

    G階(Gourmet Market & Dining Port)― 食の楽園へようこそ

    ブルーポートのG階は、まさに食のワンダーランドです。ホアヒン滞在中の食欲を満たすためのあらゆるアイテムがここに揃っています。

    Gourmet Market(グルメマーケット)

    タイ全土に展開する高級スーパーマーケット「グルメマーケット」では、新鮮な生鮮食品から世界各国の輸入食材、そしてお土産にぴったりなタイの特産品まで、豊富な品揃えを誇ります。

    • フルーツコーナー: マンゴーやマンゴスチン、ドラゴンフルーツなど、南国特有の鮮やかなフルーツが山積みです。カットフルーツも販売されているため、ホテルに戻ってすぐに楽しめるのが嬉しいポイント。ただし、ドリアンは強烈な香りがあるため、ホテルへの持ち込みが禁止されていることが多いのでご注意ください。
    • お土産コーナー: お土産選びに最適なスポットです。タイ料理のレトルトカレーやトムヤムクンの素、多彩なハーブやスパイス、ドライフルーツ、タイ王室が支援するロイヤルプロジェクト製品(特に人気のはちみつやジュース)など、バラマキ用から大切な人へのギフトまで幅広くそろっています。
    • デリコーナー: 焼きたてパンやペストリー、お寿司、サラダ、タイの惣菜など、多彩なメニューが並び、見ているだけでも楽しくなります。ここでテイクアウトし、ホテルの部屋やビーチでピクニック気分を味わうのもおすすめです。

    Dining Port(ダイニングポート)

    グルメマーケットに隣接するフードコート「ダイニングポート」は、手軽に美味しいタイ料理を楽しみたい時にぴったりの場所です。清潔感のある空間にカオマンガイ、パッタイ、ガパオライス、クイッティアオ(タイ風ラーメン)など、タイの定番屋台料理の人気店が勢揃いしています。

    【利用ガイド:フードコートの使い方】 タイのフードコートでは、多くの場合現金は使えずキャッシュレス決済が主流です。初めての方も安心の基本ステップをご紹介します。

    1. カードカウンターへ: 入り口近くの専用カウンターで「フードコートカード」を受け取ります。
    2. チャージ: 現金を渡してカードにチャージ。200~300バーツ程度あれば一人分の食事とドリンクに十分です。余裕をもってチャージしても問題ありません。
    3. 注文と支払い: 好きなお店でメニューを選び、支払い時にカードを提示。店員がカードリーダーにかざして決済が完了します。
    4. 返金: 食事後はカードカウンターに戻りカードを返却しましょう。残高は現金で全額返金されます。

    返金手続きは原則利用当日限りなので、カードを紛失したり翌日以降に返却しないと返金できない場合があります。食べ終わったらすぐにカウンターへ向かう習慣をつけましょう。万が一、カウンターが閉まっていたりトラブルがある場合は近くのインフォメーションデスクへ相談してください。

    M階&1階(Fashion & Lifestyle)― 最新トレンドが集まるフロア

    G階で満腹になった後は、M階と1階でショッピングを楽しんでみましょう。この2フロアは主にファッションとライフスタイル関連の店舗が並びます。

    • 国際ブランド: ZARA、H&M、ユニクロなど日本でもおなじみのファストファッションに加え、COACHやSamsoniteといった高級ブランドも充実。リゾートで着たいワンピースや水着、うっかり忘れてしまった日用品も見つかります。
    • タイのデザイナーズブランド: タイならではのファッションに触れるなら、「JASPAL」や「LYN AROUND」といった地元発ブランドを訪れてみてください。鮮やかでデザイン性の高いアイテムは旅の思い出にもぴったりです。
    • コスメ・雑貨: 「BEAUTRIUM」などのセレクトコスメショップではタイで人気のコスメがリーズナブルに手に入ります。インテリア雑貨やアロマグッズを扱うお店も多く、自分用のお土産探しに最適です。
    • カフェで一息: ショッピングの途中に疲れたら、スターバックスやタイ発のカフェチェーンで休憩を。冷たいタイティーやマンゴースムージーでリフレッシュし、元気をチャージしましょう。

    【利用ガイド:VATリファンド(付加価値税還付)の手続き】 タイでは一定条件を満たせば、旅行者が購入時に支払った付加価値税(VAT)の一部を還付してもらえます。ブルーポートでまとまった買い物をした際はぜひ活用しましょう。

    1. 対象店舗の確認: 「VAT REFUND FOR TOURISTS」のロゴがある店舗が対象です。
    2. 申請時にパスポート提示: 会計時にパスポートを見せ、「VATリファンド用の書類(P.P.10フォーム)をお願いします」と伝えます。1店舗で1日に2,000バーツ以上の購入が条件です。
    3. 書類とレシートの受け取り: パスポート情報が記載されたP.P.10フォームと購入レシート(原本)を受け取ります。出国まで大切に保管してください。
    4. 空港での手続き: 出国当日、空港のVATリファンドカウンターで購入品、パスポート、P.P.10フォーム、レシートを提示しスタンプを受け取ります。宝飾品など高額品は手荷物で機内に持ち込み、出国後のカウンターで提示が必要です。
    5. 還付金の受け取り: スタンプを押された書類を持って、出国後の還付カウンターで現金(タイバーツ)を受け取ります。

    手続きにはパスポートが不可欠なので、大きな買い物をする予定の日は、パスポートの原本か鮮明なコピーを必ず携帯しましょう。

    2階&3階(Electronics, Banking & Wholesome World)― 生活と遊びをサポート

    2階と3階には、旅行中に便利な商品やサービスが集まっています。

    • 家電・IT関連: 「Power Buy」などの家電量販店では、カメラ用メモリーカードや充電器など、急に必要になった物品を手に入れられます。
    • 銀行・通信: 複数の主要銀行の支店があり、両替に便利です。空港やホテルよりもレートが良いことも多いのでおすすめ。両替時にはパスポート提示をお忘れなく。また、タイ大手通信キャリア「AIS」や「True」のショップもあり、旅行者向けSIMカードの購入やデータチャージが可能です。
    • 書店: 英語やタイ語の書籍が中心ですが、見ているだけでも楽しい空間。おしゃれな文房具や雑貨も揃っています。

    そして、このフロアの最大の目玉が、ファミリーに人気の屋内プレイグラウンドです。

    目玉スポット!子供連れに好評の「Wholesome World(ウェルサム・ワールド)」

    「Wholesome World」は子供たちが思い切り身体を動かして遊べる広大な屋内プレイグラウンドで、滑り台やボールプール、トランポリンなど様々な遊具が揃っています。暑い日や雨の日でも飽きずに楽しめるスポットです。

    【利用のポイント:Wholesome Worldの準備】 お子様連れの旅行計画にぜひ加えてみてください。

    • チケット購入: 入口カウンターで購入。料金は子供の身長や曜日によって変動し、付き添いの大人も入場料が必要です。
    • 持ち物と服装:
    • 靴下: 安全と衛生の観点から子供も大人も着用必須。現地で購入もできますが、持参すると安心です。
    • 動きやすい服装: 子供は活発に動くため、汚れてもよいTシャツやズボンがおすすめ。
    • 羽織りもの: 室内は冷房が効いているため、休憩時のために薄手のカーディガンなどを用意しておくと快適です。
    • ルールを守る: 飲食禁止エリアの順守や、他の子供との安全な遊びのために保護者は目を離さないようにしましょう。

    暑い日中を涼しい室内で過ごせるWholesome Worldは、子供たちが思い切り遊べる絶好のスポット。お子様が楽しんでいる間に、親御さんは交代で買い物やカフェでひと息つくことも可能です。

    ブルーポートでしかできない体験

    ブルーポートの魅力はショッピングや食事だけにはとどまりません。ここでは、旅の思い出を一段と豊かに彩る、特別な体験が待っています。

    タイ映画文化を体感できるシネマ – Bluport Cineplex

    3階に位置する「Bluport Cineplex」は、最新設備を誇る豪華な映画館です。単に映画鑑賞を楽しむだけでなく、タイ独自の文化に触れられる貴重な場でもあります。

    タイ映画館の特徴的な習慣

    タイの映画館では、本編開始前に国王を讃える賛歌の映像が流れます。この際、観客は全員起立して敬意を示すのが慣例です。タイの観客に倣って一緒に起立しましょう。これはタイ王室への深い敬意を表す文化であり、旅行者としても尊重すべき大切なマナーです。この体験が、タイという国への理解を深めるきっかけとなるでしょう。

    【読者ができること:映画チケット購入と鑑賞手順】

    1. 上映作品と時間を選ぶ: 上映作品はタイ映画のみならず、ハリウッドの大作も多数あります。タイ語音声に英語字幕、または英語音声にタイ語字幕などバリエーションがあるため、入口の電光掲示板やウェブサイトで「Soundtrack (ENG) / Subtitle (TH)」などの表記を確認してください。
    2. チケットの購入方法:
    • 自動券売機(キオスク): タッチパネルで作品、時間、座席を選択して購入可能。主にクレジットカード決済で直感的に操作できます。
    • 窓口: スタッフに作品と時間を伝え、座席表から席を選びます。現金払いも可能です。
    • オンライン予約: 公式アプリやウェブから事前に予約・購入もできます。
    1. 座席の種類: 通常のシートに加え、リクライニング付きの豪華なペアシート(VIP席)もあります。料金はやや高めですが、プライベート空間でゆったり映画を楽しみたいカップルや特別な体験を希望する方におすすめです。
    2. ポップコーンとドリンク: チケット販売カウンター隣に、ポップコーンやドリンクの販売カウンターがあります。キャラメル味のポップコーンが特に人気です。

    もし上映が中止になったり機械トラブルが起きた場合は、購入済みのチケットを持って窓口に行けば返金や別日のチケットへの交換などの対応をしてもらえます。冷静にスタッフに状況を伝えましょう。

    グルメ天国!おすすめレストラン&カフェ

    G階のフードコートも魅力的ですが、ゆったり食事を楽しみたいならレストランフロアへ足を運んでみてください。タイ料理の名店から日本食、イタリアン、シーフードまで幅広い選択肢が揃っています。

    • Laem Charoen Seafood: 新鮮なシーフードが自慢のタイの人気チェーン。特に揚げたスズキにナンプラーソースをかけた「プラーガポン・トート・ナンプラー」は絶品です。
    • Fuji Restaurant: タイで非常に人気の日本食レストラン。お寿司や天ぷら、定食など本格和食を求める際に頼りになります。
    • S&P Restaurant & Bakery: タイ料理から洋食、ベーカリーまで幅広く揃うファミリーレストラン。豊富なメニューは誰と訪れても楽しめる安心感があります。

    週末の夜は人気店が混み合うことも多いため、大人数での場合は事前予約がおすすめです。多くの店舗入口に電話番号が掲載されているほか、ホテルのコンシェルジュに予約をお願いすることも可能です。

    お土産選びはここで完結!G階グルメマーケットの活用法

    旅の終わりに悩みがちな土産選びも、ブルーポートのG階グルメマーケットであれば一か所で済ませられます。目的別におすすめのお土産をご紹介します。

    • 配りやすいお菓子: タイ限定味のプリッツ(ラーブ味など)やポッキー(マンゴー味など)、小分けされたドライマンゴーやココナッツチップスは手ごろでかさばらず、職場や友人へのお土産に最適です。
    • 料理好きな方に: トムヤムクンやグリーンカレー用のペーストやキット、品質の良いナンプラーやオイスターソース、ココナッツシュガーなど、本格的な味わいが喜ばれます。
    • 特別な贈り物に: タイ王室推進の「ロイヤルプロジェクト」製品は高品質でパッケージも上品。「Doi Kham(ドイカム)」ブランドのフルーツジュースやはちみつは、健康志向の方へのプレゼントに最適です。
    • 自分へのご褒美に: スパブランド「HARNN」や「THANN」の商品を扱うショップで、上質なアロマオイルやハンドクリームを探すのもおすすめ。タイ特有のハーブの香りに癒されるでしょう。

    【読者ができること:お土産購入時の注意点】

    • 液体物の梱包: ナンプラーやジュースなど液体製品は機内持ち込みが制限されているため、必ずスーツケースに入れて預け荷物にしましょう。万が一の液漏れに備え、ビニール袋で二重・三重に包むか衣類でしっかり包むなどの対策が必要です。
    • 持ち込み禁止品: 生の果物や肉類は日本の検疫で持ち込み禁止または制限がかかっている場合があります。ドライフルーツや加工品を選ぶのが安心です。詳細は農林水産省植物防疫所の公式サイトでご確認ください。

    ブルーポート周辺を歩く!徒歩圏内の観光スポット

    ブルーポートの魅力は館内に留まらず、絶好の立地を活かして周辺の魅力的なスポットにも気軽に足を伸ばせます。涼しいモールでゆったり過ごした後、夕方の涼しい時間帯に散策に出かけるのがおすすめです。

    ホアヒン・ビーチ – 王室も愛した静かな海岸

    ブルーポートの正面、大通りのペッカセーム通りを渡り、海へと続く小道(ソイ)を進むと、徒歩5〜10分ほどでホアヒン・ビーチに到着します。バンコクから最も近い王室の保養地として知られるホアヒンのビーチは、パタヤといった賑やかな海岸とは異なり、どこか落ち着いた上品な雰囲気が漂っています。

    どこまでも白く続く砂浜と穏やかな波が魅力です。ビーチ沿いにはパラソルとデッキチェアが並び、ゆったりと海を眺めながら過ごせます。

    【ビーチでの楽しみ方と注意事項】

    • ビーチチェアのレンタル: ビーチのスタッフに声をかければ、デッキチェアとパラソルをセットでレンタル可能です。料金は1日あたり100〜150バーツが相場。食事やドリンクの注文もできます。
    • 乗馬体験: ホアヒン名物の一つが、馬に乗って海岸沿いを散策する体験。料金は交渉制で、30分あたり約500バーツが目安。乗る前に馬の健康状態をしっかり確認し、無理をさせていないか注意しましょう。
    • 服装マナー: ビーチで遊んだ後に水着のままブルーポートなどの商業施設に入るのはマナー違反です。必ずTシャツやワンピースなどを羽織り、砂をよく落としてから入店してください。濡れたままの服装も避けるのが望ましいです。薄手のパレオやシャツを持参すると便利です。

    タマリンド・マーケット&シカダ・マーケット – アートとグルメのナイトマーケット

    ブルーポートから南へ徒歩約15分、またはソンテウで気軽に行ける場所には、ホアヒンで最も人気のあるおしゃれな二つのナイトマーケットが隣接しています。これらは主に週末(金・土・日)の夕方から営業するため、訪れる際は曜日を確認しましょう。

    • シカダ・マーケット (Cicada Market): 「Community of Identity, Culture, Arts and Dynamic Activities」の頭文字に由来する通り、アートとクラフトをテーマにした市場です。若手タイ人アーティストによる一点物のアクセサリーやTシャツ、絵画、インテリア雑貨が並び、見るだけでも楽しい空間です。野外ステージではライブ演奏やダンスパフォーマンスも行われ、クリエイティブな雰囲気に満ちています。詳細は公式サイトをご覧ください。
    • タマリンド・マーケット (Tamarind Market): シカダ・マーケットの隣に位置し、こちらは「食」を中心としたマーケット。海鮮のBBQやローカルフード、多国籍料理、スイーツ、カクテルバーなど数多くの屋台が集まり、まるでお祭りのような賑わいです。中央の共用テーブルで購入したものをシェアしながら楽しむスタイルが人気です。

    【ナイトマーケットを楽しむための準備】

    • 開催日時の確認: 訪問前に公式サイトやホテルのスタッフに営業日時を必ず確認しましょう。
    • 持ち物:
    • 現金: 小規模な屋台ではカード不可の場合が多いため、細かい現金を用意すると支払いがスムーズです。
    • 虫よけスプレー: 屋外開催なので蚊などの虫対策は必須です。
    • 歩きやすい靴: マーケット内は広いため、サンダルやスニーカーが適しています。
    • エコバッグ: 素敵な雑貨やアート作品を購入した際に便利です。
    • 上手な回り方のコツ: まずはシカダ・マーケットでアートを楽しみ、お腹が空いたら隣のタマリンド・マーケットで食事をするのが定番スタイル。どちらも人気が高いため、18時頃の早めの時間帯に訪れると席を確保しやすいでしょう。

    穴場スポット「ワット・カオ・サイ・ノイ」

    観光客にはあまり知られていませんが、ブルーポートの裏手にある鉄道の線路を越えた小高い丘の上には「ワット・カオ・サイ・ノイ」という静かなお寺があります。急な階段を登る必要がありますが、頂上からはホアヒンの街並みと海を一望できる絶景が広がります。賑やかな場所を離れて静かな時間を過ごしたい方にぴったりの隠れた名所です。

    【寺院訪問時のマナーと服装について】 タイの寺院は非常に神聖な場所です。訪れる際には敬意を忘れず、以下の点にご注意ください。

    • 服装: タンクトップやショートパンツといった肌の露出が多い服装では入場できません。肩と膝が隠れる服装が基本です。ブルーポートから直行する場合は、ストールやパレオ、薄手のカーディガンなどを持ち、寺院に入る前に羽織ることをおすすめします。
    • 靴を脱ぐ: 本堂など建物に入る際は、入口で必ず靴を脱いでください。
    • 静かに過ごす: 大声で話す、走り回るなどの行為は避け、静かにお参りと景色を楽しみましょう。
    • お布施: 入口や本堂付近には寄付箱が設置されています。強制ではありませんが、少額でも寄付をすることで寺院の維持に協力できます。

    旅のプランニングに役立つQ&A

    ブルーポートとその周辺を訪れる際、多くの方が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。

    ブルーポートでの滞在時間の目安はどれくらい?

    目的によって大きく異なります。

    • ショッピングや食事がメインの場合: 3〜4時間程度
    • 映画鑑賞や子どもとプレイグラウンドで遊ぶ場合: 半日(4〜6時間ほど)
    • お土産をスーパーで探すだけの場合: 1〜1.5時間程度

    ブルーポートを拠点に、午前はホテルやビーチでゆったり過ごし、最も暑い午後は涼しいショッピングモールで過ごし、夕方から周辺のナイトマーケットへ繰り出すといった1日のプランが特におすすめです。

    クレジットカードは利用できますか?両替はどこで行うのが良いですか?

    ブルーポート内のほとんどの店舗(デパート、ブランドショップ、レストラン)では、VisaやMastercardなど主要なクレジットカードが使えます。ただし、G階のフードコートや一部の小規模な屋台、ソンテウやトゥクトゥクの支払いには現金が必要です。

    両替は、2階にある銀行の支店や信頼できる認可両替所(例:「Superrich」)の利用がおすすめです。多くの場合、空港や街中の小規模な両替所よりも良いレートで両替ができます。両替時にはパスポートの提示が必須なので、忘れずに持参しましょう。

    子連れでも楽しめますか?

    はい、ブルーポートは小さなお子様連れのご家族にも非常に利用しやすい施設です。

    • Whalesome World: 子どもがのびのび遊べる屋内プレイグラウンドがあります。
    • 授乳室・おむつ替えスペース: 各階のトイレに清潔な設備が整っています。
    • ベビーカー貸出: インフォメーションカウンターでベビーカーを借りることができます。
    • 食事の選択肢: フードコートやレストランには、子ども向けのメニューも豊富にそろっています。

    治安は問題ありませんか?

    ホアヒンはタイ国内でも特に治安の良いリゾートエリアとして知られています。ブルーポート内も警備員が常駐しており、安全な環境が整っています。ただし、どこの国でも共通することですが、最低限の注意は必要です。特に混雑する場所ではスリや置き引きに気をつけ、貴重品は身体の前で管理し、レストランで席を離れるときは荷物を放置しないようにしましょう。

    トラブルがあった場合はどうすればいいですか?(落とし物や体調不良など)

    念のため、対応方法を知っておくと安心です。

    • 落とし物: モール内で物をなくした場合は、まずG階のインフォメーションカウンターに問い合わせてみてください。
    • 体調不良: 軽い体調不良なら、G階のドラッグストアで薬を購入できます。症状が重い場合は無理せず病院へ。ホアヒンには外国人旅行者向けの設備が整った「バンコク病院ホアヒン」などがあります。海外旅行保険への加入と保険会社の連絡先の控えも忘れずに準備しましょう。
    • 緊急時: 警察の通報番号は「191」、観光警察(英語対応可)は「1155」です。スマートフォンに保存しておくと、いざという時に役立ちます。

    ホアヒンの新たな魅力を発見する旅へ

    ブルーポート・ホアヒン・リゾート・モールは、単なる便利なショッピングセンターを超え、ホアヒンの魅力が凝縮された場所であり、私たちの滞在をより一層充実させてくれる魔法のようなスポットです。

    王室の避暑地としての伝統と気品、そして穏やかなビーチがもたらす癒しに加え、ブルーポートが提供する現代的で洗練された快適さが融合することで、ホアヒンは他のリゾート地とは一線を画す、唯一無二の輝きを放ちます。

    涼しげな館内で最新のファッションを楽しみ、美味しいタイ料理に舌鼓を打ち、時には映画の世界に浸る。さらに一歩外へ出れば、穏やかなビーチが広がり、クリエイティブなナイトマーケットが夜の街を彩ります。このように多彩な過ごし方ができるのは、ブルーポートがホアヒンの中心に位置しているからこそです。

    このガイドが、あなたのホアヒン旅行の計画を導く確かな指針となれば幸いです。さあ、地図を手に取って、あなただけのホアヒンストーリーを紡ぎに出かけましょう。きっと忘れがたい素晴らしい思い出があなたを待っています。

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    この記事を書いたトラベルライター

    旅行代理店で数千人の旅をお手伝いしてきました!今はライターとして、初めての海外に挑戦する方に向けたわかりやすい旅ガイドを発信しています。

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