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    【2024年最新版】バンコク・スクンビット完全ガイド!眠らない街の魅力を巡る、おしゃれ女子旅の決定版

    こんにちは!世界中の街角を旅するライターの亜美です。今回は、タイ・バンコクの中でも最もエキサイティングで、常に新しい魅力に溢れるエリア「スクンビット」を徹底的にご紹介します。

    スクンビット通りは、世界で最も長い道のひとつと言われるほど広大。その中でも、旅行者が主に訪れるのはBTS(スカイトレイン)スクンビット線の「ナナ駅」から「エカマイ駅」周辺のエリアです。そこは、きらびやかな高級デパートが立ち並ぶかと思えば、一歩路地(ソイ)に入るとローカルな雰囲気が漂う屋台が現れる。最新のトレンドを発信するおしゃれなカフェやブティック、息をのむような夜景が楽しめるルーフトップバー、そして旅の疲れを癒やす極上のスパまで、あらゆるものが凝縮された、まさにバンコクの縮図のような場所なのです。

    初めてのバンコク旅行でどこに行けばいいか迷っているあなたも、何度も訪れているリピーターで新しい発見を求めているあなたも、この記事を読めばきっと次の旅の計画を立てずにはいられなくなるはず。ファッションやアートが好きな私の目線で切り取った、とっておきのスポットや過ごし方、そして女性一人の旅でも安心な安全対策まで、余すところなくお届けします。

    さあ、めくるめくスクンビットの冒険へ、一緒に出かけましょう!

    目次

    スクンビットってどんな街?BTS駅ごとで見るエリアの特徴

    広大なスクンビットを理解する鍵は、メインストリートであるスクンビット通りに沿って走る「BTS(スカイトレイン)スクンビット線」の駅。駅ごとに街の表情ががらりと変わるのが、このエリアの最大の魅力です。まずは主要な駅ごとのキャラクターを掴んで、あなたの好みに合ったエリアを見つけてみましょう。

    ナナ(Nana)駅周辺:エネルギッシュな夜の顔

    BTSナナ駅周辺は、バンコクの中でも特にエネルギッシュで、夜になるとその活気が最高潮に達するエリアです。スクンビット・ソイ4(ナナ・ヌア通り)には有名な「ナナ・プラザ」があり、周辺には多くのバーやクラブがひしめき合っています。このエリアは夜の歓楽街としてのイメージが強いですが、アラブ人街としての顔も持ち合わせており、中東系のレストランや商店が並ぶ独特の雰囲気が漂います。日中は比較的落ち着いていますが、夜は人通りが非常に多くなるため、特に女性の一人歩きには注意が必要です。刺激的なバンコクの夜を垣間見たいという方には興味深いエリアですが、宿泊先としては少し落ち着いた他の駅周辺を選ぶのがおすすめです。

    アソーク(Asok)駅周辺:交通と商業のクロスポイント

    アソークは、BTSスクンビット線とMRT(地下鉄)ブルーラインが交差する、バンコク有数の交通の要衝です。そのため、常に多くの人々で賑わい、活気に満ちています。駅に直結しているのが、世界旅行がコンセプトのユニークなショッピングモール「ターミナル21 アソーク」。各フロアが東京、ロンドン、イスタンブールといった世界の都市をテーマにしており、ショッピングはもちろん、ただ歩いているだけでも楽しい空間です。周辺にはウェスティンやシェラトンといった高級ホテルから、手頃な価格帯のホテルまで選択肢が豊富。オフィスビルも多く、ビジネスマンと観光客が入り混じる、まさにバンコクのハブステーションと言えるでしょう。どこへ行くにもアクセスが抜群なので、バンコク観光の拠点として非常に便利なエリアです。

    プロンポン(Phrom Phong)駅周辺:洗練されたラグジュアリーエリア

    BTSプロンポン駅は、アソークの隣駅とは思えないほど、ぐっと洗練された落ち着いた雰囲気に包まれています。駅を挟んで立つ二つの巨大な高級デパート「エンポリアム」と「エムクオーティエ」がこのエリアの象徴。世界的なハイブランドのブティックが軒を連ね、優雅なショッピングを楽しむ人々で賑わいます。また、このエリアは多くの日本人駐在員が暮らす「日本人街」としても知られており、本格的な日本食レストランや日系のスーパー、書店などが充実しています。デパートの喧騒から少し離れてソイ(路地)に入ると、緑豊かな高級コンドミニアムや、静かで居心地の良いカフェが点在。ショッピングやグルメを楽しみつつ、ゆったりと過ごしたい方におすすめの、品格漂うエリアです。駅前には美しい「ベンチャシリ公園」があり、都会のオアシスとして人々の憩いの場となっています。

    トンロー(Thong Lo)駅周辺:バンコクのトレンド発信地

    プロンポンからさらに一駅進んだトンロー(スクンビット・ソイ55)は、「バンコクの代官山」や「青山」と称される、まさしくトレンドの発信地。メインのトンロー通りから伸びる無数の小さなソイには、個性的なセレクトショップ、腕利きのバリスタがいるコーヒースタンド、最先端の料理を提供するレストラン、隠れ家的なバーが次々とオープンしています。大手資本の大型商業施設というよりは、オーナーのこだわりが詰まった個人経営の店が多いのが特徴。昼はカフェ巡りやショッピング、夜は美味しいディナーとその後のバーホッピングと、一日中楽しむことができます。タイの若者やおしゃれに敏感な人々が集まるこのエリアを歩けば、今のバンコクのリアルな空気感を感じ取れるはずです。

    エカマイ(Ekkamai)駅周辺:ローカルとモダンが心地よく共存

    トンローの隣駅であるエカマイ(スクンビット・ソイ63)は、トンローのおしゃれな雰囲気を引き継ぎつつも、よりローカルで肩の力が抜けた空気が流れるエリア。洗練されたカフェやレストランがある一方で、昔ながらのローカルな食堂や商店も健在で、新旧が心地よくミックスされています。タイ東部のリゾート地、パタヤやサメット島などへ向かう長距離バスが発着する「東バスターミナル」があるため、旅の拠点としての顔も持っています。近年は「ゲートウェイ・エカマイ」という日系のお店が多く入ったショッピングモールもでき、さらに便利になりました。トンローほど混雑しておらず、落ち着いた雰囲気の中で街歩きを楽しみたい、そんな方におすすめのエリアです。

    絶対外せない!スクンビットの最旬ショッピングスポット巡り

    バンコク旅行の楽しみといえば、やっぱりショッピング!スクンビットには、物欲を刺激する魅力的なスポットが満載です。巨大なラグジュアリーモールから、個性派アイテムが見つかるコンセプトストアまで、あなたの「欲しい」がきっと見つかります。

    ラグジュアリーの殿堂!エンポリアム&エムクオーティエ

    プロンポン駅に降り立つと、まずその壮麗な姿に圧倒されるのが「エンポリアム」と「エムクオーティエ」。この二つのデパートは連絡通路で結ばれており、合わせて「エムディストリクト」と呼ばれています。

    エンポリアム(The Emporium) 1997年にオープンした、プロンポンエリアのランドマーク的存在。クラシックで重厚感のある内装は、まさに王道の高級デパートといった趣です。Louis Vuitton, Chanel, Dior, Pradaといった世界の名だたるハイブランドがずらりと並び、ゆったりとした空間で優雅なショッピングが楽しめます。上層階には、タイの優秀なデザイナーズブランドを集めたフロアや、インテリア雑貨、高級スーパーマーケット「グルメマーケット」などがあり、見ているだけでも心躍ります。映画館やホテルも併設されており、一日中過ごせる複合施設です。

    エムクオーティエ(The EmQuartier) 2015年にエンポリアムの向かいにオープンした、よりモダンで先進的なショッピングモール。3つの建物(ヘリックス・クオーティエ、グラス・クオーティエ、ウォーターフォール・クオーティエ)から構成されており、その建築デザイン自体が一見の価値あり。特に、螺旋状にレストランが連なる「ヘリックス・ダイニング」は圧巻です。中央には巨大な人工滝が流れ、屋上には「クオーティエ・ウォーター・ガーデン」という緑豊かな庭園が広がり、ショッピングモールにいることを忘れてしまうほどの開放感。ファッションフロアには、ハイブランドに加えて、ZARAやH&Mといったファストファッション、Sephoraなどのコスメストアも充実。アパレル企業で働く私にとっても、ここのディスプレイやブランドのセレクトは毎回大きな刺激になります。

    この二つのモールは、ただ買い物をする場所ではありません。最先端の建築、アート、そして食文化が融合した、バンコクの豊かさを体感できる空間なのです。

    世界旅行気分を味わう!ターミナル21 アソーク

    アソーク駅直結の「ターミナル21 アソーク」は、”A Whole World in One Place”をコンセプトにした、遊び心満載のショッピングモール。空港のターミナルを模したデザインで、各階が世界の有名な都市をテーマにしているのが最大の特徴です。

    エスカレーターを上がるたびに、カリブ、ローマ、パリ、東京、ロンドン、イスタンブール、サンフランシスコ、ハリウッドへと、まるで世界旅行をしているかのような気分に浸れます。東京フロアでは巨大な招き猫や提灯が出迎え、ロンドンフロアでは二階建てバスが鎮座しているなど、各フロアの作り込みが本当に見事。トイレのデザインまで各都市のテーマに合わせているという徹底ぶりで、思わず写真を撮りたくなってしまいます。

    入っているテナントは、国際的なブランドよりもタイのローカルブランドや個人経営の小さなブティックが中心。手頃な価格でおしゃれな洋服やアクセサリー、雑貨が見つかるので、お土産探しにも最適です。

    そして、ターミナル21で絶対に外せないのが、5階にあるフードコート「ピア21」。ここは「バンコクで最も安くて美味しいフードコート」として、地元の人にも観光客にも絶大な人気を誇ります。まず専用のカードにお金をチャージし、各ブースで食べたいものを注文してカードで支払うシステム。カオマンガイやパッタイ、トムヤムクン、ガパオライスといった定番のタイ料理が、なんと30〜50バーツ(約120〜200円)程度で食べられてしまうのです。安かろう悪かろうではなく、味も本格的。特にマンゴースティッキーライスは絶品なので、デザートにぜひ試してみてください。あまりの安さと美味しさに、滞在中何度も通ってしまうこと間違いなしです。

    個性が光る!トンロー&エカマイのセレクトショップ

    ラグジュアリーモールも楽しいけれど、もっとその土地ならではの一点物や、作り手の顔が見えるようなアイテムに出会いたい。そんなファッション好きの心をくすぐるのが、トンローとエカマイエリアに点在するセレクトショップやブティックです。

    The COMMONS(ザ・コモンズ) トンロー・ソイ17にある、今バンコクで最もホットなコミュニティモールの一つ。吹き抜けの開放的な空間に、こだわりのレストランやカフェ、ライフスタイルショップが集まっています。単なる商業施設ではなく、「人々が集い、時間を共有する場所」というコンセプトが素敵。ここでしか手に入らないような、感度の高いアイテムが見つかります。

    Ecotopia at Siam Discovery(サイアム・ディスカバリー内のエコトピア) スクンビットからは少し離れますが、BTSで簡単に行けるサイアム駅の「サイアム・ディスカバリー」内にある「エコトピア」は必見です。サステナブルやエコをテーマにした、タイ全土から集められたオーガニックコスメ、再生素材を使ったファッションアイテム、ヘルシーな食品などが揃っています。デザイン性も高く、環境にも優しいアイテムは、自分用にも大切な人へのお土産にもぴったりです。

    このエリアを散策する際は、大きな通りだけでなく、気になるソイにどんどん足を踏み入れてみるのがおすすめ。思いがけない素敵なお店との出会いが、きっと待っていますよ。

    食の都バンコクを体感!スクンビットの絶品グルメ

    「アロイ(美味しい)!」という言葉が何度も口からこぼれる、食の天国バンコク。スクンビットには、星付きの高級レストランから、地元の人々に愛される屋台まで、ありとあらゆる美食が集まっています。

    伝統と革新のタイ料理を味わう

    せっかくタイに来たのなら、本場のタイ料理を心ゆくまで堪能したいですよね。スクンビットでは、伝統的なレシピを守る老舗から、新しい解釈を加えたモダンなタイ料理まで、幅広い選択肢があります。

    Baan Khanitha & Gallery(バーン・カニタ&ギャラリー) アソークにある、外国人観光客にも人気の高級タイ料理レストラン。タイの伝統的な家屋を改装した趣のある空間で、上品でマイルドな味付けのタイ料理が楽しめます。トムヤムクンやグリーンカレーといった定番メニューも、ここで食べると一味違う。雰囲気もサービスも素晴らしいので、少し特別な日のディナーにおすすめです。

    The Local by Oam Thong Thai Cuisine(ザ・ローカル) アソーク駅から少し歩いた場所にある、ミシュランガイドにも掲載された実力派レストラン。失われつつあるタイの古代のレシピを再現した、ここでしか味わえないような珍しい料理が揃っています。食材へのこだわりも強く、タイ料理の奥深さを知ることができるでしょう。ミシュランガイドの評価でも、その独創性が高く評価されています。予約をして訪れることをおすすめします。

    屋台(ストリートフード) バンコクの食文化を語る上で、屋台は欠かせません。かつてはスクンビット・ソイ38に有名な屋台街がありましたが、現在は再開発でなくなってしまいました。しかし、今でもトンローやエカマイの駅周辺や、各ソイの路地裏を探せば、美味しい屋台にたくさん出会えます。焼鳥(ガイヤーン)、豚串(ムーピン)、ソーセージ(サイクローク・イサーン)、そして様々な麺料理やご飯もの。指差しで気軽に注文できるのも魅力です。衛生面が気になるかもしれませんが、地元の人で賑わっている店を選ぶのが、美味しくて安全な店を見つけるコツですよ。

    世界の美食が集結!インターナショナルなレストラン

    スクンビットは、世界中から人々が集まる国際的なエリア。そのため、タイ料理以外の選択肢も驚くほど豊富です。

    日本人街の本格和食 プロンポンやトンローエリアには、まるで日本にいるかと錯覚するほどレベルの高い日本食レストランが数多く存在します。寿司、焼肉、ラーメン、居酒屋など、どんなジャンルでもお任せあれ。日本の食材を空輸しているお店も多く、長期滞在で日本食が恋しくなった時にも心強い味方です。

    Peppina(ペッピーナ) スクンビット・ソイ33にある、本格的なナポリピッツァが評判のイタリアンレストラン。薪窯で焼き上げるピッツァは、生地がもちもちで絶品。在住の欧米人にも大人気で、いつも賑わっています。カジュアルな雰囲気で、美味しいワインと共に楽しむディナーは最高です。

    Indus(インダス) スクンビット・ソイ26の奥に佇む、美しい庭園を持つ一軒家のインド料理レストラン。伝統的な北インドの宮廷料理を、洗練されたスタイルで提供しています。スパイスの使い方が絶妙で、タンドリーチキンや各種カレーはどれも忘れられない味。ロマンチックな雰囲気なので、デートにもぴったりです。

    バンコクカフェカルチャーの最前線

    ここ数年、バンコクのカフェシーンの進化は目覚ましく、特にトンローとエカマイエリアはその中心地となっています。こだわりのスペシャルティコーヒーを提供する店、写真映えする美しい空間の店、オーガニックやサステナブルをコンセプトにした店など、個性豊かなカフェが次々と生まれています。

    Roots(ルーツ) The COMMONS内にある、バンコクのスペシャルティコーヒーを牽引する存在。タイ国内の農園から直接仕入れた高品質なコーヒー豆を使い、一杯一杯丁寧にハンドドリップで淹れてくれます。コーヒー好きなら必ず訪れたい名店です。

    Roast(ロースト) The COMMONSやエムクオーティエにも店舗を構える、オールデイブランチが人気のカフェレストラン。開放的でおしゃれな空間で、エッグベネディクトやパンケーキといった美味しいブランチメニューが楽しめます。コーヒーはもちろん、フレッシュジュースやスムージーも充実しています。

    Patom Organic Living(パトム・オーガニック・リビング) トンローの喧騒から少し離れた場所にある、ガラス張りの美しい建物が目印のカフェ。自社のオーガニック農園で採れた食材を使った軽食やドリンク、そしてボディケア製品などを販売しています。緑に囲まれた空間で過ごす時間は、まさに都会のオアシス。心も体もリフレッシュできます。

    カフェ巡りをするだけでも、一日がかりで楽しめるのがスクンビットの魅力。歩き疲れたら、お気に入りのカフェで甘いタイティー(チャーイェン)を片手に休憩する、そんな贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

    眠らない街の夜を満喫!スクンビットのナイトライフ

    太陽が沈み、ネオンの光が灯り始めると、スクンビットはまた別の顔を見せ始めます。きらめく夜景を望むルーフトップバーから、音楽に身を委ねるクラブまで、バンコクの夜はどこまでもディープで魅力的です。

    絶景に酔いしれるルーフトップバー

    バンコクに来たら絶対に体験してほしいのが、高層ビルの屋上にあるルーフトップバー。熱気を帯びた夜風を感じながら、宝石箱のように輝く街のパノラマを眺める時間は、何物にも代えがたい特別な思い出になります。

    Octave Rooftop Lounge & Bar(オクターブ・ルーフトップ・ラウンジ&バー) BTSトンロー駅からすぐの「バンコク・マリオット・ホテル・スクンビット」の45階から49階を占める、壮大なルーフトップバー。360度のパノラマビューが自慢で、バンコクの街並みを遮るものなく一望できます。特に最上階の円形バーからの眺めは圧巻の一言。比較的カジュアルな雰囲気で、ドレスコードも厳しすぎないので、ルーフトップバー初心者にもおすすめです。

    T-ichuca Rooftop Bar(ティチュカ・ルーフトップ・バー) エカマイのT-Oneビル46階に、突如として現れる巨大なLEDの木がシンボル。まるで映画「アバター」の世界に迷い込んだかのような、幻想的で近未来的な空間が広がっています。オープン以来、瞬く間にバンコクで最も人気のルーフトップバーの一つとなり、常に多くの若者で賑わっています。予約はできないので、早めの時間に行くのがベター。他にはないユニークな体験ができます。

    Above Eleven(アバーブ・イレブン) ナナエリア、スクンビット・ソイ11のフレイザー・スイーツ・スクンビットの33階にある、ペルー料理と日本料理のフュージョン「ニッケイ料理」が楽しめるユニークなルーフトップバー。セントラルパークをイメージしたという緑豊かなデザインで、リラックスした雰囲気が魅力です。食事も美味しいと評判なので、ディナーを兼ねて訪れるのも良いでしょう。

    ルーフトップバーを訪れる際は、スマートカジュアルな服装を心がけましょう。ビーチサンダルやショートパンツ、タンクトップでは入店を断られる場合があるので注意が必要です。少しだけお洒落をして、非日常の空間を思いっきり楽しんでくださいね。

    個性豊かなバー&クラブシーン

    きらびやかなルーフトップバーだけでなく、スクンビットにはもっとディープで個性的な夜遊びスポットもたくさんあります。

    ソイ・カウボーイ(Soi Cowboy) アソーク駅近くにある、ネオンが煌めくゴーゴーバーが連なる通り。観光地としても有名で、多くの旅行者がその独特の雰囲気を一目見ようと訪れます。映画『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』のロケ地になったことでも知られています。雰囲気を味わうだけなら通りを歩くだけでも楽しめますが、女性が一人で訪れるのは少し勇気がいるかもしれません。

    トンロー&エカマイのバー おしゃれな人々が集うトンローやエカマイには、洗練されたバーが数多くあります。ウイスキーやカクテルにこだわったオーセンティックなバー、ライブミュージックが楽しめるバー、気軽に立ち寄れるビアバーなど、その日の気分に合わせて選べます。「Rabbit Hole」や「Thaipioka」といった隠れ家的なスピークイージー(もぐり酒場)スタイルのバーを探してみるのも一興です。

    心と体を癒やすリラクゼーション体験

    エネルギッシュな街バンコクを全力で楽しんだ後は、極上の癒やしで心と体をリセットする時間も大切。スクンビットは、タイが誇るマッサージやスパ文化を存分に味わえるエリアでもあります。

    極上のスパでリフレッシュ

    タイといえば、やはりタイ古式マッサージ。しかし、その魅力はそれだけではありません。アロマオイルを使ったトリートメントやハーバルボール、フェイシャルなど、メニューは多岐にわたります。

    Divana Scentuara Spa(ディバナ・センチュアラ・スパ) チットロム駅近く、スクンビットエリアからもアクセスしやすい場所にある、一軒家を改装した高級スパ。緑豊かな庭に囲まれたコロニアル様式の美しい建物で、非日常的な空間が広がっています。施術の技術はもちろん、ホスピタリティも素晴らしく、まさに女王様気分を味わえます。自分へのご褒美に、少し贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

    Asia Herb Association(アジアハーブアソシエーション) スクンビットに複数の店舗を構える、日本人にも人気のスパ。自社農園で栽培したオーガニックハーブを使ったハーバルボールのトリートメントが有名です。施術前に丁寧なカウンセリングがあり、体調に合わせてオイルやハーブを選んでくれるのが嬉しいポイント。日本語のメニューもあり、安心して利用できます。

    街中のマッサージ店 高級スパだけでなく、スクンビットの通りを歩けば「1時間300バーツ」といった看板を掲げたマッサージ店をたくさん見かけます。こうしたお店は予約なしで気軽に立ち寄れるのが魅力。フットマッサージなら、歩き疲れた足の疲れが一気に吹き飛びます。お店によって技術にばらつきはありますが、清潔感があり、お客さんが入っているお店を選べば、大きな失敗は少ないでしょう。

    緑豊かな都会のオアシスで一休み

    ショッピングやグルメに少し疲れたら、公園で一息つくのもおすすめです。

    ベンチャシリ公園(Benchasiri Park) BTSプロンポン駅のすぐ隣、エンポリアムデパートの向かいにある美しい公園です。中央に大きな池があり、その周りには緑豊かな木々や彫刻アートが点在しています。朝や夕方には、ジョギングや太極拳を楽しむ地元の人々の姿が見られ、バンコクの日常を垣間見ることができます。ショッピングの合間にベンチに座って人間観察をしたり、テイクアウトしたドリンクを飲んだりするだけで、心が和むはずです。都会の真ん中にある貴重な癒やしスポットと言えるでしょう。

    女性のための安全対策と快適な旅のヒント

    バンコクは比較的安全な都市ですが、やはり海外。特に女性が旅をする上では、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。私の経験から、スクンビットを安全かつ快適に楽しむためのヒントをお伝えしますね。

    スクンビットの治安について

    スクンビットは昼夜を問わず人通りが多いエリアですが、場所と時間帯によって雰囲気は大きく変わります。 日中は、主要な駅周辺やショッピングモール内は非常に安全です。ただし、人混みではスリや置き引きに注意が必要です。 夜になると、ナナやソイ・カウボーイといった歓楽街は雰囲気が一変します。客引きなども多くなるため、興味本位で一人で深入りするのは避けましょう。トンローやプロンポンといったエリアは夜でも比較的安全ですが、それでもメインストリートから外れた暗い路地(ソイ)を一人で歩くのは避けるべきです。夜遅くホテルに戻る際は、BTSの駅から遠い場合はタクシーや配車アプリを利用するのが賢明です。

    賢く移動するコツ

    スクンビットの移動は、BTS(スカイトレイン)が基本になります。渋滞が激しいバンコクにおいて、時間に正確なBTSは最強の味方。何度も乗るなら、ICカードの「ラビットカード」を購入すると、切符を買う手間が省けて便利です。 BTSで行けない場所へは、タクシーや配車アプリ「Grab」を利用しましょう。タクシーに乗る際は、必ず「メーター(Meter)」を使ってくれるか確認してください。交渉制だと法外な値段を請求されることがあります。その点、Grabは事前に行き先と料金が確定するので、言葉の心配もなく安心です。 「トゥクトゥク」は風情があって楽しい乗り物ですが、料金は完全に交渉制。観光客向けの価格になっていることが多いので、近距離の移動やアトラクションとして楽しむのが良いでしょう。乗る前に必ず料金交渉を忘れずに。

    スリ・置き引き対策

    これはバンコクに限ったことではありませんが、旅行中は常に狙われているという意識を持つことが大切です。

    • バッグは前に抱えるように持つ。 リュックサックは後ろにいると気づかないうちに開けられてしまうことがあります。
    • チャックのない開いたバッグは避ける。
    • レストランやカフェで席にバッグを置いたままにしない。 短時間でも必ず手元に置くか、膝の上に抱えましょう。
    • スマートフォンをテーブルの上に置きっぱなしにしない。
    • 貴重品は分散させる。 パスポート、現金、クレジットカードなどを一つの財布にまとめず、いくつかに分けて持つとリスクを減らせます。

    基本的なことですが、こうした少しの注意でトラブルに遭う確率をぐっと下げることができます。

    あると便利な持ち物リスト

    • 薄手の羽織もの: 外は猛烈に暑いですが、デパートやBTSの車内は冷房が効きすぎていることがよくあります。カーディガンやストールが1枚あると体温調節に非常に役立ちます。
    • 日焼け止め・サングラス・帽子: タイの日差しは強烈です。短時間でも油断は禁物。
    • 虫除けスプレー: 特に夕方以降、公園や屋外のレストランでは蚊に刺されやすいので、あると安心です。
    • ウェットティッシュ・除菌ジェル: 屋台で食事をする際など、手を清潔に保つのに重宝します。
    • 歩きやすい靴: おしゃれなカフェやレストランも多いですが、バンコクの歩道はデコボコしている場所も多いです。たくさん歩くことを想定して、スニーカーやフラットサンダルは必須です。

    在タイ日本国大使館の安全情報も、渡航前には一度目を通しておくと、より安心して旅の準備ができますよ。

    スクンビット滞在におすすめのホテル

    旅の満足度を大きく左右するホテル選び。スクンビットには、予算や目的に合わせて選べる多種多様なホテルが揃っています。

    ラグジュアリーホテル

    最高のサービスと施設で、非日常の滞在を約束してくれる5つ星ホテル。記念日旅行や自分へのご褒美に。

    • シェラトン・グランデ・スクンビット(Sheraton Grande Sukhumvit, a Luxury Collection Hotel, Bangkok): BTSアソーク駅に直結という最高のロケーション。緑に囲まれたラグーンプールが都会のオアシスのよう。ホスピタリティにも定評があります。
    • バンコク・マリオット・マーキス・クイーンズパーク(Bangkok Marriott Marquis Queen’s Park): プロンポン駅とアソーク駅の間に位置する巨大なホテル。2つのタワーからなり、施設が非常に充実しています。特にプールやフィットネス、レストランの選択肢の多さは圧巻です。

    デザイン性の高いブティックホテル

    ユニークなデザインやコンセプトで、滞在そのものが楽しくなるホテル。おしゃれな旅をしたい方にぴったりです。

    • ザ・サリルホテル スクンビット57 – トンロー(The Salil Hotel Sukhumvit 57 – Thong Lo): BTSトンロー駅すぐ。鳥かごをモチーフにした優雅でフォトジェニックな内装が女性に大人気。アフタヌーンティーも評判です。
    • ボルト ホテル バンコク(VOLVE Hotel Bangkok): トンロー駅から徒歩数分。モダンで温かみのあるデザインが特徴。細部までこだわりが感じられる居心地の良い空間で、まるでバンコクに暮らしているかのような気分を味わえます。

    コスパの良い快適なホテル

    価格は抑えたいけれど、清潔で快適な滞在がしたいというわがままを叶えてくれるホテル。

    • シトラス スクンビット 11 バイ コンパス ホスピタリティ(Citrus Sukhumvit 11 by Compass Hospitality): BTSナナ駅から徒歩圏内。賑やかなソイ11にありながら、スタイリッシュで清潔な客室を提供。屋上には小さなプールもあり、コストパフォーマンスに優れています。
    • サービスアパートメント: スクンビットにはキッチンや洗濯機が付いたサービスアパートメントも豊富です。タイ国政府観光庁のウェブサイトなどでも様々なタイプの宿泊施設が紹介されています。長期滞在や、暮らすような旅をしたい方におすすめです。

    さあ、これだけ魅力的な選択肢があれば、あなたにぴったりのスクンビットでの過ごし方が見えてきたのではないでしょうか。最先端のトレンドを追いかけるもよし、美食に溺れるもよし、ひたすら癒やしを求めるもよし。どんな旅のスタイルも受け入れてくれる懐の深さが、スクンビットが世界中の人々を惹きつけてやまない理由なのかもしれません。

    この街は、訪れるたびに新しい顔を見せてくれます。次にあなたがこの街の交差点に立つ時、そこにはどんな発見と感動が待っているでしょうか。ぜひ、あなただけのスクンビットの物語を紡ぎに出かけてみてください。

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    この記事を書いたトラベルライター

    アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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