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    タイVSベトナム、究極の選択!南国パラダイスを徹底比較【2025年最新版】

    どこまでも続く青い海、活気あふれるマーケット、五感を刺激するスパイシーな香り。東南アジアの旅は、私たちを日常から解き放ち、新しい感動を与えてくれます。中でも、永遠のライバルとも言える二つの国、「タイ」と「ベトナム」。どちらも魅力的なデスティネーションだからこそ、「次の休みはどっちに行こう?」と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

    「微笑みの国」と呼ばれ、洗練されたリゾートと陽気な人々が魅力のタイ。一方、「昇龍の国」として知られ、エネルギッシュな街並みと奥深い歴史が心を掴むベトナム。アパレル企業で働きながら世界を旅する私、亜美も、この二つの国には特別な思い入れがあります。ファッションやアートの視点から見ても、それぞれの街角にはインスピレーションが溢れているのです。

    この記事では、そんな永遠のテーマ「タイVSベトナム」に、様々な角度から光を当てて徹底的に比較していきます。グルメ、絶景、ショッピング、そして気になる費用や安全性まで。この記事を読み終える頃には、あなたの心はきっと、どちらかの南国パラダイスへと飛び立っているはず。さあ、あなただけの最高の旅先を見つける冒険へ、一緒に出かけましょう。

    旅の計画を立てる上で、特に気になる費用のことや、アジアを賢く旅するための移動手段については、最新のアジアLCC(格安航空会社)戦略もぜひ参考にしてみてください。

    目次

    まずは基本情報で比較!タイとベトナムのプロフィール

    旅の計画を立てる際には、まず両国の基本的な概要を理解しておくことが重要です。一見似ているようでも、その背景にある文化や国民性には大きな違いがあります。この違いを知ることで、旅の体験がより豊かになる第一歩となるでしょう。

    微笑みの国「タイ」

    東南アジアの中心に位置するタイ王国は、その名の通り穏やかで親しみやすい笑顔が魅力的な国です。観光立国として長い歴史を持ち、旅行者向けのインフラが整備されているため、初めて東南アジアを訪れる人でも安心して旅を楽しむことができます。

    • 首都: バンコク
    • 言語: タイ語(観光地では英語が広く通用します)
    • 通貨: タイ・バーツ(THB)
    • 宗教: 国民の9割以上が敬虔な上座部仏教徒
    • 気候: 熱帯モンスーン気候。大きく乾季(11月~2月)、暑季(3月~5月)、雨季(6月~10月)の3つに分かれ、特に乾季が旅行のベストシーズンです。

    バンコクの近代的な高層ビルと黄金に輝く寺院の対比、プーケットやサムイ島といった世界的に有名なビーチリゾート、そして北部の古都チェンマイの落ち着いた雰囲気など、訪れる地域によって異なる多彩な魅力を楽しめる国です。

    エネルギッシュな昇龍「ベトナム」

    南北に細長い国土を持つベトナム社会主義共和国は、その形状が天に昇る龍に似ていることから「昇龍の国」とも称されます。フランス統治時代の趣を残す美しい街並みと、圧倒的な数のバイクが織りなす活気あふれる都市風景が特徴で、非常に刺激的な国です。

    • 首都: ハノイ
    • 言語: ベトナム語(都市部や観光地では英語も使われますが、タイほど広くは通じません)
    • 通貨: ベトナム・ドン(VND)
    • 宗教: 仏教が多数派ですが、道教やキリスト教、祖先崇拝など多様な信仰が根付いています
    • 気候: 南北に長いため地域ごとに気候が異なり、北部は四季があるのに対して南部は一年中高温多湿です。旅行先に合わせた服装の準備が必要です。

    政治と文化の中心地である北部のハノイ、商業で賑わう南部のホーチミン、そしてランタンの灯りが幻想的な中部の古都ホイアン。それぞれが持つ独自の風土と複雑な歴史が融合し、訪れる人に飽きさせない魅力と神秘性を提供しています。

    旅のスタイルで選ぶ!5つのテーマで徹底比較

    基本情報を押さえたところで、いよいよ具体的な比較に進んでいきましょう。「食」「絶景」「買い物」「癒やし」「費用と安全」、あなたの旅の目的はどれに当てはまりますか?自身の旅スタイルを想像しながら読み進めてみてください。

    【比較1】美食の楽園対決!屋台グルメから洗練されたレストランまで

    旅の醍醐味といえばやはりグルメ。タイとベトナムは共に世界的な美食大国として名高く、それぞれ異なる独自の味の哲学を持っています。

    タイ:辛味・酸味・甘味が織り成す芸術的な調和

    タイ料理の最大の魅力は、「辛味・酸味・甘味・塩味・苦味」の五味が複雑に絡み合う深みです。レモングラスやコブミカンの葉、唐辛子、ナンプラー(魚醤)などが織り成す香りと味わいは、一度体験すると忘れがたい印象を残します。

    世界三大スープの一つ「トムヤムクン」や、甘辛い味付けがやみつきになる米麺の焼きそば「パッタイ」、ココナッツミルクのまろやかさと青唐辛子の刺激が絶妙に融合した「グリーンカレー」などは、代表例です。街角の屋台で数十バーツで味わえるローカルフードから、夜景を望む屋上バーでのモダンタイ料理まで、選択肢は無限大です。

    バンコクのカオサン通りやチェンマイのナイトバザールを歩けば、食欲を刺激する香りがあちこちから漂ってきます。マンゴーともち米を組み合わせたデザート「カオニャオ・マムアン」もぜひ味わってほしい逸品です。

    読者が実践できるポイント:タイで美食を満喫するために

    • 辛さの調節を覚えよう: 辛いものが苦手な場合、「マイ・ペット(辛くしないで)」と注文時に伝えてください。少しだけ辛さを加えたい時は「ペット・ノイ」で十分。この一言で、食事の楽しみ方が格段に広がります。
    • 衛生的な屋台の見分け方: 屋台グルメは旅の醍醐味ですが、お腹の調子を崩さぬよう選ぶ際は「地元の人で賑わっているか」「食材がケースや氷でしっかり管理されているか」「調理器具が清潔か」の3点に着目しましょう。活気あるお店が安心です。
    • 飲み水の注意点: 水道水は避け、必ずミネラルウォーターを購入してください。屋台で出される氷はほとんどが清潔な業務用ですが、不安な場合は氷抜き(マイ・ナムケーン)を注文すると安心です。

    ベトナム:ハーブとスパイスが香る優しい味わい

    一方、ベトナム料理の特徴はたっぷりの新鮮なハーブと野菜の使用です。タイ料理より辛味は控えめで、素材の味を生かした優しい味わいが多く、日本人の口にも合いやすいと評されます。

    代表的な料理は、言わずと知れた米麺のスープ「フォー」。牛骨や鶏ガラから丁寧に取ったスープは滋味深く、旅の疲れた胃を穏やかに癒やしてくれます。添えられたミントやコリアンダー、もやしなどのハーブは自由に加えて、自分好みの味にカスタマイズする楽しみも。

    また、フランスパンにレバーペーストや野菜、肉を挟んだ「バインミー」はフランス統治時代の影響を感じる逸品。街角のスタンドで手軽に買えるため、朝食や軽食に最適です。ライスペーパーで包んだ「ゴイクン(生春巻き)」もヘルシーで見た目にも華やかです。

    さらに、ベトナムは独特のコーヒー文化があります。コンデンスミルクをたっぷり使った甘く濃厚な「カフェ・スア・ダー」や、泡立てた卵黄クリームを乗せた「エッグコーヒー」はぜひ試してみてください。ハノイ旧市街やホーチミンの路地裏にある趣あるカフェで味わうひとときは、旅の忘れがたい思い出になるでしょう。

    読者が実践できるポイント:ベトナムの食文化を味わうために

    • ハーブを活用しよう: フォーやブンチャー(つけ麺)には山盛りのハーブが添えられます。香草が苦手でなければ、ちぎってスープやタレに加えてみてください。ミント、バジル、ドクダミなど種類ごとに全く異なる風味が楽しめ、料理の美味しさが引き立ちます。
    • カフェ巡りを楽しむ: ベトナムのカフェはコーヒーを飲むだけでなく、地元の人たちの憩いの場でもあります。道端の低い椅子に座って街の様子を眺める庶民的な店から、おしゃれな隠れ家風カフェまで様々。お気に入りを見つけてのんびり過ごすのも旅の醍醐味です。

    【比較2】世界遺産と絶景!心を揺さぶる風景を求めるなら

    どちらの国もユネスコ世界遺産に登録された貴重な文化遺産や圧巻の自然環境を数多く持っています。心に響くのは荘厳な歴史遺産か、それとも神秘的な自然の造形美でしょうか。

    タイ:壮麗な古代遺跡と神秘的自然の共演

    タイにはかつての王朝の遺跡が数多く点在します。バンコクから日帰りで訪れることが可能な「アユタヤ歴史公園」では、ビルマ軍に破壊された仏像の頭部が菩提樹の根に抱きかかえられている印象的な光景が見られます。広大な敷地に点在する赤茶色の仏塔や寺院跡を眺めると、時が止まったような錯覚に陥ります。

    また、タイ族最初の王朝が築いた「スコータイ歴史公園」もぜひ訪れたい場所です。こちらはアユタヤより保存状態が良好で、穏やかな表情の仏像や精緻なレリーフが残る寺院がタイの原風景の中に佇みます。

    自然美に関しては南部のビーチリゾートは必見です。レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』の舞台となった「ピピ島」のマヤベイ(現在は環境保護のため立ち入り制限中)や、石灰岩の奇岩が海から突き出す「クラビ」の景色はまさに楽園の様相。北部ではチェンマイを中心に山岳地帯が広がり、トレッキングや少数民族の村訪問など、異なる自然体験が楽しめます。

    読者が実践できるポイント:タイの遺跡と自然を楽しむために

    • 寺院・遺跡の服装ルール: タイでは王室と仏教が尊重されています。寺院や王宮など神聖な場所に入る際は服装に注意が必要です。ノースリーブやショートパンツ、ミニスカートなど露出の多い服装では入場できない場合があります。肩と膝を覆う服を着用し、ストールや羽織物を持参すると安心です。
    • アユタヤへのアクセス方法: バンコクからアユタヤへは電車、ロットゥー(乗り合いバン)、バス、ツアーなど多様な交通手段があります。最も安いのは国鉄普通列車ですが時間がかかります。効率重視なら日帰りツアーがおすすめ。遺跡は広範囲に点在しているため、現地ではトゥクトゥクのチャーターかレンタサイクルで回るのが便利です。

    ベトナム:神秘的な自然美と歴史が交錯する地

    ベトナムの絶景で真っ先に挙がるのは「ハロン湾」です。エメラルドグリーンの海に大小約2,000の奇岩が突き出す様はまさに水墨画の世界。クルーズ船で奇岩の合間をゆったりと進むひとときは非日常そのもの。鍾乳洞探検やカヤッキングも人気のアクティビティです。

    中部の古都「ホイアン」も代表的な世界遺産。かつて朱印船貿易で栄えたこの港町には、黄色い壁の建物や日本人商人が架けたとされる「来遠橋(日本橋)」が残り、ノスタルジックな雰囲気を漂わせます。夜には無数のランタンが灯され、町全体が幻想的な光景に包まれます。

    また、「陸のハロン湾」と称される「チャンアン複合景観」や、世界最大級の洞窟が発見された「フォンニャ=ケバン国立公園」など、まだ知られていないダイナミックな自然が点在します。歴史と自然が融合した唯一無二の風景と出会えるのがベトナムの魅力です。

    読者が実践できるポイント:ベトナムの絶景を堪能するために

    • ハロン湾クルーズの選び方: 日帰りから1泊2日、2泊3日など宿泊タイプのクルーズが多数あります。予算や時間に応じて選びましょう。日帰りは手軽ですが、夕日や朝日を船上で楽しみたいなら宿泊クルーズがおすすめ。予約は現地ツアーデスクでも可能ですが、事前にオンラインで複数の会社を比較し口コミを確認すると安心です。
    • ホイアンの入場チケット: 旧市街の入場自体は無料ですが、「来遠橋」や福建會館、古民家など22か所の指定スポットのうち5か所を見学できる共通チケット(約12万ドン)があります。各所に券売所があるため、見学希望があれば購入してください。収益は街並みの保存修繕に活用されています。

    【比較3】ショッピング天国!おしゃれ雑貨からナイトマーケットまで

    旅の楽しみの一つ、ショッピング。可愛らしい雑貨や現地ならではのファッションアイテム探しは何よりもワクワクするものです。この点でも、タイとベトナムはそれぞれ異なる魅力を持っています。

    タイ:先端ファッションと伝統工芸の融合地

    バンコクはアジア屈指のショッピング都市。サイアム地区には「サイアム・パラゴン」や「セントラルワールド」など巨大かつ近代的なモールが並び、世界的ハイブランドから若手タイデザイナーのブランドまで幅広く揃います。

    一方、週末に開かれる「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット」は巨大宝箱のような場所。衣類、雑貨、アンティーク、アート、ペットまで多種多様な商品が広大なエリアにひしめき、一日では回り切れません。熱気に満ちたマーケットで掘り出し物探しは格別な楽しみです。

    お土産としては光沢美しいタイシルク製品や、レモングラスやジャスミンの香りが漂うアロマグッズ、スパ製品などが人気。洗練されたデザインが多く、自分用や大切な人への贈り物に適しています。

    読者が実践できるポイント:タイで賢くショッピングを楽しむ

    • マーケットでの値段交渉術: チャトゥチャックなど市場では値引き交渉が常識。ただし無理な値切りは禁物です。まず笑顔で挨拶し、複数購入を条件に少しだけ値引きをお願いしましょう。電卓を使ってやり取りするとスムーズです。
    • VATリファンド(付加価値税還付)の活用: 一店舗で2,000バーツ以上購入した場合、条件を満たせばVAT還付を受けられます。購入時にパスポート提示と「VAT Refund Application for Tourists」書類(P.P.10フォーム)作成を依頼。出国時に空港のリファンドカウンターで手続きを忘れずに。

    ベトナム:ノスタルジックで温もりある手作り雑貨の宝庫

    ベトナムのショッピングの魅力は、手仕事の温かみあふれるハンドメイド雑貨です。特にホイアンはオーダーメイドの聖地。好みの生地を選び、アオザイやワンピース、サンダル、バッグなどを格安かつ短期間で作ってもらえます。自分の体にぴったり合った一点物は最高の思い出になります。

    ハノイ旧市街やホーチミンのドンコイ通り周辺には洗練された雑貨店が点在。繊細な刺繍入りのポーチや巾着、カラフルなプラかごバッグ、素朴で味わい深いバッチャン焼きの陶器など、乙女心をくすぐる品揃え。思わず買い過ぎてしまうかもしれません。

    お土産にはこれら雑貨のほか、ベトナムコーヒー、ハスの実のお菓子、ライスペーパーも人気。スーパーマーケットで地元の調味料やインスタントフォーを探すのも楽しい体験です。

    読者が実践できるポイント:ベトナムのオーダーメイド&雑貨探し

    • オーダーメイド注文の流れと注意点:
    1. 店を選び、デザインや生地を決定。雑誌や写真を見せると伝わりやすい。
    2. 採寸し、価格・納期を交渉。通常1~3日で仕上がる。
    3. デポジット(前金)を払い、仮縫いの予約。
    4. 仮縫い時に試着し微調整。
    5. 完成品受け取り時に残金支払い。

    納期は必ず確実に確認し、帰国日が迫る場合は余裕を持って注文を。

    • 偽物や粗悪品への注意: 有名ブランド風のロゴ入りTシャツやバッグが安価で売られますが、多くは偽物です。市場の雑貨も縫製が雑だったり、すぐ壊れる商品もあるため、購入前にしっかり品質を見極めることが大切です。

    【比較4】癒やしとアクティビティ!極上スパから冒険まで

    南国での過ごし方は、のんびり癒されたい派と、アクティブに動き回りたい派に分かれそうです。タイとベトナムはどちらのニーズにも応じる懐の深さを持っています。

    タイ:心身を解きほぐすリラクゼーションの本場

    タイといえば「タイ古式マッサージ」が有名。「世界で最も気持ちいいマッサージ」とも評され、ヨガや指圧、整体の要素を融合した独特の技法でこり固まった体をじっくりほぐします。街中には1時間数百バーツの手頃な店が多く、旅の途中に気軽に立ち寄れるのが魅力です。

    もっと贅沢したければ、高級ホテルのスパがおすすめ。洗練された雰囲気のなか、ハーブボールトリートメントやアロマオイルマッサージで心身ともにとろけるような至福の時間が得られます。

    癒やしだけでなく、アクティブな体験も豊富です。現地で「ムエタイ」を体験したり、緑豊かなリゾートで「ヨガリトリート」に参加するなど、自己磨きのウェルネス旅も楽しめます。

    読者が実践できるポイント:タイの癒やしを満喫する

    • 良いマッサージ店の見分け方: 清潔感があり、施術者がきちんとしたユニフォームを着用しているかが目安。施術前に足洗いサービスがある店は丁寧な対応が期待できます。強引な客引きがある店は避けましょう。
    • チップの相場と渡し方: タイでは施術後、満足したら感謝の気持ちとしてチップを渡すのが一般的。街のマッサージ店なら50~100バーツ程度、高級スパなら施術料金の約10%が相場。着替え終わった後に担当セラピストに直接手渡すとスマートです。

    ベトナム:大自然を舞台にした冒険体験

    ベトナムは大自然を活かしたアクティビティが豊富。ハロン湾でのカヤッキングでは、クルーズ船から行けない岩の洞窟をくぐったり静かなラグーンに入ったりでき、冒険心を刺激します。

    北部サパでは美しい棚田の中をトレッキングが人気。色鮮やかな少数民族の民族衣装に触れ合い、自然に包まれる時間は忘れられない体験に。

    南部メコンデルタでは、手漕ぎボートでジャングルクルーズを楽しみ、ココナッツキャンディー工場見学や熱帯フルーツの試食も定番。ダナンやニャチャンなどのリゾート地ではマリンスポーツも盛んです。

    読者が実践できるポイント:ベトナムでアクティビティを楽しむ

    • ツアー予約の方法: ホテルのツアーデスクや旅行代理店で簡単に申し込めますが、複数比較や特定ツアー希望なら事前にオンライン予約が確実です。
    • 安全なツアー会社選び: 価格だけで決めず、食事、入場料、送迎の有無や保険加入の有無を確認。評判や口コミを参考に信頼できる会社を選ぶことが安全に楽しむポイントです。

    【比較5】旅の費用と安全性!賢く旅を楽しむためのリアル情報

    旅計画で最も気になるのが予算と現地の安全面。特に女性一人旅の場合、安心して滞在できるかは大きな選択基準となります。

    予算面はどちらが安い?航空券・宿泊・食費を比較

    総じて物価はベトナムの方がやや安めとされ、特にローカル食堂の食事や交通費はベトナムの方がリーズナブルに感じることが多いです。

    • 航空券: 日本からの直行便は両国とも主要航空会社やLCCが就航。便数や選択肢はタイのバンコク行きの方が多い傾向があり、セールを狙えば安く購入しやすいです。
    • 宿泊費: ゲストハウスから五つ星ホテルまで選択肢は豊富で、同クラスのホテルで比べるとベトナムの方がコスパが良い宿を見つけやすい印象です。
    • 食費: 屋台やローカル食堂での食事はどちらの国も数百円程度と格安です。ただし、おしゃれなカフェやレストラン、バーはタイ(特にバンコク)の方が充実しており、料金は日本と同等かそれ以上になることもあります。

    全体としては、節約旅行を重視するならベトナム、幅広い選択肢から旅を楽しみたいならタイが適していると言えるでしょう。

    読者が実践できるポイント:旅費を上手に管理する

    • 旅費節約のコツ: 航空券のLCCセールをこまめにチェックし、旅行時期を雨季などオフシーズンにずらすと大幅節約可能です。
    • 通貨両替のポイント: タイバーツもベトナムドンも日本で両替するより現地到着後の方がレートが良い場合が多いです。空港両替所のレートは悪めなため、到着日は最低限の両替にとどめ、市内の良レート店を利用しましょう。クレジットカードのキャッシングも便利な手段です。

    女性一人旅でも安心?治安と注意点

    タイもベトナムも基本的な安全対策を守れば、女性一人旅でも比較的安全に過ごせる国ですが、日本とは異なる点を理解し注意すべきポイントもしっかり押さえましょう。

    タイの治安情報 観光客を狙ったスリや置き引き、タクシーやトゥクトゥクの料金ぼったくりが主なトラブルです。特に混雑したマーケットや観光地では手荷物から目を離さないように。タイには王室に対する不敬罪もあり、冗談でも侮辱的な言動は厳禁です。

    • 具体的な対策:
    • タクシー利用時は、メーターが使われるか(「メーター、OK?」)確認してから乗車。交渉制のトゥクトゥクは乗る前に料金を確定させましょう。配車アプリGrabなら料金が事前に分かり安心です。
    • 夜間の女性一人歩きは裏路地や人気の少ない場所を避ける。
    • 最新の治安情報は必ず外務省海外安全ホームページ(タイ)で確認してください。

    ベトナムの治安情報 ホーチミンなど大都市ではバイクによるひったくりが多発。スマホを見ながら歩くのは特に危険。車道側にバッグを持つのも狙われやすい行為です。また交通量は多く信号のない横断歩道も多いため、道路を渡る際は十分注意が必要。

    • 具体的な対策:
    • 歩道を歩く時はバッグを車道と反対側に持ち、ショルダーバッグは斜め掛けに。
    • 道路横断のコツは躊躇せず一定の速さでゆっくりと渡り、地元の人の後についていくと安心。バイクは避けるが自動車には注意。
    • シクロ(自転車タクシー)は趣がありますが法外請求トラブルもあるので、乗る前に料金と目的地をメモに書いて確認するとよい。
    • 最新情報は外務省海外安全ホームページ(ベトナム)にて必ずチェックしましょう。

    もしものトラブル時の対応方法

    • パスポート紛失の場合: まず現地警察署で紛失・盗難証明書(ポリスレポート)を発行してもらいます。その後、証明書・顔写真・戸籍謄本(または写し)を持ち、日本大使館または総領事館で「帰国のための渡航書」を発給してもらいましょう。
    • クレジットカード紛失の場合: 直ちにカード会社の緊急連絡先に電話し利用停止を依頼。海外からかけられる連絡先を事前にメモしておくのが重要です。
    • 緊急連絡先管理: 警察・救急・消防の番号に加え、滞在地域の日本大使館・総領事館の連絡先をスマホや手帳に控えておきましょう。

    旅の準備をはじめよう!タイ・ベトナム旅行の持ち物リストと手続き

    さあ、行きたい国が決まったら、次のステップは旅の準備です。スムーズに出発できるよう、持ち物や手続きをしっかりと確認しておきましょう。

    必携!基本の持ち物リスト

    東南アジア旅行で欠かせない持ち物のリストです。ご自身の旅のスタイルに合わせて調整してください。

    • 必須アイテム
    • パスポート(有効期限が6ヶ月以上あるか念入りに確認を)
    • 航空券(eチケットの控えを準備)
    • 現金(日本円と現地通貨を少し用意)
    • クレジットカード(数枚持っておくと安心)
    • 海外旅行保険証
    • ホテルの予約確認書
    • 服装
    • Tシャツやワンピースなどの夏服
    • カーディガンやパーカーなど、冷房や日焼け対策の羽織もの
    • 寺院訪問時に適した肌の露出が少ない服装(ロングスカートや長ズボンなど)
    • 水着やビーチサンダル(リゾート地へ行く場合に必須)
    • 歩きやすいスニーカー
    • 便利グッズ
    • 日焼け止め、サングラス、帽子
    • 虫除けスプレーやかゆみ止め
    • モバイルバッテリー
    • ウェットティッシュやアルコール消毒ジェル
    • 常備薬(胃腸薬、頭痛薬、酔い止めなど)
    • ジップロックなどの密閉袋(濡れたものや小物の整理に便利)
    • エコバッグ(買い物時に役立ちます)

    注意点:持ち込み禁止・制限品に気をつける 特に気をつけたいのが電子タバコです。タイでは電子タバコ(加熱式タバコを含む)の持ち込み・使用・所持が法律で禁止されており、違反すると高額な罰金や懲役刑が科せられる可能性があります。絶対に持ち込まないようにしてください。ベトナムでも規制が強まる傾向にありますので、渡航先のルールは出発前に必ず確認しましょう。最新情報は日本の税関のウェブサイトも参考にしてください。

    出発前の手続きチェックリスト

    つい忘れがちな手続きをまとめました。一つひとつ確認しましょう。

    • ビザの確認

    日本のパスポート所持者は観光目的の場合、タイは30日間、ベトナムは45日間(2024年5月時点)ビザなしで滞在可能です。ただし、この規定は変更される可能性があるため、渡航直前にタイ王国大使館や在日ベトナム社会主義共和国大使館の公式サイトで最新情報を必ずチェックしてください。

    • 航空券とホテルの予約

    旅の日程が決まったら、早めに予約を済ませましょう。特に人気のシーズンは予約がすぐに満席になることがあります。航空券比較サイトやホテル予約サイトを活用して、賢くお得なプランを見つけてください。

    • 海外旅行保険の加入

    「短期間だから大丈夫」と油断は禁物です。海外での医療費は非常に高額になることがありますし、盗難や飛行機の遅延など思いがけないトラブルに見舞われる可能性もあります。クレジットカード付帯の保険内容をよく確認し、必要に応じて別途海外旅行保険への加入をおすすめします。特にキャッシュレス診療に対応した保険は、いざという時に安心です。

    • 通信手段の確保

    現地で地図を見たりレストランを探したりするのに、インターネットは欠かせません。通信手段は主に以下の3つです。

    • SIMカード: 現地の空港や市街地で購入。安価ですが、SIMフリーのスマホが必要です。
    • eSIM: SIMカードの差し替え不要で、オンラインで購入・設定できるためとても便利。対応機種かどうかの確認が必要です。
    • Wi-Fiルーターレンタル: 日本でレンタルし、現地で電源を入れるだけ。複数人で共有できるのがメリットです。

    ご自身のスマートフォンの機種や使い勝手に合わせて、最適な方法を選びましょう。

    結論:あなたにぴったりの南国はどっち?タイプ別おすすめ診断

    ここまでさまざまな視点からタイとベトナムを比較してきましたが、あなたの気持ちはどちらに傾きましたか?最後に、あなたのタイプに合わせたおすすめの旅先を診断してみましょう。

    こんな人には「タイ」がおすすめ!

    • キーワード:#リゾート #スパ #ショッピング #ナイトライフ #初めての東南アジア

    もし美しいビーチでゆったり過ごしたり、極上のスパでリラックスしたり、最新のショッピングモールで買い物を楽しみたいなら、タイがぴったりです。観光インフラが整っているため、海外旅行が初めての方や東南アジア初心者でも安心して満喫できます。陽気な地元の人々や活気あふれる街のエネルギーに触れ、心ゆくまでリフレッシュしてください。友人同士のにぎやかな旅や、三世代家族旅行など、幅広い世代が楽しめるのもタイの大きな魅力です。

    こんな人には「ベトナム」がおすすめ!

    • キーワード:#歴史 #文化 #絶景 #グルメ探訪 #冒険 #コスパ

    もしフランス植民地時代の面影が色濃く残るエキゾチックな街並みを歩いたり、ハロン湾の神秘的な自然風景を楽しんだり、手仕事の温もりが感じられるかわいい雑貨を探したいなら、ベトナムが最適です。歴史や文化の息吹を感じながら、路地裏のカフェでひと息ついたり、地元のグルメを食べ歩いたり。少し冒険心を持って、ディープなアジアの魅力を味わいたい旅慣れた方や、予算を抑えつつ充実した旅を求める学生さんにもおすすめの目的地です。

    贅沢な究極プラン:タイとベトナムの周遊旅行

    「どうしてもどちらか一方に決められない!」そんな欲張りなあなたには、両国を巡る周遊旅行もおすすめです。バンコクからハノイやホーチミンへはLCCを利用すれば1万円前後、わずか2時間弱で移動可能です。

    例えば、「バンコクで都会の刺激やショッピングを楽しんだ後、ハノイに飛んでハロン湾の絶景に癒やされる」といったプランも実現できます。10日以上の休暇が取れるなら、ぜひこの贅沢な旅を検討してみてはいかがでしょうか。

    タイ、ベトナムのいずれを選んでも、きっと心豊かな素晴らしい体験が待っています。この記事があなたの次の旅への扉を開くきっかけとなれば幸いです。さあ、パスポートを手に取り、最高の休暇プランを立てましょう!

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    この記事を書いたトラベルライター

    アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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