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韓国旅行を安全に!知らずに逮捕?法律・マナーとK-POP推し活の注意点

アンニョンハセヨ!K-POPアイドルの推し活と韓国コスメのリサーチに命を燃やす、アラサーOLの沙耶です。

年に何度も韓国を訪れる私にとって、ソウルはもはや第二の故郷のような場所。美味しいグルメに最新のファッション、そして何より、推しが呼吸している同じ空気…!考えるだけで胸が高鳴りますよね。皆さんも、次の渡韓計画に心を躍らせているのではないでしょうか?

でも、ちょっと待ってください。そのキラキラした旅行計画に、思わぬ落とし穴が潜んでいるとしたら…?

実は、日本と韓国は近い国でありながら、法律や文化、マナーには大きな違いがあります。私たちが「これくらい大丈夫だろう」と軽い気持ちで取った行動が、韓国では罰金の対象になったり、最悪の場合、警察沙汰になったりする可能性もゼロではないのです。「知らなかった」では済まされない事態を避けるため、そして何より、心から旅行を楽しむために、知っておくべきルールがあります。

今回は、何度も韓国に通う私が実際に体験したり、見聞きしたりしたヒヤリハットな事例も交えながら、旅行者が絶対に知っておくべき韓国の法律や注意点を、徹底的に解説していきます!推し活で訪れる方も、グルメやショッピングが目的の方も、この記事を読んで「転ばぬ先の杖」をしっかり準備してくださいね。さあ、安全で最高に楽しい韓国旅行の準備を始めましょう!

例えば、喫煙者の方は、日本とは大きく異なる韓国の喫煙ルールを事前に確認しておくことが大切です。

目次

なぜ今、韓国の法律を知るべきなのでしょうか?

近年、K-POPの人気や韓国ドラマのブームを背景に、韓国を訪れる日本人観光客が著しく増加しています。空港や明洞(ミョンドン)の街角を歩いていると、あちこちから日本語が聞こえてきて、思わず嬉しい気持ちになることも多いでしょう。

しかし、旅行者の増加に伴い、残念ながら文化やルールの違いから生じるトラブルも増えているのが現状です。例えば、日本ではごく普通の行動が、韓国ではマナー違反や法律違反とみなされることもありますし、その逆もまたあります。こういった「無意識の違反」が、現地の人を不快にさせたり、自分が罰金を科せられる原因になったりするのです。

想像してみてください。楽しみにしていたカフェ巡りの最中、何気なく撮った写真がきっかけで警察に注意されるかもしれません。推しのコンサート会場に向かう途中、善意でした行動がトラブルに発展する可能性もあります。そんなことが起これば、せっかくの旅行が台無しになってしまいますよね。

この記事の目的は、皆さんを怖がらせることでは決してありません。むしろ逆で、事前にしっかりと知識を身につけておくことは、旅行の「お守り」のようなものです。予想外のトラブルを避け、心に余裕を持って韓国の魅力を120%楽しむための準備だと言えます。

「郷に入っては郷に従え」ということわざがありますが、まさにその通りです。現地の法律やルールを尊重することは、その国への敬意を示す素晴らしいコミュニケーションの一環でもあります。さあ、少しだけ真面目なお勉強タイムですが、あなたの韓国旅行をより豊かで安全なものにするための知識を一緒に身につけていきましょう!

【持ち込み編】空港で没収!?日本とは違う手荷物ルール

韓国旅行の最初の難関、それが空港での税関手続きです。日本の空港で「さあ、出発だ!」と気持ちよく出国手続きを済ませても、韓国の仁川(インチョン)国際空港や金浦(キンポ)国際空港に到着した瞬間から、現地の規則が適用されます。特に手荷物の持ち込みについては、日本よりもはるかに厳しい規定があるため、細心の注意が求められます。日本の空港で「これはお土産に良さそう!」と思って購入した品が、実は韓国に持ち込めないこともあり得るのです。

意外と知られていない!持ち込み禁止・制限品の一覧

まずは、とくに気をつけるべき持ち込み禁止または制限品について詳しく見ていきましょう。知らずにスーツケースの中に入れていて、税関で「こちらは何ですか?」と呼び止められ、ヒヤリとする事態を避けるためにも、出発前のチェックを必ず行いましょう。

肉製品・肉加工品(ビーフジャーキーやソーセージなど)

最も注意が必要な品目がこれかもしれません。韓国では、アフリカ豚熱(ASF)などの家畜伝染病の侵入防止を目的として、海外からの肉製品や肉加工品の持ち込みを基本的に禁止しています。この規制は想像以上に厳格です。

「肉製品」と聞くと生肉を連想するかもしれませんが、対象はそれだけにとどまりません。

  • 加工肉類: ソーセージ、ハム、ベーコン、ビーフジャーキー、サラミなど
  • 肉エキスを含む食品: カップラーメンのかやく、スープの具材、カレーのルウ、肉まん、餃子、肉入りスナック菓子など

つまり、意外なものが規制対象に含まれているのです。例えば日本で人気のカップラーメンに入っているチャーシューの小片も厳密には持ち込み禁止。お土産として頼まれた有名店のカレーやレトルト食品も要注意で、必ず原材料を確認し、肉や肉エキスが含まれていないかをチェックしましょう。

もしこれらを申告せずに持ち込もうとすると、没収されるだけでなく、高額な罰金(最大1,000万ウォン、日本円で約100万円以上)が科される恐れがあります。これは在韓国日本国大使館からも強く警告されている重要なポイントです。

【読者が実際にできること】

  • 出発前の荷物チェック: スーツケースや手荷物に肉製品や肉エキスを含む食品が混入していないか、よく確認しましょう。友人へのお土産も、肉関連のものは避けるのが安全です。
  • 機内食の残り物にも注意: 機内で提供されたサンドイッチやパンにハムなどが使われていた場合も持ち込み禁止です。機内で食べきるようにしましょう。
  • 万が一持ち込んでしまった場合: 持ち込んでしまったことに気づいたときは、正直に税関申告書に記入し、係官に申し出てください。正直な申告であれば、没収はされても罰金を免れる可能性が高くなります。隠して見つかるとリスクが非常に高いことを忘れないでください。

果物・野菜・植物・土

肉製品と同じく、植物や農産物も海外からの病害虫の侵入防止のために厳しく制限されています。生の果物や野菜はもちろん、種子、苗木、球根、さらには土が付いている可能性があるものすべてが対象です。

たとえば、お弁当に彩りを添えたリンゴやミニトマトも申告が必要です。日本からお気に入りのハーブの鉢植えを持参することは稀ですが、キャンプ用品などに付着した土の有無も注意しなくてはなりません。

これらを持ち込む際には、韓国の空港にある植物検疫カウンターで検疫を受ける必要があります。検疫証明書がないものや検査で病害虫が見つかった場合は持ち込み不可です。手続が複雑なため、旅行者が個人的に持参するのは非常に困難と言えるでしょう。韓国には美味しく新鮮な果物や野菜が豊富なので、現地で調達するのがベストです。

【読者が実際にできること】

  • 生鮮食品は持ち込まない: お土産や個人の消費目的でも、生の果物や野菜の持ち込みは控えましょう。
  • ドライフラワーや加工品にも注意: 種類によってはドライフラワーや漢方薬の材料も規制対象となることがあります。不安な場合は事前に調べるか持ち込まないほうが賢明です。詳しくは、韓国観光公社の公式サイトを渡航前に確認すると安心です。

金・貴金属類

ファッションを楽しむ方は、お気に入りのアクセサリーをたくさん身につけたくなるかもしれません。しかし、高額な貴金属の持ち込み・持ち出しにも厳しいルールがあります。

韓国の居住者であれば、海外から持ち込む品物の合計課税価格が800米ドルを超える場合、非居住者であれば韓国内で使用して再搬出する装飾品等が一定の課税価格を超える場合に申告が必要です。また、1万米ドルを超える現金や小切手、有価証券などの持ち込みや持ち出しも申告義務があります。

これは主にマネーロンダリング防止のためですが、高級腕時計や高価なジュエリーを複数身につけていると税関で質問を受ける可能性があります。商用目的でないことを示せれば問題ありませんが、スムーズな入国を望むなら過度な貴金属の着用は控えたほうが安心です。

【読者が実際にできること】

  • 高価な装飾品は控えめに: 旅行に必要以上の高額貴金属類は日本に置いていくのが安全です。
  • 購入時の証明書を保管: 韓国で高価品を購入し日本に持ち帰る場合は、正規店のレシートや保証書など購入証明を必ず保管してください。

その他(偽ブランド品、わいせつ物など)

言うまでもなく、偽ブランド品の持ち込みは法律で厳しく禁止されています。韓国の市場で安価に売られているからといって、軽い気持ちで購入し、日本に持ち帰ることは日本の法律違反となります。韓国入国時に個人使用目的でも大量の偽ブランド品を所持している場合は販売目的を疑われ、没収や罰金の対象となることもあります。

また、わいせつ物(雑誌、DVD、デジタルデータなど)や、公安秩序や風俗に影響を与える可能性のある物品も持ち込み禁止です。

免税範囲を正しく把握!タバコとお酒

旅行の楽しみのひとつ、免税店でのショッピング。しかし、韓国へ持ち込めるタバコや酒類の量には上限が設けられており、これを超えると関税がかかるため、買い過ぎには注意が必要です。

  • お酒: 2本まで(合計2リットル以下、かつ合計価格が400米ドル以内)
  • 紙巻きタバコ: 200本(1カートン)まで
  • 電子タバコのニコチン液: 20mlまで(ニコチン濃度1%超は別規制あり)
  • 香水: 60mlまで

(※2023年時点の情報です。渡航前に最新の情報を必ず確認してください。)

重要なのは、日本の免税店での購入分と、乗り継ぎの国の免税店で購入した分を合算して考える点です。「日本空港で1カートン買い、途中の空港でもう1カートン購入」というのは規定を超えてしまいます。

【読者が実際にできること】

  • 購入前に量を計算: 免税店での買い物は韓国の免税範囲を常に意識し、特に友人からのお土産依頼がある場合は慎重にしましょう。
  • レシートは必ず保管: 税関で質問された際に購入金額を証明できるよう、レシートは捨てずに保管しておくことが重要です。
  • 超過した場合は申告を: もし量が免税範囲を超えたなら、正直に税関申告書に記入し、納税カウンターで税金を支払ってください。申告せずに超過すると加算税が課され、結果的に出費が増えてしまいます。

【行動編】街中でうっかり違反?日常に潜む法律トラップ

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無事に空港を通過し、いよいよソウルの街へ出発です!美味しい料理を楽しんだり、コスメを探したり、推しの聖地を巡ったり…想像するだけで胸が高鳴りますよね。ただし、街中での行動には日本とは異なるルールが潜んでいることもあります。ここでは、旅行者が特に気をつけたいポイントについて解説します。

歩きタバコはNG!韓国の喫煙規制は日本よりも厳しい?

喫煙者の方がまず驚くのは、韓国の喫煙ルールの厳格さかもしれません。日本でも近年、路上喫煙禁止区域が増えてきましたが、まだ一部喫煙可能な場所が残っています。それに対し、韓国では禁煙区域が非常に広範囲に設定されており、違反すると罰金が科せられます。

基本的には、「屋根のある場所」のほとんどが禁煙エリアと考えてよいでしょう。具体的には、

  • 公共施設: 駅、空港、政府関連の建物など
  • 飲食店: すべてのレストラン、カフェ、バー(喫煙席はほぼ設置されていません)
  • 交通機関: バス、タクシー、地下鉄車内および駅構内全体
  • 屋外でも: バス停、地下鉄駅の出入口から半径10メートル以内、公園、広場、学校の周辺など

これら多くの場所が禁煙区域として指定されています。もちろん、歩きタバコやタバコのポイ捨ては言語道断で、違反時には約10万ウォン(日本円で約1万円)の罰金が科せられることがあります。電子タバコも同様の規制対象です。

では、喫煙はどこでできるのかと言うと、「喫煙ブース」が設置されています。大型ビルの周囲や人通りの多いエリアには、ガラスで囲まれた喫煙所(흡연구역 / フビョングヨク)が用意されているので、喫煙者はまずこの場所を探しましょう。

【読者が実践できること】

  • 喫煙所を探す習慣を身につける: タバコを吸いたくなったら、周囲に喫煙ブースの標識がないか注意深く探しましょう。認識できない場合は我慢して探すことが必要です。
  • 宿泊先の選択に注意: 室内での喫煙を希望する場合は、予約時に「喫煙可能ルーム(Smoking Room)」があるホテルを選びましょう。最近は全館禁煙の施設も増えているため、事前確認が不可欠です。
  • 携帯灰皿の持参を推奨: 喫煙ブースを見つけても灰皿が満杯だったり、設置されていないこともあるため、携帯灰皿を持ち歩くことがマナーとしておすすめです。

「推しの写真を撮りたい!」でもちょっと待って!撮影時の注意点

旅行中に写真を撮ることは、思い出作りの大きな楽しみの一つです。インスタ映えする素敵なカフェや賑わう市場、街中で偶然見かけた推しの広告…ついカメラを向けたくなりますよね。しかし、韓国では写真撮影に関して日本以上に注意すべきポイントがあります。

肖像権・プライバシー権の尊重

韓国では肖像権(초상권 / チョサングォン)に対する意識が非常に高く、本人の承諾なしに他人を撮ったり、その写真をネット上に掲載したりすることは重大なプライバシー侵害とみなされます。

日本では、風景に偶然映り込んだ人物がいる程度であれば容認されることもありますが、韓国ではその限りではありません。特に、顔がはっきり判別できる形で写った写真を本人の同意なくSNS(Instagram、X、ブログなど)に投稿することは絶対に避けましょう。もし本人から指摘を受けると、大きなトラブルになる恐れがあります。

おしゃれなカフェの店内を撮りたい場合も、他のお客さんが映り込まないよう工夫する配慮が必要です。市場やストリートの活気を撮る際も、特定の人に焦点を当てず、風景として捉えるよう心掛けましょう。

【読者が行えるポイント】

  • 撮影前に周囲を確認: シャッターを切る前に、フレーム内に他人の顔が入っていないかどうかをチェックする習慣をつけましょう。
  • SNS投稿時の配慮: もし他人が写り込んでしまった場合は、投稿前にスタンプやぼかしをかけて個人が特定できないよう加工することが最低限のマナーです。
  • 撮影許可を取る勇気: 伝統衣装を着た方やかわいらしいペットの持ち主など、特定の人物を撮影したい場合は、勇気を持って許可を求めましょう。簡単な韓国語「사진 찍어도 돼요?(サジン チゴド テヨ?/写真を撮ってもいいですか?)」を覚えておくと便利です。

盗撮(モルカ)と誤解される行為は絶対に避ける

特に男性の方に気をつけて欲しいのが、韓国で深刻な社会問題とされている盗撮「モルカ(몰카)」に関連したトラブルです。女性だけでなく男性も無関係ではありません。韓国は盗撮に対して非常に厳しい取り締まりを行っており、盗撮と疑われる行為には社会全体が強く敏感に反応します。

例えば、

  • 地下鉄やデパートのエスカレーター、階段などで、女性に誤解されかねない角度でスマートフォンを持つ
  • 人が多い場所で、明らかに不自然な低い位置からカメラを構える
  • シャッター音を消すカメラアプリを利用する(韓国のスマホは盗撮防止のためシャッター音を消せない仕様が多い。無音カメラアプリの使用は疑いの目を招きます)

これらの動作は本人に悪意がなくとも、周囲に盗撮ではないかと疑われ、通報されるリスクがあります。性暴力犯罪の処罰を定めた韓国の特別法では、カメラ等を使った違法撮影に対し7年以下の懲役または5,000万ウォン以下の罰金という非常に重い罰則が科せられます。

「ただ風景を撮っていただけ」という説明が通じない場合も考えられます。疑いをかけられると、警察での聴取など面倒な状況に巻き込まれる恐れがあります。

【読者が気をつけるべきこと】

  • 疑いを招く行動を避ける: 混雑した場所や階段、エスカレーターでのスマホの持ち方やカメラの向け方に細心の注意を払い、不要な時はスマホをカバンやポケットにしまっておくのが安全です。
  • 疑われた場合の対応: 万が一盗撮の疑いをかけられても、感情的になったり逃げたりせず、冷静で誠実な対応を心がけましょう。相手の話をしっかり聞き、必要に応じて警察の取調べにも協力してください。潔白であれば最終的に無罪が証明されます。

ゴミのポイ捨ては罰則対象!分別ルールもしっかり把握を

韓国旅行のお楽しみの一つであるストリートフードの食べ歩き。しかし、食後のゴミの処理に困った経験はありませんか?韓国は日本に比べて街中のゴミ箱の数が少なめなのが特徴です。

とはいえ、路上へのポイ捨ては絶対に避けましょう。廃棄物管理法により、ポイ捨ては罰金の対象となり、違反が発覚した場合は5万ウォン程度の過料が科される可能性があります。

さらに、韓国はゴミの分別が非常に厳格に行われている国でもあります。旅行者が完全に守るのは難しいかもしれませんが、基本的なルールは知っておくと安心です。

  • 一般ゴミ(일반 쓰레기 / イルバン スレギ): リサイクルできない普通のゴミ
  • リサイクル(재활용 / チェファリョン): ペットボトル、缶、瓶、プラスチック、紙類などの再利用可能資源
  • 生ゴミ(음식물 쓰레기 / ウムシンムル スレギ): 食べ残しなどの食品系廃棄物

例えば、テイクアウトしたカップは中身を捨てて氷を流した後、カップ・蓋・ストロー・スリーブ等を分別して捨てるのが一般的です。コンビニのゴミ箱も分別対応している場合が多いです。

【読者が実践できること】

  • ゴミ袋を携帯する習慣を: 街で発生したゴミを一時的に入れられる小さなビニール袋をカバンに忍ばせておくと便利です。
  • ゴミ箱のある場所を活用: 地下鉄駅構内やコンビニ、デパートにはゴミ箱が設置されていることが多いので、見つけたらまとめて捨てましょう。
  • ホテルに持ち帰るのが安心: 捨てる場所が見つからない場合は、ホテルの部屋まで持ち帰り、室内のゴミ箱に処理するのが最もマナーの良い方法です。

【K-POPファン必見】推し活で法律違反!?気をつけるべきこと

さあ、ここからは私たちK-POPファンのための特別なコーナーです!推しに直接会えるかもしれない、推しが活動している国に来られたという興奮から、つい周囲が見えなくなってしまうこともありますよね。その気持ち、痛いほどよく分かります。しかし、その熱い想いが原因で推しを苦しめたり、自分自身が法律を犯す立場に追い込まれたりするのは本末転倒です。好きという気持ちを正しい形で表現するためにも、以下のルールは必ず守りましょう。

サセンは犯罪!「追っかけ」との境界線

K-POPファンであれば一度は耳にしたことがあるであろう「サセン(사생)」という言葉。これは、アイドルの私生活(사생활 / サセンファル)をしつこく追いかける過激なファンのことを指します。もはやファンとは言えず、明確に犯罪行為にあたります。

具体的には、

  • アイドルが住む宿舎や実家の前で待ち伏せする。
  • 非公開のスケジュールを不正に入手し、撮影現場やプライベートな旅行先まで追いかける。
  • アイドルと同じ飛行機に乗り込み、機内で話しかけたり撮影したりする。
  • 個人情報を調べ上げ、電話やメッセージを繰り返し送る。

これらの行為は単なる迷惑行為にとどまらず、韓国では「ストーキング犯罪の処罰等に関する法律(ストーカー処罰法)」により厳しく取り締まられています。実際、サセン行為で逮捕者が出た事例も度々報道されています。

「一目見たいだけ」という軽い気持ちが、推しの精神的な負担となり、不安や恐怖を与えていることを決して忘れないでください。真のファンならば、彼らが安心して活動でき、プライベートな時間を穏やかに過ごせる環境を願うはずです。公式のイベントやコンサートでルールを守って応援することこそ、最も尊い愛情表現と言えるでしょう。

公演・イベントにおけるルール違反

待ちに待ったコンサートやファンミーティング!しかし、そこにも必ず守るべきルールが存在します。

チケットの不正転売(ダフ屋行為)

人気のコンサートチケットは、発売と同時に売り切れてしまうことも珍しくありません。どうしても参加したくて、SNSなどで高額転売されているチケットに手を出したくなる気持ちも理解できます。しかし、韓国においてもチケットの不正転売は法律で禁止されています。近年はマクロ(自動入力ツール)による買い占めと高額転売が社会問題化し、法律も強化されて厳しく取り締まられています。

非公式な経路でチケットを購入することは、法律違反の加担になるだけでなく、次のようなリスクも伴います。

  • 詐欺被害の危険: 代金を支払ったのにチケットが受け取れない、あるいは偽造チケットで騙されるケースが後を絶ちません。
  • 入場拒否の可能性: 不正転売が発覚したチケットの座席は主催者側によって取り消されることがあり、当日会場に行っても入場できない場合があります。

【読者が実践できるポイント】

  • 公式ルートで購入する: チケットは必ず公式サイトやYES24、Melon Ticket、Interparkといった正規の販売サイトから購入しましょう。近年は外国人向けのグローバル販売サイトも充実していますので、諦めずに探してみてください。
  • 公式リセールの活用: やむを得ず行けなくなった方のために、公式のリセール(キャンセルチケットの再販売)制度が設けられることがあります。最後まで希望を捨てず、公式発表をこまめにチェックしましょう。

盗撮・盗聴は禁止!

日本のコンサートと同様、韓国の公演でも会場内での写真撮影、動画撮影、録音は禁止されています。これはアーティストの著作権や肖像権を守るための重要なルールです。

「マスターさん」と呼ばれる、高品質なカメラで写真を撮り公開しているファンもいますが、彼らの行為も正式に許可されたものではなく、非常にグレーな扱いです。旅行者が無断でスマートフォンやカメラで撮影することは非常に危険です。

もし公演中に撮影行為が発覚した場合、

  • 機材の没収およびデータの削除
  • 即時退場処分(チケット代は返金されません)
  • 悪質な場合は警察への通報

などの厳しいペナルティが科されます。せっかく得た貴重な時間、推しと同じ空間で過ごす幸せを一瞬の判断ミスで失うことがないようにしましょう。最高の思い出は、カメラ越しではなく自分の目と心にしっかり刻み込んでください。

非公式グッズの購入と持ち込みに関して

街中や会場周辺では、アイドルの写真を使ったキーホルダーやステッカーなど、いわゆる「非公式グッズ」が数多く販売されています。デザインが魅力的でついつい手が伸びてしまうかもしれませんが、これらはアーティストや所属事務所からの許諾を得ていないもので、著作権や商標権を侵害しています。

非公式グッズの購入は違法行為を助長することに繋がり、さらに、偽ブランド品と同様に税関で知的財産権侵害品と見なされ、没収の対象になることもあります。

【読者が実践できること】

公式グッズを購入する: 公式グッズの購入は、売り上げの一部がアーティストや事務所の活動資金となり、結果として推しの応援につながります。ポップアップストアや公式オンラインストアなどで、お気に入りの公式グッズをぜひ探してみてください。

【知っておくと安心】その他の重要法律&トラブル対処法

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最後に、これまでのカテゴリには該当しないものの、知っておくと非常に役立つ法律や、万一のトラブルに備えるための情報についてご紹介します。

IDは常に携帯!身分証の提示義務について

韓国では、警察官が職務質問の際に身分証明書の提示を求める場合があります。これは軽犯罪法に基づく措置であり、正当な理由なく提示を拒否したり偽の身分を伝えたりすると、罰則の対象となる可能性があります。

私たち外国人旅行者にとっての身分証明書は、もちろん「パスポート」です。基本的には外出時にパスポートの原本を携帯することが推奨されています。

ただし、パスポートの原本を常に携行することには紛失や盗難のリスクが伴います。そこで、多くの旅行者はパスポートのコピーやスマートフォンに保存した写真データで代用しています。多くの場合問題はありませんが、シチュエーションによっては原本の提示を求められる場合もあるため、念のため理解しておきましょう。特にカジノの入場時や免税手続き(タックスリファンド)には、パスポート原本の提示が必須です。

【読者が実践できること】

  • パスポートの安全管理を徹底する: パスポート原本は、ホテルのセーフティーボックスなど安全な場所に保管するのが基本です。
  • コピーと写真の両方を用意する: 外出時は、パスポート顔写真ページのコピーとスマートフォンに保存した写真データの両方を持参すると安心です。コピーは財布とは別の場所に分散保管し、リスクを軽減しましょう。
  • 最低限、在留カードを携帯する: 日本在住の韓国人や留学生は在留カード(外国人登録証)を携帯する義務があります。旅行者には該当しませんが、身分証明書の重要性は同様です。

薬の持ち込みに関する注意点 ~処方薬・市販薬のルール~

持病がある方や日常的に服用している薬がないと不安という方も多いでしょう。しかし薬の持ち込みは注意が必要です。特に、向精神薬に該当する成分を含む睡眠薬や精神安定剤は、韓国の麻薬取締法に抵触する恐れがあります。

【読者が実践できること】

  • 英文の処方箋や診断書を用意する: 医師に英文で処方箋や診断書を発行してもらい、服用中の薬と一緒に携帯しましょう。病名や成分名が英語で明記されていることが大切です。
  • 必要量のみ持参する: 市販の風邪薬や鎮痛剤も個人使用に相応しい適切な量であれば問題ありません。ただし大量に持ち込むと販売目的と疑われる可能性があるため、旅行期間に見合った分だけ持参しましょう。
  • 薬の成分を事前に確認する: 一部の成分は韓国食品医薬品安全処(MFDS)の許可が必要な場合があります。不安な場合は公式サイトで確認するか専門家に相談することをおすすめします。

万が一のために…緊急連絡先リスト

トラブルは起こらないに越したことはありませんが、万が一に備え、緊急連絡先をあらかじめ控えておくことで心の落ち着きが違います。

  • 警察: 112
  • 消防・救急: 119
  • 在韓国日本大使館: +82-2-2170-5200(代表)、+82-2-739-7400(領事部)

パスポートを紛失した場合や事件・事故に遭遇した際は、速やかに日本大使館または総領事館へ連絡してください。必要な手続きや対応方法を案内してくれます。

また、ソウルなどの主要観光地には外国人観光客を対象とした「観光警察(관광경찰 / クァングァンキョンチャル)」がおり、簡単な日本語や英語が通じる場合も多いです。道案内やぼったくり被害の相談、紛失物の届け出など、観光客が遭遇しやすいトラブル全般に対応しています。青い制服と帽子が目印ですので、困った時は気軽に声をかけてみてください。

【読者が実践できること】

  • 連絡先を登録しておく: 上記の電話番号をスマートフォンの連絡先に登録し、さらに紙にメモして財布などに保管しておくと、スマホの充電切れの際も安心です。
  • 海外旅行保険への加入を忘れずに: クレジットカード付帯の保険でも構いませんが、病気や怪我、盗難などのリスクに備え、必ず海外旅行保険へ加入しましょう。治療費や携行品の損害をカバーしてくれる頼もしいサポートです。

文化の違いを理解して、最高の韓国旅行を!

これまで、韓国の法律やルールについてやや厳しい面も含めてお伝えしてきました。しかし、これらはすべて、韓国が安全で快適な社会を維持するために設けている重要な規則です。

法律やマナーを理解し、それに従って行動することは決して窮屈なことではありません。むしろ、それは自分自身の安全を守る最も効果的な方法であり、同時に訪れる国の文化や人々に対する最大限の敬意を表すことでもあります。ルールを守ることで、現地の人々と心地よく交流でき、その国の魅力をより深く感じ取ることができるでしょう。

今回紹介したポイントを頭の片隅に入れておけば、もう心配はいりません。余計なトラブルを気にせず、目の前に広がる素晴らしい文化を存分に楽しむことができます。最新のコスメを試し、絶品グルメを味わい、そして何よりも、大好きな推しが育まれたこの国の空気を全身で感じてください。

さあ、準備は整いました!法律とマナーをしっかりマスターしたあなたなら、きっと最高の韓国旅行になるはずです。私も次回の訪韓に向けて、新しいカフェや美味しいお店をリサーチしなければ!それでは、またどこか韓国の街角でお会いしましょう。

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この記事を書いたトラベルライター

K-POPオタク歴10年の会社員。月イチで韓国に渡り、推しのMVロケ地や最新カフェを巡ってます!ソウルの裏スポットからおすすめコスメまで、全力で紹介中。

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