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『君の名は。』聖地巡礼パーフェクトガイド|東京・飛騨のモデル地を巡る旅

彗星が夜空を割ったあの日から、私たちの心に深く刻まれた物語、『君の名は。』。時空を超えて惹かれ合う瀧と三葉の奇跡は、日本中の、いや世界中の人々を魅了しました。映画を観終えた後、あの美しい風景の中に自分も立ってみたい、そう思った方も多いのではないでしょうか。

物語の舞台となったのは、大都会・東京と、自然豊かな飛騨の地。対照的な二つの場所が、物語の中で見事に交差し、私たちを作品の世界へと誘います。この記事は、そんな『君の名は。』の聖地を巡る旅の、あなたのための完全ガイドです。

どうすれば効率よく回れるのか、旅の準備は何が必要か、写真撮影のマナーは?そんな疑問にすべてお答えし、あなたが安心して、そして心から旅を楽しめるように、プロの視点から徹底的に解説します。この記事を読み終える頃には、きっとあなたの心は、瀧が駆け抜けた新宿の雑踏へ、三葉が暮らした糸守の原風景へと飛び立っているはずです。

さあ、私たちと一緒に、あの感動を追体験する旅に出かけましょう。あなたの「探している」景色が、きっと見つかります。

あなたの『探している』景色が、きっと見つかります。また、感動を求めてエヴァンゲリオンの聖地を巡る旅へ出かけるのも良いでしょう。

目次

君の名はとは。旅立ちの前に:聖地巡礼の心構えと準備

『君の名は。』は、東京に暮らす少年・瀧と、山奥の町で暮らす少女・三葉が、夢の中で“入れ替わる”という不思議な体験を通じて惹かれ合う物語です。日常の小さな違和感から始まり、二人の距離は次第に近づいていきますが、その裏には時空を超える大きな運命が潜んでいます。美しい風景描写と繊細な感情表現、音楽が一体となり、観る者に切なさと温かさを残す作品です。

感動的な風景に心を馳せる前に、少しだけ足を止めて考えてみましょう。聖地巡礼は作品の世界に深く浸る素晴らしい体験ですが、その場所で日々を送る人々の存在も忘れてはなりません。最高の旅にするために、まずは心得ておきたいマナーと、しっかりとした準備についてお伝えします。

聖地巡礼の心構え:敬意を持って訪れる

『君の名は。』の聖地は、観光地として整えられた場所ばかりではありません。学校や図書館、神社、さらには普通の住宅街も含まれます。これらはすべて誰かの日常の場であることを認識し、訪問者として敬意を払うことが何よりも重要です。

  • 静かに行動することを意識する

住宅街や神社、図書館では大声を出さないようにしましょう。特に早朝や夜間の訪問は避けるべきです。そこに暮らす人々の平穏な暮らしを乱さない配慮が求められます。

  • プライバシーの尊重を徹底する

個人宅や学校の敷地を無断で撮影することは厳禁です。映画の風景に似ているからといって私有地に入るのは絶対に避けてください。また、地元の方が写真に写り込んだ場合は、SNSなどに投稿する前に必ず顔を隠すなどの配慮を忘れないようにしましょう。

  • ゴミは必ず持ち帰る

旅の基本中の基本ですが、聖地巡礼では特に意識したいポイントです。美しい風景を将来の巡礼者や地域の方々のために守るためにも、ゴミのポイ捨ては禁止です。

  • 撮影ルールを守る

一部の施設では撮影が禁止されていたり、許可が必要な場合があります。特に図書館や美術館などでは事前に規則を確認することが不可欠です。ルールを守ることで、気持ちよく旅を楽しめます。

旅のパートナーリスト:持ち物と服装のポイント

聖地巡礼では予想以上に歩くことが多く、東京と飛騨エリアでは気候も大きく異なります。快適な旅のために、万全の準備を心がけましょう。

必携アイテム

  • 歩きやすい靴

これだけは妥協しないでください。特に東京では移動のほとんどが徒歩です。飛騨エリアも坂道や階段が多いため、履き慣れたスニーカーなどが最適です。

  • スマートフォンとモバイルバッテリー

地図アプリによるルート検索や時刻表の確認、そして写真撮影に欠かせません。夢中で撮っているとバッテリーはすぐになくなりますので、大容量のモバイルバッテリーを携帯してください。旅の頼れる命綱になります。

  • 現金と交通系ICカード

都市部ではキャッシュレス決済が主流ですが、飛騨の小さなお店やバスでは現金しか使えないところもあります。ある程度の現金を用意しておくと安心です。SuicaやPASMOなど交通系ICカードは、東京の公共交通をスムーズにします。

  • 雨具

山の天候は変わりやすく、飛騨はもちろん東京でも急な雨が降ることがあります。軽量でコンパクトな折りたたみ傘やレインウェアをバッグに入れておきましょう。

あるとより楽しめるアイテム

  • カメラ

スマートフォンのカメラも高性能ですが、こだわりの一枚を撮りたいならカメラを持っていくのがオススメです。あの風景を、あなただけの作品として切り取ってみてください。

  • 『君の名は。』のサウンドトラック

聖地巡礼中にイヤホンでRADWIMPSの音楽を聴けば、一瞬で映画の世界に引き込まれ、感動が何倍にも膨らむことでしょう。

  • クリアファイルや御朱印帳

手に入れたパンフレットや神社の御朱印などを綺麗に保管するのに便利です。旅の思い出を形に残す素敵なアイテムとなります。

服装について

  • 東京エリア

都会の街歩きが中心になるため、季節に合った動きやすい服装で問題ありません。夏は日差しを避ける帽子やサングラスを、冬はビル風が冷たいのでしっかり防寒しましょう。

  • 飛騨エリア

山間部にあるため、夏でも朝晩は冷え込むことがあります。脱ぎ着しやすい上着を一枚持っていくと便利です。冬は積雪があるので、防水・防滑の靴やダウンジャケットなど本格的な防寒着が必要です。自然豊かな場所なので、夏場は虫よけスプレーを持参すると安心です。

移動と宿泊の計画ポイント

旅の基盤となるのは交通手段と宿泊の確保です。特に飛騨エリアは東京ほど交通の便が良くないため、事前の計画が成功のカギを握ります。

  • 東京エリアの移動

JRや東京メトロ、都営地下鉄など公共交通機関を活用しましょう。多くの鉄道会社から発売されている「一日乗車券」を利用すれば、交通費を気にせず効率的に巡ることができます。目的地に合わせて最適な乗車券を選んでください。

  • 飛騨エリアへのアクセスと移動

東京から飛騨高山や古川へは、東海道新幹線で名古屋まで行き、JR高山本線の特急「ワイドビューひだ」に乗り換えるのが一般的です。所要時間はおよそ4時間半で、車窓の景色も旅の魅力の一つです。 飛騨内の移動は電車やバスが主ですが、路線によっては本数が少ないため、事前に時刻表をしっかり確認してください。もっと自由に行動したい場合は高山駅周辺でレンタカーを借りるのもおすすめです。ただし、冬場はスタッドレスタイヤが必須で、雪道運転に慣れていない場合は無理をしないよう注意しましょう。

  • 宿泊先の選び方

東京には多くのホテルがありますが、聖地巡礼の拠点にするならJR山手線沿線の新宿、渋谷、品川駅周辺が便利です。 飛騨エリアは高山市内での宿泊がおすすめ。歴史的な町並みが残る観光の拠点で、温泉旅館からビジネスホテル、ゲストハウスまで様々な施設があります。人気シーズンは予約が早く埋まるため、旅の日程が決まり次第、早めに宿を確保しましょう。

東京エリア編:瀧が見た風景を追体験する

物語の半分の舞台となる、瀧が暮らす街・東京。忙しく多くの人が行き交う巨大都市の中に、彼の日常や奥寺先輩との甘酸っぱい思い出、そして三葉との運命的な出会いの瞬間が散りばめられています。さあ、瀧の目線で大都会の聖地を巡りましょう。

新宿エリア – 物語の核心を歩む

数多くのシーンの舞台となった新宿は、まさに東京編の見どころ。高層ビルが立ち並ぶ景観と、路地裏のどこか懐かしい雰囲気が共存するこの街で、物語の重要な部分に触れる体験が待っています。

須賀神社(ラストシーンの階段)

SUGA_JINJA
場所新宿区四谷三栄町5
料金基本無料、ご祈願は5000円,10000円
営業時間3-10月:6:00-17:00、11-2月:6:30-17:00

夕暮れ時、かたわれ時。名前も顔も忘れてしまった「誰か」を必死に探し続けた瀧と三葉。そしてついに、互いの存在を確認し合うように振り返り、「君の名前は?」と問いかけたあの階段。物語のクライマックスを飾る、ファンにとって最も特別な場所がここ、新宿区須賀町にある須賀神社へと続く階段です。

実際にこの階段に立つと、映画のシーンそのままの景色が目前に広がり、胸が締めつけられるような感動が訪れるでしょう。赤い手すりの色合い、緩やかな坂道の勾配、階段の上から見下ろすビルの群れ。すべてが、あの奇跡の再会シーンを鮮やかに蘇らせます。

  • アクセスと撮影のポイント

最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線の四谷三丁目駅、またはJR中央・総武線の信濃町駅。どちらも徒歩約10分ほどの距離にあります。閑静な住宅街の中に静かに佇む階段は、夕暮れ時の訪問が特におすすめです。空が茜色に染まる時間帯には、瀧と三葉がすれ違ったあの瞬間の光景を追体験できるかもしれません。

  • 巡礼者の心得

この場所を訪れる際に最も心がけたいのは、ここが地域の方々の生活道路であるということです。感激のあまり大声を出したり、長時間の撮影で道を占有したりするのは避けましょう。三脚を使用する場合も通行の妨げにならないよう細心の注意を払い、地域の生活に配慮してください。静かにその場の空気を感じ取ること――それが真のファンの心得です。階段を上りきった先にある須賀神社への参拝もお忘れなく。二人の再会を見守った神様に旅の安全や素敵な出会いを祈願してみてはいかがでしょうか。

新宿警察署裏の交差点(瀧のバイト先周辺の風景)

映画のキービジュアルにも登場する、印象的な円盤型の信号機がある交差点。ここは新宿警察署の裏手に実際に存在する場所で、劇中では瀧がアルバイトをしていたイタリアンレストラン「IL GIARDINO DELLE PAROLE(イル・ジャルディーノ・デッレ・パローレ)」の周辺として描かれました。

巨大なビル群を背景に複雑に交錯する道路と信号機が織りなす街並みは、まさに大都会・東京そのもの。ここで瀧は悩みながらも成長し、日常を送っていたことをリアルに感じ取れる場所です。

  • アクセスと注意点

JR新宿駅西口から徒歩約10分、または都営大江戸線都庁前駅からすぐの立地です。交通量が非常に多い交差点なので、写真を撮る際には周囲の車や歩行者に十分注意してください。道路の中央へ出ての撮影など危険な行為は絶対に控え、安全な歩道から都会の躍動感を切り取るよう心掛けましょう。

新宿駅南口周辺

住所東京都新宿区新宿3丁目38
料金駅前エリアなので無料

瀧と奥寺先輩のデートシーンに登場するのが、新宿駅南口周辺のエリアです。駅前の風景やバスタ新宿、駅構内の様子など、見慣れた景色が広がっています。毎日何十万人もの人々で賑わうこの場所で、二人のささやかな時間が流れていたと思うと、普段の駅の風景が少し違って見えてくるかもしれません。

非常に混雑するエリアなので、長時間の停滞や撮影は難しいかもしれませんが、歩きながら瀧たちの足跡を辿るのもまた一興です。

渋谷・六本木エリア – 都会の喧騒と美しい夜景

新宿から少し足を伸ばせば、瀧と奥寺先輩のデートコースをたどることができます。少し大人びた、洗練された都会の雰囲気をじっくり味わってみましょう。

国立新美術館(瀧と奥寺先輩のデート)

場所東京都港区六本木7丁目22−2
料金展覧会ごとの料金が適用されるため、入館自体に料金はかかりません
開館時間企画展
10:00-18:00※会期中の毎週金・土曜日は20:00まで。
※入場は閉館の30分前まで。
※展覧会によって、観覧時間が異なる場合がありますので、企画展のページをご覧ください。
公募展
10:00-18:00※入場は閉館の30分前まで。
※美術団体によって、観覧時間が異なる場合がありますので、公募展のページをご覧ください。

瀧が奥寺先輩と訪れた、美しいガラス張りの外観が印象的な美術館。それが六本木にある国立新美術館です。波のような曲線を描く特徴的なファサードは、一度見ると強く印象に残ります。

館内に入ると、逆円錐形の巨大な構造物の上にあるカフェ「サロン・ド・テ ロンド」が目に飛び込みます。まさに、二人がお茶をしながら過ごした空間です。ゆったりとした時間の中で、瀧の緊張感や奥寺先輩の優雅さを思い描いてみてはいかがでしょう。

  • 訪問時のポイント

東京メトロ千代田線の乃木坂駅に直結しており、アクセスは非常に便利です。開館時間や休館日、開催中の展覧会については、訪問前に必ず公式サイトで確認ください。企画展の鑑賞にはチケットが必要ですが、アトリウム(ロビー)やカフェ、レストラン、ミュージアムショップの利用は無料で楽しめます。

  • チケット購入と館内ルール

人気の企画展は当日券が完売したり入場に列ができたりすることもあります。公式サイトで日時指定のオンラインチケットを事前に購入するのがおすすめです。館内での写真撮影は許可区域と禁止区域があるため、掲示をよく確認しマナーを守って楽しみましょう。フラッシュ撮影や他の来館者の迷惑になる行為は厳禁です。

  • 食事の予約

瀧たちが食事をしたレストランは、3階にある「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」がモデルとされています。フランス料理の名店であり、ランチ・ディナーともに素晴らしい時間を過ごせます。特に週末は予約が必須なので、公式サイトからあらかじめ予約をしておくことを推奨します。

六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(デートの夜景)

料金表

デートの締めくくりとして二人が訪れたのは、輝く東京の夜景を一望できる展望台。そのモデルとなったのが、六本木ヒルズ森タワーの52階にある「東京シティビュー」です。

眼下に広がる光の海は圧巻のひとこと。東京タワーや東京スカイツリー、無数の街灯がまるで宝石箱のように煌めきます。瀧が「いつかこの街を作ってみたい」と夢を語った感動のシーン。この景色を前にすると、彼の抱いた大きな志に少しだけ触れられる気がします。

  • チケットと楽しみ方

チケットは当日窓口でも購入可能ですが、公式サイトや各種プレイガイドでオンライン購入すると割引やスムーズな入場が受けられる場合があります。営業時間は日によって異なるため、訪れる前に公式サイトでの確認を忘れずに。

  • 撮影のルール

展望台内での写真撮影は可能ですが、三脚や一脚、自撮り棒は他の来館者への迷惑となるため禁止されています。窓ガラスへの反射を防ぐため、レンズをガラスに近づけての撮影が有効です。天候が良ければ、屋上の「スカイデッキ」もおすすめ。ガラスのない開放的な空間で風を感じながら、東京のパノラマを楽しめます。(※天候によっては閉鎖される場合があります)

四ツ谷・信濃町エリア – 瀧の生活に触れる場所

新宿の喧騒を離れたこのエリアには、瀧の通学路や日常風景が点在しています。派手さはないものの、彼の生活感がリアルに感じられるスポットです。

ドコモタワーが望める歩道橋(信濃町駅前)

映画の中で何度も印象深く映された、NTTドコモ代々木ビル(通称ドコモタワー)が見える風景。その象徴的なビューが、JR信濃町駅前の歩道橋から望めます。

線路と道路が交差し、その先にそびえるドコモタワー。都会的でありながらどこか切なさも宿る景観は、『君の名は。』の世界観を象徴する風景の一つと言えます。特に夕暮れ時、タワーの先端が夕日に染まる光景は格別です。

  • 撮影時の注意

歩道橋は多くの通行者が行き交う場所です。撮影に熱中しすぎて通行を妨げないように心がけましょう。特に通勤・通学時間帯は混雑するため、譲り合いの精神を大切にし、一瞬の美しい風景を切り取ってください。

四ツ谷駅(瀧と奥寺先輩の待ち合わせ場所)

瀧が奥寺先輩とのデートの待ち合わせをしたのは、JRと東京メトロが交差する四ツ谷駅です。劇中では赤坂口の改札付近が描かれています。普段の通勤や通学で何気なく訪れる駅も、物語を思い出しながら歩くと特別な場所に感じられるでしょう。ここでドキドキしながら先輩を待っていた瀧の心境を想像しつつ、駅の喧騒に身をゆだねてみるのもおすすめです。

飛騨エリア編:三葉の故郷、糸守町の原風景を訪ねて

都会の喧騒から離れ、次に訪れるのは三葉が生まれ育った架空の町「糸守町」のモデル地、岐阜県飛騨市です。ここには日本の原風景とも称される、どこか懐かしく美しい景色が広がり、澄んだ空気と豊かな自然、そして温かな人情があなたを迎えてくれます。

飛騨古川 – 糸守町の面影を求めて

物語の後半で、瀧たちが糸守町の情報を探し訪れたのが飛騨市の中心地、飛騨古川です。白壁土蔵が立ち並ぶ古い町並みは、しっとりとした情緒を醸し出しており、糸守町の雰囲気を色濃く感じさせてくれます。

JR飛騨古川駅(瀧たちが情報収集をした駅)

住所岐阜県飛騨市古川町金森町8
料金駅前エリアなので無料

瀧とその友人たちが降り立った駅は、JR高山本線の飛騨古川駅です。駅舎やホーム、そして跨線橋から見える景色はまるで映画のワンシーンそのもので、とくに特急「ワイドビューひだ」が停車しているタイミングに跨線橋から撮影すれば、劇中のシーンを完璧に再現できます。

  • 訪問のポイント

特急「ひだ」は1〜2時間に1本程度の運行です。撮影を狙う場合は、事前に時刻表を確認するのが望ましいでしょう。駅の窓口や観光案内所で時刻表を入手するか、JR東海公式サイトでチェックしましょう。また、駅構内には飛騨牛のキャラクター「ひだくろ」のパネルがあり、人気の撮影スポットとなっています。

  • 安全に関する注意

写真撮影に夢中になってホームの白線の内側を越えたり、列車の運行に支障を及ぼす行為は厳禁です。安全第一を心がけ、マナーを守って楽しみましょう。

飛騨市図書館(糸守町の歴史を調べるシーン)

住所飛騨市古川町本町2
料金無料
開館時間9時00分~20時00分

瀧たちが糸守町の資料を探し、彗星落下の真相を知る重要なシーンのモデルが飛騨市図書館です。洗練されたデザインを持つ美しい図書館で、館内に入ると木の温もりあふれる居心地の良い空間が広がっています。

  • 訪れる前に必ず守りたいルール

この図書館は聖地巡礼者にとって特別な場所ですが、公共施設として地域の方々の利用も大切にされています。館内での写真撮影は、必ずカウンターで許可を申請する必要があります。簡単な申込書に記入し、撮影許可証の受け取り後に撮影しましょう。これは他の利用者のプライバシー保護や静かな読書環境の維持のための重要なマナーです。無許可での撮影は絶対に避けてください。

  • 手続きとマナー

手続きは簡単で、カウンターのスタッフに「君の名は。の聖地巡礼で写真撮影をしたい」と伝えれば丁寧に対応してもらえます。許可証を首から下げて撮影し、フラッシュの使用は控え、シャッター音にも配慮してください。また、他の利用者が写り込まないよう気を付け、館内では私語を避けて静かに見学しましょう。ルールを守り感謝の気持ちを持って訪れてください。

味処古川と周辺の町並み(五平餅の店と散策)

瀧たちが聞き込みの合間に五平餅を食べたベンチは、飛騨古川の町中にある「味処古川」の店先がモデルです。現在はお店の形態が変わっていますが、周辺には依然として映画の面影が色濃く残っています。

瀬戸川と白壁土蔵の街並みを散策すれば、まるで糸守町に迷い込んだかのような感覚を味わえます。川には多くの鯉が泳ぎ、そののどかな風景には心が癒されるでしょう。近隣の店で名物の五平餅を購入し、川沿いで味わうのもおすすめ。香ばしい甘辛い味噌の香りが、旅の思い出をより深いものにしてくれます。

気多若宮神社(宮水神社のモデルの一つ)

住所岐阜県飛騨市古川町上気多1297
料金参拝無料、駐車場は近隣の駐車場をご利用ください
営業時間参拝: 24時間可能
御朱印等の受付: 8:30~16:30
祈祷受付: 9:00~16:00

三葉の家の家業である宮水神社のモデルの一つとされているのが、飛騨古川の町を見下ろす高台に鎮座する気多若宮神社です。長い石段を登った先の社殿は凛とした空気に包まれ、神聖な雰囲気を漂わせています。

  • アクセスと参拝マナー

飛騨古川駅から徒歩約15分です。急な石段を登るため歩きやすい靴が必須です。境内は静かで参拝客も多くないため、穏やかな気持ちで静かに手を合わせましょう。ここから眺める古川の町並みもまた、見逃せない絶景です。

諏訪湖 – 糸守湖の壮大なモデル地

住所394-0081
料金諏訪湖の主な料金
諏訪湖遊覧船:大人: 1,100円
小人(3歳~小学生): 550円
団体料金(10名以上): 大人1,000円、小人500円
割引(身体障害者手帳等所持者): 500円
諏訪大社上社宝物殿:一般(高校生以上): 500円
小・中学生: 300円
諏訪湖祭湖上花火大会(有料桟敷席):市内16店舗: 5,000円(500円のお買い物券付)
オンライン: 4,000円(各種手数料がかかる場合あり

糸守町の中心を成し、物語で象徴的に描かれた糸守湖。そのモデルと言われるのが長野県の諏訪湖です。飛騨からは少し距離がありますが、その美しい景色は訪れる価値十分です。

立石公園から望む眺望

諏訪湖を一望できる高台の立石公園からの景色は、まさに映画の糸守湖そのものです。特に空がオレンジ色に染まる黄昏時や、湖面に街の灯りが映る夜景は息を呑む美しさ。彗星落下前の平和で美しい糸守町の風景が浮かび上がります。

  • アクセス方法

JR上諏訪駅から立石公園までは約2.5kmですが、道中は急な坂道が続きます。徒歩での登頂は体力を要するため、タクシー利用が現実的です。バスもありますが本数が少ないため、「かりんちゃんバス」の時刻表など事前確認が必要です。車で訪れる場合、公園に駐車場がありますが道幅の狭い箇所もあるのでご注意ください。

  • 季節ごとの注意点

夏は日差しが強いので帽子や水分の持参をおすすめします。冬は積雪や凍結の危険があるため、車で訪れる際はスタッドレスタイヤ装着を必須とし、徒歩やタクシー利用の際も滑りにくい靴を準備してください。寒さも厳しいため、万全の防寒対策をして、安全第一で無理のない計画を立てましょう。

聖地巡礼モデルコース提案

「行きたい場所はたくさんあるけれど、どの順番で回れば良いのかわからない…」そんなあなたのために、日程や目的に合わせたおすすめのモデルコースをいくつかご紹介します。これを参考にして、自分だけのオリジナルプランを作成してみてください。

1日で回る!東京集中弾丸プラン

限られた時間の中で東京の主要スポットを効率よく回りたい方向けのコースです。東京メトロとJRが利用できる一日乗車券の併用が便利です。

  • 午前9:00:新宿駅を出発。まずは南口周辺を散策し、瀧と奥寺先輩のデートが始まった場所を確認します。
  • 午前10:00:新宿御苑へ。直接の舞台ではありませんが、都会のオアシスとして休憩に最適。『言の葉の庭』の舞台にもなっているため、新海誠監督作品のファンならぜひ訪れたいスポットです。
  • 午前11:30:信濃町駅へ移動。駅前の歩道橋から見えるドコモタワーの風景を写真に収めましょう。
  • 午後0:30:四ツ谷駅に到着。須賀神社へ向かう前に駅周辺でランチタイム。
  • 午後2:00:須賀神社へ。物語のクライマックスの舞台である静かな住宅街を歩き、あの有名な階段へ向かいます。ゆっくり感動のひとときをお楽しみください。
  • 午後4:00:六本木へ移動し、国立新美術館を訪問。企画展が見られなくてもアトリウムやカフェの雰囲気だけでも十分楽しめます。
  • 午後6:00:六本木ヒルズへ。日没を待って東京シティビューの展望台から夜景を堪能。瀧が見た美しい光の海に心打たれるはずです。
  • :新宿に戻り、新宿警察署裏の交差点や大ガード周辺の夜景を見て1日のコースを締めくくります。

1泊2日でじっくり満喫!飛騨・諏訪湖ゆったりコース

糸守町の風景にじっくり浸りたい方におすすめの、自然と歴史を感じられるプランです。移動距離が長いため、1泊2日の旅程が最適です。

1日目:飛騨古川を散策

  • 午前:名古屋駅または富山駅から特急「ワイドビューひだ」に乗り、飛騨古川駅へ向かいます。車窓からの景色もお楽しみください。
  • 午後1:00:飛騨古川駅到着。まずは駅の跨線橋からあのシーンの風景を撮影します。
  • 午後2:00:飛騨市図書館へ。カウンターで撮影許可を取り、瀧たちが調べ物をした静かな空間を見学しましょう。
  • 午後3:30:白壁土蔵街を散策。瀬戸川の鯉を眺めながら古い町並みの趣を味わい、五平餅などの地元グルメも楽しめます。
  • 午後5:00:気多若宮神社を参拝。高台から見下ろす町の景色を心に刻みましょう。
  • 夕方:高山市内へ移動し、ホテルにチェックイン。夕食は飛騨牛などの地元の味覚を満喫してください。

2日目:諏訪湖の絶景スポットへ

  • 午前:高山駅から特急で松本駅へ。松本駅でJR中央本線に乗り換え、上諏訪駅を目指します。
  • 午後1:00:上諏訪駅に到着。駅周辺でランチタイム。
  • 午後2:30:タクシーで立石公園へ移動。眼下に広がる諏訪湖の壮大な景色を楽しみ、映画のワンシーンと見比べながらゆったりと過ごします。
  • 午後4:00:再びタクシーで上諏訪駅へ戻り、駅近くの足湯で旅の疲れを癒すのもおすすめです。
  • 夕方:上諏訪駅から特急「あずさ」などを利用して帰路につきます。

旅のトラブルと対処法

どんなに綿密に計画を立てても、予想外のトラブルは起こり得ます。ただし、あらかじめ対処法を知っておけば、焦らず落ち着いて対応できるでしょう。安心して旅を楽しむための、いわば転ばぬ先の杖となります。

交通機関の遅延・運休について

特に飛騨エリアへ向かうJR高山本線は、大雨や大雪などの悪天候により遅延や運休が発生することがあります。

  • 情報収集:まずはJRの公式ウェブサイトや専用アプリで最新の運行情報を確認しましょう。駅の電光掲示板やアナウンスにも注意を向けてください。
  • 代替手段の検討:大きな遅延や運休が決まった際には、代替交通手段を検討する必要があります。高山からは高速バスを利用して名古屋や新宿へ向かうルートもあります。駅の係員や観光案内所で相談すれば、利用可能な手段を教えてもらえます。
  • 切符の払い戻し:特急列車が2時間以上遅れた場合や運休した場合、特急料金などが払い戻し対象となります。切符は破棄せずに保管し、後日みどりの窓口で手続きを行いましょう。詳しい条件はJRの規定によりますので、駅員に確認してください。

施設の臨時休館や営業時間変更について

楽しみにしていた美術館や展望台が、訪れてみたら閉館していた…という残念な事態は避けたいものです。

  • 出発直前の最終確認:旅行の直前に訪問予定の施設の公式サイトを改めてチェックする習慣をつけましょう。特に国立新美術館のような施設は、展示替えなどで臨時休館になることがあります。
  • もし閉まっていたら?:万一臨時休館に遭遇した場合は気持ちを切り替えて、代わりのプランを考えましょう。そのためにも、事前に「もしここが閉まっていたら、近隣のこの場所へ行こう」といったサブプランを数案用意しておくと、旅の満足度を保てます。

体調不良やケガをした場合

慣れない土地で体調を崩すと心細く感じるものです。

  • 相談窓口を活用:まずは宿泊先のフロントや最寄りの観光案内所に相談しましょう。近くの病院や薬局を案内してくれます。
  • 保険証の携帯を忘れずに:旅先でも健康保険証は必ず持ち歩いてください。
  • 無理をしないこと:体調に少しでも違和感を感じたら、無理して予定を続けずに勇気をもって休息を取りましょう。旅行は体力勝負ですから、健康第一で楽しむことが何より大切です。

物語の世界から、現実の旅へ

瀧が駆け抜けた東京の街並み。三葉が愛した飛騨の自然。そして、二人を繋いだ黄昏時の空の色。『君の名は。』の聖地巡礼は、ただ単に映画のロケ地を訪れる旅ではありません。それは、私たちが生きるこの現実の世界が、あの奇跡の物語と繋がっていることを実感する旅です。

階段を駆け上がって息を切らす瞬間、図書館の静けさに耳を澄ます時、湖を見下ろす丘にそよぐ風を感じるとき、あなたの五感は確かに瀧や三葉が味わった何かを捉えるでしょう。それは、作品への理解を深めるだけでなく、日本の街や自然の美しさを新たに発見する素晴らしい機会にもなるはずです。

この記事が、あなたの旅の道標となり、忘れがたい体験への第一歩になることを心より願っています。準備はよろしいですか?さあ、扉を開き、あなただけの『君の名は。』の物語を紡ぐ旅へと踏み出しましょう。きっと、素敵な出会いが待っています。どうぞご安全に。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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