K-POPアイドルの“推し”を追いかけて、週末はいつも全国を飛び回る日々。そんなめまぐるしい毎日を送る私、沙耶が今回訪れたのは、静岡県は三島市。正直に言うと、最初は次の現場までの乗り換え地点、くらいの軽い気持ちでした。でも、新幹線のホームに降り立った瞬間、澄んだ空気に「あれ?」っと思って。そこから私の、三島への“沼落ち”が始まったんです。
東京から新幹線「こだま」で1時間もかからず、こんなにも清らかな水と緑、そして深い歴史に触れられる場所があったなんて。まるで、都会の喧騒と推し活の熱狂で少しお疲れ気味だった心を、優しく洗い流してくれるような、そんな不思議な魅力が三島にはありました。
この記事では、忙しい日常からちょっとだけエスケープしたいあなたへ、私がすっかり虜になった「水の都・三島」の魅力と、歴史散策、そして絶対に外せないグルメまで、熱量たっぷりにお届けします。この記事を読み終わる頃には、きっと次の週末の予定を立て始めているはず。さあ、一緒に心のリセット旅に出かけましょう!
三島の心臓部「三嶋大社」へ。まずはご挨拶から

三島の旅を始めるなら、まずはここを訪れるしかありません。それが「三嶋大社(みしまたいしゃ)」です。三島駅から徒歩約15分、街の喧騒を離れるにつれて、荘厳な雰囲気に包まれた大社の杜が見えてきます。伊豆国の一宮として古くから地域の人々の篤い信仰を集め、まさに三島の心臓部ともいえるパワースポットです。
源頼朝も祈願した格式ある古社
三嶋大社の歴史は非常に古く、創建時期も定かではありません。主祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽事代主神(つみはやことしろぬしのかみ)の二柱で、これらを総称して「三嶋大明神」と呼びます。商売繁盛、家内安全、交通安全など多彩なご利益があるとされますが、特に有名なのが源頼朝との縁です。
伊豆流罪中の源頼朝は、三嶋大明神に源氏再興を強く祈願し、のちに平家を滅ぼして鎌倉幕府を開きました。それ以来、武門の神としても篤く信仰され続けています。この歴史を胸に境内を歩くと、一つひとつの建物や木々がより一層重厚な存在感を放って感じられます。
境内の見どころ豊富!
総門を抜け、神池の橋を渡ると心がすっと落ち着きます。池には鯉や亀がゆったりと泳ぎ、その光景だけで癒やされるでしょう。
少し進むと、国の重要文化財に指定されている「舞殿(ぶでん)」が目に入ります。総ケヤキ造りの美しい建物で、結婚式や各種奉納行事の舞台となっています。私が訪れた日は、白無垢姿の花嫁がいて、幸せのお裾分けをいただいた気持ちになりました。
その奥に鎮座するのが「本殿(ほんでん)」。こちらも国の重要文化財で、江戸時代末期に再建されました。精緻な彫刻が施された豪華な造りは、思わず息を呑む美しさです。静かに手を合わせ、日頃の感謝と旅の安全を祈りました。
また、境内には樹齢1200年以上とされる天然記念物の金木犀もあります。花の季節(9月下旬~10月上旬)には、その甘い香りが一帯に漂うそうです。この巨木が長い時を見守ってきたと思うと、不思議なパワーを授かる気がします。
参拝時に役立つ三嶋大社での心得
神聖な場所を訪れる際には、いくつか押さえておきたいマナーがあります。気持ちよく参拝するためのポイントをご紹介します。
準備と服装について
- 持ち物:御朱印を集めている方は、御朱印帳を忘れずに。初穂料として小銭を用意しておくとスムーズです。
- 服装:厳しいドレスコードはありませんが、神様にお会いする場所なので、露出の多い服装(タンクトップやショートパンツなど)は避けたほうが良いでしょう。境内は玉砂利が敷かれている場所も多いため、ヒールより歩きやすいスニーカーなどの靴がおすすめです。
参拝の流れ
- 鳥居をくぐる際:鳥居は神域への入口です。くぐる前に軽く一礼しましょう。参道の中央は神様の通り道(正中)なので、少し端を歩くのが礼儀とされています。
- 手水舎での清め方:
- 右手に柄杓を持ち、水を汲んで左手を洗います。
- 柄杓を左手に持ち替え、右手を清めます。
- 再び右手に持ち替えて左の手のひらに水を受け、口をすすぎます。柄杓に直接口をつけないよう注意してください。
- 口をすすいだ後は、もう一度左手を洗います。
- 最後に柄杓を立てて残った水で柄の部分を洗い、元の場所に戻します。
- 拝殿での参拝:賽銭をそっと入れ、鈴を鳴らします。その後、「二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)」の作法で礼拝します。
お守りや御朱印について
- 授与所では多種多様なお守りや縁起物を授かれます。特に源頼朝の旗挙げにちなんだ勝守(かちまもり)は、勝負事の際にぜひ手に入れたいものです。
- 御朱印は舞殿近くの客殿で受けられます。受付時間は日によって異なることがあるため、訪問前に公式サイトで確認しておくのが安心です。
疑問点があれば、公式サイトでの情報確認が最も確実です。祭事などで通常と異なる場合もあるので、訪れる前にはぜひチェックしてみてください。 三嶋大社 公式ウェブサイト
“水の都”を体感!せせらぎ散歩で心と体をリフレッシュ
三嶋大社で心身を清めたあとは、いよいよ三島が「水の都」と称される由来を実感しに出かけましょう。三島の中心街には、富士山に降った雪や雨が長い年月をかけて溶岩層の間を浸透し、ろ過されて湧き出した清らかな水路があちこちに張り巡らされています。そのせせらぎ沿いを歩く「せせらぎ散歩」は、心身の浄化に最適な癒やしの時間となるでしょう。
水の上を歩く不思議な感触「源兵衛川」
三島のせせらぎ散歩の最大の見どころが、「源兵衛川(げんべえがわ)」です。楽寿園の小浜池から湧き出した水が、市街地を約1.5km流れていく川で、ここが特にユニークなのは、水路の中に遊歩道として飛び石や木道が整備されていることです。まるで水面を歩いているかのような、不思議で心地よい感覚に包まれます。
水の透明度は抜群で、川底の水草「ミシマバイカモ」がゆらゆら揺れる様子がはっきりと見えます。夏にはホタルが舞い、カワセミが姿を現すこともあるという、自然の豊かさが感じられるスポットです。川沿いの木々が作る木陰と、そよぐ風の涼しさによって、歩くだけで日常の疲れやストレスがすっと解きほぐされていくようです。時折、カルガモの親子がのんびりと泳ぐ光景にも、心がなごみます。
湧き水のオアシス「白滝公園」
源兵衛川の散策ルートの途中にある「白滝公園(しらたきこうえん)」は、溶岩の裂け目から「白滝」のように湧き出る水にちなんだ名前を持つ、癒やしのスポットです。公園内では水遊びができるよう整備されており、夏になると子どもたちの楽しげな笑い声が響き渡ります。大人も靴を脱いで足を水に浸ければ、その冷たさに思わず驚くことでしょう。ひんやりした水が、歩き疲れた足を優しく癒してくれます。
実際に楽しむための準備:せせらぎ散歩のポイント
この最高の癒やしを心ゆくまで味わうために、いくつかの準備をおすすめします。
持ち物・準備リスト
- 歩きやすい靴:必須です!源兵衛川の飛び石は場所によって濡れて滑りやすい場合があるため、ヒールやサンダルは避け、グリップ力のあるスニーカーなどが最適です。
- タオル:白滝公園などでつい足を水に浸けたくなったときに備えて、一枚持参すると便利です。
- 日焼け止め・帽子:川沿いは木陰も多いものの、開けた場所もあるため、特に強い日差しの季節は紫外線対策を忘れずに。
- 飲み物:散策路の途中には自動販売機がありますが、お好みのドリンクをマイボトルに入れて持参するのも良いでしょう。
- ビニール袋:散策中に出たゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。美しい景観を守るための大切なマナーです。
マナーと禁止事項
- ゴミのポイ捨て厳禁:清流を守るため、ゴミは必ず持ち帰ってください。
- 生き物の採取禁止:川には貴重な生態系が息づいています。魚や水草を採取することは避け、そっと観察するだけにとどめましょう。
- 安全第一に:飛び石は足元が不安定な箇所もあります。小さなお子様連れの場合は特に目を離さないようにし、日没前には散策を終えるようにしましょう。夜間の散策は暗く危険ですので避けてください。
せせらぎ散歩の途中には、川の清流を眺めながらひと休みできるおしゃれなカフェも点在しています。私のお気に入りは「dilettante cafe(ディレッタントカフェ)」。窓際の席から源兵衛川のせせらぎをBGMに、美味しいコーヒーやケーキを楽しめます。散策の計画に、ぜひカフェでの休憩時間を組み込んでみてくださいね。
東洋一の湧水!神秘のブルーに吸い込まれる「柿田川公園」

三島市内で水の都の魅力を存分に味わったら、少し足を伸ばしてお隣の清水町にある「柿田川公園(かきたがわこうえん)」へ向かいましょう。三島駅からバスでおよそ20分。そこには、思わず「わあ…」と声を上げてしまうほど神秘的な絶景が広がっています。
柿田川は、長良川や四万十川と並ぶ「日本三大清流」のひとつです。全長はわずか1.2kmと短いですが、驚くべきはその豊富な水量。1日に約100万トンもの水が湧き出ており、“東洋一の湧水”と称される、日本が誇る水の聖地となっています。
息をのむ美しさ「ブルーホール」
公園内には整備された遊歩道があり、森林浴を楽しみながらの散策が可能です。そして、その遊歩道の先には、この公園の見どころである「第一展望台」と「第二展望台」があります。
第一展望台からのぞき込むと、川底の砂が沸き立つように巻き上げられながら水が湧き出す様子を見ることができます。これを「わき間」と呼ぶそうです。まるで地球が息づいているかのような、力強い光景です。
続いて、第二展望台へ進むと、あの有名な「ブルーホール」が姿を現します。元々は井戸の跡から湧き出る水で、その透明度の高い青さは驚異的です。まるで天然のサファイアや南国の海の色のよう。なぜこれほど青く見えるのかというと、不純物が極めて少ない水が光のスペクトルのうち青い光だけを反射し、その他の色を吸収するためだそうです。理屈を理解してもなお、目の前の光景は神秘的そのもので、ずっと見入ってしまいます。
読者が実際に楽しむためのポイント:柿田川公園を120%満喫するには
この神秘的なブルーを最高の状態で楽しむために、いくつかのポイントと注意点をご紹介します。
アクセス方法
- バス利用の場合:三島駅南口のバス乗り場から沼津駅方面行きのバス(東海バス、沼津登山東海バス)に乗車し、「柿田川湧水公園前」で下車すると、目の前が公園です。所要時間は約20分、運賃は300円前後が目安。バスは比較的頻繁に運行していますが、念のため事前に時刻表を確認しておくと計画が立てやすいでしょう。
- 車の場合:公園には有料駐車場が完備されています。ただし、週末や連休は混雑しやすいため、時間に余裕を持って出発するのがおすすめです。
ベストな時間帯と持ち物
- 写真撮影に最適な時間:ブルーホールの美しさを最大限に引き出すのは、晴れた日の午前中(10時~14時頃)。太陽光がほぼ真上から差し込み、水底まで光が届くため、鮮やかな青色をより鮮明に見ることができます。
- 持ち物:カメラは必ず持参してください。スマートフォンでも十分きれいに撮れますが、偏光(PL)フィルターがあれば水面の反射を抑え、よりクリアで深い青を撮影できます。
禁止事項と注意ルール
- 湧き水には絶対に触れない:柿田川の水はこの地域の大切な水源です。展望台から手を入れたり、物を投げ入れたりする行為は禁止です。
- ペット同伴について:公園内の一部ではペットの立ち入りが制限されています。看板の表示に従ってください。
- ドローンの使用禁止:公園及びその周辺でのドローン飛行は認められていません。
- 三脚の利用:展望台は混雑することがあるため、三脚を使う際は周囲に迷惑をかけないよう注意し、節度を持って使用してください。
柿田川公園のすぐ隣には大型ショッピングモール「サントムーン柿田川」があり、散策後にお腹が空いたらここで食事をするのもおすすめです。フードコートからレストランまで多様な飲食店が揃っています。
柿田川公園の最新情報やイベントは、清水町公式ウェブサイトでご確認いただけます。自然が生み出した奇跡の青を、ぜひ自身の目で確かめてみてください。
三島の歴史を深掘り!歩いて感じる偉人たちの足跡
清らかな水に心が癒されたら、次は三島の深い歴史を感じてみましょう。江戸時代、三島は東海道五十三次の11番目の宿場町「三島宿」として栄え、多くの旅人が往来した地です。街の随所には、その名残が今も静かに息づいています。
東海道の賑わいを懐かしむ「三島宿」
現在の三島の中心市街地は、かつての三島宿があった場所です。大通りを歩くと、「三島宿本陣跡」と刻まれた石碑を見かけることができます。本陣とは、大名や公家などが宿泊した最上級の宿のこと。現在は建物こそ残っていませんが、ここで多くの武士や商人たちが行き交った様子を想像しながら歩くと、不思議と胸が高鳴ります。
通り沿いには、当時の雰囲気を伝える歴史ある建物や商店も点在しており、歴史散策を好む人にとって魅力的なエリアです。
明治の皇族が愛した名園「楽寿園」
三島駅の南口を出てすぐ目の前にあるのが、市立公園「楽寿園(らくじゅえん)」です。ただの公園ではなく、明治23年(1890年)に小松宮彰仁親王(こまつのみやあきひとしんのう)の別邸として造営された由緒ある場所です。
園内には、自然の地形や溶岩を巧みに利用した美しい庭園が広がっています。特に目を引くのが園の中央に位置する「小浜池(こはまがいけ)」。この池は富士山の湧水で満たされており、国の天然記念物および名勝にも指定されています。興味深いのは、季節や周囲の環境によって水位が大きく変動する点です。満ちあふれる時もあれば、水が涸れて溶岩のごつごつした池底が顔を出すこともあり、その変化自体が自然の神秘を感じさせます。
また園内には、どうぶつ広場やのりもの広場、郷土資料館などがあり、子どもから大人まで一日中楽しめる複合施設となっています。散策に疲れたら、木陰のベンチに腰掛け、かつて明治の皇族も目にしたであろう景色に思いを馳せるのも格別なひとときです。
楽寿園を思い切り楽しむためのポイント
駅前という便利な立地にある楽寿園は、気軽に立ち寄れるスポットですが、事前に知っておくとさらに快適に過ごせます。
チケット購入方法と入園料
- 購入方法:入園チケットは正門の券売機で購入可能です。
- 料金:個人料金は、大人(高校生以上)300円、子ども(4歳~中学生)50円とリーズナブルです。
- 支払い方法:現金のほか、交通系ICカード(Suica、PASMOなど)が利用できる場合があります。最新の対応情報は公式サイトでご確認ください。
- お得情報:三島市民の方は証明書提示で割引料金が適用されます。
園内での過ごし方
- 園内マップ:入園時に園内マップを入手しましょう。意外と広い園内なので、目当てのスポット(どうぶつ広場、小浜池、楽寿館など)を事前に確認しておくと効率よく回れます。
- 楽寿館の見学:園内にある「楽寿館」は、小松宮家の別邸として建てられた建物で、京風の繊細な建築様式が魅力的です。内部の杉戸絵や襖絵の美しさも見もの。1日に数回、ガイド付きの見学ツアーが開催されており、時間が合えばぜひ参加してみてください(別途申し込みが必要な場合があります)。
最新情報は公式サイトで確認を
開園時間や休園日(主に月曜日)、どうぶつ広場のイベント情報などは季節により変わることがあります。お出かけ前には、必ず三島市立公園 楽寿園の公式サイトで最新の情報をチェックすることをおすすめします。
食いしん坊、集合!三島に来たら絶対食べたいご当地グルメ

美しい風景や歴史に触れた後は、自然とお腹が空いてきますよね?旅の醍醐味のひとつは、やはり美味しい食事にあります。水の都・三島は、その清らかな水に育まれた絶品グルメが数多く揃う場所です。ここでは、私が実際に味わって「ぜひおすすめしたい!」と感じた三島の美味しい料理を紹介します。
絶品!富士の雪解け水が育む「三島うなぎ」
三島を訪れたら、これを食べずには帰れません—それが「三島うなぎ」です。 「うなぎって浜名湖が有名じゃないの?」と思う方もいるでしょう。実は三島自体はうなぎの産地ではありません。全国から仕入れた高品質のうなぎを、富士山の雪解け水が湧き出る地下水に数日間浸すことが、「三島うなぎ」の特徴です。この清らかな水によって、うなぎの泥臭さや余分な脂が抜け、身が引き締まるのです。
そんな三島のうなぎを代表する名店のひとつが「桜家」。創業は安政三年(1856年)という老舗中の老舗で、常に店頭には長い行列ができるほどの人気ぶりです。炭火で香ばしく焼き上げられたうなぎは、外はパリッと、中は驚くほどふんわり。甘辛いタレが絡んだご飯と一緒に頬張ると、まさに至福のひとときが味わえます。
また、地元の人々に愛される「すみの坊」や、個室で落ち着いて味わえるお店など、三島には魅力的なうなぎ専門店が多数あります。
万一の時の対策:人気店に入れなかった場合
- 「桜家」のような超人気店は、お昼時には1時間以上の待ち時間が当たり前で、予約を受け付けていないことも珍しくありません。もし時間に余裕がなかったり、長時間並ぶのが苦手な場合は、無理せず別のお店に行くのも賢い選択です。
- あらかじめ第二、第三候補のお店をリストアップしておくと安心です。三島には他にも美味しいうなぎ店がたくさんあります。
- 多くの店がテイクアウトに対応しているため、ホテルの部屋でゆっくり楽しむのもおすすめです。
サクサク、ホクホク!みしまコロッケは食べ歩きの新定番
うなぎは少し予算が気になる、または小腹が空いたときにはB級グルメのスター「みしまコロッケ」がぴったりです。 ただのコロッケと侮ってはいけません。みしまコロッケを名乗るためには、「三島市内で収穫された三島馬鈴薯(メークイン)を100%使用する」という厳しいルールがあります。この三島馬鈴薯はしっとりとして甘みが強いのが特徴です。揚げたてのコロッケは衣がサックサクで、中のじゃがいもはとろけるようにクリーミー。ソースなしでも、じゃがいもの自然な甘さでペロリと食べられてしまいます。
市内のお肉屋さんや総菜屋さんで気軽に購入でき、「みしまコロッケ」と書かれたのぼりが目印。1個100〜200円程度の手頃な価格も魅力です。源兵衛川沿いを散策しながら、熱々を頬張るのは最高の楽しみです。
推し活女子も満足!最新のオシャレカフェ&スイーツ
もちろん、カフェ巡りが好きな私を含め、女子にも大好評のスタイリッシュなお店も充実しています!
- TAMAGOYA:伊豆箱根鉄道・三島広小路駅近くにある、たまご専門店がプロデュースするカフェ。新鮮たまごをたっぷり使ったパンケーキはふわふわで、口の中でシュワッと溶ける食感。見た目も可愛らしく、SNS映えもばっちりです。
- ケラパ KELAPA:旬のフルーツをたっぷり詰め込んだフルーツサンドが人気のカフェ。断面が美しく、甘さ控えめのクリームとフルーツの酸味が絶妙なバランスで、見た目以上にさっぱりと味わえます。
- Giotto(ジオット):三島のマダム御用達のケーキ屋さん。クラシックなショートケーキから季節のフルーツタルトまで、どれも洗練されていて本当に美味。イートインスペースもあり、優雅なティータイムにぴったりです。
歴史あふれる街並みに、新しい感性が息づくこうしたお店が共存しているのも三島の魅力。散策の途中に、ぜひお気に入りのカフェを見つけてみてくださいね。
お土産選びも旅の醍醐味!三島で買うべき逸品リスト
楽しい旅もいよいよ終盤。思い出とともに、素敵なお土産も忘れずに持ち帰りましょう。家族や友人への贈り物はもちろん、頑張った自分へのご褒美にもぴったりです。ここでは、三島ならではのおすすめお土産を厳選してご紹介します。
定番だけど見逃せない!三嶋大社の名物「福太郎餅」
三嶋大社を訪れたら、ぜひ手に入れたいのが名物の「福太郎餅」。なめらかなこしあんを、芳醇なよもぎの香りが漂うお餅で包んだ縁起物です。口に運びやすい一口サイズで、控えめな甘さが日本茶にぴったり合います。お餅の上に見える白い線は、烏帽子の形を模しているそうです。大社の境内にある茶屋で試食できるので、まずは現地で味わってみるのもおすすめです。
静岡ならではのピリッとした刺激「わさび漬け」
三島のきれいな水が育んだ新鮮なわさびは、爽やかな辛みが特徴のわさび漬けに最適です。ツーンと鼻に抜ける辛さが癖になるこの一品は、ご飯のおともやお酒のつまみにもぴったりです。老舗の専門店では、わさびの茎を使ったものに加え、根の部分を贅沢に使用した商品や、チーズと組み合わせた洋風タイプなど、多彩な品揃えが魅力。多くのお店で試食ができるため、自分好みの味をじっくり選べます。
水の恵みを感じる「地酒」
美味しいお米と清らかな水が揃う土地には、やはり美味しいお酒があります。三島にも、富士山の伏流水を用いて造られる日本酒の蔵元が点在しています。さっぱりとした辛口のものから、フルーティーな香りが楽しめる吟醸酒まで、幅広い種類が揃っています。お酒が好きな方へのお土産に選べば、きっと喜んでもらえるでしょう。
自分だけの宝物を見つける「センスあふれる雑貨」
源兵衛川沿いや三島広小路駅周辺には、個性的でセンスのよい雑貨店やセレクトショップが数多くあります。手作りのアクセサリーや地元作家による器、ちょっとした工夫が光る文房具など、見ているだけでも心が躍るアイテムが揃っています。大量生産品ではない、自分だけの特別な一品を見つけるのも、旅の素敵な思い出になるでしょう。
旅のプランニングと注意点:三島をスマートに旅するために

ここまで読んで、きっとあなたの「三島に行きたい!」という気持ちは最高潮に達していることでしょう。最後に、あなたの三島旅行がより快適でスムーズに進むよう、具体的なプランのコツと注意点をお伝えします。
おすすめモデルプラン
【日帰り】水の都をぎゅっと満喫プラン
- 午前:東京駅から新幹線で三島駅へ移動 → 徒歩で「三嶋大社」を参拝。
- 昼:三嶋大社の周辺でランチ。ぜひちょっと贅沢に「三島うなぎ」を味わってみてください。
- 午後:「源兵衛川」のそよ風を感じながら散策 → 駅前にある「楽寿園」をゆったり散歩。
- 夕方:駅ビルや商店街で「福太郎餅」などのお土産を購入 → 新幹線で帰路へと向かいます。
【1泊2日】歴史と自然をじっくり楽しむプラン
- 1日目:日帰りプランと同様に三島の街を満喫。夜は三島駅周辺のホテルに宿泊し、夜の三島グルメも堪能しましょう。
- 2日目:午前中に三島駅からバスで「柿田川公園」へ。神秘的なブルーホールに感動すること間違いなしです。
- 昼:隣接のサントムーン柿田川で食事をするか、三島市内に戻って気になるお店でランチを楽しんでください。
- 午後:伊豆箱根鉄道に乗って少し足を伸ばし、伊豆長岡の温泉に浸かるのも良し。あるいは三島市内の気になっていたカフェでゆったり過ごすのもおすすめです。時間に余裕を持って旅を心ゆくまで楽しみましょう。
スマートな交通手段
三島の主要な観光地は三島駅を中心にコンパクトにまとまっているため、基本的には徒歩で十分回れます。 もっと効率良く、広範囲を巡りたい場合は、電動アシスト付きのレンタサイクル「みしまるきっぷ」が便利です。三島駅南口の観光案内所などで貸し出しており、坂道もラクラクです。利用方法や料金の詳細は観光案内所でご確認ください。
トラブルかな?と思ったら
- 道に迷ったら:頼りになるのは三島駅南口にある「三島市観光案内所」です。親切なスタッフが地図の提供やバス乗り場の案内をしてくれます。
- 体調が悪くなったら:三島駅周辺にはドラッグストアやクリニックがあります。念のため保険証は必ず携帯しておきましょう。
- 急な天候の変化:特に夏季は急な雨が降ることも多いので、折りたたみ傘を一つバッグに入れておくと安心です。川沿いの散策路は大雨の後に増水して危険な場合があるため、無理な散策は控えましょう。
推し活の合間にふと立ち寄った三島。そこには、静かに心を満たしてくれる特別な時間が流れていました。富士山が育んだ清らかな水、そしてその水が育んできた長い歴史。その恵みを大切に守りながら暮らす人々の温かさが感じられます。
忙しい日々を送る私たちだからこそ、時にはこうした場所に身を置いて立ち止まることが必要なのかもしれません。次の週末、都会の喧騒から離れて、水の都・三島で心を洗い流しませんか?きっと、明日からの毎日をもう少し頑張れる新しいエネルギーをもらえるはずです。









