日中は荘厳な空気に包まれる出雲大社で縁結びを祈り、稲佐の浜に沈む夕日に心を奪われる。神話の息吹が色濃く残る街、出雲。多くの人がイメージする旅の風景は、きっとそんな神聖で清らかなものでしょう。
ですが、旅の夜の過ごし方って、意外と悩んでしまいませんか?特に、私のようなアラサー女子の一人旅や、友人との大人旅ならなおさら。せっかく遠くまで来たんだから、夜だって特別な時間にしたい。美味しいものを食べて、温泉に入って、それから…?
そんな、出雲の夜の過ごし方に迷える旅人たちに、私が心からおすすめしたい一軒のバーがあります。出雲市駅のほど近く、喧騒から少しだけ離れた場所に静かに佇むオーセンティックバー「ridere(リデーレ)」。
重厚な扉を開けた先に広がるのは、日常を忘れさせてくれる上質な空間と、マスターが一杯一杯に心を込めて作り上げる、芸術品のようなカクテルたち。ここは、ただお酒を飲むだけの場所ではありません。旅の思い出を語り合ったり、一人静かに物思いに耽ったり、バーテンダーとの会話を楽しんだり…訪れた人それぞれの物語を受け止めてくれる、懐の深い場所なのです。
かくいう私も、推し活遠征で全国を飛び回る中で、その土地の素敵なバーを見つけるのが密かな楽しみ。ライブの興奮を胸に、少しだけ背伸びしてカウンターに座る時間は、何物にも代えがたいご褒美です。そんな私が「また必ず来たい」と強く思ったのが、このridereでした。
この記事では、そんなridereの魅力を、初めてバーを訪れる方にも分かりやすく、そして、旅の計画にすぐに役立つ具体的な情報を交えながら、たっぷりとご紹介していきます。出雲の夜が、あなたにとって忘れられない特別な時間になる。そんな魔法へとかけてくれる扉を、一緒に開けてみましょう。
夜の特別な時間はもちろん、旅の思い出を彩るなら日中の美しい景色も外せません。特に、宍道湖に沈む夕日は、出雲の旅を一層忘れがたいものにしてくれるでしょう。
ridereってどんなお店? – 神話の国の夜を彩る隠れ家

まずはじめに、「ridere」がどのようなお店なのか、その全体像からご紹介しましょう。JR出雲市駅から歩いて数分、飲食店が立ち並ぶエリアから一本奥まった路地に入り、ビルの1階にその店はあります。目印は、壁にひっそりと灯る小さな看板のみ。この「知る人ぞ知る」という佇まいが、これから始まる特別な時間への期待を一層高めてくれます。
「ridere」とはイタリア語で「笑う」を意味します。訪れる人が心地よい時間を過ごし、自然と笑顔になれる場所でありたい、というマスターの温かな願いが込められています。その名にふさわしく、決して敷居の高い堅苦しいバーではありません。オーセンティックバーとしての品格や落ち着きを備えつつも、どこか訪れる人を優しく包み込むような空気が流れているのです。
扉を開けると最初に目に飛び込んでくるのは、美しく磨かれた一枚板のカウンター。そして、その背後に並ぶ数百本もの洋酒ボトルのコレクション。薄暗い照明に照らされて輝くボトルたちは、それだけでまるで一つのアート作品のよう。見つめているだけで思わず魅了されてしまいます。
客層は地元の紳士淑女から私のような観光客まで様々ですが、共通して皆静かに、そして豊かにお酒と会話を楽しんでいます。大声で騒いだり、他のお客様に迷惑をかけるような行為は、この空間にはそぐいません。ridereは大人のための社交場であり、心安らぐ憩いの場所なのです。
少しだけお洒落をして、扉を開ける準備を
ここで、実際にridereを訪れる際の準備について触れておきましょう。まず気になるのは服装ですよね。オーセンティックバーというと、厳しいドレスコードがあるのではと心配される方もいるかもしれません。
結論から申し上げると、ridereに厳格なドレスコードはありません。ただし、この素敵な空間に敬意を表す意味で、少しだけお洒落を意識してお出かけすることをおすすめします。例えば旅先のディナーのように、清潔感のあるワンピースやブラウスとスカート、男性なら襟付きシャツやジャケットといった装いが理想的です。いわゆる「スマートカジュアル」を心がければ間違いありません。
逆に避けたほうが良いのは、Tシャツに短パン、ジャージ、サンダルといった極端にラフな服装です。せっかくの非日常空間を自分自身もその一部として楽しむために、服装から気分を高めるのが大人の嗜みとも言えます。旅の荷物に、一着だけ「ridereのための服」を忍ばせるのはいかがでしょうか。それだけで旅の夜がより特別なものになるはずです。
なお、持ち込みについては言うまでもなく飲食物の持ち込みは禁止されています。ridereで提供される最高の一杯をじっくり味わい、贅沢な時間をお過ごしください。
扉の先に広がる非日常空間 – こだわり抜かれた内装と雰囲気
ridereの魅力は、提供されるお酒だけに留まりません。その空間そのものが、訪れる人を日常から解放する力を持っています。足を踏み入れた瞬間から、あなたはまるで物語の主人公になったかのような気分を味わえるでしょう。
店内はカウンター席が中心となっています。(テーブル席もあります。)厚みがあり、滑らかな手触りの木製カウンターは、長年にわたり多くの人々の会話を受け止めてきたであろう温もりを感じさせます。席数は限られており、隣との間隔もゆったりと確保されているため、プライベートな時間を大切に過ごせます。一人で訪れても、周囲の視線を気にせず、自分だけの世界に浸れるでしょう。
また、何より印象的なのが照明の工夫です。全体的に照度を落とした店内は、まるで隠れ家のような雰囲気を醸し出しています。各席にはカクテルグラスを美しく照らすためのスポットライトが絶妙な角度で設置されており、目の前のカクテルが宝石のように煌めく様子は、思わず息をのむほどの美しさです。SNS映えといった軽い言葉で片付けるには惜しい、心に深く残る光景と言えるでしょう。
カウンターに腰を下ろし、耳を澄ませば、心地よい音量で流れるジャズのメロディーが聞こえてきます。シェイカーを振るリズミカルな音や、氷がグラスの中で奏でる涼やかな音色が一体となり、極上のBGMを紡ぎ出しています。この空間にいるだけで、観光などで少し疲れた心と身体がゆったりとほぐれていくのを実感できるはずです。
確実に夜を楽しむための「予約」という選択肢
これほど魅力的な空間であるため、人気も高いです。特に週末やゴールデンウィーク、お盆などの観光シーズンには満席になることも珍しくありません。せっかくおしゃれをして足を運んだのに入れなかった…そんな残念な思いは避けたいですよね。
そこでおすすめしたいのは、事前の予約です。ridereでは電話予約を受け付けているので、確実に入店したい方は訪問する日程・時間・人数を伝えて席を確保しておきましょう。予約の電話は、通常19:00頃に開店するお店の比較的落ち着いた時間帯にかけるとスマートです。
詳しい連絡先や最新の営業情報は、公式の情報をチェックするのが最も確実です。Bar ridereの公式Instagramでは、電話番号はもちろん、季節のフルーツカクテルの情報も紹介されているので、訪れる前にぜひご覧ください。
また、予約した時間に遅れそうな場合や、やむを得ずキャンセルする必要が出た場合は、必ずお店に連絡を入れることを心掛けましょう。これはバーだけでなく飲食店を利用する際のマナーです。無断キャンセルは店側に大きな迷惑をかけてしまいます。お互いに気持ちよく利用するためにも、早めの連絡を忘れないようにしたいですね。
グラスの中に咲く芸術 – ridereで味わうべき珠玉のカクテルたち

いよいよridereの真骨頂、カクテルの世界をご紹介します。マスターの巧みな技で生み出される一杯は、単なる飲み物を超え、五感で楽しむ芸術品と言えるでしょう。バー初心者からお酒に慣れた方まで、誰もが満足できる奥深い体験がここには待っています。
まずは基本の一杯で、その実力を味わう
バーの腕の見せ所は、ジントニックやマティーニといったシンプルな定番カクテルに現れると言われます。ridereのジントニックはまさにその代表例。冷たくキリッとしたジンに、爽やかなライムの香り、そして弾けるトニックウォーターの炭酸。素材はシンプルですが、家庭で作るものとは全く異なる味わいです。素材へのこだわり、適切な温度管理、ステア(かき混ぜ)の技術—それらが見事に融合して初めて完成する味わいは、一口飲めば誰もが納得するでしょう。
バー初心者の方や何を注文するか迷った場合は、ぜひ「ジントニック」や「モスコミュール」といった馴染みあるカクテルから試してみてください。その違いに驚かされること間違いありません。
旅の思い出を彩る、季節感あふれるフルーツカクテル
ridereに来たならぜひ味わいたいのが、その季節ごとに旬のフルーツを贅沢に使ったフレッシュフルーツカクテルです。島根県産を中心に、その時期に最も美味しい果物をマスターが厳選して仕入れています。
春は甘酸っぱい苺、夏は瑞々しい桃やシャインマスカット、秋は芳醇な梨や柿、冬は香り高い金柑やデコポンと、四季の移ろいをグラスの中で感じられます。
注文は簡単。「今日のフルーツカクテルは何がありますか?」と尋ねるだけ。好みのアルコール度数や甘さ・さっぱり感を伝えれば、あなただけの特別な一杯を作ってくれるのも嬉しいポイントです。
私が訪れた夏には、白桃を丸ごとひとつ使用したベリーニをいただきました。淡いピンク色のカクテルは見た目も華やかで、飲む前から気持ちが高まります。口に含むと、桃のとろける甘みと豊かな香りが広がり、後からスパークリングワインの爽やかな泡が追いかけてくる…。あまりの美味しさに、思わず「はあ…」と幸せのため息が漏れました。暑さで火照った体に染み渡る最高の一杯でした。
もし、推し活女子向けの楽しみ方を提案するとすれば、「推しのメンバーカラーに合うフルーツはありますか?」と尋ねてみるのも面白いかもしれません(笑)。例えば、赤なら苺やスイカ、黄色ならマンゴーやパイナップル、紫なら巨峰やブルーベリー。もし偶然そのフルーツがあれば、それはまさに運命の一杯。ライブの感想を語りつつ推し色のカクテルを傾ける夜は、最高の思い出となるでしょう。
あなただけの物語を描く、おまかせカクテル
メニューにあるものだけでなく、あなたの好みや気分に合わせたカクテルを作ってくれるのが、オーセンティックバーの醍醐味です。
「ウイスキーベースで少しスモーキーな感じのものを」 「ラムが好きで、トロピカルで爽やかなカクテルはできますか?」 「出雲の神話をイメージした神秘的なカクテルを飲みたい」
こんなざっくりとしたリクエストでも構いません。マスターはあなたの言葉の奥にある「飲みたい味」を巧みに汲み取り、その場でまるで魔法のように一杯のカクテルを創り上げてくれます。
どんなカクテルが出来上がるのか、出来上がるまでのワクワク感もまた格別です。そして差し出されたグラスの一口目で「これを待っていた!」と感じる味に出会えたとき、その感動はまさに一期一会。まさにあなたとその日、その瞬間のためだけに作られた、世界に一つだけのカクテルなのです。
カクテルだけでなく、ウイスキーの豊かな世界も
ridereはカクテルだけでなく、ウイスキーの品揃えも見事です。スコッチ、バーボン、ジャパニーズウイスキーなど世界各国の銘柄がバックバーを彩り、中には入手困難な希少なオールドボトルも取り揃えています。
ウイスキー初心者の方はぜひマスターに相談してみてください。「飲みやすく華やかな香りのものがいい」「ハイボールに合う美味しいウイスキーは?」など、あなたの好みを伝えればぴったりの一本を選んでくれます。ロックでゆっくり氷が溶ける様子を楽しみながら味わうのも良し、ソーダ割りで爽やかに楽しむのも良し。深くて広いウイスキーの世界への入り口を、丁寧に案内してくれることでしょう。
バーテンダーとの会話も楽しみのひとつ – 一期一会の夜
ridereの心地よさは、空間やお酒だけでなく、カウンターの向こうに立つマスター・久保さんの人柄にも大きく支えられていると言えるでしょう。
洗練され無駄のない動きでカクテルを作る姿は、まさにプロの技そのものです。一方で、お客様にかける言葉は非常に穏やかで、柔らかな物腰が印象的です。話したい気分のときは良い聞き手となり、静かに過ごしたい時はそっと気配りをしてくれる。その絶妙な距離感が、一人で訪れても友人と訪れても、誰もがリラックスできる空気を作り出しているのです。
バーテンダーとの会話は、バーの楽しみ方の重要な要素のひとつです。お酒に関する豊富な知識はもちろん、出雲の美味しい店や地元の人しか知らないような観光スポットについて教えてもらえることもあります。旅先でこうした出会いがあると、とても心に残りますよね。
私が訪れた際も、カクテルについて色々質問させていただきました。使っているリキュールの特徴やフルーツの美味しい見分け方など、興味深い話ばかりで、お酒の短期集中講座を受けているような、知的好奇心が刺激される時間でした。
もちろん、無理に話す必要はまったくありません。目の前で作られるカクテルを静かに眺めながら、自分の内面と向き合う。そんな静謐な時間を過ごすのも、バーを贅沢に味わうひとつの方法です。ridereはあらゆる過ごし方を受け入れてくれる、大人のための懐の深い場所なのです。
スマートに過ごすための準備
バーでの時間をより楽しむために、持ち物について少し考えてみましょう。必須のものは特にありませんが、いくつか持っているとスマートに過ごせるアイテムがあります。
まずは現金です。ほとんどのお店でクレジットカードは使えますが、お会計の際にさっと現金で支払う仕草は凛とした美しさがあります。特に割り勘の時などは、小銭があると便利です。ridereでも各種クレジットカードは利用可能ですが、念のため現金も少し用意しておくと安心です。
そして、これは私流の楽しみ方ですが、話のきっかけになりそうなものを持っていると、バーテンダーさんや隣に座ったお客さんとの会話が弾むかもしれません。たとえば旅先で手に入れたガイドブックや読んでいる小説、私の場合は推しの写真集など(笑)。もちろん必須ではありませんが、コミュニケーションの糸口としてバッグに忍ばせておくのもおすすめです。
ridereを120%楽しむためのQ&A – 初めてでもこれで安心!

ここまでridereの魅力についてお伝えしてきましたが、それでもなお「バーはなんとなく緊張してしまう…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、よくある疑問や不安に対してQ&A形式でお答えします。これを読めば、あなたもきっと自信を持ってridereの扉を開くことができるでしょう!
Q1. バーに行くのは初めてなのですが、問題ありませんか?
A. もちろんです!初めての方は大歓迎です。誰にでも「初めて」はありますし、一番大切なのはバーを楽しみたいという気持ちです。ridereのマスターは初心者にも非常に親切なので、席についたら「バーは初めてです」と素直に伝えてみてください。優しくエスコートしてくれますよ。
注文に迷ったら、「さっぱりした味が好きです」や「甘くて飲みやすいカクテルをお願いします」といった好みを伝えれば大丈夫。あなたに合った一杯をおすすめしてくれます。
マナーに関しても過剰に気にする必要はありません。周囲のお客様に迷惑がかかるような大声や、泥酔状態でなければ、注意されることはありません。基本的なマナーを守り、肩の力を抜いてリラックスし、場の雰囲気を楽しむのが一番です。
Q2. 予約は必須でしょうか?予約方法を教えてください。
A. 必ずしも予約が必要というわけではありませんが、特に週末や連休、観光シーズンに訪れる際は予約をおすすめします。せっかくの機会に満席で入れないのは残念ですよね。
予約は電話が最も確実です。お店の公式Instagramのプロフィール欄に電話番号がありますので、そちらからご連絡ください。忙しい時間帯もあるので、開店直後の時間帯を狙うとスムーズです。
予約のキャンセルや遅刻があれば、必ずお店に連絡を入れましょう。これは社会人としての基本マナーで、次のお客様やお店の準備にも影響します。分かり次第、すぐに電話一本を忘れずに。無断キャンセルは絶対に避けてください。
Q3. 費用はどのくらいかかりますか?予算感を教えてください。
A. バーの料金体系は少し分かりづらいこともあります。一般的に、オーセンティックバーでは「チャージ料(席料)」と「ドリンク代」がかかります。
ridereのチャージ料は数百円ほど(変動の可能性があるためご来店時にご確認ください)。カクテルはおよそ1,200円から2,000円程度が目安です。フレッシュフルーツや高級スピリッツを使ったものは、少し値段が高くなることもあります。
たとえばチャージ料が500円の場合、カクテルを2杯飲むと、
500円 + (1,500円 × 2杯) = 3,500円
といったイメージです。もちろん注文内容によって金額は変わりますが、1杯だけなら2,000円から3,000円、2~3杯ゆったり楽しむなら4,000円~6,000円くらいの予算を考えておくと良いでしょう。
お会計は帰る時に「お会計お願いします」と伝えれば大丈夫です。支払いは現金または各種クレジットカードが利用可能です。
Q4. 一人で行っても居心地は大丈夫でしょうか?
A. 全く問題ありません。むしろ、ridereは一人で訪れるのに最適なバーの一つです。カウンター席がメインなので、一人でも手持ち無沙汰にならず、ゆったりとした時間を過ごせます。
実際に、一人で静かにお酒を楽しむお客様が多くいます。マスターと会話を楽しんだり、本を読んだり、ただ思いにふけったりと、それぞれの過ごし方があります。一人旅の夜に、自分自身と向き合う場所としてバーカウンターはぴったりかもしれません。
Q5. お酒があまり強くないのですが、楽しめますか?
A. もちろんです!お酒が弱い方も楽しめるのが良いバーの証です。ridereでは、ノンアルコールカクテル、通称「モクテル」も用意しています。
フレッシュフルーツを使ったノンアルコールカクテルは、普通のジュースとは違い、本格的な味わいです。見た目も華やかで、アルコール入りのカクテルに劣りません。「ノンアルコールで桃を使ったさっぱりしたものを」といったオーダーも可能です。
また、アルコール入りのカクテルでも「少しアルコールを弱くしてください」と伝えれば快く対応してもらえます。無理せず、自分のペースで楽しみたい時は気軽に相談してみてください。お酒の押し付けは一切なく、安心して過ごせる空間です。
バーについてさらに詳しく知りたい方は、サントリーが運営する「BAR-NAVI」をご覧になると良いでしょう。バーの基本マナーやカクテルの種類について分かりやすく解説されているので、訪れる前に少し予習しておくと、より一層楽しめますよ。
出雲の夜、もう一つの縁結びの場所へ
古くから「ご縁の国」と称されてきた出雲。多くの人々が、出雲大社で良縁を願い訪れます。恋愛だけに限らず、仕事や友人、さまざまな人との繋がりも「縁」と呼ばれるものです。
日中、神聖な場所で良縁を祈った後の夜、ridereのカウンターで過ごす時間は、また別の形の「縁結び」のひとときかもしれないと私は感じています。
それは、マスターが厳選するお酒との出会いという「縁」。 旬のフルーツが醸し出す生命力あふれる味覚との「縁」。 マスターの洗練された技術と心遣いとの「縁」。 そして、その空間で静かに流れる時間の中で、自分自身の心と向き合う「縁」。
旅先の非日常の夜だからこそ、普段よりも素直な気持ちで自分を見つめ直せるのです。日常の喧騒を離れ、手に美味しいお酒を携えて、これからのこと、過去のこと、そして今この瞬間の幸せをじっくり味わう。ridereは、そんな贅沢な内省の時間を提供してくれる場所です。
もちろん、出雲観光協会公式サイトに掲載されているような、賑やかな居酒屋で地元の味覚を楽しむ夜も素敵な旅の思い出となるでしょう。しかし、もし「旅の夜にもうひとつ忘れられないシーンを加えたい」と思うなら、ぜひridereの重厚な扉を開けてみてください。
その扉の向こうには、あなたの出雲の旅をより深く、より鮮やかに彩る特別な時間が待っています。神々の国の夜に極上の一杯を。あなたの旅が昼も夜も素晴らしい「縁」で満たされることを心より願っています。
…私も次の遠征で出雲を訪れたら、きっとまたこのカウンターに戻ってくるだろうという確信とともに。今夜はこのあたりで。おやすみなさい。

