香港と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、ヴィクトリア・ハーバーの煌めく夜景、高層ビルがひしめく摩天楼、そして活気あふれるストリートではないでしょうか。しかし、その都会的なイメージのすぐそばに、地球のダイナミックな歴史を物語る、息をのむような大自然が広がっていることをご存知ですか。今回ご紹介するのは、香港の秘境ともいえる絶景スポット、「萬宜水庫(ハイアイランド・レザボア)」です。ここは、ただの巨大なダムではありません。ユネスコ世界ジオパークにも認定された、地質学的な奇跡を目の当たりにできる場所なのです。エメラルドグリーンに輝く広大な貯水池と、まるでSF映画のセットのような六角形の岩柱群が織りなす風景は、一度見たら忘れられないほどのインパクトを与えてくれます。元自動車整備士として世界中を旅してきた私、翔太も、この人工物と自然が融合した圧倒的なスケール感には言葉を失いました。この記事では、萬宜水庫の魅力から、少し複雑なアクセス方法、万全な準備、そしてトレッキングの楽しみ方まで、あなたの冒険を完璧にサポートするための情報を余すところなくお届けします。さあ、都会の喧騒を離れて、地球の鼓動を感じる旅へと出かけましょう。
萬宜水庫の壮大な自然を満喫した後は、都会に近い場所で香港・西環泳棚の夕日絶景を楽しむのも一興です。
萬宜水庫とは?地球の歴史を刻む壮大なダム

萬宜水庫は、香港の新界南東部に位置し、西貢(サイクン)半島の先端に広がる、香港最大の貯水池です。しかし、その成り立ちや地質学的な価値を知ると、単なる水の貯蔵施設以上の存在であることがすぐに理解できるでしょう。
水不足を解消した国家規模の壮大なプロジェクト
1960年代から70年代にかけて、香港は深刻な水不足に苦しんでいました。急速な経済成長と人口増加により、水の供給が追いつかず、断水が当たり前のように行われる状況だったのです。この深刻な問題を根本から解決すべく、香港政府はかつてない規模の大プロジェクトに着手しました。それが萬宜水庫の建設計画です。計画では、西貢半島と糧船灣洲(ハイアイランド)という島の間の海峡を、東側と西側に設けた二つの巨大なダムで封鎖し、湾全体を淡水の貯水池へと変えるものでした。1971年に工事が開始され、1978年には完成。これは当時の土木技術の粋を集めた大事業であり、香港の人々の生活を支える重要なインフラとなりました。東ダムを訪れると、その圧倒的な規模の建造物と、かつて海だった場所に広がる穏やかな湖面の対比に、自然の雄大さと人間の技術力の両方を感じずにはいられません。
ユネスコ世界ジオパークの宝「六角形岩柱群」
萬宜水庫が世界中の旅行者や地質学者を惹きつける最大の理由は、その独特な地質景観にあります。この地域は「香港ユネスコ世界ジオパーク」の重要な構成要素のひとつであり、中でも東ダム周辺に露出する「酸性火山岩の六角形岩柱群」がその中心的存在です。これらの岩柱は、約1億4000万年前の火山活動の結果形成されました。巨大な火山の噴火によって噴き出した高温の火山灰や溶岩が、ゆっくりと冷え収縮する過程で美しい六角形の割れ目を生み出したのです。まるで巨大な蜂の巣のようであり、また異星の構造物にも見えるこの岩柱は、高さが100メートルに達し、その広がりは100平方キロメートルにも及びます。世界規模で見ても、これほど大きく良好な保存状態の六角形岩柱群は希少で、その多くが玄武岩(塩基性)である中、香港のものは流紋岩(酸性)である点からも地質学的に非常に価値が高いとされています。東ダムの遊歩道からは、この迫力ある岩肌を間近に観察でき、地球が数千万年かけて造り上げた自然の芸術を体感することが可能です。地殻変動によってS字にひねられた岩柱の姿は、自然の壮大な力を静かに伝えています。
ハイカー必見!萬宜水庫へのアクセス完全ガイド
この壮大な景色に辿り着くには、わずかな冒険心が求められます。市街地から離れており、公共交通機関が直接乗り入れていないため、事前の準備が非常に重要です。ここでは、元整備士の経験も踏まえつつ、最も確実で実用的なアクセス方法を詳しくご紹介します。
定番ルート:MTRとバス、そしてタクシーの組み合わせ
多くの人が利用する、曜日を問わず安定したこのルートは、少々手間がかかるものの、旅の過程自体を楽しむことができます。
ステップ1:MTRで鑽石山(Diamond Hill)駅を目指す
まずは香港の便利な地下鉄MTRに乗り、観塘線(緑色のライン)沿いの鑽石山(Diamond Hill)駅へ向かいましょう。駅直結のショッピングモール「荷里活廣場(Plaza Hollywood)」にあるバスターミナルが乗り換え地点になります。
ステップ2:バス92番に乗り西貢(Sai Kung)へ向かう
鑽石山駅のC2出口からバスターミナルへ進み、92番バスに乗車してください。行き先は「西貢(Sai Kung)」で、終点ですので乗り過ごす心配はありません。所要時間は約30分から45分。2階建てバスの窓から広がるのどかな郊外の風景は、これから始まる冒険への期待を高めてくれます。
ステップ3:西貢からタクシーで東ダムへ移動
西貢バスターミナル到着後は、最後の手段としてタクシーを利用します。萬宜水庫東ダムへの道路は一般車両の通行が制限されており、許可車両や一部バス、タクシーのみ通行可能です。バスターミナル近くのタクシー乗り場で、緑色の新界タクシーに乗りましょう。
ここで大切なのが、運転手への行き先の伝え方です。広東語で「萬宜水庫東壩(マンイーソイフー・ドンバー)」と伝えられれば理想的ですが、発音が難しいため、スマホのメモ帳などに「萬宜水庫東壩 (High Island Reservoir East Dam)」と大きく表示して見せると確実です。料金はメーター制で、片道120香港ドル前後、所要時間は20〜30分程度。多くのタクシーは現金のみ対応なので、必ず現金を用意してください。
最も重要なポイント:帰りの交通手段を確保する
東ダムエリアは携帯の電波が極めて不安定で、流しのタクシーがほとんど通りません。つまり、帰りのタクシー手配がこの旅の最大の課題です。以下の方法があります。
- 乗ってきたタクシー運転手と交渉する: 最も確実なのがこれです。簡単な英語やジェスチャー、翻訳アプリを使い「1時間後に迎えに来てほしい」など交渉してみましょう。その際、連絡先を聞いておくと安心です。追加料金が発生することがありますが、安心料と考えてください。
- タクシー配車アプリを利用する: 「HK Taxi」や「Uber」などのアプリを事前にインストールし、電波の届く場所で配車を試みる方法。ただし中心部から離れているため、すぐにタクシーが捕まるとは限りません。
- タクシー会社の電話番号を控えておく: 西貢エリアのタクシー会社に電話して呼ぶ手段です。広東語でのやり取りが必要な場合が多いため、難易度はやや高めです。
週末・祝日限定のバスを利用する方法
週末や祝日に訪れる際は、期間限定で運行されるバスが利用できる可能性があります。ただし情報が頻繁に変わるため、出発前に公式サイトで最新の運行状況を必ず確認してください。
- バス路線9A: 北潭涌(Pak Tam Chung)と東ダムを結ぶ期間限定バスが運行されることがあります。利用できれば非常に便利ですが、運行期間や時間が限定されています。
- ミニバス路線7番: 西貢発のミニバスで東ダム近くまで行く便がありますが、そこからダムまではかなり歩く必要があるのであまり現実的ではありません。
運行情報は、九龍バス(KMB)公式サイトで出発前に必ず確認しましょう。情報が不確かだと、現地で困難に直面するリスクがあります。
元整備士からのアドバイス:自家用車でのアクセスについて
レンタカーなどで自由に訪問したい方もいるでしょう。しかし、先述の通り、萬宜水庫東ダムへと続く西貢萬宜路は、漁農自然護理署(AFCD)発行の許可証を持つ車両以外は通行禁止です。無許可での侵入は高額罰金の対象となるため、自家用車や許可無きレンタカーでのアクセスは避けましょう。安全かつ確実なのは、タクシー利用が最善の選択です。
東ダム(East Dam)で出会う、息をのむ絶景ポイント

長い旅の末にタクシーを降りると、目の前には日常とはかけ離れた光景が広がっています。さあ、カメラを手に取り、この壮大な景色の隅々までゆっくりと楽しみましょう。
巨大な錨と防波堤
ダムの入り口で真っ先に目を奪われるのが、巨大なコンクリート製の錨に似たオブジェです。これは、ダム建設時に防波堤の基礎として用いられた「ドロス」と呼ばれる消波ブロックの実物大モニュメントで、その圧倒的な大きさがこのプロジェクトの壮大さを物語っています。さらにその先には、南シナ海の荒波からダムを守るために設置された、無数のテトラポッドと巨大なコンクリートブロックによる防波堤が伸びています。この人造物と背後に広がる雄大な自然の対比が、萬宜水庫ならではの独特な景観を生み出しています。
地球の芸術作品:六角形岩柱群
防波堤の横に整備された遊歩道を進むと、いよいよハイライトである六角形の岩柱群が姿を現します。まるで神の手で彫られたかのように整然と並ぶ巨大な石の柱は、写真とは比べものにならない壮大な迫力を感じさせます。特に目を引くのは、地殻変動の力で曲がりくねったS字型の岩柱です。硬いはずの岩がまるで飴細工のようにしなっている様子は、地球という惑星が秘める想像を絶するエネルギーを身近に感じさせてくれます。岩肌に近づいてその質感や規則的に割れた模様をじっくり観察してみましょう。1億4000万年という人間の理解を超えた途方もない時間の流れに思いを馳せることができるでしょう。なお、足元は滑りやすい場所もあるため、景色に夢中になり過ぎず、慎重に一歩ずつ歩を進めてください。
海の洞窟(Sea Cave)とダム湖の見事な対比
さらに遊歩道を進むと、波の浸食によって形成された小さな海の洞窟(Sea Cave)を見ることができます。ここでふり返ると、萬宜水庫が誇るもう一つの魅力である「対比」を存分に楽しむことができます。片側には、打ち寄せる波が白く泡立つ雄大な南シナ海が広がり、もう片側には山々に囲まれ、鏡のように静かなエメラルドグリーンのダム湖があります。まったく異なる二種類の水の表情を同時に堪能できるのは、海をせき止めて造られたこの場所ならではの特権です。風のささやき、波の音、静寂。五感を研ぎ澄ませ、この特別な空間を存分に味わってみてください。
完璧な一日を過ごすための準備と心得
萬宜水庫は、気軽に訪れる観光スポットというよりも、しっかりと準備が求められる「本格的なアウトドアフィールド」です。安全で快適な体験にするために、以下のポイントを必ず確認してください。
服装に関するガイドラインとおすすめスタイル
特に厳しい服装規定はありませんが、快適に動きやすくするためにはハイキングに適した服装が求められます。
- 靴: 歩きやすく滑りにくい靴を必ず選びましょう。履き慣れたスニーカーや、できればトレッキングシューズが理想的です。サンダルやヒールのある靴は避けてください。
- 衣類: 汗をかいてもすぐ乾く、吸湿速乾性に優れた化学繊維製のTシャツやパンツが推奨されます。コットン素材は濡れると乾きにくく、体を冷やすため避けたほうがよいでしょう。
- 重ね着: 香港の山間部は天候が変わりやすく、市街地よりも気温が低いことがあります。夏でも薄手のウィンドブレーカーなど羽織るものを一枚持参すると安心です。冬季(12月〜2月)はフリースや軽量ダウンなどを用いて、しっかり防寒対策を行いましょう。
- 日除け対策: 日陰がほとんどないため、日差し対策は欠かせません。つばの広い帽子やサングラス、日焼け止めをお忘れなく。
持ち物チェックリスト【最終版】
東ダム周辺には売店や自販機が一切ないため、必要なものはすべて事前に準備しておく必要があります。
- 必携アイテム
- 十分な飲料水: 何よりも重要です。季節によりますが、一人あたり最低1.5リットル、夏場は2リットル以上の水を持参することをおすすめします。
- 軽食・行動食: おにぎりやサンドイッチ、チョコレート、ナッツ、エナジーバーなど、手軽にエネルギー補給ができるものを用意しましょう。
- 現金: タクシー利用や緊急時に備え、ある程度の香港ドル現金を必ず携帯してください。
- モバイルバッテリー: スマートフォンは地図確認や緊急連絡、タクシー手配などに必須。充電切れを防ぐため、フル充電済みのモバイルバッテリーは欠かせません。
- ゴミ袋: 敷地内にゴミ箱はありません。「来た時よりもきれいに」が原則です。必ず自分のゴミは持ち帰りましょう。
- 身分証明書: パスポートのコピーなど、身分を証明できるものを携帯すると安心できます。
- あれば便利なアイテム
- 虫よけスプレー: 夏は特に蚊や虫が多いため、準備しておくと快適です。
- 救急セット: 絆創膏、消毒液、鎮痛剤、常備薬など応急処置用の簡単な救急用品があると安心です。
- タオル: 汗拭きや日よけとして何かと重宝します。
- ウェットティッシュ: 手や顔の汚れをふき取るのに便利です。
- カメラ: ここでしか味わえない絶景の記録にぜひ携帯してください。
禁止事項と守るべきマナー
この美しい自然環境を将来に引き継ぐため、訪れるすべての方がルールとマナーを守ることが求められます。
- 火気の使用禁止: 焚き火、バーベキュー、たばこのポイ捨てなどは固く禁止されています。
- 動植物の採取禁止: きれいな花や珍しい石でも持ち帰ることはできません。すべて現地で鑑賞するだけにしましょう。
- ドローン飛行規制: ドローンの飛行には必ず許可が必要です。無許可の飛行はトラブルの原因となります。詳しくは香港ユネスコ世界ジオパーク公式サイトをご確認ください。
- 環境への配慮: 大声を出したり、音楽を大音量で流したりせず、自然の静けさを楽しみましょう。トレイル外の歩行は植生へのダメージにつながるため控えてください。
萬宜水庫周辺のハイキングコースと楽しみ方

東ダムの絶景を楽しむだけでも十分価値がありますが、体力に自信のある方はさらに足を伸ばして、香港で有数のハイキングコースを歩いてみるのもおすすめです。
香港最長のトレイル「マクリホース・トレイル セクション1」
実は、萬宜水庫東ダムは、香港で最も有名かつ最長(全長約100km)を誇るロングトレイル「マクリホース・トレイル(麦理浩径)」のセクション1の途中に位置しています。東ダムを出発点や経由地として、本格的なハイキングに挑むことが可能です。
浪茄湾(Long Ke Wan)へのルート
東ダムからマクリホース・トレイルを西に向かって約30〜40分ほど歩くと、息を呑むほど美しいビーチ、浪茄湾(Long Ke Wan)に到着します。ここは「香港で最も美しいビーチ」とも評され、きめ細かい白い砂と透明度の高いエメラルドグリーンの海が広がっています。公共交通機関が通っていないため、ハイカーだけがたどり着ける特別な場所です。東ダムからの道は一度丘を越えるアップダウンがありますが、その先にはまるでご褒美のような絶景が待っています。ただし、浪茄湾からさらに西湾亭まで歩くには、約2時間近くかかるため、時間と体力をよく考慮して無理のないスケジュールを立ててください。
ジオ・トレイル(地質遊歩道)で学ぶ
東ダム周辺には、萬宜水庫の地質について学べる短い散策路「ジオ・トレイル」も整備されています。六角形の岩柱群の成り立ちや断層の仕組みを説明したパネルが設置されており、風景を楽しみながら地球科学の知識を深めることができます。お子様連れや長距離の歩行が難しい方でも、このトレイルなら気軽に楽しめるでしょう。
もしもの時のトラブルシューティング
入念に準備をしていても、予想外のトラブルが発生することは避けられません。慌てずに対応できるよう、あらかじめ対処法を把握しておきましょう。
帰りのタクシーがまったく捕まらない場合
これは最も現実的な問題の一つです。まずは、電波の良い場所を見つけて辛抱強く配車アプリを使い続けることを試みましょう。それでも利用できない場合は、同様に困っている他のハイカーと協力し、タクシーを呼んだり相乗りを提案したりするのが効果的です。最終手段として、マクリホース・トレイルを西貢方面(北潭涌方面)へ歩き始める方法もありますが、ダムから次の拠点まではかなり距離があるため注意が必要です。日没が迫っていたり体力が消耗している場合は、無理に移動せずその場で救助を待つのが安全です。緊急の際は、香港の緊急通報番号「999」に連絡してください。自分の位置を正確に伝えるために、トレイル上に立てられている標距柱(M001、M002などの番号が付いた杭)の番号を控えておくと役立ちます。
天候が急に悪化した場合
特に夏季は、晴れていたにもかかわらず突然雷雨に遭うことがあります。香港天文台のアプリ「MyObservatory」をあらかじめダウンロードし、常に最新の天気情報を確認する習慣をつけましょう。雷が鳴り始めたら、すぐに開けた場所や高い場所から離れ、できるだけ低い姿勢で安全な場所を探すことが重要です。雨が降ると岩場は非常に滑りやすくなるため、危険を感じた場合は無理をせずハイキングを中断する判断も必要です。濡れた身体は体温を奪われやすいため、レインウェアは必ず携帯してください。
怪我や体調不良が起きた場合
捻挫などの怪我や熱中症の症状が現れた場合は、速やかに行動を止めて日陰で休息をとりましょう。軽度の怪我なら持参した救急セットで応急処置を行います。自力での下山が難しいと判断したら、躊躇せずに緊急通報番号「999」に連絡してください。その際も、自分の正確な位置を伝えるために標距柱の番号を伝えることが大変役立ちます。
西貢(Sai Kung)で締めくくる最高の旅プラン

無事に萬宜水庫での冒険を終え、タクシーで西貢の町へ戻ってきたら、この魅力あふれる港町を旅の締めくくりとして楽しまないわけにはいきません。
海鮮の名所で味わう至福
西貢は「海鮮料理の聖地」として知られており、海岸沿いには「海鮮街」と呼ばれる通りに多くのレストランが軒を連ねています。ここでは、店頭に設置された大きな水槽からお好みの魚介類を選び、調理法を指定するというユニークなスタイルが特徴です。新鮮なエビやカニ、シャコ、さまざまな魚を蒸す、炒める、揚げるなど、自分の好みの味付けで味わえます。ハイキングで消費したエネルギーを最高の海鮮料理で補うのは、贅沢なひとときです。少し価格は高めですが、その価値は十分に感じられます。香港政府観光局の公式サイトでも西貢のグルメは特集され、その人気の高さが証明されています。
港町の散歩で心地よく
お腹を満たした後は、西貢の町をゆったりと散策してみましょう。ここでは香港の中心部とは異なり、穏やかでゆったりとした時間が流れています。オシャレなカフェでコーヒーを楽しんだり、個性的な雑貨店をのぞいたり、海辺のプロムナードを歩きながら行き交う船を眺めたりと、都会の喧騒を忘れてリラックスした時間を過ごせます。疲れた身体を癒やし、萬宜水庫で見た壮大な景色の余韻に浸るには、まさに理想的な場所と言えるでしょう。
地球の鼓動を感じる旅へ
萬宜水庫への旅は、ただ美しい風景を楽しむだけでは味わえない特別な体験を提供してくれます。それは、約1億4000万年という壮大な時の流れと、地球が持つ巨大なエネルギーを直接感じ取る旅でもあります。また、人類の英知と努力が自然と見事に調和した、非常に稀な場所でもあります。アクセスは決して容易ではありませんが、だからこそ、現地にたどり着いたときの感動は格別です。都会的な香港とはまったく異なるもう一つの顔に、きっと心を奪われることでしょう。元整備士として申し上げたいのは、「良い旅は、しっかりとした準備から始まる」ということです。本記事を参考に、万全の計画と準備を整えて、安全に、そして思う存分この地球の奇跡を味わい尽くしてください。あなたの冒険が、かけがえのない素晴らしい思い出になることを願っています。

