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シャルム・エル・シェイク喫煙ガイド|愛煙家のための持ち込み・現地ルールとシーシャ

紺碧の紅海に抱かれ、どこまでも続く太陽の光が降り注ぐエジプト屈指のリゾート地、シャルム・エル・シェイク。世界中のダイバーが憧れる壮大な珊瑚礁、ラグジュアリーなホテル、そして夜には満点の星空が広がるこの場所は、まさに地上の楽園と呼ぶにふさわしいでしょう。仕事柄、世界中の都市を訪れる私ですが、この地の持つ独特な開放感と、古代文明の神秘が融合した空気には、いつも心を奪われます。

しかし、愛煙家の皆様にとって、旅の計画を立てる際に一抹の不安がよぎるのではないでしょうか。「現地の喫煙ルールはどうなっているのか?」「タバコは自由に持ち込めるのか?」「電子タバコは使えるのだろうか?」――。心地よいバカンスは、こうした些細なストレスから解放されてこそ、真に満喫できるものです。特に文化や法律が日本と異なる海外では、事前の情報収集が旅の質を大きく左右します。

ご安心ください。この記事では、シャルム・エル・シェイクを訪れる愛煙家の皆様が抱えるであろう、あらゆる疑問や不安を解消すべく、最新の情報を網羅した完全ガイドをお届けします。タバコの持ち込み制限から、現地での購入方法、喫煙が許可されている場所、そしてエジプトならではの「シーシャ(水タバコ)」の楽しみ方まで。私の実体験も交えながら、具体的かつ実践的な情報をご提供します。この記事を読み終える頃には、あなたは自信を持ってシャルム・エル・シェイクでの喫煙ライフを計画し、心置きなく極上のリゾート体験を堪能できるはずです。さあ、スマートな大人の旅を始めましょう。

目次

シャルム・エル・シェイクの喫煙文化と基本情報

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シャルム・エル・シェイクにおける喫煙事情を理解するには、まずエジプト全体の文化的背景を把握することが早道です。エジプトは世界的に見ても喫煙率が高い国の一つであり、タバコは日常生活に深く根付いています。特に、甘い香りを楽しむ「シーシャ(水タバコ)」は、人々が集まり語らうための重要なコミュニケーションツールとして、カフェやレストランで広く親しまれています。

街中を歩くと、屋外のカフェで男性たちがシーシャを囲みながら談笑している光景を目にすることがよくあります。この様子からも分かるように、エジプト社会は喫煙に対して比較的寛容な風潮があります。ただし、これはどこでも自由に喫煙が認められているという意味ではありません。国教がイスラム教であるエジプトでは、公共の場でのマナーや他者への配慮が非常に重視されています。

シャルム・エル・シェイクは国際的な観光リゾート地という特性を持つため、世界中から訪れる観光客に配慮し、多くのルールは国際的な基準に合わせて緩和されています。そのため、カイロなどの大都市と比べると、喫煙者にとって過ごしやすい環境が整っていると言えるでしょう。しかし、それはあくまで観光地としての特別な配慮に基づくものであり、リゾートの開放的な雰囲気に流されて現地の文化や習慣への敬意を欠いてはなりません。愛煙家としてスマートに行動するためには、寛容さの裏にあるルールとマナーを正しく理解し、しっかり守ることが求められます。この基本的な姿勢こそが、快適な滞在を叶える鍵となるのです。

【最重要】タバコの持ち込みルールと税関手続き

快適な旅の始まりは、スムーズな入国手続きからスタートします。特に喫煙者にとって、タバコの持ち込みが最初の難関となることが少なくありません。規則を正確に把握していないと、不意のトラブルに巻き込まれ、貴重な時間を浪費してしまう恐れがあります。ここでは、紙巻きタバコ、電子タバコ、加熱式タバコの各種について、具体的かつ詳細な持ち込みルールと税関での手続き方法を解説します。

日本からのタバコ持ち込みに関して

まずは最も一般的な紙巻きタバコの持ち込みについて説明します。エジプトの税関では、旅行者が個人使用の範囲内でタバコを持ち込むことを許可していますが、免税範囲が厳格に定められています。

現在認められている免税範囲は以下の通りです。

  • 紙巻きタバコ:200本(1カートン)まで
  • 葉巻:50本まで
  • 刻みタバコ(シャグ等):200グラムまで

これらは「いずれか一種類」のみ適用されます。例えば、紙巻きタバコ1カートンと葉巻50本の両方を免税で持ち込むことはできません。複数種類のタバコを普段楽しむ方は、どれを優先して持ち込むか、出発前に決めておくことが重要です。

免税範囲を超えて持ち込む場合は、必ず税関で申告し、所定の関税を支払わなければなりません。申告を怠ると密輸とみなされ、罰金や没収といった厳しい処分を受ける可能性があります。正直に申告することが最も賢明な対応です。

【出発前にできる準備】 持ち込むタバコの本数や重量を正確に把握し、免税範囲内かどうかを確認しましょう。もし免税枠を超える場合は、税関でスムーズに申告できるよう、英語で「I have cigarettes over the duty-free limit.(免税範囲を超えるタバコを持っています)」と伝えられるように準備しておくと安心です。

電子タバコ・加熱式タバコの持ち込みについて

近年、利用者が増加している電子タバコ(VAPE)や加熱式タバコ(IQOS、gloなど)は、国ごとに規制が大きく異なるため、特に注意が必要です。

かつてエジプトでは電子タバコの使用や販売が法的に禁止されていましたが、2021年頃から規制が緩和され、現在は合法的に持ち込みおよび使用が可能となっています。利用者にとって朗報ですが、航空機での持ち込みに関しては厳しいルールが適用されます。

【最重要ポイント:機内への持ち込み方法】

本体(デバイス):必ず「機内持ち込み手荷物」としてください。

リチウムイオン電池を搭載した電子タバコ本体は、貨物室内の気圧や温度変化による発火リスクがあるため、預け入れ荷物(受託手荷物)への収納は禁止されています。 これはエジプトの法律に先駆けた国際的な航空安全基準による規定です。誤って預け荷物に入れた場合、保安検査で呼び止められ、荷物を開けて取り出すよう要求されることがあります。

リキッドおよびタバコスティック:

リキッドは液体扱いのため、持ち込み制限の対象となります。各容器は100ml(または100g)以下で、合計容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋にまとめて持参する必要があります。 予備のリキッドも同様です。タバコスティックに関しては、量は紙巻きタバコの免税範囲(200本)に含めるのが安全です。

【準備のポイント】 シャルム・エル・シェイク現地では、特定ブランドのタバコスティックや好みのフレーバーのリキッドを入手するのは難しいため、滞在期間に加えて余裕を持った量を日本から持参することを強く推奨します。特にリキッドは液漏れ防止のため、ジッパー付き袋を二重にするなどの対策が有効です。予備のコイルやアトマイザー、充電ケーブルやアダプターも忘れず準備しましょう。

航空会社の規定は変更の可能性があるため、出発前に必ず利用航空会社の公式サイトで最新情報を確認してください。例として、日本航空(JAL)のウェブサイトには電子タバコの取り扱いに関する詳細な案内が掲載されています。

空港での手続きと注意事項

シャルム・エル・シェイク国際空港(SSH)に到着後、入国審査、手荷物受取を経て税関へ進みます。税関は通常、緑色のレーン(申告なし:Nothing to Declare)と赤色のレーン(申告あり:Goods to Declare)に分かれています。

タバコが免税範囲内で、他に申告するものがなければ、緑色のレーンを通過できます。ただし、ランダムに荷物検査を求められることがあるため、その際は落ち着いて係員の指示に従ってください。免税限度を超えるタバコを持参している場合は、迷わず赤色のレーンに進み、正直に申告しましょう。

【トラブル発生時の対応】 万が一税関で言語の壁によるトラブルや不当な要求があっても、まずは冷静になることが肝心です。焦らず、ゆっくりと簡単な英語で説明を試みましょう。もし解決が難しい場合は、空港のインフォメーションデスクで通訳支援を依頼するか、必要に応じて在エジプト日本国大使館へ連絡することも視野に入れてください。しかし、ほとんどの場合、ルールを守って誠実に対応すれば大きな問題にはなりません。

シャルム・エル・シェイク市内の喫煙スポット徹底解説

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無事に入国できたら、いよいよリゾートでの滞在が始まります。どこで喫煙できるのか、またどこが禁煙かを事前に把握しておくことで、ストレスなく行動できるでしょう。本稿では、ホテル、レストラン、公共の場所など、さまざまなシチュエーションにおける喫煙ルールを詳しくご紹介します。

ホテルでの喫煙について

滞在の拠点となるホテルでの喫煙環境は、快適な滞在を左右する重要なポイントです。シャルム・エル・シェイクの多くのホテルでは、喫煙者に配慮した設備が整えられています。

客室の選び方:

ほとんどのホテルでは、「喫煙ルーム(Smoking Room)」と「禁煙ルーム(Non-Smoking Room)」がはっきり分かれています。喫煙者は、予約の際に必ず「喫煙ルーム」をリクエストすることが大切です。 大手予約サイトには「喫煙可」などのフィルターが備わっていることが多いので、積極的に活用しましょう。なおオンラインで指定ができない場合は、予約後にホテルへメールや電話で直接連絡し、希望を伝えておくことをおすすめします。

バルコニーやテラスでの喫煙:

禁煙ルームしか空いていなかったとしても、バルコニーやテラス付きの部屋ならそこでの喫煙が許可されているケースもあります。ただし、これはホテルによって異なるため、灰皿が設置されているか確認しましょう。チェックイン時にフロントスタッフへ「Can I smoke on the balcony?(バルコニーで喫煙してもよいですか?)」と必ず尋ねるのが最も確実です。 無断で喫煙し火災報知器が作動したり、部屋にタバコ臭がついた場合は、高額な清掃費や罰金を請求される可能性があります。

ホテル内の指定喫煙エリア:

ロビーやレストラン、プールサイドなどの共用エリアは基本的に禁煙ですが、多くのホテルでは屋外に指定の喫煙エリア(Designated Smoking Area)が設けられています。プールサイドのバー周辺や庭園の一角など、灰皿が置かれた場所を探してみてください。

レストラン・カフェ・バーでの喫煙

紅海の美しい景色を眺めながら飲食を楽しむ時間は、シャルム・エル・シェイク滞在の大きな魅力です。こうした場での喫煙ルールは比較的シンプルです。

屋外席が喫煙に最適:

ほとんどのレストランやカフェ、バーでは、屋外のテラス席では喫煙が認められています。 心地よい海風の中での一服は格別です。特にビーチ沿いやナアマベイの賑やかな通り沿いの店では、多くの席で喫煙可能です。入店時に「Smoking seat, please.」と言えば、喫煙可能な席へ案内してもらえます。

屋内は原則禁煙:

一方で、エアコンが効いた屋内席は法律により原則禁煙です。バーカウンターのみ喫煙可能な場合や、完全に区切られた喫煙室が設置されている高級店もありますが、基本的には「屋内禁煙、屋外喫煙可」と理解しておけば問題ありません。

シーシャ(水タバコ)カフェ:

シャルム・エル・シェイクにはシーシャ専門のカフェが数多くあります。これらの店では紙巻きタバコの喫煙も可能です。エジプトのローカルな雰囲気を楽しみながらゆったり過ごしたい方におすすめです。シーシャについては後ほど詳しく解説します。

【喫煙時のマナー】 喫煙が許可されている場所でも、周囲への気遣いは欠かせません。特に子連れの家族や風上で飲食している人がいる場合には、煙が迷惑にならないよう配慮するのが洗練された大人の振る舞いです。こうした心遣いが、お互いに快適な時間を守ることにつながります。

公共の場での喫煙に関して

ホテルや飲食店以外の公共の場での喫煙は、より注意が必要です。

路上やビーチでの喫煙:

屋外の路上やビーチでの喫煙は禁止されてはいません。そのため、歩きタバコをする人やビーチで煙草を楽しむ観光客も見かけます。ただし推奨される行為ではありません。特に人通りの多い場所での歩き吸いは危険ですし、美しい砂浜に吸い殻を捨てるのは絶対に避けましょう。

携帯灰皿を持参すること:

屋外で喫煙する可能性がある場合は、必ず携帯灰皿を持ち歩くことをおすすめします。 法律以前のマナーとして、自然環境を守るためにポイ捨ては絶対にやめてください。携帯灰皿を忘れた場合は、吸い殻をティッシュなどに包んで持ち帰り、ホテルの客室の灰皿に捨てるようにしましょう。

厳しく禁煙が義務付けられている場所:

下記の場所やその周辺では、法律により厳格な禁煙が定められています。

  • 政府関連施設や公共機関
  • 病院や医療機関
  • 学校や教育施設
  • モスク(イスラム教礼拝所)などの宗教施設

これらの場所では敷地内のみならず、入口付近での喫煙も避けるべきです。現地の文化や宗教への敬意を払うためにも、ルールはしっかり守りましょう。

空港内の喫煙所について

旅の始まりと終わりを過ごす空港では、長時間のフライト前後に喫煙したくなる愛煙家も多いでしょう。

シャルム・エル・シェイク国際空港(SSH)では、出国手続きを終えた後の出発ロビー(免税店などのあるエリア)に喫煙所が設けられています。 ガラスで仕切られた喫煙室(Smoking Room)が複数あり、搭乗前の時間を過ごすことが可能です。ただしラウンジ内は基本的に全面禁煙のことが多いです。空港の規模変更や改装により喫煙所の場所が変わる場合もあるため、見つからない場合は案内表示を確認したり、インフォメーションで「Where is the smoking area?」と尋ねてみてください。

なお、エジプト到着後は入国審査を終え到着ロビーに出ると、出発ロビーの喫煙スペースには戻れません。次に喫煙できるのは、空港外に出てからとなりますのでご注意ください。

現地でのタバコの購入方法と注意点

日本から持参したタバコがなくなった場合や、現地のタバコを試してみたい時に備えて、現地での購入方法を知っておくと安心です。

購入できる場所

シャルム・エル・シェイクでは、さまざまな場所で比較的簡単にタバコを購入できます。

  • キオスク(Kiosk): 街角にある小さな売店で、気軽にタバコを買える場所です。主要な銘柄が揃っていますが、小規模な店舗ほど偽物のリスクが高くなるため注意が必要です。
  • スーパーマーケット: ある程度大きなスーパーマーケットでは、レジの近くでタバコを販売しています。キオスクより信頼性が高く、定価で購入できるため安心です。
  • ホテルの売店: 多くのホテルロビーには、土産品などと一緒にタバコも扱う売店があります。価格は市中よりやや高めですが、利便性と安心感があります。
  • 免税店(Duty-Free Shop): 空港の免税店では、国際ブランドのタバコをカートン単位で購入可能です。帰国土産としても適しています。

販売されているブランドと料金

エジプトで最も親しまれている国産タバコブランドは「クレオパトラ(Cleopatra)」です。非常に安価で、地元の多くの人に愛用されていますが、味が強いため日本人の好みには合わないこともあります。試してみると旅の体験として興味深いでしょう。

また、「マールボロ(Marlboro)」、「L&M」、「ウィンストン(Winston)」、「キャメル(Camel)」などの国際的なブランドも広く流通しています。ただし、同じ銘柄でも製造国によって味に違いがあることが多いため、日本で馴染んだ味と全く同じとは限りません。

価格は日本よりかなり安く、銘柄にもよりますが1箱あたり200円から400円程度で購入できることが多いのが魅力です。

購入時の注意点

特に注意すべきは「偽造タバコ」の存在です。観光客が多いエリアの小規模キオスクには、精巧な偽物が混ざっていることがあります。これらは健康に与える影響が大きい可能性があるほか、味も劣ります。

【トラブルを避けるためのポイント】 偽物を回避するには、スーパーマーケットやホテルの売店など、信頼できる店舗で購入することをおすすめします。パッケージの印刷が不明瞭だったり、極端に安い価格の場合は警戒しましょう。

電子タバコ・リキッドの現地入手について

紙巻タバコとは異なり、電子タバコ関連商品を現地で手に入れるのは非常に難しいのが現状です。エジプトでは法的には認められていますが、VAPE文化はまだ広まっておらず、シャルム・エル・シェイクには専門店(Vape Shop)がほとんどありません。万が一見つかっても品揃えは限定的で、好みのリキッドや特定デバイス用のコイルを手に入れるのは困難でしょう。

【ユーザーができる対策】 電子タバコや加熱式タバコを使う方は、滞在期間中に必要なリキッドやスティック、コイルなどの消耗品をすべて日本から持参することが最善です。 これが最も確実で、安心して過ごすための方法です。

シーシャ(水タバコ)体験のススメ

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シャルム・エル・シェイクを訪れる際にぜひ体験していただきたいのが「シーシャ(水タバコ)」です。これは単なる喫煙行為ではなく、エジプトの文化に直接触れる貴重な機会であり、ゆったりとした時間を楽しむのに最適なアクティビティのひとつです。

シーシャとは?

シーシャは専用の器具を使い、水でろ過されたタバコの煙を吸う喫煙具の一種です。別名「フーカー(Hookah)」とも呼ばれています。タバコにはリンゴやミント、ストロベリー、レモンなど多彩なフレーバーが付けられており、その煙は非常にマイルドで芳醇な香りが特徴です。紙巻きタバコとは異なり、まろやかで甘い煙を味わえます。

シーシャカフェの選び方と楽しみ方

シャルム・エル・シェイク、特にナアマベイやオールドマーケット周辺には多くのシーシャカフェが軒を連ねています。ビーチ沿いの開放的なカフェや、伝統的なアラビアンスタイルで装飾された店など、様々な雰囲気の店が揃っています。

【楽しみ方のステップ:注文から喫煙まで】

  1. 入店と席の確保: 好みの雰囲気の店に入り、空いている席に座ります。
  2. フレーバーの選択: 店員がメニューを持ってきます。リストの中からお好みのフレーバーを選びましょう。迷った場合は、「アップル(Tuffah)」や「ミント(Na’na’)」が定番でおすすめです。ミックスフレーバーも楽しめます。
  3. 注文: フレーバーと一緒に、ミントティーやジュースなどのドリンクも頼むのが一般的です。
  4. シーシャの準備: しばらくすると、店員が炭を乗せたシーシャ本体を持ってきてくれます。
  5. 喫煙開始: 新しいマウスピースを受け取り、ホースに取り付けます。ゆっくりと煙を吸い込み、深呼吸するように吐き出しましょう。煙が薄くなったり味が減ったりしたら、店員に知らせれば炭の交換や調整を行ってくれます。

料金は1台あたり50~100エジプト・ポンド(約300円~600円)ほどで非常にリーズナブルです。1台で1時間以上楽しめるため、コストパフォーマンスは抜群です。

シーシャ体験時の注意点

気軽に楽しめるシーシャですが、以下の点には気をつけましょう。

  • 健康への影響: フレーバーがついていて吸いやすいため害が少ないと思われがちですが、シーシャもタバコの一種であり、ニコチンやタールを含んでいます。WHO(世界保健機関)も水タバコが健康に重大なリスクをもたらすと指摘しています。吸い過ぎには十分注意してください。
  • 体調管理: 特に初心者は一度に多く吸いすぎると酸欠やニコチンの過剰摂取で体調を崩すことがあります(俗に「ヤニクラ」と呼ばれます)。自分のペースで無理なく、水分補給をこまめに行いながら楽しむことが大切です。
  • 衛生面: 必ず使い捨てのプラスチック製マウスピースを利用しましょう。たとえ友人同士でもマウスピースの共有は避けるのが賢明です。

喫煙者が守るべきエチケットと法律

これまで説明してきた内容を振り返りながら、シャルム・エル・シェイクにおける喫煙者が守るべきマナーや法律について、より詳しく見ていきましょう。快適な滞在は、周囲への思いやりと配慮があってこそ成り立ちます。

服装規定との関係

喫煙に関して特別な服装規定はありません。シャルム・エル・シェイクはビーチリゾートであり、日中は比較的カジュアルな服装が許容されることが多いです。しかし、ここがイスラム文化を基盤とする国であるという点は、常に念頭に置く必要があります。

例えば、モスク周辺や地元の人々が多く訪れるローカルマーケットなどを訪れる際には、喫煙の有無にかかわらず、肩や膝を覆う露出の少ない服装を心掛けるのが適切です。こうした場所で肌を露出したまま喫煙するのは、好意的には受け取られません。

特に注意すべきは、イスラム教の断食期間である「ラマダン」の時期です。この期間、イスラム教徒は日の出から日没まで飲食や喫煙を控えます。旅行者は断食の義務はありませんが、公共の場でイスラム教徒の目の前で飲食や喫煙をすることはできるだけ避けるべきです。 これは法律というよりも文化的な配慮の問題です。喫煙をする場合は、ホテルの客室や指定された喫煙エリアなど、目立たない場所を選びましょう。

ポイ捨てに関する罰則

シャルム・エル・シェイクの最大の魅力の一つは、紅海の美しく貴重な自然環境です。この環境保護のために、タバコの吸い殻を投げ捨てる行為は厳禁です。法律上でもポイ捨ては禁じられており、罰金を科される可能性がありますが、それ以上に旅行者としての品格が問われる行為といえます。

珊瑚礁に流れ着いた吸い殻一つが、生態系に悪影響を及ぼすこともあり得ます。私たちはこの素晴らしい場所を「訪れさせていただいている」という謙虚な心を持つべきです。繰り返し強調しますが、携帯灰皿はシャルム・エル・シェイクを訪れる愛煙家にとって必ず携行すべきアイテムです。 忘れた場合には、空き缶などを代用し、きちんと責任を持って処理しましょう。

周囲への気遣い

喫煙が許されている場所でも、周囲への配慮は国境を問わず必要なエチケットです。

  • 風向きを意識する: 煙が非喫煙者、特に子どもや食事中の人に流れないよう、常に風向きを確認しましょう。少し席を移動したり身体の向きを変えたりするだけで、印象は大きく変わります。
  • 密閉空間や混雑地は避ける: タクシーの中やツアーバス内、混み合ったマーケットなどでは喫煙を控えましょう。
  • 一言添える気遣い: 隣の席との距離が近いレストランなどで喫煙したい場合は、軽く会釈したり「Excuse me.」と一言伝えたりすると、不要なトラブルの防止につながります。

エジプト観光省の公式サイトでも、旅行者向けのマナーや習慣について案内されています。こうした公式の情報を参考にし、「郷に入っては郷に従え」の精神で行動することが、結果として自身の旅をより充実した快適なものにするでしょう。

もしもの時のトラブルシューティング

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どれだけ入念に準備していても、海外では予想外のトラブルが起こることがあります。ここでは、喫煙にまつわる「もしもの」事態と、その対処方法についてご説明します。

タバコを没収された場合は?

入国時の税関で、免税範囲を超えるタバコを申告せずに発覚した場合、没収される可能性があります。この場合、基本的には係員の指示に従うほかありません。無理に抵抗したり感情的になると、事態がさらに悪化する恐れがあります。超過分に対して関税の支払いを求められた際には、従うことが大切です。

もし、規則を守っているにもかかわらず不当な没収や不当な金銭要求を受けた場合は、冷静かつ毅然とした態度を保つことが重要です。その場で相手の身分証明書の提示を求め、やり取りを記録する姿勢を見せましょう。どうしても解決が難しい場合は、在エジプト日本国大使館に連絡し、アドバイスを求めるのが最適です。出発前に大使館の緊急連絡先を控えておくことをおすすめします。

体調不良になったときは

慣れない土地でのタバコやシーシャの長時間利用により、頭痛や吐き気といった体調不良を引き起こすことがあります。これらはニコチンの過剰摂取や一酸化炭素中毒が原因の可能性があります。

まずはすぐに喫煙を中止し、風通しの良い場所で休むようにしてください。十分な水分を取り、体を休めることが重要です。軽度の場合は休養で回復しますが、症状が重い場合や改善が見られない場合には、躊躇せずに医療機関を受診しましょう。その際に役立つのが海外旅行保険です。エジプトの医療費は高額になることがあるため、出発前に十分な補償内容のある保険へ加入しておくことが不可欠です。保険証や緊急連絡先はいつでも取り出せるよう携行してください。安心した旅は、こうした事前の準備から始まります。

言語の壁を乗り越えるために

喫煙に関わる簡単なフレーズを覚えておくと、現地でのコミュニケーションが格段に楽になります。

  • 「ここで吸ってもいいですか?」
  • 英語: May I smoke here? / Is it okay to smoke here?
  • アラビア語(簡易): Mumkin adakhan hena?(ムムキン アダッハン ヘナ?)
  • 「喫煙所はどこですか?」
  • 英語: Where is the smoking area?
  • アラビア語(簡易): Fein makan el tadkhin?(フェーン マカーン エル タドヒーン?)
  • 「灰皿をください」
  • 英語: Can I have an ashtray, please?
  • アラビア語(簡易): Mumkin taffaya?(ムムキン タッファーヤ?)

また、スマートフォンの翻訳アプリも非常に便利なツールです。事前にオフラインでも使えるようにダウンロードしておくと、通信環境が悪い場所でも役立ちます。

愛煙家におすすめのシャルム・エル・シェイクの過ごし方

最後に、ルールと礼儀をわきまえたスマートな愛煙家の皆様に、私、健司がおすすめするシャルム・エル・シェイクでの至福の喫煙シーンをご紹介します。ただ煙を楽しむのではなく、その時間と空間をじっくり味わい尽くす、ひと味違った優雅な過ごし方です。

シーン1:夕陽と共に過ごす、ホテルのバルコニーでの一服

日中のアクティビティ、たとえばダイビングやスノーケリングで紅海の神秘を満喫したあと、ホテルに戻ってシャワーを浴びてさっぱりした身体でプライベートバルコニーへ向かいます。眼下には静けさを取り戻しつつあるプール、遠くにはシナイ山脈が夕日に染まる美しい景色が広がります。この魔法のような時間に、お気に入りの一服を手にゆっくりと火をつけます。今日一日の冒険を振り返りつつ、明日への期待に胸をふくらませる。誰にも邪魔されない、自分だけの贅沢なひとときです。このためにバルコニー付きの喫煙ルームを予約する価値は十分にあるでしょう。

シーン2:ナアマベイの賑わいを感じる、テラスカフェでの一服

夜、街が賑わい始めたら、シャルム・エル・シェイクで最も活気のあるエリア、ナアマベイへ繰り出してみましょう。世界各国から集まる人々が行き交うプロムナード沿いのカフェのテラス席に腰を落ち着け、冷えたビールと一緒にひと服。目の前を通り過ぎる人々の笑顔、多言語が飛び交う賑やかな会話、エジプト音楽の陽気なリズム。この街の活力を肌で感じながらけむりをくゆらせる時間は、孤独でありながらも一方で世界との繋がりを感じられる、不思議な魅力を持っています。ここでは思い切って、地元のクレオパトラに挑戦するのも一興かもしれません。

シーン3:星空満点の夜に、シーシャカフェで味わう深い一服

シャルム・エル・シェイクの夜のお楽しみといえば、やはりシーシャで締めるのが定番です。街の中心から少し離れた、落ち着いた雰囲気のシーシャカフェを選び、柔らかなクッションに身を沈めます。注文するのは定番のダブルアップルにわずかにミントを加えたフレーバー。炭が運ばれ、ホースを手にゆっくりと息を吸い込めば、甘く濃厚な香りが口いっぱいに広がります。見上げれば、都会では決して見られないほどの満天の星空が広がり、静寂の中、水が「コポコポ」と穏やかに鳴る音だけが響きます。思考は澄み渡り、日常の喧騒から完全に解き放たれる。この瞑想にも似たひとときは、愛煙家の皆様に贈るシャルム・エル・シェイクからの最高の宝物です。

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この記事を書いたトラベルライター

外資系コンサルやってます。出張ついでに世界を旅し、空港ラウンジや会食スポットを攻略中。戦略的に旅をしたいビジネスパーソンに向けて、実用情報をシェアしてます!

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