推しのワールドツアー日程が発表されて、ソウルコンは当然行くとして、ヨーロッパツアーの日程を見た瞬間、「あ、これパリ公演のあと土日空いてるじゃん」って気づいてしまったアラサーOLの私。チケット争奪戦(通称チケッティング)の過酷な深夜のPC前での戦いを勝ち抜き、無事にVIPスタンディングを確保。そして航空券とホテルを手配したあと、ふと冷静になって気づくのです。「せっかくパリまで行くなら、近隣の国にも足を伸ばしたい!」と。
そこで候補に上がるのが、美食の国ベルギー。特に首都のブリュッセルは、パリから特急列車でわずか1時間半という驚きの近さ。推しの圧倒的なパフォーマンスの余韻に浸りながら、世界最高峰と謳われるチョコレートを口に運ぶ。そして推しがSNSにアップしていたグランプラスの景色を自分の目で見て、アクスタと一緒に記念撮影をする。そんな至福の時間を過ごすための、ベルギーチョコ完全攻略ガイドをお届けします。
そもそも、なぜ世界中にチョコレートがある中で、「ベルギーのチョコレートが一番美味しい」とこれほどまでに言われているのでしょうか?単なるブランド力?それとも何か特別な秘密があるの?今回は、K-POPアイドルの追っかけで世界中を飛び回る私が、フットワークの軽さを活かして現地で徹底調査したベルギーチョコレートの魅力と、読者の皆さんが今すぐ旅行の計画を立てて「実際に行動できる」ための超実践的なノウハウを余すところなくお伝えします。読めば絶対にベルギーに行きたくなる、そして現地で最高のチョコレート体験ができることをお約束します!
旅の荷物の悩みを解消し、身軽にショコラトリー巡りを楽しむには、ベルギーのコインロッカー活用術を参考にするのがおすすめです。
ベルギーチョコレートが世界一美味しいと言われる科学的・歴史的理由

「ベルギーチョコは美味しいよね」と何気なく言われますが、その美味しさにはちゃんとした理由があります。ただ情熱や気合だけで作られているわけではなく、緻密な科学的な計算と何世紀にもわたる歴史的背景が関係しているのです。ここでは、ベルギーチョコの深い秘密を解き明かし、現地のショコラトリーでの感動を何倍にも高めるポイントをご紹介します。
カカオ豆の選別から粉砕まで!ミクロン単位の細やかなこだわり
チョコレートのなめらかさは、カカオ豆がどれほど細かく粉砕されているかに大きく左右されます。人の舌は、約25ミクロン(1ミクロンは1ミリの1000分の1)以上の粒子を口にすると「ざらつく」と感じる仕組みです。多くの国で作られている一般的なチョコレートは、生産の効率を上げるためにやや粒子を粗めにしていることが多いのですが、ベルギーのトップクラスのチョコレートは異なります。ベルギーの職人たちは、カカオ豆を18〜20ミクロンほどの舌で感じられないほど細かく粉砕します。
このミクロン単位の緻密な粉砕技術があるおかげで、ベルギーチョコを口に入れた途端、シルクのように滑らかにとろける感触を楽しめるのです。まるで推しの肌のきめ細やかさに見惚れるように、ベルギーチョコの粒子の細かさにも心奪われるでしょう。また、「コンチング」と呼ばれる練り上げの工程にもベルギーのショコラティエは非常に時間をかけます。長い場合は72時間以上も練り続け、カカオの酸味や渋みを飛ばし、まろやかで奥行きのある香りを引き出しています。
100%カカオバターにかける並々ならぬ情熱と厳しい法規制
ベルギーチョコの美味しさには欠かせないのが、「カカオバター」の存在です。多くの国やメーカーではコスト削減のために植物油脂(パーム油など)を混ぜることがあります。実際、ヨーロッパの法律でも一定の割合までなら植物油脂を加えた製品も「チョコレート」として認められています。
しかしベルギーの職人たちはこれに強く反発しました。「純粋なカカオバター以外の油脂を混ぜるのは、チョコレートに対する冒涜だ」と考えたのです。彼らは伝統の味と品質を守るために、「AMBAO(アンバオ)」と呼ばれる独自の品質保証マークを作りました。これは「植物油脂を一切使わず、100%純粋なカカオバターのみで作られたチョコレート」にしか与えられません。カカオバターは人の体温(約36度)とほぼ同じ温度で溶けるという魔法のような特性を持っています。だからベルギーチョコは口に入れた瞬間にすっと溶け、芳醇な香りが鼻に抜けていくのです。この口どけの良さは、純粋なカカオバター100%だからこそ実現できる芸術といえます。
プラリネの誕生秘話!薬局から生まれたノイハウスの奇跡
ベルギーチョコと聞いて真っ先に思い浮かべるのが、一口サイズで宝石のように美しい「プラリネ」でしょう。実はこのプラリネは、ベルギーで生まれたものです。その歴史は1857年、ブリュッセルに遡ります。スイス出身の薬剤師ジャン・ノイハウスが、ブリュッセルのギャルリー・サンテュベール(ヨーロッパ最古の美しいアーケード)に薬局を開業しました。
当時の薬は非常に苦くて飲みにくかったため、ノイハウスは患者—特に子供たちが薬を飲みやすくなるよう、苦い薬を甘いチョコレートで包んで提供し始めました。これが「中に何かを詰めたチョコレート」の原点です。その後、彼の孫ジャン・ノイハウス2世が薬の代わりにナッツペースト(プラリネ)やキャラメル、ガナッシュを詰めることを思いつきました。これが今私たちが愛してやまない「プラリネ」の誕生秘話です。まるで推し活が多彩なグッズを生み出すように、患者を思いやる気持ちが世界最高のスイーツを生み出したという物語に胸が熱くなりますね。
王室御用達の称号が裏付ける厳格な品質基準
ベルギーには「ベルギー王室御用達(Warrant Holder of the Court of Belgium)」という制度があります。これはベルギー王室に定期的に商品を納め、極めて高い品質と信頼性を認められたブランドだけに与えられる名誉な称号です。一度取得すれば終わりではなく、5年ごとに厳格な審査があり、基準に達しなければ即座に剥奪されます。
現在、この称号を持つチョコレートブランドにはゴディバ、ノイハウス、ピエール・マルコリーニ、ヴィタメール、ガレ、マリー(メリー)など名高い顔ぶれが並びます。王室という絶対的な基準が存在することで、各ブランドは常に緊張感を持ち、職人たちは技術を研鑽し続けています。まさに国を挙げた切磋琢磨が、ベルギーチョコレートを世界最高峰の地位に押し上げているのです。詳細は駐日ベルギー大使館の公式情報からも、その深い歴史を知ることができます。
ヨーロッパツアーついでに!ベルギーへのアクセスと準備
ベルギーチョコの美味しさの秘密を知り、すっかりベルギーへの旅を夢見るようになったのではないでしょうか?ここからは、K-POPのヨーロッパツアー遠征を例にとり、ベルギーへの具体的なアクセス方法と旅行準備について詳しくご紹介します。思い立ったらすぐに行動できるよう、実践的な手順をまとめました。
パリやロンドンからブリュッセルへのアクセス方法とチケット購入ガイド
日本からベルギー・ブリュッセルへの直行便は時期によって運休していることが多いため、パリやアムステルダム、フランクフルトなどを経由して向かうのが一般的です。推し活遠征の場合は、パリやロンドンの公演の前後にベルギーへ立ち寄るルートがベストと言えるでしょう。
パリからブリュッセルへは、高速列車「ユーロスター(旧タリス)」の利用が非常に便利です。パリ北駅(Gare du Nord)からブリュッセル南駅(Bruxelles-Midi)まで、わずか1時間22分で到着します。まるで東京から名古屋へ行くような感覚で国境を越えられます。
ユーロスターのチケット購入方法 チケットは直前に購入すると非常に高額になることが多く(片道1万5000円以上になる場合も)、予定が固まったら早めに公式サイトや「Trainline」などの予約アプリで購入しましょう。数ヶ月前の予約なら、片道約40ユーロ(約6000円)程度で買えることもあります。 購入の流れとしては、出発駅(Paris Nord)と到着駅(Brussels Midi)、日時を入力して検索し、クラス(スタンダード、コンフォート、プレミアムなど)を選びます。荷物が多い場合(うちわ、アクスタ、重い望遠レンズなど)は、座席が広めのコンフォートクラスがおすすめです。クレジットカードで支払うと、スマホにQRコード付きのEチケットが届きます。当日は改札でそのQRコードをかざすだけで乗車可能。紙で印刷する必要はありませんが、充電切れのリスクを考慮してモバイルバッテリーは必ず携帯しましょう。
推し活女子必携!ベルギー旅行の準備と持ち物リスト
ベルギーを快適に楽しみ、大量のチョコレートを無事に日本に持ち帰るための「絶対に失敗しない持ち物リスト」をご紹介します。出発前に必ずご確認ください。
- 大容量でマチが広い保冷バッグ:これがないとベルギー旅行は始まりません。現地のショコラトリーで可愛らしい箱(バロタン)入りのチョコをたくさん購入しますが、紙袋だけだと気温によって溶けてしまうことも。底が平らで、箱を平置きできるマチの広い保冷バッグを日本から持参しましょう。
- 大きめの保冷剤:現地のスーパーなどでも購入可能ですが、探す手間を省くために日本から持っていくのが安心です。ただし、保冷剤は航空会社で「液体物」とみなされ、機内持ち込みは100ml以内に制限されています。帰国時は必ず凍った状態、または溶けていてもスーツケースなど預け入れ荷物に入れてください。機内持ち込みの保冷バッグに入れると手荷物検査で没収されるため、ここがトラブル回避の最大ポイントです。
- エコバッグ:ヨーロッパでは環境保護の観点から、スーパーでも専門店でもレジ袋が有料、もしくは提供されないのが基本です。推しのグッズなどエコバッグを常にカバンに入れておくと便利です。
- Cタイプ変換プラグ:ベルギーのコンセントはCタイプ(丸ピン2本)を使用しています。日本のAタイプは合わないため、複数用意するか世界対応のマルチプラグを持参しましょう。
- タッチ決済対応クレジットカード:ベルギーは非常にキャッシュレス化が進んだ社会です。駅のトイレ(おおむね0.5〜1ユーロ程度)でもクレジットカードのタッチ決済が主流です。VISAやMastercardのコンタクトレス決済対応カードを最低2枚は用意しましょう。
- 少量のユーロ現金:基本的にはカード決済で問題ありませんが、小規模な屋台やカード機械の故障に備えて、細かい紙幣とコインを合わせて50ユーロ程度を持っていると安心です。
持ち込み禁止・服装ルールと現地マナー
ベルギー旅行で知っておくべきルールとマナーを押さえて、現地で不快な思いやトラブルを避けましょう。
服装の注意点:美しい石畳の街並みが魅力のブリュッセル中心部、特にグランプラス周辺は中世から続く石畳が敷かれています。ヒールの靴で歩くと非常に疲れるだけでなく、ヒールが石の間に挟まって破損する危険もあります。オシャレを楽しみたい気持ちは理解しますが、観光時は必ず歩きやすいフラットシューズやクッション性の高いスニーカーを選びましょう。また、ベルギーの気候は「1日に四季がある」と言われるほど変わりやすいです。夏場でも朝晩は冷え込みますから、軽く羽織れるカーディガンや薄手のストール、そして急な雨にも対応できる折りたたみ傘(晴雨兼用タイプがおすすめ)が必須アイテムです。
日本へのチョコレート持ち帰り時の注意:ベルギーから日本にチョコレートを持ち帰る際は、免税範囲に気をつけましょう。日本の税関では、お土産品の合計額が「20万円」以内であれば免税されますが、これを超えると課税対象となります。高級チョコレートを大量に購入したり、デルヴォーのバッグなど現地のブランド品を同時に買う場合は、合計金額が20万円を超えないように計算しながら買い物をすることが大切です。
ブリュッセルで絶対に外せない!王室御用達ショコラトリー徹底解剖

準備が整ったら、いよいよブリュッセルの街を散策しましょう。街中を歩けば、左右にショコラトリーが立ち並び、カカオの甘い香りが漂うまさに夢のような空間です。ここでは、必ず訪れたい王室御用達のブランドの特徴とその楽しみ方をご紹介します。気になるブランドの公式サイトには、ベルギーフランダース政府観光局の紹介ページからアクセス可能です。
ゴディバ(GODIVA)の歴史とグランプラス本店限定メニュー
日本でも高い知名度を誇るゴディバですが、ベルギー滞在時にはグランプラスにある本店の訪問をぜひおすすめします。1926年にジョセフ・ドラップスによって創業されたゴディバは、その名前を11世紀イギリスの伝説的な女性「レディ・ゴディバ」から採っています。彼女は重税に苦しむ領民を救うため、自ら裸で馬に乗ったと伝えられています。
グランプラス本店の最大の魅力は店頭での実演販売です。特に新鮮なイチゴにたっぷりチョコレートをディップする「ストロベリー・ディップ」は、現地ならではの絶品スイーツ。甘酸っぱいイチゴと濃厚でなめらかなゴディバのチョコレートの絶妙なハーモニーは、一度味わうと忘れられません。推しのアクリルスタンドと共に、壮麗なグランプラスの建物を背景にストロベリー・ディップを撮影するのは、アラサー推し活女子にとって定番の楽しみ方です。また、日本未発売のトリュフや、自分でチョコレートを選んで箱詰めしてもらえる量り売りも楽しめます。
ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)で味わうカカオの本質
洗練されたスタイリッシュなチョコレートを求めるなら、ピエール・マルコリーニがおすすめです。1995年に創業した比較的新しいブランドながら、圧倒的な実力で王室御用達の栄誉を得ました。最大の特徴は、「Bean to Bar」(カカオ豆の選定からチョコレート完成までを一貫管理)を日本に先駆けて実践している点です。
創業者自ら世界各地のカカオ農園を訪れ、最高級のカカオ豆を買い付け、焙煎から仕上げまで自社のアトリエで手がけています。グラン・サブロン広場にある本店は、高級ブティックのように洗練された空間で、ショーケースには真っ赤なハート形の「クール フランボワーズ」や、産地別にカカオの風味を楽しめる「グラン クリュ」シリーズが美しく並びます。購入時は、店員に「I’d like to make a custom box(オリジナルの箱を作りたいです)」と伝え、好きなプラリネを指差しながら選ぶと良いでしょう。英語に自信がなくても、ショーケースを指して「This one, please」と言えば問題ありません。
ノイハウス(Neuhaus)で体験する元祖プラリネの感動
プラリネの発祥ブランドであるノイハウスは、歴史の章でも触れましたが、ギャルリー・サンテュベールにある本店は1857年創業当時のクラシカルな面影を残した美しい店舗です。一歩中に足を踏み入れれば、まるで過去にタイムスリップしたかのような優雅な雰囲気に包まれます。
ぜひ購入したいのが、創業者の妻ルイーズ・アゴスティーニが考案した「バロタン」と呼ばれる美しい箱に入ったプラリネの詰め合わせです。チョコレートの形を崩さない工夫が施されたこの箱は、今や世界中のショコラトリーで標準となっています。また、ノイハウスの代表作「カプリス」や「タンタシオン」も必食。薄く焼かれたナッツとキャラメル入りのヌガティーヌでクリームを包み、さらにチョコレートでコーティングした三角錐の形状は、サクサクした食感と滑らかなクリームの調和が絶妙で、一度味わうと忘れられない逸品です。
ヴィタメール(Wittamer)の極上ケーキとチョコレート
ピンクの可愛らしい日よけが目印のヴィタメールは、1910年創業以来、家族経営を守り続ける老舗です。もともとパンとケーキの専門店としてスタートしているため、チョコレートのみならずケーキや焼き菓子の質も非常に高いことで知られています。
1999年にはフィリップ国王(当時皇太子)の結婚式のウェディングケーキを担当したことでも有名です。日本でも人気の「マカダミア・ショコラ」は、サクサクのサブレにマカダミアナッツをのせ、チョコレートでコーティングした逸品。職場のお土産として配ると喜ばれること間違いなしです。本店に併設されたカフェスペースでは、天気の良い日にテラス席で美しいケーキとコーヒーを楽しみつつ、推しのライブの余韻に浸る至福の時間が過ごせます。
レオニダス(Leonidas)で味わう量り売りの楽しさ
高級ブランドが並ぶ中で、地元の人々から高い支持を受けているのがレオニダスです。1913年にギリシャ系アメリカ人レオニダス・ケステキディスが創業しました。「誰でも気軽に手が届く価格で最高品質のチョコレートを提供する」という理念のもと、新鮮な素材にこだわったチョコを手頃な価格で楽しめます。
レオニダスでの購入は量り売りが基本。まず店内で箱のサイズ(250gや500gなど)を決め、ショーケースから好きなチョコレートを選択すると、店員さんが手際よく箱に詰めてくれます。特におすすめは「マノン・カフェ」。コーヒー風味のバタークリームにヘーゼルナッツを丸ごと一粒しのばせ、ホワイトチョコレートで包んだ大きめの一粒です。口に入れた瞬間に広がるコーヒーの香りと濃厚なバタークリームが魅力的で、日常のおやつとしてたっぷりと購入したくなるブランドです。
ガレ(Galler)の鮮やかなパッケージと多彩な味わい
パッケージの可愛さで選ぶなら、ガレが断然おすすめです。1976年にジャン・ガレが21歳で創業したこのブランドは、カラフルで美しいパッケージデザインが特徴です。見た目だけでなく品質も高く、異例のスピードで王室御用達に認定されました。
代表的な商品は細長いバータイプの「ミニバー」。プラリネ、ラズベリー、ピスタチオ、オレンジなど多様なフレーバーがあり、それぞれ異なる鮮やかな色のフィルムに包まれています。持ち運びや配布に便利なサイズ感と洗練されたデザインから、推し活仲間へのバラマキ土産にぴったり。フレーバーが豊富なため、「推しのメンバーカラー」に合わせてチョコを選ぶという、オタクならではの楽しみ方もできます。
メリー(Mary)の愛らしいパッケージと繊細な味わい
1919年にマリー・ドリュックによって創業されたメリー(日本では商標の関係で「マダム・ドリュック」として展開されることもあります)。創業者が女性であることから、パッケージは非常にロマンティックで、まさに乙女心を刺激します。パステルカラーの箱にリボンがかかった見た目は、まるで宝石箱のようです。
味わいは繊細で、カカオの風味を活かしつつも優しく上品な甘さが特徴です。アンティーク調の美しい店内に入るだけで、お姫様気分を味わうことができます。自分への特別なご褒美として、とびきり可愛い箱を選んでお持ち帰りしましょう。
デルレイ(DelReY)のダイヤモンドショコラ
ブリュッセルから少し離れていますが、北部のアントワープに本店を構えるデルレイも見逃せません。アントワープは世界的に有名なダイヤモンド取引の中心地として知られており、それにちなんだ「ダイヤモンドショコラ」はデルレイの象徴的な商品です。
本物のダイヤモンドのように美しくカットされた形状と艶やかなコーティングが特徴で、中にはキャラメルやガナッシュがたっぷり詰まっています。高級感あふれるダイヤモンドショコラは、特別な人への贈り物や、推しの記念日(デビュー日や誕生日)を祝う際のとっておきのスイーツとして最適です。
最新トレンド!現地の若者や推しが通う絶品カフェとスイーツ巡り
ベルギーの魅力は、伝統あるショコラトリーだけにとどまりません。現地のトレンドを敏感にキャッチする若者や、ひっそり訪れるセレブ、さらにはヨーロッパツアー中のK-POPアイドルが立ち寄る最新のカフェやスイーツスポットも充実しています。街歩きの合間に訪れたい、アラサー女性必見のスポットをピックアップしました。
サブロン広場周辺の隠れ家カフェ事情
ブリュッセルの中でも特に洗練された空気が漂うのがサブロン広場周辺エリアです。アンティークショップや高級ブティックが軒を連ねるこの界隈には、こだわりの自家焙煎コーヒーを提供する独立系のカフェがひっそりと点在しています。チェーン店とは異なり、味にこだわったコーヒーと共にチョコレートを楽しむのが現地の若者のトレンドです。
歩き疲れたら、テラス席のあるカフェでひと休み。濃厚なベルギーチョコレートのケーキと一緒にエスプレッソやフラットホワイトをオーダーすれば、絶妙なペアリングが楽しめます。お気に入りのアクスタをこっそりテーブルの端に置き、カフェの美しいラテアートと一緒に写真を撮るのも忘れずに。
チョコレートだけじゃない!絶品ベルギーワッフルの特徴
ベルギーを訪れたら、チョコレートと同じくらいぜひ味わってほしいのが「ベルギーワッフル」です。実はベルギーワッフルには大きく分けて2種類があることをご存知でしょうか?
ひとつは「リエージュ風ワッフル」。日本でよく見かける丸く、ややしっかりした生地の中にパールシュガー(粒砂糖)が練りこまれているタイプです。食べ歩きにぴったりで、焼きたてのアツアツをかじると、中に入った砂糖がシャリシャリと音を立て、バターの香りが口いっぱいに広がります。
もうひとつは「ブリュッセル風ワッフル」。こちらは長方形で、生地自体はほとんど甘みがなく、外はサクサク、中はふわふわの軽い食感が特長です。皿にのせてナイフとフォークでいただくのが一般的で、粉砂糖をかけたり、生クリームやイチゴ、たっぷりの温かいチョコレートソースをトッピングして楽しみます。メゾン・ダンドワ(Maison Dandoy)などの有名店で、本格的なブリュッセルワッフルを味わってみてください。
トレンドに敏感なアラサー女性必見!オーガニックショコラトリー
近年、ヨーロッパ全体でオーガニックやサステナブルへの関心が高まっています。ベルギーのチョコレート業界も例外ではなく、環境保護に配慮し、公正な取引で調達されたカカオ豆のみを使用するオーガニックショコラトリーが注目されています。
プラスチック素材を一切使わないパッケージや、動物性原料不使用のヴィーガン向けチョコレートを展開するなど、新しい試みによって高品質なチョコレートが作られています。健康や美容を気にするアラサー女性にとっては、罪悪感なく楽しめるギルトフリーチョコレートも見逃せません。味のクオリティも非常に高く、カカオ本来の力強い風味をストレートに感じられます。
ベルギーチョコを最高に楽しむためのペアリング術

美味しいチョコレートを手に入れたら、次に考えるべきは「どんな飲み物と一緒に味わうか」ということです。飲み物とのマリアージュ(ペアリング)によって、チョコレートの魅力は無限に引き出されます。現地の楽しみ方を身につけて、至福のひとときをさらに豊かにしましょう。
コーヒーとチョコレートの基本的なペアリング
最も定番で間違いのない組み合わせがコーヒーです。ベルギーのカフェでは、コーヒーを注文するとほぼ必ず、一口サイズのチョコレートやシナモン風味のビスケット「スペキュロス」が小皿に添えられて提供されます。コーヒーの苦味や酸味が、チョコレートの甘みやカカオの風味をリセットし、お互いの味を際立たせます。ダークチョコレートには深煎りエスプレッソ、ミルクチョコレートにはまろやかなカフェラテが特におすすめです。
ベルギービールとショコラが織りなす大人の時間
ベルギーといえば、チョコレートと並んで世界的に知られるのが「ベルギービール」です。実は、ビールとチョコレートの意外な良い組み合わせをご存知でしょうか?特にアルコール度数が高くフルーティーな香りのするトラピストビール(修道院製のビール)や、チェリーなどの果実を漬け込んだフルーツビールは、ダークチョコレートやベリー風味のプラリネと絶妙にマッチします。夜、ホテルの部屋でお気に入りのライブ映像を見返しながら、地元のスーパーで買ったベルギービールと高級チョコレートを楽しむ。これこそが、大人の「推し活」遠征の醍醐味です。
紅茶とともに味わう優雅なティータイム
紅茶派の方には、アールグレイやダージリンといった香り高い紅茶とのペアリングをおすすめします。紅茶に含まれるタンニンが口内の油分をさっぱりと洗い流してくれるため、濃厚なプラリネやガナッシュをいくつでも美味しく味わえます。ヴィタメールやメリーのような繊細で上品な味わいのチョコレートには、特に紅茶との相性が抜群です。
ベルギー土産を日本へ!絶対に失敗しない持ち帰りと免税手続き
楽しいベルギー旅行もいよいよ終わりに近づいてきました。ここで最大のミッションが待ち受けています。それは「大量の高級チョコレートを、美しい状態のまま日本へ持ち帰ること」です。溶けたり崩れたりしてしまうと、せっかくの思い出が台無しになってしまいます。ここでは、実践的な持ち帰りのコツやトラブル対策、さらにお得な免税手続きについて詳しくご紹介します。
チョコレートを溶かさずに持ち帰るための工夫と対策
ベルギーから日本への帰路は、直行便がない場合、乗り継ぎを含めて15時間以上かかることもあります。その間、チョコレートをいかに守るかがポイントです。
行動のポイントと対策
- 購入タイミング:チョコレートは旅行の最終日、または帰国前日に購入するのがおすすめです。あまり早く買いすぎると、ホテルの部屋の温度管理に気を配る必要が出てきます。
- パッキングの工夫:準備段階で触れたように、「マチの広い保冷バッグ」にチョコレートの箱を平らに並べます。箱同士がぶつかって傷つかないよう、隙間にはプチプチ(緩衝材)や柔らかいタオルを詰めてクッション材にしましょう。
- 機内持ち込みか預け入れかの判断:これが最も悩ましいポイントです。日本の真夏に帰国する場合は、スーツケースに入れて預けるのが基本的に安全です。貨物室は非常に低温なため溶ける心配は少ないですが、冷えすぎることでチョコレート表面に白い粉が出る「ブルーム現象(カカオバターの浮き出し)」が起きることがあります。これを防ぐには、箱をタオルで何重にも巻き、ビニール袋に入れて密閉し、スーツケースの中心部(洋服の間など)に収納してください。
冬場であれば機内持ち込みでも問題ありません。ただし機内は暖房が効いていることがあるため、涼しい足元などに置くよう工夫しましょう。そして改めて重要なのは、保冷剤を使う場合は必ず預け入れ荷物に入れてください。機内持ち込みにすると没収されてしまいます。
トラブル発生時の対処法!スリ被害やフライト遅延への備え
ヨーロッパ旅行ではトラブルがつきものです。いざという時に慌てないよう、対処法を覚えておきましょう。
スリ被害にあった場合:ブリュッセル南駅やグランプラス周辺はスリが多発しています。もし財布やスマホを盗まれたら、まず速やかにクレジットカード会社に連絡してカードを停止してください。その後、近くの警察署で「ポリスレポート(盗難証明書)」を発行してもらいます。この書類は帰国後の海外旅行保険請求に必須です。パスポートを紛失した場合は、すぐに日本大使館へ連絡し再発行の手続きを行ってください。
電車の遅延やストライキ対応:ヨーロッパの鉄道は日本のように正確に運行されないことが頻繁です。とくにストライキが起きると大幅な遅れが生じます。帰国日の移動は余裕を持って計画し、予想より多めの時間を確保しましょう。万一飛行機に乗り遅れそうな場合は、すぐに航空会社のカウンターや予約サイトのサポートに連絡し、代替便の手配を相談してください。
TAX FREE(免税)手続きの徹底解説
海外旅行の楽しみの一つに、免税(TAX FREE)での買い物があります。ベルギーでも一定額以上(店舗によって異なりますが一般的には1店舗あたり50ユーロ以上など)購入すると、付加価値税(VAT)の一部が返金されます。高級チョコレートを大量に購入する場合は、必ず免税手続きを行いましょう。詳しくはゴディバ ジャパン公式サイトなどで現地価格と比較すると、免税の恩恵がよくわかります。
免税手続きの流れ
- 店頭での申請:対象店舗で買い物をしたら、レジでパスポートを提示し「Tax Free, please」と伝えます。店員が免税書類(タックスフリーフォーム)を作成するので、内容に誤りがないか確認し、レシートとともに大切に保管してください。
- 空港での税関スタンプ取得:ここが最重要ポイントです!EU圏を最後に出発する空港(例:ブリュッセルからパリ経由で帰国の場合は、パリのシャルル・ド・ゴール空港)で、チェックインや荷物預けの前に税関(Customs)の窓口や専用電子端末(KIOSK)で免税書類のバーコードを読み込んで承認を受けます。税関職員から商品の提示を求められることがあるため、免税対象品はすぐに取り出せる状態にしておきましょう。
- 還付の受け取り:承認済みの免税書類をグローバルブルーなどの免税代行カウンターに持ち込むか、専用ポストへ投函します。最もスムーズなのはクレジットカードへの返金で、手数料もかかりません。
日本入国時の免税申告と注意点
日本に無事到着したら最後に税関で申告があります。海外で購入した品の合計額が20万円を超える場合、「携帯品・別送品申告書」に正確に申告しなければなりません。チョコレートだけでなく、化粧品やブランド品などもすべて合算されます。申告を怠ると重加算税の対象になることがあるため、必ずルールを守りましょう。たとえ20万円を超えていても、チョコレートにかかる関税や消費税は数千円程度の場合が多いので、堂々と申告してスムーズにゲートを通過してください。
ベルギー遠征をさらに充実させる!現地の最新コスメとショッピング

推し活女子として、美味しい食事を楽しむだけでなく、現地の最新美容トレンドもぜひチェックしておきたいところです。ベルギーは美食の国である一方、ヨーロッパの優れたコスメやライフスタイル雑貨が手に入るショッピングの楽園でもあります。
ヨーロッパの薬局(ファーマシー)で手に入る高品質スキンケア
ベルギーの街並みに見られる緑の十字マークの薬局(ファーマシー)は、スキンケアの宝庫といえます。フランス発の敏感肌向けブランド(ラ ロッシュ ポゼ、アベンヌ、ビオデルマなど)が、日本で購入するよりかなりお得な価格で揃っています。硬水により肌が荒れやすいヨーロッパの人々のために開発された拭き取り化粧水や高保湿クリームは、乾燥しやすい飛行機内でのケアや、帰国後の肌トラブル対策として大変重宝します。自分用はもちろん、美容好きの友人へのギフトとしても喜ばれる品です。
ベルギー発のフレグランスとライフスタイル雑貨にも注目
チョコレートに加えて、ベルギー発のブランドにもぜひ目を向けてみましょう。世界的に知られるインテリア・ライフスタイルブランド「Baobab Collection(バオバブ コレクション)」のキャンドルやディフューザーは、その洗練された香りと美しいガラス容器が特徴で、部屋の雰囲気を一気にラグジュアリーなホテルのように変えてくれます。推しの香水と似た香調のキャンドルを探してみるのも楽しいですよ。
お土産にもぴったり!スーパーで買える高コスパチョコレート
王室御用達の高級ショコラトリーも素晴らしいですが、実はベルギーの「スーパーマーケット」に並ぶチョコレートも高品質で侮れません。デレーズ(Delhaize)やカルフール(Carrefour)といった大型スーパーのチョコレート売り場は、棚の隅から隅までチョコレートが並び、その光景は圧巻です。
特におすすめなのが「コート・ドール(Cote d’Or)」の象のロゴが目印のチョコレート。ベルギー人に最も愛されている定番ブランドで、板チョコの中にプラリネがぎっしり詰まっているものなど、リーズナブルながらボリューム満点で味も抜群です。大量の配り土産が必要な場合は、スーパーでの購入を強くおすすめします。パッケージも海外らしくおしゃれなので、ばらまき土産としての見栄えも申し分ありません。
なぜ私たちはこれほどまでにベルギーチョコレートに惹かれるのでしょうか。それは単に「味が美味しい」というだけではなく、製造に携わる職人たちの誇りや歴史の重み、そして国を挙げて品質を守る熱意が、一粒一粒に込められているからだと思います。推し活という情熱を胸に、遠くヨーロッパまで足を運んだあなたなら、そのチョコレートに込められた熱情をきっと感じ取れるはずです。
パリから少し足を伸ばすだけで、これほど豊かで甘い世界が広がっています。次の推しのヨーロッパツアーが決まったら、ぜひこの記事を保存して、魅惑のベルギーへのチケットを手に入れてください。最高の音楽と最高のチョコレートが、あなたの一生の宝物となることを願っています。Bon voyage!

