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【海外二郎】ニンニクマシマシの誘惑は国境を越える!世界の二郎インスパイア系ラーメン完全ガイド

海外で暮らしていると、ふとした瞬間に猛烈に日本の味が恋しくなることがあります。炊きたてのご飯に味噌汁、カリッと揚がった唐揚げ、そして…ガツンと脳天を突き抜けるような、あのラーメン。特に、山のように盛られた野菜、分厚いチャーシュー、そして「ニンニク入れますか?」の魔法の言葉でおなじみの「二郎系ラーメン」が、無性に食べたくなる夜があるのではないでしょうか。

こんにちは、ライターの勇気です。カナダでのワーキングホリデー中、私も日本の味が恋しくてたまらない日を幾度となく経験しました。様々な日本食レストランを巡りましたが、あの「二郎」の代わりになるものは、なかなか見つかりませんでした。しかし、諦めずに探し続けた結果、世界は広く、国境を越えてあの味を追求する情熱的な人々がいることを知ったのです。

この記事では、かつての私のように海外で日本の味、特に「二郎系ラーメン」を渇望しているあなたへ向けて、世界各国で食べられる二郎インスパイア系のラーメン店を徹底的にご紹介します。アメリカからアジア、ヨーロッパまで、その一杯を求めて旅する気分で読み進めてみてください。さあ、世界の果てまで、ニンニクマシマシの旅に出かけましょう!

海外で二郎系ラーメンを求める旅の計画を立てる際には、ベトナムのホーチミン市への航空便の減便といった最新の旅行情報もチェックしておくと安心です。

目次

なぜ海外で「二郎系」なのか?その魅力と需要の背景

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そもそも、なぜ今、海外で日本のラーメン、しかも個性が際立つ二郎系の一杯が求められているのでしょうか。その背景には、複数の要素が複雑に絡み合っています。

日本食ブームとラーメンの進展

21世紀に入ってから、寿司や天ぷらを代表とする日本食は世界的なブームを迎えました。その流れの中でラーメンも「Ramen」として独自の地位を築きました。初期は豚骨や醤油といった比較的オーソドックスな味が主流でしたが、ブームが成熟するにつれて、多様で個性的な味を求める声が高まっていきました。

そのような中で、二郎系ラーメンが持つ「強烈な個性」が注目されるのはある意味で必然です。豚骨醤油をベースに乳化した濃厚なスープ、小麦の風味が豊かな極太麺、山盛りの野菜、そして刺激的なニンニクのパンチ。これらは従来のラーメンのイメージを大きく覆すほどのインパクトを与えました。この中毒性の高い味わいは、世界中の食にこだわる人々の心を掴んだのです。

胃袋を鷲掴みにする「中毒性」は世界共通

「美味しさ」という感覚は、時には理屈を超越します。二郎系ラーメンの魅力はまさにその好例といえるでしょう。

  • 圧倒的なボリューム感: ハンバーガーやピザなど、ボリュームのある食事に慣れている欧米の人々にも、二郎系の量は衝撃的です。食べても減らない麺と山のような野菜は、一種のフードチャレンジとしての側面もあり、楽しさを生み出しています。
  • ジャンクフードとしての魅力: 濃厚なスープ、脂の甘み、ニンニクの香り、そして化学調味料が織り成す複雑な旨み。健康志向とは対極にあるかもしれませんが、人の本能に直接訴えかけるジャンクな美味しさとして、多くの国の人を虜にしています。
  • カスタマイズの楽しみ: 「ニンニク」「ヤサイ」「アブラ」「カラメ」といった無料トッピングの「コール」は、自分だけの一杯を作り出す楽しみを提供します。このシステムは海外のラーメン店でも形を変えて採用されており、客の好みに合わせられる柔軟さが好評です。

現地在住の日本人にとっての心の支え

何よりも、海外で生活する日本人にとって二郎系ラーメンは特別な存在です。ワーキングホリデーや留学で慣れない環境に挑む学生や、仕事でプレッシャーと闘う駐在員にとって、その一杯は単なる食事を超えた意味を持ちます。

スープを一口すすると、日本の学生時代を思い出すような懐かしさが込み上げてきます。麺を一心に頬張ることで、日々のストレスを発散できるのです。これは故郷の味であり、青春時代の味でもあり、未来への活力をもらえるソウルフード。その土地に二郎系の店ができることは、日本人コミュニティの定着と食文化の成熟を象徴しています。私自身、カナダで心身共に疲れきった時、「ああ、今ここにニンニクマシマシの一杯があったら…」と何度も思いを馳せたものでした。

アメリカ:夢を語る場所で味わう一杯

アメリカは世界のラーメン文化をリードする国の一つです。その中でも、二郎インスパイア系ラーメンの聖地として知られているのが、マサチューセッツ州ボストン近郊のケンブリッジにある一軒の店です。

Yume Wo Katare(夢を語れ) — ケンブリッジ

こちらの店名を耳にしたことのある方も多いでしょう。「Yume Wo Katare」は単にラーメンを味わうための場所ではありません。店名が示す通り、訪れた客が自分自身の「夢」を語るという独特のコンセプトを掲げたラーメン店です。

創業者は日本の二郎インスパイア系の名店で修行を重ねた人物で、彼がアメリカでこの店を開業した背景には、ラーメンを媒介に人々に夢を語る勇気を与え、地域コミュニティを活性化させたいという熱意がありました。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)が所在する学園都市で、多くの若者がこの店で夢を追いかけ、一杯のラーメンを平らげてきました。

提供されるラーメンは、日本の二郎インスパイア系そのものといえます。微乳化された濃厚な豚骨醤油スープはコクがありつつもキレがあり、自家製の極太ワシワシ麺との相性も抜群です。特に注目したいのが、ほろほろと崩れるほど柔らかく煮込まれた巨大な豚チャーシューで、そのクオリティは日本の人気店にも劣りません。

読者が体験できること:Yume Wo Katare訪問のポイント

この特別な体験を味わうために、訪問前に押さえておきたいポイントをご紹介します。

来店時の流れ:行列を覚悟しよう

Yume Wo Katareは非常に人気が高く、常に行列ができています。特に夕食時間帯は1時間以上の待ち時間も珍しくありません。開店前の少し早めの時間や、比較的空いている平日の夜遅めの時間を狙うのがおすすめです。並んでいる間に注文内容や、自分の語る夢について考えておくとスムーズです。

店のルール:夢を語ることの意義

ラーメンを食べ終えた際に店員から「夢はありますか?」と尋ねられます。ここで立ち上がり、店内の全員の前で自分の夢を披露するのがこの店の特徴でありルールです。夢の大きさは問いません。 「良い成績をとる」「世界一周をする」「起業する」など、どんな夢でも構いません。話し終わると店内から温かい拍手や応援の声が湧きます。恥ずかしい場合は「Next time(次回に)」と言ってパスすることも可能ですが、ぜひこのユニークな体験をしてみてください。きっと忘れられない思い出になります。

準備しておきたいこと:現金の持参を忘れずに

アメリカの個人経営の飲食店ではカード決済不可、現金のみという店舗も多く、Yume Wo Katareもその一つです。来店前には公式サイトで支払い方法を必ず確認し、十分な米ドル現金を持って行くことを推奨します。近隣でATMを探す手間を避けられます。

公式情報の確認:最新の情報を必ずチェック

営業時間や休業日、メニュー変更などは頻繁に起こり得るため、訪問前にYume Wo Katareの公式サイトや公式SNS(Instagramなど)で最新情報を確認しましょう。突然の臨時休業などのトラブルを避けるためにも欠かせません。

アメリカにある他の二郎インスパイア系店

Yume Wo Katareの成功はアメリカの他地域にも影響を及ぼし、系列店や影響を受けた店舗が複数の都市で営業しています。

Tsujita LA Artisan Noodle Annex(ロサンゼルス): つけ麺で有名なTsujitaの別館では、二郎インスパイア系のラーメンを提供しています。濃厚な豚骨スープと自家製麺、そしてニンニクの効いたパンチある味わいが西海岸のラーメンファンを魅了しています。

Ramen-san(シカゴ): 通常メニューではありませんが、期間限定で「Mega Ramen Challenge」と名付けられた二郎系を彷彿とさせる大盛りメニューを提供することがあります。訪問前には店舗のSNSをチェックして限定メニュー情報を得るのがおすすめです。

アメリカで二郎系ラーメンを探し歩く旅は、ただ単にラーメンを食べるだけでなく、その土地ごとの文化や人々の熱意に触れる貴重な体験でもあるのです。

アジア:近くて遠い、本場に迫るクオリティ

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日本から地理的に近いアジアの国々においても、ラーメン文化は独自の進化を続けています。特に台湾やタイでは、日本の味を忠実に再現しながらも現地の嗜好に合わせた二郎インスパイア系ラーメンが高い人気を集めています。

台湾 – 多様なインスパイア店が競い合う街

親日的な国として知られる台湾では、日本の食文化が深く根付いており、ラーメン店のクオリティも非常に高水準です。二郎系ラーメンに関しても専門店が続々と登場し、激しい競争が繰り広げられています。

台北市内には、「麵屋雞金」や「麵屋昕家」など、本格的な二郎インスパイアを提供する店舗が点在しています。これらの店では、日本の店舗に引けを取らない乳化スープや歯ごたえのある麺を楽しむことができ、コール文化の一部も導入されています。台湾のラーメン愛好家は熱心で、SNS上では日々、どの店のチャーシューが美味しかった、スープの味がどうだったかなど活発に情報交換が行われています。

読者へ:台湾で二郎系を探すポイント

台湾で理想の一杯を見つけるための具体的なステップをご紹介します。

行動のコツ:現地語キーワードで検索する

GoogleマップやInstagramでお店を探す際には、日本語の「二郎系」だけでなく、現地の言葉も利用すると効果的です。中国語(繁体字)で「二郎系拉麵」や「大份量拉麵(大盛りラーメン)」と入力してみてください。地元の人によるリアルな口コミや写真が多数見つかるでしょう。

準備:注文時のコールワードを覚える

台湾の店舗では日本語が通じにくい場合もあります。簡単なトッピング用語を覚えておくとスムーズに注文できます。チェックシート形式の店も多いですが、口頭で伝える場合は以下を参考にしてください。

  • ニンニク: 大蒜 (dà suàn / ダーソワン)
  • 野菜: 蔬菜 (shū cài / シューツァイ)
  • 脂: 脂 (zhī / ジー) または 豬背脂 (zhū bèi zhī / ジューベイジー)
  • タレ(カラメ): 醬油 (jiàng yóu / ジャンヨウ)

「多一點 (duō yī diǎn / ドゥォーイーディエン)」(多め)や「少一點 (shǎo yī diǎn / シャオイーディエン)」(少なめ)を使うと、より細かい調整が可能です。

困ったときの対処法:指さしと翻訳アプリの活用

言葉に困ったら焦らず、メニューや他の客が食べているラーメンを指差して「這個 (zhè ge / ジェガ)」(これ)と伝えましょう。スマホの翻訳アプリで伝えたいことを入力して見せるのも非常に有効です。店員さんも外国人に慣れていることが多いため、親切に対応してくれます。

タイ – 熱帯の地で味わうパンチのある一杯

常夏のタイ・バンコクでも、日本のラーメンブームは勢いを増しています。多くのラーメン店がひしめき合う中で、二郎インスパイア系も確固たる存在感を放っています。

バンコクでは、「Ramen Gantetsu 69」や「Shindo Ramen」といった専門店が人気を集めています。暑い気候の中、汗をかきながら食べる濃厚なスープのラーメンは予想以上に相性が良く、現地のタイ人や在住日本人から熱烈な支持を受けています。タイならではの辛味トッピングを取り入れ、独自の進化を遂げる店舗も多く見られます。

読者へ:バンコクでの上手な注文方法

バンコクで二郎系を快適に楽しむためのポイントです。

行動のコツ:公共交通機関を活用しよう

バンコク市内の移動にはBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)が便利です。訪れたいラーメン店が最寄駅からどの程度の距離か、事前にGoogleマップで確認しておきましょう。駅からはタクシーや配車アプリ(Grabなど)、トゥクトゥクを使うことが多いですが、料金交渉が必要なこともあるため注意が必要です。

マナー:タイの食文化を尊重する

タイの飲食店ではチップが義務付けられていませんが、サービスが良ければ料金の約10%を置くと喜ばれます。また、ラーメンをすする行為は日本ほど一般的でないため、周囲の様子を見ながら控えめにするのが望ましいです。

準備:辛さの調節に気をつけて

タイ料理は辛いものが多く、ラーメン店でも辛味トッピングが豊富です。辛いものが苦手な場合は、「Not spicy, please.」やタイ語で「マイペット (ไม่เผ็ด)」と伝えましょう。逆に辛さを楽しみたい方は、現地のスパイシーな味をぜひ試してみてください。新たな美味しさを発見できるかもしれません。

アジアの二郎系ラーメンは、日本の味を尊重しつつも現地の食文化と融合して独自の発展を遂げています。その違いを楽しむことも旅の大きな魅力の一つです。 バンコクのラーメン情報は現地の情報サイトで詳しく紹介されています。

ヨーロッパ:新たなラーメン文化の開拓地

ヨーロッパのラーメン文化は、アメリカやアジアに比べると発展途上の段階にありますが、近年その味やクオリティは急速に向上しています。特に日本人が多く居住する都市では、本格的なラーメン店が増加しており、二郎インスパイア系のラーメンの兆しも見受けられます。

ドイツ・フランス – 限定メニューを狙おう

デュッセルドルフやベルリン(ドイツ)、そしてパリ(フランス)には、質の高いラーメン店が数多く存在しています。例として、デュッセルドルフの「匠(Takumi)」、ベルリンの「Cocolo Ramen」、パリの「こだわりラーメン(Kodawari Ramen)」などは、連日行列ができるほどの人気を誇ります。

しかしながら、これらの店舗で二郎系ラーメンが常設メニューとして提供されることは稀で、多くの場合は「期間限定メニュー」や「シェフの気まぐれメニュー」として不定期に登場します。したがって、ヨーロッパで二郎系ラーメンに出会うには、情報収集が非常に重要となります。

読者が実践できること:ヨーロッパで最新ラーメン情報を入手する方法

幻の限定メニューを逃さないための情報収集テクニックをご紹介します。

行動のポイント:SNSとコミュニティをフル活用する

最も頼りになる情報源は各店の公式InstagramやFacebookのアカウントです。フォローし通知設定をオンにすれば、限定メニューの告知をいち早く知ることができます。また、「[都市名] ラーメン」や「[都市名] 日本人会」などのキーワードでFacebookグループを検索し、現地の日本人コミュニティに参加するのも効果的です。そこではリアルタイムのクチコミ情報が活発に共有されています。

準備段階:英語での検索キーワードを覚える

地元のグルメブログやレビューサイトで調べる場合は、英語で検索することが必須です。例えば「Jiro-style ramen in Paris」や「Gatsuri ramen Berlin」(ガッツリ系ラーメン)といったキーワードを試してみてください。思わぬ掘り出し情報に出会うこともあります。Time Outのような都市情報サイトも定期的にチェックする価値があります。

トラブル対策:事前予約の重要性

ヨーロッパの人気ラーメン店では予約が必須になることも多いです。特に限定メニューを狙う場合は、事前に予約が可能かどうかを確認しておくことが大切です。多くの店舗は公式サイトにオンライン予約システムを備えています。電話予約をする際には、「I’d like to make a reservation for two at 7 p.m. tonight.(今夜7時に2名で予約したいのですが)」といった簡単な英語フレーズを覚えておくとスムーズです。

ヨーロッパでの二郎系ラーメン探しは、まるで宝探しのような楽しみがあります。まだ見ぬ一杯を求めて情報を探り、ついに発見した瞬間の喜びは格別です。

カナダ・オーストラリア:ワーホリメーカーの胃袋を満たす一杯はあるか?

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ワーキングホリデーや留学の目的地として人気の高いカナダやオーストラリア。これらの国々でもラーメンの人気は根強く、様々なスタイルのラーメン店が展開されています。しかし、二郎インスパイア系という特異なジャンルに絞ると、専門店を見つけるのはまだ少し難しい状況です。

私が探し求めたカナダの味わい

私がワーキングホリデーで滞在したカナダ・バンクーバーは、北米でもトップクラスのラーメン激戦区です。日本でも馴染み深い「金太郎らーめん」や「Ramen Danbo(ラーメン暖暮)」、「The Ramen Butcher」などが軒を連ね、日々熱戦を繰り広げています。

滞在当時、二郎インスパイアを専門的に掲げる店は残念ながら見当たりませんでした。とはいえ、あの味を諦めきれなかった私は「どうにか似た味を作り出せないか」と既存の店舗での工夫を重ねました。その試行錯誤は意外にも楽しく、結果として自分だけのオリジナル二郎を見つける、新たな趣味が生まれたのです。

読者の皆さんも挑戦可能:海外で「自作二郎」を楽しむコツ

専門店がなくても、諦めるのはまだ早いです。工夫次第でどんなラーメン店でも二郎系に近づけることは可能であり、この方法はカナダやオーストラリアに限らず、世界中どの国でも応用できます。

実践手順:カスタムオーダーのコツ

  1. ベースの選択: まず、メニューの中から二郎系に近いスープや味を見つけましょう。濃厚な豚骨醤油(Tonkotsu-Shoyu)やニンニク風味の豚骨(Garlic Tonkotsu)がおすすめです。
  2. トッピングを加える: ここが最も重要な要素です。追加可能なトッピング(Extra Toppings)を活用します。例として「Extra Chashu(チャーシュー増量)」「Extra Garlic(ニンニク増量)」「Boiled Vegetables(ゆで野菜)」など、予算に合わせてどんどん追加していきましょう。
  3. 麺や味の調整: 麺の堅さ(Noodle Firmness)やスープの濃さ(Soup Richness)が選べる場合は、迷わず「Hard(硬め)」や「Rich(濃いめ)」をオーダーすることで、より本場の味わいに近づけます。

注文時に役立つ英会話フレーズ

カスタムオーダーをスムーズにするため、以下の表現を覚えておくと便利です。

  • “Can I get extra toppings?” (追加トッピングはできますか?)
  • “I’d like extra chashu and extra garlic, please.” (チャーシューとニンニクを増やしてください)
  • “Can you make the noodles firm/hard?” (麺を硬めにしてもらえますか?)
  • “Rich soup, please.” (スープは濃いめでお願いします)

注意点:追加料金の確認を忘れずに

追加トッピングには当然追加料金が発生します。夢中になって多く注文すると、会計時に驚くような金額になることもあるので注意が必要です。注文前にメニューで各トッピングの価格をしっかりチェックしましょう。「How much is the extra chashu?(追加チャーシューはいくらですか?)」と確認するのも良い方法です。

オーストラリアのシドニーやメルボルンでも、状況はカナダと似ています。ただ、現地のグルメ情報サイトをチェックすると、「Jiro-inspired」と銘打った限定メニューが時折登場することもあるようです。やはり、日々の情報収集が重要なポイントとなります。

自作という最終手段!海外で二郎を再現する

いくら探しても納得のいく一杯に出会えない…そんなときには最後の手段があります。そう、「自分で作ってしまう」ことです。限られた海外の食材や環境で二郎系ラーメンを自作するのは決して簡単ではありませんが、その努力の末に完成した一杯は、有名店のものを超えて心に響く最高の味となるでしょう。

材料調達の課題とその克服法

自作で最もハードルが高いのは食材の入手です。特に以下の材料は、現地の一般的なスーパーではなかなか手に入らないことが多いです。

  • 豚バラブロック肉(Pork Belly Block): 豚肉文化が根付いている国なら見つかることもありますが、薄切り肉が主流の地域では入手が困難です。肉屋(Butcher)に行き、塊のままスライスしてもらう交渉が必要です。
  • カンスイ: ラーメン特有のコシと風味を生み出すアルカリ性の塩水溶液です。アジア系のスーパーマーケットの製菓コーナーや通販で「Kansui」や「Lye Water」として販売されていることが多いので、そこで探すのが確実です。
  • 強力粉(Bread Flour): オーション粉のような低加水に適した小麦粉は入手が難しいため、現地のスーパーで手に入る中で最もタンパク質含有量の高い強力粉を代用してください。

これらの材料を探す際には、あなたの街にある「アジア系スーパーマーケット」が最大の味方です。醤油やみりんなどの基本調味料はもちろんのこと、日本・中国・韓国から輸入された珍しい品々もたくさんあり、まるで宝探しのように楽しむことができます。

再現レシピと成功するためのポイント

完璧な再現を目指すと非常に時間と労力がかかります。重要なのは「完璧でなくてもよい、雰囲気が出ていれば十分」という良い意味での妥協と遊び心を持つことです。

スープ編:旨味を層状に重ねる

スープのベースは、豚骨や豚肉のガラ、香味野菜(長ネギの青い部分、生姜、ニンニク)をじっくり長時間煮込むことです。圧力鍋があれば大幅な時短が可能です。醤油ダレは醤油、みりん風調味料、砂糖、たっぷりの旨味調味料を火にかけて作り、このタレが味の決め手となります。

麺編:パスタマシンでの自家製麺づくり

カンスイ(または少量の重曹を溶かした水)を強力粉と混ぜて力強くこねます。生地を伸ばして切る工程はパスタマシンを使うと格段に楽です。なければ麺棒と包丁で根気よく切りましょう。見た目が不揃いでも、それもまた手作りの味わいです。

豚(チャーシュー)編:じっくり煮込み味を染み込ませる

豚バラブロックをタコ糸でしっかり縛り、醤油ダレで時間をかけて煮込みます。煮汁はスープのタレとして再利用でき、一石二鳥です。タレに半日ほど漬け込むと、しっかり中まで味が染み込みます。

読者への実践ガイド:海外自作二郎キット

自作に取り組む際の必要な準備と手順は以下の通りです。

  • 基本的な持ち物リスト
  • 肉類: 豚バラブロック、可能なら豚の背脂、豚骨
  • 野菜類: キャベツ、もやし、ニンニク、生姜、長ネギ
  • 麺材料: 強力粉、卵、カンスイ(なければベーキングソーダで代用可)
  • 調味料: 濃口醤油、みりん風調味料、砂糖、旨味調味料(MSG)、塩、胡椒
  • 調理道具: 大きな鍋(最低2つ)、圧力鍋(あれば)、パスタマシン(あると便利)、麺棒、包丁

実践の手順:先人の知恵を活用する

YouTubeやクックパッドなどには多数の二郎再現レシピが投稿されています。動画で作業工程を確認しながら調理するのが、失敗を避ける最良の方法です。まずは一つのレシピを忠実に実践し、その後自分流のアレンジを加えていくのが成功のコツです。

  • トラブルシューティング:代替品の提案
  • カンスイが見つからない場合: 水に対して約1%の重曹(ベーキングソーダ)を溶かし沸騰させたお湯で麺を茹でると、中華麺に近い食感が出せます。
  • 豚バラブロックが入手困難な場合: 豚肩ロース(Pork Shoulder)塊でも美味しいチャーシューが作れます。
  • 背脂が無い場合: ラード(Lard)をスープに加えることでコクと甘みがプラスされます。

自作二郎は単なる料理の枠を越え、一つのプロジェクトとして楽しめます。友人を招いて「二郎パーティー」を開催するのも面白いでしょう。その一杯は、海外生活の忘れがたい思い出のひとつになるに違いありません。

海外で二郎系を味わう旅の準備と心構え

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ここまで世界各国の二郎系ラーメンの状況を見てきました。実際に海外でその一杯を味わう旅に出る際に、ぜひ心に留めておきたいポイントがいくつかあります。

事前リサーチが成功のカギを握る

繰り返しになりますが、情報収集は何よりも大切です。特に海外では、営業時間が突然変わったり、予告なしに長期間休業したりすることが珍しくありません。訪問前には必ずGoogleマップの最新情報や店舗の公式SNSをチェックする習慣をつけましょう。Instagramで「#jirostyle」や「#jiroinspiredramen」といったハッシュタグを検索すれば、現地のファンが投稿した直近の写真を見つけられることも多いです。

「コール」は世界共通?現地での注文方法

日本の二郎でおなじみの「ニンニクマシマシヤサイアブラカラメ」といった独特のコールは、海外では通じないことがほとんどです。Yume Wo Katareのように日本の二郎文化を熟知している店舗なら似た仕組みがある場合もありますが、基本的にはメニューに沿って注文するのが一般的です。

多くの店舗ではトッピングがリストになっており、指差しやチェックシートで選ぶことができます。もし口頭で伝える必要がある場合は、今回紹介した簡単な英語フレーズを活用するとよいでしょう。

  • “Garlic, please.”(ニンニクをお願いします)
  • “Extra vegetables, please.”(野菜多めでお願いします)
  • “More back fat, please.”(背脂多めでお願いします)

重要なのはためらわず、自分の好みをきちんと伝えること。その情熱はきっとスタッフにも伝わります。

期待と現実のギャップを味わう楽しみ

最後に最も大切な心構えについてです。それは「日本の本家や名高いインスパイア店と全く同じ味を求めすぎない」ということです。

海外で作られる二郎系ラーメンは現地の水や小麦粉、豚肉、野菜を使って作られています。気候や文化、そして現地の人々の味覚に合わせて微妙にアレンジされているのが普通です。スープが少し甘めだったり、麺の食感が異なったり、チャーシューの味付けが独特だったり──それは「間違い」ではなく「違い」です。

その違いこそが、海外でラーメンを楽しむ醍醐味でもあります。「この国では二郎系がこう受け止められているのか」という発見をぜひ味わってください。その一杯は、あなたのラーメン観をより広く、豊かなものにしてくれるはずです。完璧なコピーではなく、その土地ならではの「Jiro-style Ramen」。まさに旅先で出会うべき最高の一杯と言えるでしょう。

次の旅先は、一杯のラーメンが決める

ニンニクマシマシの旅、いかがでしたか?一杯のラーメンを追い求めるという、少し風変わりなテーマでしたが、その背景には日本の食文化の奥深さと、それを愛する人々の熱い想いが広がっていることを感じ取っていただけたなら幸いです。

海外で暮らすことや旅をすることは、ときに孤独や不安を抱くこともあります。そんな時に、心と胃袋を満たしてくれる故郷の味は何よりの支えとなります。二郎系ラーメンが持つ圧倒的なパワーは、きっとあなたの背中を力強く押してくれるでしょう。

この記事を読んで、「次の旅先はあのラーメンを味わうために決めよう!」と思っていただけたら、ライターとしてこれほど嬉しいことはありません。Googleマップを開き、Instagramのハッシュタグを辿って、まだ出会ったことのない一杯を求めて旅立ってみませんか?アメリカの街角で夢を語るのもよし、台湾の熱気の中で汗をかくのもよし、あるいは自分の手で究極の一杯を生み出すのも素敵です。

旅の目的は人それぞれです。世界遺産を巡る旅も美しいビーチで過ごす旅も素晴らしいものです。しかし、一杯のラーメンが旅の目的だって構わないと思います。その先には、きっと忘れられない出会いと発見が待っています。私もまた、新たな一杯を求めて、世界のどこかの街角へ旅に出ようと思います。ごちそうさまでした!

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この記事を書いたトラベルライター

カナダでのワーホリ経験をベースに、海外就職やビザ取得のリアルを発信しています。成功も失敗もぜんぶ話します!不安な方に寄り添うのがモットー。

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