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心の故郷へ還る旅。飛騨高山と白川郷、伝統が息づく2泊3日のモデルプラン

カナダの広大な大地で暮らしていた頃、ふと恋しくなったのは、日本の緻密で、どこか懐かしい風景でした。高層ビルがなくても、人の温かさと歴史の深さが感じられる場所。そんな想いを抱いて帰国した私が、真っ先に向かったのが岐阜県の飛騨高山と白川郷です。そこには、忘れかけていた日本の原風景と、心が洗われるような穏やかな時間が流れていました。

この旅は、ただ美しい景色を眺めるだけではありません。古い町並みを歩けば、江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚に。合掌造りの家々に灯る明かりを見れば、厳しい自然と共に生きてきた人々の知恵と温もりに触れることができます。忙しい日常から少しだけ離れて、心のリセットをしたい。そんなあなたにこそ、この旅をおすすめしたいのです。

この記事では、私が実際に体験した2泊3日のモデルコースをベースに、移動手段の予約方法から、現地での楽しみ方、さらには季節ごとの服装や持っていくべきものまで、旅のすべてを詰め込みました。この記事を読み終える頃には、きっとあなたも飛騨高山と白川郷への旅支度を始めているはずです。さあ、一緒に日本の心の故郷を巡る旅に出かけましょう。

この旅の準備として、日本帰国時の空港での手続きをスムーズにするために、免税範囲や申告方法についての情報を事前に確認しておくことをおすすめします。

目次

旅の始まり:飛騨高山と白川郷へのアクセス完全ガイド

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旅の計画において重要でありながら、少し手間がかかると感じるのが目的地までの交通手段の調査かもしれません。特に都心から離れた自然豊かな地域へ向かう際には、多様な選択肢に迷ってしまうこともあるでしょう。しかし、ご安心ください。ここでは、主要都市から飛騨高山へのアクセス方法を具体的かつ分かりやすくご紹介します。

東京・名古屋・大阪から飛騨高山への代表的なアクセス方法

日本の中心に位置する飛騨高山は、案外幅広い方向からアクセスしやすい場所です。出発地に応じて最適なルートを選びましょう。

名古屋からのアクセス:快適な特急ワイドビューひだ号

名古屋は飛騨高山への玄関口として非常に便利な都市です。JR名古屋駅から高山駅までは、特急「ワイドビューひだ」に乗れば乗り換えなしで約2時間30分で到着します。この列車の最大の魅力は、大きな窓からの眺望。岐阜市街を抜けると、次第に山間へ入り、エメラルドグリーンに輝く飛騨川の渓谷美を存分に堪能できます。まるでアトラクションに乗っているかのような気分になり、移動自体が旅の一部の思い出となるでしょう。

チケット購入方法

チケットはJRの「みどりの窓口」や指定席券売機、さらにオンライン予約サービス「e5489」などで購入可能です。特に週末や観光シーズンは混雑が予想されるため、早めの予約をおすすめします。自由席もありますが、確実に座席を確保して景色を楽しみたい方は指定席の予約が安心です。

東京からのアクセス:新幹線と特急を乗り継ぐルート

東京から向かう場合は、まず東海道新幹線で名古屋駅へ向かい、そこから特急「ワイドビューひだ」に乗り換えるのが一般的な方法です。所要時間は合計でおよそ4時間30分ほどかかります。少し長めの旅ですが、新幹線の快適さと特急列車の風光明媚な眺めを同時に楽しめる贅沢なルートとも言えます。

もう一つの選択肢として、北陸新幹線で富山駅へ行き、そこから特急「ワイドビューひだ」を利用して高山へ向かうルートもあります。こちらは所要時間がおよそ4時間とやや短め。富山経由のこのルートでは、また違った風景を車窓から満喫できるのが魅力です。

大阪からのアクセス:やはり名古屋経由がスムーズ

大阪(新大阪駅)から出発する場合も、東海道新幹線を利用して名古屋駅まで行き、そこで特急「ワイドビューひだ」に乗り換える方法が最もスムーズです。全体の所要時間は約3時間30分程度。乗り換えもスムーズで、ストレスなく移動できます。

費用を抑えたい場合は高速バスを利用する手も

旅行費用をできるだけ節約したい方には、高速バスの利用がおすすめです。新宿、名古屋、大阪、金沢などの主要都市から高山行きの直行便が多く運行されています。電車に比べると所要時間は長めですが、料金は半額以下になることも。夜行便を使えば、移動時間を睡眠に充てられるので、時間を有効活用したい方にもぴったりです。

高速バス予約のポイント

高速バスの予約は、各バス会社の公式サイトや楽天トラベル、じゃらんなどの予約サイトが便利です。特に濃飛バスは高山を拠点とするバス会社で、白川郷へ向かう路線も充実しているため、公式サイトをあらかじめ確認しておくと旅の計画に役立ちます。予約は通常、乗車日の約1ヶ月前から開始され、人気シーズンはすぐに満席になることもあるため、予定が決まったら早めに押さえるのがおすすめです。

トラブル時の対応について

万が一予約したバスに乗り遅れてしまった場合、基本的には自己都合のキャンセル扱いとなり払い戻しは難しい場合が多いです。ただし、路線や空席状況によっては、後続の便に乗車できることもあるため、まずはバス会社の窓口や営業所に問い合わせるとよいでしょう。天候不良などで運休した場合は、基本的に全額返金または代替便への振替が行われます。公式サイトの運行情報はこまめにチェックすることが重要です。特に冬季は雪による遅延や運休の可能性があるため、スケジュールには余裕を持っておくことを強くおすすめします。

1日目:高山の古い町並みに溶け込み、江戸情緒を味わう

高山駅に降り立った途端、ひんやりと澄んだ空気が頬を優しく撫で、旅の始まりを感じさせてくれます。ここからスタートする2泊3日の旅の初日は、「飛騨の小京都」とも称される高山の魅力を存分に味わいましょう。

まずはホテルにチェックインし、身軽になって散策へ

高山駅周辺には、ビジネスホテルから趣ある旅館まで多彩な宿泊施設が立ち並んでいます。最初に予約している宿に向かい、大きな荷物を預けて身軽になりましょう。そうすることで散策が格段に快適になります。高山市内は徒歩で十分回れますが、坂道もあるため歩きやすい靴を準備するのが必須です。

「さんまち」で味わう江戸時代の風情

高山観光の代表的スポットといえば、やはり「古い町並み(さんまち)」です。出格子が連なる軒下には用水路が流れ、造り酒屋には杉の葉を丸めた「酒ばやし」が吊るされている…。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。

上三之町、上二之町、上一之町

このエリアは商家が軒を連ねる賑やかな中心地。味噌や醤油の芳ばしい香りが漂い、地酒の試飲ができる店や可愛い和雑貨を扱う店、飛騨の伝統工芸品「さるぼぼ」が並ぶ土産物屋などが点在し、散策するだけで心が弾みます。

食べ歩きグルメを存分に楽しむ!高山名物は外せません

さんまちを歩く楽しみの一つが、多彩な食べ歩きグルメ。小腹が減ったら気になるお店に立ち寄ってみましょう。

飛騨牛にぎり寿司

高山を訪れたら必ず味わいたいのが、口の中でとろける飛騨牛のにぎり寿司。注文後に目の前で炙ってくれる店も多く、香ばしい香りが食欲をかき立てます。お皿の代わりにえびせんべいを使う店もあり、食べ終わった後にゴミが出ない工夫が嬉しいポイントです。

みたらし団子

高山のみたらし団子は甘いタレではなく、醤油ベースの香ばしい味わいが特徴です。小さめで食べやすく、散策のお供にぴったり。店ごとに焼き加減やタレの味に微妙な違いがあるため、食べ比べを楽しむのもおすすめです。

五平餅

うるち米を潰して串に刺し、甘辛い味噌ダレを塗って香ばしく焼き上げる郷土料理。味噌ダレは店によって異なり、くるみやエゴマを使った風味豊かな味が絶品です。ほどよいボリュームでしっかりとしたおやつになります。

散策時のマナー

食べ歩きは楽しいですが、ゴミは購入した店のゴミ箱に捨てるか持ち帰るのがマナーです。美しい町並みを後世に残すために、一人ひとりの心がけが重要です。

江戸時代の役所「高山陣屋」で歴史を感じる

さんまちの南側に位置する「高山陣屋」は、日本で唯一現存する郡代・代官所です。江戸幕府が飛騨を直轄領として管理するため設けた役所で、年貢の徴収や裁判が行われていました。広大な敷地内には役人の執務室や居住空間、さらには罪人を取り調べた「吟味所」や「御白洲」なども当時のまま残り、非常に見応えがあります。

見学のポイント

順路に沿って進むと、当時の人々の暮らしや仕事の様子が浮かび上がってきます。特に年貢米を保管した巨大な米蔵は圧倒的な迫力です。ボランティアガイドもいるので、時間があれば解説を聞きながら回るとより深く歴史を理解できます。見学には約1時間程度見ておくのがおすすめです。

施設情報

開館時間や入場料は季節によって変動する場合があるため、訪問前に高山陣屋公式サイトで最新情報をチェックすることをおすすめします。

夜は飛騨の味覚を堪能

散策の後は、地元の郷土料理で一日の締めくくりを。高山には飛騨牛を味わえる店や、地元食材を活かした料理を提供する居酒屋が数多くあります。

朴葉味噌(ほおばみそ)

枯れた朴の葉の上に味噌をのせ、ネギやキノコなどの薬味とともに炭火で焼いて食べる飛騨地方の伝統料理。香ばしい味噌の香りが食欲をそそり、ご飯やお酒との相性も抜群です。寒い冬を乗り越える保存食として発展しました。

飛騨牛ステーキ・焼肉

せっかく高山に来たなら、ブランド牛の飛騨牛はぜひ味わいたい逸品。きめ細かな霜降りととろける柔らかさが特徴で、ステーキや焼肉、すき焼きなど多様な調理法で楽しめます。

お店選びと予約

人気店は予約で満席になることも多いため、特に週末や連休の訪問時は事前予約がおすすめです。ガイドブックやグルメサイトを活用して、気になる店をいくつかリストアップしておくと安心です。

2日目:高山の朝市から世界遺産・白川郷へ

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旅の2日目は、爽やかな朝の空気に包まれながら高山の朝市を訪れることから始まります。その後、午後にはこの旅のもう一つの目的地である世界遺産・白川郷へと向かいます。賑わう町の活気と、日本の原風景ともいえる静寂。異なる二つの魅力を一日に味わえる贅沢なプランです。

早起きして「朝市」へ!地元の人々とのふれあいを楽しむ

高山では毎朝、二つの場所で朝市が開かれています。新鮮な野菜や果物、漬物、民芸品などが並び、地元のお母さんたちとの温かな交流も楽しめる高山ならではの文化です。観光客だけでなく地元の人々も日常的に訪れる生活の場で、町の活気を肌で感じることができます。

宮川朝市

宮川沿いに約300メートルにわたってテントが連なる大規模な朝市です。旬の野菜や果物はもちろん、手作りの餅や団子、地元の特産品を使ったプリンなど、食べ歩きできる品も豊富です。川のせせらぎを聞きながら散策するのは、とても心地よい体験です。

陣屋前朝市

高山陣屋の前で開催されるこの朝市は、主に農家の方々が出店しており、より地元色の強い雰囲気が味わえます。採れたての新鮮な野菜や自家製の漬物、味噌などが並び、作り手から直接話を伺いながら買い物が楽しめるのが魅力です。季節によっては珍しい山菜に出会えることもあります。

朝市を楽しむポイント

朝市は早朝から昼過ぎまで開催されていますが、品揃えが充実している午前中の早い時間に訪れるのがおすすめです。多くの店が現金払いのみなので、小銭を用意していくとスムーズに買い物ができます。地元の方との会話を楽しみつつ、ここでしか手に入らないお土産を見つけてみてはいかがでしょうか。

いざ白川郷へ!バス利用の詳細ガイド

高山の朝を満喫したら、いよいよ世界遺産・白川郷へと向かいます。高山と白川郷を結ぶ公共交通機関はバスが基本です。ここでは予約方法から乗車までの流れを詳しく説明します。

濃飛バスが唯一のアクセス手段

高山駅に隣接する「高山濃飛バスセンター」から白川郷行きのバスが運行されています。この路線には予約必須の便と不要の便がありますが、確実に座席を確保したい場合は予約制の便を利用するのがおすすめです。特に観光シーズンは満席になることが多いため、事前予約が望ましいです。

バスの予約方法

予約は乗車日の1ヶ月前から、ウェブサイト「発車オ〜ライネット」または濃飛バス予約センターへの電話で可能です。往復で利用する際は、往復チケットを同時に予約・購入すると便利です。支払いはクレジットカードが利用できます。

  1. ウェブ予約手順:「発車オ〜ライネット」に会員登録後、乗車区間(高山濃飛バスセンター → 白川郷)、日時、人数を選んで予約します。
  2. 決済:予約後、指定された期限内にクレジットカードで決済を行います。
  3. 乗車券の受取:決済が済むと「WEB乗車券」が発行されます。スマートフォンで表示するか、事前に印刷して乗車時に運転手に提示するだけで利用できます。

所要時間および料金

高山から白川郷までは約50分で到着します。料金は片道2,600円、往復5,200円(2023年時点)。料金は変更される場合があるため、予約時に公式サイトで最新情報の確認をおすすめします。

高山濃飛バスセンターでの購入

ウェブ予約に自信がない方は、高山濃飛バスセンターの窓口で直接チケットを購入できます。ただし、空席がある場合に限られるため、やはり事前予約が安心です。窓口は混雑することも多いので、余裕をもって訪れるとよいでしょう。

時が止まったかのような集落、白川郷の散策

バスに揺られて約50分。トンネルを抜けると、目の前にまるでおとぎ話の世界のような風景が広がります。合掌造りの家屋が100棟以上点在する世界文化遺産「白川郷荻町合掌造り集落」です。

荻町城跡展望台からの絶景をまず堪能

集落に到着したら、最初に「荻町城跡展望台」へ向かうことをおすすめします。庄川の対岸にある小高い丘の上に位置し、有料のシャトルバスか徒歩(約20分)でアクセス可能です。ここから見下ろす合掌造りの集落はまさに圧巻で、観光パンフレットなどでよく目にする絵柄を実際に目にすることができます。季節ごとに異なる表情を見せてくれるため、いつ訪れても感動が味わえます。

合掌造りの内部を見学

展望台からの景観を楽しんだ後は、集落の中をゆっくり散策しましょう。合掌造りの家の中には見学可能なものもあり、当時の暮らしぶりや建築の構造を間近で知ることができます。

和田家

国指定重要文化財の中でも最大規模の合掌造り家屋です。今も居住されていますが、1階と2階の一部が公開されており、囲炉裏の煙で燻されて風格漂う太い柱や梁に歴史の長さを感じ取れます。

神田家

完成までに約10年をかけたとされる精巧な合掌造り住宅。内部は4層構造で、屋根裏部屋まで上がることができます。急な階段を上ると、釘を使わず組まれた緻密な木組み技術に驚かされます。ここから眺める集落の景色も格別です。

長瀬家

5階建ての大きな合掌造り建築で、初代が医師だった関係で江戸時代の医療器具なども展示されています。

見学の際はそれぞれ入場料が必要となります。多くの場合、靴を脱いで上がるため、脱ぎ履きしやすい靴で訪れると便利です。住まいとして使われているため、静かにマナーを守って見学しましょう。

白川郷の宿泊で特別な体験を

日帰りでも十分満喫できますが、時間に余裕があるなら白川郷の合掌造り民宿に泊まるのも格別です。観光客が少なくなった静かな夜の集落の幻想的な雰囲気を味わえます。囲炉裏を囲んでの郷土料理や宿の主人との語らいは、一生忘れられない思い出になるでしょう。ただし民宿数は限られ、予約が数ヶ月前から埋まってしまうことも珍しくありません。白川郷観光協会の公式サイトで予約状況を確認し、早めの計画をおすすめします。

特に冬のライトアップ期間中は予約競争が激しくなります。ライトアップは例年1月から2月の特定日に開催され、近年では完全予約制となっているため、公式情報をこまめにチェックすることが重要です。

白川郷散策の際の注意事項

  • 火気厳禁:茅葺き屋根の合掌造りは燃えやすいため、集落内では指定された場所以外での喫煙や火気の使用は禁止されています。
  • 私有地への立ち入り禁止:観光地であると同時に生活の場でもあります。ロープの張られた区域や畑、敷地内に入らないようにしましょう。
  • ドローン禁止:無許可でのドローン飛行は固く禁じられています。

3日目:静寂の朝と、旅の締めくくり

旅の最終日を迎えた白川郷の朝は、ひっそりと静寂につつまれ、昼間の賑わいがまるで幻のように感じられます。この貴重な時間を楽しめるのは、宿泊者か、早朝の一番便で訪れた人だけの特権です。旅の終わりを惜しみつつ、最後のひとときを大切に味わいましょう。

朝霧に包まれた、幻想的な白川郷の風景

まだ観光客が訪れない早朝に集落を歩くのは、まさに贅沢なひとときです。季節や天候によっては朝霧が立ち込め、合掌造りの建物がぼんやりと浮かび上がる夢のような光景に出会えることもあります。澄みきった空気のなかで耳に届くのは、鳥のさえずりと川のせせらぎだけ。風のない穏やかな朝なら、田んぼの水面に映る「逆さ合掌」の美しい姿も楽しめます。

写真撮影が好きな方にとって、この時間帯は絶好のシャッターチャンスです。誰の邪魔も入らず、心ゆくまで白川郷の原風景をカメラに収められます。

白川郷からの帰路について

別れを惜しみつつも、そろそろ帰途につく時間が近づいてきました。白川郷からは、高山へ戻るルートのほか、金沢や名古屋、富山方面へ向かうバスも運行されています。次の目的地に合わせて、効率的なルートを選択しましょう。

  • 高山へ戻る場合:来た際と同様に濃飛バスを利用し、高山からは特急「ワイドビューひだ」で名古屋方面へ移動します。
  • 金沢へ向かう場合:北陸新幹線へのアクセスが良い金沢駅行きのバスが便利で、所要時間は約1時間15分です。歴史ある城下町・金沢を旅のプランに加えるのもおすすめです。
  • 名古屋へ直行する場合:岐阜バスの高速バスなら乗り換えなしで名古屋まで行けます。所要時間は約2時間50分です。

いずれのバスも事前予約が望ましいため、帰りの時間が決まっている場合は行きのバス予約と一緒に手配しておくと安心です。

【プランB】高山に戻って、もう少し深く満喫する

もし帰りの電車まで時間があるなら、高山に戻ってから最後にいくつかの名所を巡るのもおすすめです。

飛騨国分寺

高山駅から徒歩約5分の場所にある、聖武天皇の勅願で建立された古刹。樹齢1250年以上の大イチョウの木は圧巻で、国の天然記念物に指定されています。三重塔との調和が美しく、心が落ち着くひとときを過ごせます。

桜山八幡宮と高山祭屋台会館

春と秋に開催される豪華絢爛な高山祭は、日本三大美祭の一つとして知られています。桜山八幡宮の境内にある「高山祭屋台会館」では、祭りで使われる屋台が常時数台展示されており、その精巧な彫刻や華やかな装飾を間近で鑑賞できます。飛騨の職人技が光る作品に感嘆の声がもれることでしょう。

最後のお土産選び

高山駅周辺や古い町並みには多彩なお土産店が軒を連ねます。旅の思い出や大切な方への贈り物に、飛騨高山ならではの品を選んでみてはいかがでしょうか。

さるぼぼ

飛騨地方で古くから作られている人形で、厄除けや安産のお守りとして親しまれています。最近は定番の赤のほか、金運アップの黄色や恋愛運のピンクなど、多彩な色のさるぼぼが人気を集めています。

一位一刀彫

イチイの木を用い、ノミだけで仕上げる伝統工芸の木彫品です。根付や置物など、職人の技が光る逸品が揃っています。

地酒

飛騨の清らかな水と米から造られる日本酒は、お酒好きにはたまらない味わいです。さんまち通りには試飲可能な酒蔵も多く、自分の好みの一本を探すのも楽しみのひとつです。

旅を快適にするための準備と持ち物リスト

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せっかくの旅行なのに、準備不足で満喫できなかったらもったいないですよね。ここでは、飛騨高山・白川郷の旅を存分に楽しむために、季節ごとの服装のポイントや、あると便利な持ち物について具体的にご案内します。

季節ごとの服装のポイント

飛騨地域は山間に位置しているため、夏冬問わず昼夜の気温差が大きいのが特徴です。訪れる季節に合わせて、適切な服装を用意しましょう。

春(3月~5月)

朝晩はまだ冷え込みが厳しく、日によっては雪が舞うこともあります。冬物のコートは必須ですが、日中は暖かくなることもあるため、重ね着で体温調整ができる服装が理想的です。桜の開花は例年4月中旬頃で、都会よりやや遅めとなっています。

夏(6月~8月)

日中は30度を超えることもありますが、湿度が低く爽やかなので比較的過ごしやすいです。ただし、朝夕は冷え込むことがあるため、薄手のカーディガンやパーカーなど羽織れるものを用意すると安心です。強い日差し対策として、帽子やサングラス、日焼け止めも忘れないようにしましょう。

秋(9月~11月)

紅葉の美しいベストシーズンです。9月はまだ夏の名残が感じられますが、10月以降は一気に秋が深まります。ジャケットやフリースなど、暖かい上着が必要です。特に11月は冬の寒さに近づくため、セーターや薄手のダウンジャケットを持参すると良いでしょう。

冬(12月~2月)

白川郷の雪景色は格別ですが、寒さは非常に厳しいです。氷点下が当たり前のため、防寒対策を万全にしましょう。厚手のダウンコートやヒートテックなどの機能性インナー、マフラー、手袋、ニット帽は欠かせません。靴は防水かつ滑りにくいスノーブーツが特におすすめです。カイロも多めに用意しておくと役立ちます。

共通のポイント

高山も白川郷も石畳や坂道が多く歩くことが想定されます。季節を問わず、履き慣れた歩きやすいスニーカーやウォーキングシューズを選ぶことをおすすめします。

あると便利!持ち物チェックリスト

旅の荷物はなるべくコンパクトにしたいものですが、忘れると困るアイテムもあります。出発前にこのリストを参考に最終確認をしてみてください。

現金

古い町並みの店舗や朝市、一部の飲食店ではクレジットカードが使えないことがあります。少し多めに現金を準備しておくと安心です。

モバイルバッテリー

地図アプリの利用や写真撮影でスマホのバッテリー消耗が早くなりがちです。大容量のモバイルバッテリーがあれば、充電切れを気にせず楽しめます。

カメラ

言うまでもなく、どこを切り取っても美しい風景が広がっています。スマートフォンでも十分綺麗に撮れますが、こだわりの一枚を撮りたい方はぜひカメラを持参してください。

雨具(折りたたみ傘・レインウェア)

山の天気は変わりやすいため、晴れていても念のためコンパクトな折りたたみ傘やレインウェアをバッグに入れておくと安心です。

健康保険証

万が一の体調不良やケガに備えて、必ず携帯しましょう。

常備薬

普段から飲んでいる薬(頭痛薬や胃腸薬など)は忘れずに持参してください。乗り物酔いしやすい方は酔い止め薬もお忘れなく。

エコバッグ

お土産購入時などに非常に便利です。レジ袋が有料の店も多いので、環境に配慮して持参することをおすすめします。

ウェットティッシュ・除菌グッズ

食べ歩きの際や手をサッと拭きたい時に役立ちます。

あなただけの特別な旅路を

飛騨高山と白川郷をめぐる2泊3日の旅はいかがだったでしょうか。江戸時代の趣を残す街並みや、世界に誇る合掌造りの集落、そして何よりもそこに暮らす人々の温かな心。この旅は、単なる観光地巡りにとどまらず、日本の文化や歴史の深さを感じ取り、日常の喧騒から離れて心身をリフレッシュさせてくれる特別な時間になるはずです。

私がカナダで感じた日本への郷愁は、この旅を通じてより一層深い愛着へと変わりました。遠く離れて初めて気づく故郷の美しさがあるように、日常の枠から一歩踏み出すことで、見慣れていたはずの日本の風景がまったく新しい輝きを放つことがあります。

今回ご提案したのは、あくまでも一例のモデルプランです。このプランを参考に、あなたが特に惹かれる場所にゆっくり時間をかけたり、気になる路地を探索したりして、あなただけのオリジナルな旅を作り上げてください。旅の計画を立てる過程もまた、旅の楽しみの一つです。

次のお休みには、少しだけ荷物をまとめて、心の故郷である飛騨高山と白川郷へ足を運んでみてはいかがでしょうか。きっとあなたの心に深く刻まれる、忘れがたい風景が待っていますよ。

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この記事を書いたトラベルライター

カナダでのワーホリ経験をベースに、海外就職やビザ取得のリアルを発信しています。成功も失敗もぜんぶ話します!不安な方に寄り添うのがモットー。

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