インドへの旅行が、かつてないほど手軽でスピーディになります。インド観光省は2026年2月8日、オンラインで申請可能な電子観光ビザ(e-TV)プログラムの対象国を166カ国に拡大したことを発表しました。この決定により、世界中のより多くの旅行者が、煩雑な手続きなしで神秘と魅力にあふれるインドを訪れることができるようになります。
ビザ手続きがオンラインで完結、72時間で認証へ
今回の発表で、新たにe-TVの対象となったのは、ケニア、アルジェリア、フィジー、ウルグアイなど数カ国です。これにより、対象国の旅行者はインド大使館や領事館に足を運ぶ必要がなくなり、自宅やオフィスからオンラインでビザを申請できるようになります。
申請手続きは非常にシンプルで、必要な情報を入力し、パスポートのコピーと顔写真をアップロードするだけです。申請後、通常は72時間以内に渡航認証が電子メールで送られてくるため、急な旅行計画にも柔軟に対応できます。この迅速なプロセスは、多忙なビジネス旅行者や、思い立って旅に出たいと考える観光客にとって大きな魅力となるでしょう。
背景にあるインドの国家戦略「デジタル・インディア」
このe-TVプログラムの拡大は、単なる観光客誘致策にとどまりません。これは、インド政府が推進する国家プロジェクト「デジタル・インディア」構想の重要な一環です。行政サービスの電子化を進め、国民生活の利便性を高めるとともに、国際的なビジネスや観光の窓口をデジタル化することで、インドの国際競争力を高めることを目指しています。
インドの観光産業は、国の経済において極めて重要な役割を担っています。コロナ禍以前の2019年には、インドを訪れた外国人観光客数は約1,093万人に達しました。パンデミックの影響で一時的に落ち込みましたが、2022年には約619万人にまで回復しており、今回のビザ緩和措置は、この回復ペースをさらに加速させるための強力な追い風となることが期待されます。
今後の影響と予測:インド観光の新たな時代の幕開け
この措置がもたらす影響は、計り知れません。
旅行者層の拡大
ビザ取得のハードルが下がることで、これまで手続きの煩雑さからインド旅行をためらっていた潜在的な旅行者層を掘り起こすことができます。特に今回追加されたアフリカや南米、オセアニア諸国からの旅行者の増加が見込まれ、インドの観光市場はさらに多様化するでしょう。
経済効果の波及
観光客の増加は、航空業界、ホテル、交通機関、レストラン、お土産物屋など、観光に関連するあらゆる産業に直接的な経済効果をもたらします。これにより、地域経済の活性化と新たな雇用の創出が期待されます。
観光インフラの進化
増加する観光客を受け入れるため、インド政府は空港の近代化、交通網の整備、宿泊施設の拡充といったインフラ整備をさらに加速させると考えられます。これにより、旅行者はより快適で安全な旅を楽しめるようになるでしょう。
今回のe-TVプログラム拡大は、インドが世界中の旅行者を歓迎する開かれた国であることを明確に示すものです。タージ・マハルやガンジス川といった歴史的な名所だけでなく、活気あふれる都市、豊かな自然、奥深い文化や食、そしてウェルネスツーリズムなど、多彩な魅力を持つインド。その扉は今、かつてなく広く開かれようとしています。simvoyageは、今後もインドの最新情報をお届けし、あなたの素晴らしい旅をサポートしていきます。

