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タイダイビングおすすめ7選|費用・時期・Cカード取得ガイド

「次の休みは、どこか海外の綺麗な海でダイビングがしたいな…」

そんな風に考えているあなたに、私が心からおすすめしたいのが「微笑みの国」タイです。エメラルドグリーンに輝く海、色とりどりのサンゴ礁、そしてジンベエザメやマンタといった大物との出会い。タイの海には、ダイバーを虜にする魅力がぎゅっと詰まっています。

「でも、海外でのダイビングってお金がかかりそう…」「言葉も不安だし、準備が大変なんじゃない?」

わかります、その気持ち。特に私たち20代にとって、予算は旅の計画を立てる上でとっても重要なポイントですよね。でも、安心してください。タイは、驚くほどリーズナブルに、そして安全に、世界トップクラスのダイビング体験ができる夢のような場所なんです。ダイビングライセンス(Cカード)の取得費用が「世界一安い」と言われる島があったり、美味しいごはんが1食数百円で楽しめたりと、お財布に優しい旅が実現できます。

この記事では、予算を重視する若者世代の視点から、タイでのダイビングを120%楽しむための情報を、どこよりも詳しく、そして分かりやすくお届けします。おすすめのダイビングスポットはもちろん、エリアごとのベストシーズン、気になる費用、ライセンス取得の具体的なステップ、さらには航空券の予約方法から現地でのトラブル対処法まで、この記事さえ読めば、今すぐにでもタイへのダイビング旅行の計画が立てられるように、私の知識と経験をすべて詰め込みました。さあ、一緒に最高の水中冒険への扉を開きましょう!

旅の予算を抑えるためには、タイ行きLCCの賢い選択も重要なポイントです。

目次

なぜタイでのダイビングが世界中で大人気なの?

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世界各地には多様なダイビングスポットがありますが、なぜこれほど多くのダイバーがタイに魅了されるのでしょうか。その理由は、単に海が美しいだけではありません。タイならではの独特の魅力が数多く存在しているのです。

驚異的なコストパフォーマンス

タイのダイビングが特に優れている点は、何といってもその圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。特にダイビング資格(Cカード)の取得費用は世界的に見ても非常にリーズナブルです。例を挙げると、フィリピンのセブ島や日本の沖縄でオープンウォーターのライセンスを取得する場合、通常5万円から8万円ほどかかりますが、タイのタオ島などでは3万円台で取得できることも珍しくありません。この料金には、教材費、講習費、器材レンタル、申請料などがほぼすべて含まれている場合が多いです。

さらに、ライセンス取得後のファンダイビング料金も非常にリーズナブルです。1日に2回潜る「2ボートダイブ」が、器材レンタル込みで1万円以下で楽しめるショップが多数あります。また、タイは滞在費や食費も安価なのが魅力の一つです。屋台のタイ料理は1食あたり200円から300円程度、少し上質なレストランでも1000円ほどあれば十分に満足できる食事が楽しめます。宿泊費もバックパッカー向けのゲストハウスが1泊1000円台から、清潔で快適なバンガローでもおよそ3000円程度で見つかります。このように、ダイビング料金から滞在費までトータルで抑えられるため、長期で滞在しながらスキルを向上させたり、数多くのスポットを巡ったりするダイバーが多いのです。

豊富で多彩なダイビングスポット

タイの海は、その多様性においても訪れるダイバーを飽きさせません。大まかには東側に位置する「タイランド湾」、西側に位置する「アンダマン海」の2つの海域に分けられ、それぞれに特徴的なダイビングスポットが点在しています。

タイランド湾に属する代表的なエリア、タオ島周辺は比較的波が穏やかで流れも緩やかなポイントが多く、初心者やライセンス取得の講習に最適です。サンゴ礁を囲むカラフルな熱帯魚たちをゆっくり観察するのにぴったりの環境です。一方、沖合いには「チュンポンピナクル」や「セイルロック」といった大物、例えばジンベエザメに出会える迫力あるダイナミックなスポットもあります。

対してアンダマン海側は、より冒険心をくすぐるワイルドなダイビングが楽しめます。世界有数の透明度を誇るシミラン諸島や、高い確率でマンタに遭遇できるヒンデン・ヒンムアン、地形の美しさが際立つピピ島など、中級者から上級者を魅了する世界クラスのポイントが揃っています。沈船や洞窟を探検する特殊な環境でのレックダイビングやケーブダイビングも経験でき、何度訪れても新鮮な発見と興奮が待っています。

年間を通じてどこかで潜れる!ベストシーズンのポイント

「タイには雨季があるからダイビングできる時期が限られるのでは?」という不安は必要ありません。タイの特徴的な点は、タイランド湾側とアンダマン海側のベストシーズンがちょうど逆になることです。これにより、年間を通していずれかの海域で最高のコンディションのダイビングを楽しむことが可能です。

  • タイランド湾側(タオ島、サムイ島、パンガン島など)
  • ベストシーズン:2月~10月頃
  • この時期は乾季にあたり、天候が安定し、波も穏やかで海の透明度も高まります。特に4月から6月は最も海況が良いとされています。11月から1月はモンスーンの影響で波が高く荒れやすい傾向にあります。
  • アンダマン海側(プーケット、ピピ島、シミラン諸島など)
  • ベストシーズン:11月~4月頃
  • この時季は乾季で、晴天が多く海は鏡のように穏やかです。特にシミラン諸島やスリン諸島の国立公園は乾季にしかダイビングが許可されていません。逆に5月から10月は雨季で西からのモンスーンにより海が荒れ、多くのスポットがクローズします。

このように、訪れたい時期に応じてエリアを選ぶことで、いつでも最高のタイの海を心ゆくまで楽しむことができます。例えば、日本のゴールデンウィークや夏休みにはタイランド湾を、年末年始や春休みにはアンダマン海を訪れるといったプランニングが可能です。

【エリア別】タイのダイビングにおすすめの島7選

それでは、具体的なダイビングスポットをご紹介していきます。多数あるタイの島々の中から、特におすすめの7つの島をタイランド湾側とアンダマン海側に分けて取り上げます。それぞれの島の特徴や見どころ、アクセス方法などを詳しく解説しますので、ご自身のスキルや好みに合った島をぜひ見つけてみてください。

タイランド湾側エリア

まずは、年間を通じて比較的穏やかな海況が魅力のタイランド湾側。このエリアは特にダイビング初心者やライセンス取得を目指す方におすすめです。

① タオ島 – ダイバーの聖地!Cカード取得の人気スポット

タイのダイビングと言えば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのがこのタオ島でしょう。「タオ」とはタイ語で「亀」を意味し、その名前の由来はかつてここがウミガメの産卵地だったことに由来しています。現在では「ダイバーの聖地」や「Cカード取得のメッカ」として世界中に知られています。

特徴と魅力

タオ島の最大の魅力は、世界的に見てもダイビングライセンス取得費用が格安であることです。世界中から若者やバックパッカーが集まり、ダイビングを学ぶ熱気にあふれています。日本人経営のダイビングショップも多く、言語面の不安なく講習を受けられる環境が整っているのも安心ポイントです。島全体がダイビング関連の産業で形成されているため、サービス品質が高く安全管理も万全。穏やかな湾内ポイントが多いため、初心者でもリラックスして潜ることができます。

  • 見どころ・代表的なダイブサイト
  • チュンポンピナクル: タオ島からボートで約40分の距離にある、巨大な根(ピナクル)がそびえ立つ大物ポイントです。ロウニンアジやバラクーダの大群は圧巻。運が良ければジンベエザメとの遭遇も期待できることがあります。流れが強い場合もあるため中級者以上におすすめ。
  • セイルロック: タオ島とパンガン島の間に位置し、タイランド湾を代表するポイントとして有名です。水面に突き出た巨大な岩の周囲を潜るのが特徴で、水深5mから18mの垂直の穴「チムニー(煙突)」を通り抜けることができます。魚影は非常に濃く、キンセンフエダイやツバメウオの巨大な群れがまるで壁のように見られます。ジンベエザメの出現率も高く知られています。
  • ジャパニーズガーデン: 名前の通り日本庭園を思わせる美しいサンゴ礁が広がる穏やかなポイント。水深が浅く流れもほとんどないため、体験ダイビングや講習に適しています。カラフルなソフトコーラルとハードコーラルの間にはクマノミやチョウチョウウオなど愛らしい熱帯魚が多く生息しています。

ベストシーズン

2月から10月。特に海が穏やかな4月から6月が最適です。

アクセス方法

タオ島に空港はありません。バンコクからの主な行き方は2通りあります。

  1. 飛行機+船: バンコクからサムイ島へ約1時間のフライトで飛び、サムイ島の港から高速フェリー(約2時間)でタオ島へ向かうルート。
  2. バス+船: バンコクから南部の都市チュンポンまで夜行バスで約6~7時間移動し、早朝のフェリー(約1.5~2時間)でタオ島に渡る経済的なルートで、バックパッカーに人気です。

② サムイ島 – 観光も充実したリゾートダイビング拠点

サムイ島はタイで3番目に大きな島で、国際的なリゾート地として非常に知名度があります。美しいビーチや高級ホテル、おしゃれなレストランやスパが並び、単なるダイビングだけでなくリゾートライフ全体を満喫したいカップルや家族に最適な場所です。

特徴と魅力

サムイ島の魅力はアクセスの良さと充実した観光施設が揃っている点です。バンコクから直行便があり移動時間が短いため、旅程を有効に使えます。ダイビングポイントは島の周辺に多くはなく、主にタオ島やセイルロック、アントン国立海洋公園などへの日帰りデイトリップツアーに参加する形が一般的。ダイビングのない日もショッピング、グルメ、ビーチでのんびりでき、多彩な楽しみ方が可能です。

見どころ・代表的なダイブサイト

サムイ島発のデイトリップで潜る場所はタオ島やパンガン島とほぼ同じで、特にセイルロックやチュンポンピナクルへ向かうツアーが人気です。ただしタオ島発のツアーより移動時間が長い点は考慮しましょう。

ベストシーズン

タオ島と同様、2月から10月が適期です。

アクセス方法

バンコク・スワンナプーム国際空港からサムイ国際空港まで、バンコク・エアウェイズなどが多数の直行便を運航。所要時間は約1時間15分。やや費用はかかりますが、快適かつスピーディーな移動手段です。

③ パンガン島 – フルムーンパーティーだけじゃない隠れ家的スポット

パンガン島は「フルムーンパーティー」で広く知られていますが、実はそれ以外の部分が広大に広がる静かな自然豊かな島です。ココナッツの木々に覆われ、穏やかな雰囲気の中で落ち着いてダイビングを楽しめる魅力的な場所でもあります。

特徴と魅力

パンガン島はタオ島のダイビング一色の雰囲気やサムイ島の洗練リゾートとは異なり、独自ののんびりした空気が漂います。ヨガやウェルネスのリトリート施設も多く、心身のリラックスを求める人に適しています。地理的にはタイランド湾のトップポイント「セイルロック」に最も近く、タオ島より静かに潜りたいダイバーに好まれています。

  • 見どころ・代表的なダイブサイト
  • セイルロック: パンガン島から最もアクセスしやすい大物ポイントで、ボートで約50分です。魚影の濃さとジンベエザメに出会える期待感は何度潜っても飽きません。
  • 島の北西部ローカルサイト: 小規模な岩礁やサンゴ礁が点在し、マクロ生物観察に最適。ウミウシやカエルアンコウなど、じっくり生物探しを楽しみたい人におすすめです。

ベストシーズン

タオ島、サムイ島と同様に2月から10月がベストシーズンです。

アクセス方法

パンガン島に空港はありません。サムイ島からフェリーで約30分、または本土のスラタニやチュンポンからフェリーでのアクセスが一般的です。

アンダマン海側エリア

続いては、雄大な景観と世界レベルのダイブサイトが揃うアンダマン海側をご紹介します。乾季にあたる11月から4月がベストシーズンです。

④ プーケット – アンダマン海への玄関口!豊富な選択肢を誇る拠点

タイ最大の島であり、世界有数のビーチリゾートとして知られるプーケットは、アンダマン海の有名ダイブサイト群への拠点として最適です。ここから多彩なダイビング体験が可能です。

特徴と魅力

プーケットが誇る魅力は、非常に多岐にわたる選択肢です。初心者向けの穏やかなポイントから、ときには沈船や流れの強い上級者向けスポット、さらにはシミラン諸島へのダイブクルーズ(リブアボード)も豊富に出港しています。ダイビング後もパトンビーチの活気あるナイトライフや歴史あるオールドタウンの散策、多国籍のグルメレストランなどが揃い、一日中楽しめる環境が整っています。

  • 見どころ・代表的なダイブサイト
  • ラチャヤイ島・ラチャノイ島: プーケットから日帰り可能な定番ポイント。ラチャヤイ島は穏やかで透明度が高く、体験ダイビングや講習に適しています。ラチャノイ島は流れが強めで地形の変化に富み、マンタなど大物の遭遇も期待できるポイントです。
  • シャークポイント: レオパードシャーク(トラフザメ)が寝ている姿を高確率で観察できる場所。紫色やピンク色の美しいソフトコーラルが広がり、キンメモドキの大群が幻想的な景色を作り出します。
  • キングクルーザー(沈船): 1997年に沈没した大型カーフェリーがリーフとなっており、原型をとどめた船体を探検気分で楽しめる人気レックポイント。魚影が濃い一方、流れが速いことがあるため中級者以上向けです。

ベストシーズン

11月から4月。海況が穏やかで天候も安定しています。

アクセス方法

プーケット国際空港には日本からの直行便はありませんが、バンコク、シンガポール、クアラルンプールなどを経由してアクセス可能。国内線も多数運航しています。

⑤ シミラン諸島 – 限定期間に訪れる海の楽園!世界トップクラスの透明度

アンダマン海に浮かぶ9つの島々からなるシミラン諸島は、タイ屈指の美しい海として知られています。海洋国立公園に指定されており、環境保護のため例年10月中旬から5月中旬までの乾季の期間限定でのみ訪問が許されています。

特徴と魅力

シミラン諸島の最大の魅力は抜群の透明度です。良好なコンディションでは水深30メートル以上の海底が水面から見えることもあり、「シミランブルー」と呼ばれる澄み切った青い海は一度見ると忘れられません。海中には花崗岩のダイナミックな地形や真っ白な砂地、カラフルなソフトコーラルやハードコーラルの群生が広がっています。

  • 見どころ・代表的なダイブサイト
  • エレファントヘッドロック: 象の頭のような形をした巨大岩が特徴的なポイント。複雑に絡み合うスイムスルーが点在し、探検気分を満喫できます。
  • リチェリューロック: シミラン諸島北部のスリン国立公園内に位置し、シミランクルーズのハイライトとして必ず訪れるスポット。海中に孤立する根の周囲には多種多様な海洋生物が集まり、バラクーダのトルネードや巨大なハタ、そしてジンベエザメやマンタとの遭遇確率が世界的に見ても非常に高い、夢のようなポイントです。

禁止事項とルール

国立公園内のため環境保護の規制が厳格です。オキシベンゾンやオクチノキサートなどサンゴに有害な成分を含む日焼け止めの使用は禁止されており、必ず「リーフセーフ」や「サンゴに優しい」と表記された製品を使用してください。また使い捨てプラスチック製品の持ち込みも厳しく制限されています。

アクセス方法

プーケットや北の港町カオラックから日帰りツアーもありますが、数日間かけて島々を巡るダイブクルーズ(リブアボード)が特に人気。船上で宿泊し、朝から晩までダイビング三昧の日々を満喫できます。

⑥ ピピ島 – 映画の舞台にもなった絶景の島

『ザ・ビーチ』のロケ地として有名なピピ・レイ島のマヤベイは、石灰岩の切り立った崖が海に突き出す独特の景観で多くの観光客を魅了します。ピピ島は有人のピピ・ドン島と無人のピピ・レイ島で構成され、その周囲の海は素晴らしいダイビングスポットが点在しています。

特徴と魅力

ピピ島の魅力は圧倒されるほど美しい景観と、ダイナミックな水中地形の融合にあります。ボートの上での休憩時間も絶景を楽しめ、水中では切り立つ崖がそのまま海中に続くドロップオフが多いです。壁一面を覆うソフトコーラルやウミウチワが見事で、ウミガメとの遭遇率も高いことで知られています。

  • 見どころ・代表的なダイブサイト
  • ビダノック&ビダナイ: ピピ・レイ島南部にある二つの岩礁で、アンダマン海を代表するポイント。魚影は非常に濃く、レオパードシャークやブラックチップシャーク(ツマグロサメ)、キンセンフエダイの大群が見られます。
  • キンクダー洞窟(沈船): かつて洞窟ポイントとして知られていましたが現在は入り口が崩落し、代わりに近くに沈む「ガレック・ダイバー号」がメインポイントとなっています。流れが速くなることもあるため中級者以上向けです。

ベストシーズン

11月から4月が最適期です。

アクセス方法

プーケットやクラビからフェリーで約1.5〜2時間。日帰りツアーも人気ですが、島に宿泊してじっくり潜るのがおすすめです。

⑦ スリン諸島 – 手つかずの自然と海洋民族モーケン族の暮らし

シミラン諸島の北、ミャンマー国境に近いスリン諸島は、訪れるダイバーが少なく、より原始的な自然が残されたエリアです。海上生活を営む海洋民族「モーケン族」の村が存在することも特徴の一つです。

特徴と魅力

スリン諸島は圧倒的なサンゴの豊かさが魅力とされ、特にハードコーラルの群生はタイ全土でもトップクラス。手つかずの静かな雰囲気が残されており、真の自然を求めるダイバーに好まれています。ダイビングの合間にモーケン族の村を訪れるツアーもあり、多様なタイの文化に触れる貴重な体験が可能です。

見どころ・代表的なダイブサイト

スリン諸島周辺には健康的なサンゴ礁が点在し、カメや固有種のトマトアネモネフィッシュなどが見どころとなっています。さらに、世界的に有名なリチェリューロックへのアクセス拠点としても重要で、多くのツアーがスリン諸島を拠点にリチェリューロックへのダイビングを組み込んでいます。

ベストシーズン

シミラン諸島と同じく11月から4月までが開島期間です。

アクセス方法

カオラック北部のクルアブリ港からスピードボートでアクセスが一般的。日帰りツアーもありますが、島内のテントやバンガローに宿泊しながらのツアーが推奨されます。

さあ、計画を立てよう!タイでのダイビング準備完全ガイド

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行きたい島が決まったら、次はいよいよ具体的な旅の計画を立てる段階です。ここでは、ダイビング初心者の方が一から準備を進められるよう、段階的に必要なポイントを解説していきます。この記事を読めば、安心して準備を進められるはずです!

ステップ1:ダイビングライセンス(Cカード)を理解する

まず、ダイビングを趣味として楽しむには、「Cカード(Certification Card)」と呼ばれる認定証、つまりライセンスが必須です。これは、必要な知識と技能を身につけたことを示す証明書で、世界中の海でダイビングを行う際の身分証として扱われます。

Cカードとは?

Cカードは民間のダイビング指導団体が発行しており、一度取得すれば更新は不要です(ただし、長期間潜っていない場合はリフレッシュコースの受講が推奨されます)。最初に取得することが多い「オープン・ウォーター・ダイバー」というランクのCカードを持っていれば、水深18mまでの海をインストラクターなしでバディと一緒に潜ることが可能です。

日本で取得するか、タイで取得するか

Cカードは日本国内またはタイ現地で取得できます。各々のメリットとデメリットを比較してみましょう。

  • 日本で取得する場合のメリット:
  • じっくり時間をかけて学べる(週末や数週間に分けて講習を受けられる)。
  • 日本語で細かいニュアンスまで理解できるので、安心感がある。
  • 旅行前に取得しておけば、現地到着直後からファンダイビングを楽しめる。
  • タイで取得する場合のメリット:
  • 費用が圧倒的に安い。 交通費や滞在費を含めても日本より安くなることが多い。
  • 最短3泊4日程度の短期間で集中して取得可能。
  • 暖かく透明度の高い海で、リゾート気分を満喫しながら講習を受けられる。

予算重視でまとまった休みが取れるなら、タイでの取得は非常におすすめです。多くのショップが日本語教材を用意したり、日本人インストラクターが在籍していたりするので、言語の不安も少ないです。

タイでのライセンス取得の流れ

例えばタオ島の場合、オープン・ウォーター・ダイバーコースは通常3日間または4日間で構成されています。料金はショップにより異なりますが、宿泊費込みで10,000バーツ~15,000バーツ(約42,000円~63,000円 ※1バーツ=4.2円換算)が相場です。この料金には教材費、講習費、器材レンタル代、認定申請料がすべて含まれています。指導団体はいくつかありますが、特に「PADI」のコースを提供するショップが多く見られます。コース内容の詳細は、PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース公式サイトで確認できます。

ステップ2:航空券・宿泊先の予約を行う

ダイビング計画が固まったら、次は航空券と宿泊の手配です。

航空券の手配方法

タイ行きの航空券は、LCC(格安航空会社)とFSC(フルサービスキャリア)が選べます。AirAsiaやZIPAIRなどのLCCを利用すれば、往復3万円台から探せることも。ただし、LCCは受託手荷物が別料金のことが多いため、ダイビング用具など荷物が多い場合は手荷物料金を含めた合計金額で比較するのが重要です。SkyscannerやGoogle Flightsなどの比較サイトを活用し、複数の航空会社の価格を照らし合わせると効率的です。

宿泊先の予約ポイント

ダイビングショップ併設の宿を選ぶと非常に便利です。朝から重い器材を持って移動する手間が省け、ダイビング後もすぐに部屋でリラックスできる利点があります。同じ目的のダイバー同士の交流も生まれやすいです。ライセンス取得コースには宿泊がセットになっていることが多いので、予約時に確認しましょう。ファンダイビングの場合は、AgodaやBooking.comなどで港やダイビングショップの近くの宿を探すことをおすすめします。

ステップ3:ダイビングショップ選びと予約

快適で安全なダイビングを実現するために、ショップ選びは非常に重要なポイントです。

  • ショップ選びのチェックポイント
  • 日本人スタッフの有無: 初心者や言葉に不安がある方は、日本語対応可能なインストラクターがいるか確認しましょう。安全にかかわる説明を正しく理解するために重要です。
  • 料金に含まれる内容: 表示料金に器材レンタル、ランチ・ドリンク、港までの送迎、国立公園入場料などが含まれるか、追加料金が発生しないかを事前にしっかりチェックします。
  • 少人数制かどうか: ガイド1人あたりのゲスト人数が少ないほど、細やかなケアが可能で安全性が高まります。特に講習の場面では、生徒4人にインストラクター1人が理想的です。
  • 安全管理の体制: 酸素キットや救急セットがボートに常備されているか、緊急時の対応マニュアルが整備されているかをウェブサイトやレビューで確認しましょう。口コミ評価も参考になります。

予約の方法

多くのダイビングショップは公式サイトに予約フォームや問い合わせフォームを設けています。メールのほか、近年ではLINEやFacebookメッセンジャーで手軽に連絡できるショップも増えています。希望する日程、ダイビング経験(ライセンスのランクと潜水本数)、レンタル希望の器材などを伝えて予約を進めましょう。

ステップ4:持ち物リストとパッキング

忘れ物のないよう、準備をしっかり行いましょう。特にダイビング特有のアイテムは念入りに確認してください。

  • 必携アイテム
  • Cカード&ログブック: ライセンス保持者にとって必須。不携帯の場合は潜水不可になります。
  • 水着: 2〜3枚用意しておくと、濡れたものを乾かしながら使えて便利です。
  • 日焼け止め: シミラン諸島など国立公園で使用する際は、必ずサンゴに優しいリーフセーフタイプを選びましょう。
  • サングラス&帽子: タイの日差しは強烈なので、ボート上での紫外線対策は必須です。
  • ラッシュガード: 日焼け防止やクラゲ対策、保温に効果があります。長袖タイプがおすすめです。
  • 防水バッグ: ボートに持ち込む荷物の中で濡らしたくない貴重品や電子機器を入れて保護します。
  • 海外旅行保険証: 病気や怪我、盗難に備えて必ず加入しましょう。ダイビング事故を対象に含む保険が望ましいです。
  • あると便利なアイテム
  • 酔い止め薬: 船酔いしやすい方は、乗船30分〜1時間前に服用すると安心です。
  • 水中カメラ: 美しい海の思い出を撮影しましょう。ショップでレンタル可能なところもあります。
  • 速乾タオル: コンパクトで乾きが早いマイクロファイバータオルは荷物にならず便利です。
  • 羽織るもの: ダイビング後の冷え対策にボート上で使えるパーカーやウィンドブレーカーがあると快適です。
  • 常用薬: 慣れている胃腸薬や頭痛薬、絆創膏なども準備しましょう。

自分の器材について

器材は基本的にレンタル可能ですが、マスク、シュノーケル、フィン、ダイブコンピューターなど自身の体に直接触れるものは、自前のものがあると使い心地が格段に良くなります。特にマスクは顔に合わないと水が漏れてストレスになるため、可能なら実店舗で試着のうえ購入することをおすすめします。

禁止事項と現地のルールの再確認

美しい海を未来に残すため、また安全に楽しむために、ダイバーとして守るべき基本ルールがあります。

  • 禁止・遵守すべきポイント
  • 海の生き物に触れたり餌を与えたりしないこと: 生態系の乱れや生物へのストレスを避けるため、観察にとどめましょう。
  • サンゴを傷つけないこと: フィンで蹴ったり手を触れたりしないように注意し、適切な中性浮力を維持することが大切です。慣れないうちは砂を巻き上げないよう気をつけるだけでも、環境保護に貢献できます。
  • 国立公園の規則を遵守すること: シミラン諸島などでは日焼け止めの成分規制やプラスチック製品の持ち込み制限などがあるため、事前に確認し必ず守りましょう。
  • タイの文化的マナーも尊重すること: ダイビングとは直接関係ありませんが、寺院訪問時には肩や膝を隠す服装を心掛け、王室への敬意を示すなど現地の文化を尊重する姿勢を忘れずに。こうした配慮が旅の質を一層高めてくれます。

もしもの時のために!タイでのトラブルシューティング

楽しい旅行ですが、予期しないトラブルが起こる可能性もゼロではありません。あらかじめ対応策を把握しておくことで、冷静に行動できるようになります。

ダイビング中のトラブル(体調不良、器材のトラブル)

対応策

水中で異変を感じた場合は、決して無理せずに我慢しないでください。「耳抜きがうまくいかない」「気分が悪い」「器材の調子がおかしい」など、些細に思えることでもすぐにバディやガイドにハンドシグナルで知らせましょう。インストラクターやガイドはトラブル対応のために厳しい訓練を受けています。彼らの指示に従うことで、ほとんどの問題は安全に解消できます。自分の体調に正直になることが、安全にダイビングを楽しむための最も重要なポイントです。

減圧症とDANへの登録

ダイビング特有のリスクとして「減圧症」があります。これは、体内に溶け込んだ窒素が急速な浮上などによって泡となり、様々な症状を引き起こす病気です。予防が最も重要ですが、万が一発症した場合には専門的な再圧チャンバー治療が必要となり、多額の医療費がかかる場合もあります。こうした事故に備え、DAN JAPAN(Divers Alert Network Japan)のようなダイバー専門の保険や会員組織に加入することを強くおすすめします。年会費は必要ですが、世界中での治療費補償や医療サポートが受けられるため、安心して潜るための重要な備えとなります。

天候不良によるツアー中止

対応策

安全を第一に考えて、悪天候や海況悪化によりダイビングツアーが中止となる場合があります。これは避けられないものですが、その際の対応はショップによって異なります。全額返金されるのか、別の日程に振り替えになるのか、あるいは返金不可なのかといったキャンセル規定は予約時に必ず確認しておきましょう。万が一ツアーが中止になっても落胆しないよう、他の楽しみ(スパやグルメなど)をあらかじめ考えておくと良いでしょう。

盗難・紛失

対応策

パスポートや貴重品はしっかり管理してください。万が一パスポートを紛失した場合は、直ちに近くの警察署でポリスレポート(紛失・盗難証明書)を発行してもらいます。その後、バンコクの在タイ日本国大使館、またはチェンマイの総領事館でパスポート再発行か「帰国のための渡航書」発行の手続きを行いましょう。クレジットカードを紛失した場合は、すぐにカード会社の緊急連絡先へ電話し利用を停止してもらいます。これらの連絡先は、あらかじめ控えて別の場所に保管しておくことをおすすめします。

緊急連絡先リスト

公式情報の活用

万が一に備え、以下の連絡先をスマートフォンに登録するか、メモして持ち歩きましょう。

  • ツーリストポリス: 1155(観光客向けで英語対応可能)
  • 救急車: 1669
  • 在タイ日本国大使館: +66-2-207-8500 / +66-2-696-3000
  • クレジットカード会社緊急連絡先
  • 海外旅行保険会社のサポートデスク

タイダイビングをもっと楽しむための豆知識

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最後に、ダイビング旅行をもっと快適で楽しいものにするための、ちょっとしたポイントをご紹介します。

お得な両替のコツは?

タイの通貨は「バーツ(THB)」です。日本円からバーツへの両替は、タイ現地で行うほうが断然レートが良いです。空港の両替所はレートがあまり良くないため、到着日に必要最低限の金額(市街地への交通費など)だけ両替し、残りはバンコクや観光地の市内にある両替所を利用するのがおすすめです。「Superrich」という緑やオレンジの看板の両替所は、特にレートが良く知られています。パスポートの提示が必須なので、忘れずに持っていきましょう。

SIMカードとWi-Fiの利用法

タイの空港到着ロビーでは、旅行者向けのSIMカードを簡単に手に入れられます。AIS、dtac、TrueMove Hといった大手通信会社がカウンターを出していて、7日間や15日間の滞在期間に合わせたデータ無制限プランが、だいたい500円~1000円ほどで購入可能です。スタッフがスマホの設定も手伝ってくれるので、とても便利です。加えて、多くのホテルやカフェ、レストランでは無料Wi-Fiが整っているため、通信環境で困ることはほとんどないでしょう。

ダイビング後の楽しみ方

ダイビング後も多彩な楽しみが待っているのがタイの魅力です。疲れた体を癒すタイマッサージは、1時間1000円以下のリーズナブルな場所も多くてまさに至福の時間。食事は、パッタイ(タイ風焼きそば)やグリーンカレー、カオマンガイ(鶏肉ご飯)など、安くて美味しい屋台飯を色々と試してみると楽しいですよ。また、夜にはナイトマーケットでショッピングを楽しみつつ、ローカルな雰囲気を満喫するのもおすすめです。若い旅行者向けに、安くて美味しい屋台ごはんやおしゃれカフェも要チェックです。

環境に配慮したダイバーになるために

私たちが愛する美しい海を未来へと残していくため、環境への気配りは欠かせません。タイの海も、地球温暖化によるサンゴの白化現象やプラスチックごみの問題に直面しています。一人ひとりの行動は小さくとも、その積み重ねが大きな力に変わります。

  • マイボトルやエコバッグを持参する
  • サンゴに優しい日焼け止めを使う
  • 海やビーチにゴミを捨てない(見つけたら積極的に拾う)
  • 節水を心がける

こうしたサステナブルな取り組みは、美しい水中世界への感謝の形でもあります。WWFジャパンの海洋保護活動への関心を持つことも、環境に優しいダイバーになる第一歩です。この記事が、あなたのタイでのダイビング旅行を忘れがたい冒険にするお手伝いとなれば幸いです。それでは、準備を整えて、最高の海へと飛び込みましょう!

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この記事を書いたトラベルライター

「お金がなくても旅はできる!」を信条に、1万円以下で海外を楽しむ術をSNSで発信中。Z世代らしく、旅と節約を両立させる方法を模索してます。

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