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EU、2026年後半からデジタルシェンゲンビザ導入へ!ヨーロッパ旅行がオンラインで完結

ヨーロッパへの旅行を計画している方に朗報です。欧州連合(EU)は、シェンゲン協定加盟国への渡航ビザ申請を完全にオンライン化する「デジタルシェンゲンビザ」制度を、2026年後半から段階的に開始することを正式に発表しました。これにより、面倒だったビザ申請手続きが劇的に簡素化され、ヨーロッパ旅行のハードルが大きく下がることが期待されます。

simvoyageでは、この画期的な新制度について、その背景や旅行者に与える影響を詳しく解説します。

目次

デジタルシェンゲンビザで何が変わる?

現在、日本国籍者は観光目的の短期滞在(90日以内)であればシェンゲンビザは不要ですが、留学や就労など目的によってはビザの取得が必要です。従来の申請プロセスでは、各大使館や領事館のウェブサイトで情報を確認し、多くの書類を準備して、指定された窓口へ直接出向いて申請する必要がありました。

しかし、新しいデジタルシェンゲンビザ制度では、このプロセスが根本から変わります。

  • 統一オンラインプラットフォームの導入

すべての申請は、EUが運営する単一のオンラインプラットフォーム上で行われるようになります。これにより、渡航先の国によって異なる申請方法に悩まされることがなくなります。

  • 申請から支払いまでオンラインで完結

申請書類のアップロード、申請料金の支払い、そして最終的なビザの発給まで、すべてがオンラインで完結。自宅やオフィスから、時間や場所を選ばずに申請手続きを進めることが可能になります。

  • 物理的なビザシールが不要に

パスポートに貼られていたビザシールは廃止され、代わりに暗号署名付きの2Dバーコード(QRコードのようなもの)としてデジタル形式で発行されます。これにより、パスポートを提出・郵送する手間や、紛失・盗難のリスクも低減されます。

デジタル化の背景にある狙い

EUがこの大きな変革に踏み切った背景には、いくつかの重要な目的があります。

旅行者の利便性向上と行政の効率化

最大の目的は、旅行者の利便性を向上させ、加盟国側の行政負担を軽減することです。欧州委員会の統計によると、2023年にはシェンゲンビザの申請件数が1030万件を超え、パンデミック前の水準に回復しつつあります。増え続ける申請を効率的に処理するため、デジタル化は不可欠な手段となっています。統一プラットフォームによって、審査プロセスが標準化され、加盟国間の情報共有もスムーズになります。

国境管理とセキュリティの強化

デジタル化は、EU全体のセキュリティを向上させるための重要な一手でもあります。申請者のデータは安全なデータベースで一元管理され、偽造ビザのリスクを大幅に減少させます。

この動きは、すでに導入が予定されている他の渡航システムと連携するものです。ビザ免除国からの渡航者が対象のETIAS(欧州渡航情報認証制度、2025年半ば導入予定)や、EU域外からの渡航者の出入国情報を記録するEES(出入国システム、2024年後半導入予定)と合わせて、EUは国境管理のデジタル化を強力に推し進めています。これにより、不審な人物の入国を未然に防ぎ、より安全な域内環境の実現を目指しています。現在29カ国が加盟するシェンゲン圏の安全性を、テクノロジーで担保する狙いがあります。

旅行者への影響と予測される未来

この新制度は、私たち旅行者にどのような影響を与えるのでしょうか。

メリット:より手軽でスピーディーなヨーロッパ渡航

最大のメリットは、やはり手続きの簡素化です。大使館へ出向くための時間や交通費が不要になり、複雑な書類準備のストレスからも解放されます。特に、地方にお住まいの方や、多忙なビジネスパーソンにとっては大きな恩恵となるでしょう。審査期間の短縮も期待されており、より計画的に、そして直前の旅行計画も立てやすくなる可能性があります。

注意点:移行期間中の情報収集を

一方で、新しいシステムへの移行期には、一時的な混乱やシステムトラブルが発生する可能性も考慮しておく必要があります。また、デジタル機器の操作に不慣れな方にとっては、オンライン申請が新たなハードルとなるかもしれません。

導入対象国や具体的な申請方法、開始スケジュールといった詳細については、今後数ヶ月以内に発表される予定です。EUの公式サイトや各国大使館からの最新情報を注意深くチェックすることが重要になります。

まとめ:ヨーロッパ旅行の未来がここに

デジタルシェンゲンビザの導入は、単なる手続きのオンライン化にとどまらず、私たちの旅行スタイルそのものを変える可能性を秘めています。より安全で、よりスムーズに、そしてより身近にヨーロッパを旅することができる未来が、すぐそこまで来ています。

simvoyageでは、今後もこの新しいビザ制度に関する最新情報をお届けしていきます。次のヨーロッパ旅行を計画する際は、ぜひこの新しい波にご注目ください。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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